JPH08164765A - 自動車アクセルペダル急踏み込み防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートマチック車が普及している現状におい
て、アクセルをブレーキと誤想して急激に踏み込むこと
によって起こる事故を防止すると共に、既存のアクセル
ペダルに簡単に取り付けることを可能とすることを目的
とする。 【構成】 自動車アクセルペダル踏み込みを起動力とす
る圧縮容器（１）、及び同容器（１）の吐出口に流体の
流出速度に応じて内側に開閉する加圧速度制御弁（２）
を設ける事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のエンジン機
械安全装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ブレーキペダルとアクセルペダル
の踏み間違いを防止するものとしてアクセルペダルの上
下操作を横操作に変換したものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし従来の技術で
は、既存の自動車に応用するには高いコストを要する
他、たとえ応用しても、真に防止が必要とされるのは高
低速運転時を問わず急ブレーキ操作時の踏み間違いであ
り、かかる防止のため上下操作の持つ利便さを無視して
しまう欠点があった。本発明は、かかる欠点を無くし既
存の自動車アクセルペダルに簡単に取り付けるだけで急
ブレーキ操作時の踏み間違いによる事故を防止しようと
するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】自動車アクセルペダル踏
み込みを起動力とする圧縮容器（１）、及び同容器
（１）の吐出口に流体の流出速度に応じて内側に開閉す
る加圧速度制御弁（２）を設ける。本発明はかかる構成
によるアクセルペダル急踏み込み防止装置である。

【０００５】

【作用】自動車アクセルペダル踏み込みを起動力とする
圧縮容器（１）の吐出口に流体の流出速度に応じて内側
に開閉する加圧速度制御弁（２）を設けることにより、
同容器（１）に圧力が急加速（急踏み込み）されたとき
加圧速度制御弁（２）が閉止することから圧縮動作（踏
み込み）が阻止される。これによりアクセルペダル急踏
み込みを防止することが出来る。

【０００６】

【実施例】以下本発明の実施例について説明する。 （イ）、自動車アクセルペダル（３）と床（４）の間
に、同ペダル踏み込み及び踏み込み解除に対応して縦に
縮伸するジャバラ形の圧縮容器（１）を挟み込む形で設
置し、同圧縮容器（１）の上板または底板の任意の部分
に吐出口を設け、同吐出口の内側に加圧速度制御弁
（２）を設ける。（本例では上板に設け、空気を流体と
するものとする。） この時加圧速度制御弁（２）は、スウィング式とし弁体
の支え（５）に弾力性を持たせ、無作動時若干開くよう
に設置、吸入時開となり吐出時流体の流出速度が一定限
度を越えた時閉止するよう調整するが、具体的には通常
のアクセルペダル踏み込み速度（加圧速度）を越える急
ブレーキに匹敵する踏み込み速度（加圧速度）になった
時閉止するよう調整する。 （ロ）、本例（イ）において、加圧速度制御弁（２）は
吸気式（きのこ形）でもよい。 （ハ）、圧縮容器（１）は作動不良等緊急時足で蹴り外
せるようはめ込み式で設置するか、または非常装置（あ
らかじめセットした紐を手で引けば圧縮容器に非常吐出
口ができる等）を設けておいたほうがよい。

【０００７】

【発明の効果】オートマチック車が普及している現状に
おいて、アクセルをブレーキと誤想して急激に踏み込む
ことによって起こる事故を防止すると共に、既存のアク
セルペダルに簡単に取り付けることを可能とした。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例（イ）の使用状態を示す側面図で
ある。

【図２】図１のＡ〜Ａ断面図である。

【図３】本発明実施例（ロ）としたときの図１のＡ〜Ａ
断面図である。

【符号の説明】

１、圧縮容器 ２、加圧速度制御弁 ３、アクセルペダル ４、床 ５、弁体の支え

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車アクセルペダル踏み込みを起動力
   とする圧縮容器（１）、及び同容器（１）の吐出口に設
   けられる流体の流出速度に応じて内側に開閉する加圧速
   度制御弁（２）によって構成されるアクセルペダル急踏
   み込み防止装置。