JP2601234Y2 - バスの燃料ボンベ搭載装置 - Google Patents

バスの燃料ボンベ搭載装置

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JP2601234Y2
JP2601234Y2 JP1993054364U JP5436493U JP2601234Y2 JP 2601234 Y2 JP2601234 Y2 JP 2601234Y2 JP 1993054364 U JP1993054364 U JP 1993054364U JP 5436493 U JP5436493 U JP 5436493U JP 2601234 Y2 JP2601234 Y2 JP 2601234Y2
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fuel cylinder
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可八 飯岡
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UD Trucks Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧縮天然ガス等を燃料
として使用するバスの燃料ボンベ搭載装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】燃料ボンベに高圧充填した天然ガスを燃
料として使用するガスエンジン搭載車両が知られてい
る。
【0003】このようなガスエンジン搭載車両には、エ
ンジンに供給される燃料として天然ガスが充填される複
数の燃料ボンベが搭載されるため、燃料ボンベを搭載す
るスペースを確保する必要がある。
【0004】トラック等の車両にあっては、キャピン
(運転室)の後方のスペースに複数の燃料ボンベを上下
方向に並べて搭載するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、燃料ボンベ
を複数備えた車両では、各燃料ボンベの漏れ試験等を行
うため、定期的に燃料ボンベを車両から降ろす必要があ
る。
【0006】しかしながら、燃料ボンベをキャブ後方の
スペースに搭載する従来の構造にあっては、燃料ボンベ
の取付け位置が高いため、燃料ボンベの積み降ろし作業
が困難である。
【0007】また、車体枠上のスペースが全て乗車空間
となるバスにあっては、燃料ボンベを搭載するスペース
を車体枠上に設けることができない。
【0008】本考案はこのような従来の問題点を着目し
て、燃料ボンベの着脱が容易なバスの燃料ボンベ搭載装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、エンジンに供
給される燃料として圧縮液化ガスが充填される燃料ボン
ベを搭載するバスにおいて、燃料ボンベを略水平な横置
き状態に着座させるブラケットと、ブラケット上の燃料
ボンベを固定するバンドと、車体枠から下方へ脚状に突
出するブラケット吊り下げ用の取付座と、その座面にブ
ラケットを略水平な吊り下げ状態に着脱可能に締結する
手段と、を備える。
【0010】
【作用】燃料ボンベは、ブラケット上に着座され、バン
ドで固定される。このブラケットは、車体枠に取付座を
介して吊り下げられ、燃料ボンベを略水平な横置き状態
に支持する。したがって、バスの床下において、車体枠
の下方および車体枠の内側を燃料ボンベの搭載スペース
に有効利用できる
【0011】燃料ボンベは、車体枠の取付座に着脱可能
なブラケットにより、これと共に積み降ろし可能とな
る。この場合、燃料ボンベの搭載位置が低い(バスの床
下において、車体枠から下方へ脚状に突出する取付座に
吊り下げられるブラケットの上面に設定される)ため、
バスの床下に出入り可能な台車などを介して燃料ボンベ
の積み降ろし容易に行えるようになる
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図7において、1は本考案を適用した乗合
バス、2はその車体後部に搭載されたエンジン本体、3
と4はエンジン本体1への燃料供給装置を構成するレギ
ュレータ及びミキサを示している。
【0014】また、5,6,7,8,9はそれぞれ燃料
としての圧縮天然ガスが高圧で充填された燃料ボンベで
あり、車両1の床下に着脱可能に装備されている。各燃
料ボンベのうち後方の3本の燃料ボンベ7〜9は、乗降
口との干渉を避けるために前方のものに比較して短いも
のが設けられている。
【0015】図8は上記燃料ボンベ5〜9と燃料供給装
置とを接続する燃料配管の構成を示したものである。
【0016】図示したように、各ボンベ5〜9には、そ
の一端部に過流防止弁及び安全弁が内装された元弁10
が、他端部にはボンベ内圧及び温度が共に所定値以上と
なったときに開放する安全弁11がそれぞれ設けられて
いる。
【0017】元弁10に内装された安全弁は機能的には
他端部側の安全弁11と同一であり、上記非常時に開放
してボンベの保護を図るようにしている。各燃料ボンベ
5〜9の安全弁からの放出通路12及び13はそれぞれ
に共通の集合通路14及びこの集合通路14に接続した
放出ガス配管15を介して大気に連通している。
【0018】各燃料ボンベ5〜9の元弁10にはエンジ
ン側に燃料ガスを供給するための燃料供給管16が接続
されており、それぞれの燃料供給管16は共通の集合部
17を介してエンジン側燃料供給装置に至る燃料配管1
8に接続している。なお19は前記集合部17に接続さ
れた燃料充填用の配管であり、燃料充填弁20、逆止弁
21、圧力計22等が介装されている。
【0019】上記燃料配管18の途中には燃料遮断弁2
3が、各燃料供給管16の途中には緊急遮断弁24がそ
れぞれ介装されている。
【0020】燃料遮断弁23と緊急遮断弁24はそれぞ
れ常閉の電磁弁であり、制御スイッチ25を介して、キ
ースイッチONのエンジン運転時のみ通電を受けて開弁
するように構成されている。
【0021】ただし、緊急遮断弁24は、充填スイッチ
26の操作により通電を受けたときにも開弁する。充填
スイッチ26による開弁は、図示しないリレー回路の働
きにより、エンジン停止状態のときのみ可能となるよう
に構成されている。
【0022】上記構成に基づき、エンジン運転時には燃
料遮断弁23と緊急遮断弁24が通電をうけて共に開弁
しているので、各燃料ボンベ5〜9の燃料は燃料供給管
16、集合部17、燃料配管18を経由してエンジンの
燃料供給装置へと供給される。キースイッチが切られる
エンジン停止状態では、燃料遮断弁23及び緊急遮断弁
24への通電が停止されるので、それぞれ閉弁して燃料
回路を遮断する。
【0023】燃料ボンベ5〜9に天然ガスを充填すると
きには、手動操作により元弁10及び燃料充填弁20を
開くと共に充填スイッチ26を操作して緊急遮断弁24
を開弁させる。このとき集合部17よりも下流の燃料配
管18は燃料遮断弁23により閉ざされているので、充
填用配管19からの高圧燃料ガスは集合部17及び燃料
供給配管16を経由して各燃料ボンベ5〜9へと充填さ
れる。
【0024】そして本考案の要旨とするところである
が、図1に示すように、各燃料ボンベ5〜9を水平方向
に配置した状態で着座させるブラケット30が設けら
れ、ブラケット30が車体枠(サイドメンバ)31に着
脱可能に吊り下げ支持される。
【0025】図2にも示すように、長い2本の燃料ボン
ベ5,6をそれぞれ着座させる一対のブラケット30が
設けられるとともに、短い2本の燃料ボンベ5,6をそ
れぞれ着座させる一対のブラケット30が設けられる。
【0026】図3にも示すように、各ブラケット30は
各燃料ボンベ5〜9を着座させる凹部32が円弧状に窪
んで形成される。
【0027】図4にも示すように、ブラケット30には
各燃料ボンベ5〜9の端部を係合させるサイドブラケッ
ト33が固着される。各サイドブラケット34と各燃料
ボンベ5〜9の間にはゴムシート34が介装され、振動
等の低減がはかられる。
【0028】各ブラケット30には各燃料ボンベ5〜9
を押さえるバンド35の両端部が締結される。各バンド
35と各燃料ボンベ5〜9の間にはゴムシート36が介
装され、振動等の低減がはかられる。
【0029】一対の各ブラケット30の間には2本のサ
イドフレーム39が渡され、これらの下部には保護カバ
ー37が固着される。保護カバー37は多数の孔が開口
したパンチングメタルにより形成される。保護カバー3
7を介して、各燃料ボンベ5〜9が路面の突起等に衝突
することが防止される。
【0030】図6に示すように、車体枠31にはブラケ
ット30に対する取付座40が固着される。コの字形断
面をした車体枠31の内側には、取付座40の背面側に
補強リブ42が固着される。
【0031】図5に示すように、各ブラケット30を車
体枠31に着脱可能に吊り下げる手段として、各ブラケ
ット30を取付座40に対して締結する一対のボルト4
1およびナット42がそれぞれ設けられる。
【0032】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0033】車体枠40上のスペースが全て乗車空間と
なるバス1にあっては、各燃料ボンベ5〜9を車体枠4
0の下方に吊り下げ支持する構造により、5本の燃料ボ
ンベを搭載するスペースを確保することが可能となる。
【0034】この実施例では、各燃料ボンベ5〜9を車
体枠40の間に配置することにより、各燃料ボンベ5〜
9が車体枠40から下方に突出することを抑えられ、路
面に対するクリアランスを十分に確保できる。
【0035】ところで、各燃料ボンベ5〜9の漏れ試験
等を行うため、定期的に燃料ボンベ5〜9を車両から降
ろす必要がある。
【0036】車両から各燃料ボンベ5〜9の降ろす場
合、各ナット42を外して各ブラケット30と共に各燃
料ボンベ5〜9を取り外す。
【0037】各燃料ボンベ5〜9を車体枠40の下方に
吊り下げ支持する構造により、各燃料ボンベ5〜9の取
付け位置が低いため、バス1の床下の挿入される台車等
を介して各燃料ボンベ5〜9の積み降ろし作業が容易に
行える。
【0038】
【考案の効果】以上のように本考案は、エンジンに供給
される燃料として圧縮液化ガスが充填される燃料ボンベ
を搭載するバスにおいて、燃料ボンベを略水平な横置き
状態に着座させるブラケットと、ブラケット上の燃料ボ
ンベを固定するバンドと、車体枠から下方へ脚状に突出
するブラケット吊り下げ用の取付座と、その座面にブラ
ケットを略水平な吊り下げ状態に着脱可能に締結する手
段と、を備えたので、バスの床下に燃料ボンベを搭載で
きると共に、またバスの床下に出入り可能な台車などを
介して燃料ボンベの積み降ろしを容易に行えるようにな
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を適用した車両下部の透視
図。
【図2】同じく燃料ボンベ等の平面図。
【図3】同じく燃料ボンベ等の正面図。
【図4】同じく燃料ボンベ等の側面図。
【図5】同じくボルト等を含むブラケットの断面図。
【図6】同じく図1のA部を拡大した透視図。
【図7】同じくバスの全体透視図。
【図8】同じく燃料供給回路の概略構成図。
【符号の説明】
1 バス 5〜9 燃料ボンベ 30 ブラケット 31 車体枠 41 ボルト 42 ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに供給される燃料として圧縮液化
    ガスが充填される燃料ボンベを搭載するバスにおいて、
    燃料ボンベを略水平な横置き状態に着座させるブラケッ
    と、ブラケット上の燃料ボンベを固定するバンドと、
    車体枠から下方へ脚状に突出するブラケット吊り下げ用
    の取付座と、その座面にブラケットを略水平な吊り下げ
    状態に着脱可能に締結する手段と、を備えたことを特徴
    とするバスの燃料ボンベ搭載装置。
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