JPH05297553A - 写真フィルム巻癖矯正方法及び装置 - Google Patents

写真フィルム巻癖矯正方法及び装置

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JPH05297553A
JPH05297553A JP4099448A JP9944892A JPH05297553A JP H05297553 A JPH05297553 A JP H05297553A JP 4099448 A JP4099448 A JP 4099448A JP 9944892 A JP9944892 A JP 9944892A JP H05297553 A JPH05297553 A JP H05297553A
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photographic film
cartridge
winding
curl
heat roller
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Sumio Yoshikawa
純生 吉川
Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D15/00Apparatus for treating processed material
    • G03D15/08Flattening prints
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D13/00Processing apparatus or accessories therefor, not covered by groups G11B3/00 - G11B11/00
    • G03D13/003Film feed or extraction in development apparatus

Abstract

(57)【要約】 【目的】 最初の焼付時には現像処理前に、また、2回
目以降の焼付時には焼付処理前に、写真フィルムの巻癖
を矯正する巻癖矯正方法及び装置を得る。 【構成】 ネガフィルム搬送路を通過したネガフィルム
20は、ヒートローラ62とベルト72とに挟持され
て、ヒートローラ62に半周に亘って巻掛けられ、略U
字状に搬送される。このヒートローラ62への巻掛けに
よって、ネガフィルム20は加熱されることになり、ス
プール軸に巻き取られることによって生じている巻癖が
解消される。全引出を検出することによって、巻取部7
8からネガフィルム20が引き出され、パトローネ12
からの引出時の搬送経路と同一経路を通って、パトロー
ネ12へ戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸回りに層状に巻き取
られた状態で写真フィルムを収容するパトローネ内に長
期間に亘って写真フィルムを保管した場合に生じる写真
フィルムの巻癖を矯正するための写真フィルム巻癖矯正
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】撮影済の
ネガフィルムをパトローネに収容したままの状態で装填
し、このパトローネからネガフィルムを引き出して現像
処理し、パトローネからの全引出を検知してネガフィル
ムの終端を切断して処理を継続する所謂ストリップス処
理の現像装置において、ショートリーダと称される案内
部材をネガフィルムの先端部に貼付け、このショートリ
ーダを案内搬送させながら、現像処理及び感光処理を行
っている。このストリップス処理では、ネガフィルムの
先端部はショートリーダにより、巻癖が解消されるが、
ネガフィルムはスプールに巻き取られているときの最下
層(すなわち、終端部)が最も巻癖が強いため、ループ
状に巻癖がついていると、このループがローラによって
押し潰され、ネガフィルムが折れ曲がることが考えられ
る。
【0003】特に近年、現像処理済のネガフィルムを再
度パトローネに巻き取って顧客へ返却することが提案さ
れている。この場合、ネガフィルムを収容するスプール
軸を逆転させることによって、容易に所謂ベロ出しが可
能であり、焼き増し依頼等では、このパトローネを焼付
装置へ装填して、焼付処理を行うことになる。
【0004】このようなパトローネに巻き取られたネガ
フィルムは、その終端部の巻癖がさらに強くなる。
【0005】なお、カメラの小型化に合わせ、小さなパ
トローネにネガフィルムを収容することも考えられてお
り、このような小さなパトローネにおいても上記と同様
に巻癖が強くなる。
【0006】このため、ネガフィルムの後端部にも前記
ショートリーダを付ける等巻癖を事前に矯正しておくこ
とが考えられる。しかし、最初のプリント(同時プリン
ト)の終了後、焼増し等の依頼があったとき、すなわち
2回目以降の焼付処理時には、ストリプス処理を行わず
に直接焼付装置へ装填するため、巻癖の強い状態で取り
扱わなければならない。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、最初の焼付時
には現像処理前に、また、2回目以降の焼付時には焼付
処理前に、写真フィルムの巻癖を矯正することができる
写真フィルム巻癖矯正方法及び装置を得ることが目的で
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、軸回りに層状に巻き取られた状態で写真フィルムを
収容するパトローネ内に長期間に亘って写真フィルムを
保管した場合に生じる写真フィルムの巻癖を矯正するた
めの写真フィルム巻癖矯正方法であって、前記パトロー
ネから引き出された写真フィルムを前記軸への巻取によ
る巻癖とは反対方向となるように屈曲搬送し、この屈曲
搬送中に写真フィルムを加熱することによって巻癖を緩
和し、前記巻癖が緩和された写真フィルムを冷却しなが
ら再度パトローネへ巻取ることを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、軸回りに層状に
巻き取られた状態で写真フィルムを収容するパトローネ
内に長期間に亘って写真フィルムを保管した場合に生じ
る写真フィルムの巻癖を矯正するための写真フィルム巻
癖矯正装置であって、前記パトローネを装填する装填部
と、前記装填部に装填されたパトローネから前記写真フ
ィルムを引出又は巻取方向に搬送する搬送手段と、前記
搬送手段を制御して写真フィルムをパトローネから引出
す引出制御手段と、前記パトローネから引き出された写
真フィルムが前記軸への巻取方向とは反対方向となるよ
うに巻掛けられ表面が加熱手段によって加熱されて前記
巻掛けられた写真フィルムを加熱するヒートローラと、
前記ヒートローラによって加熱された写真フィルムを一
時的に収容する収容部と、前記パトローネからの写真フ
ィルムの全引出を検出する検出手段と、前記検出手段で
写真フィルムの全引出が検出された場合に前記搬送手段
を制御して前記写真フィルムを前記収容部から同一搬送
路を逆送して再度パトローネへ巻取る巻取制御手段と、
前記巻取制御手段での巻取時に前記写真フィルムを冷却
する冷却手段と、を有している。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記ヒートロー
ラにより写真フィルムへは、ガラス転移点を超えた温度
が加えるられることを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記ヒートロー
ラへの写真フィルムの引出方向先端部の巻掛時から終端
部の巻掛時にかけて、前記ヒートローラの表面温度を高
めていくことを特徴としている。
【0012】請求項5に記載の発明は、前記搬送手段に
よるパトローネからの引出し時において、写真フィルム
の先端部では高速で搬送し、終端部になるに従い搬送速
度を下げることを特徴としている。
【0013】請求項6に記載の発明によれば、前記請求
項2に記載の発明において、前記搬送手段によるパトロ
ーネからの引出し時においては高速で搬送し、パトロー
ネの巻取り時においては低速で搬送することを特徴とし
ている。
【0014】請求項7に記載の発明は、軸回りに層状に
巻き取られた状態で写真フィルムを収容するパトローネ
内に長期間に亘って写真フィルムを保管した場合に生じ
る写真フィルムの巻癖を矯正するための写真フィルム巻
癖矯正装置であって、前記パトローネを装填する装填部
と、加熱手段によって表面が加熱され写真フィルムの巻
癖を矯正するためのヒートローラと、前記装填部に装填
されたパトローネから前記写真フィルムを引き出して前
記ヒートローラへ前記軸への巻取方向とは反対方向とな
るように巻掛けた後再度パトローネに巻取る場合に前記
写真フィルムが現像処理前のときには写真フィルムを全
て引出し現像処理後のときには画像が焼き込まれていな
い先端部のみ引き出す搬送手段と、前記搬送手段での巻
取時に前記写真フィルムを冷却する冷却手段と、を有し
ている。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、パトローネの
軸に巻き取られている写真フィルムは巻癖がついてお
り、この状態が長期間であればあるほど巻癖が強く、こ
のまま処理すると特に後端部が大きくカールし、搬送不
良の原因となる。そこで、処理前にパトローネから写真
フィルムを引き出して巻癖とは反対方向となるように屈
曲搬送する。この屈曲搬送時に加熱することにより巻癖
は緩和される。
【0016】巻癖が緩和された状態でパトローネに再度
巻き取る。このとき、写真フィルムの温度が高いと、ま
たすぐに巻癖がつき易いため、巻癖が矯正された写真フ
ィルムを冷却しながらパトローネに収容する。
【0017】その後、短期間の間に現像装置或いは焼付
装置へパトローネを装填し、写真フィルムを引き出すこ
とにより、巻癖は弱いため、搬送不良を起こすことなく
処理することができる。
【0018】すなわち、請求項1では、長期間軸に巻き
取られていることによって生じる強い巻癖を処理(現像
又は焼付)前に緩和することができるため、例えば現像
済の写真フィルムをパトローネに収容した状態で顧客へ
返却して、その後焼増し依頼があった場合にも、巻癖を
確実に緩和することができる。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、パトロー
ネを装填部に装填し、引出制御手段によって搬送手段が
駆動されると、写真フィルムはパトローネから引き出さ
れて加熱手段によって表面が加熱されたヒートローラへ
巻掛けられる。このヒートローラへの巻掛方向は、写真
フィルムが軸に巻き取られることによって生じる巻癖と
は反対方向である。このため、ヒートローラによって加
熱された写真フィルムは巻癖が緩和することになる。ヒ
ートローラによって加熱された写真フィルムは収容部に
一時的に収容される。
【0020】ここで、写真フィルムの後端部が検出手段
によって検出されると、巻取制御手段では、搬送手段を
制御して、写真フィルムを同一搬送路を逆送して、冷却
手段で冷却しながら再度パトローネへ巻き取る。
【0021】これにより、パトローネ内の写真フィルム
の強い巻癖は解消されており、短期間の内に現像又は焼
付処理を行えば、搬送不良を起こすことがない。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、ヒートロ
ーラによって写真フィルムに与えられる温度は、写真フ
ィルムのガラス転移点を超えているため、巻癖は確実に
取り去られ、再度パトローネに巻き取ったときには冷却
されるため、今までの巻癖とは反対の巻癖がついて収容
されることになる。このため、軸への巻取によって巻癖
が相殺され、短期間の間に処理を行えば、ほとんど巻癖
の無い状態で処理することができる。
【0023】ところで、写真フィルムは軸に近い方、す
なわち、最下層である終端部が先端部よりも巻癖が強い
ことは明らかである。このため、ヒートローラで同一温
度、同一搬送速度で写真フィルムを加熱するよりも、写
真フィルムの終端部に与える熱量を多くすることが好ま
しい。
【0024】このため、請求項4に記載の発明の如く、
ヒートローラへの写真フィルムの巻掛開始時にはヒート
ローラの表面温度を低くし、終端部へいくに従い表面温
度を高くする。
【0025】あるいは、請求項5に記載の発明の如く、
搬送手段による写真フィルムの搬送速度をヒートローラ
への巻掛開始時には速く、終端部へいくに従い遅くす
る。
【0026】これにより、巻癖の弱い部分には少ない熱
量が加えられ、巻癖の強い部分には多い熱量が加えられ
るため、巻癖に応じた熱を加えることができ、巻癖を矯
正するのに最適な熱量を付与することができる。
【0027】請求項6に記載の発明によれば、写真フィ
ルムの引出時には、高速で搬送することにより、加熱時
間を短くして矯正を軽く行い、本装置内での搬送を安定
させ、写真フィルムの巻取時には低速で搬送することに
より、矯正と冷却を確実に行うことができる。
【0028】請求項7に記載の発明によれば、現像処理
後の写真フィルムは、カールが問題となるのは、焼付時
のフィルム先端部のみである。すなわち、先端部にカー
ルが生じていると、フィルムキャリアへの送り込み時の
搬送性が悪くなる。
【0029】また、写真の特性上、現像処理後に画像面
に高熱を加えるのは好ましくなく、現像処理後の写真フ
ィルムの画像面への加熱は避けた方がよい。従って、画
像面にかからない写真フィルムの先端部のみに熱をかけ
て矯正することにより、搬送性は向上し、画像を傷める
こともない。
【0030】
【実施例】図1には、本実施例に係るネガフィルム巻癖
矯正装置10が示されている。この巻癖矯正装置10に
は、複数(本実施例では10個)のパトローネ12が一
度に装填可能な装填部14が設けられている。
【0031】装填部14は、パトローネ12を装填する
シリンダ部16と、このシリンダ部16が収容されるシ
リンダ装填部18とで構成されている。
【0032】図2に示される如く、パトローネ12はネ
ガフィルム20を層状に巻き取るスプール軸12Aとこ
のスプール軸12Aに巻き取られたネガフィルム20を
隠遮するケース部12Bとで構成されている。ケース部
12Bには、その接線方向にネガフィルム引出口12C
が設けられ、ネガフィルム20が引き出せるようになっ
ている。
【0033】また、ネガフィルム20には、各画像コマ
毎に1個のパーフォレーション20Aが設けられてい
る。このパーフォレーション20Aは焼付時の位置決め
等に適用される。さらに、このネガフィルム20の画像
記録面以外の幅方向一端部には、帯状の磁気記録層20
Bが設けられている。この磁気記録層20Bには撮影時
の情報等が磁気記録されるようになっている。
【0034】本実施例に適用されるパトローネ12に
は、ネガフィルム20が緊密に収容されている。すなわ
ち、最外層のネガフィルム20がケース部12Bの内周
面と接触された状態となっており、このため、スプール
軸12Aを引出方向に回転すると、ネガフィルム20の
最外層の先端部が引出口12Cから引き出せるようにな
っている。
【0035】シリンダ部16の軸芯には、両端面を貫通
する貫通孔22が設けられ、これに対応してシリンダ装
填部18の中心には、軸回転可能な支持シャフト24が
立設されており、シリンダ部16はこの支持シャフト2
4に支持されるようになっている。
【0036】この支持シャフト24が回転すると、シリ
ンダ部16がシリンダ装填部18への収容状態で回転さ
れる。また、支持シャフト24の先端部には、図示しな
いロックレバーが設けられ、シリンダ部16がシリンダ
装填部18に収容された状態でロックレバーを操作する
ことにより、シリンダ部16が軸移動が阻止されるよう
になっている。
【0037】シリンダ部16の一端面には、軸回りの同
一半径方向位置に10個のパトローネ装填溝26が設け
られ、それぞれ均等配置されている。
【0038】パトローネ装填溝26の内周を形成する壁
部は、パトローネ12の外周形状とほぼ同一の形状とさ
れ、この壁部の一部からは接線方向にネガフィルム通過
用の案内路28が設けられている。この案内路28は、
シリンダ部16の外周まで延設されており、パトローネ
装填溝26に装填されたパトローネ12から引き出され
るネガフィルム20をシリンダ部16の外周へ送り出す
ことができる。ここで、パトローネ装填溝26の底部に
は、スプロケット30が取付けられており、このスプロ
ケット30の軸部とパトローネ12のスプール軸12A
とが嵌合されている。スプロケット30が回転させるこ
とにより、スプール軸12Aを回転させて、ネガフィル
ム20をパトローネ12から引き出すことができる構成
である。
【0039】支持シャフト24の基部には、同軸的にス
プロケット32が取付けられている。このスプロケット
32には、無端のベルト34が巻掛られている。また、
このベルト34は、シリンダ装填部18に隣接して設け
られたモータ36の駆動軸36Aに取付けられたスプロ
ケット38にも巻掛けられている。このモータ36の駆
動力によって、支持シャフト24は回転され、シリンダ
部16を回転させることができる構成となっている。
【0040】モータ36は、シリンダ部16を36°毎
のステップ回転させるように制御されている。すなわ
ち、シリンダ部16の1回転(360°)をパトローネ
12装填可能数で割った角度毎に回転させており、これ
によって、シリンダ部16の回転停止中のパトローネ1
2の位置は同一位置となる。
【0041】この同一位置となるパトローネ12の一部
に対応してネガフィルム搬送路を形成するガイド部40
が設けられている。このガイド部40によって形成され
るネガフィルム搬送路は、前記シリンダ部16に形成さ
れた案内路28と一致されるようになっている。このた
め、パトローネ12から引き出され案内路28へ案内さ
れてシリンダ部16の外周へと至ったネガフィルム20
は、ガイド部40によって形成される搬送路へ送り出さ
れることになる。
【0042】ここで、このガイド部40と対応する位置
に位置決めされたパトローネ装填溝26のスプロケット
30は、ギヤ42と噛み合うようになっている。このギ
ヤ42は、駆動伝達部44と連結されている。
【0043】駆動伝達部44は、3個のスプロケット4
6、48、50とこれらにループ状に巻掛けられた無端
のベルト52とで構成されている。
【0044】前記ギヤ42は、スプロケット46と同軸
的に固着されたギヤ部46Aと噛み合っており、このた
め、駆動ベルト52が駆動されると、スプール軸12A
が回転され、ネガフィルム20の引出又は巻取を行うこ
とができる。
【0045】駆動伝達部44は、モータ54の駆動力を
受けて駆動される構成となっている。モータ54の駆動
軸54Aは、ギヤ56が取付けられ、このギヤ56はク
ラッチ部58のギヤ58Aと噛み合っている。クラッチ
部58のギヤ58Aには、略V字型のレバー60が揺動
可能に取付けられている。レバー60の両先端部には、
ギヤ60A、60Bが取付けられ、それぞれ前記クラッ
チ部58のギヤ58Aと噛み合っている。また、レバー
60の先端部の一方のギヤ60Aは、前記スプロケット
48、50にそれぞれ同軸的に取付けられたギヤ48
A、50Aと選択的に噛み合うようになっている。
【0046】レバー60は、モータ54が正転(パトロ
ーネ12からネガフィルム20を引き出すときの回転で
あり図1時計回り方向)すると、レバー60は、時計回
りとは反対方向へ揺動され、ギヤ60Aは、歯数の多い
方のギヤ48Aと噛み合うようになっている。また、モ
ータ54が逆転(パトローネ12へネガフィルム20を
巻き取るときの回転であり図1の時計回りとは反対方
向)とする、レバー60は、時計回り方向へ揺動され、
ギヤ60Aは、歯数の少ない方のギヤ50Aと噛み合う
ようになっている。
【0047】図1に示される如く、前記ガイド部40に
よって形成されたネガフィルム搬送路の下流側には、ヒ
ートローラ62が配設されている。このため、ネガフィ
ルム搬送路を通過したネガフィルム20は、ヒートロー
ラ62の外周へと接するように送り出される。
【0048】ヒートローラ62は、その軸心部にハロゲ
ンランプ等で構成される熱源62Aが配設され、この熱
源62Aからの熱によって、表面が加熱されるようにな
っている。
【0049】ヒートローラ62の外周の一部には、駆動
ローラ64が接触されている。この駆動ローラ64に
は、無端のベルト66が巻掛けられている。このベルト
66は、前記クラッチ部58のギヤ58Aと同軸的に取
付けられたスプロケット58Bに巻掛けられており、こ
れによって、モータ54の駆動力でヒートローラ62が
回転されるようになっている。
【0050】駆動ローラ64の近傍には、温度センサ6
8が設けられ、ヒートローラ62の表面温度を検出して
いる。ここで、制御装置70では、ヒートローラ62の
表面温度を温度センサ68からの検出信号に基づいて熱
源62Aをフィードバック制御し、ネガフィルム20の
ガラス転移点(例えば、70〜80℃)以上の温度に保
持している。
【0051】また、ヒートローラ62の外周には、半周
に亘って無端のベルト72が巻掛けられている。このベ
ルト72は、複数のローラ74によってループ状に形成
され、ヒートローラ62の回転に応じて駆動されるよう
になっている。
【0052】ここで、ネガフィルム20がヒートローラ
62の外周へと至ると、このヒートローラ62とベルト
72とに挟持されて、ヒートローラ62に半周に亘って
巻掛けられ、略U字状に搬送されるようになっている。
【0053】このヒートローラ62への巻掛けによっ
て、ネガフィルム20は加熱されることになるが、ヒー
トローラ62の表面温度はネガフィルム20のガラス転
移点を超えているため、スプール軸12Aに巻き取られ
ることによって生じている巻癖が解消される構成であ
る。
【0054】図3に示される如く、ベルト72は一対設
けられ、一方はネガフィルム20をヒートローラ62と
共に挟持する役目を有し、他方はヒートローラ62の回
転力を確実に受ける役目を有している。これによって、
ネガフィルム20が挟持されている状態であっても、ベ
ルト72はヒートローラ62の回転に伴って回転され
る。
【0055】また、ヒートローラ62には、鍔部62B
が形成され、ネガフィルム20の幅方向を案内してい
る。
【0056】ヒートローラ62に巻掛けられ、略U字状
に方向転換されたネガフィルム20の搬送方向下流側に
は、巻取部76とされている。巻取部76には、回転可
能なドラム78が配設され、でその外周にヒートローラ
62から送り出されるネガフィルム20を層状に巻取よ
うになっている。ドラム78には、同軸的にスプロケッ
ト78Aが固着され、無端のベルト80が巻掛けられて
いる。このベルト80は、前記クラッチ部58のレバー
60の他方の先端部に設けられたギヤ60Bを挟むよう
に設けられた一対のスプロケット82、84にも巻掛け
られている。これらのスプロケット82、84には、そ
れぞれギヤ82A、84Aが同軸的に取付られ、その何
れかにレバー60の揺動によってギヤ60Bが選択的に
噛み合うようになっている。
【0057】このため、ドラム78は、モータ54の正
転及び逆転に応じてネガフィルム20を巻き取る方向及
び巻き出す方向へ回転される。
【0058】ヒートローラ62と巻取部76との間の搬
送路途中には、センサ86の投光部86A及び受光部8
6Bがそれぞれ搬送路を挟むように配設されている。こ
のセンサ86では、ネガフィルム20に設けられたパー
フォレーション20Aを検出するようになっており、制
御装置70では、この検出されるパーフォレーション2
0Aの数をカウントしている。ここで、ネガフィルム2
0の長さが一定であれば、パーフォレーション20Aの
数も一定であるため、予めネガフィルム20がパトロー
ネ12から全て引き出されたときにカウントされる数値
を記憶して、センサ86によるカウント数と比較するこ
とにより、ネガフィルム20の全引出を認識することが
できる。
【0059】この全引出を検出することによって、モー
タ54の正転から逆転へ回転方向を変更するようになっ
ている。このモータ54の逆転によって、ドラム78は
時計回り方向へ回転され、ヒートローラ62は時計回り
とは反対方向へ回転される。この場合は、巻取部78か
らネガフィルム20が引き出され、パトローネ12から
の引出時の搬送経路と同一経路を通って、パトローネ1
2へ戻される構成である。
【0060】また、ヒートローラ62と巻取部76との
間の搬送路途中で、前記センサ86よりもヒートローラ
62側には、磁気ヘッド88が取付けられている。この
磁気ヘッド88では、ネガフィルム20の磁気記録層2
0Bに記録された情報を読取り、及び又は磁気記録層2
0Bへ情報を記録することができるようになっている。
【0061】ヒートローラ62とネガフィルム装填部1
4との間の搬送路(ガイド部40の配設位置)には、シ
ロッコファン90による冷風が送り込まれるようになっ
ている。シロッコファン90は、ネガフィルム20をパ
トローネ12に戻す場合の搬送時のみ駆動するように制
御されており、ヒートローラ62によって加熱されたネ
ガフィルム20は、この冷風によって冷却された状態で
パトローネ12へ戻されることになる。従って、ネガフ
ィルム20には、ヒートローラ62への巻掛けによって
生じる巻癖がついた状態でパトローネ12内へ収容され
る。
【0062】ここで、ヒートローラ62への巻掛け方向
と、パトローネ12のスプール軸12Aへの巻掛方向と
は相反する方向であるため、スプール軸12Aに再度巻
き取られるネガフィルム20はスプール軸12Aへの巻
取りによって巻癖が相殺されることになる。
【0063】上記の如く、パトローネ12からネガフィ
ルム20を全て引出し、かつ再度巻取りが終了すると、
モータ36が駆動されて、シリンダ部16が36°回転
し、次のパトローネ12に対して同様の作業を繰り返し
行うようになっている。これにより、10個のパトロー
ネ12は、スプール軸12Aによる巻癖が矯正されるこ
とになり、シリンダ部16を取外し、パトローネ12を
抜き取って、次工程(例えば、現像処理、焼付処理)へ
運搬する。
【0064】以下に本実施例の作用を説明する。シリン
ダ装填部18から取り外されたシリンダ部16の各パト
ローネ装填溝26へパトローネ12を装填する。パトロ
ーネ12の装填が終了したシリンダ部16をシリンダ装
填部18ヘ収容し、支持シャフト24の先端に取付けら
れたロックレバーを操作してシリンダ部16の軸移動を
阻止する。これにより、シリンダ部16の装填が完了す
る。
【0065】ここで、10個のパトローネ12の1個は
シリンダ装填部18のガイド部40に対応されており、
かつ、ギヤ30とギヤ42とが噛み合っている。この状
態でモータ54を正転駆動させると、クラッチ部58の
レバー60が時計回りと反対方向に揺動され、ギヤ60
がギヤ48Aと噛み合う。これにより、モータ54の駆
動力がスプロケット46、48、50及びベルト52を
介してギヤ42、30へ伝達され、スプール軸12Aを
ネガフィルム引出方向へ回転させる。
【0066】これにより、パトローネ12からネガフィ
ルム20が引き出され、ガイド部40に案内されて、ヒ
ートローラ62外周へと接触する。なお、このときは、
シロッコファン90は作動されていない。
【0067】ヒートローラ62は、前記モータ54の正
転によってベルト66を介して駆動力が伝達され、図1
の時計回り方向へ回転されている。
【0068】ヒートローラ62の外周に至ったネガフィ
ルム20は、ベルト72との間に案内され、これによ
り、ネガフィルム20は、ヒートローラ62とベルト7
2とに挟持されてヒートローラ62の外周に接触した状
態で半周巻掛けられる。
【0069】この場合、ヒートローラ62には、鍔部6
2Bが設けられているため、ネガフィルム20の蛇行は
なく、直線的に巻掛けられる。
【0070】また、ベルト72は一対設けられ、それぞ
れ独立してヒートローラ62に巻掛けられているため、
その一方でネガフィルム20を挟持しても、他方はヒー
トローラ62と接触状態が維持される。従って、ベルト
72は確実にヒートローラ62の駆動力を受けて駆動さ
せることができる。
【0071】ヒートローラ62の表面温度は、温度セン
サ68によって検出され、フィードバック補正によって
ガラス転移点(70〜80℃)以上の温度に維持されて
いる(熱源62Aのオンオフ)。この温度は、ネガフィ
ルム20のガラス転移点を超えており、これにより、ネ
ガフィルム20は、ヒートローラ62への巻掛けによっ
て、スプール軸12Aによる巻癖が解消される。
【0072】ヒートローラ62によって略U字状に搬送
され、送り出されたネガフィルム20は、パーフォレー
ション20Aがセンサ86によって検出される。このセ
ンサ86による検出信号は制御装置70に供給され、制
御装置70では、このパーフォレーション20Aの検出
数をカウントする。
【0073】また、このセンサ86近傍には、磁気ヘッ
ド88が設けられているため、この搬送中にネガフィル
ム20の磁気記録層20Bに記録された情報を読み取っ
たり、あるいは新たな情報を記録したりすることができ
る。
【0074】パーフォレーション20Aがカウントされ
ながら搬送されるネガフィルム20は、一旦巻取部76
のドラム78に巻き取られ、一時的に保存される。この
ドラム78は、前記モータ54の駆動力がレバー60の
先端のギヤ60Bを介して伝達されるため、ネガフィル
ム20の搬送速度に応じた回転速度で回転されている。
これにより、ネガフィルム20は適正なテンションで巻
き取られる。
【0075】制御装置70によってパーフォレーション
20Aのカウント数が予め定められた数値に達したこと
が判別されると、ネガフィルム20は全てパトローネ1
2から引き出されたと認識され、モータ54を正転から
逆転へ回転方向が転換される。このモータ54の逆転に
より、ドラム78が時計回り方向へ、ヒートローラ62
が時計回りとは反対方向へ及びスプール軸12Aがネガ
フィルム20の巻取方向へそれぞれ回転される。
【0076】これにより、ネガフィルム20は巻取部7
6のドラム78から巻きだされ、再度ヒートローラ62
の外周へと案内される。ここで、ヒートローラ62とベ
ルト72にによって挟持された状態で、ヒートローラ6
2に半周巻掛けられ、ガイド部40を介してパトローネ
12へと巻き取られる。
【0077】レバー60は、モータ54を正転から逆転
へ回転方向を転換したときに時計回り方向へ揺動されて
おり、レバー60のそれぞれの先端部のギヤ60A、6
0Bが歯数の少ない方のギヤ48A、82Aへ噛み合
い、ネガフィルム20の搬送速度は、往路に対して速く
なっている。
【0078】また、このネガフィルム20の巻戻し時に
は、シロッコファン90が駆動され、ガイド部40を通
過するネガフィルム20に冷風が当てられる。このた
め、ヒートローラ62に巻掛けられることによって生じ
る巻癖がついた状態でパトローネ12内のスプール軸1
2Aに巻き取られることになる。ところが、このスプー
ル軸12Aによる生じる巻癖とヒートローラ62による
巻癖とは互いに相反する方向であるため、スプール軸1
2Aに巻き取られることにより、ネガフィルム20の巻
癖は相殺されることになる。
【0079】上記、ネガフィルム20のパトローネ12
からの引出、再巻取が終了すると、モータ36が駆動さ
れて、シリンダ部16が36°回転する。この回転によ
り、次のパトローネ12がガイド部40と対応されるこ
とになり、以後10回の同様の処理を行う。
【0080】10回のネガフィルム20の引出、再巻取
が終了すると、シリンダ部16はシリンダ装填部18か
ら取り外され、パトローネ12が抜き取られる。この抜
き取ったパトローネ12を短期間の間に次工程(例え
ば、現像処理又は焼付処理)へ運搬し、それぞれ処理を
行うためにネガフィルム20を引き出すと、ネガフィル
ム20のスプール軸12Aによる巻癖がない状態で処理
を行うことができる。このため、特に後端部に大きなカ
ールが生じないため、現像処理むら等の不具合がなく、
また、先端部についても大きなカールがないため、安定
してネガフィルム20を搬送することができる。
【0081】このように、本実施例では、ネガフィルム
20の巻癖を矯正する装置を現像装置や焼付装置とは別
体としたので、撮影済かつ現像前のネガフィルムは勿
論、焼増し等2回目の焼付処理前でも、巻癖を矯正する
ことができる。
【0082】また、1度に10個のパトローネ12を装
填でき、装填されたパトローネ12が全ての巻癖の矯正
が完了するまで、自動的に作業が行われるため、新たに
作業工程として追加しても、大きな作業効率のロスはな
い。却って、巻癖を持ったまま現像処理又は焼付処理す
るよりも作業性が向上する。
【0083】なお、本実施例では、ヒートローラ62の
表面温度を一定(70〜80℃)に維持するようにした
が、ネガフィルム20は後端部側が特に巻癖が強いた
め、先端部では、表面温度を低目に設定し、後端部がヒ
ートローラ62に巻掛けられるときの表面温度を最も高
くするように制御すれば、より均一に巻癖の矯正を行う
ことができる。
【0084】また、本実施例では、ネガフィルム20の
パトローネ12からの引出時には遅く、パトローネ12
への巻取時には早く搬送するようにしたが、これに加え
ネガフィルム20の引出開始時は速く、その後徐々に搬
送速度を遅くするように制御することにより、ヒートロ
ーラ62の表面温度が一定であってもネガフィルム20
の後端部により大きい熱を付与することができ、巻癖の
強さに応じた熱を付与することができる。
【0085】さらに、本実施例では、パトローネ12を
10個まとめてシリンダ部16へ装填して自動的に処理
したが、パトローネ12を1個づつ直接ガイド部40の
近傍へ配置してもよい。
【0086】また、本実施例では現像処理後のネガフィ
ルム20においてもパトローネ12から全部引き出した
が、現像処理後のネガフィルム20の場合には先端部の
みをヒートローラ62へ巻掛けて巻癖を矯正し、直ぐに
パトローネ12へ巻戻すようにしてもよい。これによれ
ば、焼付処理時のネガキャリアへの送り込み時に安定し
て搬送することができ、過熱による画像面の影響もな
い。ネガフィルムが現像処理前か現像処理後かを判別す
る手段としては、オペレータが目視で判断してスイッチ
等を手動で切り換えてもよいし、現像処理前後では、ベ
ース濃度が極端に異なるので、この濃度を検出すること
により現像処理前か後かを自動判別するようにしてもよ
い。
【0087】
【発明の効果】以上説明した如く写真フィルム巻癖矯正
方法及び装置は、最初の焼付時には現像処理前に、ま
た、2回目以降の焼付時には焼付処理前に、写真フィル
ムの巻癖を矯正することができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るネガフィルム巻癖矯正装置の概
略平面図である。
【図2】パトローネ及びネガフィルムの内部を示す斜視
図である。
【図3】本実施例に係るネガフィルム巻癖矯正装置の主
要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ネガフィルム巻癖矯正装置 12 パトローネ 14 装填部 20 ネガフィルム(写真フィルム) 54 モータ(搬送手段) 62 ヒートローラ 70 制御装置(引出制御手段、巻取制御手段) 76 巻取部(収容部) 86 センサ(全引出検出手段) 90 シロッコファン(冷却手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸回りに層状に巻き取られた状態で写真
    フィルムを収容するパトローネ内に長期間に亘って写真
    フィルムを保管した場合に生じる写真フィルムの巻癖を
    矯正するための写真フィルム巻癖矯正方法であって、前
    記パトローネから引き出された写真フィルムを前記軸へ
    の巻取による巻癖とは反対方向となるように屈曲搬送
    し、この屈曲搬送中に写真フィルムを加熱することによ
    って巻癖を緩和し、前記巻癖が緩和された写真フィルム
    を冷却しながら再度パトローネへ巻取ることを特徴とす
    る写真フィルム巻癖矯正方法。
  2. 【請求項2】 軸回りに層状に巻き取られた状態で写真
    フィルムを収容するパトローネ内に長期間に亘って写真
    フィルムを保管した場合に生じる写真フィルムの巻癖を
    矯正するための写真フィルム巻癖矯正装置であって、前
    記パトローネを装填する装填部と、前記装填部に装填さ
    れたパトローネから前記写真フィルムを引出又は巻取方
    向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段を制御して写真
    フィルムをパトローネから引出す引出制御手段と、前記
    パトローネから引き出された写真フィルムが前記軸への
    巻取方向とは反対方向となるように巻掛けられ表面が加
    熱手段によって加熱されて前記巻掛けられた写真フィル
    ムを加熱するヒートローラと、前記ヒートローラによっ
    て加熱された写真フィルムを一時的に収容する収容部
    と、前記パトローネからの写真フィルムの全引出を検出
    する検出手段と、前記検出手段で写真フィルムの全引出
    が検出された場合に前記搬送手段を制御して前記写真フ
    ィルムを前記収容部から同一搬送路を逆送して再度パト
    ローネへ巻取る巻取制御手段と、前記巻取制御手段での
    巻取時に前記写真フィルムを冷却する冷却手段と、を有
    する写真フィルム巻癖矯正装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒートローラにより写真フィルムへ
    は、ガラス転移点を超えた温度が加えるられることを特
    徴とする請求項2記載の写真フィルム巻癖矯正装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒートローラへの写真フィルムの引
    出方向先端部の巻掛時から終端部の巻掛時にかけて、前
    記ヒートローラの表面温度を高めていくことを特徴とす
    る請求項2記載の写真フィルム巻癖矯正装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段によるパトローネからの引
    出し時において、写真フィルムの先端部では高速で搬送
    し、終端部になるに従い搬送速度を下げることを特徴と
    する請求項2記載の写真フィルム巻癖矯正装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段によるパトローネからの引
    出し時においては高速で搬送し、パトローネの巻取り時
    においては低速で搬送することを特徴とする請求項2記
    載の写真フィルム巻癖矯正装置。
  7. 【請求項7】 軸回りに層状に巻き取られた状態で写真
    フィルムを収容するパトローネ内に長期間に亘って写真
    フィルムを保管した場合に生じる写真フィルムの巻癖を
    矯正するための写真フィルム巻癖矯正装置であって、前
    記パトローネを装填する装填部と、加熱手段によって表
    面が加熱され写真フィルムの巻癖を矯正するためのヒー
    トローラと、前記装填部に装填されたパトローネから前
    記写真フィルムを引き出して前記ヒートローラへ前記軸
    への巻取方向とは反対方向となるように巻掛けた後再度
    パトローネに巻取る場合に前記写真フィルムが現像処理
    前のときには写真フィルムを全て引出し現像処理後のと
    きには画像が焼き込まれていない先端部のみ引き出す搬
    送手段と、前記搬送手段での巻取時に前記写真フィルム
    を冷却する冷却手段と、を有する写真フィルム巻癖矯正
    装置。
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