JPS6140574Y2 - - Google Patents

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JPS6140574Y2
JPS6140574Y2 JP4530982U JP4530982U JPS6140574Y2 JP S6140574 Y2 JPS6140574 Y2 JP S6140574Y2 JP 4530982 U JP4530982 U JP 4530982U JP 4530982 U JP4530982 U JP 4530982U JP S6140574 Y2 JPS6140574 Y2 JP S6140574Y2
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JP
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vehicle
vehicle height
sensor
air
valve
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JP4530982U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、エアスプリング付車両のボデイの地
上からの高さ(以下「車高」という。)を調整す
る装置に関する。
〔従来技術の説明〕
従来より、この種の調整装置は車高が積載量の
変動等により変位すると、この変位量に応じてエ
アスプリングに圧縮空気(以下「エア」とい
う。)を給排して、この車高を標準車高に自動調
整している。
一方本出願人は、この自動調整を強制的に解除
してエアスプリング内のエアのみを大気に放出さ
せることにより、車高を標準車高より低くするこ
とができ、しかも短時間にエアスプリングにエア
を充填して標準車高に迅速に復元できる車高調整
装置を考案し、実願昭56−197730により実用新案
登録出願した。
この車高調整装置により車高を強制的に低下さ
せると、フエリー乗船時の車両の揺動が防止さ
れ、また荷物の積降しの労力が軽減され、さらに
は乗客の乗降りが簡便になる等の利点がある反
面、走行時に必要なエアスプリングの上下クリア
ランスが確保されない状態になることから、この
強制低下手段の制御装置を設ける必要が生じた。
〔考案の目的〕 本考案は、上記背景でなされたもので、車両の
走行の安全を確保したうえで、フエリー乗船時の
車両の揺動防止、荷物の積降し労力の軽減、乗客
の乗降りの簡便化等をはかることができる車高調
整装置を提供することを目的とする。
〔考案の要旨〕
本考案は、車高の上記強制低下手段を車両停止
時のみ作動可能にし、かつこの強制低下手段の作
動時には車両の走行を不能にするように構成され
たことを特徴とする。
〔実施例による説明〕
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案一実施例装置の構成図である。
第1図において、ボデイ1とアクスル2との間に
はエアスプリング3が介装される。このエアスプ
リング3はレベリング装置4によりエアを給排し
て、このエアスプリング3を拡縮させてボデイ1
を標準車高に保つようになつている。このレベリ
ング装置4は、レベリングバルブ5、リンク機構
6、支持アーム7、スプリング8、シリンダ9を
備える。
このレベリングバルブ5は、ボデイ1の適当箇
所に固定的に設けられ、前記エアスプリング3と
エアタンク10とを結ぶ給排路11の間に介設さ
れている。このレベリングバルブ5は、エアタン
ク10に連通する入口ポート12と、エアスプリ
ング3に連通する切換ポート13と、大気に連通
する排気ポート14とを備えていて、3つのポー
トを切換えることによりエアスプリング3へのエ
アの給排を制御するようになつている。第2図は
このレベリングバルブ5の内部構成図である。レ
ベリングバルブ5は3位置3ポート方向切換弁か
ら構成されていて、操作部としてのシフト軸15
が第1図のリンク機構6により回動されることに
よつて、ポートの位置を変更するようになつてい
る。
リンク機構6は、前記アクスル2とレベリング
バルブ5のシフト軸15とを連係させるためのも
のである。このリンク機構6は、アクスル2に突
設されたアーム16と、シフト軸15に一端を固
着されたレバー17と、このレバー17の自由端
とアーム16の先端とを回動自在に連結したリン
クバー18とを備え、ボデイ1に対するアクスル
2の垂直方向の変位をシフト軸15に伝え、これ
を回動させるようになつている。
支持アーム7は、ボデイ1の適当箇所にその一
端がピン19により回動自在に軸支されて設けら
れている。この支持アーム7の中間部にはレベリ
ングバルブ5が固定的に支持されている。支持ア
ーム7の自由端はボデイ1に突設されたストツパ
20に当接して支持され得るようになつている。
スプリング8は、この支持アーム7の自由端と
ボデイ1に突設されたピン21との間に張設さ
れ、スプリング8は支持アーム7をストツパ20
に当接させる方向に常時引張するようになつてい
る。
シリンダ9は、この支持アーム7の自由端部と
ボデイ1に突設されたピン22との間に介設さ
れ、シリンダ9は所定時に支持アーム7を上方に
回動させ得るように配設されている。シリンダ9
の入力端にはエアタンク10に連通するエア供給
路23が接続されていて、このエア供給路23に
は電磁開閉弁24が介設されている。
この電磁開閉弁24には、車両の運転席に設け
られた手動スイツチ25およびリレースイツチ2
6を介して電源電池27が接続されている。また
リレースイツチ26はブレーク接点になつてい
て、このリレー巻線28には車速を電気信号とし
て検出する車速センサ29が接続されている。ま
た電磁開閉弁24と手動スイツチ25との接続点
には、リレー巻線30が接続されている。このリ
レー巻線30のリレースイツチ31はブレーク接
点になつていて、車両の始動スイツチ32と車両
の負荷33との間に設けられている。
このような構成の本実施例装置の動作を説明す
る。
まずこの装置により車高を自動調整する場合に
は、支持アーム7をその自由端をストツパ20に
当接した状態に維持する。このときシリンダ9は
短縮状態にある。この支持アーム7の状態におい
て、加荷重で車高が標準車高以下になると、ボデ
イ1がアクスル2に相対的に接近して、アーム1
6が相対的に上昇しこの上昇によりシフト軸15
が反時計廻り方向に回動する。これにより第2図
に示すように弁体は右方向に移動して入口ポート
12が切換ポート13に接続され、エアタンク1
0からエアスプリング3にエアが供給される。こ
れによりエアスプリング3は伸長し、ボデイ1を
持上げて車高を標準車高に戻す。
またこの支持アーム7の状態において、減荷重
で車高が標準車高以上になると、アーム16が相
対的に低下しこの低下によりシフト軸15が時計
廻り方向に回動する。これにより弁体は左方向に
移動して切換ポート13が排気ポート14に接続
され、エアスプリング3内のエアが切換ポート1
3、排気ポート14を通つて大気に排出される。
エアが排出されたエアスプリング3は短縮し、車
高を標準車高に戻す。
次にこの装置によりフエリー乗船時の車両の揺
動防止や荷物の積降し労力の軽減等のために車高
を強制的に低下させる場合には、第3図に示すよ
うに車両が停止した後に手動スイツチ25を閉成
すると、車速センサ29に出力信号が現われない
ため、リレースイツチ26は閉成状態を維持し、
電磁開閉弁24に電流が流れて電磁開閉弁24が
開成する。これによりエアタンク10のエアはエ
ア供給路23、電磁開閉弁24を経てシリンダ9
の入力側に供給される。シリンダ9はこの供給を
受けて伸長し、支持アーム7をピン19を中心に
上方に回動させる。支持アーム7の上方回動に伴
なつてレベリングバルブ5が上方に変位する。こ
のときアクスル2のボデイ1に対する垂直方向変
位は発生していないから、リンク機構6の一端は
アクスル2に対して固定されたと同様な状態にな
る。
このレベリングバルブ5の上方変位に伴ない、
リンク機構6のレバー17が相対運動してレベリ
ングバルブ5のシフト軸15を時計廻り方向に回
動させる。これにより前述したようにエアスプリ
ング3は短縮し、ボデイ1はその自重により下降
し、標準車高よりも低くなる。この車高を強制的
に低下させる場合に、車両が停止していないとき
には、車速センサ29から出力信号が現われるた
めリレースイツチ26が開成し、誤つて手動スイ
ツチ25を閉成しても、電磁開閉弁24は開成せ
ず、車高は低下しない。
さらに車両がフエリーから下船する場合や荷物
の積降しが完了した場合など元の自動調整作動状
態に戻す場合には、手動スイツチ25を開成させ
て電磁開閉弁24を切換え、シリンダ9の入力端
からエアを放出させる。シリンダ9は短縮動作
し、支持アーム7は下方に回動してその自由端を
ストツパ20に当接して元の水平状態に戻る。こ
のときシフト軸15は反時計廻り方向に回動され
るため、レベリングバルブ5は中立位置に戻り自
動調整が作動する状態となる。これにより短縮し
たエアスプリング3には前述したようにエアが供
給され、エアスプリング3は伸長して車高を標準
車高に変位させる。この元の自動調整作動状態に
戻す前に、誤つて始動スイツチ32を閉成して
も、リレー巻線30に電流が流れていてリレース
イツチ31が開成されているため、車両は始動し
ない。
なお上記例では、車両の停止状態を電気信号と
して検出するセンサとして、車速センサの例を示
したが、これに限らずエンジン回転センサ、駐車
ブレーキセンサその他のセンサでもよい。
また強制低下手段の作動時に車両の走行を禁止
する手段として、エンジン始動装置を遮断するリ
レースイツチの例を示したが、ブレーキを強制作
動させる装置でもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、車高の強
制低下機能を具備した車高調整装置を用いて、一
時的に車高を低下させたい場合に、車両の運転者
が誤つて走行中に手動スイツチを閉成しても、車
高は低下せず、また強制低下作動時に誤つて車両
を走行しようとしても、走行不能にするので、車
両の走行の安全が確保され、かつ車両を破損する
ことのない優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例装置の構成図。第2図
はレベリングバルブの一例を示す概略図。第3図
は本考案一実施例装置の動作状態を示す構成図。 1……ボデイ、2……アクスル、3……エアス
プリング、4……レベリング装置、5……レベリ
ングバルブ、6……リンク機構、7……支持アー
ム、8……スプリング、9……シリンダ、10…
…エアタンク、11……給排路、12……入口ポ
ート、13……切換ポート、14……排気ポー
ト、15……シフト軸、16……アーム、17…
…レバー、18……リンクバー、19,21,2
2……ピン、20……ストツパ、23……エア供
給路、24……電磁開閉弁、25……手動スイツ
チ、26,31……リレースイツチ、27……電
源電池、28,30……リレー巻線、29……車
速センサ、32……始動スイツチ、33……負
荷。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車両のボデイとアクスルとの間に介装された
    エアスプリングと、このエアスプリングに給排
    される圧縮空気の給排を制御するレベリングバ
    ルブと、このレベリングバルブを車高に応じて
    自動的に作動させ標準車高を保つように調整す
    る自動調整手段と、このレベリングバルブを運
    転席の手動スイツチを操作することにより強制
    的に作動させて上記エアスプリングから上記圧
    縮空気を排出させ車高を低下させる強制低下手
    段とを備えた車高調整装置において、上記車両
    の停止状態を電気信号として検出するセンサ
    と、このセンサに出力信号が現われないとき上
    記強制低下手段の作動を禁止する手段と、上記
    強制低下手段が作動状態にあるときこの車両の
    走行を禁止する手段とを備えたことを特徴とす
    る車高調整装置。 (2) センサは、車速センサ、エンジン回転セン
    サ、または駐車ブレーキセンサの中から選ばれ
    たいずれかのセンサである実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載の車高調整装置。 (3) 車両の走行を禁止する手段は、電気的にエン
    ジン始動装置を遮断する装置またはブレーキを
    作動させる装置である実用新案登録請求の範囲
    第(1)項または第(2)項記載の車高調整装置。
JP4530982U 1982-03-29 1982-03-29 車高調整装置 Granted JPS58146704U (ja)

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JPS58146704U JPS58146704U (ja) 1983-10-03
JPS6140574Y2 true JPS6140574Y2 (ja) 1986-11-19

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JPS60106811U (ja) * 1983-12-27 1985-07-20 日野自動車株式会社 ニ−リング装置
JP7156997B2 (ja) * 2019-04-25 2022-10-19 日野自動車株式会社 車高調整装置

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JPS58146704U (ja) 1983-10-03

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