JPH05295330A - Tab用テープ - Google Patents

Tab用テープ

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JPH05295330A
JPH05295330A JP12435592A JP12435592A JPH05295330A JP H05295330 A JPH05295330 A JP H05295330A JP 12435592 A JP12435592 A JP 12435592A JP 12435592 A JP12435592 A JP 12435592A JP H05295330 A JPH05295330 A JP H05295330A
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JP
Japan
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epoxy
epoxy resin
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polyamide
acid
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Withdrawn
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JP12435592A
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English (en)
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Katsunori Yabuta
勝典 薮田
Hitoshi Nojiri
仁志 野尻
Takayuki Hayashi
隆行 林
Kosaku Nagano
広作 永野
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 有機絶縁フィルム上に、下記(a)、(b)
及び(c)の反応生成物からなるエポキシ変性ポリアミ
ドとエポキシ樹脂とエポキシ樹脂硬化剤からなる接着
剤、及び保護層を設けてなるTAB用テープ: (a)カルボン酸末端のポリアミド30〜55モル%、
(b)エポキシ樹脂40〜70モル%、(c)多価カル
ボン酸化合物1〜15モル%。 【効果】 耐熱性に優れ、加工時でのイオン性不純物の
取り込みの少ない絶縁信頼性の高いTAB用テープを提
供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスの組み
立て工程において、デバイスの多ピン化、小型化、高密
度実装に際し、注目されているTAB(Tape Automated
Bonding)方式に用いられる保護層、接着剤層及び有機
絶縁フィルムの3層構造からなるテープ(以下、TAB
用テープという)に関する。
【0002】
【従来の技術】TAB用テープは、スリット、パンチ
ング、銅箔ラミネーティング、接着剤硬化、パター
ン形成(レジスト塗布、銅のエッチング、レジスト剥
離)、メッキ処理、インナーリードボンディング、
樹脂封止、パンチング、アウターリードボンディ
ング、の以上の加工工程によりパッケージ化及び機器へ
の実装がなされる。これらの加工工程において、接着剤
層及び有機絶縁フィルムは、周辺回路、封止樹脂中に残
ることになるので、益々高密度化が進む中にあって、銅
箔のパターン間の絶縁信頼性やチップのAl配線の腐食
に影響するイオン性不純物が問題となる。絶縁信頼性は
接着剤の特性に起因するところが多く、イオン性不純物
はエッチング液(酸、塩素イオン含有)、レジスト剥離
液(アルカリ、カリウムイオン含有)、メッキ液(塩素
イオン、硫酸イオン含有)などにさらされるために取り
込まれたり、また接着剤そのものに含まれていたりする
場合がある。また絶縁信頼性は、接着剤の耐湿性、電気
抵抗、イオン性不純物などにより支配される。
【0003】従来よりフレキシブルプリント基板をはじ
めとする基板材料用途に用いられてきた接着剤は、エポ
キシ/ポリアミド(ナイロン)系のものが多く用いられ
てきたが、これは、加工中にイオン性不純物(特にC
lイオン)を取り込み易い、加水分解され易い、電
気抵抗が低い、等の性質を持っているために、パターン
間の金属マイグレーション等の絶縁劣化が問題になって
いる。またインナーリードボンディング工程において、
ボンディングツールからの熱が接着剤層に伝わるため耐
熱性(高温時における高接着性)が要求されるが、従来
の接着剤では高温時の接着力の低下が問題になってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のTAB用テープにおける上記のような問題を起こすこ
とのないTAB用テープを提供することにある。
【0005】
【問題を解決するための手段】即ち、本発明は、有機絶
縁フィルム上に、下記(a)、(b)及び(c)の反応
生成物からなるエポキシ変性ポリアミドとエポキシ樹脂
とエポキシ樹脂硬化剤からなる接着剤、及び保護層を設
けてなるTAB用テープを内容とするものである。
(a)カルボン酸末端のポリアミド30〜55モル%、
(b)エポキシ樹脂40〜70モル%、(c)多価カル
ボン酸化合物1〜15モル%。
【0006】本発明のTAB用テープは、有機絶縁フィ
ルムの片面に半硬化状(B−ステージ状態)の接着剤層
と、保護層となる保護フィルムが順次積層された3層構
造を有する。有機絶縁フィルムとしては、好ましくは厚
さ25〜180μm、より好ましくは50〜125μm
のポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサル
ファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の耐熱フィル
ムや、エポキシ樹脂−ガラスクロス、エポキシ樹脂−ポ
リイミド−ガラスクロス等の複合耐熱フィルムからなる
有機絶縁フィルムが挙げられる。
【0007】接着剤層は、熱硬化型のもので半硬化状
(B−ステージ状態)であることが必要であり、(a)
カルボン酸末端のポリアミド30〜55モル%、(b)
エポキシ樹脂40〜70モル%、(c)多価カルボン酸
化合物1〜15モル%を反応させることによって得られ
るエポキシ変性ポリアミドと、エポキシ樹脂と、エポキ
シ樹脂硬化剤からなり、膜厚は好ましくは10〜40μ
m、より好ましくは15〜30μmの層である。この接
着剤層において、エポキシ変性ポリアミドは多価カルボ
ン酸化合物を導入することにより枝分かれ及び架橋した
耐熱性ポリアミド樹脂であるため、本接着剤の耐熱性を
高めている。
【0008】本発明におけるカルボン酸末端ポリアミド
は、ジカルボン酸をモノマーとして用いるものであり、
アジピン酸、セバチン酸、ドデカン二酸などを用いるも
の、ダイマー酸を用いるものなどが考えられるが、ダイ
マー酸を用いると吸湿性の低いポリアミドを得ることが
できるので好ましい。ダイマー酸は不飽和脂肪酸を原料
としたものであればどのようなものでもよく、モノマー
酸、トリマー酸などを含んでいてもよい。また二重結合
を飽和させた水添ダイマー酸であってもよい。また、ジ
カルボン酸と反応させるジアミンもしくはジイソシアネ
ートは、例えばヘキサメチレンジイソシアネート、トル
エンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、イソフォロンジイソシアネート及びそれらのジア
ミンなどが挙げられ、これらは単独又は2種以上組み合
わせて用いることができるが、下記の構造を有するもの
を用いると耐熱性及び耐吸湿性に優れたものが得られる
ので好ましい。
【0009】
【化2】
【0010】また、カルボン酸末端のポリアミドの分子
量は1000〜30000であることが好ましい。10
00より小さいとポリアミドとしての可撓性が充分発現
しない。また30000より大きいと末端カルボン酸ポ
リアミドをエポキシ化するにあたって反応が困難にな
り、またエポキシ樹脂との相溶性が悪くなる。
【0011】カルボン酸末端ポリアミドはジアミンから
は公知の方法を用いカルボン酸に対して過小当量のジア
ミンを加えることによって得られる。ジイソシアネート
からはN−メチル−2−ピロリドン(NMP)、N、N
−ジメチルフォルムアミド(DMF)などの有機溶媒を
反応溶媒としカルボン酸に対して過小当量のジイソシア
ネートを加え、加熱下反応させることによって得られ
る。
【0012】上記の如くして得られるカルボン酸末端ポ
リアミドは、分子構造内に下記構造を有するものが好ま
しい。
【0013】
【化3】
【0014】カルボン酸末端ポリアミドと反応させるエ
ポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボ
ラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ナフタレ
ン型エポキシ樹脂等種々のエポキシ樹脂を用いることが
できるが、反応の制御の理由より好ましくは分子内に2
個のエポキシ基を有する2官能性エポキシ樹脂を用いる
のが好ましい。これらのエポキシ樹脂は単独で用いて
も、2種以上の混合物として用いてもかまわない。また
カルボン酸末端ポリアミドと反応させるエポキシ樹脂
は、相溶させるエポキシ樹脂と同一組成であっても異な
っていてもよいが、類似した構造を有することが相溶性
の向上のために好ましい。
【0015】多価カルボン酸化合物としては、ジカルボ
ン酸化合物、トリカルボン酸化合物、テトラカルボン酸
化合物など種々の多価カルボン酸化合物を用いることが
できるが、ジカルボン酸化合物では生成するエポキシ変
性ポリアミドの耐熱性が充分ではなく、またテトラカル
ボン酸化合物以上の多価カルボン酸化合物ではゲル化が
進み不溶物が多量に生成するためトリカルボン酸化合物
を用いるのが好ましく、更に好ましくはトリメシン酸、
トリメリット酸等の芳香族トリカルボン酸化合物を用い
るのが好ましい。これらのトリカルボン酸化合物は単独
で用いても2種以上の混合物として用いてもかまわな
い。
【0016】エポキシ変性ポリアミドは、トルエンやク
ロロベンゼンなどの有機溶媒を反応溶媒とし、カルボン
酸末端のポリアミド及び多価カルボン酸化合物に対し、
カルボン酸に対して概ね当量のエポキシ樹脂を加え、加
熱下反応させることによって得られる。
【0017】アミン末端のポリアミドでは、エポキシと
反応して生成する2級アミンがさらにエポキシと反応
し、また、これにより生成した3級アミンがエポキシと
アミンとの反応を促進するなど反応が複雑になり反応の
制御ができないため、エポキシ変性ポリアミドの合成に
はカルボン酸末端ポリアミドを用いることが必要とな
る。
【0018】エポキシ変性ポリアミドの合成仕込比は
(a)カルボン酸末端のポリアミド30〜55モル%、
(b)エポキシ樹脂40〜70モル%、(c)多価カル
ボン酸化合物1〜15モル%であり、(a)カルボン酸
末端のポリアミドのモル%がこれより大きいか、または
(b)エポキシ樹脂のモル%がこれより小さいとエポキ
シ変性ポリアミドはエポキシ樹脂と相溶しなくなる。ま
た(a)カルボン酸末端のポリアミドのモル%がこれよ
り小さいか、または(b)エポキシ樹脂のモル%がこれ
より大きいとポリアミド樹脂としての性質である可撓性
が発現しない。また(c)多価カルボン酸化合物のモル
%がこれより小さいと充分な耐熱性が得られず、これよ
り大きいとゲル化が進み不溶物が多量に生成する。
【0019】エポキシ樹脂硬化剤としては、周知のアミ
ン系、フェノール系、有機酸系、有機酸無水物系、ジシ
アンジアミド系、トリアジン系、イミダゾール系、フッ
化ホウ素アミン系等が使用できるが、好ましくは、芳香
族アミン系、フェノール系、ジシアンジアミド系、トリ
アジン系、イミダゾール系硬化剤が用いられる。これら
のエポキシ樹脂硬化剤は単独で用いても、2種以上の混
合物として用いてもかまわない。本発明の接着剤は上記
エポキシ変性ポリアミドと、エポキシ樹脂と、エポキシ
樹脂硬化剤とを適量配合してなる。配合割合としてはエ
ポキシ変性ポリアミド樹脂10〜70重量部、エポキシ
樹脂30〜90重量部が好適である。エポキシ樹脂硬化
剤はエポキシ樹脂と硬化剤の種類により適量添加する。
エポキシ変性ポリアミド樹脂が10重量部未満では接着
剤が柔軟性に欠け、70重量部を越えると高温での接着
性が低下する。本発明の接着剤はこれら3成分以外に他
成分を含んでもかまわない。例えばアクリル系樹脂、フ
ェノール系樹脂、イミド系樹脂、ゴム系樹脂などの樹脂
成分、エポキシ樹脂に対する硬化促進剤、硬化触媒、各
種無機・有機フィラーなどが挙げられる。また作業性の
観点から、各種の有機溶媒に溶解して用いるのが好まし
い。
【0020】用いる溶剤としては、エポキシ樹脂とポリ
アミド樹脂をともに溶解することが必要であり、メチル
エチルケトン、トルエン、クロロベンゼン、トリクロロ
エチレン、塩化メチレン、メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブ、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
などを接着剤組成に応じて適宜混合し用いることができ
る。例えば、メチルエチルケトン/イソプロピルアルコ
ール=1:1、トルエン/メタノール=1:1などの混
合溶剤を用いることができる。
【0021】接着剤層の保護層としては、接着剤の乾燥
時に、軟化・劣化・変質を起こさないだけの耐熱性を有
していればどのようなものでもかまわないが、剥離性・
強度・価格などのバランスからはポリエチレンテレフタ
レートやポリプロピレンのフィルムが好適である。
【0022】次に、本発明のTAB用テープの製造方法
について説明する。 保護フィルム上に所定の配合の接着剤を、乾燥後の膜
厚が上記の範囲になるように塗布する。 120〜150℃、1〜3分の加熱条件で乾燥させ、
接着剤層を半硬化状態(B−ステージ化状態)にする。 接着剤層に有機絶縁フィルムを重ね合わせ、20〜1
00℃で1kg/cm2 以上の条件で圧着する。 以上のような製造方法により、本発明のTAB用テープ
が得られる。
【0023】
【実施例】以下に実施例に基づいて本発明を更に具体的
に説明するが、本発明は実施例の内容に制限されるもの
ではない。尚、以下の記載において、「%」、「部」及
び「比」は特に断らない限りそれぞれ「重量%」、「重
量部」、「重量比」を意味する。
【0024】実施例1 厚さ35μmのポリエチレンテレフタレートフィルムか
らなる保護フィルムに下記の組成A、B及びCからなる
接着剤層用溶液を塗布し、150℃で2分間加熱乾燥し
て膜厚20μmの接着剤層を形成した。
【0025】A:エポキシ変性ポリアミドの40%メタ
ノール/トルエン混合溶液(30/70)100部 エポキシ変性ポリアミドは下記の方法により合成したも
のを用いた: (カルボン酸末端ポリアミドの合成)攪拌器、還流管及
び排気管を備えたフラスコにダイマー酸(PRIPOL 1009
ユニケマ社製)を50g、Nメチル2ピロリドン(NM
P)を120g入れ攪拌し溶解した。これにイソフォロ
ンジイソシアネート13gを加え、100℃で1時間、
150℃で3時間、200℃で2時間加熱を行い反応を
進めた。この反応溶液よりNMPを留去し、カルボン酸
末端ポリアミドを合成した。
【0026】(エポキシ変性ポリアミドの合成)攪拌
器、還流管を備えたフラスコに、上記の如く合成された
カルボン酸末端ポリアミド(M.W. 2000 )を29g(3
8.9モル%)、エポキシ樹脂エピコート1001(油
化シェルエポキシ社製)19g(54.6モル%)、ト
リメシン酸を0.5g(6.5モル%)、クロロベンゼ
ンを60g、トリエチルアミンを4.0mlを秤取し、1
40℃で10時間還流を行い反応を進めた。この反応溶
液よりクロロベンゼン及びトリエチルアミンを留去し、
エポキシ変性ポリアミドを合成した。
【0027】 B:エポキシ樹脂 エピコート1001(油化シェルエポキシ社製) 50%メタノール/トルエン(30/70)混合溶液 100部 クレゾールノボラックエポキシ(エピコート180H、油化シェルエポキシ社 製) 50%メタノール/トルエン(30/70)混合溶液 20部
【0028】 C:エポキシ樹脂硬化剤 ジアミノジフェニルスルホン/ジシアンジアミド(4/1) 20%メチルセロソルブ溶液 45部 次に厚さ75μmのポリイミドフィルムからなる有機絶
縁フィルムを重ね合わせ、40℃、1kg/cm2 の条件で
加熱加圧して、TAB用テープを作製した。
【0029】実施例2 接着剤層用溶液として、下記組成A、B及びCからなる
ものを用いた以外は、実施例1と同様にしてTAB用テ
ープを作製した。
【0030】A:エポキシ変性ポリアミドの40%メタ
ノール/トルエン混合溶液(30/70)100部 以下の重量比のダイマー酸、イソフォロンジイソシアネ
ート及びエポキシから実施例1と同様にして合成した。 ダイマー酸(PRIPOL 1009 ユニケマ社製)66gとイソフォロンジイソシアネ ート22gとから合成したカルボン酸末端ポリアミド(M.W. 5500 ) 44g(50.8モル%) トリメシン酸 0.3g( 9.1モル%) エピコート1001(油化シェルエポキシ社製) 6g(40.1モル%)
【0031】 B:エポキシ樹脂 エピコート1001(油化シェルエポキシ社製) 50%メタノール/トルエン(30/70)混合溶液 100部 クレゾールノボラックエポキシ(エピコート180H、油化シェルエポキシ社 製) 50%メタノール/トルエン(30/70)混合溶液 20部
【0032】 C:エポキシ樹脂硬化剤 ジアミノジフェニルスルホン/ジシアンジアミド(4/1) 20%メチルセロソルブ溶液 45部
【0033】比較例1 接着剤層用溶液として、下記A、B及びCからなる組成
のものを用いた以外は、実施例1と同様にしてTAB用
テープを作製した。 A:エポキシ樹脂 エピコート828(油化シェルエポキシ社製) 30部 B:ポリアミド樹脂 ダイマー酸系ポリアミド(マクルメルト6900、ヘン
ケル白水社製) 20%トルエン/イソプロピルアルコール(50/5
0)混合溶液 300部 C:エポキシ樹脂硬化剤 ジアミノジフェニルスルホン/ジシアンジアミド(4/
1) 20%メチルセロソルブ溶液 40部
【0034】比較例2 接着剤層用溶液として、下記A、B及びCからなる組成
のものを用いた以外は、実施例1と同様にしてTAB用
テープを作製した。 A:エポキシ樹脂 エピコート828(油化シェルエポキシ社製) 60部 クレゾールノボラックエポキシ(エピコート180H、油化シェルエポキシ社 製) 50%トルエン/イソプロピルアルコール(50/50)混合溶液 20部 B:ポリアミド樹脂 共重合ナイロン(プラタボンドM1276、日本リルサン社製) 20%トルエン/イソプロピルアルコール(50/50)混合溶液 150 部 C:エポキシ樹脂硬化剤 ジアミノジフェニルスルホン/ジシアンジアミド(4/1) 20%メチルセロソルブ溶液 90部
【0035】実施例1、2及び比較例1、2のTAB用
テープについて、下記の特性評価試験を行なった。その
結果を表1に示す。 接着剤の吸水率:ASTM−D−570 24時間後
の吸水率。 接着力(ポリイミドフィルム/電解銅箔):JIS
C5016 20℃/150℃ 線間絶縁抵抗:線間1mm櫛形パターン、500V 常態(20℃、65%R.H. 24hr) 吸湿後(40℃、90%R.H. 96hr)
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明によって、耐熱性に優れ、加工時
でのイオン性不純物の取り込みの少ない絶縁信頼性の高
いTAB用テープを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/38 7016−4F H01L 21/60 311 W 6918−4M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機絶縁フィルム上に、下記(a)、
    (b)及び(c)の反応生成物からなるエポキシ変性ポ
    リアミドとエポキシ樹脂とエポキシ樹脂硬化剤からなる
    接着剤、及び保護層を設けてなるTAB用テープ: (a)カルボン酸末端のポリアミド30〜55モル%、 (b)エポキシ樹脂40〜70モル%、 (c)多価カルボン酸化合物1〜15モル%。
  2. 【請求項2】 カルボン酸末端のポリアミドがダイマー
    酸を原料とするものである請求項1記載のTAB用テー
    プ。
  3. 【請求項3】 カルボン酸末端のポリアミドがその分子
    構造内に下記に示す構造を有する請求項1又は2記載の
    TAB用テープ。 【化1】
  4. 【請求項4】 カルボン酸末端のポリアミドの分子量が
    1000〜30000である請求項1〜3記載のTAB
    用テープ。
  5. 【請求項5】 多価カルボン酸化合物がトリカルボン酸
    化合物である請求項1〜4記載のTAB用テープ。
JP12435592A 1992-04-16 1992-04-16 Tab用テープ Withdrawn JPH05295330A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160083538A1 (en) * 2014-08-29 2016-03-24 Akron Polymer Systems, Inc. Solvent Resistant, Transparent Aromatic Polyamide Films with High Refractive Indices

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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