JPH0529559A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH0529559A JPH0529559A JP3180905A JP18090591A JPH0529559A JP H0529559 A JPH0529559 A JP H0529559A JP 3180905 A JP3180905 A JP 3180905A JP 18090591 A JP18090591 A JP 18090591A JP H0529559 A JPH0529559 A JP H0529559A
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- region
- type
- gate electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 LDD構造を有するCMOSデバイスを簡単
に作製し、しかもLDD構造を構成するn-型領域,p-型
領域の不純物が必要以上に拡散するのを防止する。 【構成】 ゲート電極4を設けた基板1上に、下側シリ
コン酸化膜5と、エッチングストッパー膜6と、上側シ
リコン酸化膜7とからなる積層を所定の厚さで形成す
る。上記積層を通して基板面に対して略垂直にイオン注
入を行って、ソースドレインとなるべきn+型領域9,p+
型領域10を形成する。例えばNMOS領域(図2の左
半分)で、上側シリコン酸化膜7をエッチングストッパ
ー膜に至るまでエッチングして除去する。基板面に対し
て略垂直または斜めにイオン注入を行って、n+型領域9
のゲート電極4側の端部にn-型領域11を形成する。フ
ォトリソグラフィと組み合わせてPMOS領域にも適用
する。
に作製し、しかもLDD構造を構成するn-型領域,p-型
領域の不純物が必要以上に拡散するのを防止する。 【構成】 ゲート電極4を設けた基板1上に、下側シリ
コン酸化膜5と、エッチングストッパー膜6と、上側シ
リコン酸化膜7とからなる積層を所定の厚さで形成す
る。上記積層を通して基板面に対して略垂直にイオン注
入を行って、ソースドレインとなるべきn+型領域9,p+
型領域10を形成する。例えばNMOS領域(図2の左
半分)で、上側シリコン酸化膜7をエッチングストッパ
ー膜に至るまでエッチングして除去する。基板面に対し
て略垂直または斜めにイオン注入を行って、n+型領域9
のゲート電極4側の端部にn-型領域11を形成する。フ
ォトリソグラフィと組み合わせてPMOS領域にも適用
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造方法
に関し、より詳しくは、LDD(ライトリ・ドープト・
ドレイン)構造を有するCMOS(コンプリメンタリ・メ
タル・オキサイド・セミコンダクタ)デバイスを製造す
る方法に関する。
に関し、より詳しくは、LDD(ライトリ・ドープト・
ドレイン)構造を有するCMOS(コンプリメンタリ・メ
タル・オキサイド・セミコンダクタ)デバイスを製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のLDD構造のCMOSを
製造する場合、まず、基板上に設けたNMOS(nチャネ
ル・メタル・オキサイド・セミコンダクタ)領域,PMO
S(pチャネル・メタル・オキサイド・セミコンダクタ)
領域にそれぞれポリシリコンゲートを形成する。この
後、n型不純物のイオン注入,p型不純物のイオン注入を
行って、上記NMOS領域,PMOS領域内でポリシリ
コンゲートの両側にそれぞれn-型領域,p-型領域を形成
する。上記各イオン注入を行うときには、n型不純物が
PMOS領域に注入されないように、またp型不純物が
NMOS領域に注入されないように、注入の度毎にフォ
トリソグラフィが行なわれる。次に、ウエハ上にシリコ
ン酸化膜(SiO2)を堆積し、異方性エッチングを行っ
て、上記ポリシリコンゲートにSiO2からなる側壁(ス
ペーサ)を形成する。そして、イオン注入を行って、上
記NMOS領域,PMOS領域内で上記ポリシリコンゲ
ートから略上記側壁の厚さ分だけ離間した箇所に、それ
ぞれソースドレイン領域(n+型領域,p+型領域)を形成す
る。ここで、上記n-型領域,p-型領域を形成したときと
同様に、n型不純物がPMOS領域に注入されないよう
に、またp型不純物がNMOS領域に注入されないよう
に、注入の度毎にフォトリソグラフィが行なわれる。こ
の後、イオン注入によるダメージを回復するために、上
記n-型領域,p-型領域とn+型領域,p+型領域のアニール
(熱処理)を同時に行う。このアニールは、注入ダメージ
が大きいn+型領域,p+型領域に合わせて比較的強く(高温
で)行なわれる。
製造する場合、まず、基板上に設けたNMOS(nチャネ
ル・メタル・オキサイド・セミコンダクタ)領域,PMO
S(pチャネル・メタル・オキサイド・セミコンダクタ)
領域にそれぞれポリシリコンゲートを形成する。この
後、n型不純物のイオン注入,p型不純物のイオン注入を
行って、上記NMOS領域,PMOS領域内でポリシリ
コンゲートの両側にそれぞれn-型領域,p-型領域を形成
する。上記各イオン注入を行うときには、n型不純物が
PMOS領域に注入されないように、またp型不純物が
NMOS領域に注入されないように、注入の度毎にフォ
トリソグラフィが行なわれる。次に、ウエハ上にシリコ
ン酸化膜(SiO2)を堆積し、異方性エッチングを行っ
て、上記ポリシリコンゲートにSiO2からなる側壁(ス
ペーサ)を形成する。そして、イオン注入を行って、上
記NMOS領域,PMOS領域内で上記ポリシリコンゲ
ートから略上記側壁の厚さ分だけ離間した箇所に、それ
ぞれソースドレイン領域(n+型領域,p+型領域)を形成す
る。ここで、上記n-型領域,p-型領域を形成したときと
同様に、n型不純物がPMOS領域に注入されないよう
に、またp型不純物がNMOS領域に注入されないよう
に、注入の度毎にフォトリソグラフィが行なわれる。こ
の後、イオン注入によるダメージを回復するために、上
記n-型領域,p-型領域とn+型領域,p+型領域のアニール
(熱処理)を同時に行う。このアニールは、注入ダメージ
が大きいn+型領域,p+型領域に合わせて比較的強く(高温
で)行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
製造方法は、イオン注入の度毎にフォトリソグラフィ工
程を行い、しかも側壁をエッチング加工して形成してい
る。このため、工程が複雑すぎるという問題がある。さ
らに、アニールがn+型領域,p+型領域に合わせて比較的
強く行なわれるため、n-型領域,p-型領域の不純物が余
分に拡散して、トランジスタの短チャネル効果によりト
ランジスタ特性を劣化させるという問題がある。
製造方法は、イオン注入の度毎にフォトリソグラフィ工
程を行い、しかも側壁をエッチング加工して形成してい
る。このため、工程が複雑すぎるという問題がある。さ
らに、アニールがn+型領域,p+型領域に合わせて比較的
強く行なわれるため、n-型領域,p-型領域の不純物が余
分に拡散して、トランジスタの短チャネル効果によりト
ランジスタ特性を劣化させるという問題がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、LDD構造の
CMOSデバイスを簡単な工程で作製でき、しかもLD
D構造を構成するn-型領域,p-型領域が必要以上に拡散
するのを防止できる半導体装置の製造方法を提供するこ
とにある。
CMOSデバイスを簡単な工程で作製でき、しかもLD
D構造を構成するn-型領域,p-型領域が必要以上に拡散
するのを防止できる半導体装置の製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の半導体装置の製造方法は、ゲート電極を
設けた基板上に、下側シリコン酸化膜と、シリコン酸化
膜に対して選択的にエッチング可能な材料からなるエッ
チングストッパー膜と、上側シリコン酸化膜とからなる
積層を所定の厚さで形成して、上記ゲート電極の上面,
側面および上記ゲート電極の両側の基板面を覆う工程
と、上記積層を通して基板面に対して略垂直にイオン注
入を行って、上記ゲート電極の両側でゲート電極から略
上記積層の厚さ分だけ離間した箇所に、ソースドレイン
となるべきn+型領域またはp+型領域を形成する工程と、
上記上側シリコン酸化膜を上記エッチングストッパー膜
に至るまでエッチングして除去する工程と、上記基板面
に対して略垂直または斜めにイオン注入を行って、上記
n+型領域またはp+型領域の上記ゲート電極側の端部にn-
型領域またはp-型領域を形成する工程を有することを特
徴としている。
め、この発明の半導体装置の製造方法は、ゲート電極を
設けた基板上に、下側シリコン酸化膜と、シリコン酸化
膜に対して選択的にエッチング可能な材料からなるエッ
チングストッパー膜と、上側シリコン酸化膜とからなる
積層を所定の厚さで形成して、上記ゲート電極の上面,
側面および上記ゲート電極の両側の基板面を覆う工程
と、上記積層を通して基板面に対して略垂直にイオン注
入を行って、上記ゲート電極の両側でゲート電極から略
上記積層の厚さ分だけ離間した箇所に、ソースドレイン
となるべきn+型領域またはp+型領域を形成する工程と、
上記上側シリコン酸化膜を上記エッチングストッパー膜
に至るまでエッチングして除去する工程と、上記基板面
に対して略垂直または斜めにイオン注入を行って、上記
n+型領域またはp+型領域の上記ゲート電極側の端部にn-
型領域またはp-型領域を形成する工程を有することを特
徴としている。
【0006】また、上記基板面に対して斜めにイオン注
入を行って、上記n-型領域またはp-型領域と逆の導電型
を有し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー
領域を形成する工程を有するのが望ましい。
入を行って、上記n-型領域またはp-型領域と逆の導電型
を有し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー
領域を形成する工程を有するのが望ましい。
【0007】
【作用】この発明により、CMOSデバイスは例えば次
のようにして作製される。まず、ゲート電極を設けた基
板上に、下側シリコン酸化膜と、シリコン酸化膜に対し
て選択的にエッチング可能な材料からなるエッチングス
トッパー膜と、上側シリコン酸化膜とからなる積層を所
定の厚さで形成する。これにより、上記ゲート電極の上
面,側面および上記ゲート電極の両側の領域を覆う。次
に、フォトリソグラフィを行って、例えばPMOS領域
上をレジストで覆う。この状態で、基板面に対して略垂
直にイオン注入を行って、NMOS領域内で上記ゲート
電極から略上記積層の厚さ分だけ離間した箇所に、ソー
スドレインとなるべきn+型領域を形成する。次に、上記
レジストをマスクとしてエッチングを行って、上記エッ
チングストッパー膜のうちNMOS領域に存する部分を
除去する。このとき、上記エッチングストッパー膜がい
わゆるエッチングストッパーとして働き、下側シリコン
酸化膜と下方の各構成部分を保護する。次に、例えばフ
ォトリソグラフィを行って、上記NMOS領域上をレジ
ストで覆う。そして、上記積層を通して基板面に対して
略垂直にイオン注入を行って、PMOS領域内で上記ゲ
ート電極から略上記積層の厚さ分だけ離間した箇所に、
ソースドレインとなるべきp+型領域を形成する。この段
階で上記n+型領域,p+型領域の注入ダメージを回復する
ために熱処理が行う。LDD構造を構成するn-型領域,p
-型領域はまだ形成されていないので、比較的強く熱処
理を行っても支障が無い。次に、上記レジストを除去し
た後、上記PMOS領域に残された上側シリコン酸化膜
をマスクとして、基板面に対して略垂直または斜めにイ
オン注入を行って、上記n+型領域上記ゲート電極側の端
部にn-型領域を形成する。このとき、上側シリコン酸化
膜をマスクとしているので、従来と異なり、フォトリソ
グラフィが省略される。また、もし必要ならば、上記P
MOS領域に残された上側シリコン酸化膜を除去した
後、フォトリソグラフィを行ってNMOS領域上をレジ
ストで覆う。この状態で、基板面に対して略垂直または
斜めにイオン注入を行って、上記p+型領域の上記ゲート
電極側の端部にp-型領域を形成する。この段階で、n-型
領域,p-型領域のための熱処理を行う。この時点では、
既にn+型領域,p+型領域のための熱処理が済んでいるの
で、上記熱処理は比較的低温で行うことができる。した
がって、n-型領域,p-型領域の不純物が必要以上に拡散
するのが防止される。この結果、トランジスタの短チャ
ネル特性が向上する。
のようにして作製される。まず、ゲート電極を設けた基
板上に、下側シリコン酸化膜と、シリコン酸化膜に対し
て選択的にエッチング可能な材料からなるエッチングス
トッパー膜と、上側シリコン酸化膜とからなる積層を所
定の厚さで形成する。これにより、上記ゲート電極の上
面,側面および上記ゲート電極の両側の領域を覆う。次
に、フォトリソグラフィを行って、例えばPMOS領域
上をレジストで覆う。この状態で、基板面に対して略垂
直にイオン注入を行って、NMOS領域内で上記ゲート
電極から略上記積層の厚さ分だけ離間した箇所に、ソー
スドレインとなるべきn+型領域を形成する。次に、上記
レジストをマスクとしてエッチングを行って、上記エッ
チングストッパー膜のうちNMOS領域に存する部分を
除去する。このとき、上記エッチングストッパー膜がい
わゆるエッチングストッパーとして働き、下側シリコン
酸化膜と下方の各構成部分を保護する。次に、例えばフ
ォトリソグラフィを行って、上記NMOS領域上をレジ
ストで覆う。そして、上記積層を通して基板面に対して
略垂直にイオン注入を行って、PMOS領域内で上記ゲ
ート電極から略上記積層の厚さ分だけ離間した箇所に、
ソースドレインとなるべきp+型領域を形成する。この段
階で上記n+型領域,p+型領域の注入ダメージを回復する
ために熱処理が行う。LDD構造を構成するn-型領域,p
-型領域はまだ形成されていないので、比較的強く熱処
理を行っても支障が無い。次に、上記レジストを除去し
た後、上記PMOS領域に残された上側シリコン酸化膜
をマスクとして、基板面に対して略垂直または斜めにイ
オン注入を行って、上記n+型領域上記ゲート電極側の端
部にn-型領域を形成する。このとき、上側シリコン酸化
膜をマスクとしているので、従来と異なり、フォトリソ
グラフィが省略される。また、もし必要ならば、上記P
MOS領域に残された上側シリコン酸化膜を除去した
後、フォトリソグラフィを行ってNMOS領域上をレジ
ストで覆う。この状態で、基板面に対して略垂直または
斜めにイオン注入を行って、上記p+型領域の上記ゲート
電極側の端部にp-型領域を形成する。この段階で、n-型
領域,p-型領域のための熱処理を行う。この時点では、
既にn+型領域,p+型領域のための熱処理が済んでいるの
で、上記熱処理は比較的低温で行うことができる。した
がって、n-型領域,p-型領域の不純物が必要以上に拡散
するのが防止される。この結果、トランジスタの短チャ
ネル特性が向上する。
【0008】このように、この発明をフォトリソグラフ
ィと組み合わせてNMOS領域,PMOS領域にそれぞ
れ適用することにより、LDD構造のCMOSデバイス
が簡単に作製される。しかも、n+型領域,p+型領域ため
の熱処理が済んだ後にn-型領域,p-型領域のための熱処
理を行うことができるので、上記n-型領域,p-型領域の
不純物が必要以上に拡散するのが防止される。
ィと組み合わせてNMOS領域,PMOS領域にそれぞ
れ適用することにより、LDD構造のCMOSデバイス
が簡単に作製される。しかも、n+型領域,p+型領域ため
の熱処理が済んだ後にn-型領域,p-型領域のための熱処
理を行うことができるので、上記n-型領域,p-型領域の
不純物が必要以上に拡散するのが防止される。
【0009】また、上記基板面に対して斜めにイオン注
入を行って、上記n-型領域,p-型領域と逆の導電型を有
し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー領域
を形成する場合、上記ハロー領域の上記逆の導電型の不
純物によって、熱処理の時に、上記n-型領域,p-型領域
の不純物拡散が抑制される。したがって、トランジスタ
の短チャネル特性がさらに向上する。したがって、CM
OSデバイスを微細化することも可能となる。
入を行って、上記n-型領域,p-型領域と逆の導電型を有
し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー領域
を形成する場合、上記ハロー領域の上記逆の導電型の不
純物によって、熱処理の時に、上記n-型領域,p-型領域
の不純物拡散が抑制される。したがって、トランジスタ
の短チャネル特性がさらに向上する。したがって、CM
OSデバイスを微細化することも可能となる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の半導体装置の製造方法を実
施例により詳細に説明する。
施例により詳細に説明する。
【0011】図1乃至図2は、この発明の第一の実施例
のCMOS製造工程を示している。この製造工程では、
GOLD(ゲート・ドレイン・オーバーラップト・LD
D)構造のNMOSとLDD構造を持たない通常のPM
OSとからなるCMOSデバイスを作製する。なお、上
記各図において、左半分がNMOS領域、右半分がPM
OS領域をそれぞれ示している。まず、図1(a)に示す
ように、シリコン基板1上に、公知の手法により、フィ
ールド酸化膜2,ゲート酸化膜3およびポリシリコンゲ
ート電極4を形成し、この上に、下側シリコン酸化膜
5,ポリシリコン膜(エッチングストッパー膜)6,上側シ
リコン酸化膜7の積層を所定の厚さで順に堆積する。次
に、同図(b)に示すように、フォトリソグラフィを行っ
て、PMOS領域をフォトレジストR1で覆う。この状
態で、n型不純物のイオン注入を、下側シリコン酸化膜
5,ポリシリコン膜6,上側シリコン酸化膜7の積層を通
して基板面に対して略垂直に行って、NMOS領域のゲ
ート電極4の両側でゲート電極4から略上記積層の厚さ
分だけ離間した箇所に、ソースドレインとなるn+型領域
9を形成する。次に、同図(c)に示すように、上側シリ
コン酸化膜7のうちNMOS領域に存する部分をHF溶
液中でウェットエッチングする一方、上側シリコン酸化
膜7のうちPMOS領域に存する部分をそのまま残すよ
うにする。ここで、ポリシリコン膜6はいわゆるエッチ
ングストッパーとして働き、下側シリコン酸化膜5およ
び下方の各構成部分を保護する。上記フォトレジストR
1を除去した後、上記イオン注入のダメージを取り除く
ために、このウエハを比較的高温でアニールすることが
できる。もし必要ならば、アニール処理は後述するp+型
領域10を形成した後に行っても良い。次に、同図(d)
に示すように、フォトリソグラフィを行って、上記NM
OS領域をフォトレジストR2で覆う。この状態で、p
型不純物のイオン注入を行って、PMOS領域のゲート
電極4の両側でゲート電極4から略上記積層の厚さ分だ
け離間した箇所に、ソースドレインとなるべきp+型領域
10を形成する。上記フォトレジストR2を除去し、こ
の段階で、p+型領域10のためのアニールを行う。LD
D構造を構成するn-型領域,p-型領域はまだ形成されて
いないので、比較的高温で熱処理を行っても支障が無
い。次に、図2(e)に示すように、n型不純物のイオン注
入を基板面に対して斜めに(大きい入射角で)行って、n+
型領域9のゲート電極4側の端部に、ゲート電極4の直
下に入り込んだn-型領域11を形成する(GOLD構
造)。ここで、PMOS領域に残っている上側シリコン
酸化膜7は注入のマスクとして使われる。したがって、
従来と異なり、フォトリソグラフィを省略することがで
きる。なお、上記n型不純物のイオン注入を基板面に対
して略垂直に(小さい入射角で)行って、単なるLDD構
造としても良い。次に、同図(f)に示すように、上記上
側シリコン酸化膜7を取り除き、上記n-型領域11の注
入ダメージを取り除くため及びドーパントを活性化する
ための熱処理を行う。この時点では、既にn+型領域9,p
+型領域10のための熱処理が済んでいるので、上記熱
処理は比較的低温で行うことができる。したがって、上
記n-型領域11の不純物が必要以上に拡散するのを防止
できる。なお、もし必要ならば、この熱処理を行う前ま
たは後に、同図(g)に示すように、ポリシリコン膜6を
除去する。
のCMOS製造工程を示している。この製造工程では、
GOLD(ゲート・ドレイン・オーバーラップト・LD
D)構造のNMOSとLDD構造を持たない通常のPM
OSとからなるCMOSデバイスを作製する。なお、上
記各図において、左半分がNMOS領域、右半分がPM
OS領域をそれぞれ示している。まず、図1(a)に示す
ように、シリコン基板1上に、公知の手法により、フィ
ールド酸化膜2,ゲート酸化膜3およびポリシリコンゲ
ート電極4を形成し、この上に、下側シリコン酸化膜
5,ポリシリコン膜(エッチングストッパー膜)6,上側シ
リコン酸化膜7の積層を所定の厚さで順に堆積する。次
に、同図(b)に示すように、フォトリソグラフィを行っ
て、PMOS領域をフォトレジストR1で覆う。この状
態で、n型不純物のイオン注入を、下側シリコン酸化膜
5,ポリシリコン膜6,上側シリコン酸化膜7の積層を通
して基板面に対して略垂直に行って、NMOS領域のゲ
ート電極4の両側でゲート電極4から略上記積層の厚さ
分だけ離間した箇所に、ソースドレインとなるn+型領域
9を形成する。次に、同図(c)に示すように、上側シリ
コン酸化膜7のうちNMOS領域に存する部分をHF溶
液中でウェットエッチングする一方、上側シリコン酸化
膜7のうちPMOS領域に存する部分をそのまま残すよ
うにする。ここで、ポリシリコン膜6はいわゆるエッチ
ングストッパーとして働き、下側シリコン酸化膜5およ
び下方の各構成部分を保護する。上記フォトレジストR
1を除去した後、上記イオン注入のダメージを取り除く
ために、このウエハを比較的高温でアニールすることが
できる。もし必要ならば、アニール処理は後述するp+型
領域10を形成した後に行っても良い。次に、同図(d)
に示すように、フォトリソグラフィを行って、上記NM
OS領域をフォトレジストR2で覆う。この状態で、p
型不純物のイオン注入を行って、PMOS領域のゲート
電極4の両側でゲート電極4から略上記積層の厚さ分だ
け離間した箇所に、ソースドレインとなるべきp+型領域
10を形成する。上記フォトレジストR2を除去し、こ
の段階で、p+型領域10のためのアニールを行う。LD
D構造を構成するn-型領域,p-型領域はまだ形成されて
いないので、比較的高温で熱処理を行っても支障が無
い。次に、図2(e)に示すように、n型不純物のイオン注
入を基板面に対して斜めに(大きい入射角で)行って、n+
型領域9のゲート電極4側の端部に、ゲート電極4の直
下に入り込んだn-型領域11を形成する(GOLD構
造)。ここで、PMOS領域に残っている上側シリコン
酸化膜7は注入のマスクとして使われる。したがって、
従来と異なり、フォトリソグラフィを省略することがで
きる。なお、上記n型不純物のイオン注入を基板面に対
して略垂直に(小さい入射角で)行って、単なるLDD構
造としても良い。次に、同図(f)に示すように、上記上
側シリコン酸化膜7を取り除き、上記n-型領域11の注
入ダメージを取り除くため及びドーパントを活性化する
ための熱処理を行う。この時点では、既にn+型領域9,p
+型領域10のための熱処理が済んでいるので、上記熱
処理は比較的低温で行うことができる。したがって、上
記n-型領域11の不純物が必要以上に拡散するのを防止
できる。なお、もし必要ならば、この熱処理を行う前ま
たは後に、同図(g)に示すように、ポリシリコン膜6を
除去する。
【0012】図3乃至図4は、この発明の第二の実施例
のCMOS製造工程を示している(なお、簡単のため、
図1,図2と共通する部分は同一符号で表している。)。
この製造工程では、GOLD構造のNMOSとLDD構
造のPMOSとからなるCMOSデバイスを作製する。
まず、図3(a)〜(d)に示すように、第一の実施例で図1
(a)〜(d)に示したのと全く同様に工程を進める。ここ
で、ソースドレインとなるn+型領域9,p+型領域10の
ための熱処理工程は、同時に行っても良く、別々に行っ
ても良い。次に、図4(e)に示すように、n型不純物のイ
オン注入を基板面に対して斜めに行って、n+型領域9の
ゲート電極4側の端部に、ゲート電極4の直下に入り込
んだn-型領域11を形成する(GOLD構造)。ここで、
第一の実施例と同様に、PMOS領域に残っている上側
シリコン酸化膜7は注入のマスクとして使われる。した
がって、従来と異なり、フォトリソグラフィを省略する
ことができる。なお、上記n型不純物のイオン注入を基
板面に対して略垂直に行って、単なるLDD構造として
も良い。次に、同図(f)に示すように、PMOS領域に
残っている酸化膜7を除去し、NMOS領域をフォトレ
ジストR3で覆う。この状態で、p型不純物のイオン注
入を基板面に対して略垂直に行って、p+型領域10の端
部にp-型領域12を形成する(LDD構造)。次に、同図
(g)に示すように、上記フォトレジストR3を除去した
後、n-型領域11,p-型領域12における注入ダメージ
を取り除くための熱処理を行う。第一の実施例と同様
に、この時点では、既にn+型領域9,p+型領域10のた
めの熱処理が済んでいるので、上記熱処理は比較的低温
で行うことができる。したがって、上記n-型領域11,p
-型領域12の不純物が必要以上に拡散するのを防止で
きる。最後に、同図(h)に示すように、ポリシリコン膜
6を除去する。
のCMOS製造工程を示している(なお、簡単のため、
図1,図2と共通する部分は同一符号で表している。)。
この製造工程では、GOLD構造のNMOSとLDD構
造のPMOSとからなるCMOSデバイスを作製する。
まず、図3(a)〜(d)に示すように、第一の実施例で図1
(a)〜(d)に示したのと全く同様に工程を進める。ここ
で、ソースドレインとなるn+型領域9,p+型領域10の
ための熱処理工程は、同時に行っても良く、別々に行っ
ても良い。次に、図4(e)に示すように、n型不純物のイ
オン注入を基板面に対して斜めに行って、n+型領域9の
ゲート電極4側の端部に、ゲート電極4の直下に入り込
んだn-型領域11を形成する(GOLD構造)。ここで、
第一の実施例と同様に、PMOS領域に残っている上側
シリコン酸化膜7は注入のマスクとして使われる。した
がって、従来と異なり、フォトリソグラフィを省略する
ことができる。なお、上記n型不純物のイオン注入を基
板面に対して略垂直に行って、単なるLDD構造として
も良い。次に、同図(f)に示すように、PMOS領域に
残っている酸化膜7を除去し、NMOS領域をフォトレ
ジストR3で覆う。この状態で、p型不純物のイオン注
入を基板面に対して略垂直に行って、p+型領域10の端
部にp-型領域12を形成する(LDD構造)。次に、同図
(g)に示すように、上記フォトレジストR3を除去した
後、n-型領域11,p-型領域12における注入ダメージ
を取り除くための熱処理を行う。第一の実施例と同様
に、この時点では、既にn+型領域9,p+型領域10のた
めの熱処理が済んでいるので、上記熱処理は比較的低温
で行うことができる。したがって、上記n-型領域11,p
-型領域12の不純物が必要以上に拡散するのを防止で
きる。最後に、同図(h)に示すように、ポリシリコン膜
6を除去する。
【0013】図5乃至図6は、この発明の第三の実施例
のCMOS製造工程を示している。この製造工程では、
GOLD構造のNMOSとLDD構造のPMOSとから
なるCMOSデバイスを作製する。まず、図5(a)〜(c)
に示すように、第一の実施例で図1(a)〜(c)に示したの
と全く同様に工程を進める。次に、同図(d)に示すよう
に、n型不純物のイオン注入を基板面に対して斜めに行
って、n+型領域9のゲート電極4側の端部に、ゲート電
極4の直下に入り込んだn-型領域11を形成する(GO
LD構造)。次に、図6(e)に示すように、NMOS領域
をフォトレジストR2で覆う。p型不純物のイオン注入
を基板面に対して略垂直に行って、PMOS領域のゲー
ト電極4の両側でゲート電極4から略上記積層の厚さ分
だけ離間した箇所に、p+型領域10を形成する。次に、
同図(f)に示すように、PMOS領域に残っている上側
シリコン酸化膜7を除去し、NMOS領域をフォトレジ
ストR2で覆う。この状態で、p型不純物のイオン注入
を基板面に対して略垂直に行って、p+型領域10のゲー
ト電極4側の端部にp-型領域12を形成する。次に、同
図(g)に示すように、上記フォトレジストR2をを除去
した後、n-型領域11,p-型領域12における注入ダメ
ージを取り除くための熱処理を低温で行う。第一,第二
の実施例と同様に、上記n-型領域11,p-型領域12の
不純物が必要以上に拡散するのを防止でき、トランジス
タの短チャネル特性を向上させることができる。最後
に、同図(h)に示すように、ポリシリコン膜6を除去す
る。
のCMOS製造工程を示している。この製造工程では、
GOLD構造のNMOSとLDD構造のPMOSとから
なるCMOSデバイスを作製する。まず、図5(a)〜(c)
に示すように、第一の実施例で図1(a)〜(c)に示したの
と全く同様に工程を進める。次に、同図(d)に示すよう
に、n型不純物のイオン注入を基板面に対して斜めに行
って、n+型領域9のゲート電極4側の端部に、ゲート電
極4の直下に入り込んだn-型領域11を形成する(GO
LD構造)。次に、図6(e)に示すように、NMOS領域
をフォトレジストR2で覆う。p型不純物のイオン注入
を基板面に対して略垂直に行って、PMOS領域のゲー
ト電極4の両側でゲート電極4から略上記積層の厚さ分
だけ離間した箇所に、p+型領域10を形成する。次に、
同図(f)に示すように、PMOS領域に残っている上側
シリコン酸化膜7を除去し、NMOS領域をフォトレジ
ストR2で覆う。この状態で、p型不純物のイオン注入
を基板面に対して略垂直に行って、p+型領域10のゲー
ト電極4側の端部にp-型領域12を形成する。次に、同
図(g)に示すように、上記フォトレジストR2をを除去
した後、n-型領域11,p-型領域12における注入ダメ
ージを取り除くための熱処理を低温で行う。第一,第二
の実施例と同様に、上記n-型領域11,p-型領域12の
不純物が必要以上に拡散するのを防止でき、トランジス
タの短チャネル特性を向上させることができる。最後
に、同図(h)に示すように、ポリシリコン膜6を除去す
る。
【0014】図7乃至図8は、この発明の第四の実施例
のCMOS製造工程を示している。この製造工程では、
DI(ダブル・インプランテッド)−GOLD構造のNM
OSとLDD構造のPMOSとからなるCMOSデバイ
スを作製する。まず、図7(a)乃至図8(e)に示すよう
に、第二の実施例で図3(a)乃至図4(e)に示したのと全
く同様に工程を進める。次に、図8(f)に示すように、
基板面に対して斜めにp型不純物のイオン注入を行う。
このとき、NMOS領域とPMOS領域とでゲート電極
4の側壁の厚さが異なっている(上側シリコン酸化膜7
の厚さ分だけPMOS領域の側壁が厚い)ので、PMO
S領域のp+型領域10のゲート電極4側の端部にp-型領
域12を形成できる上、NMOS領域にn-型領域11を
取り囲むp-型ハロー領域13を形成することができる。
このようにした場合、上記p-型ハロー領域13のp-型不
純物によって、熱処理の時に、上記n-型領域11,p-型
領域12の不純物拡散を抑制することができる。したが
って、トランジスタの短チャネル特性をさらに向上でき
る。これにより、CMOSデバイスを微細化することも
できる。最後に、同図(g)に示すように、PMOS領域
に残っている上側シリコン酸化膜7と全面に残っている
ポリシリコン膜6を除去する。
のCMOS製造工程を示している。この製造工程では、
DI(ダブル・インプランテッド)−GOLD構造のNM
OSとLDD構造のPMOSとからなるCMOSデバイ
スを作製する。まず、図7(a)乃至図8(e)に示すよう
に、第二の実施例で図3(a)乃至図4(e)に示したのと全
く同様に工程を進める。次に、図8(f)に示すように、
基板面に対して斜めにp型不純物のイオン注入を行う。
このとき、NMOS領域とPMOS領域とでゲート電極
4の側壁の厚さが異なっている(上側シリコン酸化膜7
の厚さ分だけPMOS領域の側壁が厚い)ので、PMO
S領域のp+型領域10のゲート電極4側の端部にp-型領
域12を形成できる上、NMOS領域にn-型領域11を
取り囲むp-型ハロー領域13を形成することができる。
このようにした場合、上記p-型ハロー領域13のp-型不
純物によって、熱処理の時に、上記n-型領域11,p-型
領域12の不純物拡散を抑制することができる。したが
って、トランジスタの短チャネル特性をさらに向上でき
る。これにより、CMOSデバイスを微細化することも
できる。最後に、同図(g)に示すように、PMOS領域
に残っている上側シリコン酸化膜7と全面に残っている
ポリシリコン膜6を除去する。
【0015】なお、上記第一乃至第四の実施例では、エ
ッチングストッパー膜としてポリシリコン膜6を用いた
が、これに限られるものではなく、ポリシリコン膜6に
代えて例えばシリコン窒化膜を用いても良い。この場
合、シリコン窒化膜が絶縁膜であることから、このシリ
コン窒化膜を工程の最後に除去せず、そのまま残すよう
にしても良い。
ッチングストッパー膜としてポリシリコン膜6を用いた
が、これに限られるものではなく、ポリシリコン膜6に
代えて例えばシリコン窒化膜を用いても良い。この場
合、シリコン窒化膜が絶縁膜であることから、このシリ
コン窒化膜を工程の最後に除去せず、そのまま残すよう
にしても良い。
【0016】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の半
導体装置の製造方法は、ゲート電極を設けた基板上に、
下側シリコン酸化膜と、シリコン酸化膜に対して選択的
にエッチング可能な材料からなるエッチングストッパー
膜と、上側シリコン酸化膜とからなる積層を所定の厚さ
で形成して、上記ゲート電極の上面,側面および上記ゲ
ート電極の両側の基板面を覆う工程と、上記積層を通し
て基板面に対して略垂直にイオン注入を行って、上記ゲ
ート電極の両側でゲート電極から上記積層の厚さ分だけ
離間した箇所に、ソースドレインとなるべきn+型領域ま
たはp+型領域を形成する工程と、上記上側シリコン酸化
膜を上記エッチングストッパー膜に至るまでエッチング
して除去する工程と、上記基板面に対して略垂直または
斜めにイオン注入を行って、上記n+型領域またはp+型領
域の上記ゲート電極側の端部にn-型領域またはp-型領域
を形成する工程を有するものである。したがって、この
発明をフォトリソグラフィと組み合わせてNMOS領
域,PMOS領域にそれぞれ適用することにより、LD
D構造を有するCMOSデバイスを簡単に作製すること
ができる。しかも、n+型領域,p+型領域のための熱処理
が済んだ後にn-型領域,p-型領域のための熱処理を行う
ことができるので、n-型領域,p-型領域の不純物が必要
以上に拡散するのを防止することができ、トランジスタ
の短チャネル特性を向上させることができる。
導体装置の製造方法は、ゲート電極を設けた基板上に、
下側シリコン酸化膜と、シリコン酸化膜に対して選択的
にエッチング可能な材料からなるエッチングストッパー
膜と、上側シリコン酸化膜とからなる積層を所定の厚さ
で形成して、上記ゲート電極の上面,側面および上記ゲ
ート電極の両側の基板面を覆う工程と、上記積層を通し
て基板面に対して略垂直にイオン注入を行って、上記ゲ
ート電極の両側でゲート電極から上記積層の厚さ分だけ
離間した箇所に、ソースドレインとなるべきn+型領域ま
たはp+型領域を形成する工程と、上記上側シリコン酸化
膜を上記エッチングストッパー膜に至るまでエッチング
して除去する工程と、上記基板面に対して略垂直または
斜めにイオン注入を行って、上記n+型領域またはp+型領
域の上記ゲート電極側の端部にn-型領域またはp-型領域
を形成する工程を有するものである。したがって、この
発明をフォトリソグラフィと組み合わせてNMOS領
域,PMOS領域にそれぞれ適用することにより、LD
D構造を有するCMOSデバイスを簡単に作製すること
ができる。しかも、n+型領域,p+型領域のための熱処理
が済んだ後にn-型領域,p-型領域のための熱処理を行う
ことができるので、n-型領域,p-型領域の不純物が必要
以上に拡散するのを防止することができ、トランジスタ
の短チャネル特性を向上させることができる。
【0017】また、上記基板面に対して斜めにイオン注
入を行って、上記n-型領域またはp-型領域と逆の導電型
を有し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー
領域を形成する工程を有する場合、上記ハロー領域の上
記逆の導電型の不純物によって、熱処理の時に、上記n-
型領域11,p-型領域の不純物拡散を抑制することがで
きる。したがって、トランジスタの短チャネル特性をさ
らに向上できる。これにより、CMOSデバイスを微細
化することもできる。
入を行って、上記n-型領域またはp-型領域と逆の導電型
を有し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー
領域を形成する工程を有する場合、上記ハロー領域の上
記逆の導電型の不純物によって、熱処理の時に、上記n-
型領域11,p-型領域の不純物拡散を抑制することがで
きる。したがって、トランジスタの短チャネル特性をさ
らに向上できる。これにより、CMOSデバイスを微細
化することもできる。
【図1】 この発明の第一の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
を示す図である。
【図2】 この発明の第一の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
を示す図である。
【図3】 この発明の第二の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
を示す図である。
【図4】 この発明の第二の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
を示す図である。
【図5】 この発明の第三の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
を示す図である。
【図6】 この発明の第三の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
を示す図である。
【図7】 この発明の第四の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
を示す図である。
【図8】 この発明の第四の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
を示す図である。
1 シリコン基板 2 フィール
ド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ポリシリ
コンゲート電極 5 下側シリコン酸化膜 6 ポリシリ
コン膜 7 上側シリコン酸化膜 9 n+型領域 10 p+型領域 11 n-型領
域 12 p-型領域 13 p-型ハ
ロー領域
ド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ポリシリ
コンゲート電極 5 下側シリコン酸化膜 6 ポリシリ
コン膜 7 上側シリコン酸化膜 9 n+型領域 10 p+型領域 11 n-型領
域 12 p-型領域 13 p-型ハ
ロー領域
Claims (2)
- 【請求項1】 ゲート電極を設けた基板上に、下側シリ
コン酸化膜と、シリコン酸化膜に対して選択的にエッチ
ング可能な材料からなるエッチングストッパー膜と、上
側シリコン酸化膜とからなる積層を所定の厚さで形成し
て、上記ゲート電極の上面,側面および上記ゲート電極
の両側の基板面を覆う工程と、 上記積層を通して基板面に対して略垂直にイオン注入を
行って、上記ゲート電極の両側でゲート電極から略上記
積層の厚さ分だけ離間した箇所に、ソースドレインとな
るべきn+型領域またはp+型領域を形成する工程と、 上記上側シリコン酸化膜を上記エッチングストッパー膜
に至るまでエッチングして除去する工程と、 上記基板面に対して略垂直または斜めにイオン注入を行
って、上記n+型領域またはp+型領域の上記ゲート電極側
の端部にn-型領域またはp-型領域を形成する工程を有す
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 上記基板面に対して斜めにイオン注入を
行って、上記n-型領域またはp-型領域と逆の導電型を有
し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー領域
を形成する工程を有することを特徴とする請求項1に記
載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3180905A JP2723697B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 半導体装置の製造方法 |
US07/820,076 US5166087A (en) | 1991-01-16 | 1992-01-13 | Method of fabricating semiconductor element having lightly doped drain (ldd) without using sidewalls |
KR1019920000488A KR950001157B1 (ko) | 1991-01-16 | 1992-01-15 | 반도체장치의 제조방법 |
EP92300355A EP0495650B1 (en) | 1991-01-16 | 1992-01-16 | Method of fabricating field-effect transistor |
DE69215547T DE69215547T2 (de) | 1991-01-16 | 1992-01-16 | Methode zur Herstellung eines Feldeffekttransistors |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3180905A JP2723697B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0529559A true JPH0529559A (ja) | 1993-02-05 |
JP2723697B2 JP2723697B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=16091358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3180905A Expired - Fee Related JP2723697B2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-07-22 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2723697B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001168323A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-06-22 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置の製造方法 |
JP2004311999A (ja) * | 2003-04-08 | 2004-11-04 | Samsung Electronics Co Ltd | 浅いソース/ドレーン領域を有する半導体素子の製造方法 |
JP2009055041A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Dongbu Hitek Co Ltd | 半導体素子及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP3180905A patent/JP2723697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001168323A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-06-22 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置の製造方法 |
JP2004311999A (ja) * | 2003-04-08 | 2004-11-04 | Samsung Electronics Co Ltd | 浅いソース/ドレーン領域を有する半導体素子の製造方法 |
JP2009055041A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Dongbu Hitek Co Ltd | 半導体素子及びその製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2723697B2 (ja) | 1998-03-09 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |