JPH05285824A - ホーニングヘッド - Google Patents

ホーニングヘッド

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Publication number
JPH05285824A
JPH05285824A JP5031197A JP3119793A JPH05285824A JP H05285824 A JPH05285824 A JP H05285824A JP 5031197 A JP5031197 A JP 5031197A JP 3119793 A JP3119793 A JP 3119793A JP H05285824 A JPH05285824 A JP H05285824A
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JP
Japan
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barrel
extending
adjacent
honing
hole
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Pending
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JP5031197A
Other languages
English (en)
Inventor
Frank E Vanderwal
イー ヴアンダーワル フランク
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Sunnen Products Co
Original Assignee
Sunnen Products Co
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B33/00Honing machines or devices; Accessories therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B33/00Honing machines or devices; Accessories therefor
    • B24B33/08Honing tools
    • B24B33/089Honing tools with a rack-and-pinion mechanism for expanding the honing segments

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動中に加工物係合部材を調節かつ支持する
ための装置を備え超研削材によりホーニングするために
用いることができるホーニングヘッドを提供する。 【構成】 ホーニングヘッド10は回転自在な胴部12
の周囲に配置された複数のホーニング組立体44を有
し、胴部12は中央の胴部とマンドレルの回転中にホー
ニング組立体44を半径方向に移動させるために働く渦
巻形送り装置を形成する1対の板部材28、30を備え
る。各ホーニング組立体44は胴部12の半径方向孔の
中に延びる1対のピン部材34、36を有し、各ピン部
材34、36は渦巻形送り装置の螺旋形溝52、54と
係合する歯48、50を有し、板部材28、30が中央
の胴部に対し相対的に回転させられるときにすべてのホ
ーニング組立体44が一緒に半径方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はホーニングヘッド構
造、特に加工物係合部材に対する支持及び調節能力を向
上させられかつダイヤモンド粒子及び立方晶窒化ホウ素
のような超硬材料を含む研削材である超研削材を含む種
々の形式の研削材を用いてホーニングするのに適してい
るホーニングヘッド又はマンドレルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ビトリファイド研削材及び同等品を用い
る従来のホーニングマンドレル及びホーニングヘッドは
比較的速やかに摩耗し、精度を維持するために頻繁なド
レッシング及び部品交換を必要とする。またこの種の装
置は加工物表面に係合するときに耐えることができるホ
ーニング圧力に関して制限されており、それゆえに各加
工物片を所望の寸法へホーニングするために比較的長い
作動期間を必要とする。公知の装置は比較的動作が緩慢
であるばかりでなく、摩耗した部品を調節し取り替える
ために操作員にかなりの注意力を必要とし、多くの用途
に対し適していない。代表的な公知のマンドレル及びホ
ーニングヘッドはアメリカ合衆国特許第3216155 号及び
同第3378962 号明細書に記載されている。
【0003】この発明に基づく装置に最も類似した公知
の従来装置はアメリカ合衆国特許第1886584 号及び同第
2334838 号明細書に記載された装置である。これらの明
細書にはとても手動以外ではホーニング中に調節できな
い渦巻形送り装置が記載されており、これらの従来装置
では加工物係合組立体のための支持が間隔を置いて向か
い合う渦巻形部材とホーニング組立体自体との間の係合
により直接提供される。これらの従来装置では渦巻の係
合する歯とホーニング組立体の歯との間のすべての軸線
方向緩み又は間隙がこの種の構造の精度に不利に作用
し、超研削材を用いるものを含むホーニング組立体の正
確な支持を維持するには不適切である。またこれらの従
来装置はホーニング動作中に加工物係合部材を速やかに
繰り出したり引っ込めたりするために準備されておら
ず、またこれらの従来装置では係合した歯がホーニング
圧力を生み出すばかりでなくマンドレルへの往復運動力
をも吸収伝達し、このことは部材間の軸線方向緩みを生
み出し精度不良を生じる。これはこれらの従来装置の向
かい合う両端部で渦巻の歯及びホーニング組立体上の渦
巻の歯と係合する歯を含む係合歯が、往復運動中にマン
ドレルの軸線移動方向を逆転させるために交互に軸線方
向へ負荷を加えられなければならないからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の第1の課題
は、作動中に加工物係合部材を調節かつ支持するための
改良された装置を備え超研削材によりホーニングするた
めに用いることができるホーニングヘッドを提供するこ
とである。
【0005】別の課題は、ホーニングヘッド上の加工物
係合部材の半径方向調節の比較的広い領域を可能にする
ことである。
【0006】別の課題は、比較的僅かしか保守及び部品
交換を必要としないような加工過程で調節可能なホーニ
ングヘッドを提供することである。
【0007】別の課題は、表面のホーニングに必要な時
間を低減することである。
【0008】別の課題は、半径方向へ移動可能であって
ホーニング動作中を含め半径方向へ繰り出し及び収縮で
きる加工物係合部材を備えたホーニングヘッドを提供す
ることである。
【0009】別の課題は、ホーニングヘッドの精度及び
調節能力を増大することである。
【0010】別の課題は、半径方向に可動な支持装置に
よりホーニングヘッド上で半径方向に移動可能な加工物
係合要素を支持することである。
【0011】別の課題は、ヘッドを動作中に往復運動さ
せる力とは無関係にホーニングヘッド上で半径方向に移
動可能な加工物係合部材の調節を行うことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】これらの課題はこの発明
に基づき、周囲に複数の側面、貫通して延びる軸線方向
孔及び間隔を置いて向かい合う端面を有し回転軸線を中
心として回転自在な胴部と、軸線方向の胴部孔を貫いて
延びる軸と、向かい合う胴部端面のそれぞれ一つに隣接
して軸に取り付けられ軸から外向きに延びる間隔を置い
た1対の板部材とを備え、これらの各板部材が螺旋形溝
を形成する複数の凹所により形成された螺旋形の隆起を
有し、板部材上の螺旋形の隆起が対置関係に位置決めさ
れ、また端面に隣接する胴部側面のうちの選択された一
つから延び軸線方向に整列させられほぼ半径方向に延び
る複数対の胴部孔を備え、これらの各孔が各胴部端面に
隣接して開放側面を有し、また各対の半径方向孔のそれ
ぞれの中に位置決めされたピン部材を備え、これらの各
ピン部材は隣接する板部材上の螺旋形隆起の少なくとも
一つの凹所と係合するために各半径方向孔の開放側面を
貫いて延びるように位置決めされた少なくとも一つの歯
により形成され側方に延びる部分を有し、また主として
胴部端面の間で胴部側面のうちの選択された一つに沿っ
て位置決めされた複数の細長いホーニング組立体を備
え、これらの各ホーニング組立体が1対の胴部孔の中の
ピン部材に結合され、またホーニング組立体を胴部上で
半径方向に移動させるために軸と胴部との間の相対的回
転運動を可能にするように軸とこの軸に取り付けられた
板部材とを胴部に機能的に接続する装置を備えることを
特徴とするホーニングヘッドにより解決される。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば超研削材を含む広範囲
の異なる種類の研削材によりホーニングできるホーニン
グヘッドを提供することができ、このヘッドはホーニン
グ中を含む研削材組立体の支持及び調節のための及びホ
ーニング中に加工物へ向かって研削材組立体上の十分な
力を維持するための独特の装置を有し、この独特の装置
は加工物係合部材を半径方向へ繰り出しかつ半径方向へ
引っ込めるためにホーニング中に調節可能である渦巻形
送り装置を含む。この発明に基づく構造は正確にかつ精
密に制御することができ、この構成は直径の調節能力の
非常に重要な範囲を提供し、部品を支えまた取り外しま
た交換するのを比較的容易にし、円滑に作動してびびり
を生じず、めくら穴ばかりでなく貫通孔の中でホーニン
グするために用いることができ、超研削材と共に用いる
のに適し、またその端部に隣接して加工物係合組立体を
支持ししかもピン支持部材と噛み合いこれを支持する渦
巻形送り部材を含む装置により支持するために、ピン支
持装置を含む支持装置の独特の形態を用いる。この発明
に基づく構造はまた加工物係合部材と送り装置又は渦巻
との間の軸方向緩みを防止し、かつこの種の緩みが装置
及び加工物係合組立体に対し設けられた支持部の精度に
影響を及ぼすのを防ぐ。
【0014】この発明に基づく構造は従来技術の欠点及
び限界を克服し、従来の研削材並びに超研削材を用いる
ために適した新しい渦巻形送り装置付きホーニングヘッ
ド及びマンドレルの構造を提供する。この発明に基づく
装置はホーニングヘッドの胴部中の半径方向の又はほぼ
半径方向の孔の中で移動可能である特殊のピンを経てヘ
ッドの胴部から加工物係合部材へ力を伝達する。更にこ
の発明に基づく装置により、往復運動を生み出す軸線方
向力は胴部と加工物係合組立体との間の渦巻形送り部材
を通って伝達されない。それゆえにこの発明に基づく構
造は一層強固な構造及びホーニング動作中に従来の構造
より一層正確に制御及び調節できる構造を提供する。
【0015】
【実施例】次にこの発明に基づくホーニングヘッドの複
数の実施例を示す図面により、この発明を詳細に説明す
る。
【0016】図1はこの発明の特徴を具体化する一つの
ホーニングヘッド10を示す。ホーニングヘッド10は
図2ないし図5を参照して詳細に説明する複数側面付き
胴部12を備える。複数側面付き胴部12はその両端部
に設けられた座ぐり穴16、18の間を貫いて延びる中
央の軸線方向孔14を有する。胴部12はそれぞれ胴部
の向かい合う端部に隣接して胴部の複数の各側面から内
向きに半径方向へ又はほぼ半径方向へ延びる複数の孔2
0、22を有し、これらの半径方向孔20、22は各座
ぐり穴16、18と連通する。半径方向へ延びる各孔2
0は座ぐり穴16と連通して孔20の一側面の一部に沿
って開放され、各孔22は座ぐり穴18と連通して孔2
2の一側面の一部に沿って開放されている。複数の他の
孔24、26は半径方向孔20、22と平行関係を保っ
て胴部12の各複数側面から延びる。胴部12の一端部
上の座ぐり穴16は駆動用渦巻形送り部材28を収容
し、反対側の座ぐり穴18はこれに類似し向かい合う従
動用渦巻形送り部材30を収容する。渦巻形送り部材2
8、30は軸線方向胴部孔14を貫きかつ座ぐり穴1
6、18を貫いて延びる軸32上に固定されている。渦
巻形送り部材28、30の構造及び軸32上にこれらの
送り部材を取り付けるための装置を以下に詳述する。
【0017】胴部12の各側面から半径方向内向きに延
びる孔20、22は、胴部12の各側面上の整列した半
径方向孔20、22に関連するラック付きピン部材3
4、36のような各対のラック付きピン部材を収容す
る。ラック付きピン部材34、36はそれぞれホーニン
グ又は砥石組立体44の支持部42へ間隔を置いた位置
で取り付けるための装置を含む端部38、40を有し、
図示のホーニングヘッド10は6個のホーニング組立体
44を備えている。ホーニング組立体44は胴部12の
周りに角度的に間隔を置いた位置で取り付けられ、各組
立体はホーニングすべき加工物又は孔の表面と係合しホ
ーニング中に表面から材料又は加工代を除去する組立体
44の部分であるホーニング砥石又は研削材部材46を
含む。ピン34、36のようなラック付きピンがそれぞ
れ横向きに延びる複数の歯48、50を有し、図3及び
図7に示すように歯48、50の端部が孔20、22の
開放側面から座ぐり穴16、18中へ延びる又は向うよ
うに方向づけられている。歯48、50は更にそれぞれ
渦巻形送り部材28、30の向い合う面上に設けられた
螺旋形溝52、54中に協働的に収容でき、渦巻形送り
部材28の溝52が図9に示されている。歯48、50
はホーニング組立体44の半径方向外向きに延びた位置
を支持及び決定するための溝52、54を画成する渦巻
形送り部材28、30の凹所又は表面と係合可能であ
り、渦巻形部材の中心軸線に対し相対的な各対のラック
付きピンの歯の半径方向位置は以下に述べるように別の
対のそれとは異なっている。
【0018】各ホーニング組立体44は、別に取り付け
られ胴部12の孔24、26の各一つの中でこれに沿っ
て移動するために位置決めされた一対の案内ピン部材5
6、58を有する。各ホーニング組立体44の案内ピン
56、58はピン34、36のようなラック付きピンに
平行に向けられており、胴部12に対し相対的なホーニ
ング組立体44の半径方向外向き及び内向きの移動のた
めの案内を提供する。案内ピン56、58はホーニング
組立体44の移動を胴部12に対し相対的に軸線方向又
は横方向へ案内しかつ防止するためにだけ働き、しかし
ホーニング組立体44の半径方向に拡張した位置には影
響を与えず、ホーニング組立体44の半径方向へ拡張し
た位置は螺旋形溝52、54と歯48、50との協働係
合だけにより決定されることが重要である。
【0019】図2及び図7を参照して軸32はその端部
の一つに固定された端板64を有し、端板64は従動用
渦巻形送り部材30の端面上に形成された円形の空所6
6と協働する。板64は複数の固定ねじ68及び座金7
0などのような任意の適当な装置を用いて渦巻形送り部
材30へ取り付けることができる。渦巻形部材30へ板
64を取り付けるこの装置は渦巻形送り部材28、30
上の螺旋形渦巻の正確な整列のための手段を提供するの
で、渦巻形は相互に鏡像となる。軸32は胴部12の中
央孔14を貫通して延び、板64とは反対側の軸32の
端部は貫通して延びかつ渦巻形板28と接続されている
ので、渦巻形板28、30は一緒に回転する。軸32の
向い合う端部もまた渦巻形部材28中の孔74から延び
る軸突出部72を備え、軸突出部72はこれに対し相対
的に回転自在であり軸突出部72の自由端部に隣接する
溝80と協働係合する止め輪78により軸突出部上に維
持されている遊び歯車部材76を支える。遊び歯車76
は遊星歯車装置82の部品であり駆動用渦巻形部材28
中に形成された円形の空所84中に設けられている。遊
び歯車76はその周囲に歯86を有し、歯86は歯車部
材90のような複数の類似した遊星歯車部材の一方の側
面上の歯88と噛み合い、また歯88は他の側面上で駆
動用渦巻形部材28上の内歯車の歯92と噛み合う。複
数の遊星歯車部材90は歯94を備える別の結合歯車部
分を有し、歯94はその一方の側面上で遊星歯車装置の
中央に設けられた駆動又は太陽歯車部材98上の歯96
と噛み合い、また反対の側面上で環状歯車部材102の
内周を囲んで延びる歯100と噛み合う。太陽歯車98
はねじ付き軸部104を有し、軸部104は送りアダプ
タ部材106の端部とねじにより係合し、送りアダプタ
部材106はホーニング盤中に設けられた送り装置によ
り駆動される。
【0020】送りアダプタ106はホーニングヘッド1
0のホーニング直径を調節するためにホーニング盤上の
装置に接続している。送りアダプタ106はホーニング
ヘッド10の回転のために設けられた駆動装置(図示さ
れていない)上に取り付けられるツールホルダ108を
貫いて回転自在に延びている。これらの駆動装置はホー
ニング盤の回転自在なスピンドルのような直線配置形駆
動装置とするか、又は中間に設けられた一つ以上の自在
継手を有する装置を含むことができる。ツールホルダ1
08及び環状歯車部材102は複数のねじ部材110に
よりホーニングヘッド胴部12の一端部に取り付けら
れ、ねじ部材110はそれぞれツールホルダ108及び
歯車102中の整列した孔112、114を通り抜け、
図5及び図7に示すようにマンドレル胴部12の複数の
ねじ孔116の各一つにねじ込まれて係合する。送りア
ダプタ部材106はそれが回転させられている間にホー
ニングヘッド10のホーニング直径を調節するためにツ
ールホルダ108とは無関係に回転できることが重要で
ある。一方の方向への送りアダプタ106の回転は、渦
巻形送り部材28、30及び結合軸32がホーニングヘ
ッド10のホーニング直径を拡張すべく半径方向外向き
にラック付きピン及び関連するホーニング組立体44を
拡張するために回転させられるように、遊星歯車装置8
2を回転させるために働く。逆方向への送りアダプタ1
06の回転は、ホーニング直径を減少させるためにラッ
ク付きピン及びこれに取り付けられた研削ホーニング組
立体44を引っ込めるように、遊星歯車装置82及び渦
巻形送り部材28、30を逆向きに回転させる。
【0021】この発明に基づくホーニングヘッド10は
組立体44又はシュー組立体のような任意の数のホーニ
ング又は砥石組立体を有することができ、代表的なホー
ニングヘッド構造は二つ以上のこの種の組立体を有す
る。各ホーニング組立体はそれぞれ一つ以上の歯48、
50を有する一対のラック付きピン34、36へ接続さ
れ、前記のようにホーニング組立体を支持しかつ半径方
向へ移動させるために歯48、50は渦巻形送り部材2
8、30のそれぞれの溝52、54と協働係合する。個
々のホーニング組立体44のための対のラック付きピン
の歯48、50は渦巻形部材28、30の軸線に対し同
じ半径方向及び延長上に設けられており、それによりす
べてのホーニング組立体44が渦巻形部材の特定の回転
位置に対しラック付きピンの長さに沿って同じ半径方向
突出位置にある。それゆえにホーニングヘッドの各ホー
ニング組立体44のための歯48、50の半径方向位置
は渦巻の軸線の周りの各ホーニング組立体の角度位置に
基づいて異なっている。ヘッド10の6個のホーニング
組立体44の6個のラック付きピン34を含む完全な一
組のラック付きピン118のピンのための歯48の位置
が図8に示されている。対応する組のラック付きピン3
6上の歯50の位置はピン48に対し示したものと同じ
である。図8に示す歯位置の配置によりすべての歯48
(又は50)をヘッド10の各端部で図9に示すような
渦巻形部材28(又は30)の螺旋形溝52(又は5
4)に係合させることができ、それによりすべてのホー
ニング組立体44が渦巻形部材のすべての回転位置にお
いて加工物表面に係合するために同じ半径方向に延びた
位置に維持される。歯48、50の半径方向外側へ向う
表面は渦巻形部材28、30の螺旋形溝52、54の表
面と一層良好に係合するために弓形を有するのが有利で
あり、この弓形は望まれるように各ピンに対し同じとす
ることができる。それゆえに各対のピン34、36と他
の対との間の差異は歯48、50からピンがそれぞれの
ホーニング組立体へ接続されている個所までのピン部の
長さである。
【0022】胴部12の周りのすべてのホーニング組立
体44がすべての調節位置おいて加工物表面に同時に係
合することが重要である。この種の構造により、かつも
し各ピン34、36が各螺旋形溝52又は54の一つ以
上の凹所に係合する一つ以上の歯48、50を有するこ
とができるならば、砥石組立体44へ加えられるすべて
の力が比較的平等に分散させられるであろう。このゆえ
に螺旋形溝52、54は加工物に対する砥石部材46上
にほぼ外向きのホーニング圧力を生み出すことができ
る。表面を或る所望の直径へホーニングするのに必要な
時間を低減するためにこの発明に基づく構造は超研削材
を含む種々の形式の研削材と共に用いることができるよ
うに設計されているゆえに、このことはこの発明に基づ
く構造にとって重要である。比較的固いホーニング部材
上に比較的高い圧力を働かせることができることによっ
ても、ビトリファイド研削材を用いるときに従来より一
層迅速にホーニングでき、またこの発明に基づく構造に
より少ししか又は全く摩耗がホーニング部材上に起こら
ないので一層正確にかつ一層管理された条件のもとにホ
ーニングすることが可能である。このことはまた調節及
び/又は部品交換が必要となるまでに比較的多くの加工
物片を所定の時間内に一層高い精度でホーニングできる
ことを意味する。超研削材砥石を用いるときにはドレッ
シングも省略される。
【0023】図5には、孔20、22、24、26のよ
うな種々の半径方向孔の位置が明らかに示されている。
側面120〜129に隣接するようなホーニング組立体
が設けられている胴部12のすべての又は任意の数の側
面上に、孔の同様な組を設けることができる。胴部12
の端部の座ぐり穴16は同じ周方向間隔を有し連通する
半径方向通路20を備える。軸32を収容し胴部12を
貫き軸線方向に延びる孔14も示されている。
【0024】図示のホーニング装置は加工物片の孔の中
で回転させられるように設計されている。マンドレルの
回転のための装置は前記のようにホーニング盤中に含ま
れ従ってこの発明の一部ではない。回転装置はホーニン
グされる孔に対し整列に関してマンドレル又はヘッドを
一層良好に順応できるようするために一つ以上の自在継
手を有することができる。送りアダプタ106は、すべ
てのホーニング組立体44特にその研削部46をホーニ
ングされる孔との係合状態に維持するために、所望の方
向へマンドレルに対し相対的にアダプタ106を回転さ
せるホーニング盤内の装置へ接続されている。ホーニン
グが進行するにつれて所望のホーニング圧力を生み出す
ために圧力が半径方向外向きの方向へホーニング砥石上
で維持される。このことは送りアダプタ106及びホー
ニング盤上の装置を経て遂行される。もし自在継手が主
ヘッド駆動のために設けられるならば、類似のしかし小
形の自在継手が送り駆動装置のためにも設けられるであ
ろう。
【0025】ホーニング動作中に一たび所望のホーニン
グ直径が得られると、所望のようにホーニング圧力を除
去しスパークアウト又はランアウトを引き起こすために
ホーニング組立体44を半径方向へ突出させる送りアダ
プタ106の回転が停止されるか、又はすべてのホーニ
ング組立体44を同時に半径方向へ収縮させるために渦
巻形送り部材28、30をヘッド12に対し相対的に逆
方向へ回転させるように送りアダプタ106をホーニン
グヘッド12に対し相対的に逆方向へ回転させることが
できる。スパークアウトは直径を拡大することなしに圧
力が低減されるときにホーニング動作の最終時期又は部
分を記述するために用いられる用語である。スパークア
ウトは通常応力を低減しかつ真円度に貢献する。ホーニ
ング中に加工物表面と係合するすべての組立体を維持
し、かつホーニング組立体上にかなりの力を働かせるこ
とができる装置によりホーニング速度及び研削速度を増
大することが、この発明に基づく構造にとって特に重要
である。ホーニングヘッドを前後に往復運動させること
は典型的なホーニング動作中に重要であり、それにより
加工物片表面のすべての部分がホーニングされかつ同じ
寸法となるようにホーニングされる。これに関して往復
運動を生み出す装置及び力が半径方向へホーニング組立
体44を拡張するための装置へ伝達されないことが重要
である。さもなければ緩みが部品の間に生じこの緩みが
精度不良をもたらすおそれがある。このことはこの発明
に基づく構造において半径方向又はほぼ半径方向のみに
動き往復運動を生み出す力とは無関係であるピンを用い
ることにより克服される。マンドレルを往復運動させる
装置はこの発明の一部ではない。
【0026】図10はこの発明に基づく別の実施例のホ
ーニングマンドレル組立体130を示す。この組立体1
30では任意の所望の長さを有することができる胴部1
32が間隔を置いた端部部材134と136の間に位置
決めされ、部材134、136はスペーサ部材135と
共にボルト137等により一体に締め付けられる。胴部
132ではなく端部部材134、136がそれぞれ砥石
組立体146上の駆動ピン142、144を収容するた
めの半径方向孔138、140及びこの場合には外側寄
りの案内ピン152、154を収容するための別の半径
方向孔148、150を有する。この組立体130では
駆動ピン142、144上の歯(又はピン装置)との協
働のために、中央胴部部材132は向い合う端面上に形
成された渦巻形溝156、158を有する。端板134
は前記の装置82と同様な遊星歯車装置へマンドレル組
立体130を結合する駆動板160を収容する。
【0027】図10に示されたマンドレル組立体130
と図1のマンドレル組立体10との間の主な差異は、組
立体130の駆動ピン142、144が中央の胴部部材
の両端部に隣接して設けられた別個の渦巻板上に形成さ
れた溝に係合するのではなく、胴部132の向い合う端
部上に形成され向い合う螺旋形溝156、158に係合
するために対置関係で相互に向い合う歯又は別の渦巻係
合装置を有するということである。図10に示された組
立体130では軸162が孔163の中で胴部132に
固定され、部材160中の同様なスプライン孔166に
係合するために個所164でスプライン加工されてい
る。組立体130はまた胴部132を囲み部材134と
136の間に延びかつ長手方向に延びる同じねじ部材1
37により部材134、136に接続された中央の筒状
胴部部材135を有する。部材134、136はまたそ
れぞれ端面の座ぐり穴170、172を有し、これらの
座ぐり穴はマンドレル組立体130が組み立てられると
きに部材135を貫く通路173と共に内部に渦巻部材
132を収容する。
【0028】組立体130ではピン142、144は渦
巻形溝156、158の隣接する凹所に係合するための
向い合う歯の組を有する。複数の砥石組立体146をマ
ンドレル上に取り付けるために、各組立体上のピン14
2、144が一度に一つずつ各孔138、140の開放
された外側端部中へ導入され、一度に一つの組立体がそ
のように導入されたときに所望の深さまで内向きに組立
体146を引き込むために部材132が結合された部材
134、135、136に対し相対的に回転させられ
る。このことはマンドレル組立体130を分解すること
なく砥石組立体146を導入及び取り外すことができる
ことを意味する。
【0029】図11はマンドレル組立体130の変形例
の組立体130Aを示し、ここでは両実施例で類似して
いる胴部部材134A(及び136A)が、その長さの
ほとんどにわたり円筒形であり渦巻形送り溝156A
(又は158A)の凹所と係合し横方向に延びるだぼ1
74Aを有するように構成されたピン142Aを備え
る。6個用意されたピン142Aは装置の真の半径に対
し相対的に鋭角で延びている。このことはホーニング圧
力の一層良好な集中に有利でありかつ一層効率のよい構
造に役立つ。このことは図1の実施例に対しても適用可
能である。図12はマンドレル組立体130Aで使用す
るための6個のこの種のピンの組を示し、ここではすべ
てのホーニング組立体146Aを加工物に係合させるた
めにだぼが渦巻形溝156Aに係合する個所に応じて、
すべてのピンがそれに沿う異なった位置にだぼ部分17
4Aを有する。図13はピン142Aの斜視図である。
ピン142Aはホーニング組立体146Aのようなホー
ニング組立体にピン142Aを取り付けるためにその外
側端部上に部材176Aを有する。前記のように各孔1
38A、140Aの中へピン142Aを送り込むことに
よりピン142Aを一度に一つずつ取り付けることがで
きる。
【0030】図14及び図15はピン142Aの種々の
向きの説明図であり、図14に示されたピン142Aは
半径方向への移動のために向けられ、他方では図15の
ピン142Aは図11に示された実施例におけるように
真の直径に対し約7°の角度で移動するように向けられ
ている。図15の実施例は大抵のホーニング用途に対し
て一層良好な力ベクトルを生み出しかつ一層効率が良
い。
【0031】マンドレルは砥石の端部を越えていかなる
部品をも伸ばすことを要求されないので、この発明に基
づくマンドレルは貫通孔並びにめくら穴をホーニングす
るために用いることができる。このことは或る種の用途
では重要な要件となることがある。
【0032】以上でこの発明の課題及び利点のすべてを
満たす新しいホーニングヘッド構造を説明した。しかし
ながらこの発明に基づく装置に対して多くの変更、修
正、変形及びほかへの使用及び適用が可能であることは
当業者にとって明らかである。この発明の趣旨及び範囲
から逸脱しないすべてのこの種の変更、修正、変形及び
他への使用及び適用は、特許請求の範囲により限定され
るこの発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づくホーニングヘッドの一実施例
の側面図である。
【図2】図1に示すホーニングヘッドの分解部品配列図
である。
【図3】図1に示すホーニングヘッドの部分破断部を含
む右端面図である。
【図4】図1に示すホーニングヘッドの切断線IV−IVに
よる断面図である。
【図5】図1に示すホーニングヘッドの胴部の斜視図で
ある。
【図6】図1に示すホーニングヘッドのホーニング組立
体の一つの斜視図である。
【図7】図1に示すホーニングヘッドの切断線 VII−VI
I による断面図である。
【図8】図1に示すホーニングヘッドの一端部で渦巻形
送り部材に係合する6個1組のピンの立面図である。
【図9】図1に示すホーニングヘッドの渦巻形部材の一
つの正面図である。
【図10】ホーニングマンドレルの別の実施例の分解部
品配列図である。
【図11】図10に示すホーニングマンドレルの変形例
の部分破断部を含む右端面図である。
【図12】図11に示す6個1組のピンの立面図であ
る。
【図13】図12に示す一つのピンの斜視図である。
【図14】図11に示す渦巻形送り部材及びピンから成
る装置の略示図である。
【図15】図14に示す装置の変形例の略示図である。
【符号の説明】
10、130、130A ホーニングヘッド又はマンド
レル組立体 12、132 胴部 14、163 軸線方向孔 20、22、24、26、138、140、148、1
50 半径方向孔 28、30 板部材 32、162 軸 34、36、142、144、142A ピン部材 44、146、146A ホーニング組立体 48、50 歯 52、54 螺旋形溝 82 遊星歯車装置 120、122、124、126、128、129 側
面 134、136 端面 174A だぼ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の側面、貫通して延びる軸線
    方向孔及び間隔を置いて向かい合う端面を有し回転軸線
    を中心として回転自在な胴部と、軸線方向の胴部孔を貫
    いて延びる軸と、向かい合う胴部端面のそれぞれ一つに
    隣接して軸に取り付けられ軸から外向きに延び間隔を置
    いた1対の板部材とを備え、これらの各板部材が螺旋形
    溝を形成する複数の凹所により形成された螺旋形の隆起
    を有し、板部材上の螺旋形の隆起が対置関係に位置決め
    され、また端面に隣接する胴部側面のうちの選択された
    一つから延び軸線方向に整列させられほぼ半径方向に延
    びる複数対の胴部孔を備え、これらの各孔が各胴部端面
    に隣接して開放側面を有し、また各対の半径方向孔のそ
    れぞれの中に位置決めされたピン部材を備え、これらの
    各ピン部材は隣接する板部材上の螺旋形隆起の少なくと
    も一つの凹所と係合するために各半径方向孔の開放側面
    を貫いて延びるように位置決めされた少なくとも一つの
    歯により形成され側方に延びる部分を有し、また主とし
    て胴部端面の間で胴部側面のうちの選択された一つに沿
    って位置決めされた複数の細長いホーニング組立体を備
    え、これらの各ホーニング組立体が1対の胴部孔の中の
    ピン部材に結合され、またホーニング組立体を胴部上で
    半径方向に移動させるために軸と胴部との間の相対的回
    転運動を可能にするように軸とこの軸に取り付けられた
    板部材とを胴部に機能的に接続する装置を備えることを
    特徴とするホーニングヘッド。
  2. 【請求項2】 貫通する軸線方向孔、間隔を置いて向か
    い合う端面及び端面の間に延びる複数の側面を有する細
    長い胴部と、胴部孔を貫通して延びる軸と、向かい合う
    胴部端面の各一つに隣接して軸に取り付けられこの軸か
    ら外向きに延び間隔を置いた1対の板部材とを備え、こ
    れらの各板部材がその上に形成された隆起の間に螺旋形
    溝を画成する螺旋形隆起を有し、間隔を置いた板部材上
    の隆起が対置関係で位置決めされ、一方の板部材上の螺
    旋形隆起が他方の板部材上の螺旋形隆起の鏡像であり、
    また向かい合う端面に隣接して選択された側面から延び
    整列させられてほぼ半径方向に延びる複数の孔を備え、
    各半径方向孔が各胴部端面に隣接する側に開放側面を有
    し、また各半径方向孔に位置決めされたピン部材を備
    え、これらの各ピン部材が隣接する板部材上に螺旋形隆
    起により形成された溝の中へ延びるために各半径方向孔
    の開放側面を貫いて延びるように位置決めされ側方に延
    びる少なくとも一つの歯を有し、また主として胴部端面
    間で側面のうちの選択された一つに隣接して胴部に沿っ
    て軸線方向に拡張可能なホーニング組立体を備え、これ
    らの各ホーニング組立体がその端部のそばで整列させら
    れた孔の中のピン部材に接続され、また胴部へ軸を機能
    的に接続する装置を備え、それにより軸とこの軸に取り
    付けられた板部材との胴部に対する相対的な回転がホー
    ニング組立体の半径方向運動を生み出すことを特徴とす
    るホーニングヘッド。
  3. 【請求項3】 間隔を置いて向かい合う端面、端面の間
    で胴部を貫いて延びる軸線方向孔及び胴部の周りで端面
    の間に延び周囲に設けられた複数の側面を有する細長い
    胴部と、向かい合う胴部端面の各一つに隣接して位置決
    めされ間隔を置いた板部材とを備え、各板部材が各胴部
    端面に隣接して板部材の一側面上に形成された螺旋形溝
    を有し、一方の板部材上に形成された螺旋形溝が他方の
    板部材上に形成され対置関係に配置された螺旋形溝の鏡
    像であり、また軸線方向に延びる胴部孔を貫通して延び
    向かい合う胴端部のそばで板部材に取り付けられた軸
    と、各端面に隣接して側面のうちの選択された一つから
    延び軸線方向に整列させられほぼ半径方向に延びる一組
    の胴部孔とを備え、各孔が隣接する板部材上の螺旋形溝
    に隣接して孔の側面に沿って開放され、また各半径方向
    孔の中で位置決めされたピン部材を備え、各ピン部材が
    隣接する板部材上の螺旋形溝の凹所の中へ延びるような
    位置で側面上に形成された少なくとも一つの歯を有し、
    また各半径方向孔の中でピン部材の半径方向位置を変更
    するために軸及びこの軸に取り付けられた板部材を一緒
    に胴部に対し相対的に回転させるために軸に機能的に接
    続された装置と、各組の整列させられた孔の中で位置決
    めされたピンに接続された加工物係合組立体とを備える
    ことを特徴とするホーニングヘッド。
  4. 【請求項4】 胴部の一端で板部材に機能的に接続され
    た第1の部分及び胴部に機能的に接続された第2の部分
    を有する遊星歯車装置と、軸及び板部材を胴部に対し相
    対的に回転させるために遊星歯車装置に機能的に接続さ
    れた駆動装置とを備えることを特徴とする請求項3記載
    のホーニングヘッド。
  5. 【請求項5】 軸線方向へ貫通して延びる孔を有する細
    長い胴部を備え、胴部が間隔を置いた端面、これら端面
    の間に延びる外面及び整列させられ主として半径方向に
    延びる少なくとも2対の胴部孔を有し、各対の孔が各端
    面に対し軸線方向に隣接して一直線上に位置決めされ、
    また各端面に隣接して位置決めされた別個の端板と、胴
    部を貫いて延び端板を一緒に接続する軸とを備え、各端
    板が各胴部端面に面する側面上に螺旋形溝を有し、各螺
    旋形溝がその周囲に隣接する外面から軸に隣接する内面
    まで延び、一方の端板上の螺旋形溝が他方の端板上の螺
    旋形溝の鏡像であり、また各対の半径方向に延びる孔の
    中で位置決めされたピン部材を備え、各ピンがそれに隣
    接する端板上の螺旋形溝との係合のために横方向へ延び
    る少なくとも一つの歯を有し、それにより胴部に対する
    相対的な端板の回転がすべての半径方向孔の中でピン部
    材を半径方向に同方向へかつほぼ同じ速度で動かし、ま
    たピンと共に半径方向へ移動するために各対のピンに接
    続されたホーニング組立体と、胴部に対し相対的に端板
    を移動させるために軸及び胴部に機能的に接続された装
    置とを備えることを特徴とするホーニングマンドレル。
  6. 【請求項6】 胴部に対し相対的に端板を移動させる装
    置が遊星歯車装置を含むことを特徴とする請求項5記載
    のホーニングマンドレル。
  7. 【請求項7】 周囲に設けられ向かい合う端面の間に延
    びる複数の側面を有する細長い胴部を備え、胴部を貫く
    孔が向かい合う端面の間に延び、胴部孔を貫いて延びる
    軸が軸に取り付けられ各胴部端面に隣接して軸から外向
    きに延び間隔を置いた1対の板部材を有し、これらの各
    板部材が対置関係となるように位置決めされた複数の凹
    所により形成された螺旋形隆起を有し、また軸線方向に
    整列させられ半径方向に延びる複数対の胴部孔を備え、
    各対の孔が各一つの端面に隣接し、各対の各孔が各端面
    に隣接して開放側面を有し、また各対の半径方向孔のそ
    れぞれの中に位置決めされたピン部材を備え、隣接する
    板部材上の螺旋形隆起の複数の隣接する凹所との係合の
    ためにこれらの各ピン部材は各半径方向孔の開放側面を
    貫いて延びるように位置決めされ半径方向に間隔を置い
    た歯により形成されて横方向に延びる部分を有し、また
    主として端面間で胴部側面のうちの選択された一つに沿
    って拡張可能な複数の細長いホーニング組立体を備え、
    これらの各ホーニング組立体が端部に隣接し整列させら
    れた1対の胴部孔の中のピン部材へ接続され、また胴部
    上のホーニング組立体の半径方向移動のために胴部に対
    し相対的に軸及びこの軸に取り付けられた板部材を回転
    できるように軸及び胴部に機能的に接続された装置を備
    えることを特徴とするホーニングヘッド。
  8. 【請求項8】 軸線方向に延びる貫通孔及び間隔を置い
    て向かい合う端面を有する細長い胴部と、胴部孔を貫通
    して延びる軸と、軸に取り付けられ向かい合う胴部端面
    の各一つに隣接して軸から外向きに延び間隔を置いた1
    対の板部材とを備え、これらの各板部材は各胴部端面に
    隣接して板部材上に形成され対置関係となるように位置
    決めされた螺旋形隆起を有し、また軸線方向に整列させ
    られほぼ半径方向に延びる複数対の胴部孔を備え、各対
    の孔が各端面に隣接し、各孔は各端面に隣接して開放さ
    れた側面を有し、また各半径方向孔の中に位置決めされ
    たピン部材を備え、隣接する板部材上の螺旋形隆起の少
    なくとも一つの凹所と係合するためにこれらの各ピン部
    材が各半径方向孔の開放側面を貫いて延びるように位置
    決めされ側方に延びる部分を有し、またほぼ端面の間で
    胴部に沿って軸線方向に拡張可能な複数個の細長いホー
    ニング組立体を備え、これらの各ホーニング組立体がそ
    の端部のそばで整列させられた1対の孔の中のピンへ接
    続され、またピン及びこのピンに取り付けられたホーニ
    ング組立体を半径方向に移動させるために軸及び軸に取
    り付けられた板部材を胴部に対し相対的に回転させるよ
    うに軸及び胴部に機能的に接続された装置を備えること
    を特徴とするホーニングヘッド。
  9. 【請求項9】 間隔を置いて向かい合う端部及び胴部を
    貫き端部の間に延びる軸線方向孔を有する細長い胴部
    と、胴部の向かい合う端部の各一つに隣接するように位
    置決めされ間隔を置いた1対の板部材とを備え、各板部
    材が各胴端部に隣接して板部材側面上に形成された螺旋
    形溝を有し、一方の板部材上の螺旋形溝が他方の板部材
    上の螺旋形溝の鏡像であり、また胴部孔を貫いて延び胴
    部孔の向かい合う端部に隣接して板部材に取り付けられ
    た軸部材と、胴部内でほぼ半径方向に延びる少なくとも
    2組の孔とを備え、各組の孔が胴部の中で軸線方向に整
    列させられ、各孔が各螺旋形溝に隣接して孔の側面に沿
    って開放され、また半径方向に延びる孔の中に位置決め
    されたピン部材を備え、各ピンが隣接する板部材上の螺
    旋形溝の隣接する凹所に係合するように位置決めされピ
    ンの側面上に形成された歯を有し、また各半径方向孔の
    中のピンの半径方向位置を変更するために胴部に対し相
    対的に一緒に板部材を回転させるように板部材及び胴部
    に機能的に接続された装置と、板部材の回転中の半径方
    向移動のために胴部の向かい合う端部に隣接し間隔を置
    いて軸線方向に整列させられた各組のピンへ接続された
    加工物係合装置とを備えることを特徴とするホーニング
    ヘッド。
  10. 【請求項10】 内部にピン部材が位置決めされた胴部
    孔に対し相対的にピン部材の半径方向位置を変更するた
    めに胴部に対し相対的に板部材を回転させるように、胴
    部の一端で板部材に接続された第1の部材と駆動装置に
    機能的に接続された第2の部材とを有する遊星歯車装置
    を備えることを特徴とする請求項9記載のホーニングヘ
    ッド。
  11. 【請求項11】 軸線方向へ貫通して延びる孔を有する
    細長い胴部を備え、胴部が間隔を置いた端面及び端面間
    に延びる外面を有し、またほぼ半径方向に延びる少なく
    とも3対の胴部孔を備え、各対の孔が各端面に隣接して
    軸線方向に整列して位置決めされ、また各端面に隣接し
    て位置決めされた端板と、胴部孔を貫いて延び端板を相
    互に接続する軸とを備え、各端板は各胴部端面に向かう
    その側面上に螺旋形溝を有し、各螺旋形溝が端板の外面
    に隣接する外側端部から軸に隣接する内側端部へ延び、
    一方の端板上の螺旋形溝が他方の端板上の螺旋形溝の鏡
    像であり、また半径方向に延びる各対の孔の中に位置決
    めされたピン部材を備え、ピンに隣接する端板上の螺旋
    形溝との係合のために各ピンが横方向に延びる少なくと
    も一つの歯を有し、それにより胴部に対し相対的な端板
    の回転がすべてのピン部材を半径上で同方向へかつほぼ
    同じ速度で移動させ、またピンと共に半径方向へ移動さ
    せるために各対のピンへ接続されたホーニング組立体を
    備えることを特徴とするホーニングマンドレル。
  12. 【請求項12】 胴部に対し相対的に端板を移動させる
    ための装置が軸及び胴部に機能的に接続された遊星歯車
    装置を含むことを特徴とする請求項11記載のホーニン
    グマンドレル。
  13. 【請求項13】 軸線方向に貫通して延びる孔を有する
    胴部を備え、胴部は間隔を置いた端面及び端面間に延び
    る側面を有し、また各胴部端面上に形成されほぼ軸線方
    向孔から胴部側面へ延びる螺旋形溝と、胴部孔を貫いて
    延びる軸部材と、各端面に隣接して軸に取り付けられた
    板部材をと備え、これらの各端板がほぼ半径方向に延び
    各胴部端面に向かう側に沿って開放された同数の孔を有
    し、孔が端板の周りに軸線方向に整列した対を成して配
    置され、また各孔の中に位置決めされたピン部材を備
    え、各ピン部材は隣接する胴部端面上の螺旋形溝と係合
    し横方向に延びる少なくとも一つの部分を有し、また胴
    部及び端板の外面に隣接して位置決めされ軸線方向に延
    びる加工物係合組立体を備え、これらの各加工物係合組
    立体は軸線方向に整列させられた各対のピン部材に接続
    され、またピン部材及びこのピン部材に取り付けられた
    加工物係合組立体を半径方向へ移動させるために胴部に
    対し相対的に端板を回転できるように端板及び胴部へ機
    能的に接続された装置を備えることを特徴とするホーニ
    ングマンドレル。
  14. 【請求項14】 胴部に対し相対的に板部材を回転でき
    るようにする装置が両者の間に機能的に接続された遊星
    歯車装置を含むことを特徴とする請求項13記載のホー
    ニングマンドレル。
  15. 【請求項15】 各ピン部材が各胴部端面上の螺旋形溝
    の隣接する凹所との係合のために複数の歯を有すること
    を特徴とする請求項13記載のホーニングマンドレル。
  16. 【請求項16】 軸線を中心として回転自在な胴部を備
    え、胴部が中央の胴部及び中央の胴部の向かい合う端に
    隣接する端部を備え、また軸線を中心として胴部を回転
    させる装置と、中央部に対し相対的に胴部の端部を回転
    させる別の装置と、中央の胴部と各胴端部との間に設け
    られた螺旋形溝装置と、軸線方向に整列させられ胴部の
    中へ延びる複数対の半径方向孔とを備え、各整列させら
    れた対のうちの一つの孔がそれぞれ向かい合う胴端部に
    螺旋形溝に隣接して設けられ、また胴部上に取り付けら
    れ半径方向に移動可能な複数のホーニング組立体を備
    え、各組立体がこれらの対の一つの孔の中に位置決めさ
    れたピン部を有し、各ピン部が中央の胴部と各胴端部と
    の間の螺旋形溝に係合可能で横方向に延びる部分を有
    し、それにより胴端部が中央の胴部に対し相対的に回転
    させられるときにすべてのホーニング組立体が胴部に対
    し半径方向に移動することを特徴とするホーニングヘッ
    ド。
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