JPH05294217A - 航空機用車輪止め - Google Patents
航空機用車輪止めInfo
- Publication number
- JPH05294217A JPH05294217A JP10295592A JP10295592A JPH05294217A JP H05294217 A JPH05294217 A JP H05294217A JP 10295592 A JP10295592 A JP 10295592A JP 10295592 A JP10295592 A JP 10295592A JP H05294217 A JPH05294217 A JP H05294217A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aircraft
- wheel
- scotch
- block
- air cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 航空機の駐機時やエンジンアイドル運転時の
車輪の固定、および機体発進時の車輪開放を容易化する
こと。 【構成】 従来の木製車輪止めのように整備員が車輪止
めを外すのではなく、遠隔操作によりエアーシリンダー
（５）を作動させ、オーバーセンターリンク（３ａ），
（３ｂ）を介して車輪止め板（４）を前方に倒し、車輪
止め板（４）の上を航空機の車輪（１）を通過させる。
また、航空機を固定する時は、車輪止め板（４）をオー
バーセンターリンク（３ａ），（３ｂ）で固定する。
車輪の固定、および機体発進時の車輪開放を容易化する
こと。 【構成】 従来の木製車輪止めのように整備員が車輪止
めを外すのではなく、遠隔操作によりエアーシリンダー
（５）を作動させ、オーバーセンターリンク（３ａ），
（３ｂ）を介して車輪止め板（４）を前方に倒し、車輪
止め板（４）の上を航空機の車輪（１）を通過させる。
また、航空機を固定する時は、車輪止め板（４）をオー
バーセンターリンク（３ａ），（３ｂ）で固定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機の駐機時やエン
ジンアイドル運転時の車輪の固定および機体発進時の車
輪開放を容易化する装置に関する。
ジンアイドル運転時の車輪の固定および機体発進時の車
輪開放を容易化する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の航空機用車輪止めの一例を
示す斜視図である。従来は図５に例示される形状の木製
の車輪止め（１０）を車輪（１）の前後に設置してい
た。そしてこの車輪止め（１０）を外す際には、左右の
車輪（１）にそれぞれ１人ずつの作業員（整備員）を配
置し、車輪止め（１０）を綱等で側方に引張って外して
いた。
示す斜視図である。従来は図５に例示される形状の木製
の車輪止め（１０）を車輪（１）の前後に設置してい
た。そしてこの車輪止め（１０）を外す際には、左右の
車輪（１）にそれぞれ１人ずつの作業員（整備員）を配
置し、車輪止め（１０）を綱等で側方に引張って外して
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の車輪止めに
は次のような解決すべき課題があった。 １） 前方の車輪止めには、エンジン運転中アイドルス
ラスト荷重がかかっているため、航空機発進時にこれを
外すのが、容易でなく、また車輪止めが跳ねる危険であ
った。 ２） エンジン運転中に車輪止めが外れて、航空機が暴
走する恐れがあった。
は次のような解決すべき課題があった。 １） 前方の車輪止めには、エンジン運転中アイドルス
ラスト荷重がかかっているため、航空機発進時にこれを
外すのが、容易でなく、また車輪止めが跳ねる危険であ
った。 ２） エンジン運転中に車輪止めが外れて、航空機が暴
走する恐れがあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の課
題を解決するために、地上に置かれる板状の本体と、水
平なヒンジによって上記本体に取付けられた車止め板
と、上記車止め板を水平ないし任意の傾斜角に固定でき
るエアーシリンダーおよびオーバーセンターリンクと、
上記エアーシリンダーに圧力空気を供給する手段とを具
えたことを特徴とする航空機用車輪止めを提案するもの
である。
題を解決するために、地上に置かれる板状の本体と、水
平なヒンジによって上記本体に取付けられた車止め板
と、上記車止め板を水平ないし任意の傾斜角に固定でき
るエアーシリンダーおよびオーバーセンターリンクと、
上記エアーシリンダーに圧力空気を供給する手段とを具
えたことを特徴とする航空機用車輪止めを提案するもの
である。
【０００５】
【作用】航空機固定時には、エアーシリンダーによりリ
ンクをオーバーセンターさせ、車輪止め板を確実に固定
して前方に倒れるのを防ぐ。これにより、エンジンアイ
ドル運転時に航空機が暴走するのを防止する。
ンクをオーバーセンターさせ、車輪止め板を確実に固定
して前方に倒れるのを防ぐ。これにより、エンジンアイ
ドル運転時に航空機が暴走するのを防止する。
【０００６】航空機の発進時には、遠隔操作によりエア
ーシリンダーを作動させ、オーバーセンターリンクを介
して車輪前方の車輪止め板を前方に倒し、車輪を開放、
通過される。
ーシリンダーを作動させ、オーバーセンターリンクを介
して車輪前方の車輪止め板を前方に倒し、車輪を開放、
通過される。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示す側面図、図２
は同じく平面図、図３は同じく作用を説明するための図
である。図４はこの実施例に用いられる空気回路を示す
系統図である。
は同じく平面図、図３は同じく作用を説明するための図
である。図４はこの実施例に用いられる空気回路を示す
系統図である。
【０００８】航空機の車輪（１）は車輪止め板（４）お
よび後部車輪止め（固定式）（７）により固定される。
図１，図２および図３（ａ）は、エアーシリンダー
（５）が伸長しヒンジ（６）を支点に車輪止め板（４）
を、リンク（３ａ），（３ｂ）を介して作動させ、航空
機の車輪（１）を固定した状態を示す。リンク（３
ａ），（３ｂ）はオーバーセンターしているため、空圧
源を取り除いても車輪止め板（４）が不時に前方へ倒れ
て車輪（１）を開放する事態は防止される。
よび後部車輪止め（固定式）（７）により固定される。
図１，図２および図３（ａ）は、エアーシリンダー
（５）が伸長しヒンジ（６）を支点に車輪止め板（４）
を、リンク（３ａ），（３ｂ）を介して作動させ、航空
機の車輪（１）を固定した状態を示す。リンク（３
ａ），（３ｂ）はオーバーセンターしているため、空圧
源を取り除いても車輪止め板（４）が不時に前方へ倒れ
て車輪（１）を開放する事態は防止される。
【０００９】航空機の発進時は、操作盤（９）の切換弁
（８）を、降側に操作することにより、図３（ｂ）に示
されるように、エアーシリンダー（５）が収縮側に作動
し、リンク（３ａ），（３ｂ）のオーバーセンターが外
れる。そうすると、リンク（３ａ），（３ｂ）が後方に
引かれ、ヒンジ（６）を支点にして車輪止め板（４）が
前方に倒れ、車輪（１）が開放される。前方に倒れた車
輪止め板（４）は、車輪止め本体（２）に埋り、床面を
平にして車輪（１）の通過を容易にする。
（８）を、降側に操作することにより、図３（ｂ）に示
されるように、エアーシリンダー（５）が収縮側に作動
し、リンク（３ａ），（３ｂ）のオーバーセンターが外
れる。そうすると、リンク（３ａ），（３ｂ）が後方に
引かれ、ヒンジ（６）を支点にして車輪止め板（４）が
前方に倒れ、車輪（１）が開放される。前方に倒れた車
輪止め板（４）は、車輪止め本体（２）に埋り、床面を
平にして車輪（１）の通過を容易にする。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば次の効果が得られる。 １） 航空機の車輪開放の容易化 従来左右の主車輪に取付けられた木製の車輪止めを２人
の整備員が航空機発進前に取外していたのに対し、本発
明では遠隔操作により左右同時に取外しが可能である。 ２） 航空機車輪固定の確実化 車輪止めが不時に外れて航空機が暴走する事故を防止で
きる。
の整備員が航空機発進前に取外していたのに対し、本発
明では遠隔操作により左右同時に取外しが可能である。 ２） 航空機車輪固定の確実化 車輪止めが不時に外れて航空機が暴走する事故を防止で
きる。
【図１】図１は本発明の一実施例を示す側面図である。
【図２】図２は図１の平面図である。
【図３】図３は上記実施例の作用を説明するための図で
ある。
ある。
【図４】図４は上記実施例に用いられる空気回路を示す
図である。
図である。
【図５】図５は従来の航空機用車輪止めの一例を示す斜
視図である。
視図である。
（１） 車輪 （２） 車輪止め本体 （３ａ），（３ｂ） リンク （４） 車輪止め板 （５） エアーシリンダー （６） ヒンジ （７） 後部車輪止め （８） 切換弁 （９） 操作盤 （１０） 車輪止め
Claims (1)
- 【請求項１】 地上に置かれる板状の本体と、水平なヒ
ンジによって上記本体に取付けられた車止め板と、上記
車止め板を水平ないし任意の傾斜角に固定できるエアー
シリンダーおよびオーバーセンターリンクと、上記エア
ーシリンダーに圧力空気を供給する手段とを具えたこと
を特徴とする航空機用車輪止め。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10295592A JPH05294217A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 航空機用車輪止め |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10295592A JPH05294217A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 航空機用車輪止め |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05294217A true JPH05294217A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14341228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10295592A Withdrawn JPH05294217A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 航空機用車輪止め |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05294217A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0960844A1 (fr) * | 1998-05-26 | 1999-12-01 | Glomot-Penot Systemes | Cale autonome et automatique d'immobilisation de véhicules et dispositif modulaire d'immobilisation utilisant ces cales |
| CN103085838A (zh) * | 2013-03-04 | 2013-05-08 | 杨云志 | 可调无钉轮挡 |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP10295592A patent/JPH05294217A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0960844A1 (fr) * | 1998-05-26 | 1999-12-01 | Glomot-Penot Systemes | Cale autonome et automatique d'immobilisation de véhicules et dispositif modulaire d'immobilisation utilisant ces cales |
| FR2779137A1 (fr) * | 1998-05-26 | 1999-12-03 | Glomot Penot Systemes | Cale autonome et automatique d'immobilisation de vehicules et dispositif modulaire d'immobilisation utilisant ces cales |
| CN103085838A (zh) * | 2013-03-04 | 2013-05-08 | 杨云志 | 可调无钉轮挡 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |