JPH05298473A - バーコードリーダ試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、バーコードリーダによるバーコード
読取り動作を試験するバーコードリーダ試験装置におい
て、テストチャートを用いたコードデータの目視比較に
よる検査を行なう必要なく、容易且つ正確にバーコード
パターンの読取り検査を行なうことを目的とする。 【構成】キー入力部１４からの指示に応じてテスト・バ
ーコードパターン記憶部２３から制御部２１に読出され
たテスト用のバーコードを表示部１５に表示させ、この
テスト用のバーコードを被試験バーコードリーダ１２に
より読取ることにより、この読取ったコード情報がリー
ダ接続端子１３からバーコードリーダインターフェイス
２２を介して認識部２４に与えられ認識されると共に、
該認識された読取りコード情報が判断部２５において上
記テスト用バーコードのコード情報と自動比較され、そ
の一致／不一致が判断される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、バーコードリーダによ
るバーコード読取り動作を試験するバーコードリーダ試
験装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、様々な製品や商品にバーコードが
付されおり、このバーコードをバーコードリーダにより
読取ることによってバーコードパターンに対応するコー
ドデータを認識させて商品管理等を行なっている。

【０００３】ここで、上記バーコードリーダは、その完
成検査時において、特に、バーコードの読取り試験を行
なう必要があるが、従来のバーコードリーダの試験は、
バーコードテストチャートを用いて行なわれていた。

【０００４】すなわち、バーコードテストチャートと
は、チャート紙に複数のバーコードパターンをそのコー
ドデータと共に印刷したもので、つまり、バーコードリ
ーダにより実際に上記テストチャート上のバーコードパ
ターンを読取り、その認識結果と上記テストチャート上
の読取りバーコードに対応するコードデータとの一致／
不一致をオペレータ自身が比較判断し、リーダの試験を
行なっていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バーコ
ードパターンに対応するコードデータは、人間から見れ
ば、ランダムな数字が多数配列されている場合が多く、
認識結果として表示されるコードデータと上記テストチ
ャート上のコードデータとを目視して比較するのは、非
常に面倒で間違い易い問題がある。

【０００６】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
テストチャートを用いたコードデータの目視比較による
検査を行なう必要なく、容易且つ正確にバーコードパタ
ーンの読取り検査を行なうことが可能になるバーコード
リーダ試験装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
るバーコードリーダ試験装置は、バーコードリーダを接
続するリーダ接続手段と、このリーダ接続手段に接続さ
れたバーコードリーダからの入力情報を認識するリーダ
情報認識手段と、テスト用のバーコードパターンを発生
するパターン発生手段と、このパターン発生手段により
発生されたバーコードを表示する表示手段と、この表示
手段において表示中のバーコード情報を上記リーダ情報
認識手段により認識された情報と比較するバーコード情
報比較手段とを備えて構成したものである。

【０００８】

【作用】つまり、パターン発生手段により発生されたテ
スト用のバーコードを表示手段に表示させ、被試験バー
コードリーダにより読取ることにより、この読取ったコ
ード情報がリーダ情報認識手段にて認識されると共に、
該認識された読取りコード情報がバーコード情報比較手
段において上記テスト用バーコードのコード情報と自動
比較されることにより、その一致／不一致にてバーコー
ドリーダの読取り検査が自動的に行なえるようになる。

【０００９】

【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。

【００１０】図１はバーコードリーダ試験装置の外観構
成を示すもので、同図において、１１は試験装置本体で
あり、この装置本体１１の一側面には、被試験バーコー
ドリーダ１２から読取り情報を入力するためのリーダ接
続端子１３が設けられる。

【００１１】また、装置本体１１の上部面には、キー入
力部１４及び液晶表示部１５が設けられるもので、キー
入力部１４では、テスト用バーコードパターンの発生表
示指示や読取り試験開始の指示等がなされ、また、表示
部１５には、上記テスト用バーコードパターンが表示さ
れると共に、そのコードデータの表示及び検査結果の合
否メッセージ（ＯＫ／ＮＧ）が表示される。

【００１２】すなわち、キー入力部１４を操作して表示
部１５に任意のテスト用バーコードパターンを表示させ
た状態で、被検査バーコードリーダ１２により該テスト
用バーコードの読取りを行なうと、リーダ接続端子１３
から入力された読取り情報に対応するコードデータが装
置本体１１内部にて認識され、上記テスト用バーコード
パターンに対応するコードデータと比較される。

【００１３】このコードデータの比較処理により一致判
定が得られれば、被試験バーコードリーダ１２の検査合
格メッセージ“ＯＫ”が表示され、不一致判定が得られ
れば、検査不合格メッセージ“ＮＧ”が表示される。

【００１４】図２は上記バーコードリーダ試験装置の電
子回路の構成を示すもので、同図において、２１はこの
バーコードリーダ試験装置の動作制御を司る制御部であ
り、この制御部２１には前記図１におけるキー入力部１
４及び表示部１５が接続されると共に、バーコードリー
ダインターフェイス２２を介して被試験バーコードリー
ダ１２から読取り情報を入力するためのリーダ接続端子
１３が接続される。そして、また、制御部２１には、テ
スト・バーコードパターン記憶部２３、認識部２４、及
び判断部２５が接続される。

【００１５】テスト・バーコードパターン記憶部２３
は、多数のテスト用のバーコードパターンを予め記憶す
るもので、キー入力部１４において上記テスト用バーコ
ードパターンの選択指示がなされると、例えばそのテン
キーのうち何れかのキー番号に対応したテスト用のバー
コードパターンが制御部２１に読出され、そのコードデ
ータと共に表示部１５に表示される。

【００１６】認識部２４は、リーダ接続端子１３からバ
ーコードリーダインターフェイス２２を介して制御部２
１に入力される被試験バーコードリーダ１２によるバー
コード読取り情報に基づき、該読取りバーコードのコー
ドデータを認識するもので、この認識部２４により認識
された読取りコードデータは判断部２５に転送される。

【００１７】判断部２５は、上記認識部２４により認識
された読取りコードデータと、上記テスト・バーコード
パターン記憶部２３から読出されて表示部１５に表示さ
れたテスト用のバーコードパターンに対応するコードデ
ータとの一致／不一致を比較判断するもので、この判断
部１５からの一致あるいは不一致の判断信号は制御部２
１に出力される。

【００１８】ここで、制御部２１に対し判断部２５から
表示及び読取りコードデータの一致判断信号が出力され
た場合には、制御部２１から表示部１５に対し検査合格
メッセージ“ＯＫ”が表示出力され、不一致判断信号が
出力された場合には、検査不合格メッセージ“ＮＧ”が
表示出力される。次に、上記構成によるバーコードリー
ダ試験装置の動作について説明する。

【００１９】すなわち、装置本体１１のリーダ接続端子
１３に対して被試験バーコードリーダ１２を接続し、キ
ー入力部１４によりテスト用バーコードを選択指示する
と、例えばそのキー番号に対応するテスト用のバーコー
ドパターンが、テスト・バーコードパターン記憶部２３
から制御部２１に読出され表示部１５に表示される。

【００２０】こうして、テスト用のバーコードパターン
が表示部１５に表示された状態で、このテスト用のバー
コードパターンを被試験バーコードリーダ１２により読
取ると、そのテスト用バーコードの読取り情報がリーダ
接続端子１３からバーコードリーダインターフェイス２
２を介して制御部２１に入力され、認識部２４に与えら
れる。

【００２１】すると、この認識部２４では、制御部２１
から与えられた読取り情報に基づきそのコードデータの
認識処理が行なわれるもので、この認識部２４において
認識処理された上記読取り情報に対応するコードデータ
は制御部２１から判断部２５に与えられる。

【００２２】この判断部２５に与えられた読取りコード
データは、予め表示部１５に表示させたテスト用バーコ
ードパターン対応のコードデータと比較され、その一致
／不一致が判断される。

【００２３】ここで、上記表示部１５に予め表示させた
テスト用バーコードパターンのコードデータと、該テス
ト用バーコードパターンを読取った被試験バーコードリ
ーダ１２からの読取り情報に基づくコードデータとの一
致判断信号が得られた場合には、制御部２１から表示部
１５に対し検査合格メッセージ“ＯＫ”が表示出力され
るようになる。

【００２４】また、上記表示部１５に予め表示させたテ
スト用バーコードパターンのコードデータと、該テスト
用バーコードパターンを読取った被試験バーコードリー
ダ１２からの読取り情報に基づくコードデータとの不一
致判断信号が得られた場合には、制御部２１から表示部
１５に対し検査不合格メッセージ“ＮＧ”が表示出力さ
れるようになる。

【００２５】したがって、上記構成のバーコードリーダ
試験装置によれば、キー入力部１４からの指示に応じて
テスト・バーコードパターン記憶部２３から制御部２１
に読出されたテスト用のバーコードを表示部１５に表示
させ、このテスト用のバーコードを被試験バーコードリ
ーダ１２により読取ることにより、この読取ったコード
情報がリーダ接続端子１３からバーコードリーダインタ
ーフェイス２２を介して認識部２４に与えられ認識され
ると共に、該認識された読取りコード情報が判断部２５
において上記テスト用バーコードのコード情報と自動比
較され、その一致／不一致が判断される構成としたの
で、従来のように、テストチャート上のバーコードパタ
ーンを読取り、その認識結果とテストチャート上の読取
りバーコードに対応するコードデータとの一致／不一致
をオペレータ自身が目視により比較判断することなく、
容易且つ正確にバーコードパターンの読取り検査を行な
うことができるようになる。

【００２６】なお、上記実施例では、被試験バーコード
リーダ１２によるテストバーコードの読取り情報は、装
置本体１１内の認識部２４にて認識を図る構成とした
が、例えば上記認識部を一体に備えたバーコードリーダ
の試験を行なう場合には、その認識後の読取りコードデ
ータを直接判断部２５に与えてテストバーコードデータ
との比較判断を行なうよう構成すればよい。

【００２７】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、バーコー
ドリーダを接続するリーダ接続手段と、このリーダ接続
手段に接続されたバーコードリーダからの入力情報を認
識するリーダ情報認識手段と、テスト用のバーコードパ
ターンを発生するパターン発生手段と、このパターン発
生手段により発生されたバーコードを表示する表示手段
と、この表示手段において表示中のバーコード情報を上
記リーダ情報認識手段により認識された情報と比較する
バーコード情報比較手段とを備えて構成したので、テス
トチャートを用いたコードデータの目視比較による検査
を行なう必要なく、容易且つ正確にバーコードパターン
の読取り検査を行なうことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係わるバーコードリーダ試
験装置の外観構成を示す図。

【図２】上記バーコードリーダ試験装置の電子回路の構
成を示すブロック図。

【符号の説明】

１１…装置本体、１２…被試験バーコードリーダ、１３
…リーダ接続端子、１４…キー入力部、１５…液晶表示
部、２１…制御部、２２…バーコードリーダインターフ
ェイス、２３…テスト・バーコードパターン記憶部、２
４…認識部、２５…判断部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 バーコードリーダを接続するリーダ接続
   手段と、 このリーダ接続手段に接続されたバーコードリーダから
   の入力情報を認識するリーダ情報認識手段と、 テスト用のバーコードパターンを発生するパターン発生
   手段と、 このパターン発生手段により発生されたバーコードを表
   示する表示手段と、 この表示手段において表示中のバーコード情報を上記リ
   ーダ情報認識手段により認識された情報と比較するバー
   コード情報比較手段と、を具備したことを特徴とするバ
   ーコードリーダ試験装置。