JPH0723623U - バスの燃料ボンベ搭載装置 - Google Patents

バスの燃料ボンベ搭載装置

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JPH0723623U
JPH0723623U JP5436493U JP5436493U JPH0723623U JP H0723623 U JPH0723623 U JP H0723623U JP 5436493 U JP5436493 U JP 5436493U JP 5436493 U JP5436493 U JP 5436493U JP H0723623 U JPH0723623 U JP H0723623U
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cylinder
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料ボンベの着脱が容易なバスの燃料ボンベ
搭載装置を提供する。 【構成】 エンジンに供給される燃料として圧縮液化ガ
スが充填される燃料ボンベ5〜9を搭載するバス1にお
いて、燃料ボンベ5〜9を水平方向に配置した状態で着
座させるブラケット30を備え、ブラケット30を車体
枠31に着脱可能に吊り下げるボルト等を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧縮天然ガス等を燃料として使用するバスの燃料ボンベ搭載装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料ボンベに高圧充填した天然ガスを燃料として使用するガスエンジン搭載車 両が知られている。
【0003】 このようなガスエンジン搭載車両には、エンジンに供給される燃料として天然 ガスが充填される複数の燃料ボンベが搭載されるため、燃料ボンベを搭載するス ペースを確保する必要がある。
【0004】 トラック等の車両にあっては、キャピン(運転室)の後方のスペースに複数の 燃料ボンベを上下方向に並べて搭載するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、燃料ボンベを複数備えた車両では、各燃料ボンベの漏れ試験等を行 うため、定期的に燃料ボンベを車両から降ろす必要がある。
【0006】 しかしながら、燃料ボンベをキャブ後方のスペースに搭載する従来の構造にあ っては、燃料ボンベの取付け位置が高いため、燃料ボンベの積み降ろし作業が困 難である。
【0007】 また、車体枠上のスペースが全て乗車空間となるバスにあっては、燃料ボンベ を搭載するスペースを車体枠上に設けることができない。
【0008】 本考案はこのような従来の問題点を着目して、燃料ボンベの着脱が容易なバス の燃料ボンベ搭載装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、エンジンに供給される燃料として圧縮液化ガスが充填される燃料ボ ンベを搭載するバスにおいて、燃料ボンベを水平方向に配置した状態で着座させ るブラケットを備え、ブラケットを車体枠に着脱可能に吊り下げる手段を備える 。
【0010】
【作用】
車体枠上のスペースが全て乗車空間となるバスにあっては、燃料ボンベを車体 枠の下方に吊り下げ支持する構造により、複数の燃料ボンベを搭載するスペース を確保することが可能となる。
【0011】 燃料ボンベを車体枠の下方に吊り下げる構造により、燃料ボンベの取付け位置 が低いため、バスの床下の挿入される台車等を介して燃料ボンベの積み降ろし作 業が容易に行える。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 図7において、1は本考案を適用した乗合バス、2はその車体後部に搭載され たエンジン本体、3と4はエンジン本体1への燃料供給装置を構成するレギュレ ータ及びミキサを示している。
【0014】 また、5,6,7,8,9はそれぞれ燃料としての圧縮天然ガスが高圧で充填 された燃料ボンベであり、車両1の床下に着脱可能に装備されている。各燃料ボ ンベのうち後方の3本の燃料ボンベ7〜9は、乗降口との干渉を避けるために前 方のものに比較して短いものが設けられている。
【0015】 図8は上記燃料ボンベ5〜9と燃料供給装置とを接続する燃料配管の構成を示 したものである。
【0016】 図示したように、各ボンベ5〜9には、その一端部に過流防止弁及び安全弁が 内装された元弁10が、他端部にはボンベ内圧及び温度が共に所定値以上となっ たときに開放する安全弁11がそれぞれ設けられている。
【0017】 元弁10に内装された安全弁は機能的には他端部側の安全弁11と同一であり 、上記非常時に開放してボンベの保護を図るようにしている。各燃料ボンベ5〜 9の安全弁からの放出通路12及び13はそれぞれに共通の集合通路14及びこ の集合通路14に接続した放出ガス配管15を介して大気に連通している。
【0018】 各燃料ボンベ5〜9の元弁10にはエンジン側に燃料ガスを供給するための燃 料供給管16が接続されており、それぞれの燃料供給管16は共通の集合部17 を介してエンジン側燃料供給装置に至る燃料配管18に接続している。なお19 は前記集合部17に接続された燃料充填用の配管であり、燃料充填弁20、逆止 弁21、圧力計22等が介装されている。
【0019】 上記燃料配管18の途中には燃料遮断弁23が、各燃料供給管16の途中には 緊急遮断弁24がそれぞれ介装されている。
【0020】 燃料遮断弁23と緊急遮断弁24はそれぞれ常閉の電磁弁であり、制御スイッ チ25を介して、キースイッチONのエンジン運転時のみ通電を受けて開弁する ように構成されている。
【0021】 ただし、緊急遮断弁24は、充填スイッチ26の操作により通電を受けたとき にも開弁する。充填スイッチ26による開弁は、図示しないリレー回路の働きに より、エンジン停止状態のときのみ可能となるように構成されている。
【0022】 上記構成に基づき、エンジン運転時には燃料遮断弁23と緊急遮断弁24が通 電をうけて共に開弁しているので、各燃料ボンベ5〜9の燃料は燃料供給管16 、集合部17、燃料配管18を経由してエンジンの燃料供給装置へと供給される 。キースイッチが切られるエンジン停止状態では、燃料遮断弁23及び緊急遮断 弁24への通電が停止されるので、それぞれ閉弁して燃料回路を遮断する。
【0023】 燃料ボンベ5〜9に天然ガスを充填するときには、手動操作により元弁10及 び燃料充填弁20を開くと共に充填スイッチ26を操作して緊急遮断弁24を開 弁させる。このとき集合部17よりも下流の燃料配管18は燃料遮断弁23によ り閉ざされているので、充填用配管19からの高圧燃料ガスは集合部17及び燃 料供給配管16を経由して各燃料ボンベ5〜9へと充填される。
【0024】 そして本考案の要旨とするところであるが、図1に示すように、各燃料ボンベ 5〜9を水平方向に配置した状態で着座させるブラケット30が設けられ、ブラ ケット30が車体枠(サイドメンバ)31に着脱可能に吊り下げ支持される。
【0025】 図2にも示すように、長い2本の燃料ボンベ5,6をそれぞれ着座させる一対 のブラケット30が設けられるとともに、短い2本の燃料ボンベ5,6をそれぞ れ着座させる一対のブラケット30が設けられる。
【0026】 図3にも示すように、各ブラケット30は各燃料ボンベ5〜9を着座させる凹 部32が円弧状に窪んで形成される。
【0027】 図4にも示すように、ブラケット30には各燃料ボンベ5〜9の端部を係合さ せるサイドブラケット33が固着される。各サイドブラケット34と各燃料ボン ベ5〜9の間にはゴムシート34が介装され、振動等の低減がはかられる。
【0028】 各ブラケット30には各燃料ボンベ5〜9を押さえるバンド35の両端部が 締結される。各バンド35と各燃料ボンベ5〜9の間にはゴムシート36が介装 され、振動等の低減がはかられる。
【0029】 一対の各ブラケット30の間には2本のサイドフレーム39が渡され、これら の下部には保護カバー37が固着される。保護カバー37は多数の孔が開口した パンチングメタルにより形成される。保護カバー37を介して、各燃料ボンベ5 〜9が路面の突起等に衝突することが防止される。
【0030】 図6に示すように、車体枠31にはブラケット30に対する取付座40が固着 される。コの字形断面をした車体枠31の内側には、取付座40の背面側に補強 リブ42が固着される。
【0031】 図5に示すように、各ブラケット30を車体枠31に着脱可能に吊り下げる手 段として、各ブラケット30を取付座40に対して締結する一対のボルト41お よびナット42がそれぞれ設けられる。
【0032】 以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0033】 車体枠40上のスペースが全て乗車空間となるバス1にあっては、各燃料ボン ベ5〜9を車体枠40の下方に吊り下げ支持する構造により、5本の燃料ボンベ を搭載するスペースを確保することが可能となる。
【0034】 この実施例では、各燃料ボンベ5〜9を車体枠40の間に配置することにより 、各燃料ボンベ5〜9が車体枠40から下方に突出することを抑えられ、路面に 対するクリアランスを十分に確保できる。
【0035】 ところで、各燃料ボンベ5〜9の漏れ試験等を行うため、定期的に燃料ボンベ 5〜9を車両から降ろす必要がある。
【0036】 車両から各燃料ボンベ5〜9の降ろす場合、各ナット42を外して各ブラケッ ト30と共に各燃料ボンベ5〜9を取り外す。
【0037】 各燃料ボンベ5〜9を車体枠40の下方に吊り下げ支持する構造により、各燃 料ボンベ5〜9の取付け位置が低いため、バス1の床下の挿入される台車等を介 して各燃料ボンベ5〜9の積み降ろし作業が容易に行える。
【0038】
【考案の効果】
以上のように本考案は、エンジンに供給される燃料として圧縮液化ガスが充填 される燃料ボンベを搭載するバスにおいて、燃料ボンベを水平方向に配置した状 態で着座させるブラケットを備え、ブラケットを車体枠に着脱可能に吊り下げる 手段を備えたため、バスの床下に複数の燃料ボンベを搭載するスペースを確保す ることが可能となり、またバスの床下の挿入される台車等を介して燃料ボンベの 積み降ろし作業が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を適用した車両下部の透視
図。
【図2】同じく燃料ボンベ等の平面図。
【図3】同じく燃料ボンベ等の正面図。
【図4】同じく燃料ボンベ等の側面図。
【図5】同じくボルト等を含むブラケットの断面図。
【図6】同じく図1のA部を拡大した透視図。
【図7】同じくバスの全体透視図。
【図8】同じく燃料供給回路の概略構成図。
【符号の説明】
1 バス 5〜9 燃料ボンベ 30 ブラケット 31 車体枠 41 ボルト 42 ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに供給される燃料として圧縮液化
    ガスが充填される燃料ボンベを搭載するバスにおいて、
    燃料ボンベを水平方向に配置した状態で着座させるブラ
    ケットを備え、ブラケットを車体枠に着脱可能に吊り下
    げる手段を備えたことを特徴とするバスの燃料ボンベ搭
    載装置。
JP1993054364U 1993-10-06 1993-10-06 バスの燃料ボンベ搭載装置 Expired - Fee Related JP2601234Y2 (ja)

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