JP2000343960A - 天然ガス自動車のガス容器固定構造 - Google Patents

天然ガス自動車のガス容器固定構造

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JP2000343960A
JP2000343960A JP15518299A JP15518299A JP2000343960A JP 2000343960 A JP2000343960 A JP 2000343960A JP 15518299 A JP15518299 A JP 15518299A JP 15518299 A JP15518299 A JP 15518299A JP 2000343960 A JP2000343960 A JP 2000343960A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天然ガス自動車のガス容器固定構造におい
て、車体パネルに補強を施す必要をなくするとともに、
車体パネルと容器固定部材との取付け作業を簡単な箇所
で行わせてその作業性を向上させ、ガス容器の容量及び
レイアウトを変更することなく周辺の干渉部品を回避さ
せ、また、複数のガス容器を搭載する場合に、各ガス容
器毎に容器固定部材を取付ける必要をなくし、ガス容器
間の間隔を小さくさせてスペース上有利とし、また、取
付具の数を低減するとともに、組付工数を削減しするこ
とにある。 【構成】 車体パネルにガス容器を支持する容器支持部
材を設け、ガス容器を挟んで固定する容器固定部材を設
け、この容器固定部材を容器支持部材に取付具によって
取付けて設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天然ガス自動車
のガス容器固定構造に係り、特にガス容器を搭載する天
然ガス自動車のガス容器固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、気体燃料である圧縮天
然ガス(CNG)を燃料とする天然ガスエンジンを搭載
した天然ガス自動車(NGV)がある。この天然ガス自
動車にあっては、天然ガスを加圧した圧縮天然ガスを貯
蔵するガス容器を、車体フロアの下方、荷台、トランク
ルーム等の空間に搭載している。
【0003】複数の、例えば、2本のガス容器を車体フ
ロアの下方に搭載する場合に、図13に示す如く、車体
パネルとしての車体フロア102には、前側、後側の2
本の第1、第2ガス容器104−1、104−2を固定
する第1、第2容器固定部材106−1、106−2を
取り付けている。
【0004】第1容器固定部材106−1は、第1下側
固定体106−1aと第1上側固定体106−1bとか
らなる。第1下側固定体106−1aは、第1下側湾曲
部108−1aと2つの第1下側取付部110−1a、
110−1aとからなる。第1上側固定体106−1b
は、第1上側湾曲部108−1bと2つの第1上側取付
部110−1b、110−1bとからなる。
【0005】第2容器固定部材106−2は、第2下側
固定体106−2aと第2上側固定体106−2bとか
らなる。第2下側固定体106−2aは、第2下側湾曲
部108−2aと2つの第2下側取付部110−2a、
110−2aとからなる。第2上側固定体106−2b
は、第2上側湾曲部108−2bと2つの第2上側取付
部110−2b、110−2bとからなる。
【0006】第1下側固定体106−1aの一方の第1
下側取付部110−1aと第1上側固定体106−1b
の一方の第1上側取付部110−1bとは、車両前方側
で、第1取付具112−1によって車体フロア102に
直接的に取り付けられている。第2下側固定体106−
2aの一方の第2下側取付部110−2aと第2上側固
定体106−2bの一方の第2上側取付部110−2b
とは、車両後方側で、第2取付具112−2によって車
体フロア102に直接的に取付けられている。第1下側
固定体106−1aの他方の第1下側取付部110−1
aと第1上側固定体106−1bの他方の第1上側取付
部110−1bと第2下側固定体106−2aの他方の
第2下側取付部110−2aと第2上側固定体106−
2bの他方の第2上側取付部110−2bとは、第1取
付具112−1と第2取付具112−2との間で、第3
取付具112−3によって車体フロア102に直接的に
取り付けられている。
【0007】また、このようなガス容器の固定構造とし
ては、例えば、特開昭9−300988号公報に開示さ
れている。この公報に記載のものは、ガス容器を支持し
たシャーシフレームに防護プレートとサスペンションが
取り付けられて一体にモジュール化したものを、車体フ
レームに車体下方から取り付けたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、ガス
容器の固定構造において、図13の場合には、ガス容器
が固定された容器固定部材を車体フロアに直接的に取付
けるので、車体フロアが十分な強さがないことから、例
えば、リブ等で車体フロアに補強を施す必要があるとと
もに、車体フロアと容器固定部材との取付け作業を面倒
な箇所で行わなければならず、その作業性が低下すると
いう不都合があった。
【0009】また、2本のガス容器を1本毎に別々な容
器固定部材で固定しているので、2本のガス容器間の間
隔を大きく必要とし、スペース的に不利になり、また、
取付具の数が増加するとともに、組付工数が増加すると
いう不都合があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、天然ガスを加圧して貯蔵
するガス容器を搭載した天然ガス自動車において、車体
パネルに前記ガス容器を支持する容器支持部材を設け、
前記ガス容器を挟んで固定する容器固定部材を設け、こ
の容器固定部材を前記容器支持部材に取付具によって取
付けて設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明は、車体パネルに取り付
けられる容器支持部材にガス容器を挟んで固定する容器
固定部材を取付具によって取付けているので、容器支持
部材によって車体パネルの強度を確保させてリブ等で車
体パネルに補強を施す必要をなくするとともに、車体パ
ネルと容器固定部材との取付け作業を簡単な箇所で行わ
せてその作業性を向上させ、また、複数のガス容器を搭
載する場合に、各ガス容器毎に容器固定部材を取付ける
必要をなくし、ガス容器間の間隔を小さくさせてスペー
ス的に有利とし、また、取付具の数を低減するととも
に、組付工数を削減することができ、しかも、ガス容器
の容量及びレイアウトを変更することなく周辺の干渉部
品を回避させることができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜5は、この発明の第1実
施例を示すものである。図5において、2は天然ガス自
動車(以下「車両」という)、4はエンジン、6は吸気
マニホルド、8・8は後輪、10はリアアクスル軸、1
2は車体パネルである車体フロア、14はガス燃料充填
装置、16はガス燃料供給装置、18は排気装置、20
はアウタパネルである。
【0013】車両2には、車体フロア12よりも下方に
おいて、車幅方向Xに指向するリアアクスル軸10より
も車両2の前方側に、天然ガスを加圧した圧縮天然ガス
を貯蔵する前側、後側の2つの第1、第2ガス容器22
−1、22−2が車幅方向Xに指向し且つ車両2の前後
で並んで設置される。
【0014】第1、第2ガス容器22−1、22−2の
車幅方向Xの左側には、第1、第2容器元弁24−1、
24−2が設けられている。第1、第2ガス容器22−
1、22−2は、充填連絡パイプ26で連絡されてい
る。また、第1、第2ガス容器22−1、22−2に
は、ガス燃料充填装置14の燃料充填管28の一端側が
接続されている。この燃料充填管28の他端側は、アウ
タパネル20に取付けたレセプタクルボックス30の充
填弁32に接続されている。この燃料充填管28の途中
には、逆止弁34が設けられている。また、第1、第2
ガス容器22−1、22−2には、ガス燃料供給装置1
6の燃料供給管36の一端側が接続されている。この燃
料供給管36の他端側は、吸気マニホルド6に取り付け
た燃料デリバリパイプ38に接続されている。燃料供給
管36には、残量圧力センサ40と主止弁42とガスフ
ィルタ44と減圧弁(レギュレータ)46とが設けられ
ている。燃料デリバリパイプ38には、燃料圧力センサ
48と燃料温度センサ50とが設けられている。吸気マ
ニホルド6には、燃料デリバリパイプ38に連結して各
気筒に対応した燃料噴射弁52が設けられている。
【0015】排気装置18においては、車体フロア12
の下方で、エンジン4に接続されて触媒54を備えた排
気フロントパイプ56と、この排気フロントパイプ56
に連結機構58で連結された排気センタパイプ60と、
この排気センタパイプ60の後端部位に取り付けたリア
マフラ62とが設けられている。このリアマフラ62
は、テールパイプ62aを備え、リアアクスル軸10よ
りも車両2の後方側で、軸方向が車幅方向Xに指向して
配置され、リアマフラハンガ64、64によって車体フ
ロア12に支持されている。排気センタパイプ60は、
車両2の前後方向に指向し、排気センタパイプハンガ6
6、66によって車両2の右側のリアサイドメンバ68
に支持されている。
【0016】車体フロア12の下面には、第1、第2ガ
ス容器22−1、22−2を支持する第1〜第3容器支
持部材(ブラケット)70−1、70−2、70−3が
取付られる。
【0017】図2、図3に示す如く、第1容器支持部材
70−1は、高さH1に形成され、車体フロア12に取
り付けられたときに略ガス容器中心22c上に位置する
第1底部72−1と、この第1底部72−1の両側から
立ち上がる第1一側、第1他側部74−1a、74−1
bと、外方に突出して車体フロア12の下面に取り付け
られる2つの第1一側、第1他側フランジ76−1a、
76−1bとからなる。この第1一側、第1他側フラン
ジ76−1a、76−1bは、ボルト・ナットからなる
第1一側、第1他側フロア取付具78−1a、78−1
bによって車体フロア12の下面に取り付けられる。
【0018】第2容器支持部材70−2は、第1容器支
持部材70−1の高さH1と略同じ高さH2に形成さ
れ、車体フロア12に取り付けられたときに略ガス容器
中心22c上に位置する第2底部72−2と、この第2
底部72−2の両側から立ち上がる第2一側、第2他側
部74−2a、74−2bと、外方に突出して車体フロ
ア12の下面に取り付けられる第2一側、第2他側フラ
ンジ76−2a、76−2bとからなる。この第2一
側、第2他側フランジ76−2a、76−2bは、ボル
ト・ナットからなる第2一側、第2他側フロア取付具7
8−2a、78−2bによって車体フロア12の下面に
取り付けられる。
【0019】第3容器支持部材70−3は、第1、第2
容器支持部材70−1、70−2の高さH1、H2より
も所定に小さな高さH3に形成され、車体フロア12に
取り付けられたときにガス容器中心22cから車体フロ
ア12側に距離L1だけ離れて位置する第3底部72−
3と、この第3底部72−3の両側から立ち上がる第3
一側、第3他側部74−3a、74−3bと、外方に突
出して車体フロア12の下面に取り付けられる第3一
側、第3他側フランジ76−3a、76−3bとからな
る。この第3一側、第3他側フランジ76−3a、76
−3bは、ボルト・ナットからなる第3一側、第3他側
フロア取付具78−3a、78−3bによって車体フロ
ア12の下面に取り付けられる。
【0020】また、第1、第2ガス容器22−1、22
−2は、一対の容器固定部材(バンド)80、80で固
定される。この容器固定部材80は、非対称な下側、上
側固定体82−1、82−2で構成されている。この下
側、上側固定体82−1、82−2は、ゴム材等からな
る下側、上側シート84−1、84−2を介して第1、
第2ガス容器22−1、22−2を固定するものであ
る。
【0021】下側固定体82−1は、下側第1湾部86
−1aと下側第2湾部86−2aとを備え、また、略ガ
ス容器中心22c上において、下側第1湾部86−1a
の端側に下側第1端取付部88−1aと、また、下側第
1湾部86−1aと下側第2湾部86−2a間に下側中
央取付部90−1aとを備え、更に、ガス容器中心22
cよりも車体フロア12側に距離L2だけ離れた箇所に
おいて、下側第2湾部86−2aの端側に下側第2端取
付部88−2を備えている。
【0022】上側固定体82−2は、上側第1湾部86
−1bと上側第2湾部86−2bとを備え、また、略ガ
ス容器中心22c上において、上側第1湾部86−1b
の端側に上側第1端取付部88−1bと、また、上側第
1湾部86−1bと上側第2湾部86−2b間に上側中
央取付部90−2bとを備え、更に、ガス容器中心22
cよりも車体フロア12側に距離L3だけ離れた箇所に
おいて、上側第2湾部86−2bの端側に上側第2端取
付部88−2bを備えている。
【0023】従って、他の容器支持部材である第1、第
2容器支持体70−1、70−2と容器固定部材80と
の他側取付ラインP1がガス容器中心22cと同一位置
となり、この他側取付ラインP1の位置に対して、一の
容器支持部材である第3容器支持部材70−3と容器固
定部材80との一側取付ラインP2の位置は、上下方向
に距離Mだけ異なるものである。
【0024】更に、第1、第2ガス容器22−1、22
−2は、アンダガード92とアッパガード94とによっ
て覆われている。アンダガード92は、下壁部92−1
と一側フランジ92−2aを備えた一側壁部92−2
と、他側フランジ92−3aを備えた他側壁部92−3
と、車幅方向Xの右側の側方で第1、第2ガス容器22
−1、22−2の底部位に対応する端壁部92−4とを
備えている。アッパガード94は、第1、第2ガス容器
22−1、22−2の底部位の上方に対応して、第1、
第2容器支持部材70−1、70−2に連結した第1ガ
ード体94−1と、第2、第3容器支持部材70−2、
70−3に連結した第2ガード体94−2とを備えてい
る。
【0025】また、第1容器支持体70−1の第1底部
72−1には、下側固定体82−1の下側第1端取付部
88−1aと上側固定体82−2の上側第1端取付部8
8−1bとアンダガード92の一側フランジ92−2a
とがボルト・ナットからなる第1支持取付具96−1に
よって一体的に取り付けられて共締めされる。第2容器
支持体70−2の第2底部72−2には、下側固定体8
2−1の下側中央取付部90−1aと上側固定体82−
2の上側中央取付部90−2bとがボルト・ナットから
なる第2支持取付具96−2によって一体的に取り付け
られて共締めされる。第3容器支持体70−3の第3底
部72−3には、下側固定体82−1の下側第2端取付
部88−2aと上側固定体82−2の上側第2端取付部
88−2bとアンダガード92の他側フランジ92−3
aとがボルト・ナットからなる第3支持取付具96−3
によって一体的に取り付けられて共締めされる。
【0026】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0027】第1〜第3容器支持部材70−1〜70−
3には容器固定部材80が第1〜第3支持取付具96−
1〜96−3によって取り付けられて共締めされている
ので、容器固定部材80が車体フロア12に直接的に取
り付けられることがなく、よって、第1〜第3容器支持
部材70−1〜70−3が車体フロア12を補強する機
能を有することから、車体フロア12の強度が十分に確
保され、車体フロア12にリブ等の補強を施す必要がな
いとともに、車体フロア12と容器固定部材80との取
付け作業を簡単な箇所で行わせてその作業性を向上させ
ることができる。
【0028】また、2本の第1、第2ガス容器22−
1、22−2を搭載する場合に、各ガス容器22毎に容
器固定部材80を取付ける必要がないので、第1、第2
ガス容器22−1、22−2間の間隔を小さくさせてス
ペース的に有利とし、また、取付具の数を低減し、組付
工数を削減することができる。
【0029】更に、第3容器支持部材70−3が他の第
1、第2容器支持部材70−1、70−2とは異なる高
さで形成され且つこの高さに合わせて容器固定部材80
が取り付けられ、第3容器支持部材70−3の取付ライ
ンP2の位置が第1、第2容器支持部材70−1、70
−2の取付ラインP1の位置とは異なることから、車体
フロア12の下方の限られた空間に比較的大きなガス容
器22を搭載し、車両2の重心が移動した時にでも、例
えば、フルバンプしてリアアクスル軸10が最大に車体
側に近づいても、距離Dが存在するので(図1参照)、
リアアクスル軸10と干渉することがなく、ガス容器2
2を小型にしなくても、また、ガス容器22の容量及び
レイアウトを変更することなく、リアアクスル軸10等
の足廻り部品の可動部品との干渉を回避させることがで
きる。
【0030】なお、この第1実施例においては、図6〜
9に示す如く、干渉部品の位置によっては、第1〜第3
容器支持部材70−1〜70−3に高さを変更すること
ができる。即ち、図6においては、車両2の前方側に干
渉部品が存在する場合に、第1容器支持部材70−1の
取付ラインをガス容器中心線22cから距離E1だけ離
し、図7においては、中間に干渉部品が存在する場合
に、第1、第3容器支持部材70−1、70−3の取付
ラインをガス容器中心線22cから距離E2だけ離し、
図8においては、全ての箇所(前側、中間、後側)で干
渉部品が存在する場合に、第1〜第3容器支持部材70
−1〜70−3の取付ラインをガス容器中心線22cか
ら距離E3だけ離し、更に、図9においては、干渉部品
の形状に合わせて、例えば、第3容器支持部材70−3
を角度θで傾斜させることができる。
【0031】図10、11は、この発明の第2実施例を
示すものである。
【0032】以下の実施例においては、上述の第1実施
例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0033】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、第3容器支持部材70−3側にお
いて、足廻り部品との干渉の問題が生じない場合には、
第3容器支持部材70−3を、第1、第2容器支持部材
70−1、70−2の高さH1、H2と同じ高さH4で
形成することができる。よって、この場合には、容器固
定部材80は、対称な下側、上側固定体82−1、82
−2で構成される。また、各容器支持部材70の各取付
ラインPの位置は、ガス容器中心22cの位置と同一で
ある。
【0034】この第2実施例の構成によれば、容器固定
部材80を容器支持部材70に支持取付具96で取り付
けて共締めすることができ、また、容器固定部材80が
対称な下側、上側固定体82−1、82−2で構成され
ているので、一の固定体を製造すればよいので、その製
造を簡単にするとともに、部品管理を容易とし、しか
も、組付性を向上することができる。
【0035】図12は、この発明の特別構成であり、第
3実施例を示すものである。
【0036】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、容器支持部材70は、第1〜第3
支持部70−1〜70−3と車両フロア12の下面に取
り付けられる第1〜第4フロア取付フランジ70a〜7
0dとが一体的になって構成される。この場合、第1フ
ロア取付フランジ70aは、一の第1フロア取付具78
−1で車両フロア12の下面に取り付けられる。第2フ
ロア取付フランジ70bは、一対の第2フロア取付具7
8−2、78−2で車両フロア12の下面に取り付けら
れる。第3フロア取付フランジ70cは、一対の第3フ
ロア取付具78−3、78−3で車両フロア12の下面
に取り付けられる。第4フロア取付フランジ70dは、
一の第4フロア取付具78−4で車両フロア12の下面
に取り付けられる。また、第1、第2ガス容器22−
1、22−2の上部は、上側シート84−2、84−2
を介して容器支持部材70の内面に保持される。更に、
このように、第1、第2ガス容器22−1、22−2の
上部が上側シート84−2、84−2を介して容器支持
部材70の内面に保持されることから、容器固定部材8
0として下側固定体82−1のみを設ける。
【0037】この第3実施例の構成によれば、容器支持
部材70が一体的なので、容器支持部材70の取扱いを
簡単としてその取付作業を容易とし、また、車体フロア
12には第1〜第4フロア取付フランジ70a〜70d
を広い面域で接合させ且つ多数のフロア取付具78で取
付けるので、車体フロア12の強度をさらに向上させ、
また、その取付状態を堅固とし、しかも、第1、第2ガ
ス容器22−1、22−2の上部が容器支持部材70の
内面で保持されることから、上側固定体を不要とし、部
品点数を低減し、且つ、組付性を向上し、また、構成を
簡単にすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、車体パネルにガス容器を支持する容器支
持部材を設け、ガス容器を挟んで固定する容器固定部材
を設け、この容器固定部材を容器支持部材に取付具によ
って取付けて設けたことにより、容器支持部材によって
車体パネルの強度を確保させてリブ等で車体パネルに補
強を施す必要をなくするとともに、車体パネルと容器固
定部材との取付け作業を簡単な箇所で行わせてその作業
性を向上させ、ガス容器の容量及びレイアウトを変更す
ることなく周辺の干渉部品を回避させ、また、複数のガ
ス容器を搭載する場合に、各ガス容器毎に容器固定部材
を取付ける必要をなくし、ガス容器間の間隔を小さくさ
せてスペース上有利とし、また、取付具の数を低減する
とともに、組付工数を削減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のガス容器固定構造の要部拡大図である。
【図2】ガス容器固定構造の側面図である。
【図3】ガス容器固定構造の斜視図である。
【図4】ガス容器固定構造の組立図である。
【図5】車両の斜視図である。
【図6】第1実施例における第1変形例の概略構成図で
ある。
【図7】第1実施例における第2変形例の概略構成図で
ある。
【図8】第1実施例における第3変形例の概略構成図で
ある。
【図9】第1実施例における第4変形例の概略構成図で
ある。
【図10】第2実施例においてガス容器固定構造の側面
図である。
【図11】図10の要部拡大図である。
【図12】第3実施例においてガス容器固定構造の側面
図である。
【図13】従来におけるガス容器固定構造の側面図であ
る。
【符号の説明】
2 車両 10 リアアクスル軸 12 車体フロア 22 ガス容器 70 容器支持部材 80 容器固定部材 92 アンダガード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 弘樹 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 高橋 大作 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 Fターム(参考) 3D038 CA03 CA13 CA14 CB01 CC18 CD09 CD12 3E072 AA01 AB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然ガスを加圧して貯蔵するガス容器を
    搭載した天然ガス自動車において、車体パネルに前記ガ
    ス容器を支持する容器支持部材を設け、前記ガス容器を
    挟んで固定する容器固定部材を設け、この容器固定部材
    を前記容器支持部材に取付具によって取付けて設けたこ
    とを特徴とする天然ガス自動車のガス容器固定構造。
  2. 【請求項2】 前記容器支持部材は、複数の前記ガス容
    器を支持するように複数の容器支持部材からなり、これ
    ら容器支持部材のいずれか一の容器支持部材の高さが他
    の容器支持部材の高さとは異なり、前記他の容器支持部
    材と前記容器固定部材との他側取付ラインの位置に対し
    て前記一の容器支持部材と前記容器固定部材との一側取
    付ラインの位置が異なり、前記ガス容器を固定する前記
    容器固定部材の下側固定体と上側固定体とが非対称に形
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の天然ガス自
    動車のガス容器固定構造。
  3. 【請求項3】 前記容器支持部材は、複数の前記ガス容
    器を支持するように複数の容器支持部材からなり、これ
    ら容器支持部材と前記容器固定部材との取付ラインが同
    じ位置であり、前記ガス容器を固定する前記容器固定部
    材の下側固定体と上側固定体とが対称に形成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載の天然ガス自動車のガス容
    器固定構造。
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