JP2001324408A - スケータの制動停止装置、及びその装置分割体 - Google Patents

スケータの制動停止装置、及びその装置分割体

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JP2001324408A
JP2001324408A JP2000145966A JP2000145966A JP2001324408A JP 2001324408 A JP2001324408 A JP 2001324408A JP 2000145966 A JP2000145966 A JP 2000145966A JP 2000145966 A JP2000145966 A JP 2000145966A JP 2001324408 A JP2001324408 A JP 2001324408A
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rail
brake
skater
braking
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Kazuhisa Hatano
量久 羽田野
Osamu Natsume
治 夏目
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガイドレールに、スケータの制動停止装置を装
着させる作業が、簡単にできるようにすることである。 【解決手段】下側パッドユニットU2 における前後方向
の両端部に、装置全体を支持するための2組の走行ロー
ラ7を取付け、締付ボルト5が締め付けられて上下の各
ブレーキパッド11,12がガイドレールGのレール部
2を挟持しているときには、前記走行ローラ7をレール
部2から離間させ、締付ボルト5が緩められて上下の各
ブレーキパッド11,12がガイドレールGのレール部
2から離れているときには、前記走行ローラ7をレール
部2の上面2aに当接して接地させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上面開口の両端の
フランジ部がレール部となったガイドレールの終端部に
装着され、牽引及び連結の各ワイヤとの連結が解除され
たスケータを衝突させて制動停止させる装置、及びその
装置分割体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を説明するに当たり、本発明
の図面を援用する。図22に示されるように、車両衝突
試験装置は、自動車等のテスト車両Mを自走状態で衝突
壁51に衝突、或いは接触させて、その損壊状況を試験
するためのものである。車両衝突試験装置では、前記テ
スト車両MをガイドレールGに装着された2台のスケー
タS,52により直進するように誘導しながら、牽引用
ワイヤロープW1 で牽引走行させる。そして、前記テス
ト車両Mが所定の速度に達した時点で、前記各スケータ
S,52とテスト車両Mとをクランプしている連結用ワ
イヤロープW2 を、ストライカ53,54によって切り
離し、該テスト車両Mを自走状態で衝突壁51に衝突さ
せる。前側のスケータSにクランプされている牽引用ワ
イヤロープW1 は、各スケータS,52とテスト車両M
とをクランプしている連結用ワイヤロープW2 が切り離
された後、別のストライカ(図示せず)によって切り離
され、各スケータS,52は、制動停止装置A’に衝突
して停止される。
【0003】この制動停止装置A’は、図5に示される
ように、上下の各ブレーキパッド11,12が、ガイド
レールGのレール部2を上下から挟み込んで押圧するこ
とにより、所定のブレーキ力がかけられた状態で装着さ
れる。そして、該制動停止装置A’に、スケータSを衝
突させて、上下の各ブレーキパッド11,12とガイド
レールGのレール部2との間に生じるすべり摩擦抵抗に
抗して前記制動停止装置A’をスケータSと一体に移動
させることにより、該スケータSの運動エネルギーを吸
収させて停止させる。
【0004】この制動停止装置A’は、図20及び図2
1に示されるように、ガイドレールGの終端部、即ち、
テスト車両Mの衝突位置の近傍に装着される。上記した
ように、この制動停止装置A’は、上下の各ブレーキパ
ッド11,12が、ガイドレールGのレール部2を上下
から挟み込んで装着される。このため、ガイドレールG
の終端部において、該制動停止装置A’をガイドレール
Gの開口部Vに挿入させることによって、該装置A’を
その場で装着させることはできない。また、前記テスト
車両Mの衝突位置は、通常、コンクリートのピットカバ
ー(図示せず)で覆われているため、該制動停止装置
A’をガイドレールGの終端部から装着することは困難
である。更に、ピットの施工時であって、前記ピットカ
バーが取付けられていない状態であっても、ガイドレー
ルGの上面(テスト車両Mの走行面)からピットの床面
までの深さが深く(約7m)、重量物である制動停止装
置A’を持ち上げる作業を的確に行うことは困難であ
る。このため、該制動停止装置A’を、ガイドレールG
の始端部(テスト車両Mの走行開始位置)で装着し、終
端部まで移動せざるを得ない。この移動距離は、約13
0mである。このとき、該制動停止装置A’は、上下の
各パッドユニットU1,U2 を締め付けている締付ボルト
5が緩められて、下側ブレーキパッド12がレール部2
の下面2bから離された状態で、ガイドレールGのレー
ル部2の上面2aを滑りながら移動される。この制動停
止装置A’は重量物であるため、上側ブレーキパッド1
1とガイドレールGの上面2aとの間に生じるすべり摩
擦抵抗は極めて大きくなり、制動停止装置A’を長距離
に亘って移動させる作業は重労働である。なお、図20
において、55は、ファイナルストッパである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、スケータの制動停止装置を、ガイドレール
の長手方向に沿って移動させるための作業が簡単にでき
るようにすること、或いは、前記制動停止装置を移動さ
せることなく、該装置を、その場で簡単に装着できるよ
うにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1発明は、上面開口の両端のフランジ部がレール部
となったガイドレールの終端部に装着され、牽引及び連
結の各ワイヤとの連結が解除されたスケータを衝突させ
て、制動停止させる装置であって、締付ボルトを介して
接近・離間可能に連結されて、前記ガイドレールのレー
ル部を上下から挟持するブレーキパッドが、それぞれの
対向面に取付けられた上下の各パッドユニットと、前記
各パッドユニットの非作用時において、それらの離間状
態を維持させるための離間状態維持手段と、前記各パッ
ドユニットのいずれか一方の前後に装着されて、それら
のブレーキパッドの双方がレール部から離れた状態にお
いて、装置全体をレール部に支持して走行させるための
走行ローラとを備えていることを特徴としている。
【0007】第2発明は、上面開口の両端のフランジ部
がレール部となったガイドレールの終端部に装着され、
牽引及び連結の各ワイヤとの連結が解除されたスケータ
を衝突させて、制動停止させる装置であって、装置全体
は、ガイドレールの長手方向に沿って複数に分割され
て、各装置分割体には、前記ガイドレールのレール部を
上下から挟むために、その対向面にそれぞれブレーキパ
ッドが取付けられた上下の各パッドユニットが設けら
れ、しかも、前記各装置分割体の下側のパッドユニット
は、装着姿勢から90°位相をずらした状態において、
ガイドレールの上面開口に対して挿入可能な寸法構成に
なっていることを特徴としている。
【0008】第1発明(請求項1に記載の発明)の制動
停止装置は、締付ボルトを緩めて、上下の各パッドユニ
ットを離間させた非作用状態においては、前記各パッド
ユニットは、離間状態維持手段によって、それらの離間
状態が維持されて、前記締付ボルトにより互いに連結さ
れている。このため、離間状態の各パッドユニットは、
その対向面に取付けられた各ブレーキパッドがガイドレ
ールのレール部の上下の各面にいずれも非接触な状態
で、各パッドユニットのいずれか一方の前後に装着され
た走行ローラによって、装置全体が前記レール部に支持
可能となる。よって、ガイドレールに装着されている制
動停止装置を、その長手方向に沿って移動させる場合に
おいて、レール部に対する上下の各ブレーキパッドの摺
動がなくなって、装置全体を前後の走行ローラで支持し
た状態で、ガイドレールに沿って移動できるため、装置
の移動に要する牽引力、或いは押し力は小さくて済む。
【0009】前記走行ローラは、下側のパッドユニット
に一体に取付けられていて、しかも、上下の各パッドユ
ニットの離間と連動して下降して、レール部の上面に当
接して接地される場合、装置の作用状態においては、各
走行ローラは、レール部の上面との間に所定間隔をおい
て配置されている。よって、この作用状態では、締付ボ
ルトを緩めると、上側のパッドユニットがレール部の上
面に支持されたままで、下側のパッドユニットのみがレ
ール部に対して下降される。そして、上下の各パッドユ
ニットは、離間状態維持手段によってその離間状態が維
持されたまま徐々に離間されるため、前記走行ローラ
は、下側のパッドユニットの下降と一体となって下降し
て、レール部の上面に当接される。これ以後、下側のパ
ッドユニットは、レール部に支持されて下降不能とな
る。そして、上側のパッドユニットがレール部に対して
上昇される。これにより、上下の各パッドユニットの各
ブレーキパッドが、レール部の上下の各面に対して非接
触の状態となり、前後の走行ローラによって装置全体が
ガイドレールのレール部に支持される。このように、走
行ローラは、上下の各パッドユニットの離間と連動して
下降されるため、作業が簡単である。上下の各パッドユ
ニットを離間させるためには、締付ボルトを操作するだ
けで済み、その操作性は極めて良好である。
【0010】前記離間状態維持手段は、上下の各パッド
ユニットの間に弾装された圧縮ばねである場合、締付ボ
ルトを緩めるだけで、上下の各パッドユニットは、前記
圧縮ばねの弾性復元力により、強制的に離間され、しか
も、その離間状態が維持される。このため、装置全体を
走行ローラによってガイドレールのレール部に支持させ
る操作が更に容易になる。
【0011】第2発明(請求項4又は5に記載の発明)
の制動停止装置は、ガイドレールの長手方向に沿って複
数に分割された各装置分割体から構成されている。同じ
く、各装置分割体は、それぞれの下側のパッドユニット
が、ガイドレールの上面開口に挿入され、その位相を9
0°ずらすことによって装着される。このため、各装置
分割体をガイドレールに対して簡単に着脱できる。この
結果、ガイドレールにおけるいかなる位置であっても、
その場で制動停止装置を装着させることができ、制動停
止装置をガイドレールの始端部から終端部まで走行させ
る作業が不要である。また、制動停止装置のブレーキ力
を、広い範囲で自在に調整可能である。このため、テス
ト車両の走行速度を変化させて衝突試験を行う場合(テ
スト車両の衝突力が異なる場合)であっても、迅速に対
応することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げて本発明を
更に詳細に説明する。最初に、本発明の制動停止装置A
1,A2 が装着されるガイドレールGについて説明する。
図4に示されるように、このガイドレールGは、溝形鋼
から成る一対のガイドレール単体1が、所定の間隔をお
いて相対向して装着されたものである。各ガイドレール
単体1における上面のフランジ部はレール部2となって
いて、レール部2どうしの間には、前記ガイドレールG
の長手方向に沿って一定間隔の開口部Vが設けられてい
る。そして、図20及び図21に示されるように、前記
ガイドレールGの内側には、テスト車両Mを牽引するた
めの無端状の牽引用ワイヤロープW1 が配置されてい
る。前記スケータSは、そのガイドローラ3が、ガイド
レールGのレール部2にガイドされた状態で、その開口
部Vに装着される。そして、前記ワイヤロープW1 に牽
引されて、ガイドレールGの長手方向に沿って直進走行
される。また、前記テスト車両Mは、各連結用ワイヤロ
ープW2 によって、スケータSに連結されている。な
お、図4において、4は、テスト車両Mを走行させるた
めの走行面である。
【0013】第1発明の実施例の制動停止装置A1 につ
いて説明する。図1は第1発明の制動停止装置A1 の全
体斜視図、図2は同じく平面図、図3は同じく正面図、
図4は同じく側面図、図5は図3のX−X線断面図であ
る。図1ないし図5に示されるように、本実施例の制動
停止装置A1 は、上下の各パッドユニットU1,U2 を連
結させて締め付けるための締付ボルト5と、前記各パッ
ドユニットU1,U2 がレール部2から離間されていると
きに、それらの離間状態を維持させるための圧縮ばね6
と、前記下側パッドユニットU2 に取付けられ、上記し
た各部材をガイドレールGのレール部2に支持して走行
させるための走行ローラ7とから構成されている。上下
の各パッドユニットU1,U2 は、ガイドレールGのレー
ル部2に対して、接近・離間可能である。前記上下の各
パッドユニットU1,U2 において、それらを構成する各
ブレーキパッド取付板8,9におけるガイドレールGの
幅方向の両側には、それぞれ一対のブレーキパッド1
1,12が相対向して取付けられていて、上下の各ブレ
ーキパッド11,12がレール部2の上面2aと下面2
bを挟持する。本実施例の場合、一対のブレーキパッド
11,12は、ガイドレールGの長手方向に沿って一定
の間隔をおいて4組ずつ取付けられている。
【0014】最初に、上側パッドユニットU1 について
説明する。上側パッドユニットU1を構成する上側ブレ
ーキパッド取付板8は、ブレーキ力の調整が容易にでき
るように、ガイドレールGの長手方向に2枚に分割され
ている。各上側ブレーキパッド取付板8は略方形状のプ
レートであり、それらの下面に取付けられた一対の上側
ブレーキパッド11の間には、締付ボルト5を挿通させ
るための上側挿通孔8aが、2個ずつ設けられている
(図5参照)。前記上側挿通孔8aは、締付ボルト5と
上下の各ブレーキパッド11,12が干渉しないよう
に、ガイドレールGの幅方向のほぼ中央部に設けられて
いる。
【0015】次に、下側パッドユニットU2 について説
明する。下側パッドユニットU2 を構成する下側ブレー
キパッド取付板9は、平面視において略長方形状のプレ
ートである。その上面には、上記した2枚の上側ブレー
キパッド取付板8に取付けられた各対の上側ブレーキパ
ッド11に対応する下側ブレーキパッド12が設けられ
ていると共に、上側挿通孔8aに対応する下側挿通孔9
aが設けられている。ガイドレールGのレール部2の下
面2bは僅かに傾斜しているため、各対の下側ブレーキ
パッド12は、前記レール部2の下面2bの傾斜面に対
応して傾斜状態で取付けられている。このため、各対の
下側ブレーキパッド12は、それらの全面がレール部2
の下面2bに当接される。また、前記下側ブレーキパッ
ド取付板9の上面には、その長手方向に沿って2本の起
立板13が平行に立設されていて、それらの長手方向
(前後方向)の両端部の上面には、ガイドレールGの幅
方向に水平にして各プレート14が固着されている。こ
れらのプレート14の上面には、各支持ブラケット15
が取付けられている。各支持ブラケット15の左右方向
(ガイドレールGの幅方向)の両端部には、一対の走行
ローラ7が回転自在にして取付けられている。そして、
それらの軸心CL1 は、ガイドレールGの幅方向に沿っ
ている。前記一対の走行ローラ7は、下側ブレーキパッ
ド取付板9の前端部、及び後端部にそれぞれ1組ずつ取
付けられている。
【0016】下側ブレーキパッド取付板9の下面で、各
下側挿通孔9aの部分には、それぞれ六角ナット16が
取付けられている。更に、各挿通孔9aの近傍の両側に
は、前記六角ナット16が回転することを防止するため
の一対の回り止め板17が固着されている。このため、
各六角ナット16は、一対の回り止め板17の間に回転
不能にして取付けられている。下側ブレーキパッド取付
板9における長手方向の両端面には、スケータSが衝突
されたときにその衝突力を受圧するための受圧プレート
18が、それぞれ垂直に固着されていて、一方側の受圧
プレート18には、スケータSを衝突させたときに緩衝
材として作用するハニカム材19が取付けられている。
【0017】上記した上下の各パッドユニットU1,U2
は、上下の各ブレーキパッド取付板8,9の挿通孔8a,
9a に上方から挿通された各締付ボルト5が、対応する
六角ナット16に螺合されることによって一体に連結さ
れる。各六角ナット16は、一対の回り止め板17によ
り回転不能であるため、各締付ボルト5を締め込むと、
上下の各ブレーキパッド11,12が相互に接近され、
ガイドレールGのレール部2の上面2aと下面2bとを
押圧する。そして、上下の各ブレーキパッド取付板8,
9の間で、各締付ボルト5の外周面には、それぞれ圧縮
ばね6が弾装されている。このため、上記した各締付ボ
ルト5は、それぞれの圧縮ばね6の弾性復元力に抗して
締め込まれる。この圧縮ばね6は、各締付ボルト5が緩
められて各ブレーキパッド11,12がレール部2から
離間されているとき(上下の各パッドユニットU1,U2
の非作用時)に、上下の各ブレーキパッド11,12の
離間状態を維持させるという機能を有している。
【0018】次に、第1発明の制動停止装置A1 の作用
について説明する。この制動停止装置A1 は、ガイドレ
ールGの始端部(テスト車両Mの走行開始位置)に装着
される。即ち、図6に示されるように、上下の各パッド
ユニットU1,U2 を連結する4本の締付ボルト5がすべ
て緩められた状態で、制動停止装置A1 がガイドレール
Gのレール部2に装着される。このとき、前後の2組の
走行ローラ7は、レール部2の上面2aに当接して接地
されていて、上下の各パッドユニットU1,U2の重量
は、各走行ローラ7によって支持される。また、2枚の
上側ブレーキパッド取付板8は、各圧縮ばね6の弾性復
元力により、上方に持ち上げられていて、それらの離間
状態が維持されている。このため、ガイドレールGのレ
ール部2の上面2aと上側ブレーキパッド11との間に
は、高さH1 の隙間e1 が形成されていると共に、レー
ル部2の下面2bと下側ブレーキパッド12との間に
は、高さH2 の隙間e2 が形成されている。
【0019】この状態(上下の各パッドユニットU1,U
2 の非作用状態)で、制動停止装置A1 がガイドレール
Gの長手方向に沿って移動される。重量物である上下の
各パッドユニットU1,U2 は、2組の走行ローラ7に支
持された状態で走行される。各走行ローラ7によるころ
がり摩擦抵抗は極めて小さいため、作業者は、僅かな力
で制動停止装置A1 を移動させることができる。このよ
うにして、制動停止装置A1 がガイドレールGの終端部
(テスト車両Mの衝突位置の近傍)まで移動される。こ
こで、各圧縮ばね6の弾性復元力に抗して各締付ボルト
5を締め込むと、上下の各パッドユニットU1,U2 が相
互に接近される。即ち、2枚の上側ブレーキパッド取付
板8が下降されると共に、下側ブレーキパッド取付板9
が上昇される。2組の走行ローラ7は、下側ブレーキパ
ッド取付板9に一体にして取付けられているため、下側
ブレーキパッド取付板9が上昇するのに伴って上昇され
る。この結果、図7に示されるように、各走行ローラ7
が、レール部2の上面2aから離間される。それに連動
して、上下の各ブレーキパッド11,12が相互に接近
され、ガイドレールGのレール部2を上下から挟持し、
その上下の各面2a,2b を押圧する。こうすることによ
って、制動停止装置A1 はガイドレールGに対してブレ
ーキがかけられた状態で装着される。
【0020】牽引用ワイヤロープW1 が駆動走行され、
連結用ワイヤロープW2 を介してテスト車両Mを連結し
たスケータSが走行される。ガイドレールGにおける所
定の位置で、前記牽引用ワイヤロープW1 と連結用ワイ
ヤロープW2 とのクランプが解除されたスケータSは、
制動停止装置A1 のハニカム材19に衝突する。前記制
動停止装置A1 は、ガイドレールGの長手方向に沿って
移動されながら、スケータSの運動エネルギーを吸収す
ることによって該スケータSに制動をかけ、徐々に停止
させる。
【0021】次の衝突試験が行われるとき、前記制動停
止装置A1 は、そのブレーキ力が解除され、再びガイド
レールGにおける所定の位置に戻される。このときの作
用を、図6ないし図8を参照しながら詳細に説明する。
ガイドレールGのレール部2の厚みをTとする。各締付
ボルト5の回転数Nを横軸とし、ガイドレールGのレー
ル部2の上面2aを原点(高さが0の位置)とする高さ
Hを縦軸としたグラフを図8に示す。図8において、実
線は各走行ローラ7の下面を示し、破線は各上側ブレー
キパッド11の下面を示し、一点鎖線は各下側ブレーキ
パッド12の上面を示す。また、図8における斜線部
は、ガイドレールGのレール部2の部分(厚みTの部
分)を示す。制動停止装置A1 の作用状態から各締付ボ
ルト5を緩めると、下側ブレーキパッド取付板9が自重
によって下降される。それに伴い、レール部2の上方で
高さH2 の位置に存している2組の走行ローラ7も下降
される。この間、2枚の上側ブレーキパッド取付板8に
は、上下の各パッドユニットU 1,U2 のほぼすべての重
量が作用しているため、各上側ブレーキパッド11の下
面は、レール部2の上面2aに当接されたままである。
なお、図8において、締付ボルト5の回転数がN1 に達
するまでは、各上側ブレーキパッド11の下面はレール
部2の上面2aに当接しているため、その高さは0であ
るが、図示の関係上、横軸から離した状態で示す。
【0022】各締付ボルト5を所定回転数N1 だけ緩め
ると、2組の走行ローラ7の下面がレール部2の上面2
aに当接して接地される。これ以降、下側パッドユニッ
トU 2 の重量は2組の走行ローラ7によって支持され、
上側ブレーキパッド取付板8には下側パッドユニットU
2 の重量が作用しなくなる。このとき、図6に示される
ように、レール部2の下面2bと下側ブレーキパッド1
2の上面との間には、高さH2 の隙間e2 が形成され
る。そして、更に締付ボルト5を所定回転数N2だけ緩
めると、上側パッドユニットU1 は、各圧縮ばね6の弾
性復元力によって持ち上げられて離間され、レール部2
の上面2aと上側ブレーキパッド11の下面との間に高
さH1 の隙間e1 が形成される。このようにして、制動
停止装置A 1 は、上下の各ブレーキパッド11,12
が、ガイドレールGの上下の各面2a,2b からそれぞれ
高さH1,H2 だけ離間され、しかも、それらの全体が2
組の走行ローラ7によってレール部2の上面2aに支持
された状態で保持される。このため、上下の各パッドユ
ニットU1,U2 を、ガイドレールGの長手方向に沿って
簡単に移動させることができる。ガイドレールGの所定
位置に移動された上下の各パッドユニットU1,U2 は、
各圧縮ばね6の弾性復元力に抗して各締付ボルト5を締
め込むだけで、ガイドレールGにブレーキ力を加えた状
態で装着されるため、その操作は極めて簡単である。
【0023】上下の各ブレーキパッド11,12を離間
させるための構成は、上記した実施例のものに限られな
い。例えば、第1発明の別の実施例の制動停止装置A1'
を、図9及び図10に示す。この実施例の制動停止装置
1'の場合、2組の走行ローラ7は、上側ブレーキパッ
ド取付板8に取付けられている。即ち、2組の走行ロー
ラ7を支持する支持ブラケット21は、前記上側ブレー
キパッド取付板8の前端部の上面に立設された2本のガ
イドピン22に挿通されている。そして、前記2本のガ
イドピン22のほぼ中央部には六角ボルト23が挿通さ
れていて、前記支持ブラケット21は、前記六角ボルト
23に対して2個の固定ナット24により一体化されて
いる。また、前記六角ボルト23の下端部は、上側ブレ
ーキパッド取付板8に螺合されている。上下の各固定ナ
ット24を緩め、六角ボルト23を所定方向に回転させ
ると、前記支持ブラケット21は、2本のガイドピン2
2にガイドされながら昇降される。この実施例の制動停
止装置A1'の場合、各締付ボルト5が緩められると、下
側ブレーキパッド取付板9が下降して、ガイドレールG
のレール部2の下面2bと各下側ブレーキパッド12と
の間に隙間が生じる。このとき、各上側ブレーキパッド
11、及び2組の走行ローラ7は、ガイドレールGのレ
ール部2の上面2aに当接したままである。この状態
で、上下の各固定ナット24を緩め、前記六角ボルト2
3を所定方向に回転させると、2本のガイドピン22に
支持されて上側ブレーキパッド取付板8が持ち上げられ
る。このため、上下の各ブレーキパッド11,12とレ
ール部2の上下の各面2a,2b との間に隙間が形成され
て、上下の各部材は2組の走行ローラ7によって支持さ
れる。この結果、制動停止装置A1'を簡単に走行させる
ことができる。
【0024】上側パッドユニットU1 を離間状態で維持
させるための手段は、圧縮ばね6に限られず、例えば、
図11に示されるような形態であっても構わない。この
実施例の場合、各締付ボルト5において、上側ブレーキ
パッド取付板8の上側挿通孔8aから下方に突出された
部分に止めピン25が取付けられていて、該締付ボルト
5は前記上側ブレーキパッド取付板8に対して回転自在
である。各締付ボルト5を緩めると、下側ブレーキパッ
ド取付板9が下降され、それに伴い、前記下側ブレーキ
パッド取付板9に取付けられた2組の走行ローラ7も下
降される。2組の走行ローラ7がレール部2の上面2a
に当接して接地されると、下側ブレーキパッド取付板9
が2組の走行ローラ7に支持される。更に、各締付ボル
ト5を緩めると、下側ブレーキパッド取付板9に対し
て、上側ブレーキパッド取付板8が上昇される。こうす
ることによって、ガイドレールGのレール部2の上下の
各面2a,2b から、上下の各ブレーキパッド11,12
が離間され、上下の各部材が前後の2組の走行ローラ7
によって支持される。
【0025】次に、第2発明の実施例の制動停止装置A
2 について説明する。図12は、第2発明の制動停止装
置A2 の全体斜視図、図13は同じく正面図、図14は
図13のY1 −Y1 線断面図、図15は図14のY2
2 線断面図である。第2発明の制動停止装置A2 は、
第1発明の制動停止装置A1 を、各対のブレーキパッド
11,12ごとに複数に分割させたものであり、それら
の装置分割体Bを連続状態でガイドレールGに装着させ
た形態である。各装置分割体Bの構成は、まったく同一
なので、ここでは1つの装置分割体Bの構成についての
み説明する。
【0026】図12ないし図14に示されるように、こ
の装置分割体Bは、第1発明の実施例の制動停止装置A
1 と同様に、それぞれ一対のブレーキパッド31,32
が取付けられた上下の各パッドユニットU3,U4 から構
成されている。装置分割体Bの上側パッドユニットU3
を構成する上側ブレーキパッド取付板33は、平面視に
おいて長方形状のプレートであり、その下面で、長手方
向の両端部には、一対の上側ブレーキパッド31が取付
けられている。そして、その上面で、長手方向の両端部
には各補強板34が立設されていると共に、前後方向
(装置分割体BがガイドレールGのレール部2に装着さ
れたときに、ガイドレールGの長手方向に沿った方向)
の両端面には、各受圧プレート35,36が固着されて
いる。各受圧プレート35,36のうち、前側の受圧プ
レート35の長手方向のほぼ中央部は下方に延設されて
いて、係止部35aが形成されている。該係止部35a
は、ガイドレールGの開口部V内に入り込んでいる。平
面視における上側ブレーキパッド取付板33のほぼ中央
部には、締付ボルト37を挿通させるための上側挿通孔
33aが設けられている。
【0027】そして、装置分割体Bの下側パッドユニッ
トU4 を構成する下側ブレーキパッド取付板38は、横
断面が略台形のプレートであり、ガイドレールGの幅方
向の両端部に、一対の上側ブレーキパッド31に対応す
る一対の下側ブレーキパッド32が取付けられている。
前記下側ブレーキパッド取付板38の下面には、第1発
明の実施例の制動停止装置A1 の下側ブレーキパッド取
付板9とまったく同様にして、2枚の回り止め板39が
固着されていて、それらの間に六角ナット41が回転不
能にして取付けられている。そして、2枚の回り止め板
39における幅方向の長さは、ガイドレールGの開口部
Vの内幅よりも狭い(図17参照)。平面視における下
側ブレーキパッド取付板38のほぼ中央部には、前記締
付ボルト37を挿通させるための下側挿通孔38aが、
前記上側挿通孔33aに対応して設けられている。更
に、下側ブレーキパッド取付板38において、前述した
前側の受圧プレート35に対応する部分には、前記受圧
プレート35の係止部35aと係止される切欠部38b
が設けられている。このため、上下の各ブレーキパッド
取付板33,38は、締付ボルト37によって相互にま
わり止め状態で連結される。そして、該締付ボルト37
を回転させることによって、上下の各パッドユニットU
3,U4 を構成する一対のブレーキパッド31,32は相
互に接近・離間される。
【0028】第2発明の制動停止装置A2 の作用につい
て説明する。ここでは、図16に示されるように、予
め、ガイドレールGに装着された3つの装置分割体Bの
後方に、新たに装置分割体Bを装着させる場合について
説明する。図16及び図17に示されるように、装置分
割体Bの長手方向をガイドレールGの長手方向とほぼ平
行にして、一方側のレール部2の上面2aに配置させ、
2枚の回り止め板39を、ガイドレールGの開口部Vか
らその内側に入り込ませる。この状態で、装置分割体B
全体を垂直面内で、矢印Q1 の方向に回動させる。する
と、図18に示されるように、下側ブレーキパッド取付
板38が、ガイドレールGの内側に入り込む。ガイドレ
ールGの他方側のレール部2を、上下の各ブレーキパッ
ド31,32の間に配置させ、装置分割体B全体を、矢
印Q2 の方向にそのままスライドさせる。こうすること
によって、装置分割体Bの下側パッドユニットU4 の部
分が、ガイドレールGの内側に入り込む。その状態を、
図19に示す。
【0029】この状態で、装置分割体B全体を締付ボル
ト37の軸心CL2 を中心に、水平面内で矢印Q3 の方
向に回動させ、その位相をほぼ90°ずらす。下側のブ
レーキパッド取付板38は、前側の受圧プレート35の
係止部35aに係止されているため、上下の各パッドユ
ニットU3,U4 は一体となって回動される。その状態
を、図16において二点鎖線で示す。装置分割体Bは、
図14に示されるように、上下の各ブレーキパッド3
1,32は、ガイドレールGのレール部2を挟持した状
態で配置される。
【0030】図16に示されるように、装置分割体B全
体をガイドレールGの長手方向に移動させ、予め、装着
されていた3つの装置分割体Bに連続して配置させ、締
付ボルト37を締め込む。上下の各ブレーキパッド3
1,32が相互に接近し、レール部2の上下の各面2a,
2b を押圧する。このようにして、複数の装置分割体B
から構成された制動停止装置A2 が、ガイドレールGに
装着される。制動停止装置A2 の作用は、前述した第1
発明の制動停止装置A1 の作用とまったく同一である。
【0031】第2発明の制動停止装置A2 の場合、締付
ボルト37を緩めて、位相を90°ずらすだけで、装置
分割体BをガイドレールGから着脱可能である。しか
も、この装置分割体Bは分割されているため軽量であ
り、ガイドレールGから取り外して、そのまま人手によ
って持ち運ぶことができる。そして、ガイドレールGに
おけるいかなる位置においても、下側のブレーキパッド
取付板38を、ガイドレールGの開口部Vに挿入してそ
の位相をずらし、締付ボルト37を締め込むだけで、ガ
イドレールGにおけるその場で簡単に装着することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】第1発明の制動停止装置は、上下の各ブ
レーキパッドをガイドレールのレール部から離した状態
で、装置全体を支持するための走行ローラを備えてい
る。しかも、この状態で、前記上下の各ブレーキパッド
は離間状態維持手段によって、それらの離間状態が維持
される。このため、作業者は、前記上下の各ブレーキパ
ッドをレール部から離した状態で、装置全体を走行ロー
ラによって、僅かな力でもって移動させることができ
る。
【0033】第2発明の制動停止装置は、複数の装置分
割体より構成されていて、しかも、各装置分割体を構成
する下側パッドユニットは、ガイドレールの開口部に挿
入して回動させて、ほぼ90°位相をずらすだけで、そ
の場でガイドレールに着脱させることができる。このた
め、該装置分割体をガイドレールに対して、その場で簡
単に装着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の制動停止装置A1 の全体斜視図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】図3のX−X線断面図である。
【図6】ブレーキが解除された状態の制動停止装置A1
の模式図である。
【図7】ブレーキがかけられた状態の制動停止装置A1
の模式図である。
【図8】各締付ボルト5を緩めたときの回転数Nに対す
る各部材の昇降状態を示すグラフである。
【図9】第1発明の別の実施例の制動停止装置A1'の平
面図である。
【図10】同じく、一部を破断した正面図である。
【図11】締付ボルト5に取付けられた止めピン25に
よって、上下の各パッドユニットU1,U2 を離間させる
場合の側面断面図である。
【図12】第2発明の制動停止装置A2 の全体斜視図で
ある。
【図13】同じく正面図である。
【図14】図13のY1 −Y1 線断面図である。
【図15】図14のY2 −Y2 線断面図である。
【図16】装置分割体Bを、ガイドレールGに装着する
状態の平面図である。
【図17】2枚の回り止め板39をガイドレールGの開
口部Vに挿入して、垂直面内で回動させる状態を示す作
用説明図である。
【図18】回動させた装置分割体Bを、斜めにスライド
させる状態を示す作用説明図である。
【図19】装置分割体Bを水平面内で回動させる状態を
示す作用説明図である。
【図20】車両衝突試験装置の始端部と終端部を示す正
面図である。
【図21】同じく平面図である。
【図22】車両衝突試験装置の全体を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1,A1',A2 :制動停止装置 B:装置分割体 G:ガイドレール S:スケータ U1,U3 :上側パッドユニット U2,U4 :下側パッドユニット V:開口部(上面開口) W1,W2 :ワイヤロープ 2:レール部 2a:上面 5,37:締付ボルト 6:圧縮ばね(離間状態維持手段) 7:走行ローラ 8,33:上側ブレーキパッド取付板(上側パッドユニ
ット) 9,38:下側ブレーキパッド取付板(下側パッドユニ
ット) 11,31:上側ブレーキパッド 12,32:下側ブレーキパッド 25:止めピン(離間状態維持手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面開口の両端のフランジ部がレール部
    となったガイドレールの終端部に装着され、牽引及び連
    結の各ワイヤとの連結が解除されたスケータを衝突させ
    て、制動停止させる装置であって、 締付ボルトを介して接近・離間可能に連結されて、前記
    ガイドレールのレール部を上下から挟持するブレーキパ
    ッドが、それぞれの対向面に取付けられた上下の各パッ
    ドユニットと、 前記各パッドユニットの非作用時において、それらの離
    間状態を維持させるための離間状態維持手段と、 前記各パッドユニットのいずれか一方の前後に装着され
    て、それらのブレーキパッドの双方がレール部から離れ
    た状態において、装置全体をレール部に支持して走行さ
    せるための走行ローラと、 を備えていることを特徴とするスケータの制動停止装
    置。
  2. 【請求項2】 前記走行ローラは、下側のパッドユニッ
    トに一体に取付けられていて、しかも、上下の各パッド
    ユニットの離間と連動して下降して、レール部の上面に
    当接して接地されることを特徴とする請求項1に記載の
    スケータの制動停止装置。
  3. 【請求項3】 前記離間状態維持手段は、上下の各パッ
    ドユニットの間に弾装された圧縮ばねであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のスケータの制動停止装
    置。
  4. 【請求項4】 上面開口の両端のフランジ部がレール部
    となったガイドレールの終端部に装着され、牽引及び連
    結の各ワイヤとの連結が解除されたスケータを衝突させ
    て、制動停止させる装置であって、 装置全体は、ガイドレールの長手方向に沿って複数に分
    割されて、各装置分割体には、前記ガイドレールのレー
    ル部を上下から挟むために、その対向面にそれぞれブレ
    ーキパッドが取付けられた上下の各パッドユニットが設
    けられ、 しかも、前記各装置分割体の下側のパッドユニットは、
    装着姿勢から90°位相をずらした状態において、ガイ
    ドレールの上面開口に対して挿入可能な寸法構成になっ
    ていることを特徴とするスケータの制動停止装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のスケータの制動停止装
    置を構成する装置分割体であって、 前記ガイドレールのレール部を上下から挟むために、そ
    の対向面にそれぞれブレーキパッドが取付けられた上下
    の各パッドユニットが設けられ、 しかも、下側のパッドユニットは、装着姿勢から90°
    位相をずらした状態において、ガイドレールの上面開口
    に対して挿入可能な寸法構成になっていることを特徴と
    するスケータの制動停止装置の装置分割体。
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JP2011158407A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Takata Corp 衝突試験装置及び衝突試験方法
CN103471802A (zh) * 2013-09-27 2013-12-25 东风汽车公司 一种轨道滑车停止装置
CN103983416A (zh) * 2014-06-04 2014-08-13 北京卫星环境工程研究所 具有防松导轨装置的摆锤式冲击试验台台面
CN111731509A (zh) * 2020-07-31 2020-10-02 中国飞机强度研究所 一种滑车台多级刹车及拦阻系统

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