JPH0529811Y2 - - Google Patents

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JPH0529811Y2
JPH0529811Y2 JP1985017510U JP1751085U JPH0529811Y2 JP H0529811 Y2 JPH0529811 Y2 JP H0529811Y2 JP 1985017510 U JP1985017510 U JP 1985017510U JP 1751085 U JP1751085 U JP 1751085U JP H0529811 Y2 JPH0529811 Y2 JP H0529811Y2
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、倣い研削用マスタにしたがつてワー
クを倣い研削する倣い研削装置、特にその装置に
使用するマスタを取り付けるための装置に関する
ものである。
[従来技術] 従来より、例えば多気筒エンジンのカムシヤフ
トの研削には、カムシヤフトを用いた研削装置が
一般に利用されている。この種の倣い研削装置
は、カムシヤフトを支持するセンター軸にカムマ
スタを取り付け、カムマスタのマスタ面をガイド
ローラによつて押圧しながらセンター軸を回転さ
せることにより、カムシヤフトに揺動運動を与え
てカムプロフイルを創成するようにしている。
ところで、従来のカムマスタとしては、通常2
〜3種類のカムシヤフトの研削が行なえるよう
に、各種類ごとのカムマスタを軸方向に連設した
長尺のものを用い、このカムマスタでは制作でき
ないカムシヤフトが要求された場合や、カムマス
タの欠損や摩耗が生じた場合にのみ、他のカムマ
スタに交換するようにしていた。
このような事情のため、従来のカムマスタは交
換頻度が低く、倣い研削装置としても、カムマス
タの交換性はさほど考慮されておらず、また、カ
ムマスタ自体が長尺であるため、取り扱いが困難
であり、カムマスタの交換作業は極めて非能率な
ものであつた。
このため、ワーク支持軸を2分割にし、その間
にマスタカムを着脱可能に支持するものが実開昭
55−26618号公報により知られている。
しかし、この装置は、センタリング部と位相決
め部とが同一軸に直列状に設けられ、交換に際
し、この軸を送りネジにより大きく前後動させる
必要があり、着脱作業上必ずしも好適ではなかつ
た。
[考案の目的] 本考案の目的は、センター軸を分割し、分割軸
間でマスタを挾持することで倣い研削用マスタを
極めて容易に交換することができるようにした倣
い研削用マスタの取付装置を提供することであ
る。
[考案の構成] このため、本考案は、砥石に対してワークを支
持するセンター軸が先端にワーク支持用のセンタ
ーを有する第1分割軸と、後端が回転駆動装置側
に連結された第2分割軸とに途中で分割され、第
1、第2分割軸間にマスタが支持されるようにな
つており、該マスタと各分割軸との間には、軸方
向に相互に嵌合するテーパ状の対の凹凸部よりな
るセンタリング部と、マスタの直径方向に延びる
凹条と凸条よりなりマスタと第1、第2分割軸間
を上記凹条および凸条が延びる方向に相対的に抜
き差し可能とするとともに、マスタを差し込んだ
状態で回転方向に共回転可能に係合し、相互の位
相が合致したときに相互に係合可能な対の位相決
め係合部とが設けられる一方、第1分割軸は軸受
部に対して軸方向に不動で、上記センタリング部
と位相決め係合部とが一体に設けられており、第
2分割軸は軸受部に対して軸方向に不動である外
筒軸と該外筒軸に対して軸方向に移動可能であり
かつ回転可能に嵌挿された内軸とからなり、外筒
軸には位相決め係合部の一方が設けられ、内軸の
先端には上記センタリング部の一方が設けられ、
かつ、内軸の後端部には、上記外筒軸内に螺合す
るねじ軸の先端が連結されていて、該ねじ軸を操
作することにより内軸を軸方向に進退させるよう
にした倣い研削用マスタ取付装置を提供するもの
である。
[考案の効果] 本考案によれば、マスタの位相決め係合部とセ
ンタリング部に対し、第2分割軸の外軸に位相決
め係合部を、内軸にセンタリング部をそれぞれ分
離して設け、内軸によるマスタ押圧時に、内軸の
センタリング部とマスタの位相決め係合部とを半
径方向の略同じ位置になるようにしたので、第2
分割軸とマスタとの間の位相決めが、両者の間に
設けた位相決め係合部で容易に行なえるうえ、第
2分割軸の内軸をほぼセンタリング部の長さ分だ
け軸方向に進退させるだけでマスタのセンタリン
グおよび取り外しが容易に行なえるので、マスタ
の交換が飛躍的に容易となり、したがつて、多種
類の研削を行なう必要がある場合でも、マスタの
迅速な交換によつて容易に対処でき、マスタを長
尺化する必要もなくなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を具体的に説明する。
第2図にカムシヤフト用の倣い研削装置を示す
ように、砥石1によつて研削されるべきカムシヤ
フト2を支持するセンター軸3は、そのほぼ中央
で第1、第2の分割軸4,5に分割され、これら
分割軸4,5間にマスタ6を支持した基本構造を
有している。よく知られているように、マスタ6
に形成されたマスタ面6a,6a,…には、ガイ
ドローラ7が当接してこれを押圧し、これに倣つ
てセンター軸3を揺動させることにより、マスタ
面6aに対応したカム面を砥石1により研削す
る。上記のガイドローラ7は、センター軸3と軸
平行に支持されていて、その支持体8は油圧シリ
ンダ9によつて軸方向に移動可能に支持されてお
り、この油圧シリンダ9を選択的に作動させるこ
とにより、マスタ6に並設された各マスタ面を順
次に選択するように移動される。また、センター
軸3に対しては、センター軸3の揺動を許容しつ
つ回転駆動する駆動機構10が設けられている。
第1図に示すように、カムシヤフト2に近い側
の第1分割軸4は、カムシヤフト2をセンタリン
グして支持する円錐状の先端を有するテーパ状の
軸12を支持する内筒13と、この内筒13を回
転自在に軸受けによつて支持する外筒14とから
なり、内筒13の他端にはマスタ6をセンタリン
グするためのテーパ状凸部15と、マスタ6との
間の位相を決めるための位相決め係合部16とが
設けられている。一方、マスタ6の他端側を支持
する第2分割軸5は、マスタ6のセンタリングを
行なうテーパ状凸部17を設けた内軸18と、こ
の内軸18を軸方向に進退自在に嵌合支持する外
筒軸19と、この外筒軸19を回転自在に軸受け
によつて支持するケース筒20とから基本的に構
成され、外筒軸19のマスタ側端部には、マスタ
6との間の位相決めを行なうための位相決め係合
部21が設けられている。なお、内軸18と外筒
軸19とは内軸18に設けたキー溝23に外筒軸
19からキー24を係合させることによつて共に
回転しうるようになつていて、外筒軸19の他端
には第2図で述べた駆動機構のタイミングベルト
に係合する被駆動プーリ25が固定されており、
これによつて第2分割軸5が回転されるとマスタ
6および第1分割軸4が回転し、その結果カムシ
ヤフト2も回転されるようになる。
なお、第1図で明らかなように、内軸18のセ
ンタリング部としてのテーパ状凸部17は、内軸
18によるマスタ6の押圧時に、後述するマスタ
6の位相決め係合部としての凹部35と半径方向
に略同じ位置になるように設定されている。
上記内軸18の他端側には、ねじ穴が形成され
ており、この他端に所定の距離をおいて対向する
外筒軸19の内径壁部にもねじ穴が形成され、こ
の両方のねじ穴にはそれぞれ向きを異ならせた2
つの雄ねじを設けたねじ軸26が螺合されてお
り、このねじ軸26には、これを回転させるため
の回転軸27が外筒軸19の他端から挿通されて
おり、この回転軸27の他端が外筒軸19から突
出した部分に操作用のハンドル28が固定されて
いる。したがつて、この操作用ハンドル28を操
作することにより、ねじ軸26を回転させて内軸
18を軸方向に速やかに進退させることができる
ようになつている。
次に、第3図および第4図によつてセンタリン
グ部および位相決め係合部の構造を説明する。第
3図には、マスタ6の断面構造を示すように、そ
の軸方向の各端部にそれぞれテーパ状の嵌合穴3
0,31がマスタ6の軸心と同心に形成されてお
り、この各テーパ状の嵌合穴30,31には、第
1分割軸4のテーパ状凸部15および第2分割軸
5の内軸18のテーパ状凸部17がそれぞれ軸方
向から嵌合してマスタ6のセンタリングを行なう
ことができるようにしている。なお、この各分割
軸4又は5とマスタ6間に設けるセンタリング部
は、マスタ6側にテーパ状の凸部を設け、分割軸
側にこれと嵌合するテーパ状凹部を設けることに
よつて形成してもよい。
また、第4図に示すように、マスタ側の位相決
め係合部は、マスタの直径方向に一定の幅で設け
た広幅溝状の凹部33として形成され、この凹部
33には第1分割軸4の軸端に設けた凸状の位相
決め係合部16が嵌合するようになつており、こ
の嵌合によつて第1分割軸4とマスタ6との位相
決めが行なわれる。同様に、マスタ6の第2分割
軸5側端面には第2分割軸5の外筒軸19の軸端
から軸方向に突出させて設けた凸状の位相決め係
合部21に係合する第4図に示したのと同様の凹
部35が設けられ、この凸部と凹部の嵌合によつ
てマスタ6と第2分割軸5との位相決めが行なわ
れ、その結果、第1分割軸4、マスタ6および第
2分割軸5の三者の位相が相互に合致するように
なる。
上記の構成において、マスタ6を交換する必要
が生じた場合には、マスタ締結用のナツト36,
37をゆるめたうえで、マスタ6を支持した状態
でハンドル28を操作し、第2分割軸5の内軸1
8をねじ軸の回転に応じて後退させ、内軸18の
テーパ状凸部17をマスタのテーパ状凹部31か
ら抜脱させる。この状態では、マスタ6は第2分
割軸5の軸方向にさらに一定量だけ後退させるこ
とができるようになつており、マスタ6をその方
向に後退させることにより第1分割軸4とマスタ
6との間に設けたセンタリング部および位相決め
係合部を同時的に軸方向に抜脱してマスタ6を第
1分割軸4から抜脱する。したがつて、この状態
では、マスタ6は位相決め係合部を設けた方向に
取り出すことができるようになつており、クレー
ン等の手段を用いてマスタ6を取り出すことがで
きる。そして、所望のマスタをクレーン等で吊り
上げ、上記の取り外しとは逆の順序でマスタを第
1分割軸4と第2分割軸5との間に組み付けるよ
うにすればよい。つまり、まず、マスタ6と第2
分割軸5の位相決め係合部を係合させた状態で、
ハンドル操作により第2分割軸5の内軸18をマ
スタ側に突出させつつマスタ6を第1分割軸4の
軸方向に移動させ、第1分割軸4の凸状の位相決
め係合部16とマスタ6の凹状の位相決め係合部
33とを同位相に保持してさらに第2分割軸5の
内軸18を前進させると、第1分割軸4とマスタ
6との間に設けたセンタリング部および第2分割
軸5の内軸18とマスタ6との間に設けたセンタ
リング部とが同時に働いて、三者のセンタリング
を行ない、最終的に所定の軸方向の押圧力でマス
タを第1分割軸と第2分割軸との間に挾持する。
そして、最後に、締結リング36,37を締結操
作する。以上の操作でマスタは第1、第2分割軸
に関して位相決めされ、かつセンタリングされた
状態で組み付けられることになる。そして、前述
したように、次回のカムシヤフトに対する倣い研
削を行なうようにすればよい。
以上説明したように、本考案では、マスタを支
持するセンター軸を2つに分割し、2つの分割軸
間にマスタを挟持するようにしたので、基本的に
は、いずれか一方の分割軸を軸方向に進退させる
ことによつてマスタの交換を容易かつ迅速に行な
うことができ、交換作業の能率化を図ることがで
き、異なる種類のマスタを軸方向に長尺化して、
一体化する必要もない。
なお、上記の実施例では、多気筒エンジンのカ
ムシヤフトの倣い研削について説明したが、本考
案はこれに限定されるものではなく、多数のマス
タ面を有するマスタを用いる倣い研削装置一般に
適用しうることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかるカムシヤフ
ト倣い研削装置の全体概略説明図、第2図はセン
ター軸およびそれに支持されるマスタの軸方向断
面説明図、第3図はマスタの軸方向拡大断面説明
図、第4図はマスタの正面図である。 1……砥石、2……カムシヤフト、3……セン
ター軸、4……第1分割軸、5……第2分割軸、
6……マスタ、18……内軸、19……外筒軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 砥石に対してワークを支持するセンター軸が先
    端にワーク支持用のセンターを有する第1分割軸
    と、後端が回転駆動装置側に連結された第2分割
    軸とに途中で分割され、第1、第2分割軸間にマ
    スタが支持されるようになつており、該マスタと
    各分割軸との間には、軸方向に相互に嵌合するテ
    ーパ状の対の凹凸部よりなるセンタリング部と、
    マスタの直径方向に延びる凹条と凸条よりなりマ
    スタと第1、第2分割軸間を上記凹条および凸条
    が延びる方向に相対的に抜き差し可能とするとと
    もに、マスタを差し込んだ状態で回転方向に共回
    転可能に係合し、相互の位相が合致したときに相
    互に係合可能な対の位相決め係合部とが設けられ
    る一方、第1分割軸は軸受部に対して軸方向に不
    動で、上記センタリング部と位相決め係合部とが
    一体に設けられており、第2分割軸は軸受部に対
    して軸方向に不動である外筒軸と該外筒軸に対し
    て軸方向に移動可能でありかつ回転可能に嵌挿さ
    れた内軸とからなり、外筒軸には位相決め係合部
    の一方が設けられ、内軸の先端には上記センタリ
    ング部の一方が設けられ、かつ、内軸の後端部に
    は、上記外筒軸内に螺合するねじ軸の先端が連結
    されていて、該ねじ軸を操作することにより内軸
    を軸方向に進退させるようにした倣い研削用マス
    タ取付装置。
JP1985017510U 1985-02-08 1985-02-08 Expired - Lifetime JPH0529811Y2 (ja)

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JP1985017510U JPH0529811Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

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Publication Number Publication Date
JPS61134847U JPS61134847U (ja) 1986-08-22
JPH0529811Y2 true JPH0529811Y2 (ja) 1993-07-29

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ID=30505282

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567388U (ja) * 1979-06-26 1981-01-22
JPS5964265A (ja) * 1982-10-06 1984-04-12 Honda Motor Co Ltd カム研削盤

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567388U (ja) * 1979-06-26 1981-01-22
JPS5964265A (ja) * 1982-10-06 1984-04-12 Honda Motor Co Ltd カム研削盤

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JPS61134847U (ja) 1986-08-22

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