JPH0529619B2 - - Google Patents

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JPH0529619B2
JPH0529619B2 JP59183576A JP18357684A JPH0529619B2 JP H0529619 B2 JPH0529619 B2 JP H0529619B2 JP 59183576 A JP59183576 A JP 59183576A JP 18357684 A JP18357684 A JP 18357684A JP H0529619 B2 JPH0529619 B2 JP H0529619B2
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JP
Japan
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slag
water
molten slag
foaming
foamed
Prior art date
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Application number
JP59183576A
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English (en)
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JPS6158846A (ja
Inventor
Toshio Tamakoshi
Takashi Takahashi
Muneo Matsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄鉱石等の原料から銑鉄を製造する
高炉や、銑鉄から鋼を製造する転炉等から生じ
る、夫々の製造過程での副産物である溶融状態の
スラグを発泡させて、軽量コンクリート中に混入
する軽量骨材や板状断熱材等を製造するための、
溶融スラグの発泡方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、スラグを発泡させる方法としては、例え
ば溶融状態のスラグに対して水を撒布乃至噴射し
たり、或は、溶融状態のスラグを受皿内の水中に
流し込んだりする方法が知られている(特に文献
はない)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述の従来方法による場合には、以下
に述べるような問題を生じがちであり、改善の余
地があつた。
即ち、発泡後のスラグ粒の大きさは溶融状態の
スラグと接触する水滴の粒度に大きく依存する
が、単にスラグに水を撒布したり噴射したり或は
水中にスラグを流し込む方法による場合には、ス
ラグと接触する水滴の粒度を充分にコントロール
することが困難である。そのため、発泡後のスラ
グから形成される板状断熱材等において、スラグ
粒度のバラツキに起因して断熱性能の不均一が生
じたり、或は、発泡後のスラグ粒を例えば軽量コ
ンクリート内の軽量骨材として用いる場合に、ス
ラグ粒の密度が一定になりにくいためにコンクリ
ートの強度にバラツキが生じたりする。
本発明の目的は、上述実情に鑑み、スラグを発
泡させるに、発泡後のスラグの粒度及び密度が均
一になるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による溶融スラグの発泡方法の特徴構成
は、溶融状態のスラグ中に含水物質を投入して発
泡させることにあり、その作用効果は次のとおり
である。
〔作用〕
つまり、例えば分子中に結晶水を含む水化物や
水分を含浸させた多孔性物質等の含水物質を用い
ることにより、溶融状態のスラグと接触する水滴
粒度は、1個の含水物質の大きさの負うところと
なる。従つて含水物質の大きさ及び含有水分量を
適宜設定すれば、溶融状態のスラグを均一な粒度
及び密度で発泡させることができるのである。
〔発明の効果〕
その結果、例えば発泡後のスラグを板状に形成
した断熱材において、各スラグ粒の大きさ及び密
度を均一にできるから、断熱性能にバラツキをな
くすことができるようになつた。また、発泡後の
スラグ粒を軽量コンクリート中の軽量骨材として
利用する場合にも、密度のバラツキが少ないから
コンクリートの強度のバラツキを少なくすること
ができるようになり、全体として、優れた建築材
料等になる、粒度及び密度のばらつきの少ない発
泡スラグを提供できるようになつた。
〔実施例〕
以下に、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。
第1図に示すように、高炉(図示せず)中で銑
鉄の上に浮かんだ溶融状態のスラグSMを、管1
により導いて発泡釜2内に貯める。その後、発泡
釜2内に、粒状の二水石膏(CaSO4・2H2O)A
を適当量投入する。石膏Aは、高温(約1500℃)
の溶融スラグSM中で熱せられて分子中の結晶水
を放出し、その放出された水分が溶融スラグSM
と接触することにより、溶融スラグSM中の遊離
生石灰CaOと反応し、生石灰CaOが消石灰Ca
(OH)2に変化する過程(CaO+H2O→Ca(OH)
)で体積が膨張し、無水石膏CaSO4を核とした
発泡スラグSBが形成される。
溶融状態の発泡スラグSBを、図上右方側程低く
なるように傾斜配置した成形板3上の、複数本の
成形溝3a内に流し込む。成形溝3aは、第2図
に示すように、その断面形状を直径が約25mmの半
円形に形成してあり、発泡スラグSBの流動性を良
くするために、各溝3aの表面にテフロン加工を
施してある。そして、各成形溝3a内を自重で流
下する発泡スラグSBを、流下方向と直交する方向
に往復動するピアノ線4により約25mm宛の長さに
切断し、切断後の発泡スラグSBを造粒床5上に載
せる。
造粒床5は、図上右方側が若干低くなるように
傾斜配置してあり、その表面5aにスラグの付着
防止のためにテフロン加工を施すとともに、電動
モータ6により図上左右方向に往復動するように
構成してある。そして、造粒床5上に載せられた
塊状の発泡スラグSBは、造粒床5の往復動により
複数回反転させられ、その過程で徐々に冷却され
ながら図上右方に移送されるとともに、内部が多
孔質で外周面が平滑かつ密実な、直径約25mm程度
のスラグ軽量骨材SKに形成される。
その後、造粒床5上のスラグ軽量骨材SKをホ
ツパー7内に集積し、ホツパー7下方に設けたベ
ルトコンベア8により搬送して、ストツクヤード
9に堆積する。
〔別実施例〕
次に別の実施例を説明する。
溶融状態のスラグSMを発泡させるに、二水石
膏(CaSO4・2H2O)Aに替えて、セメントの水
和反応物(例えば3CaO・Al2O3・12H2O)を用
いたり、或は、微細な軽石等の多孔質物質に水を
含浸させ、発泡時期をコントロールするために表
面をセメントによりコーテイングしたものを用い
たりしてもよく、それらを含水物質Aと総称す
る。
また、発泡後のスラブSBに対する処理は、種々
変更可能であり、例えば、発泡スラグSBを皿状の
容器内に流し入れ、板状の断熱材に形成するよう
にしてもよい。
本発明は、高炉スラグの他、転炉スラグや電気
炉スラグ等の製鋼スラグにも適用することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る溶融スラグの発泡方法の実
施例を示し、第1図は溶融スラグの発泡工程及び
発泡スラグからスラグ軽量骨材を製造する工程を
示す概略図、第2図は第1図における−線断
面図である。 A……含水物質、SM……溶融スラグ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶融状態のスラグSM中に含水物質Aを投入
    して発泡させる溶融スラグの発泡方法。 2 前記含水物質Aが、分子中に結晶水を含む水
    化物である特許請求の範囲第1項に記載の溶融ス
    ラグの発泡方法。 3 前記含水物質Aが、多孔性物質に水分を含浸
    させたものである特許請求の範囲第1項に記載の
    溶融スラグの発泡方法。
JP18357684A 1984-08-31 1984-08-31 溶融スラグの発泡方法 Granted JPS6158846A (ja)

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JP18357684A JPS6158846A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 溶融スラグの発泡方法

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JP18357684A JPS6158846A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 溶融スラグの発泡方法

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JPS6158846A JPS6158846A (ja) 1986-03-26
JPH0529619B2 true JPH0529619B2 (ja) 1993-05-06

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JP18357684A Granted JPS6158846A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 溶融スラグの発泡方法

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Citations (9)

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Publication number Publication date
JPS6158846A (ja) 1986-03-26

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