JPH0529955A - 符号誤り検出装置 - Google Patents

符号誤り検出装置

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JPH0529955A
JPH0529955A JP3179863A JP17986391A JPH0529955A JP H0529955 A JPH0529955 A JP H0529955A JP 3179863 A JP3179863 A JP 3179863A JP 17986391 A JP17986391 A JP 17986391A JP H0529955 A JPH0529955 A JP H0529955A
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JP
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signal
fsr
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bit
input
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JP3179863A
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Hiroyuki Yasujima
裕之 安嶌
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Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 M系列のPN信号を試験信号に使用してデジ
タル被測定システムの符号誤りを検出する場合に、内部
に組込まれたFSRから出力されるPN信号が受信信号
に同期するまでの期間に入力された受信信号の先頭部分
に対しても確実に符号誤り検出を実施する。 【構成】 内部の設けられたFSRから出力されるPN
信号の受信信号に対する同期が確立するまでの期間に入
力した受信信号を(2m −1)ビットの整数倍だけ遅延
させるFIFO型シフトレジスを設け、同期が確立され
た後に遅延させておいた受信信号の各ビットに対する符
号誤り検出を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はM系列(最大長周期系
列)のPN信号(擬似ランダム信号)を用いて各種デジ
タル伝送システムおよびデジタル伝送装置の符号誤りを
検出する場合に用いる符号誤り検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデジタル伝送システムにおいて発
生する符号誤りを検出する場合には、図4に示すよう
に、被試験システム1の信号入力端に試験信号発生装置
2を接続する。そして、この試験信号発生装置2から被
試験システム1へ試験信号としてPN信号を送出させ、
被試験システム1の信号出力端に接続した符号誤り検出
装置3にて符号誤りを検出する。
【0003】試験信号発生装置2内には、図5に示すよ
うに、直列m段のシフトレジスタ4と、このシフトレジ
スタ4を構成する複数レジスタ4aにおける各出力の排
他的論理和をとる1個又は複数のEXORゲート(排他
的論理和回路)4bとで構成されたm段構成のFSR(F
eedback Shift Register) 6が組込まれている。そし
て、先頭のレジスタ4aの入力端に接続された切換回路
8をEXORゲート4b側に接続することによって、こ
のFSR6によって(2m −1)ビットの周期を有する
PN信号を生成する。例えば、5段(m=5)構成のF
SRは図6に示すように構成されている。
【0004】前記符号誤り検出装置3内には試験信号発
生装置2のFSR6と同一構成のFSR6が組込まれて
いる。そして、FSR6によって試験信号と同一系列の
PN信号(基準信号)を生成させ、被試験システム1か
ら受信した受信信号と基準となるPN信号とを比較する
ことにより、被試験システム1を経由する間に発生した
受信信号の符号誤りを検出する。
【0005】なお、FSRが試験信号と同一系列のPN
信号を生成している状態を、FSRが受信信号に同期し
ていると言うが、同期外れの状態では、FSRが生成す
るPN信号と受信信号とを少なくとも連続するmビット
の間だけ比較すれば不一致が検出される。逆に、FSR
が生成するPN信号と受信信号とを連続するmビットの
間だけ比較して不一致が検出されなければ同期が確立し
たと判定する。
【0006】このような符号誤り検出装置3は例えば図
7に示すように構成されている。
【0007】入力端子7から入力された受信信号aは2
個のアンドゲート8a,8b、オアゲート8cおよびイ
ンバータ8dからなる切換回路8の一方の入力端子を介
して例えば図5に示した直列m段のシフトレジスタと排
他的論理和回路からなるFSR9内の先頭レジスタ4a
のデータ端子へ印加される。このFSR9の出力端子か
ら出力されるPN信号bは比較回路10を構成するEX
ORゲート10aの一方の入力端子へ入力される。ま
た、同時に、FSR9から出力されたPN信号bは切換
回路8の他方の入力端子へ入力される。この切換回路8
は制御部11からの切換信号cにて切換制御される。
【0008】一方、入力端子7へ入力された受信信号a
は切換回路8へ入力されると共に、比較回路10のEX
ORゲート10aの他方の入力端子へ入力される。ま
た、FSR9のクロック端子には受信信号aからクロッ
ク抽出回路12にて再生された、受信信号aのビットレ
ートに対応するクロック信号が供給される。さらに、こ
の再生されたクロック信号は制御部11内のカウンタ1
4へ印加される。
【0009】比較回路10はPN信号bの各ビットデー
タと受信信号aの各ビットデータとを比較して不一致の
場合に不一致検出信号dを出力する。比較回路10から
出力された不一致検出信号dは制御部11へ入力される
と共に誤り測定部13へ入力される。誤り測定部13
は、例えば入力された不一致検出信号数を計数して、誤
り率を算出する。
【0010】このような構成の符号誤り検出装置3にお
ける制御部11の動作を図8の流れ図を用いて説明す
る。
【0011】まず、ハイ(H)レベルの切換信号cを出
力して切換回路8を入力端子側に設定する(P1)。次
に、カウンタ14のカウント値CNを0に設定し、カウ
ント値CNがmになるのを待つ。カウント値CNがmに
なると、受信信号aのmビット分のデータがFSR9を
構成する直列m段のシフトレジスタの各段に読込まれた
と判断する(P2)。mビット分のデータがFSR9へ
読込まれると、切換信号cをロー(L)レベルへ変更し
て、切換回路8をFSR9の出力端子側へ切り換える。
すると、FSR9は基準となるPN信号bを発生する自
走状態になる(P3)。同時にカウント値CNを0に設
定する(P4)。
【0012】P5にて比較回路10から誤り検出信号が
入力されると、P1へ戻り、再度切換回路8を入力端子
側へ切り換えて受信信号aのmビット分のデータをFS
R9へ読込む。
【0013】P5にて誤り検出信号が入力されなけれ
ば、P6にてカウンタ14のカウント値CNがmに達し
ていないことを確認すると、P5へ戻り、再度誤り検出
信号の有無を調べる。
【0014】P6にてカウント値CNがmに達したこと
を確認すると、連続するmビットのデータにおいてFS
R9から出力されるPN信号bと受信信号aとを比較し
て不一致が検出されなかったので、この時点で、FSR
9から出力されるPN信号bの受信信号aに対する同期
が確立したと判断する。
【0015】同期が確立するとP7にて受信信号aに対
する符号誤り検出を開始する。すなわち、誤り測定部1
3に対して誤り測定指令を出力して、比較回路10から
出力される不一致検出信号数を一定時間計数してビット
誤り率を算出する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す被試験シス
テム1の規格や種類によっては、図9に示すように、例
えば一定期間TB だけ信号を送出し、次の一定期間TC
は休止することを繰返すバーストフレーム伝送方式が採
用される場合がある。したがって、この場合、休止期間
C は符号誤り検出装置3においては受信信号aが途絶
えることになる。
【0017】バーストフレームの先頭から受信信号aと
PN信号bとの間における同期が確立するまでに要する
期間TA は、前述したFSR9の段数mに対して、最低
でも2mビット必要とし、かつ符号誤りの発生状況に応
じてその長さが変動する。
【0018】従来の符号誤り検出装置では、バーストフ
レームの最終ビット受信までの間にはPN信号の同期が
確立することは前提としても、バーストフレームの先頭
からPN信号の同期が確立するまでの期間TA の受信信
号aに含まれる符号誤りを正しく検出できない欠点があ
る。
【0019】また、同期確立までの期間TA に発生する
ビット誤りを検出できないので、実際の誤り測定期間T
M が短縮される。この同期確立までの期間TA はバース
トフレーム期間TB (280ビット)に比べて無視できない
値であり、バーストフレーム全体のビット誤り率を測定
しようとした場合、正しい測定結果が得られない。
【0020】また、バーストフレームを用いない通常の
連続したデータの送受信システムにおいても、誤り測定
開始時点におけるデータから符号誤り検出を開始できな
い問題がある。
【0021】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、受信信号をこの受信信号周期の整数倍だけ
遅延させておくFIFO型シフトレジスを設けることに
よって、同期確立までに入力された受信信号に対しても
確実に誤り検出を実施できる符号誤り検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、入力端子から入力されたM系列の(2m
1)周期を有する受信信号の連続するm個の各ビットデ
ータを切換回路を介してm段構成のFSRの各レジスタ
に取込んだ後、切換回路を動作させてFSRの入出力間
を接続してこのFSRを自走状態にし、このFSRから
出力されるPN信号の各ビットデータと受信信号の各ビ
ットデータとが一致するか否かを順次比較して、一致ビ
ットがm個連続するとPN信号の受信信号に対する同期
が確立したと判断して、受信信号の各ビットデータとP
N信号の各ビットデータとを比較することによって受信
信号の符号誤りを検出する符号誤り検出装置において、
入力端子から入力された受信信号を周期の整数倍だけ遅
延させるFIFO型シフトレジスタと、このFIFO型
シフトレジスタにて遅延された受信信号の各ビットデー
タと同期確立後のPN信号の各ビットデータとが一致す
るか否かを比較して不一致のとき不一致検出信号を出力
する比較回路とを備えたものである。
【0023】
【作用】このように構成された符号誤り検出装置であれ
ば、入力端子を介して入力される受信信号の各ビットデ
ータは切換回路を介してFSRの各レジスタへ順次格納
されると共に、FIFO(先入れ先出し)型シフトレジ
スタの各レジスタに順次格納されていく。そして、FS
Rから出力されるPN信号の受信信号に対する同期が確
立する。
【0024】また、FIFO型シフトレジスタは受信信
号を正確に整数周期分だけ遅延させるので、FSRから
出力されたPN信号は入力端子に入力されている受信信
号に同期するとともにFIFO型シフトレジスタから出
力されている受信信号にも同期する。
【0025】よって、受信信号の先頭ビットデータがF
IFO型シフトレジスタから出力される時刻から、この
遅延された受信信号の各ビットデータと同期確立後のP
N信号の各ビットデータとをビット単位で比較すること
によって、同期確立以前に入力され受信信号のビット誤
り測定が実施される。
【0026】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0027】図1は実施例の符号誤り検出装置の概略構
成を示すブロック図である。図7に示す従来の符号誤り
検出装置と同一部分には同一符号が付してある。
【0028】図4に示す被試験システム1から出力され
て入力端子7へ入力される受信信号aは、例えば図3に
示すように、Nビットのバースト期間TB と休止期間T
C とを有するバーストフレーム伝送方式における期間T
B のバーストフレームに組込まれている。そして、この
受信信号aはM系列のビット周期(2m −1)を有する
PN信号である。
【0029】入力端子7から入力された受信信号aは2
個のアンドゲート8a,8b、オアゲート8cおよびイ
ンバータ8dからなる切換回路8の一方の入力端子を介
して、例えば図5に示した直列m段のシフトレジスタと
排他的論理和回路とからなるm段構成のFSR9内の先
頭レジスタのデータ端子へ印加される。このFSR9の
出力端子から出力されるPN信号bは同期検出用の比較
回路10を構成するEXORゲート10aの一方の入力
端子へ入力される。同時に、FSR9から出力されるP
N信号bは、切換回路8の他方の入力端子へ入力され
る。切換回路8は制御部15からの切換信号cにて切換
制御される。
【0030】一方、入力端子7へ入力された受信信号a
は切換回路8へ入力されると共に、比較回路10のEX
ORゲート10aの他方の入力端子へ入力される。ま
た、FSR9のクロック端子には受信信号aからクロッ
ク抽出回路12にて再生された、受信信号aのビットレ
ートに対応するクロック信号が供給される。さらに、こ
の再生されたクロック信号は制御部15内の各カウンタ
16a,16bへ印加される。したがって、この各カウ
ンタ16a,16bは受信信号aのビット数を計数す
る。
【0031】比較回路10はFSR9から出力されるP
N信号bの各ビットデータと受信信号aの各ビットデー
タとを比較して不一致の場合に不一致検出信号dを制御
部15へ出力する。また、入力端子7から入力されたバ
ーストフレームに組込まれた受信信号aの開始および終
了位置を示すバーストゲート信号c1が制御部15へ入
力される。
【0032】さらに、入力端子7から入力された受信信
号aは直列D段のFIFO(先入れ先出し)型シフトレ
ジスタ18へ入力される。このFIFO型シフトレジス
タ18のクロック端子にはクロック抽出回路12からの
クロック信号が供給される。したがって、このFIFO
型シフトレジスタ18へ入力された受信信号aの各ビッ
トはDビット分だけ遅延される。
【0033】なお、この遅延量を特定する段数Dは、バ
ースト期間TB に含まれるビット数N,PN信号周期の
ビット数(2m −1)に対して、 (2m −1)(k−1)<N≦(2m −1)k を満足する自然数kに対して D=(2m −1)k としている。すなわち、遅延ビット数DはPN信号周期
のビット数の整数倍に設定されている。
【0034】FIFO型シフトレジスタ18にてDビッ
ト分遅延された受信信号a1 はビット誤り検出用の比較
回路19のEXORゲート19aの一方の入力端子に入
力されれる。このEXORゲート19aの他方の入力端
子にはFSR9から出力される基準となるPN信号bが
入力される。比較回路19はFSR9から出力されたP
N信号bの各ビットデータとFIFO型シフトレジスタ
18から出力されたDビット分遅延された受信信号a1
の各ビットデータとを比較して不一致の場合には不一致
検出信号eを誤り測定部20へ出力する。誤り測定部2
0は例えば不一致検出信号eを計数して符号誤り率等を
算出する。
【0035】このような構成の符号誤り検出装置におけ
る制御部15の動作を図2の流れ図を用いて説明する。
【0036】まず、バーストゲート信号c1 が入力する
のを待つ。バーストゲート信号c1 が入力されると、バ
ーストが開始されたので、カウンタ16bのカウント値
CNbを0にリセットする。さらに、切換信号cをハイ
(H)レベルにして切換回路8を入力端子7側に設定す
る(Q1)。そして、カウンタ16aのカウント値CN
aを0に初期設定した後(Q2)、クロック信号にてカ
ウント値CNaがインクリメントされ、カウント値CN
aがmになるのを待つ(Q3)。
【0037】カウント値CNaがmになると、受信信号
aの連続するmビット分のデータが切換回路8を介して
FSR9を構成する直列m段のシフトレジスタの各段に
読込まれたと判断する。そして、切換信号cをロー
(L)レベルへ変更して、切換回路8をFSR9の出力
端子側に切換える。同時にカウンタ16aのカウント値
CNaを0に初期設定する。すると、FSR9の入力端
子にはこのFSR9から出力されるPN信号bが入力さ
れる。そして、FSR9は基準となるPN信号bを継続
して出力する自走状態になる。
【0038】そして、Q4にて比較回路10から不一致
検出信号dが検出されると、Q1へ戻り、再度切換回路
8を入力端子側に投入して、受信信号aのm個分のビッ
トデータをFSR9へ読込む。
【0039】Q4にて不一致検出信号dが検出されなけ
れば、Q5にてカウント値CNaがmに達していないこ
とを確認した後、Q4へ戻り、再度不一致検出信号dの
発生の有無を調べる。
【0040】Q5にて、カウント値CNaがmに達する
と、達連続したm個のビットにおいて不一致検出信号d
が検出されないので、この時点で、FSR9から出力さ
れるPN信号bの受信信号aに対する同期が確立したと
判断する。
【0041】同期が確立すると、FSR9を自走状態に
したまま、Q6にてカウンタ16bのカウント値CNb
がDに達するまで待つ。カウント値CNbがDに達する
と(CNb=D)、受信信号aの先頭のビッドがFIF
O型シフトレジスタ18の出力端子から出力されたと判
断する。そして、Q7にて受信信号aに対する符号誤り
検出処理を実行する。すなわち、誤り測定部20に対し
て誤り測定指令を出力して、比較回路19から出力され
る不一致検出信号数を一定時間計数して符号誤り率を算
出する。
【0042】次に、図3のタイムチャートを用いて装置
全体の動作を説明する。時刻t0 にてバーストフレーム
が開始されると、受信信号aの各ビットはFSR9およ
びFIFO型シフトレジスタ18に順次入力されてい
く。そして、時刻t1 にてPN信号bの受信信号aに対
する同期が確立すると、FSR9は同期が確立した状態
で自走状態となる。
【0043】時刻t2 にてNビット分のバーストフレー
ムが終了し、時刻t3 にてFIFO型シフトレジスタ1
8からDビット分だけ遅延された受信信号a1 が出力開
始されると、この受信信号a1 とFSR9から出力され
るPN信号bとは同期している。そして、比較回路19
で両信号a1 ,bの各ビットを順番に一致,不一致を比
較していく。
【0044】そして、不一致のビットが存在すると、不
一致検出信号eが誤り測定部20へ入力される。誤り測
定部20は不一致検出信号数を計数開始する。時刻t4
にて受信信号a1 に含まれるNビット分のビットデータ
に対する符号誤り数の計測が終了すると、不一致検出信
号数を集計して符号誤り率を算出する。
【0045】このように構成された符号誤り検出装置で
あれば、同期確立後のFSR9から出力されるPN信号
bとFIFO型シフトレジスタ18で周期の整数倍(D
ビット分)だけ遅延された受信信号a1 とが比較回路1
9にて比較対照されて符号誤りが検出される。
【0046】すなわち、同期確立までに要する期間TA
が存在したとしても、受信信号aの先頭のビットからN
番目の最終ビットまで確実に符号誤り検出が実施され
る。
【0047】特に、図3に示すようなNビットのバース
ト期間TB と休止期間TC とを有するバーストフレーム
伝送方式において有効である。バーストフレームの繰返
し周期をTF (Rビット)とすると、次式で示すよう
に、バースト期間TB (Nビット)にFIFO型シフト
レジスタ18の遅延期間(Dビット)を加算した期間
[(N+D)ビット]がバーストフレームの繰返し周期
F (Rビット)を越えなければ、周期TF でもって繰
り返し入力される受信信号aのビット誤り測定を連続し
て実施できる。
【0048】N+D≦R 例えば、9段(m=9)構成のPN信号を使用して前述
のバーストフレーム(N=280)に組込まれた受信信
号aの符号誤りを検出することを考えると、PN信号の
周期が(29 −1)ビットとなり、遅延Dビット=51
1となり、バーストフレームの繰返し周期(TF =84
0ビット)より加算期間(N+D=791)が短いため
全てのバーストの符号誤り測定を連続的に実施できる。
【0049】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例装置においては、同期検出用の
比較回路10と誤り測定用の比較回路19とを個別に設
けたが、1個の比較回路でもって両方の機能を兼用させ
ることも可能である。
【0050】また、上述した実施例においては、受信信
号aを、図3に示すように、バーストフレームに組込ま
れた信号としたが、バーストフレームに組込まれていな
い連続した受信信号であってもよいことは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の符号誤り検
出装置によれば、受信信号のビットデータをFIFO型
シフトレジスによって遅延させておき、同期が確立され
た後に遅延させておいた受信信号の各ビットに対する符
号誤検出を実行している。したがって、同期確立までに
入力された受信信号の各ビットに対しても確実に符号誤
り検出を実施でき、たとえバーストフレーム伝送方式の
ように受信信号の継続時間が短かったとしてもこの受信
信号に対する符号誤り検出精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に関わる符号誤り検出装置
の概略構成を示すブロック図、
【図2】 同実施例装置の動作を示す流れ図、
【図3】 同実施例装置の動作を示すタイムチャート、
【図4】 一般的な符号誤り検出システムを示す模式
図、
【図5】 一般的なFSRの概略構成を示すブロック
図、
【図6】 5段シフトレジレジスを用いたFSRを示す
ブロック図、
【図7】 従来の符号誤り検出装置の概略構成を示すブ
ロック図、
【図8】 同従来装置の動作を示す流れ図、
【図9】 同従来装置の動作を示すタイムチャート。
【符号の説明】
7…入力端子、8…切換回路、9…FSR、10,19
…比較回路、12…クロック抽出回路、15…制御部、
16a,16b…カウンタ、18…FIFO型シフトレ
ジスタ、20…誤り測定部、a…受信信号、b…PN信
号、e…不一致検出信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力端子から入力されたM系列の(2m
    −1)周期を有する受信信号(a) の連続するm個の各ビ
    ットデータを切換回路(8) を介してm段構成のFSR
    (9) の各レジスタに取込んだ後、前記切換回路を動作さ
    せて前記FSRの入出力間を接続してこのFSRを自走
    状態にし、このFSRから出力されるPN信号(b) の各
    ビットデータと前記受信信号の各ビットデータとが一致
    するか否かを順次比較して、一致ビットがm個連続する
    と前記PN信号の前記受信信号に対する同期が確立した
    と判断して、前記受信信号の各ビットデータと前記PN
    信号の各ビットデータとを比較することによって前記受
    信信号の符号誤りを検出する符号誤り検出装置におい
    て、 前記入力端子から入力された受信信号を前記周期の整数
    倍だけ遅延させるFIFO型シフトレジスタ(18)と、こ
    のFIFO型シフトレジスタにて遅延された受信信号の
    各ビットデータと同期確立後の前記PN信号の各ビット
    データとが一致するか否かを比較して不一致のとき不一
    致検出信号を出力する比較回路(19)とを備えた符号誤り
    検出装置。
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