JP3225061B2 - 符号誤り検出装置 - Google Patents

符号誤り検出装置

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JP3225061B2 JP17988191A JP17988191A JP3225061B2 JP 3225061 B2 JP3225061 B2 JP 3225061B2 JP 17988191 A JP17988191 A JP 17988191A JP 17988191 A JP17988191 A JP 17988191A JP 3225061 B2 JP3225061 B2 JP 3225061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はM系列(最大長周期系
列)のPN信号(擬似ランダム信号)を用いて各種デジ
タル伝送システムおよびデジタル伝送装置の符号誤りを
検出する場合に用いる符号誤り検出装置に係わり、特に
バーストフレームに組込まれた受信信号の符号誤りを検
出する符号誤り検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデジタル伝送システムにおいて発
生する符号誤りを検出する場合には、図12に示すよう
に、被試験システム1の信号入力端に試験信号発生装置
2を接続する。そして、この試験信号発生装置2から被
試験システム1へ試験信号としてPN信号を送出させ、
被試験システム1の信号出力端に接続した符号誤り検出
装置3にて符号誤りを検出する。
【0003】試験信号発生装置2内には、図13に示す
ように、直列m段のシフトレジスタ4と、このシフトレ
ジスタ4を構成する複数レジスタ4aにおける各出力の
排他的論理和をとる1個又は複数のEXORゲート(排
他的論理和回路)4bとで構成されたm段構成のFSR
(Feedback Shift Register) 6が組込まれている。そし
て、先頭のレジスタ4aの入力端に接続された切換回路
8をEXORゲート4b側に接続することによって、こ
のFSR6によって(2m −1)ビットの周期を有する
PN信号を生成する。例えば、5段(m=5)構成のF
SRは図14に示すように構成されている。
【0004】前記符号誤り検出装置3内には試験信号発
生装置2のFSR6と同一構成のFSR6が組込まれて
いる。そして、FSR6によって試験信号と同一系列の
PN信号(基準信号)を生成させ、被試験システム1か
ら受信した受信信号と基準となるPN信号とを比較する
ことにより、被試験システム1を経由する間に発生した
受信信号の符号誤りを検出する。
【0005】なお、FSRが試験信号と同一系列のPN
信号を生成している状態を、FSRが受信信号に同期し
ていると言うが、同期外れの状態では、FSRが生成す
るPN信号と受信信号とを少なくとも連続するmビット
の間だけ比較すれば不一致が検出される。逆に、FSR
が生成するPN信号と受信信号とを連続するmビットの
間だけ比較して不一致が検出されなければ同期が確立し
たと判定する。
【0006】このような符号誤り検出装置3は例えば図
15に示すように構成されている。
【0007】入力端子7から入力された受信信号aは2
個のアンドゲート8a,8b、オアゲート8cおよびイ
ンバータ8dからなる切換回路8の一方の入力端子を介
して例えば図13に示した直列m段のシフトレジスタと
排他的論理和回路からなるFSR9内の先頭レジスタ4
aのデータ端子へ印加される。このFSR9の出力端子
から出力されるPN信号bは比較回路10を構成するE
XORゲート10aの一方の入力端子へ入力される。ま
た、同時に、FSR9から出力されたPN信号bは切換
回路8の他方の入力端子へ入力される。この切換回路8
は制御部11からの切換信号cにて切換制御される。
【0008】一方、入力端子7へ入力された受信信号a
は切換回路8へ入力されると共に、比較回路10のEX
ORゲート10aの他方の入力端子へ入力される。ま
た、FSR9のクロック端子には受信信号aからクロッ
ク抽出回路12にて再生された、受信信号aのビットレ
ートに対応するクロック信号が供給される。さらに、こ
の再生されたクロック信号は制御部11内のカウンタ1
4へ印加される。
【0009】比較回路10はPN信号bの各ビットデー
タと受信信号aの各ビットデータとを比較して不一致の
場合に不一致検出信号dを出力する。比較回路10から
出力された不一致検出信号dは制御部11へ入力される
と共に誤り測定部13へ入力される。誤り測定部13
は、入力された不一致検出信号数を計数して、例えば誤
り率を算出する。
【0010】このような構成の符号誤り検出装置3にお
ける制御部11の動作を図16の流れ図を用いて説明す
る。
【0011】まず、ハイ(H)レベルの切換信号cを出
力して切換回路8を入力端子側に設定する(P1)。次
に、カウンタ14のカウント値CNを0に設定し、カウ
ント値CNがmになるのを待つ。カウント値CNがmに
なると、受信信号aのmビット分のデータがFSR9を
構成する直列m段のシフトレジスタの各段に読込まれた
と判断する(P2)。mビット分のデータがFSR9へ
読込まれると、切換信号cをロー(L)レベルへ変更し
て、切換回路8をFSR9の出力端子側へ切り換える。
すると、FSR9は基準となるPN信号bを発生する自
走状態になる(P3)。同時にカウント値CNを0に設
定する(P4)。
【0012】P5にて比較回路10から不一致検出信号
が入力されると、P1へ戻り、再度切換回路8を入力端
子側へ切り換えて受信信号aのmビット分のデータをF
SR9へ読込む。
【0013】P5にて不一致検出信号が入力されなけれ
ば、P6にてカウンタ14のカウント値CNがmに達し
ていないことを確認すると、P5へ戻り、再度不一致検
出信号の有無を調べる。
【0014】P6にてカウント値CNがmに達したこと
を確認すると、連続するmビットのデータにおいてFS
R9から出力されるPN信号bと受信信号aとを比較し
て不一致が検出されなかったので、この時点で、FSR
9から出力されるPN信号bの受信信号aに対する同期
が確立したと判断する。
【0015】同期が確立するとP7にて受信信号aに対
する符号誤り検出を開始する。すなわち、誤り測定部1
3に対して誤り測定指令を出力して、比較回路10から
出力される不一致検出信号数を一定時間計数してビット
誤り率を算出する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図12に示す被試験シ
ステム1の規格や種類によっては、図17に示すよう
に、例えば一定期間TB だけ信号を送出し、次の一定期
間TC は休止することを繰返すバーストフレーム伝送方
式が採用される場合がある。したがって、この場合、休
止期間TC は符号誤り検出装置3においては受信信号a
が途絶えることになる。したがって、PN信号を用いて
このバーストフレーム伝送方式における符号誤りを測定
するときに、各バーストフレーム毎にパターン同期を取
り直すことが必要となる場合がある。
【0017】バーストフレームの先頭から受信信号aと
PN信号bとの間における同期が確立するまでに要する
期間TA は、前述したFSR9の段数mに対して、最低
でも2mビット必要とし、かつ符号誤りの発生状況に応
じてその長さが変動する。
【0018】従来の符号誤り検出装置では、バーストフ
レームの最終ビット受信までの間にはPN信号の同期が
確立することは前提としても、バーストフレームの先頭
からPN信号の同期が確立するまでの期間TA の受信信
号aに含まれる符号誤りを正しく検出できない欠点があ
る。したがって、実際の誤り測定期間TM が短縮され
る。この同期確立までの期間TA はバーストフレーム期
間TB (280 ビット)に比べて無視できない値であり、
例えばバーストフレーム全体の符号誤り率を測定しよう
とした場合、正しい測定結果が得られない。
【0019】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、同期確立後におけるFSRの所定ビット前
のPN信号を記憶するPNパターンメモリと、受信信号
を遅延させておくFIFO型シフトレジスを設けること
によって、同期確立までに入力された受信信号の各ビッ
トデータに対しても確実に誤り検出を実施でき、たとえ
受信信号の継続時間が短かったとしてもこの受信信号に
対する符号誤り検出精度を向上できる符号誤り検出装置
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、バーストフレームに組込まれた状態で入力
端子から入力されたM系列の(2m −1)周期を有する
受信信号の連続するm個の各ビットデータを切換回路を
介してm段構成のFSRの各レジスタに取込んだ後、切
換回路を動作させてFSRの入出力間を接続してこのF
SRを自走状態にし、このFSRから出力されるPN信
号の各ビットデータと受信信号の各ビットデータとが一
致するか否かを順次比較して、一致ビットがm個連続す
るとPN信号の受信信号に対する同期が確立したと判断
して、その後受信信号の符号誤りを検出する符号誤り検
出装置において、受信信号を規定ビット数だけ遅延させ
るFIFO型シフトレジスタと、FSRのm個の各レジ
スタのビットデータが読出アドレスとして入力され、各
アドレスに該当ビットデータで一義的に定まる所定ビッ
ト数前におけるFSRの動作状態を記憶するPNパター
ンメモリと、同期確立後にPNパターンメモリから出力
される所定ビット前のFSRの動作状態で定まるPN信
号の各ビットデータとFIFO型シフトレジスタにて遅
延された受信信号の各ビットデータとが一致するか否か
を比較して不一致のとき不一致検出信号を出力する比較
回路とを備えたものである。
【0021】また、別の発明においては、前述した各手
段に加えて、同期確立後にPNパターンメモリから出力
されるデータを取込み記所定ビット前のFSRの動作状
態で定まるPN信号を出力するm段構成の補助FSRを
設け、比較回路によって、補助FSRから出力されるP
N信号の各ビットデータとFIFO型シフトレジスタに
て遅延された受信信号の各ビットデータとが一致するか
否かを比較するようにしている。
【0022】
【作用】まず、PNパターンメモリについて説明する。
【0023】一般に、(2m −1)ビット周期を有する
PN信号においては、(2m −1)個のビットデータの
うち連続するm個の各ビットデータが定まれれば、この
mビットからなるビット系列は、(2m−1)のビット
周期のうちのどの位置(位相位置)に位置するかが一義
的に定まる。したがって、このmビットからなるビット
系列における次に来るビットデータの値および既に1ビ
ット前に出力済のビットデータの値も一義的に定まる。
【0024】したがって、FSR内のクロック信号に応
動して順次シフトされていくm個の各レジスタの各ビッ
トデータが定まれは、各クロック位置における所定ビッ
ト数前のFRSの動作状態、すなわち、所定ビット数前
のFSRから出力されるPN信号におけるビットデータ
値、および所定ビット数前のFSR内のm個のレジスタ
の各ビットデータの値が定まる。
【0025】よって、PNパターンメモリ内には、FS
Rの各レジスタにおけるmビットからなるビット系列の
全ての2m 個の組合わせに対して、所定ビット数前のF
SRの動作状態が記憶されている。したがって、アドレ
ス端子にFSRの各レジスタのビットデータがアドレス
として印加されると、所定ビット前の状態が出力され
る。
【0026】そして、入力される受信信号の各ビットデ
ータは切換回路を介してFSRの各レジスタへ順次格納
されると共に、FIFO(先入れ先出し)型シフトレジ
スタの各レジスタに順次格納されていく。そして、FS
Rから出力されるPN信号の受信信号に対する同期が確
立する。
【0027】すると、PNパターンメモリは同期状態の
FSRの動作状態に対して所定ビット数前におけるPN
信号を出力する。そして、所定ビット数をFIFO型シ
フトレジスの遅延ビット数に一致させておけば、PNパ
ターンメモリから出力されるPN信号とFIFO型シフ
トレジスタから出力されている受信信号とがに同期す
る。
【0028】よって、受信信号の先頭ビットデータがF
IFO型シフトレジスタから出力される時刻から、この
遅延された受信信号の各ビットデータと同期確立後にP
Nパターンメモリにて生成されたPN信号の各ビットデ
ータとを比較することによって、同期確立以前に入力さ
れ受信信号の符号誤り検出が実施される。
【0029】また、別の発明においては、前記PNパタ
ーンメモリから出力される所定ビット前におけるPN信
号を示すデータを前記同期検出用のFSRと同一構成の
m段の補助FSRへ入力している。そして、この補助F
SRからPN信号を出力させて、FIFO型シフトレジ
スタから出力されている受信信号と比較対照して符号誤
りを検出している。
【0030】補助SFRはPNパターンメモリからデー
タを取込んで、自走状態に移行させることが可能とな
る。よって、たとえFIFO型シフトレジスタから出力
されている受信信号が終了しないうちに、次のバースト
信号が入力して、途中でPNパターンメモリからのデー
タが途絶えたとしても、受信信号に対する符号誤り検出
を最終ビットまで実施できる。
【0031】すなわち、たとえ休止期間TC がバースト
期間TBより短かかったとしても、受信信号における1
バーストフレーム分のビットデータに対して必ず符号誤
り検出が実行される。
【0032】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0033】図1は実施例の符号誤り検出装置の概略構
成を示すブロック図である。図15に示す従来の符号誤
り検出装置と同一部分には同一符号が付してある。
【0034】図12に示す被試験システム1から出力さ
れて入力端子7へ入力される受信信号aは、例えば図3
に示すように、Nビットのバースト期間TBと休止期間
C とを有するバーストフレーム伝送方式における期間
B のバーストフレームに組込まれている。そして、こ
の受信信号aはM系列のビット周期(2m −1)を有す
るPN信号である。
【0035】入力端子7から入力された受信信号aは2
個のアンドゲート8a,8b、オアゲート8cおよびイ
ンバータ8dからなる切換回路8の一方の入力端子を介
して、例えば図13に示した直列m段のシフトレジスタ
と排他的論理和回路とからなるm段構成のFSR9のデ
ータ端子へ印加される。このFSR9の出力端子から出
力されるPN信号bは同期検出用の比較回路10を構成
するEXORゲート10aの一方の入力端子へ入力され
る。また、FSR9から出力されたPN信号bは切換回
路8の他方の入力端子へ入力される。この切換回路8は
制御部15からの切換信号cにて切換制御される。
【0036】一方、入力端子7へ入力された受信信号a
は切換回路8へ入力されると共に、比較回路10のEX
ORゲート10aの他方の入力端子へ入力される。ま
た、比較回路10はFSR9から出力された内部PN信
号bの各ビットデータと受信信号aの各ビットデータと
を比較して不一致の場合に不一致検出信号dを制御部1
5へ出力する。また、入力端子7から入力されたバース
トフレームに組込まれた受信信号aの開始および終了位
置を示すバーストゲート信号c1が制御部15へ入力さ
れる。
【0037】FSR9のクロック端子には受信信号aか
らクロック抽出回路12にて再生された、受信信号aの
ビットレートに対応するクロック信号が供給される。さ
らに、この再生されたクロック信号は制御部15内の各
カウンタ16a,16bへ印加される。したがって、こ
の各カウンタ16a,16bは受信信号aのビット数を
計数する。
【0038】また、FSR9のm個の各レジスタの各出
力信号はPNパターンメモリ18の1番からm番までの
各アドレス端子に入力されている。PNパターンメモリ
18は例えばROM等で構成されている。そして、内部
には前述したように、FSR9の各レジスタから出力さ
れるmビットからなる各ビットデータ列に対して、FI
FO型シフトレジスタ21のレジスタ数(段数)である
Dビットだけ前のFSR9の動作状態を示す1ビットか
らなる各ビットデータを記憶している。そして、出力端
子Qから出力する。
【0039】したがって、PNパターンメモリ18のア
ドレス値はFSR9の各レジスタの値に応じて変化する
ので、PNパターンメモリ18は、FSR9から出力さ
れるPN信号bに対してDビットだけ遅れたPN信号b
1 を出力する。
【0040】なお、実際のPNパターンメモリ18にお
いては、複数の遅延ビット数Dに対して出力値を記憶し
ている。そして、使用するFIFO型シフトレジスタ2
1の遅延ビット数Dに一致するように制御部15から予
め設定される。
【0041】したがって、このPNパターンメモリ18
内には2(m+D) 個のデータが記憶されている。例えばF
SR9の段数mを15とし、遅延ビット数Dの設定範囲
を1000通りと仮定すると、必要とするメモリ容量は2
(15+10) ビット(約34Mビット=約4Mバイト)とな
る。
【0042】さらに、入力端子7から入力された受信信
号aはD段構成のFIFO(先入れ先出し)型シフトレ
ジススタ21へ入力される。このFIFO型シフトレジ
スタ21のクロック端子にはクロック抽出回路12から
のクロック信号が供給される。したがって、このFIF
O型シフトレジスタ21へ入力された受信信号aの各ビ
ットデータはDビット分だけ遅延される。
【0043】FIFO型シフトレジスタ21にてDビッ
ト分遅延された受信信号a1 は符号誤り検出用の比較回
路19のEXORゲート19aの一方の入力端子に入力
される。このEXORゲート19aの他方の入力端子に
はPNパターンメモリ18から出力されるPN信号b1
が入力される。比較回路19はPNパターンメモリ18
から出力されたPN信号b1 の各ビットデータとDビッ
ト分遅延された受信信号a1 の各ビットデータとを比較
して不一致の場合に不一致検出信号eを誤り測定部20
へ出力する。誤り測定部20は入力された不一致検出信
号数を計数して符号誤り率等を算出する。
【0044】このような構成の符号誤り検出装置におけ
る制御部15の動作を図2の流れ図を用いて説明する。
【0045】まず、バーストゲート信号c1 が入力する
のを待つ。バーストゲート信号c1 が入力されると、バ
ーストが開始されたので、カウンタ16bのカウント値
CNbを0にリセットする。さらに、切換信号cをハイ
(H)レベルにして切換回路8を入力端子7側に設定す
る(Q1)。そして、カウンタ16aのカウント値CN
aを0に初期設定した後(Q2)、クロック信号にてカ
ウント値CNaがインクリメントされ、カウント値CN
aがmになるのを待つ(Q4)。
【0046】カウント値CNaがmになると、受信信号
aの連続するmビット分のデータが切換回路8を介して
FSR9を構成する直列m段のシフトレジスタの各段に
読込まれたと判断する。そして、切換信号cをロー
(L)レベルへ変更して、切換回路8をFSR9の出力
端子側に切換える。同時にカウンタ16aのカウント値
CNaを0に初期設定する。すると、FSR9の入力端
子にはこのFSR9から出力されるPN信号bが入力さ
れる。そして、FSR9は基準となるPN信号bを継続
して出力する自走状態になる。
【0047】そして、Q4にて比較回路10から不一致
検出信号dが検出されると、再度切換回路8を入力端子
側に投入して、受信信号aのm個分のビットデータをF
SR9へ読込む。
【0048】Q4にて不一致検出信号dが検出されなけ
れば、Q5にてカウント値CNaがmに達していないこ
とを確認した後、Q4へ戻り、再度不一致検出信号dの
発生の有無を調べる。
【0049】Q5にて、カウント値CNaがmに達する
と、連続したm個のビットにおいて不一致検出信号dが
検出されないので、この時点で、FSR9から出力され
るPN信号bの受信信号aに対する同期が確立したと判
断する。
【0050】PNパターンメモリ18の各アドレス端子
には、FSR9のm個のレジスタのビットデータ列が印
加されているので、このPNパターンメモリ18から出
力されるPN信号b1 は常にFSR9から出力されるP
N信号bよりDビット遅延している。
【0051】一旦同期が確立すると、FSR9を自走状
態としたまま、カウンタ16bのカウント値CNbがD
に達するまで待つ。カウント値CNbがDに達すると
(CNb=D)、受信信号aの先頭のビッドデータがD
ビット分遅延されて、FIFO型シフトレジスタ21の
出力端子から出力されたと判断する。よって、このFI
FO型シフトレジスタ21から出力された受信信号a1
は、PNパターンメモリ18から出力されたPN信号b
1 に同期している。しかして、Q7にて受信信号a1
対する符号誤り検出処理を実行する。すなわち、誤り測
定部20に対して誤り測定指令を出力して、比較回路1
9から出力される不一致検出信号数を一定時間計数して
符号誤り率を算出する。
【0052】次に、図3のタイムチャートを用いて装置
全体の動作を説明する。時刻t0 にてバーストフレーム
が開始されると、受信信号aの各ビットデータはFSR
9およびFIFO型シフトレジスタ21に順次入力され
ていく。そして、時刻t1 にてPN信号bの受信信号a
に対する同期が確立すると、FSR9は同期が確立した
状態で自走状態となる。
【0053】したがって、PNパターンメモリ18もD
ビット前のPN信号b1 でもって自走状態となる。時刻
2 にてDビット分のビットデータが入力すると、FI
FO型シフトレジスタ21からDビット分だけ遅延され
た受信信号a1 が出力開始される。この受信信号a1
PNパターンメモリ18から出力されるPN信号b1
は同期している。そして、比較回路19で受信信号
1 ,とPN信号b1 の各ビットデータを順番に一致,
不一致を比較していく。
【0054】そして、不一致のビットが存在すると、不
一致検出信号eが誤り測定部20へ入力される。誤り測
定部20は不一致検出信号数を計数開始する。時刻t4
にて受信信号a1 に含まれるNビット分のビットデータ
に対する不一致検出信号数の計数が終了すると、誤り測
定部20は不一致検出信号数を集計して符号誤り率を算
出する。
【0055】このように構成された符号誤り検出装置で
あれば、同期確立後のPNパターンメモリ18から出力
されるPN信号b1 とFIFO型シフトレジスタ21で
Dビット分だけ遅延された受信信号a1 とが比較回路1
9にて比較対照されて符号誤りが検出される。
【0056】すなわち、同期確立までに要する期間TA
が存在したとしても、受信信号aの先頭のビットデータ
からN番目の最終ビットデータまで確実に符号誤り測定
が実施される。よって、符号誤り検出装置全体の検出精
度を向上できる。特に、図3に示すようなNビットのバ
ースト期間TB と休止期間TC とを有するバーストフレ
ーム伝送方式において有効である。
【0057】図4は本発明の他の実施例に係わる符号誤
り検出装置の概略構成を示すブロック図である。図1の
実施例と同一部分には同一符号が付してある。したがっ
て、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0058】この実施例においては、PNパターンメモ
リ18から出力されるFSR9のPN信号bに対してD
ビット分前の(遅延した)PN信号b1 は、同期確立用
のFSR9と同一構成の補助FSR22の入力端子へ入
力される。補助FSR22から出力されるPN信号b2
は比較回路19の一方の入力端子へ入力される。また、
入力端子7へ入力された受信信号aは(D+m)個のレ
ジスタで構成されたFIFO型シフトレジスタ21aへ
入力される。そして、このFIFO型シフトレジスタ2
1aでもって(D+m)ビット分遅延された受信信号a
2 は前記比較回路19へ入力される。
【0059】図5は図4に示す符号誤り検出装置の動作
を示すタイムチャートである。図1の実施例と同様に、
時刻t1 にて同期が確立すると、その時点から同期確立
したPN信号bに対してDビット前(遅延した)のPN
信号b1 が補助FSR22へ入力開始する。補助FSR
22はm段構成であるので、入力開始時刻t1 からmビ
ット分時間経過した時刻から、FSR9のPN信号bに
対して(D+m)ビット分遅延したPN信号b2 が出力
開始する。よって、このPN信号b2 とFIFO型シフ
トレジスタ21aから出力された受信信号a2 とが同期
する。その結果、(D+m)ビット分遅延した受信信号
2 がFIFO型シフトレジスタ21aから出力開始す
る時刻t2 から実際の誤り検出が開始される。
【0060】このように構成された符号誤り検出装置で
あれば、補助FSR22は、PNパターンメモリ18か
らmビット分のデータを読込んだ時点で、制御部15か
らの入力切換信号f2 にて内蔵されている切換回路を作
動させて、PNパターンメモリ18からのデータ入力を
遮断し、その代りに自己の出力信号を自己の先頭のレジ
スタのデータ入力端子に印加することによって、自走状
態に移行することが可能となる。
【0061】したがって、図5に示すように、たとえバ
ーストフレームの繰返し周期TF 内における休止期間T
C がバースト期間TBより短かったとしても、各バース
トフレームに組込まれた受信信号aの符号誤り検出を確
実に実行できる。すなわち、mビット以上の任意の間隔
で到来する受信信号aの符号誤り検出を実行できる。
【0062】図6は本発明の他の実施例に係わる符号誤
り検出装置の概略構成を示すブロック図である。図1の
実施例と同一部分には同一符号が付してある。したがっ
て、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0063】この実施例のPNパターンメモリ18aに
は、FSR9から出力されるPN信号bの(D+m)ビ
ット分前のPN信号b3 を出力する各データが記憶され
ている。PNパターンメモリ18aから出力されるPN
信号b3 はm段構成のシフトレジスタ23へ入力され
る。このシフトレジスタ23のm段の各レジスタの出力
信号はFSR9と同一構成の補助FSR22aの1番か
らm番までの各レジスタへ入力される。補助FSR22
aは、制御部15からロード信号fが印加されると、シ
フトレジスタ23における各レジスタのビットデータを
自己の各レジスタに取込んで自走状態となる。補助FS
R22aから出力されたPN信号b4 は比較回路19の
一方の入力端子へ入力される。比較回路19の他方の入
力端子にはFIFO型シフトレジスタ21にてDビット
分だけ遅延された受信信号a1 が印加される。
【0064】図7は図6に示す符号誤り検出装置の動作
を示すタイムチャートである。時刻t1 にて同期が確立
すると、その時点のmビット前からPN信号bは同期し
ている。したがって、同期が確立した時刻t1 において
は、シフトレジスタ23のm個の各レジスタには、FS
R9の各レジスタのビットデータ列に対してDビット前
のビット系列になる。よって、バーストフレームの入力
時刻t0 からDビット経過した時刻t2 にてロード信号
fを出力して補助FSR22aの各レジスタにシフトレ
ジスタ23の各ビットデータをロードして、入力切換信
号f2 によって自走させると、FIFO型シフトレジス
タ21から出力される受信信号a1 において時刻t2
降に符号誤り検出を開始できる。
【0065】このように構成された符号誤り検出装置に
おいても上述した各実施例とほぼ同様の効果を得ること
ができる。さらに、この実施例においては、休止期間T
C のピット数Kが(D+m−N)より短い場合であって
も、正常に受信信号aの符号誤りを検出できる。
【0066】図8は本発明の他の実施例に係わる符号誤
り検出装置の概略構成を示すブロック図である。図6の
実施例と同一部分には同一符号が付してある。したがっ
て、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0067】この実施例においては、PNパターンメモ
リ18bは、FSR9の各レジスタのビットデータ列で
示されるアドレスに対応して、FSR9のDビット前に
おける各レジスタのmビットからなるビットデータ列を
記憶している。そして、次のm段構成の補助FSR22
aの各レジスタへ出力する。
【0068】補助FSR22aは制御部15からロード
信号fが入力されると、PNパターンメモリ18bから
出力されるmビットのビットデータを自己の各レジスタ
へ取り込んで自走状態になる。そして、比較回路19へ
Dビット前のPN信号b4 を出力する。
【0069】図9は図8に示す符号誤り検出装置の動作
を示すタイムチャートである。時刻t1 にて同期が確立
すると、FSR9は自走するので、それ以後PNパター
ンメモリ18bから出力されるmビット前のPN信号に
対応する各ビットデータが補助FSR22aの各レジス
タに印加される。そして、受信信号aの入力開始時刻t
0 からDビット分経過した時刻t2 にてロード信号fが
出力されると、補助FSR22aから同期確立している
FSR9のPN信号bからDビット分遅延されたPN信
号b4 が出力される。同時にFIFO型シフトレジスタ
21からDビット分遅延された受信信号a1 が出力され
る。しかして、時刻t2 から符号誤り検出が開始され
る。
【0070】このように構成された符号誤り検出装置に
おいても前述した各実施例とほぼ同様の効果を得ること
ができる。さらに、この実施例においては、図9に示す
ように、休止期間TC のビット数Kが(D+m−N)よ
り短い場合であっても、正常に各受信信号aの符号誤り
検出を実行できる効果を維持した状態で、図6に示す実
施例より構成を簡素化できる。
【0071】なお、この場合のPNパターンメモリ18
bの必要とする記憶容量は、図1の条件に比較してm
(=15)倍の、約503Mビット(64Mバイト)と
なる。
【0072】図10は本発明のさらに別の実施例に係わ
る符号誤り検出装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図8の実施例と同一部分には同一符号が付してあ
る。したがって、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0073】この実施例においては、図8の補助FSR
22aの他に、2個のPNパターンメモリ18c,18
dおよび演算回路24を設けている。
【0074】FSR9の各レジスタのビットデータから
なるmビットデータ列[b1 ,b2 ,…bm ]におい
て、[ 111…1 ]を初期状態としてx(0≦x≦2m
1)番目に得られるビット列状態{bX }をF(x) とす
ると、最初のPNパターンメモリ18c内には、2m
の各F(x) に対してx番号を記憶する。
【0075】また、演算回路24は、制御部15から入
力された遅延ビット量Dに対して、 y=x−D (x−D≧0のとき) y=x−D+(2m −1) (x−D<0のとき) の演算を実行して、修正番号yを出力する。すなわち、
修正番号yは初期状態からx番目の値をDビットだけ後
戻りさせた(遅延させた)番号となる。他方のPNパタ
ーンメモリ18dは修正番号yに対応するmビットのビ
ットデータ列を補助FSR22aへ出力する。
【0076】すなわち、結果的に、補助FSR22aの
各レジスタには、FSR9の各レジスタのビットデータ
列よりDビットだけ遅延したビットデータ列が入力され
る。よって、FSR9のPN信号bが受信信号aに対し
て同期確立すると、補助FSR22aは同期確立したP
N信号bよりDビット遅延したPN信号b5 を出力す
る。しかして、比較回路19でもって受信信号aの入力
時刻からDビット目以降に符号誤り検出が開始される。
【0077】このように構成された符号誤り検出装置に
おいても前述した各実施例とほぼ同様の効果を得ること
ができる。さらに、この実施例においては、演算回路2
4を用いることによって、PNパターンメモリ18c,
18dの必要記憶容量を低減できる。すなわち、遅延ビ
ット数D毎の値を記憶する必要がないので、例えば各F
SR9,22aの段数を23(=m)とししても、223
×23=約193Mビット(約24Mバイト)程度であ
り、通常のマスクROMを複数個使用して実現可能であ
る。
【0078】このように本発明においては、たとえバー
ストフレームの繰返し周期TF 内における休止期間TC
がバースト期間TB より短かったとしても、各バースト
フレームに組込まれた受信信号aの符号誤りを確実に検
出できる。すなわち、任意の間隔で到来する受信信号a
の符号誤りを正確に測定できる。
【0079】したがって、バーストフレーム毎にパター
ン同期を取り直すことにより、ATM(非同期転送モー
ド) のようにバーストフレームの廃棄・順序の入れ替え
が起こり得る伝送方式や、バーストフレームの再送がお
こなわれる伝送方式でも、廃棄、順序の入れ替え、再送
等の要因に影響されずにビット誤りだけを測定すること
が可能である。
【0080】さらに、TDM(時分割多重化)伝送方式
のデジタル無線通信システムでは、1 つの周波数を複数
の局が時分割で使用するが、多重化の有無に関係なく、
ビット誤り検出を容易におこなうことができる。
【0081】例えば3つの移動局から基地局に伝送する
システムのビット誤りを検出する方法を図11を用いて
説明する。各移動局A,B,Cにそれぞれ独立して非同
期にPN信号を出力するPN信号発生装置を取付け、基
地局に1台の符号誤り検出装置を接続する。
【0082】この場合、前述したように、移動局側では
前回送出したバーストフレームと次に送出するバースト
フレームとがPN信号のビットパターンとして連続して
いる必要がなく、また各PN信号発生装置は独立に動作
させることができるため、パターンの発生が容易にな
る。基地局側では各バーストフレームがどの移動局から
送信されたものかを意識する必要がないために符号誤り
検出が容易になる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明の符号誤り検
出装置によれば、同期確立時点におけるFSRの所定ビ
ット前のPN信号を記憶するPNパターンメモリと、受
信信号のビットデータを遅延させるFIFO型シフトレ
ジスタを設けている。そして、同期が確立するまでの期
間に入力した受信信号のビットデータをFIFO型シフ
トレジスによって遅延させておき、同期が確立されたP
Nパターンメモリから出力される所定ビット数前のFS
Rの動作状態で定まるPN信号を用いて受信信号の各ビ
ットデータにに対する誤り検出を実行している。したが
って、同期確立までに入力された受信信号の各ビットデ
ータに対しても確実に誤り検出を実行でき、たとえバー
ストフレーム伝送方式における受信信号の継続時間が短
かったとしてもこの受信信号に対する誤り検出精度を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に関わる符号誤り検出装置
の概略構成を示すブロック図、
【図2】 同実施例装置の動作を示す流れ図、
【図3】 同実施例装置の動作を示すタイムチャート、
【図4】 本発明の他の実施例の符号誤り検出装置の概
略構成を示すブロック図、
【図5】 同実施例装置の動作を示すタイムチャート、
【図6】 本発明のさらに別の実施例の符号誤り検出装
置の概略構成を示すブロック図、
【図7】 同実施例装置の動作を示すタイムチャート、
【図8】 本発明のさらに別の実施例の符号誤り検出装
置の概略構成を示すブロック図、
【図9】 同実施例装置の動作を示すタイムチャート、
【図10】 本発明のさらに別の実施例の符号誤り検出
装置の概略構成を示すブロック図、
【図11】 実施例装置を複数の移動局と基地局との間
の符号誤り検出に用いた場合の検出方法を示す図、
【図12】 一般的な誤り検出システムを示す模式図、
【図13】 一般的なFSRの概略構成を示すブロック
図、
【図14】 5段のシフトレジスを用いたFSRを示す
ブロック図、
【図15】 従来の符号誤り検出装置の概略構成を示す
ブロック図、
【図16】 同従来装置の動作を示す流れ図、
【図17】 同従来装置の動作を示すタイムチャート。
【符号の説明】
7…入力端子、8…切換回路、9…FSR、22,22
a…補助FSR、10,19…比較回路、12…クロッ
ク抽出回路、15…制御部、16a,16b…カウン
タ、18,18a,18b,18c,18d…PNパタ
ーンメモリ、20…誤り測定部、21,21a…FIF
O型シフトレジスタ、a…受信信号、b…PN信号、e
…不一致検出信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−60120(JP,A) 特開 平5−29955(JP,A) 特開 平5−29956(JP,A) 特開 平5−29957(JP,A) 特開 平5−29958(JP,A) 特公 平7−105786(JP,B2) 特許2920778(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 G06F 13/00 301 H04L 1/00 H04L 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーストフレームに組込まれた状態で入
    力端子から入力されたM系列の(2m −1)周期を有す
    る受信信号(a) の連続するm個の各ビットデータを切換
    回路(8) を介してm段構成のFSR(9) の各レジスタに
    取込んだ後、前記切換回路を動作させて前記FSRの入
    出力間を接続してこのFSRを自走状態にし、このFS
    Rから出力されるPN信号(b) の各ビットデータと前記
    受信信号の各ビットデータとが一致するか否かを順次比
    較して、一致ビットがm個連続すると前記PN信号の前
    記受信信号に対する同期が確立したと判断して、その後
    前記受信信号の符号誤りを検出する符号誤り検出装置に
    おいて、 前記受信信号を規定ビット数だけ遅延させるFIFO型
    シフトレジスタ(21)と、前記FSRのm個の各レジスタ
    のビットデータが読出アドレスとして入力され、各アド
    レスに該当ビットデータで一義的に定まる所定ビット数
    前における前記FSRの動作状態を記憶するPNパター
    ンメモリ(18)と、前記同期確立後に前記PNパターンメ
    モリから出力される前記所定ビット前の前記FSRの動
    作状態で定まるPN信号(b1 )の各ビットデータと前
    記FIFO型シフトレジスタにて遅延された前記受信信
    号の各ビットデータとが一致するか否かを比較して不一
    致のとき不一致検出信号(e) を出力する比較回路(19)と
    を備えた符号誤り検出装置。
  2. 【請求項2】 バーストフレームに組込まれた状態で入
    力端子から入力されたM系列の(2m −1)周期を有す
    る受信信号(a) の連続するm個の各ビットデータを切換
    回路(8) を介してm段構成のFSR(9) の各レジスタに
    取込んだ後、前記切換回路を動作させて前記FSRの入
    出力間を接続してこのFSRを自走状態にし、このFS
    Rから出力されるPN信号(b) の各ビットデータと前記
    受信信号の各ビットデータとが一致するか否かを順次比
    較して、一致ビットがm個連続すると前記PN信号の前
    記受信信号に対する同期が確立したと判断して、その後
    前記受信信号の符号誤りを検出する符号誤り検出装置に
    おいて、 前記受信信号を規定ビット数だけ遅延させるFIFO型
    シフトレジスタ(21,21a)と、前記FSRのm個の各レジ
    スタのビットデータが読出アドレスとして入力され、各
    アドレスに該当ビットデータで一義的に定まる所定ビッ
    ト数前における前記FSRの動作状態を記憶するPNパ
    ターンメモリ(18,18a,18b,18c,18d)と、前記同期確立後
    に前記PNパターンメモリから出力されるデータを取込
    み、前記所定ビット前の前記FSRの動作状態で定まる
    PN信号(b2 )を出力するm段構成の補助FSR(22,
    22a)と、この補助FSRから出力されるPN信号の各ビ
    ットデータと前記FIFO型シフトレジスタにて遅延さ
    れた前記受信信号の各ビットデータとが一致するか否か
    を比較して不一致のとき不一致検出信号(e) を出力する
    比較回路(19)とを備えた符号誤り検出装置。
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