JPH05302093A - 潤滑油組成物 - Google Patents

潤滑油組成物

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JPH05302093A
JPH05302093A JP4109902A JP10990292A JPH05302093A JP H05302093 A JPH05302093 A JP H05302093A JP 4109902 A JP4109902 A JP 4109902A JP 10990292 A JP10990292 A JP 10990292A JP H05302093 A JPH05302093 A JP H05302093A
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JP
Japan
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acid
oil
group
ester
lubricating oil
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Application number
JP4109902A
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English (en)
Inventor
Takehisa Sato
剛久 佐藤
Toshiaki Kuribayashi
利明 栗林
Taisei Ueda
大成 上田
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
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Publication of JPH05302093A publication Critical patent/JPH05302093A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の潤滑油組成物は、潤滑油基油に、下
式で示されるフォスフォネート系添加剤を0.05重量
%〜10重量%添加し、無酸素雰囲気下で使用されるこ
とを特徴とする。 【化1】 (式中、R1、またR2はアルキル基、アラルキル基、ア
リール基、ヒドロキシアルキル基から選ばれ、これらは
置換基を有していてももよく、また2個のR2は同一で
も異なっていてもよい。) 【効果】 本発明の潤滑油組成物は、無酸素雰囲気下に
おいて優れた耐摩耗性を示し、特にR134aを冷媒と
する冷凍機油用として適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空下、窒素雰囲気
下、冷媒雰囲気下等の無酸素系、密閉系で使用される潤
滑油組成物であって、耐摩耗性に優れた潤滑油組成物に
関し、特に冷凍機用として使用する場合、冷媒との相溶
性に優れた潤滑油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、冷凍機においては、従来、冷媒
として従来R11(CCl3F)、R12(CCl2F2)、R123 (CF
3CHCl2)、R22(CHClF2)等の塩素含有冷媒が使用され
ているが、環境問題から代替フロンの開発が緊急化し、
最近、1.1.1.2-テトラフルオロエタン(R134a) 等の非
塩素系弗素含有冷媒が注目されはじめている。しかしな
がら、従来の塩素含有冷媒にあってはそれ自体が耐摩耗
性を有することもあり、その耐摩耗性について格別の考
慮を払う必要はなかったが、非塩素系弗素含有冷媒にあ
っては耐摩耗性がなく、耐摩耗性の向上が要求されてい
る。
【0003】そこで、冷凍機用潤滑油として、トリクレ
ジルフォスフェート等の耐摩耗剤を添加することが知ら
れているが、実際に冷媒中で運転されるとその耐摩耗性
を充分発揮しえないという問題を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、冷凍機用潤
滑油、ビスカスカップリング用潤滑油、ギヤ油、メカニ
カルブースターポンプ油、ショックアブソーバー油、タ
ーボ分子ポンプの軸受油、ベルトテンショナー油等の無
酸素雰囲気下で使用される耐摩耗性に優れた潤滑油組成
物の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の潤滑油組成物
は、潤滑油基油に、下式で示されるフォスフォネート系
添加剤を0.05重量%〜10重量%添加し、無酸素雰
囲気下で使用されるものであることを特徴とする。
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R1、またR2はアルキル基、アラ
ルキル基、アリール基、ヒドロキシアルキル基から選ば
れ、これらは置換基を有していてももよく、また2個の
2は同一でも異なっていてもよい。) 上式におけるR1、またR2は、置換基としてヒドロキシ
基、アシル基、アルコキシカルボニル基、グリシジロキ
シカルボニル基等を有していてもよく、好ましい置換基
としてはヒドロキシ基、アシル基、アルコキシカルボニ
ル基、グリシジロキシカルボニル基である。
【0008】このようなフォスフォネート系添加剤とし
ては、具体的にはメチルホスホン酸ジオクチル、ヒドロ
キシメチルホスホン酸ジオクチル、3−ジエチルホスホ
ノプロピオン酸エチル、o,o−ジブチルホスホノ−2
−メチルプロピオン酸グリシジルエステル、フェニルホ
スホン酸ジオクチル、フェニルホスホン酸ジエチル、
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホス
ホン酸ジエチル等が挙げられる。
【0009】また、このフォスフォネート系添加剤を冷
凍機油用とする場合には、上記一般式中のR2 が炭素数
12以下のアルキル基のフォスフォネート系添加剤であ
るのが好ましく、このようなフォスフォネート系添加剤
は、R134a冷媒との相溶性がよく、特に冷凍機油用
添加剤として適している。これらの燐系添加剤は単独で
も、また混合して使用してもよい。本発明におけるフォ
スフォネート系添加剤は、後述する鉱油及び/又は合成
油に対して0.05重量%〜10重量%の割合で使用さ
れる。5重量%を越えると金属の腐食等の問題が生じ
る。
【0010】本発明の潤滑油組成物における潤滑油基油
について説明する。潤滑油基油としては、鉱油及び/又
は合成油を挙げることができる。鉱油としては、溶剤精
製または水添精製による60ニュートラル油、100ニ
ュートラル油、150ニュートラル油、300ニュート
ラル油、500ニュートラル油等及びこれらの基油から
ワックス分を除くことにより低温流動性を改善した低流
動点基油等があり、これらを単独または適当な割合で混
合して用いることができる。
【0011】また、合成潤滑油としてはポリオールエス
テル、ポリオレフィン、ジアルキルベンゼン、ポリアル
キレングリコール類、アルキルジフェニルエーテル、シ
リコーン油等が挙げられる。
【0012】ポリオールエステルとしては、下記の種類
の有機カルボン酸エステルが挙げられる。 (1)まず、脂肪族多価アルコールと直鎖状又は分岐状
の脂肪酸とのポリエステル類がある。
【0013】このポリエステル類を形成する脂肪族多価
アルコールとしては、トリメチロールプロパン、ジトリ
メチロールプロパン、トリメチロールエタン、ジトリメ
チロールエタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリ
スリトール、トリペンタエリスリトール等があり、また
脂肪酸としては炭素数3〜12のものを使用することが
でき、好ましい脂肪酸はプロピオン酸、酪酸、吉草酸、
ヘキサン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ドデカ
ン酸、イソ吉草酸、ネオペンタン酸、2−メチル酪酸、
2−エチル酪酸、2−メチルヘキサン酸、2−エチルヘ
キサン酸、イソオクタン酸、イソノナン酸、イソデカン
酸、2,2’−ジメチルオクタン酸、2−ブチルオクタ
ン酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸等である。
【0014】又、脂肪族多価アルコールと直鎖状又は分
岐状の脂肪酸との部分エステル類も使用できる。この脂
肪族多価アルコールとしてはトリメチロールプロパン、
ジトリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ジ
トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、ジペン
タエリスリトール、トリペンタエリスリトール等を使用
することができる。脂肪酸としては炭素数3〜9のもの
で、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ヘキサン酸、ヘプタ
ン酸、オクタン酸、ノナン酸、2−メチルヘキサン酸、
2−エチルヘキサン酸、イソオクタン酸、イソノナン
酸、イソデカン酸、2,2’−ジメチルオクタン酸、2
−ブチルオクタン酸、3,5,5−トリメチルヘキサン
酸等である。
【0015】これらの脂肪族多価アルコールと直鎖状又
は分岐状の脂肪酸とのエステル類として、特に好ましく
はペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ト
リペンタエリスリトールと炭素数5〜12、更に好まし
くは炭素数5〜7の脂肪酸、例えば吉草酸、ヘキサン
酸、ヘプタン酸、2−メチルヘキサン酸、2−エチルヘ
キサン酸、イソオクタン酸、イソノナン酸、イソデカン
酸、2,2’−ジメチルオクタン酸、2−ブチルオクタ
ン酸、又はその混合体からなるエステルが挙げられる。
これらの部分エステルは、脂肪族多価アルコールと脂肪
酸の反応モル数を適宜調節して反応させることにより得
られる。
【0016】(2)脂肪族多価アルコールとしてネオペ
ンチルグリコールと、炭素数6〜9の直鎖状又は分岐状
の脂肪酸、例えばヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン
酸、ノナン酸、2−エチル酪酸、2−メチルヘキサン
酸、2−エチルヘキサン酸、イソオクタン酸、イソノナ
ン酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸等とのジエス
テル類を使用することもできる。
【0017】(3)脂肪族多価アルコールと炭素数3〜
9の直鎖状又は分岐状の脂肪酸との部分エステル類と、
直鎖状又は分岐状の脂肪族二塩基酸又は芳香族二塩基酸
とのコンプレックスエステル類を使用することもでき
る。このような脂肪族多価アルコールとしては、トリメ
チロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスタトール等を使用すること
ができる。炭素数3〜12の脂肪酸としては、プロピオ
ン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、ヘキサン酸、ヘプタン
酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ドデカン酸、2
−メチルヘキサン酸、2−エチルヘキサン酸、イソオク
タン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、2,2’−ジメ
チルオクタン酸、2−ブチルオクタン酸、3,5,5−
トリメチルヘキサン酸等を使用することができる。
【0018】このコンプレックスエステル類において
は、好ましくは炭素数5〜7のもの、更に好ましくは炭
素数5〜6の脂肪酸を使用するとよい。このような脂肪
酸としては、吉草酸、ヘキサン酸、イソ吉草酸、2−メ
チル酪酸、2−エチル酪酸又はその混合体が使用され、
炭素数5のものと炭素数6のものを重量比で10:90
〜90:10の割合で混合した脂肪酸を好適に使用する
ことができる。
【0019】また、この脂肪酸と共に多価アルコールと
のエステル化に使用される脂肪族二塩基酸としては、コ
ハク酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、
トリデカン二酸、カルボキシオクタデカン酸、カルボキ
シメチルオクタデカン酸、ドコサン二酸等を使用すると
よく、又、芳香族二塩基酸としてはフタル酸、イソフタ
ル酸、芳香族三塩基酸としてはトリメリット酸、芳香族
四塩基酸としてはピロメリット酸等が挙げられる。
【0020】エステル化反応は、まず多価アルコールと
脂肪族二塩基酸又は芳香族二塩基酸等とを所定の割合で
反応させて部分エステル化し、ついでその部分エステル
化物と脂肪酸とを反応させてもよいし、また酸の反応順
序を逆にしてもよく、また酸を混合してエステル化に供
してもよい。
【0021】(4)又、直鎖状又は分岐状の脂肪族二塩
基酸のジアルキルエステル類(炭素数16〜22)を使
用してもよい。脂肪族二塩基酸としてはコハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、
トリデカン二酸、カルボキシオクタデカン酸、カルボキ
シメチルオクタデカン酸、ドコサン二酸及びこれらと同
等の性状を有するものが挙げられる。好ましい脂肪族二
塩基酸はコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ウンデカ
ン二酸、ドデカン二酸、カルボキシオクタデカン酸、カ
ルボキシメチルオクタデカン酸等である。
【0022】アルコール成分としては、炭素数5〜8の
アルコールであり、具体的にはアミルアルコール、ヘキ
シルアルコール、ヘプチルアルコール及びオクチルアル
コール、並びにこれらの異性体であり、好ましくはイソ
アミルアルコール、イソヘキシルアルコール及びオクチ
ルアルコールである。具体的には、ジオクチルアジペー
ト、ジ−イソヘプチルアジペート、ジヘキシルセバケー
ト、コハク酸ジヘプチル等が挙げられる。
【0023】(5)芳香族二塩基酸のジアルキルエステ
ル類(炭素数18〜26のもの)も使用することができ
る。芳香族二塩基酸としてはフタル酸、イソフタル酸、
これらと同等のものが挙げられ、またジアルキルエステ
ルにおけるアルコール成分としては、炭素数5〜8のア
ルコールであり、アミルアルコール、ヘキシルアルコー
ル、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、及びこ
れらの異性体が使用される。好ましいアルコールは、イ
ソアミルアルコール、イソヘプチルアルコール、オクチ
ルアルコールが挙げられる。芳香族ジエステルはジオク
チルフタレート、ジイソヘプチルフタレート、ジイソア
ミノフタレート等が包含される。
【0024】(6)アルコール成分として、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール等、及びそ
れらの異性体から選ばれる1価アルコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン等の3価アルコールと、例
えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド、アミレンオキサイド等、及びそれらの
異性体から選ばれるアルキレンオキサイドの1モル〜1
0モル、好ましくは1〜6モル付加物を使用する。
【0025】有機カルボン酸エステルとしては、1価ア
ルコールのアルキレンオキサイド付加物をアジピン酸、
ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
ウンデカン二酸、ドデカン二酸、カルボキシオクタデカ
ン酸、カルボキシメチルオクタデカン酸、ドコサン二酸
等の脂肪族二塩基酸、又はフタル酸等の芳香族二塩基酸
によりエステル化して得られるジエステル類がある。
【0026】又、グリセリン、トリメチロールプロパン
等の多価アルコールのアルキレンオキサイドの1〜10
モル付加物を、炭素数3〜12の直鎖状又は分岐状の脂
肪酸、例えばプロピオン酸、酪酸、吉草酸、ヘキサン
酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ド
デカン酸、2−メチルヘキサン酸、2−エチルヘキサン
酸、イソオクタン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、
2,2’−ジメチルオクタン酸、2−ブチルオクタン酸
等によりエステル化して得られるエステル類を使用する
ことができる。
【0027】上記有機カルボン酸エステルを構成する脂
肪酸としては、直鎖状又は分岐状の脂肪酸を使用するこ
とができるが、分岐状の脂肪酸を使用すると、より加水
分解安定性に優れるものである。上記、有機カルボン酸
エステルは単独で使用してもよいが、上記各種用途に応
じた粘度範囲に調節するために、上記有機カルボン酸エ
ステルを適宜組合せ使用するとよい。
【0028】例えば、上記(3)のコンプレックスタイ
プの有機カルボン酸エステルであって、粘度が高い場合
には、脂肪族多価アルコールと炭素数3〜9の脂肪酸と
のエステル油で、100℃における粘度が6mm2/s 以下
のものを添加して用途に応じた粘度範囲に調整すること
ができる。また、粘度の低い場合には有機カルボン酸エ
ステル油にポリマー類を添加して、粘度を調整するとよ
い。ポリマーは100℃における粘度が10mm2/s 以上
のものが好ましい。
【0029】このようなポリマーとしては、ポリアルキ
ルメタクリレート(例えば、アルキル基が炭素数4〜8
のもの)、ポリアルキレングリコール(例えば、ポリプ
ロピレングリコール、又ポリエチレングリコール成分と
ポリプロピレングリコール成分からなる共重合体、ポリ
プロピレングリコール成分とポリテトラメチレングリコ
ール成分とからなる共重合体等)、ネオペンチルグリコ
ールと脂肪族二塩基酸とのポリエステルで下記式で示さ
れるもの
【0030】
【化3】
【0031】等を挙げることができる。ポリマーの添加
量は、所望の粘度のエステル油が得られるならば特に限
定されるものではないが、通常1重量%〜99重量%の
範囲とすることができる。
【0032】その他のエステルとして、フマル酸エステ
ル重合体が挙げられる。フマル酸エステル重合体は、フ
マル酸エステルのホモ重合体またはフマル酸エステルと
不飽和脂肪族炭化水素との共重合体であり、下記式で示
される。下記式における両末端は、重合反応に際して使
用される重合開始剤残基であり、式中においてはその記
載を省略している。
【0033】
【化4】
【0034】(式中、R1 、R2 は炭素数1〜9の直鎖
又は分枝状のアルキル基、アリル基または末端置換また
未置換ポリアルキレンオキサイド基であり、同一でも相
違していてもよく、R3 はアルキレン基、置換アルキレ
ン基またはアルキレンオキサイド基、mは0以上、nは
1以上、好ましくは1〜12の整数であって、R3 は全
体の50モル%以下である) 具体的には、ジエチルフマレートのエステルオリゴマ
ー、ジブチルフマレートのエステルオリゴマー等を挙げ
ることができる。
【0035】次に、ポリオレフィン類としては、炭素数
2〜14、好ましくは4〜12の範囲の分岐を有する、
或いは有しないオレフィン炭化水素から選択された任意
の1種の単独重合体又は2種以上の共重合により得られ
るものであり、平均分子量100〜約2000、好まし
くは200〜約1000の生成物から選択されるが、特
に水素化によって不飽和結合を除去したものが好まし
い。
【0036】好ましいポリオレフィンとしては、例えば
ポリブテン、α−オレフィンオリゴマー、エチレン・α
−オレフィンオリゴマー等である。ポリブテンとして
は、例えばイソブテンを主体とし、ブテン−1、及びブ
テン−2の単量体混合物を共重合させて得られるものが
好ましい。又、α−オレフィンオリゴマーとしては、炭
化水素の熱分解又は低級オレフィンの3量化〜6量化に
より得られる炭素数6〜12のα−オレフィン混合物、
例えばヘキセン−1が25重量%〜50重量%、オクテ
ン−1が30重量%〜40重量%及びデセン−1が25
重量%〜40重量%の混合物を共重合したものを使用す
ることができる。又、デセンのごとき単独モノマーから
得られるオリゴマーも好適である。更にエチレン・α−
オレフィンオリゴマーとしては、エチレンが40重量%
〜90重量%、α−オレフィン、例えばプロピレンが1
0重量%〜60重量%の割合の単量体を混合し重合した
ものを使用することができる。
【0037】これらのポリオレフィンは、塩化アルミニ
ウム、フッ化硼素等のフリーデルクラフト型触媒、チー
グラー触媒及び酸化クロム等の酸化物触媒等を使用して
製造することができる。またポリオレフィンの水素化は
反応生成物から触媒を除去した後、加温、加圧下におい
て、例えばニッケル−モリブデン/アルミナのような水
素化触媒と接触させることにより行うことができる。
【0038】アルキルベンゼンとしては、主としてアル
キルベンゼン型のものであり、ベンゼンやトルエンのよ
うな芳香族炭化水素をフリーデルクラフツ反応等でアル
キル化して、洗剤の原料を作る際に副生する、主として
ジアルキル化芳香族炭化水素を含む油である。アルキル
基としては直鎖及び/又は分岐のいずれのものもこれに
属する。
【0039】また、ポリアルキレングリコールとして
は、アルキレン基の炭素数が2〜5、好ましくは2〜3
の直鎖状又は分岐状アルキレンオキサイドの開環重合体
又は開環共重合体である。アルキレンオキサイドとして
は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド、或いはそれらの混合物、好ましくはプ
ロピレンオキサイドであり、好ましくはポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコールを挙げることがで
き、分子量範囲100〜2000のもの、好ましくは2
00〜1000のものである。
【0040】更に、アルキルジフェニルエーテルとして
は、ジフェニルエーテルをフリーデルクラフツ反応等を
利用してアルキル化して合成したモノアルキルジフェニ
ルエーテル、ジアルキルジフェニルエーテル、トリアル
キルジフェニルエーテル等が挙げられ、アルキル基とし
ては直鎖及び/又は分岐のいずれのものでもよい。
【0041】シリコーン油としては、
【0042】
【化5】
【0043】(式中、Rは1〜18の炭素原子を有す
る、同じか又は異なる、場合によりハロゲン化された炭
化水素基を示し、nは1〜3000の整数である。)で
示されるオルガノポリシロキサンが挙げられる。
【0044】Rとしては、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル
基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、
ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、及び
オクタデシル基のようなアルキル基、フェニル基、ナフ
チル基のようなアリ−ル基、ベンジル基、1−フェニル
エチル基、2−フェニルエチル基のようなアラルキル
基、o−、m−、 p−ジフェニル基のようなアルアリ
−ル基、o−、m−、p−クロルフェニル基、o−、m
−、p−ブロムフェニル基、3,3,3−トリフルオル
プロピル基、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオル
−2−プロピル基、ヘプタフルオルイソプロピル基及び
ヘプタフルオロ−n−プロピル基のようなハロゲン化炭
化水素基である。特に基Rとしては脂肪族不飽和基を除
く1〜8の炭素原子を有する弗素化炭化水素基が有利で
あり、またメチル基、フェニル基が有利である。またメ
チルポリシロキサン、フェニルポリシロキサンの混合物
を使用してもよい。
【0045】また、これらの潤滑油基油の粘度範囲は、
40℃において10〜50万mm2/sである。これらの潤
滑油基油は単独で使用してもよいが、混合して使用して
もよい。特に、冷凍機用潤滑油の場合には、合成油とし
ては100℃における粘度範囲が2mm2/s 〜50mm2/s
のエステル油、ポリアルキレングリコールを主成分とす
るものが使用され、エステル油、ポリアルキレングリコ
ール単独、またはエステル油、ポリアルキレングリコー
ルと鉱油の混合油、エステル油、ポリアルキレングリコ
ールと他の合成潤滑油との混合油が挙げられる。混合油
にあってはエステル油、ポリアルキレングリコールの割
合は10重量%〜100重量%の範囲とするとよい。エ
ステル油、ポリアルキレングリコールの割合が低くなる
と、冷凍機油として使用する場合、冷媒との相溶性、特
に高温での冷媒との相溶性が悪化する。
【0046】本発明の潤滑油組成物には、更に酸化防止
剤を添加してもよい。この種酸化防止剤としては、例え
ばジ(アルキルフェニル)アミン(アルキル基は炭素数
4〜20)、フェニル−α−ナフチルアミン、アルキル
ジフェニルアミン(アルキル基は炭素数4〜20)、N
−ニトロソジフェニルアミン、フェノチアジン、N,
N’−ジナフチル−p−フェニレンジアミン、アクリジ
ン、N−メチルフェノチアジン、N−エチルフェノチア
ジン、ジピリジルアミン、ジフェニルアミン、フェノー
ルアミン、2,6−ジ−t−ブチル−α−ジメチルアミ
ノパラクレゾール等のアミン系酸化防止剤、2.6−ジ
−t−ブチルパラクレゾ−ル、4.4’−メチレンビス
(2.6−ジ−t−ブチルフェノ−ル)、2.6−ジ−
t−ブチル−4−N,N−ジメチルアミノメチルフェノ
ール、2.6−ジ−t−ブチルフェノ−ル等のフェノ−
ル系酸化防止剤、また鉄オクトエ−ト、フェロセン、鉄
ナフトエ−ト等の有機鉄塩、セリウムナフトエ−ト、セ
リウムトルエ−ト等の有機セリウム塩、ジリコニウムオ
クトエ−ト等の有機ジリコニウム塩等の有機金属化合物
系酸化防止剤、更にトリジ−t−ブチルフェニルフォス
ファイト、トリオクチルフォスファイト等のフォスファ
イト類を使用するとよい。また上記の酸化防止剤は単独
で使用してもよいが、二種以上組み合わせて使用するこ
ともできる。
【0047】上記の酸化防止剤の使用割合は、基油に対
して0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜2重
量%を使用するとよい。
【0048】更に、本発明の潤滑油組成物には、その用
途に応じて清浄分散剤、腐食防止剤、消泡剤、金属不活
性化剤、防錆剤等の各種添加剤が添加されてもよい。例
えば、冷凍機油として使用する場合には、腐食防止剤、
摩耗防止剤、消泡剤、金属不活性化剤、防錆剤等が添加
されるとよく、またギヤ油として使用する場合には、摩
耗防止剤、粘度指数向上剤、金属不活性化剤、腐食防止
剤等が添加されるとよい。
【0049】清浄分散剤としては、コハク酸イミド、ア
ルキルベンゼンスルフォネート等が挙げられる。腐食防
止剤としては、イソステアレート、n−オクタデシルア
ンモニウムステアレート、デュオミンT・デオレート、
ナフテン酸鉛、ソルビタンオレート、ペンタエリスリッ
ト・オレート、オレイルザルコシン、アルキルコハク
酸、アルケニルコハク酸及びこれらの誘導体等があり、
その使用割合は基油に対して0.001〜1.0重量
%、好ましくは0.01〜0.5重量%使用するとよ
い。消泡剤としては、シリコーンを使用するとよく、そ
の使用割合は基油に対して0.0001〜0.003重
量%、好ましくは0.0001〜0.001重量%使用
するとよい。金属不活性化剤としては、例えばベンゾト
リアゾール、ベンゾトリアゾール誘導体、チアジアゾー
ル、チアジアゾール誘導体、トリアゾール、トリアゾー
ル誘導体、ジチオカルバメート等を使用するとよく、そ
の使用割合は、基油に対して0.01重量%〜10重量
%、好ましくは0.01重量%〜1.0重量%を使用す
るとよい。防錆剤として、例えばコハク酸、コハク酸エ
ステル、オレイン酸牛脂アミド、バリウムスルホネー
ト、カルシウムスルホネート等を使用するとよく、その
使用割合は0.01重量%〜10重量%、好ましくは
0.01重量%〜1.0重量%を使用するとよい。
【0050】次に、本発明の潤滑油組成物の粘度範囲に
ついて説明する。本発明の潤滑油組成物の粘度範囲は、
40℃において10〜50万mm2/s である。冷凍機油、
例えば冷蔵庫用としては100℃における粘度が2mm2/
s 〜9mm2/s 、好ましくは3mm2/s 〜7mm2/s のもので
あり、又、カーエアコンにおける冷凍機用潤滑油として
は7mm2/s 〜35mm2/s のものを使用するとよく、カー
エアコンにおいてもレシプロタイプのコンプレッサーに
おいては7mm2/s 〜15mm2/s 、好ましくは8mm2/s 〜
11mm2/s 、ロータリータイプのコンプレッサーにおい
ては15mm2/s 〜35mm2/s 、好ましくは20mm2/s 〜
30mm2/s の粘度範囲のエステル油が好適に使用され
る。粘度範囲が2mm2/s 未満であると高温での冷媒との
相溶性は高いにしても粘度が低くすぎ、潤滑性、シール
特性が悪く使用できず、更に熱安定性も低いので好まし
くなく、また35mm2/s を越えると冷媒との相溶性が低
下するので好ましくない。又、この範囲内であっても上
記のように使用機種によりその使用粘度範囲が相違し、
冷蔵庫用にあっては9mm2/s を越えると摺動部における
摩擦損失が大となる問題がある。更に、レシプロタイプ
のカーエアコンにおいては7mm2/s 未満であると潤滑性
の問題があり15mm2/s を越えると摺動部における摩擦
損失が大きいという問題が生じ、又、ロータリータイプ
のエアコンにおいては15mm2/s 未満であるとシール特
性の問題があり、35mm2/s を越えると冷媒との相溶性
の問題がある。また、本発明の潤滑油組成物をギヤ油に
使用する場合には、40℃で20〜460mm2/s に調製
するとよく、ビスカスカップリング用として使用する場
合には、40℃で20〜50万mm2/s に調製するとよ
い。
【0051】また、本発明における「無酸素雰囲気下」
とは、密閉系であって、冷凍機油にあっては冷媒中で使
用され、そのほかには窒素雰囲気下で使用される潤滑
油、また真空条件下で使用される潤滑油に適用されるも
のであり、この種の潤滑油は、通常、酸素分圧が初期値
で10-1 torr.以下、好ましくは10-2 torr.以下の条
件で使用されるものである。
【0052】
【作用及び発明の効果】本発明者等は、例えば冷凍機に
おける摺動部のように無酸素雰囲気下においては、従
来、耐摩耗剤として使用されているフォスファイト系の
トリクレジルフォスファイト等を添加しても殆ど耐摩耗
性を示さない。この詳細な理由は不明であるが、大気中
における摺動部では摩擦による生じる金属新生面が直ち
に酸化被膜で覆われ、耐摩耗剤と共同して耐摩耗性に寄
与するのに対して、冷媒中等の摺動部では無酸素雰囲気
下にあり、このような場合には摩耗による金属新生面が
長時間存在し、摩耗損失が大きくなるものと考えられ
る。
【0053】そして摺動部が実際に無酸素雰囲気下にあ
る場合にその耐摩耗性を検討した結果、フォスフォネー
ト系添加剤を添加剤として使用すると無酸素雰囲気下で
優れた耐摩耗性を示すことを見いだしたものである。
【0054】以下、本発明を実施例により説明する。
【0055】
【実施例1】ジペンタエリスリトールと2−メチルヘキ
サン酸とのエステルであって、ジペンタエリスリトール
と2−メチルヘキサン酸とをモル比で1:6の割合で反
応させたもの(粘度72mm2/s 、40℃)に対して、酸
化防止剤としてジ(オクチルフェニル)アミン0.20
重量%、及び2,6−ジ−t−ブチル−4−N,N−ジ
メチルアミノメチルフェノール0.10重量%を添加
し、更に下記式で示されるo,o−ジブチルホスホノ−
2−メチルプロピオン酸グリシジルエステルを2重量%
添加して試料油1を調製した。
【0056】
【化6】
【0057】
【実施例2】上記試料油1におけるo,o−ジブチルフ
ォスフォノ−2−メチルプロピオン酸グリシジルエステ
ルに代えて、下記式で示されるヒドロキシメチルホスホ
ン酸ジオクチルを2重量%添加して試料油2を調製し
た。
【0058】
【化7】
【0059】
【実施例3】上記試料油1におけるo,o−ジブチルフ
ォスフォノ−2−メチルプロピオン酸グリシジルエステ
ルに代えて、下記式で示される3−ジエチルホスホノプ
ロピオン酸エチルを2重量%添加して試料油3を調製し
た。
【0060】
【化8】
【0061】
【実施例4】上記試料油1におけるo,o−ジブチルフ
ォスフォノ−2−メチルプロピオン酸グリシジルエステ
ルに代えて、下記式で示されるフェニルホスホン酸ジエ
チルを2重量%添加して試料油4を調製した。
【0062】
【化9】
【0063】
【実施例5】上記試料油1におけるo,o−ジブチルフ
ォスフォノ−2−メチルプロピオン酸グリシジルエステ
ルに代えて、下記式で示される3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸ジエチルを2重量
%添加して試料油5を調製した。
【0064】
【化10】
【0065】
【比較例1】上記試料油1におけるo,o−ジブチルフ
ォスフォノ−2−メチルプロピオン酸グリシジルエステ
ルに代えて、トリクレジルフォスフェートを2重量%添
加して比較油1を調製した。
【0066】
【比較例2】上記試料油1におけるo,o−ジブチルフ
ォスフォノ−2−メチルプロピオン酸グリシジルエステ
ルに代えて、下記式で示されるトリ−1,3−ジクロロ
プロピルフォスフェートを2重量%添加して比較油2を
調製した。 O=P−(OCHClCH2 CH2 Cl)3
【0067】
【比較例3】上記試料油1におけるo,o−ジブチルフ
ォスフォノ−2−メチルプロピオン酸グリシジルエステ
ルを添加しないものを比較油3とした。
【0068】この各試料油、比較油について、Ball
on Disk型摩耗試験機を使用して、摩耗試験を
実施した。 摩耗試験条件 荷 重:12.7N 摩擦速度:3mm/s Disk:A390 Ball:SUS440C 1/4 inch ベアリングボ
ール 雰囲気:大気中又はR134a中700mmHg 温度 :室温(25℃) 試験後のアルミニウム板及び鋳鉄板の摩耗幅(mm)に
ついての結果を下表に同時に示す。
【0069】
【表1】
【0070】表からわかるように、本発明の潤滑油組成
物は、無酸素雰囲気下で優れた摩耗防止性を示し、例え
ば冷凍機用潤滑油として優れることがわかる。
【0071】つぎに、上記各試料油について冷凍機油と
しての性能評価方法について説明する。
【0072】(相溶性試験方法)ガラス管に試料油と冷
媒(1.1.1.2-テトラフルオロエタン)を、試料油/冷媒
を3重量%、10重量%で合計2 mlになるように採取
して混合する。加熱装置、及び冷却装置を有する恒温槽
にガラス管を入れ、試料油と冷媒の分離温度を測定す
る。
【0073】(加水分解安定性)内容積350 mlの鉄
製容器に、油250 ml、触媒としてアルミニウム、銅
線(内径8mm、長さ30mm)を各1本、冷媒として
フロン134aを40gそれぞれ入れ、175℃で20
日間加熱した後、油を取り出し、JIS K 2501の中和価試
験方法により全酸価を測定した。
【0074】(シールドチューブテスト)ガラス管に試
料油を1g、1.1.1.2-テトラフルオロエタン1g 、金属
片として鉄、銅、アルミニウムのテストピース(形状:
直径1.7mm、長さ40mm)各1個ずつそれぞれ溶封し
た後、175℃の温度下、14日間(336時間)加熱
した。テスト終了後試料油の変色度を測定すると共に金
属片の状態を観察した。上記試料油1、5についての測
定した結果を下記表に示す。
【0075】
【表2】
【0076】表からわかるように、本発明の試料油は、
高温と共に低温においての冷媒との相溶性、加水分解安
定性、化学的、熱的安定性に優れており、特にR134
aを冷媒とする冷凍機用潤滑油として優れていることか
わかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油基油に、下式で示されるフォスフ
    ォネート系添加剤を0.05重量%〜10重量%添加
    し、無酸素雰囲気下で使用されることを特徴とする潤滑
    油組成物。 【化1】 (式中、R1、またR2はアルキル基、アラルキル基、ア
    リール基、ヒドロキシアルキル基から選ばれ、これらは
    置換基を有していてももよく、また2個のR2は同一で
    も異なっていてもよい。)
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