JP3214299B2 - フロアコンソール構造 - Google Patents

フロアコンソール構造

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JP3214299B2
JP3214299B2 JP14786095A JP14786095A JP3214299B2 JP 3214299 B2 JP3214299 B2 JP 3214299B2 JP 14786095 A JP14786095 A JP 14786095A JP 14786095 A JP14786095 A JP 14786095A JP 3214299 B2 JP3214299 B2 JP 3214299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の空調装置の空調
ダクトを備えたフロアコンソール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、トラック,バス,乗用
車,RV車,等の車両の多くは、フロアコンソールが設
けられている。一方、上記車両は燃料供給の制御を始め
とするエンジンの制御装置,変速機等の駆動系の制御装
置、該車両の懸架系の制御装置,該車両の走行制御装
置,空調装置の制御装置が設けられており、これらの制
御装置に付随する各種のセンサ,リレー,インジケータ
ランプやブザ並びにその配線や配管が多数設けられてい
る。
【0003】従来、上記のリレーや制御装置のユニット
及びそれらの配線は、エンジン,変速機,車室内等の温
度上昇による影響を受け易いので、この熱の影響を受け
にくい場所に、例えば該車両のインナパネルとアウタパ
ネルの間の空間,ピラー内部,ベットや座席等の下部に
適宜配設されており、該空調装置の空気の吸排気用のダ
クトは上記とは別に独立して、上記種々の空間を利用し
て配管されている。
【0004】例えば、従来の自動車のフロアコンソール
ボックスとして実開昭58−56650号公報がある。
同公報記載の技術は、図6に示すようにフロアコンソー
ルボックス1は該車両のフロア2に取付けられ車両の後
方向の後部に物入3が設けられ、その前方にはブレーキ
レバ4,変速機のチェンジレバ5が設けられている。
【0005】フロアコンソールボックス1の物入3の下
方とフロア2との間隙は、該車両の前後方向に延びるダ
クト5が形成されるようになっており、フロアコンソー
ルボックス1の前端部のダクト5には入口6が設けら
れ、空調装置7からの空気供給口に接続されている。空
調装置7からの空気は入口6から矢印の如くダクト5に
供給されドライバ席の出口8と車室後部の出口9に送風
されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように従来の車両は、上記のリレーや制御装置はインナ
パネル,ピラーの内部,座席やベットの下部等に適宜分
散されて、空いている上記間隙を利用して配設されてい
るため、構造上、必然的に発生する通常では使用出来な
い無駄な上記空間を有効に利用することが出来るが、上
記のように分散し配置された上記のリレー,制御装置の
ユニット等の部位に、各々の点検,配設用の開口やリッ
ド等を設ける必要があり、又それらの上記部位間を往復
する配線が必要であり該配線も長くなり、部品点数も増
加しコストが上昇すると共に、それらの点検は分散して
配設されているため、一度の点検場所では終了せず、各
点検の必要のある部位の場所に巡回点検しなければなら
ず、その工数を要し整備性が悪い。
【0007】又、上記の実開昭58−56650号公報
記載の技術は、フロアコンソールボックス1の物入3の
下方を単に空調装置7の送風用のダクト5に利用したも
のに過ぎないものであり、上記のリレーや制御装置のユ
ニットの上記熱に対する防御対策については全く考慮さ
れていない。本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、車両のフロアコンソールを形成する該フロア
コンソールの内外を限界するフロアコンソールパネルに
設けられた開口を、開閉するトレイ,物入,リッド等の
閉塞部材を設け、該閉塞部材の下方にエンジン,駆動装
置,懸架装置,走行装置,空調装置,電気及び電子機器
等のリレーや制御装置のユニットを配設したフロアコン
ソール構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のフロアコンソール構造は、車両のフロアコン
ソールの構造において、該フロアコンソールを形成する
該フロアコンソールの内外を限界するフロアコンソール
パネルと、該フロアコンソールの内外を連通する該フロ
アコンソールパネルに設けられた開口と、該開口に着脱
可能に設けられたトレイ,物入,リッド等の閉塞部材と
を備え、該閉塞部材の下方に該車両に搭載されるエンジ
ン,駆動装置,懸架装置,走行装置,空調装置,電気及
び電子機器等のリレーや制御装置を配設すると共に、該
フロアコンソールの前後方向に沿って上記のリレーや制
御装置の下方又は側方の少なくともいずれか一方に該空
調装置に接続されている空調ダクトを配設したことを特
徴としている
【0009】求項記載の本発明のフロアコンソール
構造は、請求項記載の構成において、上記空調ダクト
の該車両の車巾方向の巾は上記のリレーや制御装置の巾
と同等又は同等以上の巾で形成されたことを特徴として
いる。
【0010】また、請求項又は記載の構成におい
て、上記の空調ダクトの長手方向の軸線に対する略垂直
平面で切断した横断面が長方形,楕円等の偏平断面にな
るように形成することもできる(態様1)。また、請求
,上記態様1いずれかに記載の構成において、
上記の閉塞部材又はリレーや制御装置の少なくともいず
れか一方の下方に配設される空調ダクトの長手方向軸線
に対する略垂直断面は該車両の前方から後方にいくに従
って漸減するように形成することもできる(態様2)。
【0011】
【作用】上述の請求項1記載の本発明のフロアコンソー
ル構造では、車両のフロアコンソールの構造において、
該フロアコンソールを形成する該フロアコンソールの内
外を限界するフロアコンソールパネルと、該フロアコン
ソールの内外を連通する該フロアコンソールパネルに設
けられた開口と、該開口に着脱可能に設けられたトレ
イ,物入,リッド等の閉塞部材とを備え、該閉塞部材の
下方に該車両に搭載されるエンジン,駆動装置,懸架装
置,走行装置,空調装置,電気及び電子機器等のリレー
や制御装置が集中的に配設すると共に、該フロアコンソ
ールの前後方向に沿って上記のリレーや制御装置の下方
又は側方の少なくともいずれか一方に該空調装置に接続
されている空調ダクトを配設したので、上記のリレーや
制御装置の取付,点検を集中的に行うことができる
又、該空調ダクトが上記のリレーや制御装置に対する熱
の防熱壁となる。
【0012】求項記載の本発明のフロアコンソール
構造では、上記空調ダクトの該車両の車巾方向の巾は上
記のリレーや制御装置の巾と同等又は同等以上の巾で形
成されているので、該空調ダクトが上記のリレーや制御
装置を効果的に上記熱を遮断せしめると共に、上記空調
ダクトにより上記車両内への空調を効果的に行うことが
できる。
【0013】また、上記態様1記載の構成では、上記の
空調ダクトの長手方向の軸線に対する略垂直平面で切断
した横断面が長方形,楕円等の偏平断面になるように形
成されているので、該フロアコンソールの上下方向の高
さが確保できると共に、上記空調ダクトにより上記車両
内への送風を敏速に行うことができる。
【0014】また、上記態様2記載の構成では。上記の
閉塞部材又はリレーや制御装置の少なくともいずれか一
方の下方に配設される空調ダクトの長手方向軸線に対す
る略垂直断面は該車両の前方から後方にいくに従って漸
減するように形成されているので、該空調ダクト内を流
れる上記空調装置からの送風が該空調ダクト出口におい
て加速され該車両の後方の室内に供給せしめられる。
【0015】
【実施例】以下の図面について、本発明の実施例を説明
する。図1〜5は本発明のフロアコンソール構造をキャ
ブオバトラックに適用した場合の実施例を示すものであ
って、図1はフロアコンソール構造の全体構成を示す概
略分解図、図2は図1の2A−2A線に沿う縦断面図、
図3は図1の3A−3A線に沿う縦断面図、図4は図2
の4A−4A線に沿う縦断面図、図5は図2の5A−5
A線に沿う縦断面図である。
【0016】先ず、図1により本発明のフロアコンソー
ル構造の全体構成を説明する。尚、図1において、矢印
Y1〜Y16は各部位間の結合,配設方向を示すもので
あるが、特に理解しにくいような特別な場合を除き説明
を省略する。キャブオーバトラックの場合、トラックの
キャブの前方の車巾方向の略中心に配設されたエンジン
の上方のフロアパネル20の取付孔23と、フロアコン
ソール24を形成するフロアコンソールパネル26の後
端部のボルト孔28とが、ボルト30により締結されて
いる。
【0017】フロアコンソールパネル26の前端の上部
はステイ32を介して該キャブのフロントパネルのクロ
スメンバ34のブラケット36にボルト38により締結
されている。フロアコンソールパネル26は、逆U字状
のブラケット40Aの脚部42のボルト孔44とフロア
パネル20の取付孔46とをボルト48により固定さ
れ、ブラケット40Aの上部のボルト孔56とフロアコ
ンソールパネル26の取付孔56とをボルト58により
締結して固定されている。
【0018】又、ブラケット40Bの脚部50のボルト
孔52とフロアパネル20への取付孔60とをボルト6
2により固定され、ブラケット40Bの上部のボルト孔
64とフロアコンソールパネル26の取付孔68とをボ
ルト58により締結して固定されている。又、図1,2
に示すようにブラケット40Cの脚部70のボルト孔7
2とフロアパネル20の取付孔74とをボルト76によ
り固定され、ブラケット40Cの上部のボルト孔78と
フロアコンソールパネル26の取付孔81とをボルト5
8により締結して固定されている。
【0019】又、フロアコンソール24は、図1に示す
ように後述する物入A,Bが該キャビンの前後方向に併
設され、物入A,Bの開口を開閉すると共に、フロアコ
ンソール24の前後部に各々に設けられたヒンジ80,
82により回動自在に枢支され、キャブ前後方向に開閉
するリッド84,86が配設されている。リッド86の
上面はトレイ88が設けられ、両リッド84,86が互
いに当接する側に取手90となる凹部が設けられてい
る。
【0020】又、物入A,Bの側部に車巾方向に間隔を
存して併設されるチェンジレバパネル92Aの開口94
A,96A,98A,100Aは、図1に示すようにフ
ューズボックス用リッド94,図示しないチェンジレバ
用ブーツ96,図示しない各種のスイッチ用のスイッチ
パネル98,着脱可能なトレイ100が各々矢印Y9,
Y10,Y11,Y12のようにチェンジレバパネル9
2Aに配設されている。
【0021】又、チェンジレバパネル92Aのボルト孔
102とフロアパネル20の取付孔104とをボルト1
06により締結し、チェンジレバパネル92Aをフロア
パネル20に固定せしめている。チェンジレバパネル9
2Aが装着されたフロアパネル20側の取付孔108と
図示しないキャブ側に配設されるチェンジレバパネル9
2Bのボルト孔110とがボルトにより締結されてい
る。
【0022】又、上記のチェンジレバパネル92Aの該
キャブの後方のフロアコンソールパネル26には、図1
に示すようにボルト孔114を介してボルト116によ
り締結固定されるタコグラフパネル118が設けられて
いる。又、上記の物入A,Bとチェンジレバパネル92
A,92Bとの間のフロアパネル26に設けられた該キ
ャブの前方側の開口120にリッド122が着脱自在に
設けられている。
【0023】このリッド122の後端下方に設けられた
126は、図1に示すように開口120の後端下部の
取付孔120Aに、又リッド122の前端の前方に向け
て設けられた爪126は同開120の前端部の取付孔
120Bに弾性的に嵌合し着脱自在に形成されリッド1
22の上面はトレイ122Aが形成されている。このト
レイ122Aに小物やティッシュペーパ等を置き、ドラ
イバが使用し易いように形成されている。
【0024】又、リッド122の上面はトレイ122A
がなくともよく、又開口120の内部に着脱自在の比較
的深さの浅い物入ケースを配設してもよい。又、リッド
122の後方の開口160に設けられる物入Cには、
述するヒンジ166により開閉するリッド168が設け
られている。又、物入Cの後方の開口128は後述する
空調装置の空調用ダクトの出口が設けられ、又物入Aの
前方のフロアコンソールパネル26に凹部130が設け
られ小物入として利用されるものである。
【0025】次に図2及び3について説明すると、フロ
アコンソール24のフロアコンソールパネル26が上記
のように各ブラケット40A,40B,40Cによりフ
ロアパネル20に取付られ、フロアコンソールパネル2
6の前端部132のフランジ132Aはキャブのフロン
トインナパネル134のフランジ134Aに当接せし
め、フロアコンソールパネル前端部132の下面に設け
られたブラケット136のクリップ孔138を介して、
キャブのフレームに一端が固定されたスティ32にクリ
ップ143により固定されている。
【0026】又、前記説明したトレイ130の底部13
0Aは図3に示したように、一端がキャブのクロスメン
バ34に、ボルト38によりブラケット36に固定され
たステイ32の他端の取付孔138を介してクリップ1
39により固定されている。図2,4,5に示したよう
に、各ブラケット40A,40B,40C各々の脚部
42,50,70の内側にフロアパネル20と間隙をお
いて車両前後方向に延在する横断面が逆L字状のベース
フレーム140A,140Bが取付けられている。
【0027】上記着脱自在のリッド122の下方とベー
スフレーム140A,140Bとの間には図2,5に示
すようにブラケット40Aよりやや前方に上記リレーや
制御装置を支持するための支持フレーム142の下端が
ボルト144によりベースフレーム140A,140B
に固定され、上部がボルト孔146を介してブラケット
40Aの上部にボルト40により取付けられている。
【0028】又、ブラケット40A上の上部は取付孔5
6を介してボルト58によりフロアコンソールパネル2
6に締結されている。この支持フレーム142には図5
に示したようにストップテールランプセンサ147,プ
ラグやコーナリングリレー148、スピードインジケー
タリレー150,ウォーニングブザ152,パワタード
コントローラ154,ミューラックコントロール15
5,ブザー157等の制御装置Kがボルト156により
取付けられている。
【0029】又、図2,4に示したように、リッド12
2の下方でブラケット40Aとブラケット40Bとの間
には、図4に示したように上記の各種のリレーブロック
ユニット158がベースフレーム140A,140Bに
ボルト159により取付けられている。又、図2に示す
ようにブラケット40Bと40Cとの間で開口160の
周縁にネジのボス部162が設けられ物入Cの開口側の
周辺に設けられたフランジ113がビス112により固
定されている。
【0030】又、フロアコンソールパネル26の後方の
開口160の上部周縁に、一端がネジ164により固定
され、他端がネジ164aで固定されるヒンジ166に
より開閉自在に設けられたリッド168を有している。
更に、フロアパネル20とベースフレーム140A,1
00Bとの間の間隙170には、車巾方向に長い横断面
が短形又は楕円形等の偏平状を呈し、前端がフロントパ
ネル134の内側に設けられ、図示しない空調装置に接
続されると共に、上記フロアコンソール24の出口12
8に配設される空調ダクト174が設けられている。
【0031】図2,5に示したように空調ダクト174
は、リッド122の下方の上記ストップテールランプセ
ンサ146,ウォーニングブザ152,パワタードコン
トローラ154,ミューラックコントロール155,ブ
ザー157等の下方に配設され、更に上記のリレーブロ
ックユニット158の下方に配設されている。ダクト1
74より上方の上記のセンサ,リレー等の制御装置に対
してエンジンからの熱を遮断しながら、フロアコンソー
ル24の出口128に接続されキャブ内のドライバ席の
後に設けられているベットへの空調が行われている。
【0032】又、図3は図1の3A−3A線に沿う縦断
面図であり、物入Aはフロアコンソールパネル26の開
口の周縁の下方に延設されるフランジ180に物入Aの
開口端部に設けられているフランジ184が懸架される
ように取付けられている。又、物入Bの開口のフロアコ
ンソールパネル26の凹部190の底部のボルト孔19
2及び物入Bの底部のボルト孔194を介してボルト1
96により固定されている。
【0033】物入Bの上端周縁198はフロアパネル2
6の開口の周縁に設けられた凹部200に嵌合されてい
る。物入Bのリッド86の後端部にビス204によりヒ
ンジ206の一端が固定されヒンジ206の他端はビス
210によりフロアパネル26に固定されている。本実
施例は上記のように構成されているので、図2に示した
ように上記トラックの走行中や上記エンジンが作動し、
空調装置が稼動していると、上記フロントパネル134
の下方に配設された空調装置に接続された空調ダクト1
74を介して、空調された空気がフロアコンソールパネ
ル26の出口128よりベット側や、空調ダクト174
の適宜位置に設けられた出口よりキャブ内に供給され、
キャブ内の空調が行われるように形成されている。
【0034】上記実施例では、上記のリレーや制御装置
の下方に空調ダクト174を配設したが、上記リレーや
制御装置の該車幅方向の少なくともいずれか一方の側面
に、或いは上記下面と該側面に跨がって配設しても、上
記実施例と略同様の作用効果を奏することができる。
尚、上記リレーや制御装置の上記側面に上記ダクトを配
設した場合には、リレーや制御装置の点検は、上記フロ
アコンソール24の上面や側面に開口を設け、該開口を
開閉する上記閉塞部材を設ければ良いものである。
【0035】又、上記側面に空調ダクト174を配設し
た場合には、該フロアコンソール24の車幅方向のスペ
ースが制約を受けるが、その制約を受けた分は、該フロ
アコンソール24の上下方向で、例えば上記の物入や制
御装置の収容スペースを確保するようにすれば、上記実
施例と略同様の作用効果を奏することが出来るものであ
る。
【0036】この際、上記したようにフロアコンソール
24内に、上記のエンジンの変速機,走行装置,空調装
置等のリレーや制御装置のユニット等が、空調ダクト1
74の上面に近接するように、しかも上記のリレーや制
御装置の下面をできるだけ覆うように、例えばその横断
面が略短形状,楕円状の偏平形状に形成されているの
で、上記のリレーや制御装置等を効率よく冷却し、エン
ジンや変速機からの熱を遮断して、熱による破損を防止
している。
【0037】又、上記のリレーや制御装置のユニットを
フロアコンソール24内に集中配置したので上記のハー
ネスや空調ダクト174の配線,配管に無駄がなく、該
キャブ内の空間を有効に利用することができる。又、図
1,2,3,5に示したようにフロアコンソール24の
トレイ100,リッド84,86,122及び物入A,
B,C等の閉塞部材Sを着脱自在にしたので、該閉塞部
材Sを取外すことによりフロアコンソール24内の、上
記のリレーや制御装置のユニットの交換が極めて容易に
できるので、整備性が向上できる。
【0038】又、上記キャブオーバトラックの場合に
は、エンジンの上方にフロアコンソール24が配置され
るため、真夏の高温時はフロアコンソールパネル20が
高温となり易いが、上記のリレーや制御装置のユニット
とフロアパネル20との間に空調ダクト174があるの
で、上記のリレーや制御装置等,の電気,電子機器類が
高温となることを防止することができる。
【0039】
【発明の効果】上述の請求項1記載の本発明のフロアコ
ンソール構造によれば、車両のフロアコンソールの構造
において、該フロアコンソールを形成する該フロアコン
ソールの内外を限界するフロアコンソールパネルと、該
フロアコンソールの内外を連通する該フロアコンソール
パネルに設けられた開口と、該開口に着脱可能に設けら
れたトレイ,物入,リッド等の閉塞部材とを備え、該閉
塞部材の下方に該車両に搭載されるエンジン,駆動装
置,懸架装置,走行装置,空調装置,電気及び電子機器
等のリレーや制御装置が集中的に配設すると共に、上記
フロアコンソールの前後方向に沿って上記のリレーや制
御装置の下方又は側方の少なくともいずれか一方に上記
空調装置に接続されている空調ダクトを配設したので、
上記のリレーや制御装置の点検を集中的に行うことがで
きる。
【0040】又、上記のリレーや制御装置が分散されて
配設されている場合の各部位間の往復する無駄な配線や
配管が少なくなりコンパクトに、且つコストも低減さ
れ、その取付,点検整備も節減される。又、該空調ダク
トが上記のリレーや制御装置に対するエンジン等が発生
せしめる熱の防熱壁となると共に、該空調用の空調ダク
トとしてもコンパクトに形成することができる。
【0041】従って、上記種々のリレーや制御装置を該
空調ダクトにより該熱を遮断せしめるので、上記のリレ
ーや制御装置の損傷を防止することができる。請求項
記載の本発明のフロアコンソール構造によれば、請求項
記載の構成において、上記空調ダクトの該車両の車巾
方向の巾は上記のリレーや制御装置の巾と同等又は同等
以上の巾で形成されているので、該空調ダクトが上記の
リレーや制御装置を効果的に上記熱を遮断せしめると共
に、上記空調ダクトにより該車両内への空調を効果的に
行うことができる。
【0042】また、請求項又は記載の構成におい
て、上記の空調ダクトの長手方向の軸線に対する略垂直
平面で切断した横断面が長方形,楕円形等の偏平断面に
なるように形成されている場合には、該フロアコンソー
ルの上下方向の収容スペースの高さが確保できると共
に、該空調ダクトの上記の送風量を変えることなく、上
記車両内への空調を効果的に行うことができる(態様
1)。
【0043】又、該空調ダクトの上記横断面積が同等で
あっても上記のリレーや制御装置の対応する面を増加し
熱遮断壁を増加せしめ、上記のリレーや制御装置を効果
的に保護することができる。また、請求項,上記
態様1のいずれかに記載の構成において、上記の閉塞部
材又はリレーや制御装置の少なくともいずれか一方の下
方に配設される空調ダクトの長手方向軸線に対する略垂
直断面積は該車両の前方から後方にいくに従って漸減す
るように形成されている場合には、該空調ダクト内をな
がれる上記空調装置からの送風が該空調ダクト出口にお
いて、加速され該車両の後方の室内に供給せしめられ、
効果的に上記空調を行うことができる(態様2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフロアコンソール構造の
概略分解図である。
【図2】図1の2A−2A線に沿う縦断面図である。
【図3】図1の3A−3A線に沿う縦断面図である。
【図4】図2の4A−4A線に沿う縦断面図である。
【図5】図2の5A−5A線沿う縦断面図である。
【図6】従来例を示すフロアコンソールの概略説明図で
ある。
【符号の説明】
20 フロアパネル 23 取付孔 24 フロアコンソール 26 フロアコンソールパネル 28 ボルト孔 30 ボルト 32 ステイ 34 クロスメンバ 36 ブラケット 40A ブラケット 40B ブラケット 40C ブラケット 42 脚部 44 ボルト孔 48 ボルト孔 56 取付孔 50 脚部 60 取付孔 68 取付孔 70 脚部 74 脚部 80 ヒンジ 81 取付孔 82 ヒンジ 84 リッド 86 リッド 88 トレイ 90 取手 92A チェンジレバパネル 94A 開口 96 ブーツ 96A 開口 98 スイッチパネル 98A 開口 100 トレイ 100A 開口 104 取付孔 113 フランジ 110 ボルト 116 ボルト 118 タコグラフ 120 開口 120A 取付孔 120B 取付孔 122 リッド 122A トレイ 124 開口 126 リッド 128 開口 130 凹部 132 前端部 132A フランジ 134 フロントインナパネル 136 ブラケット 138 クリップ孔 139 クリップ 140A ベースフレーム 140B ベースフレーム 142 支持フレーム 146 ボルト孔 147 ストップテールランプセンサ 148 プラグ,コーナリングリレ 150 スピードインジケータリレー 152 ウォーニングブザ 154 パワタードコントローラ 155 ミューラックコントローラ 156 ボルト 157 ブザー 158 リレーのブロックユニット 159 ボルト 160 開口 162 ボス部 164 ネジ 164a ネジ 166 ヒンジ 168 リッド 170 間隙 174 空調ダクト 180 フランジ 184 フランジ 190 凹部 194 ボルト孔 198 上端周縁 200 凹部 204 ビス 206 ヒンジ K 制御装置 S 閉塞部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/04 B60H 1/00 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロアコンソールの構造におい
    て、 該フロアコンソールを形成する該フロアコンソールの内
    外を限界するフロアコンソールパネルと、 該フロアコンソールの内外を連通する該フロアコンソー
    ルパネルに設けられた開口と、 該開口に着脱可能に設けられたトレイ,物入,リッド等
    の閉塞部材とを備え、該閉塞部材の下方に該車両に搭載
    されるエンジン,駆動装置,懸架装置,走行装置,空調
    装置,電気及び電子機器等のリレーや制御装置を配設
    ると共に、 該フロアコンソールの前後方向に沿って上記のリレーや
    制御装置の下方又は側方の少なくともいずれか一方に該
    空調装置に接続されている空調ダクトを配設したことを
    特徴とする、フ ロアコンソール構造。
  2. 【請求項2】 上記空調ダクトの該車両の車巾方向の巾
    は上記のリレーや制御装置の巾と同等又は同等以上の巾
    で形成されたことを特徴とする、請求項記載のフロア
    コンソール構造
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