JPH05299186A - 閃光発光装置 - Google Patents

閃光発光装置

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JPH05299186A
JPH05299186A JP10681392A JP10681392A JPH05299186A JP H05299186 A JPH05299186 A JP H05299186A JP 10681392 A JP10681392 A JP 10681392A JP 10681392 A JP10681392 A JP 10681392A JP H05299186 A JPH05299186 A JP H05299186A
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JP
Japan
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voltage
circuit
main capacitor
capacitor
charging
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JP10681392A
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Satoshi Kawakami
智 川上
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Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路構成により、発光開始時にメイン
コンデンサの充電電圧の倍以上の電圧を放電発光管に印
加する。 【構成】 昇圧回路2とメインコンデンサ3との間にス
イッチング回路9を、メインコンデンサ3と放電発光管
7との間に整流素子8をそれぞれ介挿する。メインコン
デンサが所定電圧まで充電されたら昇圧回路2を停止
し、スイッチング回路9をオフする。発光開始時に上記
スイッチング回路9をオフのまま再度昇圧回路2を駆動
して、(昇圧回路出力)+(メインコンデンサ充電電
圧)を放電発光管7に印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は閃光発光装置、詳しくは
放電発光管の両端にメインコンデンサの充電電圧以上の
高電圧を印加することにより、該放電発光管を発光し易
くすることのできる閃光発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放電発光管の陰極側にメインコンデンサ
と同電位に充電されたコンデンサの陰極端を接続し、発
光のタイミングに合わせて該コンデンサを放電すること
で放電発光管の陰極端の電位を引き下げ、メインコンデ
ンサ電圧の約2倍の電圧を放電発光管に印加する所謂倍
電圧回路が特公昭52−17676号を始めとして数多
く開示されている。
【0003】図10は、倍電圧回路を用いた従来の閃光
発光装置の電気回路図で、この図10におけるストロボ
発光回路は、メインコンデンサ3に充電された電荷が放
電しつくすまでストロボ発光を継続する、所謂発光時間
無制御タイプであって、且つ放電発光管にメインコンデ
ンサの充電電圧の略2倍の電圧が印加される倍電圧回路
付きになっている。
【0004】そして、昇圧回路2aと発光回路31aと
を含む図10に示す従来の閃光発光装置において、昇圧
回路2aは一般的に知られている2次電流帰還型のDC
/DCコンバータである。即ち、昇圧回路2aは、電源
1から給電される昇圧用トランス29の1次巻線に直列
に接続されたメイントランジスタ28と、トランジスタ
28にベース電流を流すことで昇圧回路を起動させるス
イッチングトランジスタ26と、上記メイントランジス
タ28のオン動作によって昇圧トランス29の2次側に
発生する電流を帰還してメイントランジスタ28のベー
ス電流をオン・オフし、発振動作を繰り返す帰還トラン
ジスタ27と、昇圧トランス29の2次側に発生した電
流を整流してメインコンデンサ3に蓄えるダイオード4
と、同時に昇圧トランス29の2次側出力に発生する正
出力の数倍はある負電圧から上記ダイオード4,トラン
ス29を保護するサージキラーコンデンサ30によって
その主要部が構成されている。
【0005】充電電圧検出回路12では、その抵抗R1
,R2 によってメインコンデンサ3の両端電圧を分圧
し、図示しないCPUのA/D入力ポートへ入力する。
これが予め設定された値に達したらトランジスタ26へ
の充電信号Va を反転して充電動作を停止させる。
【0006】ダイオード5は、充電動作停止後の放置中
に上記分圧抵抗R1 ,R2 を通じてメインコンデンサ3
の充電電圧が低下してしまうのを防止するためであり、
コンデンサ11は上記昇圧トランス29の2次側出力の
発振パルスによってA/D入力ポートに印加される充電
電圧検出信号Vb がパルス状になるのを平滑して防ぐた
めのものである。
【0007】メインコンデンサ3の電圧によって、発光
回路31aの抵抗17を介して充電されたトリガコンデ
ンサ16の充電電荷は、図示しないCPUから出力され
る発光制御信号Vc によって駆動されるサイリスタ14
によって一気に放電される。すると、この放電電流によ
り、トリガトランス13の2次側に数KVの電圧が誘起
され、これにより放電発光管7が励起されて導通し、メ
インコンデンサ3の充電電荷により閃光発光が行われ
る。
【0008】発光制御信号Vc によって導通状態になる
サイリスタ14のアノード側には、トリガコンデンサ1
6と同様に、抵抗17を通して充電された倍電圧コンデ
ンサ18が接続されていて、サイリスタ14がオンする
と、同コンデンサ18の負極とグランドラインとの間に
接続された抵抗19を介して放電される。このときの放
電電流によって抵抗19の両端に電位差が発生し、これ
によってコンデンサ18と抵抗19と放電発光管7のカ
ソード側との接続点V3 の電圧波形は、図11に示すよ
うに、上記倍電圧用コンデンサ18に予め充電されてい
た電圧と略同じ負電圧へ引かれる。従って、放電発光管
17の両端にはメインコンデンサ3の充電電圧の約2倍
の電位差が生じることになる。
【0009】即ちメインコンデンサ3の充電電圧が、放
電発光管7の発光電圧に達しない場合でも、該放電発光
管7の両端には実質その倍の電圧がかかっていることに
なるので発光させることが可能になる。なお抵抗20
は、放電発光管7のオン時にコンデンサ18側へ大電流
が流れるのを防ぐための制限抵抗である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように放電発光
管を単品での初期点灯電圧より更に低い電圧で発光させ
るために、従来より上記図10に示すような倍電圧回路
が用いられてきた。これは、メインコンデンサ3と同電
位に充電された小容量の倍電圧用コンデンサ18を放電
させるとき、このコンデンサ18の負極側に発生する負
電圧を放電発光管7の負極側に印加し、見かけ上放電発
光管7にメインコンデンサ3の充電電圧の2倍近い電圧
をかける方法であるが、それ以上の電圧印加は不可能で
ある。
【0011】即ち、この方法では、倍電圧用コンデンサ
18が初期充電されていた電荷を放電することを利用す
るだけなので、抵抗19,20を介するロスを考慮しな
くても、メインコンデンサ3の充電電圧の約2倍の電圧
を印加するのが精一杯であった。
【0012】一方、最近の放電発光管は小型化、高出力
化され、初期点灯電圧が昔に比べ可成り高くなりつつあ
る。そこで、光量制御を行うストロボでも発光させられ
る充電電圧の範囲が狭くなり、発光許可までに時間がか
かるようになってきている。この場合、放電発光管に直
接印加する電圧を高圧化すればこの問題は避けられる
が、メインコンデンサや発振トランスも高圧化する必要
があり、機器の大型化を招くことになってしまう。
【0013】そこで本発明の目的は、上記問題点を解消
し、簡単な回路構成により、発光開始時にメインコンデ
ンサの充電電圧の倍以上の電圧を放電発光管に印加する
ことのできる閃光発光装置を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するため手段および作用】本発明の閃光発
光装置は、電源電圧を昇圧する昇圧回路と、その昇圧回
路の出力によって充電されるメインコンデンサと、その
メインコンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検出回
路と、上記昇圧回路に接続された放電発光管と、上記昇
圧回路の出力によって、上記メインコンデンサと略同電
圧に充電され、一端を上記放電発光管の陰極に接続され
るコンデンサを含む倍電圧印加回路と、上記メインコン
デンサと上記放電発光管との間に挿入された整流素子
と、上記昇圧回路と上記メインコンデンサとの間に挿入
されたスイッチング回路とを有し、上記スイッチング回
路を導通状態にしたうえで上記昇圧回路を作動させ、上
記充電電圧検出回路によってメインコンデンサが所定電
圧まで充電されたことが検出されたら昇圧回路の動作を
停止させると共に、上記スイッチング回路を非導通状態
にし、発光信号に応答して上記昇圧回路を一定時間作動
させると共に上記倍電圧回路を能動状態にする制御回路
を有することを特徴とする。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0016】先づ本発明の実施例を説明するのに先立っ
て、図1により本発明の基本概念を、図2により制御回
路とストロボ発光回路との関係を、図3により本発明に
適用される昇圧トランスの特性をそれぞれ説明する。
【0017】図1は本発明の基本概念を示す図である。
制御回路としてのCPU10にはレリーズ釦の半押し操
作に応動してオンする1段目レリーズスイッチSW1
と、同釦の全押し操作に応動してオンする2段目レリー
ズスイッチSW2とが接続されている。そして、このC
PU10は、昇圧回路としてのDC/DCコンバータに
向け充電信号Va を、スイッチング回路としてのスイッ
チング素子9に向けスイッチング回路コントロール信号
Vd を、更に倍電圧印加回路としてのトリガ倍電圧回路
6に向けトリガ信号Vc を、それぞれ供給する。また、
上記コンバータ2の昇圧出力を充電電圧検出回路12で
分圧して得られた充電電圧検出信号Vb を取り込む。な
お、上記各信号名がCPU10の入出力ポート名を兼ね
るものとする。
【0018】さて、上記CPU10によって充電制御さ
れる昇圧回路としてDC/DCコンバータ2の昇圧出力
は、ダイオード4,5を介しこのCPU10によって制
御されるスイッチング回路9を経てメインコンデンサ3
に蓄えられる。一方、上記昇圧電圧は、抵抗R1 ,R2
およびC1 から成る充電電圧検出回路12を介してCP
U10に入力され、所定電圧に達したと判断されたら充
電信号Va を反転させて充電動作を停止する。
【0019】レリーズ釦の2段押しによってカメラが撮
影動作に入ると、コントロール出力Vdiによってスイッ
チング回路9がオフ状態になり、DC/DCコンバータ
2の出力とメインコンデンサ3との間が非導通状態に、
つまりメインコンデンサ3がコンバータ出力で充電され
なくなる。更にCPU10は充電信号Va を出力し上記
コンバータ2を起動する。すると、メインコンデンサ3
が切離されてコンバータ2の出力側の負荷が軽くなって
いるので、同コンバータ2はその出力を、後記図3で説
明するトランス設計電圧近く迄一気に高める。
【0020】このトランス設定電圧近くまで高められた
コンバータ出力は、直接放電管7へ印加され、放電発光
管端子間電圧と、それに接続される倍電圧印加回路とし
てのトリガ倍電圧回路6の入力電圧とを共に高める。こ
のときメインコンデンサ3との間は整流素子8によって
メインコンデンサ3側へコンバータ出力が流れ込むのを
防いでいる。放電発光管端子間電圧が高まったところで
トリガ信号Vc によってトリガ倍電圧回路6を起動し、
放電発光管7を発光させる。
【0021】図2は、カメラ本体に内蔵されたCPU1
0とストロボ発光回路41との関係を示す図で、ストロ
ボ発光回路41の昇圧回路を駆動する充電信号Va と、
充電電圧をモニタするためのストロボ発光回路41から
の充電状態検出信号Vb と、レリーズ釦の2段押しで発
光回路を駆動させるトリガ信号Vc と、放電発光管印加
電圧を上げるためだけの充電の際、メインコンデンサへ
の出力を止めるためのコントロール信号Vd とを有する
システムになっている。
【0022】なお、SW1,SW2はレリーズ釦の押下
に連動して順次オンするファーストレリーズスイッチと
セカンドレリーズスイッチである。E2 −PROM42
はカメラの露光調整値やストロボの回路素子のバラツキ
によって生じる充電電圧の誤差を補正するための補正値
等が、製造時に記憶されたものである。また、抵抗R1
,R2 コンデンサC1 からなる充電電圧検出回路は、
ストロボ発光回路41内のメインコンデンサの充電電圧
を分圧し、CPU10のA/D入力ポートへ入力するた
めの分圧回路である。
【0023】図3は、DC−DCコンバータ2(図1参
照)内の昇圧用トランスの設計の違いによる出力の変化
を示す線図である。上記図1,2に示すように、ストロ
ボの充電電圧をモニタして充電動作をCPU等で強制的
に制御するようになったのは最近のことであり、それ以
前にはストロボの電源スイッチをオンすると、同スイッ
チをオフするまで常に充電回路が動作されていた。その
ために昇圧トランスの設計に際しては、発光用のメイン
コンデンサの絶対最大定格は超えないで公称発光光量を
満足する目標電圧迄早く充電できるように、図の曲線T
1 で示すような昇圧特性が得られるような設計をしてい
た。
【0024】ところが、現在のストロボシステムでは、
公称発光光量を満足する目標電圧を停止電圧として入力
し、強制的にストロボ発光動作を停止させるようにして
いる。またモニタ抵抗の個々のばらつきによるモニタ電
圧の固体差もE2 −PROM42(図2参照)等で調整
できてしまうので、昇圧用トランスの出力を発光用コン
デンサの最大定格以下に押さえる必要がない。従って、
昇圧トランスの設計に際しては、停止電圧またはそれ以
下の発光許可電圧迄できるだけ早く充電できるように曲
線T2 で示す高出力に設計することができる。
【0025】この場合、昇圧用トランスの形状や巻線の
選択にもよるが、昇圧トランスの無負荷状態の出力を目
標電圧の1.4 〜1.5 倍位に設計してやるのが一般的にな
っている。余り高く設定しすぎると高出力が得られるか
わりに低充電電圧時の立ち上がりが遅くなり、目標電圧
に達するのがかえって遅くなってしまうこともある。以
上が本発明の基本概念等の説明で、次に実施例を説明す
る。
【0026】図4は、本発明の一実施例を示す閃光発光
装置の要部回路図で、本実施例が前記図10で説明した
従来例と大きく異なる点は、昇圧回路とメインコンデン
サとの間にスイッチング回路を、メインコンデンサと放
電発光管との間に整流素子を、それぞれ挿入したことで
ある。この点を除けば異なるところがないので、同じ構
成部材には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる
部材についてのみ以下に説明する。なお、異なる部材の
うちのスイッチング回路がMOS−FET22と抵抗2
4により、整流素子がダイオード8によりそれぞれ構成
されている。また、図示しないCPUにより充電動作を
制御して昇圧回路2の出力をメインコンデンサ3に蓄え
るまでは、前記図10の従来例に略同じである。
【0027】ダイオード5からメインコンデンサ3の間
は、スイッチング回路としてのMOS−FET22によ
って接続されている。メインコンデンサ3を充電するた
めに昇圧回路2を動作しているときは、図示しないCP
Uから出力されたスイッチング回路コントロール信号V
d を“H”にする。すると、昇圧トランス29の2次側
出力によって抵抗24の両端に発生した電圧がFET2
2のゲートに印加され、FET22がオン状態になるの
でメインコンデンサ3が充電可能になる。充電完了迄は
FET22をオンさせておき、充電完了したらオフす
る。その後発光直前に再度昇圧回路2を動作させるが、
このときは上記コントロール信号Vd を“L”としてF
ET22のゲートソース間電位を無くし、FET22を
オフ状態にしておく。
【0028】昇圧トランス29は上記図3で説明したよ
うに設計されていて、2次側の端子電圧は負荷の大きき
つまりメインコンデンサ3の充電量によって変化する。
発光直前の充電動作時には、昇圧トランス29の2次側
出力がコンデンサ3とは切り離されて放電発光管7への
接続径路のみになり略開放状態と同様になる。つまり、
昇圧トランス29にとっては、出力側の負荷が軽くなり
設計上の出力である停止電圧の約1.5 倍に近い電圧を発
生する。この出力により、発光用トリガコンデンサ16
や倍電圧効果用コンデンサ18は、メインコンデンサ3
より更に高い電圧迄充電されることになる。
【0029】このときの充電によってメインコンデンサ
3が必要以上に充電されないよう、メインコンデンサ3
と放電発光管7の間には、発光時に電流の流れる方向を
順方向とするため、整流素子としてのダイオード8が挿
入されている。
【0030】FET22のオフ時に行われる充電によっ
て、放電発光管7のアノード端は充電停止電圧の約1.5
倍迄高められる。発光用トリガコンデンサ16と倍電圧
効果用コンデンサ18は抵抗17を介してこの電圧まで
充電される。この間にサイリスタ14をオンさせること
でコンデンサ18,16が放電され、放電発光管7の両
端電圧は従来ではメインコンデンサの約2倍だったのが
約3倍印加できることになる。更にトリガ出力も一次側
入力が1.5 倍になることで2次側出力も同様に上がり放
電発光管の励起を促すことになる。
【0031】放電発光管7が導通状態になれば、メイン
コンデンサ3のエネルギーがダイオード8を介して流れ
込み発光を続けることになる。図5はこのときの各部電
圧波形を示している。なお、VMCは充電停止電圧を、V
s は発光後残留電圧をそれぞれ表わしている。
【0032】ところで、スイッチング回路については本
実施例のFETの他にバイポーラトランジスタやゲート
絶縁型バイポーラトランジスタ等でも同様に実現でき
る。
【0033】このように構成された本実施例の動作を図
6〜9のフローチャートに基づいて以下に説明する。図
6は本発明に係る閃光発光装置をカメラに用いた場合の
メインフローを表わしている。まずフラグやレジスタ等
のイニシャライズと表示タイマのスタートが行なわれる
(ステップS1)。次にメインコンデンサの充電状態が
検出され(ステップS2)、充電電圧が所定値以下の場
合は後記図7に示す「ストロボ充電」のサブルーチンを
実行する(ステップS3)。その後1stレリーズスイッ
チの状態を検出し(ステップS4)、オンされていない
場合は、表示タイマのチェックをして(ステップS
9)、タイムオーバしていた場合にはCPUのクロック
を停止する等の低消費電力モードになる。
【0034】上記ステップS4で1stレリーズスイッチ
がオンされていたら、後記図8に示す「1stレリーズO
N」のサブルーチンを実行する(ステップS5)。その
後、レリーズロックの有無をチェックして(ステップS
6)、レリーズロックされていれば上記ステップS2に
戻る。レリーズロックされていなければ、1駒を巻上げ
た後(ステップS7)、1stレリーズスイッチがオフに
なったら(ステップS8)、再度上記ステップS2のメ
インコンデンサの充電電圧チェックへ戻る。
【0035】図7は、上記図6におけるステップS3の
サブルーチン「ストロボ充電」の詳細を示すフローチャ
ートで、スイッチング回路コントロール信号Vd (図
4,5参照)をアクティブHに、充電信号Va をアクテ
ィブLに、それぞれ設定する(ステップS11,S1
2)。その後充電電圧検出信号Vb をCPU10に取り
込んでA/D変換し(ステップS13)、設定値に達し
たか否かをチェックするステップS14)。設定値に達
したら充電信号Va をノンアクティブHに、コントロー
ル信号Vd をノンアクティブLにそれぞれ設定して(ス
テップS15,S16)、上記図6のメインフローにリ
ターンする。
【0036】図8は、上記図6におけるステップS5の
サブルーチン「1stレリーズオン」の詳細を示すフロー
チャートで、充電終了後のストロボ発光を伴う撮影のフ
ローの一例である。レリーズ釦の1段押しに伴いカメラ
本体として測光・測距を行い(ステップS21,S2
2)、そのデータを記憶して先に充電されたメインコン
デンサの電圧レベルをチェックするために短時間の充電
動作を行って測定する(ステップS23)。ここで先の
充電から可成り時間が経過して測光・測距データに対し
発光量が不足する程充電電圧が低下していた場合は、レ
リーズ釦の2段押しに反応しないようロックしてファイ
ンダー等に警告表示等する(ステップS24,S2
5)。1段目レリーズが解除されれば(ステップS2
6)、カメラとしてのメインルーチンへ戻りその中で再
度図6に示すように充電動作を行う。
【0037】上記ステップS23に戻って、1段目レリ
ーズ時に充電電圧が適当であれば、レリーズ2段目の入
力を待つ(ステップS27)。レリーズ2段押しされた
ら、カメラのレンズを測光データに基づいて駆動し(ス
テップS28)、シャッタを開口させるべく信号を出力
する(ステップS29)。シャッタがプランジャーによ
って駆動されている場合は、これはプランジャオン信号
となる。同時にシャッター秒時計測タイマーと、シャッ
ターがどの位の開口時に発光信号を出力するかを測る発
光タイマーとをスタートさせる(ステップS30,S3
1)。
【0038】発光タイマーが計時終了したところで(ス
テップS32)、充電信号Va を出力する(ステップS
35)。この場合、コントロール信号Vd はオフなので
FET22(図4参照)は非導通状態にあり、昇圧回路
とメインコンデンサとの間は切断状態になっている。こ
れによって昇圧回路の2次出力側の負荷は極めて軽くな
り、昇圧トランス29の設計出力に近い出力を発生し、
放電発光管7のアノード電圧を上げると共に、倍電圧効
果用コンデンサ18やトリガコンデンサ16をこの電圧
まで充電する。
【0039】ここで、発光信号を出力して(ステップS
36)撮影用本発光を行ない、充電信号をオフにして発
光前充電動作を停止する(RWS37)。充電停止後は
シャッタ秒時タイマが計時を完了したかどうかを待って
(ステップS38)シャッターを閉じ(ステップS3
4)撮影を終了する。
【0040】また、撮影距離が近い等シャッタ開口が小
さいときにストロボを発光させる場合は、充電動作開始
から放電発光管7に十分な電圧が印加される迄のタイム
ラグを考慮してレンズ駆動後シャッタ開口前に充電動作
を開始しても良く、これを本実施例の変形例として図9
のフローチャートに示す。この図9においてはステップ
S21〜S26が上記図8と全く同じなので省略し、ス
テップS27以降のみを示すことにする。
【0041】図9において、ステップS28の「レンズ
駆動」とステップS29の「シャッタ開信号オン」との
間に、FET22をオフして発光前充電を行うステップ
S41、S42を、またステップS37の「発光前充電
停止」とステップS38の「秒時タイマ経過したか」の
間にFETオフ信号を解除するステップS43を、それ
ぞれ挿入するようにしている。
【0042】上記実施例や変形例によれば、 [1]従来の倍電圧回路では得られなかった充電電圧の
2倍以上の電圧を放電発光管に印加することができ初期
点灯電圧が従来よりかなり高い放電発光管を容易に発光
させたり、管抵抗を極力小さくした放電発光管の場合は
従来より更に低電圧においても発生させることができ
る。
【0043】[2]メインコンデンサの充電電圧とは無
関係にトリガコンデンサや倍電圧コンデンサの入力を高
くすることができるので、メインコンデンサの定格を上
げること無くトリガ出力電圧、倍電圧印加電圧を上げる
ことができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、メイ
ンコンデンサと放電発光管との間に整流素子を、また昇
圧回路とメインコンデンサとの間にスイッチング回路を
それぞれ挿入し、上記スイッチング回路を導通状態にし
たうえで上記昇圧回路を作動させ、充電電圧検出回路に
メインコンデンサが所定電圧まで充電されたことが検出
されたら昇圧回路の動作を停止させると共に、上記スイ
ッチング回路を非導通状態にし、発光信号に応答して上
記昇圧回路を一定時間作動させると共に上記倍電圧回路
を能動状態にするようにしたので、簡単な回路構成によ
り、発光開始時にメインコンデンサの充電電圧の倍以上
の電圧を放電発光管に印加することができるという顕著
な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る閃光発光装置の基本概念を示す
図。
【図2】本発明におけるCPUとストロボ発光回路との
関係を示す図。
【図3】昇圧用トランスの設計の違いによる出力電圧の
経時変化をプロットした線図。
【図4】本発明の一実施例を示す閃光発光装置の要部回
路図。
【図5】上記図4における各部電圧波形のタイミングチ
ャート。
【図6】上記一実施例に係る閃光発光装置をカメラに用
いた場合のメインフローのフローチャート。
【図7】上記図6におけるサブルーチン「ストロボ充
電」の詳細を示すフローチャート。
【図8】上記図6におけるサブルーチン「1stレリーズ
オン」の詳細を示すフローチャート。
【図9】上記図8における変形例のフローチャート。
【図10】従来の倍電圧回路を用いた閃光発光装置の電
気回路図。
【図11】上記図10における各部電圧波形のタイミン
グチャート。
【符号の説明】
2…DC/DCコンバータ(昇圧回路) 3…メインコンデンサ 6…トリガ倍電圧回路(倍電圧印加回路) 7…放電発光管 8…整流素子 9…スイッチング回路 10…CPU(制御回路) 12…充電電圧検出回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を昇圧する昇圧回路と、 その昇圧回路の出力によって充電されるメインコンデン
    サと、 そのメインコンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検
    出回路と、 上記昇圧回路に接続された放電発光管と、 上記昇圧回路の出力によって、上記メインコンデンサと
    略同電圧に充電され、一端を上記放電発光管の陰極に接
    続されるコンデンサを含む倍電圧印加回路と、 上記メインコンデンサと上記放電発光管との間に挿入さ
    れた整流素子と、 上記昇圧回路と上記メインコンデンサとの間に挿入され
    たスイッチング回路と、 を有し、上記スイッチング回路を導通状態にしたうえで
    上記昇圧回路を作動させ、上記充電電圧検出回路によっ
    てメインコンデンサが所定電圧まで充電されたことが検
    出されたら昇圧回路の動作を停止させると共に、上記ス
    イッチング回路を非導通状態にし、発光信号に応答して
    上記昇圧回路を一定時間作動させると共に上記倍電圧回
    路を能動状態にする制御回路を有することを特徴とする
    閃光発光装置。
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