JPH05302473A - サッシ枠取付用躯体周辺枠 - Google Patents

サッシ枠取付用躯体周辺枠

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JPH05302473A
JPH05302473A JP9396792A JP9396792A JPH05302473A JP H05302473 A JPH05302473 A JP H05302473A JP 9396792 A JP9396792 A JP 9396792A JP 9396792 A JP9396792 A JP 9396792A JP H05302473 A JPH05302473 A JP H05302473A
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sash frame
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sash
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Ginichi Shigaraki
銀一 信楽
Kaoru Kouchi
薫 古内
Koshiro Ueda
浩四郎 上田
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Misawa Homes Co Ltd
Shin Nikkei Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
Shin Nikkei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サッシ枠の施工において、充分な水密性が簡
単な工事で容易に確保できるとともに、サッシ枠の交換
も可能とする。 【構成】 壁パネル10の開口部11に躯体周辺枠20が固定
され、この躯体周辺枠20にサッシ枠40が固定される。躯
体周辺枠20は、壁パネル10に対して固定される硬質部21
と、この硬質部21に取り付けられた軟質部とから形成さ
れている。軟質部は、壁パネル10により変形されること
により壁パネル10との水密性を確保する軟質部22C,2
3,27と、サッシ枠40により変形されることによりサッ
シ枠40との水密性を確保する軟質部22D,25とを有して
いる。軟質部22Cには、軟質部22Cと壁パネル10との圧接
を強固なものとするために突条22Fを突出させ、壁パネ
ル10には、突条22Fが収納固定される溝部48を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅等におけるサッシ
枠の取付に使用されるサッシ枠取付用躯体周辺枠に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の住宅等におけるサッシ枠
部分の構造を説明するために示した図である。図4に示
す施工構造においては、住宅の壁を形成するための壁パ
ネル10に設けた開口部11に直接、四角枠状のサッシ
枠40が固定されている。更に詳しくは、内側板12
と、サッシ枠40部分の荷重を支えるとともに、内側板
12を固定した構造材13と、構造材13に固定された
外側板14とからなる壁パネル10に、その室外側から
サッシ枠40が固定されたものである。
【0003】ここでサッシ枠40は、開口部11の内周
面と開口部11の室外側である外側板14とにまたがる
L字状の固定部41を有している。そしてサッシ枠40
の固定部41を開口部11の内面と開口部11の室外側
周面である外側板14との角部に当接させた状態で、ネ
ジあるいは釘等の固定手段42によって、この固定部4
1を貫通するようにして開口部11の内面にある構造材
13に、及び開口部11の室外側周面にある外側板14
を介して構造材13にサッシ枠40が固定されるもので
ある。
【0004】更に図4に示した実施例では、サッシ枠4
0の室外側から外側板14にかけて、モルタル等で形成
されるサイディング17が設けられているとともに、こ
のサイディング17とサッシ枠40との間には、そのサ
ッシ枠40端部の部分から雨水が浸入しないようにコー
キング18が施されている。なお通常は、サッシ枠40
の室外側及び外側板14の室外面には図示しない防水シ
ートが設けられ、かつこの防水シートの室外側にサイデ
ィング17が施されるものである。
【0005】従って、図4に構造が示された従来のサッ
シ枠40部分の施工は、まず、壁パネル10に設けた開
口部11に直接、四角枠状のサッシ枠40が固定され、
その後、サイディング17が施されるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のサッシ枠部分の
水密構造は、上記のように、サッシ枠40を構造材13
に固定した後に、サッシ枠40の室外側及び外側板14
の室外面に防水シートをかぶせ、この状態でサイディン
グ17の施工を行っていくものであった。しかしなが
ら、このような防水シートをかぶせてのサイディング1
7の施工は一般に煩わしいものであった。また、施工後
にサッシ枠40を交換しようとする場合には、サイディ
ング17を壊した後にサッシ枠40の交換を行い、更に
その後あらためてサイディング17を施さなければなら
ないこととなっていた。
【0007】本願の発明は、かかる課題を解決するため
になされたものであり、サッシ枠の施工において、充分
な水密性が簡単な工事で容易に確保できるようにすると
ともに、施工後においてもサッシ枠のみを容易に交換可
能なサッシ枠取付用躯体周辺枠を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は、サッシ枠を取り付けるために開口部を
設けた壁パネルに固定されるサッシ枠取付用躯体周辺枠
であって、壁パネルに固定するための部分である硬質部
と、この硬質部に一体に取り付けられた軟質部とから形
成され、硬質部を帯板状の部材にて形成し、軟質部をこ
の帯板状の部材の一方面及び両幅面を覆うように形成す
るとともに、この一方面に設けた軟質部を壁パネルの開
口部に圧接する壁パネル側軟質部とし、かつ、この硬質
部の幅方向の室内側に設けた軟質部である室内側軟質部
を壁パネル側軟質部に連続させて設けるとともに、室外
側に設けた軟質部を壁パネルとサッシ枠との間で圧縮さ
れる膨張部とこの膨張部先端から硬質部の断面形状に対
して傾斜するようにして設けられた室外側軟質部とから
形成するとともに、これら両軟質部を壁パネル側軟質部
に一体に形成し、更に室外側軟質部の傾斜上方をサッシ
枠に圧接するサッシ枠外側鍔部とし、傾斜下方を壁パネ
ルに圧接する構造材外側鍔部として形成し、この構造材
外側鍔部と壁パネルとの圧接を強固なものとするために
構造材外側鍔部から壁パネル方向に鍔部固定用突条を突
出させるとともに、壁パネルにこの鍔部固定用突条が収
納固定される突条収納用溝部を設けたことを特徴とす
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図示例に従って説明
する。まず図1に従って、本発明の概略を説明する。こ
こで図1は、本発明の実施例の躯体周辺枠を説明するた
めの斜視図である。またこの説明にあたって、従来例と
同一あるいは近似した部分は、同一の名称を付するとと
もに同一の符号を付して説明する。
【0010】本発明は、室内と室外とを隔てる壁パネル
10に設けた開口部11の周囲の構造材13に対して躯
体周辺枠20を固定し、その後サッシ枠40をこの躯体
周辺枠20に対して室内側から挿入し、更にこのサッシ
枠40を躯体周辺枠20に直接固定するか、あるいは躯
体周辺枠20を介して構造材13に固定するものであ
る。またサッシ枠40の内周には窓枠60が開閉自在に
軸支してある。
【0011】図2及び図3は、本発明の実施例に係る躯
体周辺枠20を説明するための平面断面概略図である。
このうち、図2はサッシ枠40を取り付けていない状態
の図で、図3は、サッシ枠40を取り付けた状態の図で
ある。そして、図2及び図3とも、開口部11の側辺部
分の構造を例として説明している。また、図2及び図3
において、紙面上方が室外側,下方が室内側になってい
る。
【0012】ここで、壁パネル10は、内側板12と、
サッシ枠40の部分の荷重を支えるとともに、内側板1
2を固定する構造材13と、構造材13の室外側に固定
された外側板14とからなっている。またこの壁パネル
10には、躯体周辺枠20及びサッシ枠40を固定する
ための開口部11が開設してある。更にここで、構造材
13は開口部11の周囲全体に四角枠状に設けられてい
る。またここで、以下の説明の便宜のため、壁パネル1
0の開口部11の内面である構造材13表面をサッシ枠
側面10Aとし、外側板14の室外側を室外面10Bと
し、かつサッシ枠側面10Aと室外面10Bとの間を角
部10Cとする。
【0013】また、この壁パネル10の開口部11の内
周面に躯体周辺枠20が固定され、かつこの躯体周辺枠
20の内周面にはサッシ枠40が固定されるものであ
る。本実施例の躯体周辺枠20は、図2及び図3からは
明らかでないが、全体が帯状に形成され、図2及び図3
にはその側辺の断面形状が示されている。次に、この躯
体周辺枠20について更に詳しく説明する。
【0014】躯体周辺枠20は、硬質部21と軟質部2
2,23,25,27とから構成され、全体形状が縦部
分と斜部分とからなる断面裏イ字状の帯状体として形成
されている。ここで硬質部21は、壁パネル10に対し
て固定される部分であり、躯体周辺枠20全体のうちの
縦部分であってサッシ枠40側に面するように形成され
ている。また、この硬質部21は、全体が長い帯板状に
形成されており、硬質部21の板厚は、上記縦部分の板
厚のほぼ半分に形成されている。
【0015】また、この帯板状の硬質部21は、その幅
方向を部屋の内外方向に向けて配置された状態で、この
硬質部21が前記構造材13のサッシ枠側面10Aにネ
ジ止め若しくは釘打ち等の方法により固定できるように
形成されており、これにより、躯体周辺枠20全体が壁
パネル10の構造材13に保持されるものである。次に
軟質部22,23,25,27について更に詳しく説明
する。
【0016】上記のように形成された硬質部21の構造
材13側の面及び両幅面を覆うために、硬質部21に設
けたものが軟質部27,23,25である。即ち、硬質
部21の構造材13側の面には、壁パネル10の開口部
11に圧接させる壁パネル側軟質部27を設けるととも
に、硬質部21の幅方向の室内側に室内側軟質部23を
壁パネル側軟質部27に連続させて設け、更に硬質部2
1の幅方向の反室内側に壁パネル10とサッシ枠40と
の間で圧縮される膨張部25を設けている。
【0017】そして更に、この膨張部25先端から硬質
部21の断面形状に対して傾斜するようにして設けられ
た帯板状の室外側軟質部22を壁パネル側軟質部27に
一体に形成させ、室外側軟質部22の傾斜上方をサッシ
枠40に圧接するサッシ枠外側鍔部22Dとし、傾斜下
方を壁パネル10に圧接する構造材外側鍔部22Cとし
て形成させている。
【0018】一方、躯体周辺枠20の室外側軟質部22
が圧接する壁パネル10の室外側面10Bには、室外側
軟質部22と壁パネル10との圧接を強固なものとする
ために、突条収納用溝部48が室外側面10Bから室内
方向に設けられている。また、この突条収納用溝部48
に収納可能な帯板状の鍔部固定用突条22Fを上記構造
材外側鍔部22Cから室内側に向かって突設させてい
る。この鍔部固定用突条22Fは、構造材外側鍔部22
Cの長手方向に連続かつ一体に形成され、更に上記鍔部
固定用突条22Fの突出方向と直角な方向に突設させた
鍔状の帯板を複数枚有している。
【0019】なお、上記突条収納用溝部48の溝の幅
は、鍔部固定用突条22Fが突条収納用溝部48から抜
けないように鍔部固定用突条22F全体の厚みよりも小
さく形成されている。即ち、鍔部固定用突条22Fは、
自ら有する弾発力によって突条収納用溝部48内に保持
されるものである。この場合において、鍔部固定用突条
22Fに上記鍔状の帯板を適切枚数設けることによって
適切な弾発力が得られ、突条収納用溝部48内に強固に
保持されるようになる。
【0020】壁パネル側軟質部27は、硬質部21と同
様に帯板状に形成されるとともに、硬質部21とほぼ同
じ板厚を有している。膨張部25は、硬質部21の板厚
よりも大きい幅の帯板状に形成され、図2に示すように
サッシ枠40側に丸みを帯びて膨らんだ形状になってお
り、壁パネル10とサッシ枠40との間に挟まれること
によって収縮させられる部分である。また、この膨張部
25は、壁パネル10とサッシ枠40との間に挟まれる
ことによって収縮しやすくするために、膨張部25の内
部の長手方向に沿って断面がほぼ楕円状の空隙25Aを
形成させている。
【0021】次に、図2及び図3を使用して、構造材1
3に躯体周辺枠20を固定し、更にこの躯体周辺枠20
にサッシ枠40を固定した状態について説明する。まず
最初に、壁パネル10の構造材13に躯体周辺枠20を
固定する場合について説明する。このときには、図2に
示すように、躯体周辺枠20を、壁パネル10のサッシ
枠側面10A及び室外面10Bとにまたがった角部10
Cに位置させる。またこの際、壁パネル10の角部10
Cには、躯体周辺枠20の膨張部25の構造材13側の
面と構造材外側鍔部22C付近が当接するようにする。
また、壁パネル10に設けた突条収納用溝部48には、
前述した構造材外側鍔部22Cの鍔部固定用突条22F
を押し込む。
【0022】このような状態で躯体周辺枠20を壁パネ
ル10のサッシ枠側面10A及び室外面10Bとに押し
つけながら、壁パネル側軟質部27及び硬質部21とか
らなる躯体周辺枠20の縦部分を壁パネル10のサッシ
枠側面10Aから構造材13にネジ止め若しくは釘打ち
等の方法によって固定する。すると、躯体周辺枠20の
膨張部25の構造材13側の面付近が壁パネル10の角
部10Cに圧接されるとともに、構造材外側鍔部22C
の鍔部固定用突条22Fが自らの弾発力によって突条収
納用溝部48内に保持されるので、構造材外側鍔部22
Cが構造材13の室外面10Bに強固に圧接させられ
る。
【0023】そして更に、壁パネル側軟質部27及び室
内側軟質部23が壁パネル10のサッシ枠側面10Aに
圧接させられる。その結果、躯体周辺枠20と壁パネル
10との間の水密に関しては、室外側軟質部22の構造
材外側鍔部22Cと壁パネル側軟質部27及び室内側軟
質部23とによって確保されている。この場合、特に、
構造材外側鍔部22Cが構造材13の室外面10Bに強
固に圧接しているので、水密がより十分に確保されるこ
ととなる。
【0024】次に、このように壁パネル10に固定され
た躯体周辺枠20に、サッシ枠40を固定する場合につ
いて説明する。このときには、躯体周辺枠20によって
形成された四角形状の開口部11の室内側から、サッシ
枠40を開口部11内に差し込むことによって固定を行
う。更に具体的には、図2及び図3に示すように、サッ
シ枠40の室外側の角部を躯体周辺枠20の硬質部21
の反構造材13側の面に当接させ、更にその状態でサッ
シ枠40を室外側に押し込む。
【0025】すると、サッシ枠40の周面である押圧面
41Aが硬質部21の反構造材13側の面を経て、やが
て膨張部25に達することとなる。この状態から更にサ
ッシ枠40を室外側に押し込むと、サッシ枠40の室外
側の角部及び押圧面41Aによって膨張部25を壁パネ
ル10側に収縮させながら、やがてサッシ枠40の室外
側先端が室外側軟質部22のサッシ枠外側鍔部22Dに
達することとなる。そして、この状態から更にサッシ枠
40を室外側に押し込むと、サッシ枠40の室外側の角
部及び押圧面41Aによって室外側軟質部22のサッシ
枠外側鍔部22Dを壁パネル10側に変形させながらサ
ッシ枠40が開口部11内に差し込まれることとなる。
【0026】このようにして、壁パネル10の開口部1
1に固定した躯体周辺枠20の所定位置までサッシ枠4
0が押し込まれると、躯体周辺枠20とサッシ枠40と
の関係が、図3に示したような位置となる。このような
状態になると、躯体周辺枠20とサッシ枠40との水密
は、室外側にあっては、サッシ枠40の押圧面41Aと
室外側軟質部22のサッシ枠外側鍔部22D及び膨張部
25とによって各々確保されるものである。この場合、
特に、膨張部25が壁パネル10側に収縮させられると
きに、膨張部25に設けた空隙25Aが膨張部25の収
縮割合を増加させ、膨張部25のより一層の弾性が担保
されることとなる。従って、躯体周辺枠20とサッシ枠
40との水密がより一層確保されることとなる。
【0027】なお詳細な図示は省略するものの、図3に
示した状態とした後に、サッシ枠40は、図示しないネ
ジ等によって、躯体周辺枠20を介して構造材13に固
定することもできる。またこのように、構造材13に躯
体周辺枠20を固定し、更にこの躯体周辺枠20にサッ
シ枠40を固定した後には、図3に示すように、断熱材
等の中間部材17Aを介してサイディング17が壁パネ
ル10に固定されるものである。またこの際、サイディ
ング17と躯体周辺枠20との水密性は、上記室外側軟
質部22のサッシ枠外側鍔部22Dとサイディング17
との間に、従来と同様のコーキング18を施すことによ
って確保される。また図示を省略するものの、躯体周辺
枠20の室内側には、例えば木枠等を設けて、体裁を向
上させることもできる。
【0028】一旦施工したサッシ枠40を交換する際に
は、前述したサッシ枠40が躯体周辺枠20のみに固定
されていることから、サッシ枠40を躯体周辺枠20か
ら室内側に抜き取り、その後前述したと同様な手順によ
って室内側から新たなサッシ枠40を躯体周辺枠20に
差し込んで固定することによって交換が行える。上述の
ように本実施例の躯体周辺枠20によれば、躯体周辺枠
20の壁パネル10への取り付け及び躯体周辺枠20へ
のサッシ枠40の取り付けのみによって、躯体周辺枠2
0の室外側軟質部22、膨張部25、壁パネル側軟質部
27及び室内側軟質部23が変形し、この変形によって
水密性が確保されるので、従来のような複雑な防水処理
が不要になり、躯体周辺枠20の施工のみによって、充
分な水密構造が達成されることになる。特に、構造材外
側鍔部22Cに弾発力を有する鍔部固定用突条22Fを
設け、その弾発力によって鍔部固定用突条22Fが突条
収納用溝部48内に保持されることとなるので、構造材
外側鍔部22Cが構造材13の室外面10Bに強固に圧
接させられる。即ち、躯体周辺枠20と壁パネル10の
室外面10Bとの水密性が十分に確保されることとな
る。
【0029】そして更に、壁パネル側軟質部27及び室
内側軟質部23が壁パネル10のサッシ枠側面10Aに
圧接させられる。また、躯体周辺枠20に収縮可能な膨
張部25を設けたことによって、躯体周辺枠20とサッ
シ枠40との水密性が十分に確保することができる。更
に、躯体周辺枠20が、壁パネル10のサッシ枠側面1
0Aに沿って密着するように形成した壁パネル側軟質部
27と室内側軟質部23とによって、躯体周辺枠20と
壁パネル10との間の水密性を十分に確保することがで
きる。
【0030】また、サッシ枠40の取り付け及び交換が
容易に行えるとともに、いずれも室内側から行えるの
で、安全な施工が行えるものである。なお、上記室外側
軟質部22、膨張部25及び構造材外側補助鍔部22E
の材料としては、塩化ビニール,ウレタン又はゴム等が
採用できる。硬質部21としては、硬質プラスチックは
もとより、アルミ又はアルミ合金等が使用できるが、こ
れらに限られるものではない。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るサ
ッシ枠取付用躯体周辺枠によれば、サッシ枠部分の施工
において、充分な水密性が簡単な工事で容易に確保でき
るようにするとともに、施工後においてもサッシ枠のみ
を容易に交換可能なものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の躯体周辺枠を説明するための
斜視図である。
【図2】本発明の実施例の躯体周辺枠を説明するための
平面断面概略図で、サッシ枠を取り付けていない状態の
図である。
【図3】本発明の実施例の躯体周辺枠を説明するための
平面断面概略図で、サッシ枠を取り付けた状態の図であ
る。
【図4】従来の住宅等におけるサッシ枠部分の構造を説
明するための図である。
【符号の説明】
10 壁パネル 10A サッ
シ枠側面 10B 室外面 10C 角部 11 開口部 12 内側
板 13 構造材 14 外側
板 17 サイディング 17A 中間
部材 18 コーキング 20 躯体周辺枠 21 硬質
部 22 室外側軟質部 22C 構造
材外側鍔部 22D サッシ枠外側鍔部 22F 鍔部
固定用突条 23 室内側軟質部 25 膨張
部 25A 空隙 27 壁パ
ネル側軟質部 40 サッシ枠 41 固定
部 41A 押圧面 48 突条
収納用溝部 60 窓枠
フロントページの続き (72)発明者 上田 浩四郎 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日軽 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッシ枠を取り付けるために開口部を設
    けた壁パネルに固定されるサッシ枠取付用躯体周辺枠で
    あって、壁パネルに固定するための部分である硬質部
    と、この硬質部に一体に取り付けられた軟質部とから形
    成され、硬質部を帯板状の部材にて形成し、軟質部をこ
    の帯板状の部材の一方面及び両幅面を覆うように形成す
    るとともに、この一方面に設けた軟質部を壁パネルの開
    口部に圧接する壁パネル側軟質部とし、かつ、この硬質
    部の幅方向の室内側に設けた軟質部である室内側軟質部
    を壁パネル側軟質部に連続させて設けるとともに、室外
    側に設けた軟質部を壁パネルとサッシ枠との間で圧縮さ
    れる膨張部とこの膨張部先端から硬質部の断面形状に対
    して傾斜するようにして設けられた室外側軟質部とから
    形成するとともに、これら両軟質部を壁パネル側軟質部
    に一体に形成し、更に室外側軟質部の傾斜上方をサッシ
    枠に圧接するサッシ枠外側鍔部とし、傾斜下方を壁パネ
    ルに圧接する構造材外側鍔部として形成し、この構造材
    外側鍔部と壁パネルとの圧接を強固なものとするために
    構造材外側鍔部から壁パネル方向に鍔部固定用突条を突
    出させるとともに、壁パネルにこの鍔部固定用突条が収
    納固定される突条収納用溝部を設けたことを特徴とする
    サッシ枠取付用躯体周辺枠。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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