JPH0723624U - 燃料ボンベ搭載車両の燃料供給回路 - Google Patents
燃料ボンベ搭載車両の燃料供給回路Info
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- JPH0723624U JPH0723624U JP5436593U JP5436593U JPH0723624U JP H0723624 U JPH0723624 U JP H0723624U JP 5436593 U JP5436593 U JP 5436593U JP 5436593 U JP5436593 U JP 5436593U JP H0723624 U JPH0723624 U JP H0723624U
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮天然ガス等を充填した燃料ボンベを搭載
した車両の燃料供給回路の信頼性及び安全性を向上させ
る。 【構成】 複数の燃料ボンベ5〜9からの燃料供給管1
6を共通の集合部17に連結し、この集合部17と燃料
供給装置3,4とを燃料配管18により接続する。燃料
配管18の途中に燃料遮断弁23を介装し、複数の燃料
供給管16の各々に緊急遮断弁24を介装する。
した車両の燃料供給回路の信頼性及び安全性を向上させ
る。 【構成】 複数の燃料ボンベ5〜9からの燃料供給管1
6を共通の集合部17に連結し、この集合部17と燃料
供給装置3,4とを燃料配管18により接続する。燃料
配管18の途中に燃料遮断弁23を介装し、複数の燃料
供給管16の各々に緊急遮断弁24を介装する。
Description
【0001】
本考案は、圧縮天然ガス等を燃料として使用する車両に関し、詳しくはその燃 料供給回路の改良に関するものである。
【0002】
燃料ボンベに高圧充填した天然ガスを燃料として使用するガスエンジン搭載車 両が知られている。
【0003】 このような車両の燃料供給回路には、レギュレータ及びミキサ等のエンジン側 に設けられる燃料供給装置と燃料ボンベとを接続する燃料配管の途中に、停止時 にエンジンへの燃料供給を停止するための燃料遮断弁に加えて、緊急時に燃料ボ ンベからの燃料の放出を遮断するための緊急遮断弁が直列に介装されている。
【0004】
ところで、燃料ボンベを複数備えた車両では、各燃料ボンベからの燃料供給管 を1カ所に集合させ、この集合部とエンジンの燃料供給装置とを接続する燃料配 管の途中に緊急遮断弁を介装するようにしている。
【0005】 ところが、このような構成は、特に大型の燃料ボンベを多数搭載する場合には 各燃料ボンベから緊急遮断弁に至るまでの燃料配管の総延長が長くなってしまい 、配管の腐食や経時変化に原因する燃料漏れ対策等の面で好ましくない。
【0006】 本考案はこのような従来の問題点を解消して、信頼性及び安全性の高い燃料供 給回路を提供することを目的としている。
【0007】
本考案は、エンジンの燃料供給装置と複数の燃料ボンベとを接続する燃料配管 の途中にエンジン停止時にエンジンへの燃料供給を停止する燃料遮断弁と、緊急 時に燃料ボンベからの燃料の放出を遮断する緊急遮断弁とを直列に介装した燃料 ボンベ搭載車両の燃料供給回路において、前記複数の燃料ボンベからの燃料供給 管を共通の集合部に連結し、この集合部と燃料供給装置とを接続する燃料配管の 途中に前記燃料遮断弁を介装する一方、前記複数の燃料供給管の各々に前記緊急 遮断弁を介装している。
【0008】
複数の燃料ボンベの個々の燃料供給管のそれぞれに緊急遮断弁を介装してある ので、燃料ボンベから緊急遮断弁に至るまでの燃料配管の長さが最小限で済み、 それだけ燃料リーク等に対する信頼性及び安全性が向上する。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1において、1は本考案を適用した車両(乗合バス)、2はその車体後部に 搭載されたエンジン本体、3と4はエンジン本体1への燃料供給装置を構成する レギュレータ及びミキサを示している。
【0011】 また、5,6,7,8,9はそれぞれ燃料としての天然ガスが高圧で充填され た燃料ボンベであり、車両1の床下に着脱可能に装備されている。各燃料ボンベ のうち後方の3本の燃料ボンベ7〜9は、乗降口との干渉を避けるために前方の ものに比較して短いものが設けられている。
【0012】 図2は上記燃料ボンベ5〜9と燃料供給装置とを接続する燃料配管の構成を示 したものである。
【0013】 図示したように、各ボンベ5〜9には、その一端部に過流防止弁及び安全弁が 内装された元弁10が、他端部にはボンベ内圧及び温度が共に所定値以上となっ たときに開放する安全弁11がそれぞれ設けられている。
【0014】 元弁10に内装された安全弁は機能的には他端部側の安全弁11と同一であり 、上記非常時に開放してボンベの保護を図るためのものである。各燃料ボンベ5 〜9の安全弁からの放出通路12及び13はそれぞれに共通の集合通路14及び この集合通路14に接続した放出ガス配管15を介して大気に連通している。
【0015】 各燃料ボンベ5〜9の元弁10にはエンジン側に燃料ガスを供給するための燃 料供給管16が接続されており、それぞれの燃料供給管16は共通の集合部17 を介してエンジン側燃料供給装置に至る燃料配管18に接続している。なお19 は前記集合部17に接続された燃料充填用の配管であり、燃料充填弁20、逆止 弁21、圧力計22等が介装されている。
【0016】 上記燃料配管18の途中には燃料遮断弁23が、各燃料供給管16の途中には 緊急遮断弁24がそれぞれ介装されている。
【0017】 燃料遮断弁23と緊急遮断弁24はそれぞれ常閉の電磁弁であり、制御スイッ チ25をOFFからONに切り換える操作により通電を受けて開弁するように構 成される。
【0018】 また、緊急遮断弁24は、充填スイッチ26をOFFからONに切り換えた場 合にも通電を受けて開弁する。ただし、この充填スイッチ26の操作による開弁 は、図示しないリレー回路の働きにより、エンジン停止状態のときのみ可能とな るように構成される。なお、すべての緊急遮断弁24は制御スイッチ25または 充填スイッチ26の操作に応じて同期的に開閉する。
【0019】 制御スイッチ25と充填スイッチ26は運転席の近傍に取り付けられ、必要に 応じて運転者により操作される。
【0020】 次に作用を説明する。
【0021】 エンジンの停止状態では、制御スイッチ25と充填スイッチ26は共にOFF とする。この状態では燃料遮断弁23と緊急遮断弁24が共に閉鎖されているの で、エンジン本体2に至る燃料回路と各燃料ボンベ5〜9との間は遮断されてい る。
【0022】 エンジン運転時には制御スイッチ25をONにする。充填スイッチ26はOF Fのままとする。これにより、燃料遮断弁23と緊急遮断弁24が通電を受けて 共に開弁し、各燃料ボンベ5〜9の燃料は燃料供給管16、集合部17、燃料配 管18を経由してエンジンの燃料供給装置へと供給される。
【0023】 エンジン停止時には制御スイッチ25をOFFにする。これにより、燃料遮断 弁23及び緊急遮断弁24への通電が停止されるので、それぞれ閉弁してエンジ ン本体2に至る燃料回路は遮断される。
【0024】 燃料ボンベ5〜9に天然ガスを充填するときには、エンジンの停止状態で手動 操作により元弁10及び燃料充填弁20を開くと共に充填スイッチ26をONに 切り換えて緊急遮断弁24を開弁させる。なお、万が一エンジンの運転中に充填 スイッチ26を操作にしても、リレー回路の働きにより緊急遮断弁24は開かず 、充填を行なうことができないため、エンジン運転中に天然ガスの充填を行う危 険を防止できる。
【0025】 エンジンの停止状態で充填スイッチ26をONに切り換えると、緊急遮断弁2 4のみが開き、燃料遮断弁23は閉ざされたままとなる。したがって、集合部1 7よりも下流の燃料配管18には天然ガスが流入せず、充填用配管19からの高 圧燃料ガスは集合部17及び燃料供給管16を経由して各燃料ボンベ5〜9へと 充填される。
【0026】 このようにして、走行時には制御スイッチ25をOFFからONに切り換え操 作することにより、エンジン本体2への燃料供給を行ない、燃料充填時には充填 スイッチ26をOFFからONへ切り換え操作することにより、各燃料ボンベ5 〜9への燃料充填を行なう。
【0027】 緊急遮断弁24は各燃料供給管16に設けられているので、集合部17にただ 1基のみを設ける場合と比較して、配管のうち常時燃料に満たされている部分の 距離が著しく短くなり、その分管体の腐食や経時変化に原因する配管からの燃料 漏れの恐れも少なくなる。
【0028】
以上のように、本考案は複数の燃料ボンベからの燃料供給管を共通の集合部に 連結し、集合部と燃料供給装置とを接続する燃料配管に燃料遮断弁を設ける一方 、各燃料供給管ごとに緊急遮断弁を設けたので、燃料ボンベから緊急遮断弁に至 る常時燃料に満たされた燃料配管の長さを最小限に抑えられる。したがって、管 体の腐食や経時変化に起因する燃料配管からの燃料漏れの危険が少なくなり、燃 料供給回路の信頼性や安全性を高める効果がある。
【図1】本考案の一実施例を適用した車両の透視図であ
る。
る。
【図2】上記実施例の燃料供給回路の概略構成図であ
る。
る。
2 エンジン本体 3 レギュレータ 4 ミキサ 5〜9 燃料ボンベ 16 燃料供給管 17 集合部 18 燃料配管 23 燃料遮断弁 24 緊急遮断弁
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンの燃料供給装置と複数の燃料ボン
ベとを接続する燃料配管の途中にエンジン停止時にエン
ジンへの燃料供給を停止する燃料遮断弁と、緊急時に燃
料ボンベからの燃料の放出を遮断する緊急遮断弁とを直
列に介装した燃料ボンベ搭載車両の燃料供給回路におい
て、前記複数の燃料ボンベからの燃料供給管を共通の集
合部に連結し、この集合部と燃料供給装置とを接続する
燃料配管の途中に前記燃料遮断弁を介装する一方、前記
複数の燃料供給管の各々に前記緊急遮断弁を介装したこ
とを特徴とする燃料ボンベ搭載車両の燃料供給回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5436593U JPH0723624U (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 燃料ボンベ搭載車両の燃料供給回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5436593U JPH0723624U (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 燃料ボンベ搭載車両の燃料供給回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723624U true JPH0723624U (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=12968632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5436593U Pending JPH0723624U (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 燃料ボンベ搭載車両の燃料供給回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723624U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001004063A (ja) * | 1999-06-23 | 2001-01-09 | Hino Motors Ltd | 過流防止弁復帰装置 |
JP2002225575A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Suzuki Motor Corp | 気体燃料の供給構造 |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP5436593U patent/JPH0723624U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001004063A (ja) * | 1999-06-23 | 2001-01-09 | Hino Motors Ltd | 過流防止弁復帰装置 |
JP2002225575A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Suzuki Motor Corp | 気体燃料の供給構造 |
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