JPH05298255A - 障害ディスプレイ端末代替装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】オンラインシステムのデータ処理部からディス
プレイ端末へのデータ送信で、ディスプレイ端末に障害
が発生したとき、サービスの中断を回避する。 【構成】ディスプレイ端末からの受信メッセージを受け
たデータ処理部３１が、送信メッセージを出力すると、
送信メッセージ処理部２３はこのメッセージを送信メッ
セージ退避テーブル２５に一時退避する。ディスプレイ
端末への送信が正常にできなかったときは、代替ディス
プレイ端末テーブル２８に登録してある代替のディスプ
レイ端末に代替の可否を問合せて、可であれば送信メッ
セージ退避テーブル２５から本来の端末への送信メッセ
ージを読出し、代替となった端末へこのメッメージを送
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は障害ディスプレイ端末代
替装置、特に複数のディスプレイ端末から受けるメッセ
ージをデータ処理部へ送り、データ処理部で処理された
データを受けてディスプレイ端末へ送信する通信管理部
を有するオンラインシステムの障害ディスプレイ端末代
替装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のオンラインシステムにお
いて、ディスプレイ端末からのメッセージに対して、デ
ータ処理部からデータを返送するときにディスプレイ端
末に障害が発生した場合に、ディスプレイ端末が復旧し
た後にメッセージを再度、送信させるか、別のディスプ
レイ端末からメッセージを再度、送信させるようにして
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のオンラ
インシステムでは、ディスプレイ端末に障害が発生した
場合にオンライン業務が一時中断してしまうという欠点
がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の障害ディスプレ
イ端末代替装置は、複数のディスプレイ端末から受ける
受信メッセージをデータ処理部へ送り、データ処理部で
処理されたデータを受けてディスプレイ端末へ送信メッ
セージを返送する通信管理部を有するオンラインシステ
ムの障害ディスプレイ端末代替装置において、送信メッ
セージを一時格納する送信メッセージ退避テーブルと、
ディスプレイ端末が障害時に代替するディスプレイ端末
名を登録しておく代替ディスプレイ端末テーブルと、デ
ィスプレイ端末を代替したとき元のディスプレイ端末名
と代替したディスプレイ端末名とを対にして登録してお
く代替ディスプレイ端末管理テーブルと、ディスプレイ
端末への送信メッセージを受けて前記送信メッセージ退
避テーブルにこの送信メッセージを格納し、この送信メ
ッセージが指定されたディスプレイ端末へ正常に送信さ
れたとき、送信メッセージ退避テーブルに格納した送信
メッセージを消去し、この送信メッセージが指定された
ディスプレイ端末へ正常に送信できながったとき、前記
代替ディスプレイ端末テーブルを参照して代替のディス
プレイ端末を抽出し、抽出した代替のディスプレイ端末
と元のディスプレイ端末とを前記代替ディスプレイ端末
管理テーブルに登録し、抽出したディスプレイ端末が接
続を許されているとき、前記送信できなかったディスプ
レイ端末の代替を引受けるかどうかを問合せ、引受けて
くれるとき、抽出されたディスプレイ端末へ前記送信メ
ッセージ退避テーブルに格納した送信メッセージを送信
する送信メッセージ処理部とを有することにより構成さ
れる。

【０００５】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００６】図１は本発明の一実施例の構成図である。
図１の実施例はオンライン端末としてのディスプレイ端
末が３台の場合を示していて、ディスプレイ端末１１，
１２，および１３、通信管理部２１、受信メッセージ処
理部２２、送信メッセージ処理部２３、データ処理イン
タフェース部２４、送信メッセージ退避テーブル２５、
ディスプレイ端末情報管理テーブル２６、代替ディスプ
レイ端末管理テーブル２７、代替ディスプレイ端末テー
ブル２８、およびデータ処理部３１から構成され、デー
タ処理部３１は照会処理部３１１および更新処理部３１
２を有している。

【０００７】以上の構成で、通信管理部２１はディスプ
レイ端末１１，１２および１３と直接メッセージの送受
信を行なう。受信メッセージ処理部２２は、通信管理部
２１がディスプレイ端末から受信したメッセージを受取
り、メッセージの情報をディスプレイ端末情報管理テー
ブル２６に登録し、メッセージをデータ処理インタフェ
ース部２４に送出する。送信メッセージ処理部２３はデ
ータ処理インタフェース部２４からディスプレイ端末へ
のメッセージを受取り、送信先のディスプレイ端末の状
態からディスプレイ端末の代替処理を行なう。データ処
理インタフェース部２４は受信メッセージ処理部２２お
よび送信メッセージ処理部２３とデータ処理部３１との
間でメッセージの送受を行なう。送信メッセージ退避部
２５は送信メッセージ処理部２３が受けた送信メッセー
ジを一時退避しておく。ディスプレイ端末情報管理テー
ブル２６はディスプレイ端末との送受信メッセージの情
報を管理する。代替ディスプレイ端末管理テーブル２７
は代替したディスプレイ端末を記憶している。代替ディ
スプレイ端末テーブル２８は各ディスプレイ端末の障害
時の代替先のディスプレイ端末を予め登録しておくテー
ブルである。

【０００８】次に、以上のように構成された実施例の動
作について説明を進める。まず、ディスプレイ端末１１
から照合処理部３１１に対して、メッセージ名「照合処
理」のメッセージを送信したとする。通信管理部２１は
ディスプレイ端末から、このメッセージを受取り、受信
メッセージ処理部２２に渡す。受信メッセージ処理部２
２は通信管理部２１からメッセージを受取ると、ディス
プレイ端末情報管理テーブル２６にディスプレイ端末１
１が登録されているかどうかを検索し、もし登録されて
いなければ新規にディスプレイ端末名、および受信メッ
セージ名「照合処理」を登録する。また、登録されてい
ればディスプレイ端末１１に対応する登録済の送信メッ
セージ名を消去して、受信メッセージ名「照合処理」に
更新する。図２（ａ）はこのようにしてディスプレイ端
末情報管理テーブル２６にメッセージの情報が登録され
た状態を示す図である。受信メッセージ処理部２２はデ
ィスプレイ端末情報管理テーブル２６に情報を登録した
あと、メッセージをデータ処理インタフェース部２４に
送る。データ処理インタフェース部２４は受信メッセー
ジを受取るとメッセージ中からメッセージ名を除いて照
合処理部３１１に送る。

【０００９】照合処理部３１１はデータを受取ると、デ
ータに基づいて処理を行ない、ディスプレイ端末１１に
対する応答メッセージとディスプレイ端末１１の占有情
報とをデータ処理インタフェース部２４へ送る。占有情
報としては占有と非占有とがあり、引続いて同一のディ
スプレイ端末との間で送受を必要とし、間に他のデータ
の送受を避けたいときに占有とする。

【００１０】データ処理インタフェース部２４は照合処
理部３１１からデータを受取ると、データにメッセージ
名「照合処理」を付してメッセージの形に組立てた送信
メッセージを、ディスプレイ端末の占有情報と共に送信
メッセージ処理部２３に送る。送信メッセージ処理部２
３はデータ処理インタフェース部２４から受取った送信
メッセージを、まず、送信メッセージ退避部２５に退避
する。図３は送信メッセージ退避部２５に退避された送
信メッセージの内容を示す図である。次に、送信メッセ
ージ処理部２３は送信先のディスプレイ端末１１に対す
る占有情報が占有の場合、送信メッセージを通信管理部
２１に送出し、通信管理部２１は送信メッセージを送信
先のディスプレイ端末１１へ送出する。通信管理部２１
からディスプレイ端末への送信が正常に行なわれた場合
に、通信管理部２１はその旨を送信メッセージ処理部２
３に通知し、送信メッセージ処理部２３は送信メッセー
ジ退避部２５に退避した送信メッセージを削除する。ま
た、通信管理部２１からディスプレイ端末１１への送信
が異常であった場合に、通信管理部２１は送信メッセー
ジ処理部２３に障害発生の通知を行なう。送信メッセー
ジ処理部２３はこの障害発生の通知を受取ると代替ディ
スプレイ端末テーブル２８を検索し、ディスプレイ端末
１１の代替ディスプレイ端末を調べる。図４は代替ディ
スプレイ端末テーブル２８の一例を示す図で、このよう
に登録してあるとディスプレイ端末１２が代替として検
出されるので、このディスプレイ端末１２を代替ディス
プレイ端末管理テーブル２７に登録する。図６（ａ）は
代替ディスプレイ端末管理テーブル２７のこの場合の登
録状態を示す図である。送信メッセージ処理部２３は続
いて、その代替となるディスプレイ端末１２の占有状態
を調べ、占有状態が非占有になっていれば、代替先のデ
ィスプレイ端末１２に宛てて、図５に表示の内容図を示
すように、障害ディスプレイ端末の代替の要求を送る。
代替の要求に対してディスプレイ端末１２から代替可の
応答が返ってくれば、送信メッセージ処理部２３は送信
メッセージ退避部２５から、先に退避しておいてディス
プレイ端末１１宛の送信メッセージを引出し、代替のデ
ィスプレイ端末１２へ送り、ディスプレイ端末情報管理
テーブル２６に送信メッセージ名「照合処理」を登録す
る。図２（ｂ）はディスプレイ端末情報管理テーブル２
６の、この状態における内容を示す図で、ディスプレイ
端末１２から前回受信メッセージ名「更新処理」の受信
メッセージを受けた後に、ディスプレイ端末１１に代替
して送信メッセージ名「照合処理」を送信したことが登
録されている。また送信メッセージ処理部２３は、代替
をしたディスプレイ端末１１への送信メッセージがディ
スプレイ端末１２を非占有としたときに、退避されてい
るディスプレイ端末１２への送信メッセージをディスプ
レイ端末１２へ送信するために、代替ディスプレイ端末
管理テーブル２７にディスプレイ端末１２を図６（ｂ）
の第２行目に示すように登録する。一方、代替の要求に
対してディスプレイ端末１２から代替不可の応答が返っ
てくれば、送信メッセージ処理部２３は、送信メッセー
ジ退避部２５から前に退避しておいたディスプレイ端末
１１宛の送信メッセージを引出し、再度、ディスプレイ
端末１１の送信する。ディスプレイ端末１１への送信が
正常に行なわれた場合は、退避したメッセージを廃棄
し、代替ディスプレイ端末管理テーブル２７のディスプ
レイ端末１１に対する情報をクリアする。今回もまた送
信が異常の場合には、次に代替でディスプレイ端末１２
の状態が占有状態から非占有状態になるのを待ち、再度
ディスプレイ端末の代替動作を行なう。

【００１１】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、オンライ
ンシステムのデータ処理部からディスプレイ端末へのメ
ッセージを退避する送信メッセージ退避部と、ディスプ
レイ端末が障害であった場合に、予め定めたディスプレ
イ端末へ代替する送信メッセージ処理部とを有すること
により、ディスプレイ端末の障害時にサービスの中断を
少なくでき、また、メッセージの消失を防げるので、デ
ータ処理部の障害復旧に対する負担を軽減できるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成図である。

【図２】図１の実施例のディスプレイ端末情報管理テー
ブルの内容例を示す図である。

【図３】図１の実施例の送信メッセージ退避テーブルの
内容例を示す図である。

【図４】図１の実施例の代替ディスプレイ端末テーブル
の内容例を示す図である。

【図５】図１の実施例のディスプレイ端末に表示する代
替の要求の内容例を示す図である。

【図６】図１の実施例の代替ディスプレイ端末管理テー
ブルの内容例を示す図である。

【符号の説明】

１１，１２，１３ ディスプレイ端末 ２１ 通信管理部 ２２ 受信メッセージ処理部 ２３ 送信メッセージ処理部 ２４ 送信メッセージ処理部 ２５ 送信メッセージ退避テーブル ２６ ディスプレイ端末情報管理テーブル ２７ 代替ディスプレイ端末管理テーブル ２８ 代替ディスプレイ端末テーブル ３１ データ処理部 ３１１ 照合処理部 ３１２ 更新処理部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のディスプレイ端末から受ける受信
   メッセージをデータ処理部へ送り、データ処理部で処理
   されたデータを受けてディスプレイ端末へ送信メッセー
   ジを返送する通信管理部を有するオンラインシステムの
   障害ディスプレイ端末代替装置において、送信メッセー
   ジを一時格納する送信メッセージ退避テーブルと、ディ
   スプレイ端末が障害時に代替するディスプレイ端末名を
   登録しておく代替ディスプレイ端末テーブルと、ディス
   プレイ端末を代替したとき元のディスプレイ端末名と代
   替したディスプレイ端末名とを対にして登録しておく代
   替ディスプレイ端末管理テーブルと、ディスプレイ端末
   への送信メッセージを受けて前記送信メッセージ退避テ
   ーブルにこの送信メッセージを格納し、この送信メッセ
   ージが指定されたディスプレイ端末へ正常に送信された
   とき、送信メッセージ退避テーブルに格納した送信メッ
   セージを消去し、この送信メッセージが指定されたディ
   スプレイ端末へ正常に送信できながったとき、前記代替
   ディスプレイ端末テーブルを参照して代替のディスプレ
   イ端末を抽出し、抽出した代替のディスプレイ端末と元
   のディスプレイ端末とを前記代替ディスプレイ端末管理
   テーブルに登録し、抽出したディスプレイ端末が接続を
   許されているとき、前記送信できなかったディスプレイ
   端末の代替を引受けるかどうかを問合せ、引受けてくれ
   るとき、抽出されたディスプレイ端末へ前記送信メッセ
   ージ退避テーブルに格納した送信メッセージを送信する
   送信メッセージ処理部とを有することを特徴とする障害
   ディスプレイ端末代替装置。