JP2001328421A - 自動車用空調ユニットとステアリングメンバとの組付構造 - Google Patents

自動車用空調ユニットとステアリングメンバとの組付構造

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JP2001328421A
JP2001328421A JP2000146819A JP2000146819A JP2001328421A JP 2001328421 A JP2001328421 A JP 2001328421A JP 2000146819 A JP2000146819 A JP 2000146819A JP 2000146819 A JP2000146819 A JP 2000146819A JP 2001328421 A JP2001328421 A JP 2001328421A
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Japan
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air conditioning
conditioning unit
recess
steering member
vehicle
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JP2000146819A
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English (en)
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Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Toshiharu Watanabe
年春 渡辺
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来構造と比べて、自動車用空調ユニットの
メンテナンスにかかる手間を少なくすることができ、イ
ンストルメントパネルに組み付けられる車載機器の制限
を緩和することもできる自動車用空調ユニットとステア
リングメンバとの組付構造を提供する。 【解決手段】 ステアリングメンバ1に、下方へ凹むメ
ンバ凹部1aを形成する。このメンバ凹部1aに自動車
用空調ユニット2の底部を填め込んだ状態で、ステアリ
ングメンバ1に自動車用空調ユニット2のユニットケー
ス10を着脱自在に固定する。ユニットケース10の底
壁12外壁面上又は底壁12外壁面の下方にメンバ凹部
1aの底部材1bを配置する。これにより、自動車用空
調ユニット2のメンテナンス時には、ステアリングメン
バ1の車体Sからの取り外しを不要にすることができ
る。また、インストルメントパネルPの正面部位P1と
自動車用空調ユニット2との間の空間を広くすることも
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空調ユニ
ットとステアリングメンバとの組付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来構造の一例を示す分解斜視
図である。図7は、図6に示すものの車体への組付状態
を示す斜視図である。図6,図7に示すように、自動車
用空調ユニットaのなかには、ステアリングメンバbに
組み付けられ、インストルメントパネルPで覆われた車
室前部の空間にステアリングメンバbと共に収容される
ものがある。
【0003】自動車用空調ユニットaとステアリングメ
ンバbとの組付構造としては、ステアリングメンバbに
車両前後方向後方へ凹んだメンバ凹部b1を形成し、こ
のメンバ凹部b1に自動車用空調ユニットaを填め込ん
だ状態でステアリングメンバbに自動車用空調ユニット
aを着脱自在に組み付ける構造が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車搭乗
員の足元空間をできるだけ広くして自動車の居住性を良
くするため、自動車用空調ユニットaは、インストルメ
ントパネルPで覆われた空間の車幅方向中央部に配置さ
れる。そして、インストルメントパネルPの車幅方向中
央部の正面部位P1には、自動車用空調ユニットaのコ
ントローラやオーディオ機器等が組み付けられるのが一
般的である。
【0005】ところが、図6,図7に示す従来構造で
は、インストルメントパネルPの車幅方向中央部の正面
部位P1と自動車用空調ユニットaとの間に、ステアリ
ングメンバbのメンバ凹部b1の底部材b2が配置され
ている。このため、従来構造には、インストルメントパ
ネルPの車幅方向中央部の正面部位P1に自動車用空調
ユニットaのコントローラやオーディオ機器等の車載機
器を組み付ける際に、ステアリングメンバbの底部材b
2が邪魔をして前記車載機器の奥行き等が制限されてし
まう、という問題点がある。
【0006】また、従来構造には、自動車用空調ユニッ
トaをメンテナンスする際に、インストルメントパネル
Pとステアリングメンバbとを車体から取り外した後、
ステアリングメンバbから自動車用空調ユニットaを取
り外す必要がある。従って、従来構造には、自動車用空
調ユニットaのメンテナンスに手間がかかる、という問
題点もある。
【0007】そこで、本発明では、図6,図7に示す従
来構造と比べて、自動車用空調ユニットのメンテナンス
にかかる手間を少なくすることができ、インストルメン
トパネルの正面部位に組み付けられる車載機器の制限を
緩和することもできる自動車用空調ユニットとステアリ
ングメンバとの組付構造を提供することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
インストルメントパネルで覆われた車室前部の空間内で
ステアリングコラムを支持するステアリングメンバに、
送風を冷却する冷却用熱交換器と送風を加熱する加熱用
熱交換器との少なくとも一方を備え前記空間に収容され
る自動車用空調ユニットを組み付ける自動車用空調ユニ
ットとステアリングメンバとの組付構造であって、ステ
アリングメンバに、下方へ凹むメンバ凹部が形成され、
該メンバ凹部に自動車用空調ユニットの底部が填め込ま
れた状態でステアリングメンバに自動車用空調ユニット
のユニットケースが着脱自在に固定され、該ユニットケ
ースの底壁外壁面上又は底壁外壁面の下方にメンバ凹部
の底部材が配置されていることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動車用空調ユニットとステアリングメンバとの組付構造
であって、ステアリングメンバは、メンバ凹部と、該メ
ンバ凹部の両端部分から互いに離間するように延びる一
対の腕部とからなり、該一対の腕部とメンバ凹部とが別
体に形成されていると共に、メンバ凹部にユニットケー
スが固定されていることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の自動車用空調ユニットとステアリングメンバとの組
付構造であって、ユニットケースの底壁に、ユニットケ
ースの内側へ凹みメンバ凹部の底部材を収容する収容凹
部が形成され、該収容凹部に、メンバ凹部の底部材が収
容されていることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の自
動車用空調ユニットとステアリングメンバとの組付構造
であって、ユニットケース内に冷却用熱交換器が配置さ
れ、ユニットケースの底壁には、冷却用熱交換器より送
風下流側に収容凹部が形成されていると共に、該収容凹
部より冷却用熱交換器側に、冷却用熱交換器で除湿凝縮
された凝縮水が溜まるドレン溜りが形成され、収容凹部
は、前記凝縮水のドレン溜りからの飛散を防止する飛散
防止壁を形成していることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の自動車用空調ユニットとステアリングメン
バとの組付構造であって、ステアリングメンバのメンバ
凹部は、車体のフロアトンネル部の上面又は上方に位置
するように形成され、フロアトンネル部に固定されるこ
とを特徴としている。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ステアリ
ングメンバに、下方へ凹むメンバ凹部が形成され、該メ
ンバ凹部に自動車用空調ユニットの底部が填め込まれた
状態でステアリングメンバに自動車用空調ユニットのユ
ニットケースが着脱自在に固定され、該ユニットケース
の底壁外壁面上又は底壁外壁面の下方にメンバ凹部の底
部材が配置されているので、インストルメントパネルの
正面部位と自動車用空調ユニットとで挟まれた空間にス
テアリングメンバは配置されていない。このため、自動
車用空調ユニットのメンテナンス時には、ステアリング
メンバを車体に固定したままで、自動車用空調ユニット
のステアリングメンバからの取り外しとステアリングメ
ンバへの取り付けとを行うことができ、ステアリングメ
ンバの車体からの取り外しを不要にすることができる。
従って、この取り外しが必要な従来構造と比べて、自動
車用空調ユニットのメンテナンスにかかる手間を少なく
することができる。
【0014】また、インストルメントパネルの正面部位
と自動車用空調ユニットのユニットケースとで挟まれた
空間にステアリングメンバは配置されていないので、こ
の空間にステアリングメンバの一部が配置される従来技
術と比べて、前記空間を広くすることができ、その結
果、インストルメントパネルの正面部位に組み付けられ
る車載機器の奥行き等の制限を緩和することができる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、ステアリン
グメンバは、メンバ凹部と、該メンバ凹部の両端部分か
ら互いに遠ざかるように延びる一対の腕部とからなり、
該一対の腕部とメンバ凹部とが別体に形成されていると
共に、メンバ凹部に自動車用空調ユニットのユニットケ
ースが固定されているので、メンバ凹部にユニットケー
スを固定した後、メンバ凹部に一対の腕部を固定してス
テアリングメンバを形成することができる。従って、ス
テアリングメンバに自動車用空調ユニットを組み付ける
組付作業時には、ステアリングメンバの一対の腕部が邪
魔にならず、その組付作業の作業性を向上させることが
できる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、ユニットケ
ースの底壁に、ユニットケースの内側へ凹みメンバ凹部
の底部材を収容する収容凹部が形成され、該収容凹部
に、メンバ凹部の底部材が収容されているので、ステア
リングメンバのメンバ凹部の底部材が自動車用空調ユニ
ットのユニットケースの底壁から突出するのを抑えて、
インストルメントパネルで覆われた狭い空間の上下方向
への有効利用を図ることができる。
【0017】請求項4記載の発明によれば、ユニットケ
ースの収容凹部は、冷却用熱交換器で除湿凝縮された凝
縮水のドレン溜りからの飛散を防止する飛散防止壁を形
成しているので、ユニットケースの収容凹部に凝縮水用
の飛散防止壁を兼ねさせて自動車用空調ユニットの小型
化を図ることができる。
【0018】請求項5記載の発明によれば、ステアリン
グメンバのメンバ凹部は、車体のフロアトンネル部の上
面又は上方に位置するように形成され、フロアトンネル
部に固定されるので、この固定によってステアリングメ
ンバによる自動車用空調ユニット及びステアリングコラ
ムの支持を安定させることができ、その結果、自動車走
行時の車体振動に起因する自動車用空調ユニット及びハ
ンドルのぶれを抑えることができる。
【0019】しかも、ステアリングメンバのメンバ凹部
はフロアトンネル部の上面又は上方に位置するように形
成されるので、メンバ凹部をフロアトンネル部に近接配
置させることができ、従って、メンバ凹部のフロアトン
ネル部への固定作業の作業性を向上させることもでき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態の一例
である第1実施形態を示す分解斜視図である。図2は、
図1に示すものの組付状態を示す斜視図である。図3
は、図2に示すものの自動車用空調ユニットの左側面図
である。
【0021】図1〜図3において、符号Pは、インスト
ルメントパネルを示している。符号1は、インストルメ
ントパネルPで覆われた車室前部の空間内でステアリン
グコラムを支持するステアリングメンバを示している。
符号2は、ステアリングメンバ1に組み付けられて前記
空間に収容される自動車用空調ユニットを示している。
【0022】図1〜図3に示すように、ステアリングメ
ンバ1には、その中央部分に、下方へ凹むメンバ凹部1
aが形成されている。ステアリングメンバ1は、円筒状
の中空断面形状(図3参照)を有し、軽量化が図られて
いる。なお、ステアリングメンバ1は、円筒状のものに
限定されず、例えば図4(a),(b)に示すように、
六角形や四角形等の多角形筒状のものであっても良い。
あるいは、図4(c),(d)に示すように、内部に補
強部材を有するもの等であっても良い。
【0023】自動車用空調ユニット2は、その底部がス
テアリングメンバ1のメンバ凹部1aに填め込まれた状
態で、ユニットケース10がステアリングメンバ1にブ
ラケット3を介して着脱自在に固定されている。車体S
の車幅方向中央部には、車両前後方向へ沿って隆起する
フロアトンネル部S1が設けられている。ステアリング
メンバ1のメンバ凹部1aは、フロアトンネル部S1の
上方に位置するように形成され、ブラケット4を介して
フロアトンネル部S1に固定されている。
【0024】自動車用空調ユニット2は、そのユニット
ケース10内へ送風を供給する送風機を備えた図外のブ
ロアユニットが組み付けられるようになっている。ユニ
ットケース10の側壁11には、ブロアユニットからの
送風が流入する送風流入口21が設けられている。ユニ
ットケース10の底壁12には、ユニットケース10の
内側へ凹みメンバ凹部1aの底部材1bを収容する収容
凹部22が形成されている。メンバ凹部1aの底部材1
bは、ユニットケース10の収容凹部22に収容され、
ユニットケース10の底壁12外壁面の下方に配置され
ている。
【0025】図3に示すように、ユニットケース10内
には、ブロアユニットからの送風を冷却する冷却用熱交
換器31が配置されている。この冷却用熱交換器31よ
り送風下流側のユニットケース10内には、冷却用熱交
換器31を通過した送風を加熱する加熱用熱交換器32
が配置されていると共に、冷却用熱交換器31を通過し
た送風が加熱用熱交換器32を迂回して流れるバイパス
通路23が設けられている。このバイパス通路23に
は、冷却用熱交換器31を通過した送風のバイパス通路
23と加熱用熱交換器32とへの配風比を調整する回動
式のエアミックスドア33が配置されている。
【0026】ユニットケース10の収容凹部22は、ユ
ニットケース10の底壁12における冷却用熱交換器3
1と加熱用熱交換器32との間の部位に形成されてい
る。ユニットケース10の底壁12には、収容凹部22
より冷却用熱交換器31側に、冷却用熱交換器31で除
湿凝縮された凝縮水が溜まるドレン溜り24が形成され
ている。そして、収容凹部22は、ドレン溜り24に溜
まった凝縮水の送風による飛散を防止する飛散防止壁を
形成している。ユニットケース10の側壁11には、ド
レン溜り24を臨む部位に、凝縮水を排水する排水口2
5が設けられている。
【0027】加熱用熱交換器32を通過した温風と、バ
イパス通路23を通過した冷風とは、加熱用熱交換器3
2及びバイパス通路23より送風下流側のユニットケー
ス10内で混合され、ユニットケース10に設けられた
ベント吹出口26(図1参照),デフロスタ吹出口27
(図1参照),フット吹出口から車室内の所定空間へ配
風されるようになっている。そして、ベント吹出口2
6,デフロスタ吹出口27,フット吹出口には、各吹出
口を開閉する各種のドアが配置されている。
【0028】ところで、図6,図7に示す従来構造で
は、ステアリングメンバbに、車両前後方向後方へ凹ん
だメンバ凹部b1が形成され、このメンバ凹部b1に自
動車用空調ユニットaが填め込まれた状態で、ステアリ
ングメンバbに自動車用空調ユニットaが着脱自在に組
み付けられている。このため、インストルメントパネル
Pの正面部位P1と自動車用空調ユニットaとで挟まれ
た空間に、ステアリングメンバbのメンバ凹部b1の底
部材b2が配置されている。
【0029】これに対し、第1実施形態では、ステアリ
ングメンバ1に、下方へ凹むメンバ凹部1aが形成さ
れ、そのメンバ凹部1aに自動車用空調ユニット2の底
部が填め込まれた状態で、ステアリングメンバ1に自動
車用空調ユニット2が着脱自在に組み付けられている。
しかも、ステアリングメンバ1は、そのメンバ凹部1a
の底部材1bがユニットケース10の底壁12外壁面の
下方に配置されている。このため、ステアリングメンバ
1は、インストルメントパネルPの正面部位P1と自動
車用空調ユニット2とで挟まれた空間には配置されてい
ない。
【0030】従って、自動車用空調ユニット2のメンテ
ナンス時には、ステアリングメンバ1を車体Sに固定し
たままで、自動車用空調ユニット2のステアリングメン
バ1からの取り外しとステアリングメンバ1への取り付
けとを行うことができ、ステアリングメンバ1の車体S
からの取り外しを不要にすることができる。よって、こ
の取り外しが必要な従来構造と比べて、自動車用空調ユ
ニット2のメンテナンスにかかる手間を少なくすること
ができる。
【0031】加えて、インストルメントパネルPの正面
部位P1と自動車用空調ユニット2とで挟まれた空間に
ステアリングメンバ1は配置されていないので、この空
間にステアリングメンバbの一部が配置される従来技術
と比べて、前記空間を広くすることができ、その結果、
インストルメントパネルPの正面部位P1に組み付けら
れる車載機器の奥行き等の制限を緩和することもでき
る。
【0032】また、第1実施形態では、ユニットケース
10の底壁12に、ユニットケース10の内側へ凹む収
容凹部22が形成され、この収容凹部22に、ステアリ
ングメンバ1のメンバ凹部1aの底部材1bが収容され
ている。このため、この底部材1bがユニットケース1
0の底壁12から突出するのを抑えて、インストルメン
トパネルPで覆われた狭い空間の上下方向への有効利用
を図ることもできる。
【0033】しかも、ユニットケース10の収容凹部2
2は、冷却用熱交換器31で除湿凝縮された凝縮水のド
レン溜り24からの飛散を防止する飛散防止壁を形成し
ているので、ユニットケース10の収容凹部22に凝縮
水用の飛散防止壁を兼ねさせて自動車用空調ユニット2
の小型化を図ることもできる。
【0034】更に、第1実施形態では、ステアリングメ
ンバ1のメンバ凹部1aは、車体Sのフロアトンネル部
S1の上方に位置するように形成され、このフロアトン
ネル部S1に固定されている。従って、この固定によっ
てステアリングメンバ1による自動車用空調ユニット2
及びステアリングコラムの支持を安定させることがで
き、その結果、自動車走行時の車体S振動に起因する自
動車用空調ユニット2及びハンドルのぶれを抑えること
ができる。
【0035】しかも、ステアリングメンバ1のメンバ凹
部1aはフロアトンネル部S1の上方に位置するように
形成されているので、メンバ凹部1aをフロアトンネル
部S1に近接配置させることができ、従って、メンバ凹
部1aのフロアトンネル部S1への固定作業の作業性を
向上させることもできる。
【0036】図5は、本発明の実施形態の他の一例であ
る第2実施形態を示す分解斜視図である。なお、以下に
行う第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一の構
成要素には同一の符号を付し、第1実施形態の説明と重
複する説明は省略する。
【0037】図5に示すように、第2実施形態では、ス
テアリングメンバ1は、平板で形成されたメンバ凹部1
aと、そのメンバ凹部1aの両端部分から水平方向へ互
いに離間するように延びる一対の腕部1c,1cとから
なっている。この一対の腕部1c,1cは円筒状で、メ
ンバ凹部1aとは別体に形成され、メンバ凹部1aに後
付け固定されている。自動車用空調ユニット2は、その
ユニットケース10がステアリングメンバ1のメンバ凹
部1aに着脱自在に固定されるようになっている。
【0038】このため、第2実施形態では、メンバ凹部
1aにユニットケース10を固定した後、メンバ凹部1
aに一対の腕部1c,1cを固定してステアリングメン
バ1を形成することができる。従って、ステアリングメ
ンバ1に自動車用空調ユニット2を組み付ける組付作業
時には、ステアリングメンバ1の一対の腕部1c,1c
が邪魔にならず、その組付作業の作業性を向上させるこ
とができる。
【0039】なお、第2実施形態でも、第1実施形態と
同様、ステアリングメンバ1の一対の腕部1c,1c
は、円筒状のものに限定されず、例えば図4(a),
(b)に示すように、六角形や四角形等の多角形筒状の
ものであっても良い。あるいは、図4(c),(d)に
示すように、内部に補強部材を有するもの等であっても
良い。また、ステアリングメンバ1のメンバ凹部1a
も、平板に限定されず、例えば円筒状や多角形筒状のも
のであっても良く、内部に補強部材を有するもの等であ
っても良い。
【0040】ところで、以上説明した第1及び第2の両
実施形態では、自動車用空調ユニット2は、送風機を備
えたブロアユニットとは別体のものとなっている。しか
し、自動車用空調ユニット2は、送風機を備えていても
良く、従ってブロアユニットと一体のものであっても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例である第1実施形態を
示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すものの組付状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図2に示すものの自動車用空調ユニットの左側
面図である。
【図4】図1に示すステアリングメンバとは異なるステ
アリングメンバの一例を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態の他の一例である第2実施形
態を示す分解斜視図である。
【図6】従来構造の一例を示す分解斜視図である。
【図7】図6に示すものの車体への組付状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 ステアリングメンバ 1a ステアリングメンバのメンバ凹部 1b メンバ凹部の底部材 1c ステアリングメンバの腕部 2 自動車用空調ユニット 10 ユニットケース 12 ユニットケースの底壁 22 収容凹部(飛散防止壁) 24 ドレン溜り 31 冷却用熱交換器 32 加熱用熱交換器 P インストルメントパネル S 車体 S1 フロアトンネル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA04 AA06 AA11 AA15 AA19 BB01 CA06 CA15 DA11 3D044 BA01 BA03 BA05 BA09 BA12 BA14 BA17 BB01 BC07 BC13 BC15 BC28 BD11 3L011 BP00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネル(P)で覆われ
    た車室前部の空間内でステアリングコラムを支持するス
    テアリングメンバ(1)に、送風を冷却する冷却用熱交
    換器(31)と送風を加熱する加熱用熱交換器(32)
    との少なくとも一方を備え前記空間に収容される自動車
    用空調ユニット(2)を組み付ける自動車用空調ユニッ
    トとステアリングメンバとの組付構造であって、 ステアリングメンバ(1)に、下方へ凹むメンバ凹部
    (1a)が形成され、該メンバ凹部(1a)に自動車用
    空調ユニット(2)の底部が填め込まれた状態でステア
    リングメンバ(1)に自動車用空調ユニット(2)のユ
    ニットケース(10)が着脱自在に固定され、該ユニッ
    トケース(10)の底壁(12)外壁面上又は底壁(1
    2)外壁面の下方にメンバ凹部(1a)の底部材(1
    b)が配置されていることを特徴とする自動車用空調ユ
    ニットとステアリングメンバとの組付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用空調ユニットと
    ステアリングメンバとの組付構造であって、 ステアリングメンバ(1)は、メンバ凹部(1a)と、
    該メンバ凹部(1a)の両端部分から互いに離間するよ
    うに延びる一対の腕部(1c,1c)とからなり、該一
    対の腕部(1c,1c)とメンバ凹部(1a)とが別体
    に形成されていると共に、メンバ凹部(1a)にユニッ
    トケース(10)が固定されていることを特徴とする自
    動車用空調ユニットとステアリングメンバとの組付構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の自動車用空調ユニ
    ットとステアリングメンバとの組付構造であって、 ユニットケース(10)の底壁(12)に、ユニットケ
    ース(10)の内側へ凹みメンバ凹部(1a)の底部材
    (1b)を収容する収容凹部(22)が形成され、該収
    容凹部(22)に、メンバ凹部(1a)の底部材(1
    b)が収容されていることを特徴とする自動車用空調ユ
    ニットとステアリングメンバとの組付構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動車用空調ユニットと
    ステアリングメンバとの組付構造であって、 ユニットケース(10)内に冷却用熱交換器(31)が
    配置され、ユニットケース(10)の底壁(12)に
    は、冷却用熱交換器(31)より送風下流側に収容凹部
    (22)が形成されていると共に、該収容凹部(22)
    より冷却用熱交換器(31)側に、冷却用熱交換器(3
    1)で除湿凝縮された凝縮水が溜まるドレン溜り(2
    4)が形成され、収容凹部(22)は、前記凝縮水のド
    レン溜り(24)からの飛散を防止する飛散防止壁を形
    成していることを特徴とする自動車用空調ユニットとス
    テアリングメンバとの組付構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の自動車用
    空調ユニットとステアリングメンバとの組付構造であっ
    て、 ステアリングメンバ(1)のメンバ凹部(1a)は、車
    体(S)のフロアトンネル部(S1)の上面又は上方に
    位置するように形成され、フロアトンネル部(S1)に
    固定されることを特徴とする自動車用空調ユニットとス
    テアリングメンバとの組付構造。
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