JPH05294665A - ガラス容器製造装置の離型剤塗布装置 - Google Patents

ガラス容器製造装置の離型剤塗布装置

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JPH05294665A
JPH05294665A JP12566992A JP12566992A JPH05294665A JP H05294665 A JPH05294665 A JP H05294665A JP 12566992 A JP12566992 A JP 12566992A JP 12566992 A JP12566992 A JP 12566992A JP H05294665 A JPH05294665 A JP H05294665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
release agent
coating
glass container
nozzle
Prior art date
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JP12566992A
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English (en)
Inventor
Koji Yoshida
浩司 吉田
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N Tec KK
Original Assignee
N Tec KK
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Publication date
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型と塗布装置の距離が一定しない場合に
も、塗布用ノズルを常に所定位置に移動させることので
きるガラス容器製造装置の離型剤塗布装置を提供する。 【構成】 ガラス容器製造装置に平行に設置される構造
部材R上を平行移動する本体支持部材12と、前記本体
支持部材に支持されて駆動装置により回動する回動軸2
6と、前記回動軸に固定された回動アーム14,16,
18と、前記回動アーム先端に固定された離型剤塗布用
ノズル54とを有し、前記本体支持部材12の平行移動
と回動アーム14,16,18の回動により、前記離型
剤塗布用ノズル54がガラス容器製造装置に対して平行
および前後方向自在に移動する構成からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は塗布装置に関し、特に
はガラス容器製造装置の離型剤塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばガラス壜の製造にあっては、主と
して成形金型内へのゴブ(溶融ガラス塊)の投入および
成形品の離型を円滑に行うため、成形金型内面に油類か
らなる離型剤(潤滑液)を適量塗布することが行われ
る。従来、前記離型剤の塗布は、ボンテンと称される塗
布棒を用いて殆ど人手により行われている。これは、製
壜機の金型上部にはデリバリー、ファンネル、バッフル
装置等の各種装置が複雑に配置されており、前記塗布の
ための装置を設けるスペースがないことにも起因してい
る。
【0003】しかし、熱いゴブが投入がされる金型内面
に人手で離型剤の塗布を行うのは危険を伴う問題があ
る。また通常ガラス壜は2〜3本が同時成形され、前後
に2〜3列金型が配置される。そのため作業者は粗型に
離型剤を塗布する際に、体を乗り出して後列の金型に離
型剤を塗布しなければならず、作業が容易とは言いがた
い点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、金
型上部に大なる空間を必要とせず、しかも金型が前後2
〜3列になっている場合あるいは金型の種類、製造ライ
ン等により金型と塗布装置の距離が一定しない場合に
も、塗布用ノズルを金型の所定位置に移動させることの
できる塗布装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ガラス容器
製造装置に平行に設置される構造部材上を平行移動する
本体支持部材と、前記本体支持部材に支持されて駆動装
置により回動する回動軸と、前記回動軸に固定された回
動アームと、前記回動アーム先端に固定された離型剤塗
布用ノズルとを有し、前記本体支持部材の平行移動と回
動アームの回動により、前記離型剤塗布用ノズルがガラ
ス容器製造装置に対して平行および前後方向自在に移動
するようにしたことを特徴とするガラス容器製造装置の
離型剤塗布装置に係る。
【0006】
【実施例】以下実施例に基づいてこの発明を詳述する。
図1はこの発明の一実施例に係る塗布装置の側面図、図
2はその平面図、図3はその作動を示す平面図、図4は
他の実施例の作動を示す平面図、図5は使用状態を示す
平面図である。
【0007】塗布装置10は、本体支持部材12と、回
動アームとしての主アーム14、中間アーム16、先端
アーム18と、中間アーム回動用連結部材20および先
端アーム回動用連結部材22を有する。本体支持部材1
2は、製壜ラインに平行に設置される構造部材としての
ガイドレールR(図5に示す)にこの塗布装置10を摺
動可能に取り付けるためのもので、回動軸側支持部材2
8と構造部材側支持部材29とからなる。回動軸側支持
部材28は、ボルト31を用いるねじの噛み合いにより
構造部材側支持部材29と係合していて、構造部材側支
持部材29に対し上下動可能にされている。また構造部
材側支持部材29の下部には前記ガイドレールRの溝に
係合する係合突部24を有する。
【0008】主アーム14は、所定の長さからなる。こ
の主アーム14は、基部に挿通固着された第1回動軸2
6が本体支持部材の回動軸側支持部材28に挿通され
て、前記本体支持部材12に回動可能に軸着されてい
る。前記第1回動軸26の下端は、本体支持部材12に
固定された駆動モータ30の回動駆動軸に連結されてい
て、前記駆動モータ30の作動により主アーム14が回
動するようになっている。
【0009】第1回動軸26の上下には、主アーム用固
定プーリー32と先端アーム用固定プーリー34が設け
られている。前記プーリー32,34は、本体支持部材
12に対して固定された状態にあって、前記主アーム1
4とは一緒に回動しないようになっている。
【0010】また前記主アーム14の先端には前記第1
回動軸26と平行に貫通孔36が形成され、その貫通孔
36に第2回動軸38が上下を貫通孔36から突出させ
て回動可能に挿通されている。そしてその第2回動軸3
8の下部に先端アーム用第1プーリー40、第2回動軸
38上部に、中間アーム用プーリー42、中間アーム1
6の基部、先端アーム用第2プーリー44が挿通されて
いる。
【0011】第2回動軸38下部の先端アーム用第1プ
ーリー40は、第2回動軸38に固着されていて、該第
2回動軸38と一緒に回動する。その先端アーム用第1
プーリー40は、前記主アーム14基部下方の先端アー
ム用固定プーリー34および第2回動軸38上部に固着
された先端アーム用第2プーリー44と同一の外径から
なり、前記先端アーム用固定プーリー34との間に先端
アーム用第1ベルト46が掛けられている。この第1ベ
ルト46と後記する第2ベルト50が先端アーム回動用
連結部材22を構成する。
【0012】第2回動軸38上部の中間アーム用プーリ
ー42は中間アーム16基部の底面に固着していて、第
2回動軸38に対しては回動自在になっている。またこ
のプーリー42は、前記主アーム14基部上方の中間ア
ーム用固定プーリー32の半分の外径からなるもので、
前記中間アーム用固定プーリー32との間に中間アーム
用ベルト52が中間アーム回動用連結部材20として掛
けられている。
【0013】また第2回動軸38上部の先端アーム用第
2プーリー44は、第2回動軸38に固着していて第2
回動軸38と一体になって回動し、中間アーム16に対
しては自由になっている。
【0014】中間アーム16は、前記主アーム14と同
一の長さからなり、その基部が前記第2回動軸38によ
り主アーム14先端に回動可能に軸着されている。なお
この中間アーム16は第2回動軸38に固着されてな
く、第2回動軸38に対して自由になっている。
【0015】また中間アーム16の先端には、先端アー
ム用第3プーリー48と先端アーム18の基部が回動可
能に軸着されている。先端アーム用第3プーリー48
は、先端アーム18基部の下面に固着されていて、先端
アーム18と一体に回動する。その先端アーム用第3プ
ーリー48は、前記中間アーム16基部上部の第2プー
リー44と同一の外径からなり、前記第2プーリー44
との間に先端アーム用第2ベルト50が掛けられてい
る。
【0016】先端アーム18は所定の長さからなり、先
端に塗布用ノズル54を有する。塗布用ノズル54は、
図示しない離型剤噴霧装置に通じている。
【0017】次にこの塗布装置10の作動について説明
する。図2は塗布用ノズル54が前進した状態を示す平
面図、図3は主アーム14が回動して塗布用ノズル54
が後退した状態を示す平面図である。塗布装置10は、
主アーム14、中間アーム16、先端アーム18が一直
線にある時に塗布用ノズル54が最前進状態となる。
【0018】前記塗布用ノズル54の最前進状態から、
駆動モータ30が作動すると、まず駆動モータ30の回
動駆動軸に連結した第1回動軸26を介して主アーム1
4が、主アーム14先端に軸着された中間アーム16と
ともに、本体支持部材12に対してたとえば図3のよう
に左向きに回動する。
【0019】このとき、第1回動軸26上部の中間アー
ム用固定プーリー32は本体支持部材12に対して固定
されているため、回動することなくそのままの状態とさ
れる。その結果中間アーム用固定プーリー32は、主ア
ーム14に対しては、主アーム14の回動角度に相当す
る角度(仮想回動角)だけ反対方向に回動したことにな
る。したがって、前記中間アーム用固定プーリー32と
中間アーム16基部の中間アーム用プーリー42との間
に掛けられた中間アーム用ベルト52は、前記中間アー
ム用固定プーリー32の仮想回動角の円周分だけ固定プ
ーリー32の仮想回動方向、すなわち主アーム14の回
動方向とは反対方向に進行することになる。そのため、
前記中間アーム用プーリー42が主アーム14の回動方
向とは反対方向に回動し、その中間アーム用プーリー4
2に固着した中間アーム16が主アーム14と反対方向
に回動する。しかも、中間アーム用プーリー42の外径
が中間アーム用固定プーリー32の外径の半分からなる
ため、中間アーム16の回動角は回動アーム12の回動
角の2倍になり、かつ中間アーム14と回動アーム16
の長さが同一のため、中間アーム16の先端は、常に同
一直線上を移動することになる。
【0020】一方、第1回動軸26下部に設けられた先
端アーム用固定プーリー34と、主アーム14先端(中
間アーム16基部)の第2回動軸38下部に固着された
先端アーム用第1プーリー40とその両プーリーに掛け
られた先端アーム用第1ベルト46も、前記中間アーム
回動用連結部材20等と同様の作動をする。そのため、
第2回動軸38上部に固着した先端アーム用第2プーリ
ー44が前記主アーム14の回動方向とは反対方向に回
動する。
【0021】そして、前記第2回動軸38上部の先端ア
ーム用第2プーリー44に掛けられた先端アーム用第2
ベルト50を介して、先端アーム18基部の先端アーム
用第3プーリー48およびその第3プーリー48に固着
した先端アーム18が、前記第2回動軸38の回動と同
一方向、すなわち主アーム14の回動方向とは反対方向
に回動する。その際、先端アーム用固定プーリー34、
第1プーリー40、第2プーリー44、第3プーリー4
8の外径が全て同一からなるため、先端アーム18の回
動は、主アーム14の回動と同一角度であって反対方向
となる。その結果、先端アーム18は、常に主アーム1
4の回動を相殺して、常に一定の前方を向くことにな
る。しかも、前記のように中間アーム16先端が直線上
を往復動するため、先端アーム18およびその先端アー
ム18に設けられた塗布用ノズル54が、常に前方を向
いたまま直線的に前後進することになる。
【0022】なお、前記実施例においては先端アーム1
8が常に一定の前方のみを向くようにした例であるが、
前記先端アーム用固定プーリー34を、別の回動駆動モ
ータ等に連結して離型剤塗布時以外の必要時に先端アー
ム用固定プーリー34を回動させるようにしてもよい。
そのようにすれば、離型剤塗布終了時等の際に図4のよ
うに先端アーム18を作業者等の邪魔にならない位置に
回動させることもできる。
【0023】また前記実施例においては、中間アーム回
動用連結部材20および先端アーム回動用連結部材22
としてベルトを用いたが、ベルトに代えて歯車とチェー
ン、歯車の連続、あるいは連結棒のリンク等でもよい。
【0024】このようにしてなる塗布装置10は、図5
に示すように製壜ラインに平行に設置した構造部材とし
てのガイドレールRに、前記本体支持部材12が摺動可
能に取り付けられる。ガイドレールRは、粗型kが配置
されたセクションフレームFの手前に、該セクションフ
レームFと平行に配置される。そのガイドレールRの側
面には、塗布装置10の本体支持部材12下部にある係
合突部24と係合する溝がガイドレールRの長手方向に
形成されている。また前記ガイドレールR側面の溝に
は、前記本体支持部材12の係合突部24と係合するベ
ルトが、駆動装置MによりガイドレールRの両端間を進
行するようにして設けられ、そのベルトの進行により塗
布装置10がガイドレールR上を摺動するようになって
いる。なおKは仕上げ型を示す。
【0025】ガイドレールRに取り付けられた塗布装置
10は、ガイドレールRを摺動しながら前記のように回
動駆動モータの作動により塗布用ノズル54が前後進し
て粗型kの型面に離型剤を塗布する。その際、塗布用ノ
ズルを一定の前方に向けて所定位置に停止できるため迅
速、かつ同一条件で離型剤の塗布を行うことができる。
また前記回動軸側支持部材28を構造部材側支持部材2
9に対して上下動させることにより、塗布用ノズル54
の上下位置を決めることもできる。さらに、離型剤塗布
終了後、あるいはセクションフレームFとガイドレール
R間を作業者が通る等の際には、主アーム14を回動さ
せて中間アーム16に重ねることにより邪魔にならない
ようにすることもできる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、前記のような構成からな
り、塗布用ノズルを常に所定位置に移動させて離型剤を
塗布することができる。そのため、壜等の製造ラインに
おいて型面への離型剤塗布を迅速かつ一定条件で行うこ
とができ、塗布不良を生じることがない。また、製造ラ
インごとに型の位置が異なる場合でも塗布用ノズルを前
後させてノズルの位置を調整できるため、一つの塗布装
置で対応することもできる。しかも、製造ラインにおい
て型上部に大なる空間を必要とすることもなく、さらに
多関節ロボットのように装置が重くなったり、高価にな
ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる塗布装置の側面図
である。
【図2】同実施例における塗布装置の平面図である。
【図3】同実施例における塗布装置の作動を示す平面図
である。
【図4】本発明の他の実施例にかかる塗布装置の作動を
示す平面図である。
【図5】本発明の塗布装置の使用状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10 塗布装置 12 本体支持部材 14 主アーム 16 中間アーム 18 先端アーム 20 中間アーム回動用連結部材 22 先端アーム回動用連結部材 54 塗布用ノズル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス容器製造装置に平行に設置される
    構造部材上を平行移動する本体支持部材と、前記本体支
    持部材に支持されて駆動装置により回動する回動軸と、
    前記回動軸に固定された回動アームと、前記回動アーム
    先端に固定された離型剤塗布用ノズルとを有し、前記本
    体支持部材の平行移動と回動アームの回動により、前記
    離型剤塗布用ノズルがガラス容器製造装置に対して平行
    および前後方向自在に移動するようにしたことを特徴と
    するガラス容器製造装置の離型剤塗布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、回動アームが回動軸
    によって複数連結されたことを特徴とするガラス容器製
    造装置の離型剤塗布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、回動軸を支
    持する本体支持部材が回動軸側支持部材と構造部材側支
    持部材とで構成され、前記回動軸側支持部材が構造部材
    側支持部材に対して上下動可能にされて、離型剤塗布用
    ノズルがガラス容器製造装置に対して平行、前後および
    上下方向自在に移動するようにしたことを特徴とするガ
    ラス容器製造装置の離型剤塗布装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    回動軸間がベルト等の連結部材で連結されて離型剤塗布
    用ノズルの姿勢保持が可能とされたことを特徴とするガ
    ラス容器製造装置の離型剤塗布装置。
JP12566992A 1992-04-17 1992-04-17 ガラス容器製造装置の離型剤塗布装置 Pending JPH05294665A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200051817A (ko) * 2017-09-29 2020-05-13 니혼 야마무라가라스 가부시키가이샤 유리병 마무리 성형용 금형으로의 이형제 도포 장치, 유리병 마무리 성형용 금형으로의 이형제 도포 방법, 유리병 제조 장치, 및 유리병 제조 방법
US10654743B2 (en) 2018-02-19 2020-05-19 Owens-Brockway Glass Container Inc. Burner head actuator for lubricating glassware molds of a glassware forming machine

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