JP3002743B2 - 浮基礎および浮基礎の空気バネ交換方法 - Google Patents
浮基礎および浮基礎の空気バネ交換方法Info
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- JP3002743B2 JP3002743B2 JP8193091A JP19309196A JP3002743B2 JP 3002743 B2 JP3002743 B2 JP 3002743B2 JP 8193091 A JP8193091 A JP 8193091A JP 19309196 A JP19309196 A JP 19309196A JP 3002743 B2 JP3002743 B2 JP 3002743B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座時支持機構を
内蔵する空気バネを用いた浮基礎および空気バネの交換
方法に関するものである。
内蔵する空気バネを用いた浮基礎および空気バネの交換
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】防振・免震システムとしての空気バネを
用いた浮基礎の一例として、従来、図２、図３に示すも
のがある。これは支持構造体20の上に設置した支持台23
上の空気バネ21で浮基礎本体22を支持するものであり、
空気バネ21は図３に示すように浮基礎本体22の下部周辺
部分にのみ配設され、その内側は下方に突出する台形状
の着座領域24が形成される。
用いた浮基礎の一例として、従来、図２、図３に示すも
のがある。これは支持構造体20の上に設置した支持台23
上の空気バネ21で浮基礎本体22を支持するものであり、
空気バネ21は図３に示すように浮基礎本体22の下部周辺
部分にのみ配設され、その内側は下方に突出する台形状
の着座領域24が形成される。
【０００３】この着座領域24は施工時や点検時に浮基礎
本体22を支持構造体20の上に着座させるためのもので、
図中、25は空気バネ21を配設しないで形成した点検通路
出入口を示す。
本体22を支持構造体20の上に着座させるためのもので、
図中、25は空気バネ21を配設しないで形成した点検通路
出入口を示す。
【０００４】そして、施工時や点検時には空気バネ21を
減圧して浮基礎本体22の着座領域24を支持構造体20の上
に着座させ、該支持構造体20で浮基礎本体22の荷重を負
担し、点検通路出入口25から浮基礎本体22の下部周囲に
入り、施工、点検する。
減圧して浮基礎本体22の着座領域24を支持構造体20の上
に着座させ、該支持構造体20で浮基礎本体22の荷重を負
担し、点検通路出入口25から浮基礎本体22の下部周囲に
入り、施工、点検する。
【０００５】空気バネ21に障害が発生した場合も前記の
ようにして浮基礎本体22の着座領域24を支持構造体20の
上に着座させれば、空気バネ21の荷重負担がなくなるか
ら、これを交換することが可能である。
ようにして浮基礎本体22の着座領域24を支持構造体20の
上に着座させれば、空気バネ21の荷重負担がなくなるか
ら、これを交換することが可能である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記したような着座領
域を有する浮基礎の場合は、空気バネを交換する場合も
浮基礎本体の着座領域を着座させれば、空気バネにかか
る荷重をなくすことができる。
域を有する浮基礎の場合は、空気バネを交換する場合も
浮基礎本体の着座領域を着座させれば、空気バネにかか
る荷重をなくすことができる。
【０００７】しかし、着座領域を特に設けずにコンクリ
ートブロックなどの着座時支持機構を内蔵する空気バネ
の場合は、着座時でも空気バネに内蔵の着座時支持機構
が浮基礎本体の荷重を支持しているから、そのままでは
空気バネの交換を行うことができない。
ートブロックなどの着座時支持機構を内蔵する空気バネ
の場合は、着座時でも空気バネに内蔵の着座時支持機構
が浮基礎本体の荷重を支持しているから、そのままでは
空気バネの交換を行うことができない。
【０００８】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、着座時支持機構を内蔵する空気バネを用いる浮基礎
において、浮基礎本体を浮上させたままの状態で交換し
ようとする空気バネのみ荷重負担を解除でき、着座させ
ない状態で容易に交換できる浮基礎および浮基礎の空気
バネ交換方法を提供することにある。
し、着座時支持機構を内蔵する空気バネを用いる浮基礎
において、浮基礎本体を浮上させたままの状態で交換し
ようとする空気バネのみ荷重負担を解除でき、着座させ
ない状態で容易に交換できる浮基礎および浮基礎の空気
バネ交換方法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、構造として着座時支持機構を内蔵する空気バ
ネを浮基礎本体と外基礎との間の適宜箇所に複数配設
し、該空気バネで浮基礎本体を支持する浮基礎におい
て、各空気バネ単体毎に遮断バルブを介して給気機構に
接続するとともに、開放バルブを介して大気開放機構に
接続したことを要旨とするものである。
するため、構造として着座時支持機構を内蔵する空気バ
ネを浮基礎本体と外基礎との間の適宜箇所に複数配設
し、該空気バネで浮基礎本体を支持する浮基礎におい
て、各空気バネ単体毎に遮断バルブを介して給気機構に
接続するとともに、開放バルブを介して大気開放機構に
接続したことを要旨とするものである。
【００１０】また、浮基礎の空気バネ交換方法として、
特定の空気バネ交換時には当該空気バネが接続する給気
機構との間に介装した遮断バルブを閉じると同時に、当
該空気バネが接続する大気開放機構との間に介装した開
放バルブを開き、浮基礎本体を浮上させたままの状態で
当該空気バネのみを減圧して負荷を除去することを要旨
とするものである。
特定の空気バネ交換時には当該空気バネが接続する給気
機構との間に介装した遮断バルブを閉じると同時に、当
該空気バネが接続する大気開放機構との間に介装した開
放バルブを開き、浮基礎本体を浮上させたままの状態で
当該空気バネのみを減圧して負荷を除去することを要旨
とするものである。
【００１１】請求項１、請求項２記載の本発明によれ
ば、複数配設した空気バネの単体毎に遮断バルブを介し
て給気機構に接続するとともに、開放バルブを介して大
気開放機構に接続したから、特定の空気バネのみを交換
するには、当該空気バネが接続する大気開放機構との間
に介装した開放バルブを開き、当該空気バネのみを減圧
して負荷を除去すれば、他の空気バネで浮基礎本体を支
持してこれを着座させずに浮上させたままの状態で特定
の空気バネのみを交換できる。
ば、複数配設した空気バネの単体毎に遮断バルブを介し
て給気機構に接続するとともに、開放バルブを介して大
気開放機構に接続したから、特定の空気バネのみを交換
するには、当該空気バネが接続する大気開放機構との間
に介装した開放バルブを開き、当該空気バネのみを減圧
して負荷を除去すれば、他の空気バネで浮基礎本体を支
持してこれを着座させずに浮上させたままの状態で特定
の空気バネのみを交換できる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図１は本発明の浮基礎の要部
を示す正面図で、本発明の浮基礎は基本構成として、外
基礎１と浮基礎本体２との間に例えばコンクリートブロ
ックなどによる着座時支持機構（図示は省略した）を内
蔵する空気バネ３の複数個を適宜位置に配設した。
の形態を詳細に説明する。図１は本発明の浮基礎の要部
を示す正面図で、本発明の浮基礎は基本構成として、外
基礎１と浮基礎本体２との間に例えばコンクリートブロ
ックなどによる着座時支持機構（図示は省略した）を内
蔵する空気バネ３の複数個を適宜位置に配設した。
【００１３】かかる浮基礎において、複数配設した空気
バネ３の単体毎に遮断バルブ４を介して給気機構５に接
続するとともに、開放バルブ６を介して大気開放機構７
に接続した。
バネ３の単体毎に遮断バルブ４を介して給気機構５に接
続するとともに、開放バルブ６を介して大気開放機構７
に接続した。
【００１４】給気機構５は一例として圧搾ポンプ８を接
続した高圧タンク９で構成し、該高圧タンク９を給気管
10で空気バネ３に接続するもので、給気管10の途中に前
記遮断バルブ４を介装する。図中４ａは遮断バルブ４の
開閉操作用のハンドルを示す。
続した高圧タンク９で構成し、該高圧タンク９を給気管
10で空気バネ３に接続するもので、給気管10の途中に前
記遮断バルブ４を介装する。図中４ａは遮断バルブ４の
開閉操作用のハンドルを示す。
【００１５】大気開放機構７は例えば端部を大気に開放
する大気連通管11で構成し、この大気連通管11の途中に
前記開放バルブ６を介装する。図中６ａは開放バルブ６
の開閉操作用のハンドルを示す。
する大気連通管11で構成し、この大気連通管11の途中に
前記開放バルブ６を介装する。図中６ａは開放バルブ６
の開閉操作用のハンドルを示す。
【００１６】以上のようにして浮基礎本体２を浮上させ
ている常時は、遮断バルブ４を開き、高圧タンク９から
圧搾空気を給気管10を介して空気バネ３に供給し、開放
バルブ６は閉じて空気バネ３の内部を高圧状態に保持す
る。これにより、複数の空気バネ３で浮基礎本体２の荷
重を支持する。
ている常時は、遮断バルブ４を開き、高圧タンク９から
圧搾空気を給気管10を介して空気バネ３に供給し、開放
バルブ６は閉じて空気バネ３の内部を高圧状態に保持す
る。これにより、複数の空気バネ３で浮基礎本体２の荷
重を支持する。
【００１７】複数ある空気バネ３のうち特定のものを交
換するには、前記のようにして浮基礎本体２を浮上させ
たままの状態で、ハンドル４ａを操作して交換しようと
する空気バネ３に接続されている給気管10の途中の遮断
バルブ４を閉じ、高圧タンク９からの圧搾空気の供給を
遮断する。
換するには、前記のようにして浮基礎本体２を浮上させ
たままの状態で、ハンドル４ａを操作して交換しようと
する空気バネ３に接続されている給気管10の途中の遮断
バルブ４を閉じ、高圧タンク９からの圧搾空気の供給を
遮断する。
【００１８】同時に、ハンドル６ａを操作して交換しよ
うとする空気バネ３に接続されている大気連通管11の途
中の開放バルブ６を開き、空気バネ３内の高圧空気を大
気連通管11を介して大気中に放出し、空気バネ２内を大
気圧にまで減圧する。
うとする空気バネ３に接続されている大気連通管11の途
中の開放バルブ６を開き、空気バネ３内の高圧空気を大
気連通管11を介して大気中に放出し、空気バネ２内を大
気圧にまで減圧する。
【００１９】これにより交換しようとする空気バネ３の
みが浮基礎本体２の荷重負担から開放され、他の空気バ
ネ３で浮基礎本体２の荷重を負担して着座させない状態
で当該空気バネ３のみを交換する。
みが浮基礎本体２の荷重負担から開放され、他の空気バ
ネ３で浮基礎本体２の荷重を負担して着座させない状態
で当該空気バネ３のみを交換する。
【００２０】
【発明の効果】以上述べたように本発明の浮基礎および
浮基礎の空気バネ交換方法は、着座時支持機構を内蔵す
る複数の空気バネを用いる浮基礎において、浮基礎本体
を浮上させたままの着座させない状態で交換しようとす
る空気バネのみ減圧でき荷重負担を解除できるから、着
座時支持機構を内蔵する空気バネであっても当該空気バ
ネのみを容易に交換できるものである。
浮基礎の空気バネ交換方法は、着座時支持機構を内蔵す
る複数の空気バネを用いる浮基礎において、浮基礎本体
を浮上させたままの着座させない状態で交換しようとす
る空気バネのみ減圧でき荷重負担を解除できるから、着
座時支持機構を内蔵する空気バネであっても当該空気バ
ネのみを容易に交換できるものである。
【図１】本発明の浮基礎の実施形態を示す要部の正面図
である。
である。
【図２】従来の浮基礎の縦断正面図である。
【図３】従来の浮基礎の横断平面図である。
１…外基礎 ２…浮基礎本体 ３…空気バネ ４…遮断バルブ ４ａ…ハンドル ５…給気機構 ６…開放バルブ ６ａ…ハンドル ７…大気開放機構 ８…圧搾ポンプ ９…高圧タンク 10…給気管 11…大気連通管 20…支持構造体 21…空気バネ 22…浮基礎本体 23…支持台 24…着座領域 25…点検通路出入口
Claims (2)
- 【請求項１】 着座時支持機構を内蔵する空気バネを浮
基礎本体と外基礎との間の適宜箇所に複数配設し、該空
気バネで浮基礎本体を支持する浮基礎において、各空気
バネ単体毎に遮断バルブを介して給気機構に接続すると
ともに、開放バルブを介して大気開放機構に接続したこ
とを特徴とする浮基礎。 - 【請求項２】 着座時支持機構を内蔵する空気バネを浮
基礎本体と外基礎との間の適宜箇所に複数配設し、該空
気バネで浮基礎本体を支持する浮基礎において、特定の
空気バネ交換時には当該空気バネが接続する給気機構と
の間に介装した遮断バルブを閉じると同時に、当該空気
バネが接続する大気開放機構との間に介装した開放バル
ブを開き、浮基礎本体を浮上させたままの状態で当該空
気バネのみを減圧して負荷を除去することを特徴とする
浮基礎の空気バネ交換方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8193091A JP3002743B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 浮基礎および浮基礎の空気バネ交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8193091A JP3002743B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 浮基礎および浮基礎の空気バネ交換方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1037211A JPH1037211A (ja) | 1998-02-10 |
| JP3002743B2 true JP3002743B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=16302088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8193091A Expired - Fee Related JP3002743B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 浮基礎および浮基礎の空気バネ交換方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3002743B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4408538B2 (ja) | 2000-07-24 | 2010-02-03 | 株式会社日立製作所 | プローブ装置 |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP8193091A patent/JP3002743B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1037211A (ja) | 1998-02-10 |
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Legal Events
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