JPH0725259U - 車両の圧縮天然ガス燃料配管装置 - Google Patents

車両の圧縮天然ガス燃料配管装置

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JPH0725259U
JPH0725259U JP5436293U JP5436293U JPH0725259U JP H0725259 U JPH0725259 U JP H0725259U JP 5436293 U JP5436293 U JP 5436293U JP 5436293 U JP5436293 U JP 5436293U JP H0725259 U JPH0725259 U JP H0725259U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な安全性を確保する。 【構成】 圧縮天然ガスをエンジンの燃料に用いる車両
において、圧縮天然ガスを蓄えるボンベ5〜9に所定の
温度かつ所定のガス圧以上で開放する安全弁11,31
を設け、この安全弁11,31の出口に安全弁11,3
1が放出したガスを車両の天井側から外部に導出するガ
ス放出管15を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、圧縮天然ガスをエンジンの燃料とする車両の燃料配管装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
圧縮天然ガスをエンジンの燃料に用いる車両がある。これは、高圧ボンベから のガス燃料を、配管および配管途中に設けた減圧弁(ガスレギュレータ)を介し てエンジンの混合器等に送り、エンジン吸入空気と混合して、この混合気をエン ジンに供給するようにしている(特開昭61ー23857号公報等参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなガス燃料を蓄える高圧ボンベには安全弁が設けられ、万一火災が発 生したときには、その熱およびガス圧によって安全弁が開放されるようになって いる。
【0004】 しかし、この場合高圧ボンベに安全弁を取付けただけでは、安全弁の回りにガ スが放出されることになる。
【0005】 このため、ボンベが床下に搭載されるバス等の場合、ガスが床下に放出される ことになって、安全性の点から好ましくない。
【0006】 この考案は、安全性を十分に高めることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、圧縮天然ガスをエンジンの燃料に用いる車両において、圧縮天然 ガスを蓄えるボンベに所定の温度かつ所定のガス圧以上で開放する安全弁を設け 、この安全弁の出口に安全弁が放出したガスを車両の天井側から外部に導出する ガス放出管を設ける。
【0008】
【作用】
したがって、安全弁の開放時に、放出ガスはガス放出管を介して車両の天井側 から外部に排出され、床下等に溜まることはない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1において、1は本考案を適用した車両(乗合バス)、2はその車体後部に 搭載されたエンジン本体、3と4はエンジン本体1への燃料供給装置を構成する レギュレータ及びミキサを示している。
【0011】 5,6,7,8,9はそれぞれ燃料としての圧縮天然ガスが高圧で充填された 燃料ボンベであり、車両1の床下に着脱可能に装備されている。各燃料ボンベの うち後方の3本の燃料ボンベ7〜9は、乗降口との干渉を避けるために前方のも のに比較して短いものが設けられている。
【0012】 図2は上記燃料ボンベ5〜9と燃料供給装置とを接続する燃料配管の構成を示 したものである。
【0013】 図示したように、各ボンベ5〜9には、その一端部に過流防止弁及び安全弁が 内装された元弁10が、他端部にはボンベ内圧及び温度が共に所定値以上となっ たときに開放する安全弁11がそれぞれ設けられている。
【0014】 各燃料ボンベ5〜9の元弁10にはエンジン側に燃料ガスを供給するための燃 料供給管16が接続されており、それぞれの燃料供給管16は共通の集合部17 を介してエンジン側燃料供給装置に至る燃料配管18に接続している。なお19 は前記集合部17に接続された燃料充填用の配管であり、燃料充填弁20、逆止 弁21、圧力計22等が介装されている。
【0015】 上記燃料配管18の途中には燃料遮断弁23が、各燃料供給管16の途中には 緊急遮断弁24がそれぞれ介装されている。
【0016】 燃料遮断弁23と緊急遮断弁24はそれぞれ常閉の電磁弁であり、制御スイッ チ25を介して、キースイッチONのエンジン運転時のみ通電を受けて開弁する ように構成されている。
【0017】 ただし、緊急遮断弁24は、充填スイッチ26の操作により通電を受けたとき にも開弁する。充填スイッチ26による開弁は、図示しないリレー回路の働きに より、エンジン停止状態のときのみ可能となるように構成されている。
【0018】 エンジン運転時には燃料遮断弁23と緊急遮断弁24が通電をうけて共に開弁 しているので、各燃料ボンベ5〜9の燃料は燃料供給管16、集合部17、燃料 配管18を経由してエンジンの燃料供給装置へと供給される。キースイッチが切 られるエンジン停止状態では、燃料遮断弁23及び緊急遮断弁24への通電が停 止されるので、それぞれ閉弁して燃料回路を遮断する。
【0019】 燃料ボンベ5〜9に天然ガスを充填するときには、手動操作により元弁10及 び燃料充填弁20を開くと共に充填スイッチ26を操作して緊急遮断弁24を開 弁させる。このとき集合部17よりも下流の燃料配管18は燃料遮断弁23によ り閉ざされているので、充填用配管19からの高圧燃料ガスは集合部17及び燃 料供給配管16を経由して各燃料ボンベ5〜9へと充填される。
【0020】 一方、図3〜図5に燃料ボンベ5〜9、元弁10、安全弁11の構造を示す。
【0021】 元弁10に過流防止弁30とともに設けられた安全弁31は、安全弁11と機 能的に同じもので、それぞれ流路32,33に可溶合金34,35が溶着されて 流路32,33が塞がれると共に、その入口端に所定の圧力で破壊される安全板 36,37が介装され、流路32,33が遮断されている。
【0022】 安全弁11,31の周囲の温度が所定値(約105℃)以上になると、可溶合 金34,35が溶け、このときボンベ5〜9のガス圧(約200気圧)によって 安全板36,37が破壊されて、安全弁11,31が開放される。
【0023】 各安全弁11,31に接続される放出管12及び13は、それぞれに共通の集 合管14に接続され、この集合管14にガス放出管15が接続される。
【0024】 ガス放出管15は、車体の側部を通って天井側まで延設されると共に、車両外 部に先端部38が露出するように形成される。先端部38には、管内に雨水やご み等が入らないようにキャップ39が嵌められる。キャップ39は、ガス放出時 にガス圧力によって抜ける嵌合力で嵌められる。
【0025】 ガス放出管15は、車体の側壁の厚さにしたがって径の小さい管が複数設けら れる。外観上、露出する先端部38を囲うフードを設けても良い。
【0026】 このような構成のため、燃料ボンベ5〜9付近で万一火災が発生して安全弁1 1,31が開かれると、ボンベ5〜9内のガスは、放出管12,13から集合管 14を介してガス放出管15に導かれ、天井側にて外部に露出する管先端部38 のキャップ39がガス圧で外されて、車両外部に放出される。
【0027】 このため、ボンベ5〜9内のガスがボンベ5〜9付近の床下に放出されること がなく、ボンベ5〜9が床下に搭載されるバスはもちろん、圧縮天然ガスを燃料 に用いる車両の安全性が十分に高められる。
【0028】 なお、燃料ボンベ5〜9の両端にそれぞれ安全弁11,31を備えるため、安 全性が一層向上される。
【0029】
【考案の効果】
以上のようにこの考案は、圧縮天然ガスをエンジンの燃料に用いる車両におい て、圧縮天然ガスを蓄えるボンベに所定の温度かつ所定のガス圧以上で開放する 安全弁を設け、この安全弁の出口に安全弁が放出したガスを車両の天井側から外 部に導出するガス放出管を設けたので、火災により安全弁が開放した際に、ガス が床下等に溜まることがなく、十分な安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を適用した車両の透視図であ
る。
【図2】上記実施例の燃料配管の概略構成図である。
【図3】上記実施例の燃料ボンベの構成図である。
【図4】上記実施例の元弁の断面図である。
【図5】上記実施例の安全弁の断面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 エンジン本体 3 レギュレータ 4 ミキサ 5〜9 燃料ボンベ 10 元弁 11 安全弁 12,13 放出管 14 集合管 15 ガス放出管 16 燃料供給管 23 燃料遮断弁 24 緊急遮断弁 31 安全弁 38 先端部 39 キャップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮天然ガスをエンジンの燃料に用いる
    車両において、圧縮天然ガスを蓄えるボンベに所定の温
    度かつ所定のガス圧以上で開放する安全弁を設け、この
    安全弁の出口に安全弁が放出したガスを車両の天井側か
    ら外部に導出するガス放出管を設けたことを特徴とする
    車両の圧縮天然ガス燃料配管装置。
JP1993054362U 1993-10-06 1993-10-06 車両の圧縮天然ガス燃料配管装置 Expired - Lifetime JP2599037Y2 (ja)

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JPH0725259U true JPH0725259U (ja) 1995-05-12
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106262A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Mazda Motor Corp 車両用気体燃料タンク構造
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US9217539B2 (en) 2005-06-01 2015-12-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha High-pressure tank

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