JPH0530240U - パワーシヨベルの油圧管取付構造 - Google Patents

パワーシヨベルの油圧管取付構造

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JPH0530240U
JPH0530240U JP3935791U JP3935791U JPH0530240U JP H0530240 U JPH0530240 U JP H0530240U JP 3935791 U JP3935791 U JP 3935791U JP 3935791 U JP3935791 U JP 3935791U JP H0530240 U JPH0530240 U JP H0530240U
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hydraulic pipe
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尚志 布野
武 平井
久雄 永田
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新キヤタピラー三菱株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ブームの背面に沿って設けた複数本の油圧パイ
プと油圧ホースをブームやアームが移動して油漏れがな
い装置を提供する。 【構成】ブーム背面に複数の油圧パイプ13と油圧ホー
ス12をクッション材22,23を介して長手方向に移
動できるように支持したパワーショベルの油圧管取付構

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はパワーショベル等に採用できる油圧管の取付構造に関し、さらに詳し くはブームの背面に沿設した油圧管の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
本考案の実施例を示す図1及び図2を利用してパワーショベルPの全体構成を 説明するに、パワーショベルPは、旋回軸芯Sを中心にして旋回自在に設けられ たスイングフレーム1の前側にブーム取付部2が設けられ、このブーム取付部2 に固定した上下方向のボス3aに回動自在に嵌合するサポートピン3の上下には スイングポスト4が固定されるが、このスイングポスト4は、その上方側にブー ム5の下端が枢支連結されると共に、その前方側にブームシリンダ6の下端が枢 支連結されている。また、スイングフレーム1にはブーム5よりも左側に位置す るコントロールバルブ7(図2)が設置されるが、このコントロールバルブ7に それぞれ一端が連結された複数本からなるバルブ側油圧ホース9はブーム取付部 2を通つてスイングポスト4の右側に延長され、その他端がスイングポスト4の 右側に設けたL字形ジヨイント10の一端に接続されている。このL字形ジヨイ ント10の他端にはブーム側油圧ホース11、アーム側油圧ホース12、バケツ ト側油圧パイプ13の一端が夫々接続され、そのブーム側油圧ホース11の他端 はブームシリンダ6、アーム側油圧ホース12の他端はアームシリンダ14、ま たバケツト側油圧パイプ13の他端はバケツトシリンダ15に夫々接続される構 造になつている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、上述したL字形ジヨイント10から上方に向けて延びるアーム側油 圧ホース12、バケツト側油圧パイプ13はブーム背面板5aの外側に沿つて配 設されるが、従来ではこれらバケツト側油圧ホース12、アーム側パイプ13の 前側、後側を問わず取付部によりブーム背面板5aに強固に固定されているので 掘削力によるブーム5の伸長、あるいは持ち上げ力によるブーム5の曲げ等の弾 性限界内のしなりにより、配管接続部の油漏れなどのトラブラが発生するという 問題があつた。
【0004】 また、従来の取付部では、強固に固定できる鋼管からなる油圧パイプと、強固 に固定できない合成樹脂等の弾性材料からなる油圧ホースとを、ともに一緒に固 定できないという欠点を余儀なくされていた。 本考案と同様に油圧配管を可動装置に支持する構造は特公平 1-37633号公報で 提案されている。この装置は配管を支持するブロックをブームやアームに設けた ブラケットに開けた穴にルーズに支持した構成のものである。確かにこの構造の 装置はブームやアームの如き可動装置に対して配管を移動可能に支持できる点に おいて有効な装置である。しかし、この装置は大型の配管把持用のブロックや特 殊構造のブラケットを必要とする関係でかなり複雑な装置になる上に、大型のも のとなり、本考案の目的とする小型建設機械や土木機械等に利用し難いものであ る。
【0005】 そこで、本考案は上述した従来の実情に鑑み、その問題点を解消すべく創案さ れたものであつて、ブーム背面板に沿設する油圧配管を、前側を強固、後側を長 手方向に沿い移動自在に支持することにより、ブームのしなりに対し配管接続部 に作用する負荷を最小限にできるパワーショベルの油圧管取付構造を提供するこ とを目的として実施するものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案は、アームシリンダに接続する油圧ホースとバケツ トシリンダに接続する油圧パイプをブーム背面板に沿設したパワーショベルであ つて、ブーム背面板に設ける取付部を、油圧パイプを強固に固定する前側の取付 部と、該パイプおよび油圧ホースをクツシヨン材を介して長手方向に移動自在に 支持する後側の取付部とから構成したものである。
【0007】
【作 用】
したがつて、アームシリンダ14に接続するアーム側油圧ホース12とバケツ トシリンダ15に接続するバケツト側油圧パイプ13を、ブーム背面板5aに沿 つて配設したパワーショベルPであつても、このブーム背面板5aに設ける取付 部をアーム側油圧パイプ13を強固に固定する前側の取付部20と、該パイプ1 3の後方およびアーム側油圧ホース12をクツシヨン材22、23を介して長手 方向に移動自在に支持する後側の取付部21とから構成することにより、掘削力 あるいは持ち上げ力によつて発生するブーム5のしなりによる配管接続部に作用 する負荷が最小限となり、配管接続部の油漏れなどのトラブラが解消される。
【0008】 また、後側の取付部21では、鋼管からなる油圧パイプと、合成樹脂からなる 油圧ホースとが同時にクツシヨン材22、23を介して固定されるので、従来の 取付部のように鋼管の油圧パイプと合成樹脂の油圧ホースとが一緒に固定できな いという欠点が解消される。
【0009】
【実 施 例】
以下、本考案を一実施例として示す図面について説明する。図1の如く、パワ ーショベルPは、上下方向の旋回軸芯Sを中心にして旋回するスイングフレーム 1が装備され、このスイングフレーム1の前側に設けたブーム取付部2には、上 下方向のサポートピン3が嵌合するボス3aが固定されている。上記サポートピ ン3の上下に該軸芯を中心にして旋回可能に取付けられたスイングポスト4は、 その上方にブーム5の下端が枢支連結されると共に、その前方にはブームシリン ダ6の下端が枢支連結されている。また、スイングフレーム1の下方には左右一 対のクローラ16からなる走行装置を装備されているが、ブーム5の先端に基端 側が枢支連結されたアーム17の先端側にはバケツト19の基端側が枢支連結さ れている。
【0010】 上記ブームシリンダ6の上端はブーム前面板5bに固着された下側取付板24 に枢支連結されているが、ブーム背面板5aに固着された上側取付板25に後端 が枢支連結されたアームシリンダ14の前端はアーム17の基端側に枢支連結さ れると共に、アーム17の上面に一端が枢支連結されたバケツトシリンダ15の 他端はバケツト19の基端側に枢支連結されている。
【0011】 図2の如く スイングフレーム1にはブーム5よりも左側に位置するコントロ ールバルブ7が設置されるが、このコントロールバルブ7にそれぞれ一端が連結 された複数本からなるバルブ側油圧ホース9は、ブーム取付部2の内部の空間を 通つてスイングポスト4の右側に延長され、その他端がこのスイングポスト4の 右側に設けたL字形ジヨイント10の一端に接続されている。
【0012】 図3の如く、L字形ジヨイント10の他端にはブーム側油圧ホース11、アー ム側油圧ホース12、バケツト側油圧パイプ13の一端が夫々接続されるが、そ のブーム側油圧ホース11の他端はブームシリンダ6、アーム側油圧ホース12 の他端はアームシリンダ14、また鋼管からなるバケツト側油圧パイプ13の他 端は大きく湾曲するバケツト側油圧ホース29を経由してバケツトシリンダ15 に夫々接続されている。
【0013】 また、上記アーム側油圧ホース12およびバケツト側油圧パイプ13は、図4 〜図5の如くブーム背面板5aに沿つて後側(下方)から前側(上方)に向けて 配管されるが、このブーム背面板5aには、バケツト側油圧パイプ13を強固に 固定する前側(上方)の取付部20と、バケツト側油圧パイプ13の後方および アーム側油圧ホース12を下方側のクツシヨン材22と上方側のクツシヨン材2 3とを介して長手方向に移動自在に支持する後側(下方)の取付部21とが設け られている。
【0014】 前側の取付部20は、図4にその詳細を示す如く、ブーム背面板5aに固着さ れる取付座20a、この取付座20aに下端が固着された左右一対の取付ボルト 20b、この取付ボルト20bに取付孔が嵌合しバケツト側油圧パイプ13を締 付け固定する左右一対の片側固定具20c、および取付ボルト20bに螺合する ナツト20dとから構成されている。
【0015】 また、後側の取付部21は、図5にその詳細を示す如く、ブーム背面板5aに 固着される取付座21a、この取付座20aに下端が固着された左右一対の取付 ボルト21b、この取付ボルト21bに左右両側に設けた取付孔が夫々嵌合する 取付板21c、および取付ボルト21bに螺合するナツト21dとから構成され ているが、取付板21cの下方には各取付ボルト21bを中心とする左右両側で バケツト側油圧パイプ13とアーム側油圧ホース12とを締付け固定する上側の クツシヨン材23が夫々左右両側に固定されると共に、取付座21aの上面には 各取付ボルト21bの基端側外径に嵌合するバカ孔を備え且つ板状に形成された 下側のクツシヨン材22が重合配設されている。
【0016】 図6および図7の如く、ブームシリンダ6の上端が枢支連結される下側取付板 24、およびアームシリンダ14の後端が枢支連結される上側取付板25が固着 されるブーム5の湾曲部26に最も応力が集中して歪みが発生するが、この湾曲 部26内には、ブーム前面板5bに沿つて溶接される補強座27aを有し断面が クランク状に形成したデスタンスプレート27を、ブーム背面板5aを固着する 以前に、その補強座27aをブーム前面板5bに、その両端面27bをブーム側 面板5cの内側に溶接することにより、外観を損なうことなくブーム湾曲部26 の強度が向上される。上記下側取付板24は、左右の補強座27aと対応する位 置に設けてあり、ブーム前面板5bに加わる力をこの補強座27aおよび両端面 27bを介して側面板5cでも受け止める構造ともなつており、効果的に応力を 分散負担する構造となっている。
【0017】
【考案の効果】
以上に説明してきたように本考案は、アームシリンダに接続する油圧ホースと バケツトシリンダに接続する油圧パイプを、ブーム背面板に沿つて配設したパワ ーショベルであつても、このブーム背面に設ける取付部を、油圧パイプを強固に 固定する前側の取付部と、該パイプの後方および油圧ホースをクツシヨン材を介 して長手方向に移動自在に支持する後側の取付部とから構成することによつて、 掘削力あるいは持ち上げ力によつて発生するブームのしなりによる配管接続部に 作用する負荷が最小限となるので、配管接続部の油漏れなどのトラブラを解消で きる。
【0018】 しかも、後側の取付部では、鋼管の油圧パイプと、合成樹脂の油圧ホースとが 同時にクツシヨン材を介して一緒に固定できるので、従来の取付部のように鋼管 の油圧パイプと合成樹脂の油圧ホースとが一緒に固定できないという欠点を解消 できる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】パワーショベルの全体を示す側面図である。
【図2】ブームおよびキヤビンを外した状態で示すパワ
ーショベルの平面図である。
【図3】ブームからアームに延びる配管を示す要部の側
面図である。
【図4】図3のB−B矢視断面図である。
【図5】図3のA−A矢視断面図である。
【図6】補強座を示す要部の縦断側面図である。
【図7】補強座を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
5 ブーム 5a ブーム背面板 5b ブーム前
面板 5c ブーム側面板 12 アーム側油圧ホ
ース 13バケツト側油圧パイプ 14アームシリ
ンダ 15 バケツトシリンダ 20 前側の取付
部 21後側の取付部 22 下側のクツシヨン材
23 上側のクツシヨン材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームシリンダに接続する油圧ホースと
    バケツトシリンダに接続する油圧パイプとをブーム背面
    板に沿設したパワーショベルであつて、ブーム背面板に
    設ける取付部を、油圧パイプを強固に固定する前側の取
    付部と、該パイプの後方および油圧ホースをクツシヨン
    材を介して長手方向に移動自在に支持する後側の取付部
    とから構成してなるパワーショベルの油圧管取付構造。
JP3935791U 1991-05-29 1991-05-29 パワーショベルの油圧管取付構造 Expired - Lifetime JP2524229Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013209862A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Kubota Corp 作業機の作業装置

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