JPS6222411Y2 - - Google Patents

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JPS6222411Y2
JPS6222411Y2 JP1982098835U JP9883582U JPS6222411Y2 JP S6222411 Y2 JPS6222411 Y2 JP S6222411Y2 JP 1982098835 U JP1982098835 U JP 1982098835U JP 9883582 U JP9883582 U JP 9883582U JP S6222411 Y2 JPS6222411 Y2 JP S6222411Y2
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JP
Japan
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air
switch
solenoid valve
valve
manually operated
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JP1982098835U
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JPS592611U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエアサスペンシヨンの空気抜き装置に
関する。
大型バス等の乗り心地を向上するために、シヤ
シバネとしてエアスプリングを用いるようにした
ものが実用に供されている。このようなバスは上
記エアスプリングからなるエアサスペンシヨンに
よつて良好な乗り心地を達成することができる
が、エアスプリングによつて車体が横揺れしやす
くなる傾向を生ずる。特にこのようなバスをカー
フエリーに乗せた場合には、横揺れによつて近接
して駐車している隣りの車両と干渉し、これによ
つて車体の損傷を起す可能性がある。そこでエア
スプリングを備えたバスをカーフエリーに乗せる
場合には、エアスプリングの空気抜きを行なうよ
うにしていた。
第1図はこのような目的のための従来のエアサ
スペンシヨンの給気系を示しており、エアタンク
1からサージタンク2へ空気を供給する空気供給
管3には、プロテクシヨンバルブ4およびレベリ
ングバルブ5とともに、排気弁6が取り付けられ
ていた。そしてサージタンク2は連通管7を介し
てエアスプリング8に連通されていた。このよう
な従来のエアサスペンシヨン装置において、カー
フエリーにバスを乗せた場合には、運転手はこの
バスの床下にもぐり、排気弁6を開いてエアスプ
リング8内の空気を排出し、これによつてバスの
車高を下げ、横揺れを防止しなければならず、従
つてエアスプリング8の空気抜きの作業が非常に
面倒になるという欠点を有していた。
また第1図に示した従来例のように排気弁を設
けたのみでは、弁座にゴミが噛み込まれる等の原
因で排気弁が密閉不可能になつた場合は、空気漏
れを起してしまうという問題点がある。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、例えば運転席等に設けられた操作ス
イツチを操作することにより、エアサスペンシヨ
ンを構成するエアスプリングの空気を排出するこ
とができ、しかも、空気漏れなどをも防止するこ
とができる信頼性の高いエアサスペンシヨンの空
気抜き装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本考案では、常閉の
電磁弁を設けたエアサスペンシヨンの空気抜き用
の配管に常開の手動操作弁を介装したうえで、手
動で開閉操作される操作スイツチとパーキングブ
レーキが作動状態にある場合にのみ閉成するスイ
ツチ手段とを前記電磁弁の給電回路に直列に介装
してエアサスペンシヨンの空気抜き装置を構成し
ている。
斯る構成としているために、パーキングブレー
キを作動させた状態で操作スイツチを閉成操作し
たときに限つて電磁弁が開弁作動し、いずれか一
方の条件が欠如された状態では電磁弁が閉弁保持
されるので車両の走行中における空気抜き動作が
予防され、これにより空気抜き装置の安全性を高
くすることができる。また手動操作弁を空気抜き
用の配管に介装(電磁弁に直列に接続)した構成
としているために、電磁弁が密閉不能に陥つたと
しても前記手動操作弁を閉弁操作すれば空気漏れ
を防止することができるために、電磁弁の故障に
伴なう空気漏れを防止してこの種空気抜き装置の
信頼性を高くすることができる。
以下に本考案の実施例を第2図及び第3図に基
いて詳細に説明する。第2図はこの実施例に係る
エアサスペンシヨンの空気の供給系を示してい
る。エアタンク11は図外のコンプレツサと接続
されており、このエアタンク11内には所定の圧
力の圧縮空気が充填されている。そしてこのエア
タンク11は空気供給管12を介してサージタン
ク13に接続されている。サージタンク13はさ
らに連通管14を介して、例えばエアベローズ等
からなるエアスプリング15に連通されている。
そしてサージタンク13とエアスプリング15と
によつてエアサスペンシヨン装置が形成されてお
り、このエアサスペンシヨン装置を介してフレー
ムに車輪が懸架されている。
上記空気供給管12にはプロテクシヨンバルブ
16と、レベリングバルブ17とを直列に介装し
ている。プロテクシヨンバルブ16は、エアタン
ク11内の圧力が一定の圧力以下になると自動的
に閉じるようになつている。またレベリングバル
ブ17は、フレームに加わる荷重によつてエアス
プリング15の撓み量が変化し、これによつて車
高が変化するのを防止するように、エアタンク1
1からエアスプリング15へ供給される空気の量
を調節したりあるいはエアスプリング15から空
気を排出したりするようになつている。さらに空
気供給管12には空気排出管18が接続されてい
る。この空気排出管18にはロープレツシヤスイ
ツチ19、電磁弁20、および手動操作弁21を
直列に介装している。ロープレツシヤスイツチ1
9は空気供給管12内の圧力が大気圧以上かどう
かを検出するスイツチであつて、エアスプリング
15内の空気圧が大気圧と等しくなつた場合に閉
じるようになつている。また電磁弁20はエアス
プリング15内の空気の排気を自動的に行うもの
である。また手動操作弁21は上記電磁弁20が
故障等によつて開放されたままになつた時に、エ
アスプリング15からの空気の排出を防止するた
めのものである。
次に上記電磁弁20の給電回路を第3図につき
述べると、車両に搭載されたバツテリ22はリレ
ーコイル23を介してパーキングスイツチ24に
接続されている。また上記電磁弁20は、空気抜
き用の操作スイツチ25、リレースイツチ26、
およびリレースイツチ27の直列回路を介してバ
ツテリ22と接続されている。なお電磁弁20に
対してはこれに並列にブザー28が接続されてい
る。また上記リレースイツチ26はリレーコイル
23によつて開閉制御されるようになつている。
さらにリレースイツチ26,27および電磁弁2
0の直列回路に対して並列に、リレーコイル29
とロープレツシヤスイツチ19との直列回路が接
続されている。またこのリレーコイル29および
ロープレツシヤスイツチ19の直列回路に対して
並列に表示ランプ30が接続されている。なお上
記リレーコイル29はリレースイツチ27の開閉
を制御するようになされている。
以上のような構成において、第3図に示すパー
キングスイツチ24は、この車両のパーキングブ
レーキが作動状態にある場合にのみ閉成するよう
になつている。従つてパーキングブレーキが作動
状態にない場合、すなわち車両の走行中等におい
てはパーキングスイツチ24が開成されており、
リレーコイル23は消勢されている。したがつて
リレースイツチ26は開成された状態にあり、こ
の状態で誤つて操作スイツチ25を閉成操作して
も、電磁弁20に電源が供給されることがなく、
従つて走行中におけるエアスプリング15からの
空気の排出は未然に防止される。これに対してパ
ーキングブレーキが作動状態にある場合には、ス
イツチ24が閉成され、リレーコイル23が励磁
されて、リレースイツチ26が閉成することにな
る。このようにパーキングブレーキが作動されて
いる状態において、操作スイツチ25を閉成操作
するとバツテリ22からスイツチ25、リレース
イツチ26,27を経て電磁弁20に電源が供給
され、この結果電磁弁20が開かれることにな
る。するとエアスプリング15およびサージタン
ク13内の空気は、空気排出管18および電磁弁
20を通つて外部に排出され、これによつて車両
の車高を下げることができる。
そして上記操作スイツチ25を操作すると、こ
の操作スイツチの操作に連動して表示ランプ30
が点灯されることになる。また上記電磁弁20に
はブザー28が並列に接続されているために、電
磁弁20が開かれて空気抜きが行なわれている場
合には、このブザー28が警報を発することにな
る。そして電磁弁20の開放による空気抜きがほ
ぼ完了すると、エアスプリング15およびサージ
タンク13内の圧力が低下し、そしてほぼ大気圧
に等しくなるとロープレツシヤスイツチ19がこ
のことを検出する。するとこのスイツチ19が閉
じるために、リレーコイル29が励磁される。す
るとこのコイル29と連動するリレースイツチ2
7が開成され、これによつて電磁弁20およびブ
ザー28への電源の供給が遮断され、空気の排出
動作を完了させることになる。
以上に述べたようにこの実施例の空気抜き装置
によれば、例えば運転席に設けられた手動操作ス
イツチ25の操作によつて電磁弁20の開閉を制
御し、これによつてエアサスペンシヨンの空気抜
きを行なうことができ、空気抜きのために車両の
下にもぐる必要がなくなり、このために空気抜き
作業が極めて容易になる。またこの空気抜きは、
電磁弁20によつて行なわれるようになつてお
り、しかもこの電磁弁20は、パーキングブレー
キが作動中にのみしか行なわれないようになつて
いるために、車両の走行中に空気抜きの動作が行
なわれることを確実に防止することになり、安全
性が高くなつている。また空気抜きによつて車高
が次第に下がることになるが、この空気抜きの際
にはブザー28によつて運転者およびまわりの人
に注意を促すことができ、空気抜き動作の際にお
ける安全性も高くなる。
またこの実施例の空気抜き装置によれば、空気
抜きがほぼ完了した時点でこのことをロープレツ
シヤスイツチ19が検出し、これによつて電磁弁
20を自動的に閉じるとともに、ブザー28の警
報動作をも停止させることになる。従つて空気抜
きの完了に伴う電磁弁20の閉成動作を確実かつ
自動的に行なうことができ、運転手の操作が容易
になる。さらにこの空気抜き装置においては、第
2図に示すように電磁弁20に直列に手動操作弁
21が設けられているために、この電磁弁20に
ゴミが付着する等によつて電源の供給を断つても
電磁弁20が開かれたままになり、これによつて
エアサスペンシヨン装置から空気が漏れる場合に
は、この手動操作弁21を閉成することにより、
電磁弁20の故障に伴う空気漏れを確実に防止す
ることが可能になる。なおこの手動操作弁21は
通常は開放されている。
またこの実施例の装置によれば、万一操作スイ
ツチ25を切り忘れて図外のメイン電源スイツチ
を切つた場合にも、再び運転しようとしてメイン
の電源スイツチを入れたときに表示ランプ30が
点灯し、これによつて操作スイツチ25が閉成さ
れていることを知らせることができる。またその
まま空気を充填する過程でエアスプリング15お
よびサージタンク13に空気が供給されていつた
場合に、ロープレツシヤスイツチ19がONにな
つているために、ブザー28が鳴つて操作スイツ
チ25が閉成されていることを認識させることが
できる。
以上に述べたように本考案によれば、操作スイ
ツチによつて電磁弁の開閉を制御することにより
エアサスペンシヨンからの空気抜きを行なうこと
ができるために、エアサスペンシヨンの空気抜き
の動作が非常に容易になる。またこの電磁弁はパ
ーキングブレーキが作動状態にある場合にのみ給
電が行なわれるようになつているために、車両の
走行中等に空気抜き動作が行なわれることがな
く、空気抜き装置の安全性を高くすることができ
る。さらに電磁弁を備えた空気抜き用の配管(空
気排出管)に手動操作弁を介装しているために、
ゴミが付着するなどの原因で電磁弁が密閉不能に
陥つたとしても前記手動操作弁を閉弁操作すれば
空気漏れを防止することができ、いわゆる電磁弁
故障に伴なう空気漏れを防止してこの種空気抜き
装置の信頼性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエアサスペンシヨンの空気抜き
装置を示す配管図、第2図は本考案の一実施例に
係るエアサスペンシヨンの空気抜き装置の配管
図、第3図はこの空気抜き装置の電磁弁の給電回
路の回路図である。 なお図面に用いた符号において、13……サー
ジタンク、15……エアスプリング、18……空
気排出管、20……電磁弁、23……リレーコイ
ル、24……パーキングスイツチ、25……操作
スイツチ、26……リレースイツチ、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常閉の電磁弁を備えたエアサスペンシヨンの空
    気抜き用の配管に常開の手動操作弁を介装すると
    共に、手動で開閉操作される操作スイツチとパー
    キングブレーキが作動状態にある場合にのみ閉成
    するスイツチ手段を前記電磁弁の給電回路に直列
    に介装したことを特徴とするエアサスペンシヨン
    の空気抜き装置。
JP9883582U 1982-06-29 1982-06-29 エアサスペンシヨンの空気抜き装置 Granted JPS592611U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9883582U JPS592611U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 エアサスペンシヨンの空気抜き装置

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JP9883582U JPS592611U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 エアサスペンシヨンの空気抜き装置

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Publication Number Publication Date
JPS592611U JPS592611U (ja) 1984-01-09
JPS6222411Y2 true JPS6222411Y2 (ja) 1987-06-08

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JP9883582U Granted JPS592611U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 エアサスペンシヨンの空気抜き装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06449B2 (ja) * 1984-09-05 1994-01-05 マツダ株式会社 自動車の車高調整装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58164808U (ja) * 1982-04-30 1983-11-02 いすゞ自動車株式会社 エアサスペンシヨン装置

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JPS592611U (ja) 1984-01-09

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