JPH05301169A - 面取り用メタルボンドダイヤモンドホイールとその製造法 - Google Patents
面取り用メタルボンドダイヤモンドホイールとその製造法Info
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- JPH05301169A JPH05301169A JP12991892A JP12991892A JPH05301169A JP H05301169 A JPH05301169 A JP H05301169A JP 12991892 A JP12991892 A JP 12991892A JP 12991892 A JP12991892 A JP 12991892A JP H05301169 A JPH05301169 A JP H05301169A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、板ガラスなどの面取り作業
に使用される製造加工が容易で、軽量で扱い易く、ダイ
ヤモンド層の摩耗が均一な面取り用メタルボンドダイヤ
モンドホイールとその製造方法を提供することにある。 【構成】 本発明に係る面取り用メタルボンドダイヤモ
ンドホイールＨは、台金１１の周囲にリング状のダイヤ
モンド層１２が形成されたもので、台金１１はアルミニ
ウム粉末と樹脂粉末からなる混合粉によって成形された
構成とする。
に使用される製造加工が容易で、軽量で扱い易く、ダイ
ヤモンド層の摩耗が均一な面取り用メタルボンドダイヤ
モンドホイールとその製造方法を提供することにある。 【構成】 本発明に係る面取り用メタルボンドダイヤモ
ンドホイールＨは、台金１１の周囲にリング状のダイヤ
モンド層１２が形成されたもので、台金１１はアルミニ
ウム粉末と樹脂粉末からなる混合粉によって成形された
構成とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、メタルボンドダイヤモ
ンドホイールに係り、特に板ガラスなどの面取り作業に
使用される面取り用メタルボンドダイヤモンドホイール
及びその製造方法に関する。
ンドホイールに係り、特に板ガラスなどの面取り作業に
使用される面取り用メタルボンドダイヤモンドホイール
及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から板ガラスなどの面取り作業に使
用される面取り用メタルボンドダイヤモンドホイール
は、台金として鋼材を用いており、この鋼製台金の周囲
にダイヤモンド層を取着して構成されている。
用される面取り用メタルボンドダイヤモンドホイール
は、台金として鋼材を用いており、この鋼製台金の周囲
にダイヤモンド層を取着して構成されている。
【０００３】このような面取り用メタルボンドダイヤモ
ンドホイールは、先ず台金を機械的に一次加工して、次
に金属粉末とダイヤモンド砥粒から成る混合粉末を用い
て、成形型によって、台金の周囲にダイヤモンド層を高
温下（７００度Ｃ以上）で圧縮・焼結する。
ンドホイールは、先ず台金を機械的に一次加工して、次
に金属粉末とダイヤモンド砥粒から成る混合粉末を用い
て、成形型によって、台金の周囲にダイヤモンド層を高
温下（７００度Ｃ以上）で圧縮・焼結する。
【０００４】そして、台金に焼結されたダイヤモンド層
を機械加工し、さらに台金部分を仕上げ加工している。
このようにダイヤモンド層は高温で焼結されるので、台
金は鋼製のものが使われている。
を機械加工し、さらに台金部分を仕上げ加工している。
このようにダイヤモンド層は高温で焼結されるので、台
金は鋼製のものが使われている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、焼結前に鋼製台金自体を一次機械加工して一定形状
にした後で、圧縮焼結してダイヤモンド層焼結・接着を
するが、このダイヤモンド層焼結・接着後に、ダイヤモ
ンド層を所定形状に加工し、さらに台金を仕上げ加工す
る必要があり、台金の加工を２度しなくてはならないと
いう不都合がある。また鋼製台金を使用したメタルボン
ドホイールは、重量があり扱いずらく、しばらく使用し
ていると、この重量によって使用状態が偏ったりして、
ダイヤモンド層の摩耗が不均一になるという欠点があっ
た。
ば、焼結前に鋼製台金自体を一次機械加工して一定形状
にした後で、圧縮焼結してダイヤモンド層焼結・接着を
するが、このダイヤモンド層焼結・接着後に、ダイヤモ
ンド層を所定形状に加工し、さらに台金を仕上げ加工す
る必要があり、台金の加工を２度しなくてはならないと
いう不都合がある。また鋼製台金を使用したメタルボン
ドホイールは、重量があり扱いずらく、しばらく使用し
ていると、この重量によって使用状態が偏ったりして、
ダイヤモンド層の摩耗が不均一になるという欠点があっ
た。
【０００６】本発明の目的は、板ガラスなどの面取り作
業に使用される製造加工が容易で、軽量で扱い易く、ダ
イヤモンド層の摩耗が均一な面取り用メタルボンドダイ
ヤモンドホイールとその製造方法を提供することにあ
る。
業に使用される製造加工が容易で、軽量で扱い易く、ダ
イヤモンド層の摩耗が均一な面取り用メタルボンドダイ
ヤモンドホイールとその製造方法を提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係る面取り用メ
タルボンドダイヤモンドホイールは、台金の周囲にリン
グ状のダイヤモンド層が形成された面取り用メタルボン
ドダイヤモンドホイールにおいて、前記台金はアルミニ
ウム粉末と樹脂粉末からなる混合粉によって成形された
構成とする。また台金にアルミニウム板を配設すると好
適である。
タルボンドダイヤモンドホイールは、台金の周囲にリン
グ状のダイヤモンド層が形成された面取り用メタルボン
ドダイヤモンドホイールにおいて、前記台金はアルミニ
ウム粉末と樹脂粉末からなる混合粉によって成形された
構成とする。また台金にアルミニウム板を配設すると好
適である。
【０００８】上記面取り用メタルボンドダイヤモンドホ
イールは次のようにして製造することができる。即ち、
請求項３で示すように、台金の周囲にリング状のダイヤ
モンド層が形成された面取り用メタルボンドダイヤモン
ドホイールを成形型によって製造する方法であって、成
形型の一方の内にアルミニウム粉末と樹脂粉末から成る
混合粉末を適量だけ充填する第１充填工程と、圧縮・焼
結したリング状ダイヤモンド層を成形型の一方に配設す
る工程と、該リング状ダイヤモンド層と適量の混合粉末
が配設された成形型内にアルミニウム粉末と樹脂粉末か
ら成る残りの混合粉末を充填する第２充填工程と、他方
の成形型により前記混合粉末を圧縮焼成すると共に前記
ダイヤモンド層を接着させる焼成工程と、前記ダイヤモ
ンド層及び前記台金を仕上げ加工する工程と、からなる
構成とする。
イールは次のようにして製造することができる。即ち、
請求項３で示すように、台金の周囲にリング状のダイヤ
モンド層が形成された面取り用メタルボンドダイヤモン
ドホイールを成形型によって製造する方法であって、成
形型の一方の内にアルミニウム粉末と樹脂粉末から成る
混合粉末を適量だけ充填する第１充填工程と、圧縮・焼
結したリング状ダイヤモンド層を成形型の一方に配設す
る工程と、該リング状ダイヤモンド層と適量の混合粉末
が配設された成形型内にアルミニウム粉末と樹脂粉末か
ら成る残りの混合粉末を充填する第２充填工程と、他方
の成形型により前記混合粉末を圧縮焼成すると共に前記
ダイヤモンド層を接着させる焼成工程と、前記ダイヤモ
ンド層及び前記台金を仕上げ加工する工程と、からなる
構成とする。
【０００９】さらに請求項４で示すように、台金の周囲
にリング状のダイヤモンド層が形成された面取り用メタ
ルボンドダイヤモンドホイールを成形型によって製造す
る方法であって、成形型の一方の内にアルミニウム粉末
と樹脂粉末から成る混合粉末を適量だけ充填する第１充
填工程と、圧縮・焼結したリング状ダイヤモンド層を成
形型の一方に配設する工程と、該リング状ダイヤモンド
層と適量の混合粉末が配設された成形型内にアルミニウ
ム粉末と樹脂粉末から成る残りの混合粉末を、穴が形成
されたアルミニウム板を埋没させて充填する第２充填工
程と、他方の成形型により前記混合粉末を圧縮焼成して
成形すると共に前記ダイヤモンド層を接着させる焼成工
程と、前記ダイヤモンド層及び前記台金を仕上げ加工す
る工程と、から構成することができる。
にリング状のダイヤモンド層が形成された面取り用メタ
ルボンドダイヤモンドホイールを成形型によって製造す
る方法であって、成形型の一方の内にアルミニウム粉末
と樹脂粉末から成る混合粉末を適量だけ充填する第１充
填工程と、圧縮・焼結したリング状ダイヤモンド層を成
形型の一方に配設する工程と、該リング状ダイヤモンド
層と適量の混合粉末が配設された成形型内にアルミニウ
ム粉末と樹脂粉末から成る残りの混合粉末を、穴が形成
されたアルミニウム板を埋没させて充填する第２充填工
程と、他方の成形型により前記混合粉末を圧縮焼成して
成形すると共に前記ダイヤモンド層を接着させる焼成工
程と、前記ダイヤモンド層及び前記台金を仕上げ加工す
る工程と、から構成することができる。
【００１０】
【作用】本発明に係る面取り用メタルボンドダイヤモン
ドホイールは、台金として、アルミニウム粉末と樹脂粉
末からなる混合粉によって成形されているので、従来の
ような鋼製台金と異なり軽量とすることが可能で、扱い
易くダイヤモンド層の摩耗が均一な面取り用メタルボン
ドダイヤモンドホイールとなる。また台金にアルミニウ
ム板を配設することにより、大径な面取り用ダイヤモン
ドホイールであっても強度補強ができる。
ドホイールは、台金として、アルミニウム粉末と樹脂粉
末からなる混合粉によって成形されているので、従来の
ような鋼製台金と異なり軽量とすることが可能で、扱い
易くダイヤモンド層の摩耗が均一な面取り用メタルボン
ドダイヤモンドホイールとなる。また台金にアルミニウ
ム板を配設することにより、大径な面取り用ダイヤモン
ドホイールであっても強度補強ができる。
【００１１】また本発明に係る面取り用メタルボンドダ
イヤモンドホイールの製造方法は、成形型の一方の内に
アルミニウム粉末と樹脂粉末から成る混合粉末を適量だ
け充填する第１充填工程と、圧縮・焼結したリング状ダ
イヤモンド層を成形型の一方に配設する工程と、該リン
グ状ダイヤモンド層と適量の混合粉末が配設された成形
型内にアルミニウム粉末と樹脂粉末から成る残りの混合
粉末を充填する第２充填工程と、他方の成形型により前
記混合粉末を圧縮焼成すると共に前記ダイヤモンド層を
接着させる焼成工程と、前記ダイヤモンド層及び前記台
金を仕上げ加工する工程と、で台金を形成すると同時
に、ダイヤモンド層と台金とを接着するので、台金の一
次機械加工が不要となり工程数を少なくすることができ
る。台金の使用材料がアルミニウムと樹脂から構成して
いるので、軽量化を図ることができる。
イヤモンドホイールの製造方法は、成形型の一方の内に
アルミニウム粉末と樹脂粉末から成る混合粉末を適量だ
け充填する第１充填工程と、圧縮・焼結したリング状ダ
イヤモンド層を成形型の一方に配設する工程と、該リン
グ状ダイヤモンド層と適量の混合粉末が配設された成形
型内にアルミニウム粉末と樹脂粉末から成る残りの混合
粉末を充填する第２充填工程と、他方の成形型により前
記混合粉末を圧縮焼成すると共に前記ダイヤモンド層を
接着させる焼成工程と、前記ダイヤモンド層及び前記台
金を仕上げ加工する工程と、で台金を形成すると同時
に、ダイヤモンド層と台金とを接着するので、台金の一
次機械加工が不要となり工程数を少なくすることができ
る。台金の使用材料がアルミニウムと樹脂から構成して
いるので、軽量化を図ることができる。
【００１２】なお請求項４で示すように、アルミニウム
板を埋没させると、大径の面取り用ダイヤモンドホイー
ルであっても、台金補強を確実に行うことができる。
板を埋没させると、大径の面取り用ダイヤモンドホイー
ルであっても、台金補強を確実に行うことができる。
【００１３】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。なお以下に説明する部材、配置等は本発明を
限定するものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々改
変することができるものである。
説明する。なお以下に説明する部材、配置等は本発明を
限定するものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々改
変することができるものである。
【００１４】図１及び図２は本発明に係る面取り用メタ
ルボンドダイヤモンドホイールＨの第１実施例を示すも
ので図１は平面、図２は断面をそれぞれ示し、本例に係
る面取り用メタルボンドダイヤモンドホイールＨは、台
金１１と、ダイヤモンド層１２とから構成されており、
台金１１は中央に取り付け孔１３が形成された板状体で
アルミニウム粉末と樹脂粉末から成る混合粉末を圧縮・
焼成して形成されたものである。そしてこの台金１１の
外周にリング状のダイヤモンド層１２が接合されてい
る。なお本例における混合粉末は、アルミニウム粉末と
フェノール樹脂粉末とを容積比で７〜８：３〜２、好ま
しくは７：３の割合で構成したものを用いている。
ルボンドダイヤモンドホイールＨの第１実施例を示すも
ので図１は平面、図２は断面をそれぞれ示し、本例に係
る面取り用メタルボンドダイヤモンドホイールＨは、台
金１１と、ダイヤモンド層１２とから構成されており、
台金１１は中央に取り付け孔１３が形成された板状体で
アルミニウム粉末と樹脂粉末から成る混合粉末を圧縮・
焼成して形成されたものである。そしてこの台金１１の
外周にリング状のダイヤモンド層１２が接合されてい
る。なお本例における混合粉末は、アルミニウム粉末と
フェノール樹脂粉末とを容積比で７〜８：３〜２、好ま
しくは７：３の割合で構成したものを用いている。
【００１５】本例のダイヤモンド層１２は外側面が凹溝
１４となっており、リング状に台金１１に接合されてお
り、ダイヤモンド層１２の両側には台金１１が所定幅だ
け位置するように構成されており、従ってダイヤモンド
層１２は凹溝１４側の面が露見する構成となっている。
１４となっており、リング状に台金１１に接合されてお
り、ダイヤモンド層１２の両側には台金１１が所定幅だ
け位置するように構成されており、従ってダイヤモンド
層１２は凹溝１４側の面が露見する構成となっている。
【００１６】図３は本発明に係る面取り用メタルボンド
ダイヤモンドホイールＨの第２実施例を示すものであ
り、本例において上記実施例と同一部材，配置等には同
一符号を付してその説明を省略する。本例では、台金１
１に補強のためのアルミニウム板１５を用いた例を示す
もので、本例のアルミニウム板１５は、図３で示すよう
に、中央に取り付け孔１３と同じ大きさの孔１６が形成
された円形の板体から構成されている。このアルミニウ
ム板１５には、所望位置に複数の穴１７が形成されてい
る。このアルミニウム板１５の大きさは、面取り用メタ
ルボンドダイヤモンドホイールＨより、ダイヤモンド層
１２の部分だけ内径側に短い形状をしている。そして本
例のアルミニウム板１５は、取り付け孔１３とダイヤモ
ンド層１２との間に間隙Ｘをおいて２枚配設されてい
る。
ダイヤモンドホイールＨの第２実施例を示すものであ
り、本例において上記実施例と同一部材，配置等には同
一符号を付してその説明を省略する。本例では、台金１
１に補強のためのアルミニウム板１５を用いた例を示す
もので、本例のアルミニウム板１５は、図３で示すよう
に、中央に取り付け孔１３と同じ大きさの孔１６が形成
された円形の板体から構成されている。このアルミニウ
ム板１５には、所望位置に複数の穴１７が形成されてい
る。このアルミニウム板１５の大きさは、面取り用メタ
ルボンドダイヤモンドホイールＨより、ダイヤモンド層
１２の部分だけ内径側に短い形状をしている。そして本
例のアルミニウム板１５は、取り付け孔１３とダイヤモ
ンド層１２との間に間隙Ｘをおいて２枚配設されてい
る。
【００１７】次に面取り用メタルボンドダイヤモンドホ
イールＨの製造方法について、図４および図５を参照し
て説明する。本発明においては、成形型を用いて面取り
用メタルボンドダイヤモンドホイールＨを製造するもの
であり、本例の成形型２１は、図４で示すように、上下
型から構成されるものであり、下型はリング状型２２と
底板２４から構成され、これらのリング状型２２と底板
２４によって凹面状のキャビテイ ２３が形成されてい
る。
イールＨの製造方法について、図４および図５を参照し
て説明する。本発明においては、成形型を用いて面取り
用メタルボンドダイヤモンドホイールＨを製造するもの
であり、本例の成形型２１は、図４で示すように、上下
型から構成されるものであり、下型はリング状型２２と
底板２４から構成され、これらのリング状型２２と底板
２４によって凹面状のキャビテイ ２３が形成されてい
る。
【００１８】本例の上型２６は押し型となっており、上
記下型のキャビテイ ２３の形状に整合するように形成さ
れている。そして、本例における製造方法は、第１充填
工程と、ダイヤモンド層の配設工程と、第２充填工程
と、焼成工程と、仕上げ加工工程と、を主たる要素とす
る。
記下型のキャビテイ ２３の形状に整合するように形成さ
れている。そして、本例における製造方法は、第１充填
工程と、ダイヤモンド層の配設工程と、第２充填工程
と、焼成工程と、仕上げ加工工程と、を主たる要素とす
る。
【００１９】本例の第１充填工程においては、ダイヤモ
ンド層１２の片側の厚さｔに相当する量のアルミニウム
粉末とフェノール樹脂粉末から成る混合粉末Ｐを充填す
る。なお、アルミニウム粉末とフェノール樹脂粉末の混
合比は７〜８：３〜２（容積比）、好ましくは容積比で
７：３が好適である。本例のダイヤモンド層１２の配設
工程においては、予め圧縮・焼結されたリング状ダイヤ
モンド層１２を、下型のキャビテイ ２３に配設する。
ンド層１２の片側の厚さｔに相当する量のアルミニウム
粉末とフェノール樹脂粉末から成る混合粉末Ｐを充填す
る。なお、アルミニウム粉末とフェノール樹脂粉末の混
合比は７〜８：３〜２（容積比）、好ましくは容積比で
７：３が好適である。本例のダイヤモンド層１２の配設
工程においては、予め圧縮・焼結されたリング状ダイヤ
モンド層１２を、下型のキャビテイ ２３に配設する。
【００２０】本例の第２充填工程は、上記リング状ダイ
ヤモンド層１２と少量の混合粉末Ｐが配設された下型の
キャビテイ ２３型内に、残りのアルミニウム粉末とフェ
ノール樹脂粉末から成る混合粉末Ｐを充填するものであ
る。このときの充填量は、予め定められた量が充填され
る。
ヤモンド層１２と少量の混合粉末Ｐが配設された下型の
キャビテイ ２３型内に、残りのアルミニウム粉末とフェ
ノール樹脂粉末から成る混合粉末Ｐを充填するものであ
る。このときの充填量は、予め定められた量が充填され
る。
【００２１】次に焼成工程を行う。本例の焼成工程は、
押し型である上型２６により前記混合粉末Ｐを圧縮する
と共に１８０℃付近の温度で焼成する。本例の場合に
は、同時に台金１１の外周位置に、ダイヤモンド層１２
を接着させるものである。
押し型である上型２６により前記混合粉末Ｐを圧縮する
と共に１８０℃付近の温度で焼成する。本例の場合に
は、同時に台金１１の外周位置に、ダイヤモンド層１２
を接着させるものである。
【００２２】このようにして焼成したものを、公知の仕
上げ加工工程により、ダイヤモンド層１２及び台金１１
を仕上げ加工する。例えばダイヤモンド層１２は、放電
加工等を用いて行い、台金１１は機械加工等によって取
付孔１３の加工を含めて行う。
上げ加工工程により、ダイヤモンド層１２及び台金１１
を仕上げ加工する。例えばダイヤモンド層１２は、放電
加工等を用いて行い、台金１１は機械加工等によって取
付孔１３の加工を含めて行う。
【００２３】図６は他の製造方法を示すものである。本
例においては、第２充填工程においてアルミニウム板１
５を用いる点が異なるが、他の工程等は、前記実施例と
同様であるので、これらの特徴点を説明して、他の説明
は省略する。即ち本例における第２充填工程は、リング
状ダイヤモンド層１２と少量の混合粉末Ｐが配設された
成形型２１内に、多数の穴１７が形成されたアルミニウ
ム板１５を、アルミニウム粉末と樹脂粉末から成る混合
粉末Ｐで埋没させた状態に充填する。本例の場合には、
アルミニウム板を２枚使用しているが、１枚でも３枚で
もよい。
例においては、第２充填工程においてアルミニウム板１
５を用いる点が異なるが、他の工程等は、前記実施例と
同様であるので、これらの特徴点を説明して、他の説明
は省略する。即ち本例における第２充填工程は、リング
状ダイヤモンド層１２と少量の混合粉末Ｐが配設された
成形型２１内に、多数の穴１７が形成されたアルミニウ
ム板１５を、アルミニウム粉末と樹脂粉末から成る混合
粉末Ｐで埋没させた状態に充填する。本例の場合には、
アルミニウム板を２枚使用しているが、１枚でも３枚で
もよい。
【００２４】
【発明の効果】上記のように本発明に係る面取り用メタ
ルボンドダイヤモンドホイールは、台金にアルミニウム
を使用しているので、軽量になって扱いが楽になり、重
量に起因するダイヤモンド層の偏摩耗（不均一な摩耗）
も少なくなる。また、台金の仕上げ加工だけを行なうだ
けで良いので、安価に製造できる。
ルボンドダイヤモンドホイールは、台金にアルミニウム
を使用しているので、軽量になって扱いが楽になり、重
量に起因するダイヤモンド層の偏摩耗（不均一な摩耗）
も少なくなる。また、台金の仕上げ加工だけを行なうだ
けで良いので、安価に製造できる。
【図１】本発明の第１実施例に係る面取り用メタルボン
ドダイヤモンドホイールの平面図である。
ドダイヤモンドホイールの平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】本発明の第２実施例に係る面取り用メタルボン
ドダイヤモンドホイールの図２に相当する断面図であ
る。
ドダイヤモンドホイールの図２に相当する断面図であ
る。
【図４】本発明の製造工程の説明図である。
【図５】本発明の製造工程の説明図である。
【図６】本発明の他の製造工程の説明図である。
１１ 台金 １２ ダイヤモンド層 １３ 取り付け孔 １４ 凹溝 １５ アルミニウム板 １６ 孔 １７ 穴 ２１ 成形型 ２２ 下型 ２３ キャビテイ ２４ 底板 Ｈ 面取り用メタルボンドダイヤモンドホイール Ｐ 混合粉末 ｔ ダイヤモンド層の片側厚さ
Claims (4)
- 【請求項１】 台金の周囲にリング状のダイヤモンド層
が形成された面取り用メタルボンドダイヤモンドホイー
ルにおいて、前記台金はアルミニウム粉末と樹脂粉末か
らなる混合粉によって成形されたことを特徴とする面取
り用メタルボンドダイヤモンドホイール。 - 【請求項２】 前記台金には、アルミニウム板が配設さ
れた請求項１記載の面取り用メタルボンドダイヤモンド
ホイール。 - 【請求項３】 台金の周囲にリング状のダイヤモンド層
が形成された面取り用メタルボンドダイヤモンドホイー
ルを成形型によって製造する方法であって、成形型の一
方の内にアルミニウム粉末と樹脂粉末から成る混合粉末
を適量だけ充填する第１充填工程と、圧縮・焼結したリ
ング状ダイヤモンド層を成形型の一方に配設する工程
と、該リング状ダイヤモンド層と適量の混合粉末が配設
された成形型内にアルミニウム粉末と樹脂粉末から成る
残りの混合粉末を充填する第２充填工程と、他方の成形
型により前記混合粉末を圧縮焼成すると共に前記ダイヤ
モンド層を接着させる焼成工程と、前記ダイヤモンド層
及び前記台金を仕上げ加工する工程と、からなることを
特徴とする面取り用メタルボンドダイヤモンドホイール
の製造方法。 - 【請求項４】 台金の周囲にリング状のダイヤモンド層
が形成された面取り用メタルボンドダイヤモンドホイー
ルを成形型によって製造する方法であって、成形型の一
方の内にアルミニウム粉末と樹脂粉末から成る混合粉末
を適量だけ充填する第１充填工程と、圧縮・焼結したリ
ング状ダイヤモンド層を成形型の一方に配設する工程
と、該リング状ダイヤモンド層と適量の混合粉末が配設
された成形型内にアルミニウム粉末と樹脂粉末から成る
残りの混合粉末を、穴が形成されたアルミニウム板を埋
没させて充填する第２充填工程と、他方の成形型により
前記混合粉末を圧縮焼成して成形すると共に前記ダイヤ
モンド層を接着させる焼成工程と、前記ダイヤモンド層
及び前記台金を仕上げ加工する工程と、からなることを
特徴とする面取り用メタルボンドダイヤモンドホイール
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12991892A JPH05301169A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 面取り用メタルボンドダイヤモンドホイールとその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12991892A JPH05301169A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 面取り用メタルボンドダイヤモンドホイールとその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301169A true JPH05301169A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15021623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12991892A Pending JPH05301169A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 面取り用メタルボンドダイヤモンドホイールとその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05301169A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002502713A (ja) * | 1998-02-04 | 2002-01-29 | ユニコーン アブレイジブズ リミテッド | 研削ホイール |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5047289A (ja) * | 1973-03-12 | 1975-04-26 |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP12991892A patent/JPH05301169A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5047289A (ja) * | 1973-03-12 | 1975-04-26 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002502713A (ja) * | 1998-02-04 | 2002-01-29 | ユニコーン アブレイジブズ リミテッド | 研削ホイール |
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