JP2723697B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造方法
に関し、より詳しくは、LDD(ライトリ・ドープト・
ドレイン)構造を有するCMOS(コンプリメンタリ・メ
タル・オキサイド・セミコンダクタ)デバイスを製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のLDD構造のCMOSを
製造する場合、まず、基板上に設けたNMOS(nチャネ
ル・メタル・オキサイド・セミコンダクタ)領域,PMO
S(pチャネル・メタル・オキサイド・セミコンダクタ)
領域にそれぞれポリシリコンゲートを形成する。この
後、n型不純物のイオン注入,p型不純物のイオン注入を
行って、上記NMOS領域,PMOS領域内でポリシリ
コンゲートの両側にそれぞれn-型領域,p-型領域を形成
する。上記各イオン注入を行うときには、n型不純物が
PMOS領域に注入されないように、またp型不純物が
NMOS領域に注入されないように、注入の度毎にフォ
トリソグラフィが行なわれる。次に、ウエハ上にシリコ
ン酸化膜(SiO2)を堆積し、異方性エッチングを行っ
て、上記ポリシリコンゲートにSiO2からなる側壁(ス
ペーサ)を形成する。そして、イオン注入を行って、上
記NMOS領域,PMOS領域内で上記ポリシリコンゲ
ートから略上記側壁の厚さ分だけ離間した箇所に、それ
ぞれソースドレイン領域(n+型領域,p+型領域)を形成す
る。ここで、上記n-型領域,p-型領域を形成したときと
同様に、n型不純物がPMOS領域に注入されないよう
に、またp型不純物がNMOS領域に注入されないよう
に、注入の度毎にフォトリソグラフィが行なわれる。こ
の後、イオン注入によるダメージを回復するために、上
記n-型領域,p-型領域とn+型領域,p+型領域のアニール
(熱処理)を同時に行う。このアニールは、注入ダメージ
が大きいn+型領域,p+型領域に合わせて比較的強く(高温
で)行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
製造方法は、イオン注入の度毎にフォトリソグラフィ工
程を行い、しかも側壁をエッチング加工して形成してい
る。このため、工程が複雑すぎるという問題がある。さ
らに、アニールがn+型領域,p+型領域に合わせて比較的
強く行なわれるため、n-型領域,p-型領域の不純物が余
分に拡散して、トランジスタの短チャネル効果によりト
ランジスタ特性を劣化させるという問題がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、LDD構造の
CMOSデバイスを簡単な工程で作製でき、しかもLD
D構造を構成するn-型領域,p-型領域が必要以上に拡散
するのを防止できる半導体装置の製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の半導体装置の製造方法は、ゲート電極を
設けた基板上に、下側シリコン酸化膜と、シリコン酸化
膜に対して選択的にエッチング可能な材料からなるエッ
チングストッパー膜と、上側シリコン酸化膜とからなる
積層を所定の厚さで形成して、上記ゲート電極の上面,
側面および上記ゲート電極の両側の基板面を覆う工程
と、上記積層を通して基板面に対して略垂直にイオン注
入を行って、上記ゲート電極の両側でゲート電極から略
上記積層の厚さ分だけ離間した箇所に、ソースドレイン
となるべきn+型領域またはp+型領域を形成する工程と、
上記上側シリコン酸化膜を上記エッチングストッパー膜
に至るまでエッチングして除去する工程と、上記基板面
に対して略垂直または斜めにイオン注入を行って、上記
n+型領域またはp+型領域の上記ゲート電極側の端部にn-
型領域またはp-型領域を形成する工程を有することを特
徴としている。
【0006】また、上記基板面に対して斜めにイオン注
入を行って、上記n-型領域またはp-型領域と逆の導電型
を有し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー
領域を形成する工程を有するのが望ましい。
【0007】
【作用】この発明により、CMOSデバイスは例えば次
のようにして作製される。まず、ゲート電極を設けた基
板上に、下側シリコン酸化膜と、シリコン酸化膜に対し
て選択的にエッチング可能な材料からなるエッチングス
トッパー膜と、上側シリコン酸化膜とからなる積層を所
定の厚さで形成する。これにより、上記ゲート電極の上
面,側面および上記ゲート電極の両側の領域を覆う。次
に、フォトリソグラフィを行って、例えばPMOS領域
上をレジストで覆う。この状態で、基板面に対して略垂
直にイオン注入を行って、NMOS領域内で上記ゲート
電極から略上記積層の厚さ分だけ離間した箇所に、ソー
スドレインとなるべきn+型領域を形成する。次に、上記
レジストをマスクとしてエッチングを行って、上記エッ
チングストッパー膜のうちNMOS領域に存する部分を
除去する。このとき、上記エッチングストッパー膜がい
わゆるエッチングストッパーとして働き、下側シリコン
酸化膜と下方の各構成部分を保護する。次に、例えばフ
ォトリソグラフィを行って、上記NMOS領域上をレジ
ストで覆う。そして、上記積層を通して基板面に対して
略垂直にイオン注入を行って、PMOS領域内で上記ゲ
ート電極から略上記積層の厚さ分だけ離間した箇所に、
ソースドレインとなるべきp+型領域を形成する。この段
階で上記n+型領域,p+型領域の注入ダメージを回復する
ために熱処理が行う。LDD構造を構成するn-型領域,p
-型領域はまだ形成されていないので、比較的強く熱処
理を行っても支障が無い。次に、上記レジストを除去し
た後、上記PMOS領域に残された上側シリコン酸化膜
をマスクとして、基板面に対して略垂直または斜めにイ
オン注入を行って、上記n+型領域上記ゲート電極側の端
部にn-型領域を形成する。このとき、上側シリコン酸化
膜をマスクとしているので、従来と異なり、フォトリソ
グラフィが省略される。また、もし必要ならば、上記P
MOS領域に残された上側シリコン酸化膜を除去した
後、フォトリソグラフィを行ってNMOS領域上をレジ
ストで覆う。この状態で、基板面に対して略垂直または
斜めにイオン注入を行って、上記p+型領域の上記ゲート
電極側の端部にp-型領域を形成する。この段階で、n-
領域,p-型領域のための熱処理を行う。この時点では、
既にn+型領域,p+型領域のための熱処理が済んでいるの
で、上記熱処理は比較的低温で行うことができる。した
がって、n-型領域,p-型領域の不純物が必要以上に拡散
するのが防止される。この結果、トランジスタの短チャ
ネル特性が向上する。
【0008】このように、この発明をフォトリソグラフ
ィと組み合わせてNMOS領域,PMOS領域にそれぞ
れ適用することにより、LDD構造のCMOSデバイス
が簡単に作製される。しかも、n+型領域,p+型領域ため
の熱処理が済んだ後にn-型領域,p-型領域のための熱処
理を行うことができるので、上記n-型領域,p-型領域の
不純物が必要以上に拡散するのが防止される。
【0009】また、上記基板面に対して斜めにイオン注
入を行って、上記n-型領域,p-型領域と逆の導電型を有
し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー領域
を形成する場合、上記ハロー領域の上記逆の導電型の不
純物によって、熱処理の時に、上記n-型領域,p-型領域
の不純物拡散が抑制される。したがって、トランジスタ
の短チャネル特性がさらに向上する。したがって、CM
OSデバイスを微細化することも可能となる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の半導体装置の製造方法を実
施例により詳細に説明する。
【0011】図1乃至図2は、この発明の第一の実施例
のCMOS製造工程を示している。この製造工程では、
GOLD(ゲート・ドレイン・オーバーラップト・LD
D)構造のNMOSとLDD構造を持たない通常のPM
OSとからなるCMOSデバイスを作製する。なお、上
記各図において、左半分がNMOS領域、右半分がPM
OS領域をそれぞれ示している。まず、図1(a)に示す
ように、シリコン基板1上に、公知の手法により、フィ
ールド酸化膜2,ゲート酸化膜3およびポリシリコンゲ
ート電極4を形成し、この上に、下側シリコン酸化膜
5,ポリシリコン膜(エッチングストッパー膜)6,上側シ
リコン酸化膜7の積層を所定の厚さで順に堆積する。次
に、同図(b)に示すように、フォトリソグラフィを行っ
て、PMOS領域をフォトレジストR1で覆う。この状
態で、n型不純物のイオン注入を、下側シリコン酸化膜
5,ポリシリコン膜6,上側シリコン酸化膜7の積層を通
して基板面に対して略垂直に行って、NMOS領域のゲ
ート電極4の両側でゲート電極4から略上記積層の厚さ
分だけ離間した箇所に、ソースドレインとなるn+型領域
9を形成する。次に、同図(c)に示すように、上側シリ
コン酸化膜7のうちNMOS領域に存する部分をHF溶
液中でウェットエッチングする一方、上側シリコン酸化
膜7のうちPMOS領域に存する部分をそのまま残すよ
うにする。ここで、ポリシリコン膜6はいわゆるエッチ
ングストッパーとして働き、下側シリコン酸化膜5およ
び下方の各構成部分を保護する。上記フォトレジストR
1を除去した後、上記イオン注入のダメージを取り除く
ために、このウエハを比較的高温でアニールすることが
できる。もし必要ならば、アニール処理は後述するp+
領域10を形成した後に行っても良い。次に、同図(d)
に示すように、フォトリソグラフィを行って、上記NM
OS領域をフォトレジストR2で覆う。この状態で、p
型不純物のイオン注入を行って、PMOS領域のゲート
電極4の両側でゲート電極4から略上記積層の厚さ分だ
け離間した箇所に、ソースドレインとなるべきp+型領域
10を形成する。上記フォトレジストR2を除去し、こ
の段階で、p+型領域10のためのアニールを行う。LD
D構造を構成するn-型領域,p-型領域はまだ形成されて
いないので、比較的高温で熱処理を行っても支障が無
い。次に、図2(e)に示すように、n型不純物のイオン注
入を基板面に対して斜めに(大きい入射角で)行って、n+
型領域9のゲート電極4側の端部に、ゲート電極4の直
下に入り込んだn-型領域11を形成する(GOLD構
造)。ここで、PMOS領域に残っている上側シリコン
酸化膜7は注入のマスクとして使われる。したがって、
従来と異なり、フォトリソグラフィを省略することがで
きる。なお、上記n型不純物のイオン注入を基板面に対
して略垂直に(小さい入射角で)行って、単なるLDD構
造としても良い。次に、同図(f)に示すように、上記上
側シリコン酸化膜7を取り除き、上記n-型領域11の注
入ダメージを取り除くため及びドーパントを活性化する
ための熱処理を行う。この時点では、既にn+型領域9,p
+型領域10のための熱処理が済んでいるので、上記熱
処理は比較的低温で行うことができる。したがって、上
記n-型領域11の不純物が必要以上に拡散するのを防止
できる。なお、もし必要ならば、この熱処理を行う前ま
たは後に、同図(g)に示すように、ポリシリコン膜6を
除去する。
【0012】図3乃至図4は、この発明の第二の実施例
のCMOS製造工程を示している(なお、簡単のため、
図1,図2と共通する部分は同一符号で表している。)。
この製造工程では、GOLD構造のNMOSとLDD構
造のPMOSとからなるCMOSデバイスを作製する。
まず、図3(a)〜(d)に示すように、第一の実施例で図1
(a)〜(d)に示したのと全く同様に工程を進める。ここ
で、ソースドレインとなるn+型領域9,p+型領域10の
ための熱処理工程は、同時に行っても良く、別々に行っ
ても良い。次に、図4(e)に示すように、n型不純物のイ
オン注入を基板面に対して斜めに行って、n+型領域9の
ゲート電極4側の端部に、ゲート電極4の直下に入り込
んだn-型領域11を形成する(GOLD構造)。ここで、
第一の実施例と同様に、PMOS領域に残っている上側
シリコン酸化膜7は注入のマスクとして使われる。した
がって、従来と異なり、フォトリソグラフィを省略する
ことができる。なお、上記n型不純物のイオン注入を基
板面に対して略垂直に行って、単なるLDD構造として
も良い。次に、同図(f)に示すように、PMOS領域に
残っている酸化膜7を除去し、NMOS領域をフォトレ
ジストR3で覆う。この状態で、p型不純物のイオン注
入を基板面に対して略垂直に行って、p+型領域10の端
部にp-型領域12を形成する(LDD構造)。次に、同図
(g)に示すように、上記フォトレジストR3を除去した
後、n-型領域11,p-型領域12における注入ダメージ
を取り除くための熱処理を行う。第一の実施例と同様
に、この時点では、既にn+型領域9,p+型領域10のた
めの熱処理が済んでいるので、上記熱処理は比較的低温
で行うことができる。したがって、上記n-型領域11,p
-型領域12の不純物が必要以上に拡散するのを防止で
きる。最後に、同図(h)に示すように、ポリシリコン膜
6を除去する。
【0013】図5乃至図6は、この発明の第三の実施例
のCMOS製造工程を示している。この製造工程では、
GOLD構造のNMOSとLDD構造のPMOSとから
なるCMOSデバイスを作製する。まず、図5(a)〜(c)
に示すように、第一の実施例で図1(a)〜(c)に示したの
と全く同様に工程を進める。次に、同図(d)に示すよう
に、n型不純物のイオン注入を基板面に対して斜めに行
って、n+型領域9のゲート電極4側の端部に、ゲート電
極4の直下に入り込んだn-型領域11を形成する(GO
LD構造)。次に、図6(e)に示すように、NMOS領域
をフォトレジストR2で覆う。p型不純物のイオン注入
を基板面に対して略垂直に行って、PMOS領域のゲー
ト電極4の両側でゲート電極4から略上記積層の厚さ分
だけ離間した箇所に、p+型領域10を形成する。次に、
同図(f)に示すように、PMOS領域に残っている上側
シリコン酸化膜7を除去し、NMOS領域をフォトレジ
ストR2で覆う。この状態で、p型不純物のイオン注入
を基板面に対して略垂直に行って、p+型領域10のゲー
ト電極4側の端部にp-型領域12を形成する。次に、同
図(g)に示すように、上記フォトレジストR2をを除去
した後、n-型領域11,p-型領域12における注入ダメ
ージを取り除くための熱処理を低温で行う。第一,第二
の実施例と同様に、上記n-型領域11,p-型領域12の
不純物が必要以上に拡散するのを防止でき、トランジス
タの短チャネル特性を向上させることができる。最後
に、同図(h)に示すように、ポリシリコン膜6を除去す
る。
【0014】図7乃至図8は、この発明の第四の実施例
のCMOS製造工程を示している。この製造工程では、
DI(ダブル・インプランテッド)−GOLD構造のNM
OSとLDD構造のPMOSとからなるCMOSデバイ
スを作製する。まず、図7(a)乃至図8(e)に示すよう
に、第二の実施例で図3(a)乃至図4(e)に示したのと全
く同様に工程を進める。次に、図8(f)に示すように、
基板面に対して斜めにp型不純物のイオン注入を行う。
このとき、NMOS領域とPMOS領域とでゲート電極
4の側壁の厚さが異なっている(上側シリコン酸化膜7
の厚さ分だけPMOS領域の側壁が厚い)ので、PMO
S領域のp+型領域10のゲート電極4側の端部にp-型領
域12を形成できる上、NMOS領域にn-型領域11を
取り囲むp-型ハロー領域13を形成することができる。
このようにした場合、上記p-型ハロー領域13のp-型不
純物によって、熱処理の時に、上記n-型領域11,p-
領域12の不純物拡散を抑制することができる。したが
って、トランジスタの短チャネル特性をさらに向上でき
る。これにより、CMOSデバイスを微細化することも
できる。最後に、同図(g)に示すように、PMOS領域
に残っている上側シリコン酸化膜7と全面に残っている
ポリシリコン膜6を除去する。
【0015】なお、上記第一乃至第四の実施例では、エ
ッチングストッパー膜としてポリシリコン膜6を用いた
が、これに限られるものではなく、ポリシリコン膜6に
代えて例えばシリコン窒化膜を用いても良い。この場
合、シリコン窒化膜が絶縁膜であることから、このシリ
コン窒化膜を工程の最後に除去せず、そのまま残すよう
にしても良い。
【0016】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の半
導体装置の製造方法は、ゲート電極を設けた基板上に、
下側シリコン酸化膜と、シリコン酸化膜に対して選択的
にエッチング可能な材料からなるエッチングストッパー
膜と、上側シリコン酸化膜とからなる積層を所定の厚さ
で形成して、上記ゲート電極の上面,側面および上記ゲ
ート電極の両側の基板面を覆う工程と、上記積層を通し
て基板面に対して略垂直にイオン注入を行って、上記ゲ
ート電極の両側でゲート電極から上記積層の厚さ分だけ
離間した箇所に、ソースドレインとなるべきn+型領域ま
たはp+型領域を形成する工程と、上記上側シリコン酸化
膜を上記エッチングストッパー膜に至るまでエッチング
して除去する工程と、上記基板面に対して略垂直または
斜めにイオン注入を行って、上記n+型領域またはp+型領
域の上記ゲート電極側の端部にn-型領域またはp-型領域
を形成する工程を有するものである。したがって、この
発明をフォトリソグラフィと組み合わせてNMOS領
域,PMOS領域にそれぞれ適用することにより、LD
D構造を有するCMOSデバイスを簡単に作製すること
ができる。しかも、n+型領域,p+型領域のための熱処理
が済んだ後にn-型領域,p-型領域のための熱処理を行う
ことができるので、n-型領域,p-型領域の不純物が必要
以上に拡散するのを防止することができ、トランジスタ
の短チャネル特性を向上させることができる。
【0017】また、上記基板面に対して斜めにイオン注
入を行って、上記n-型領域またはp-型領域と逆の導電型
を有し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー
領域を形成する工程を有する場合、上記ハロー領域の上
記逆の導電型の不純物によって、熱処理の時に、上記n-
型領域11,p-型領域の不純物拡散を抑制することがで
きる。したがって、トランジスタの短チャネル特性をさ
らに向上できる。これにより、CMOSデバイスを微細
化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
【図2】 この発明の第一の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
【図3】 この発明の第二の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
【図4】 この発明の第二の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
【図5】 この発明の第三の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
【図6】 この発明の第三の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
【図7】 この発明の第四の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
【図8】 この発明の第四の実施例のCMOS製造工程
を示す図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 フィール
ド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ポリシリ
コンゲート電極 5 下側シリコン酸化膜 6 ポリシリ
コン膜 7 上側シリコン酸化膜 9 n+型領域 10 p+型領域 11 n-型領
域 12 p-型領域 13 p-型ハ
ロー領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−188277(JP,A) 特開 平3−101238(JP,A) 特開 昭62−155565(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極を設けた基板上に、下側シリ
    コン酸化膜と、シリコン酸化膜に対して選択的にエッチ
    ング可能な材料からなるエッチングストッパー膜と、上
    側シリコン酸化膜とからなる積層を所定の厚さで形成し
    て、上記ゲート電極の上面,側面および上記ゲート電極
    の両側の基板面を覆う工程と、 上記積層を通して基板面に対して略垂直にイオン注入を
    行って、上記ゲート電極の両側でゲート電極から略上記
    積層の厚さ分だけ離間した箇所に、ソースドレインとな
    るべきn+型領域またはp+型領域を形成する工程と、 上記上側シリコン酸化膜を上記エッチングストッパー膜
    に至るまでエッチングして除去する工程と、 上記基板面に対して略垂直または斜めにイオン注入を行
    って、上記n+型領域またはp+型領域の上記ゲート電極側
    の端部にn-型領域またはp-型領域を形成する工程を有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記基板面に対して斜めにイオン注入を
    行って、上記n-型領域またはp-型領域と逆の導電型を有
    し、上記n-型領域またはp-型領域を取り囲むハロー領域
    を形成する工程を有することを特徴とする請求項1に記
    載の半導体装置の製造方法。
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