JPH05293228A - パチンコ機の変動入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の変動入賞装置

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JPH05293228A
JPH05293228A JP4122794A JP12279492A JPH05293228A JP H05293228 A JPH05293228 A JP H05293228A JP 4122794 A JP4122794 A JP 4122794A JP 12279492 A JP12279492 A JP 12279492A JP H05293228 A JPH05293228 A JP H05293228A
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 継続入賞口に打球が入賞して継続権利が発生
した時に、変動入賞装置の裏箱内の表示装置を作動開始
せしめて、継続遊技の開始を迅速に視認させて祝賞する
とともに継続遊技の臨場感を高める。 【構成】 取付基板10の表側に打球の受け入れ状態を
変換可能な可動球受部材11a,11bと、可動球受部
材が受け入れた打球を一般の入賞とする一般入賞口15
と、継続権利を発生させる継続入賞口16とを設け、取
付基板の開口部後方に裏箱17を設け、該裏箱の内部に
絵柄、文字、記号等を表示できる表示装置19を設け、
打球が継続入賞口に入賞するなど所定の条件が満たされ
た時に上記表示装置を作動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技者にとって不利な
第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能
な可動球受部材と、該可動球受部材によって受け入れた
打球を普通の入賞とする一般入賞口及び可動球受部材に
よる第2状態の継続権利を発生させる継続入賞口とを備
えたパチンコ機の変動入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技者にとって不利な第1状態と遊技者
にとって有利な第2状態とに変換可能な可動部材と、こ
の第2状態の継続権利を発生させる継続入賞口とを備え
た変動入賞装置は、例えば、特開昭58-112571 号公報等
により知られている。この種のパチンコ機は、遊技中に
おいて可動球受部材によって受け入れた打球が継続入賞
口に入賞すると、遊技者にとって有利な第2状態の継続
遊技が開始され打球を継続入賞口に効率良く入賞させ
て、この継続遊技を繰り返すことにより短時間に大量の
入賞球が発生可能、つまり短時間に大量の賞球が獲得可
能な構成になっている。そして、この短時間に大量の賞
球が獲得可能な反面、遊技者と遊技店との利益バランス
を図るために、遊技中の最初の継続遊技を発生させる段
階において、可動球受部材によって受け入れた打球を継
続入賞口に入賞させることは比較的に難しく構成されて
いる。したがって、遊技者は、この遊技中に打球が継続
入賞口に入賞した際の喜びは計り知れないものがあると
ともに打球を継続入賞口に効率良く入賞させて、この継
続遊技を繰り返すことにより大量の入賞球、つまり大量
の賞球を獲得しようとする遊技意欲が大いに高められる
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、この種
の変動入賞装置の構成を見てみると、可動球受部材によ
って受け入れた打球が、第2状態の継続遊技が開始され
る継続入賞口に入賞するか、または普通の入賞となる一
般入賞口に入賞するか、遊技者が常に注視して一喜一憂
する領域である取付基板に開設された開口部に連通する
裏箱の内部空間、特に背景部分に、例えば継続条件を達
成した満足感を与える構成部材及びこの継続遊技に対す
る臨場感を高める構成部材が配設されてなく、有効に活
用されていない。 そこで、本発明は、従来有効に活用
されていない裏箱の内部に着目して、この部分に絵柄、
文字、記号等を可変表示する表示装置を配設し、所定の
条件として、遊技中において継続入賞口に打球が入賞し
て継続権利が発生した時にこの表示装置も作動開始せし
めて、遊技者に対して継続遊技の開始を迅速に視認させ
て祝賞するとともに、特に変動入賞装置の開口部内にお
ける継続遊技中の装飾効果と継続遊技の臨場感とを高揚
させるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者
にとって有利な第2状態とに変換可能な可動球受部材を
取付基板の開口部に対応して設けるとともに、、該可動
球受部材が受け入れた打球を普通の入賞とする一般入賞
口と第2状態の継続権利を発生させる継続入賞口とを備
えたパチンコ機の変動入賞装置において、上記取付基板
の開口部後方に設けられ、該開口部に連通して前面が開
放する裏箱と、上記裏箱の所定部分に設けられて、絵
柄、文字、記号等を可変表示可能な表示装置と、を備
え、所定の条件により上記表示装置を作動開始せしめ
て、当該変動入賞装置の開口部を通して見える裏箱内の
背景表示を変化させるようにしたものである。
【0005】
【作用】遊技中において、始動条件が達成されることに
より変動入賞装置の可動球受部材が、遊技者にとって不
利な第1状態から遊技者にとって有利な第2状態に変換
される。遊技中の遊技者は、変動入賞装置の開口部に連
通する裏箱の内部空間を含む入賞領域を常に注視して、
可動球受部材によって受け入れられた打球が、第2状態
の継続権利を発生させる継続入賞口に入賞するか、また
は普通の入賞となる一般入賞口に入賞するか、視認して
一喜一憂する。所定条件として、上記した可動球受部材
によって受け入れられた打球がたまたま継続入賞口に入
賞すると、第2状態の継続権利が発生する。この第2状
態の継続権利が発生することにもとづいて表示装置を作
動して、絵柄、文字、記号等を可変表示する。そして、
表示装置が絵柄、文字、記号等を可変表示することによ
り変動入賞装置の内部の背景が時系列的に変化し、遊技
者が常に注視している変動入賞装置の入賞領域におい
て、遊技者は継続遊技の開始を迅速に視認できるととも
に、この変動入賞装置における継続遊技の装飾効果と継
続遊技の臨場感とが格別に高揚される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。パチンコ機の遊技盤1の表面には、図1で示す
ように、ガイドレール2で囲んだ遊技部3を形成し、こ
の遊技部3内に障害釘(図示せず)を植設すると共に、
ほぼ中央には本発明に係る変動入賞装置4を設け、該変
動入賞装置4の下方には2つの第1入賞口5,5と1つ
の第2入賞口6とを並設し、第1入賞口5には第1球検
出器7を、第2入賞口6には第2球検出器8を各々臨ま
せる。
【0007】図面で示す変動入賞装置4の実施例は、馬
の形を模して装飾効果を高めるようにしたもので、開口
部9を有する取付基板10の表面に、馬の首を模した左可
動球受部材11aと馬の尾を模した右可動球受部材11bと
を左右に軸着すると共に、左可動球受部材11aの下方に
馬の前足を模した左装飾可動部材12aを、右可動球受部
材11bの下方に馬の後足を模した右装飾可動部材12bを
各々軸着し、各可動部材11a,11b,12a,12bの基端
部を覆うようにして、馬の胴を模した横長な覆板13を固
定し、開口部9の上方には起立状態(第1状態)におけ
る左右可動球受部材11a,11bの間隔よりも僅かに幅広
な中空枠状の球阻止部14を突設し、開口部9の下方に
は、ポケット枠状の一般入賞口15,15と継続入賞口16と
を並べて突設する。そして、取付基板10の裏面には、前
面開放状の中空な裏箱17を設け、該裏箱17の内部には奥
に向って下り傾斜する案内板18を設け、また裏箱17の背
面には表示装置19と前記した各可動部材11a,11b,12
a,12bを回動するソレノイド等の第1電気的駆動源2
0,20を取り付ける。
【0008】図面の実施例では、各可動部材11a,11
b,12a,12bの長尺な支軸21…を裏箱17側面の筒状軸
受部22内に挿通して、各支軸21の先端を軸受部22の後端
から突出させ、この先端部分にL字状の作動子23a,23
bを各々固定し、第1電気的駆動源20,20のプランジャ
に取り付けた作動板24,24の上係合孔25内に可動球受部
材側の作動子23aのピンを、下係合孔26内に装飾可動部
材側の作動子23bのピンを各々遊嵌する。また、作動板
24には復帰スプリング27を接続し、第1電気的駆動源自
体の復帰スプリングと相俟って作動板24を下方に付勢す
る。
【0009】したがって、第1電気的駆動源20が消磁し
た状態においては復帰スプリング27の付勢により左右の
両可動球受部材11a,11bが略々垂直に起立するととも
に、左右の両装飾可動部材12a,12bが略々垂直に垂れ
下がる第1状態を維持する。この第1状態においては両
可動球受部材11a,11bの上端が球阻止部14に近接する
ので、遊技部3内を流下してきた打球が両可動球受部材
11a,11bの内側に流入不能となり、一般入賞口15にも
継続入賞口16にも打球が入賞させない状態、即ち遊技者
にとって不利な第1状態となる。
【0010】一方、打球が第1入賞口5又は第2入賞口
6に入り、電気的制御装置28からの給電により第1電気
的駆動源20,20が励磁すると、各作動板24が復帰スプリ
ング27の付勢に抗して上昇し、上下の作動子23a,23b
を各々反対方向に回動する。作動子23a,23bが回動す
ると、支軸21を介して可動球受部材11a,11bが上端を
外側に倒す方向に回動すると共に、装飾可動部材12a,
12bが下端を外側に傾ける方向に回動し、図3に示すよ
うに恰も馬が走っている様な状態となる。なお、作動板
24の下係合孔26の上下長さを、上係合孔25の上下長さよ
りも数倍長くしてあるので、作動板24が上昇すると、先
ず可動球受部材11a,11bが回動し、これよりも少し遅
れて装飾可動部材12a,12bが回動することとなる。換
言すれば首と尾の部分が先に動き出してから前脚と後脚
が動き出すこととなり、馬の躍動感が出て、装飾効果を
一層高めることができる。
【0011】各可動部材11a,11b,12a,12bが回動
して図3で示す第2状態に変換すると、可動球受部材11
a,11bが横倒しになって、可動球受部材11a,11bと
球阻止部14との間に大きな間隙29,29が形成されるの
で、遊技部3内を流下してきた打球が上記間隙29,29を
通って可動球受部材11a,11b上に次々と流下する。そ
して、これらの打球は、覆板13裏面のブロック30が両可
動球受部材11a,11b間を塞いでいるので、裏箱17内の
案内板18上を流下し、裏箱17内の奥に開設してある入賞
口(図示せず)に次々に入賞する。即ち、両可動球受部
材11a,11bが各々外側に倒れて図3で示す開放状態に
変換すると、打球を受け入れ易く遊技者にとって有利な
第2状態に変換するのである。
【0012】そして、この状態で第1電気的駆動源20,
20が消磁すると、復帰スプリング27,27の付勢により両
可動球受部材11a,11b及び両装飾可動部材12a,12b
が戻り回動する。可動球受部材11a,11bが戻り回動す
ると、各可動球受部材11a,11bの下端とブロック30と
の間に間隙が生じる。このため、可動球受部材11a,11
b上の打球や球阻止部14の下方の間隙29から飛入した打
球は、ブロック30の横の間隙を通って落下し、一般入賞
口15或は継続入賞口16に入る。
【0013】図面の実施例では、打球が第1入賞口5に
入ると電気的制御装置28の制御により変動入賞装置4の
可動球受部材11a,11bが所定時間(例えば0.5 秒間)
の1回だけ第1状態から第2状態に変換し、打球が第2
入賞口6に入ると所定時間(例えば 0.8秒)宛の2回だ
け第1状態から第2状態に変換するようにしてある。ま
た、打球が運良く継続入賞口16に入ると、可動球受部材
11a,11bが18回開閉することを1サイクルとし、打球
が継続入賞口16に入ることを条件として8サイクルまで
更新できるようにしてある。そしてこのサイクル数は、
覆板13に設けたサイクル表示器31に可視表示されるよう
に構成してある。但し、当該サイクルにおいて変動入賞
装置4に10個の打球が入賞すると、計数用球検出器32
が、これら入賞球を1個宛検出し、可動球受部材11a,
11bの残り開閉数や残りサイクル数に拘らずその時点で
上記特典遊技態様が電気的制御装置28の制御によって終
了するようにしてある。
【0014】また本発明においては継続入賞口16に打球
が入ると、継続入賞口16から延設した流路に臨ませて配
置した継続検出器33が当該打球を検出し、変動入賞装置
4に設けた表示部材34を認識し易い位置に出現させ、遊
技者に対して、前記特典遊技態様が開始、或は継続され
る旨、即ち、可動球受部材11a,11bの開閉動作が開
始、或は新たなサイクルに更新される権利が発生した旨
を可視表示するようにしてある。
【0015】図面の実施例によれば表示部材34は、競馬
の騎手を模した板材であり、取付基板10の裏面に軸着し
たレバー35を裏箱側面の窓から裏箱17内に臨ませ、この
レバー35の先端に取付けてある。このレバー35は透明プ
ラスチック等目立たない材質で作成されることが望し
く、く字状に形成した部分の先端から前方に突設した支
持杆36の先端に表示部材34を止着し、軸着基端から延設
した腕杆37のピン38に作動レバー39の先端を遊嵌し、該
作動レバー39の途中にソレノイド等の第2電気的駆動源
40を接続してある。またこのレバー39の長さの途中には
復帰バネ41の一端を接続してある。したがって、第2電
気的駆動源40が消磁した状態においては、復帰バネ41の
付勢によりレバー35の先端部分が上昇し、第4図鎖線で
示すように、表示部材34が球阻止部14の前飾板14′の裏
側の第1位置で静止する。この状態では前飾板14′が表
示部材34を覆い隠すので、遊技者側からは殆ど見えな
い。
【0016】そして、打球が継続入賞口16に入って継続
検出器33からの信号にもとづいて電気的制御装置28が第
2電気的駆動源40を励磁すると、作動レバー39が図5矢
印方向に回動し、レバー35が復帰バネ41の付勢に抗して
矢印方向に回動し、裏箱17の側面に開設してある窓の下
縁に当接して停止する。この様にレバー35が回動する
と、図4実線で示すように、レバー35先端の表示部材34
が前飾板14′裏側の第1位置から下降し、最も認識し易
い第2位置、即ち変動入賞装置4の略々中央の馬の背上
に出現する。このため遊技者は、左程の注意を要するこ
となく特典遊技態様の継続を知ることができる。そし
て、所定の時間、例えば 1.6秒間が経過して第2電気的
駆動源40が消磁すると、復帰バネ41の付勢力によりレバ
ー35が戻り回動し、表示部材34が認識し易い第2位置か
ら認識し難い第1位置に復帰する。
【0017】表示部材34が復帰すると、第1電気的駆動
源20,20が再度励磁して各可動部材11a,11b,12a,
12bを回動し、第1状態から第2状態に変換する。そし
て図面の実施例では、所定の条件として打球が継続入賞
口16に入って特典遊技態様を行っている間、電気的に絵
柄、文字、記号等の表示を可変表示することができる表
示装置19が作動するようにしてある。
【0018】実施例における表示装置19は、第7図で示
すように、裏箱17の背面に当接する透明面42を有する透
明プラスチック製の枠体43と、該枠体43の内部に回転可
能に設けた第1ドラム44及び第2ドラム45と、該両ドラ
ム44,45間に掛け渡した無端状装飾部材46と、第1ドラ
ム44を回転することにより無端状装飾部材46を回動する
第3電気的駆動源47と、無端状装飾部材46の内側に配置
したランプ等の発光源48と、上記枠体43の開放後面を塞
ぐ蓋体49とから成る。
【0019】枠体43は、周縁から後方に向けて上面部5
0、左右側面部51,51及び下面部52を延設し、上面部50
と下面部52とには第1、第2ドラム44,45の中心軸53,
54を嵌め込む細い切欠状の軸支持部55,56を形成してあ
る。この枠体43内に収める第1ドラム44は、上端と下端
に鍔部57a,57bを有する円柱体であって、周面の上方
には等間隔で複数の駆動突起58…を突設し、上下方向に
貫通した中心軸53の下端には、モータや減速機等からな
る第3電気的駆動源47にギア59を介して接続してある。
一方、第2ドラム45は、上端と下端に鍔部60a,60bを
有する円柱体であり、上下面に中心軸54が突出してい
る。
【0020】これらの第1、第2ドラム44,45に掛け渡
す無端状装飾部材46は、幅が上記ドラムの鍔部間隔より
も僅かに小さい透光性フィルムからなり、上縁部分には
駆動孔61…を前記駆動突起58…と同じ等間隔で開設し、
他の部分には取付基板10の装飾画等と関連した絵柄、文
字、記号等、例えば本実施例では競馬場の風景画など変
動入賞装置4の意匠に適合させて最も装飾効果を高める
画等を描いてある。この無端状装飾部材46を第1、第2
ドラム44,45に掛け渡し、第1ドラム45の駆動突起58…
を駆動孔61…内に係合させた状態で前記枠体43内にセッ
トする。そして枠体43の開放後面に蓋体49を当てがい、
ビス62…等により止着すると、蓋体49の底面部63に取付
けた発光源48が無端状装飾部材46の内側に位置し、ユニ
ット化された表示装置19を組み立てることができる。
【0021】上記の様にユニット化した表示装置19を変
動入賞装置4に取り付けるには、枠体43の透明面42を裏
箱17の開放背面に当てがい、ビス64を取付孔65に挿通し
て締め付ければよい。この様にして取り付けた表示装置
19は、発光源48に給電すると該発光源48から発せられる
光により無端状装飾部材46の装飾画を枠体43の透明面42
に映し出すことができ、第3電気的駆動源47に給電する
と、該駆動源が第1ドラム44を回転駆動するので、第1
ドラム44と第2ドラム45とに掛け渡した無端状装飾部材
46が回転移動する。したがって、枠体43の透明面42に映
し出された装飾画、即ち変動入賞装置4の開口部9から
透明面42を透して見える装飾画が横方向に移動する。こ
のため、図面の実施例では可動球受部材11a,11b及び
装飾可動部材12a,12bが傾動する特典遊技態様のとき
に表示装置19を作動させると、背景が横に流れ、恰も馬
が走っているような装飾効果を発揮することができ、同
時にこの表示により遊技者に打球が継続入賞口16に入賞
して継続権利が発生した旨を可視表示することができ
る。本実施例の類のパチンコ機で遊技する遊技者は、遊
技中は一般的に変動入賞装置4の開口部9近傍に視線が
あるので、表示装置19が作動した場合には、極く自然に
上記した背景表示を視覚で捕えることができる。
【0022】なお、表示装置19は無端状装飾部材46を横
方向に移動するものに限らず、絵柄、文字、記号等を可
変表示できるものであれば何でもよく、例えば液晶表示
器やドット式表示器及び7セグメント表示器等が利用可
能であり、その表示制御も変動入賞装置4の意匠キャラ
クタに応じた可変表示が可能で、例えば上下方向に移動
する等してもよいし、実施例の透明面42に描いた静止画
と無端状装飾部材46によって映し出される移動画とを重
なり合わせる等して、装飾効果を一層高めるようにして
もよい。また、アイドルローラ(図示せず)を設ける
と、該ローラと前記ドラム44,45とに長尺な無端状装飾
部材46を折り返し状に掛け渡すことができる。
【0023】上記した構成からなる変動入賞装置4は、
電気的制御装置28の制御により打球の受け入れ状態が変
換したり、表示装置19の作動が制御される。図9に示す
電気的制御装置28の実施例は、打球が第1入賞口5に入
った場合には第1球検出器7からの信号により第1フリ
ップフロップ66を、第2入賞口6に入った場合には第2
球検出器8からの信号により第2フリップフロップ67を
セットして第1電気的駆動源20を作動し、両可動球受部
材11a,11bを第2状態に変換し、この時打球が運良く
継続入賞口16に入った場合には第1カウンタ68をリセッ
トして両可動球受部材11a,11bの開閉動作を開始する
と共に、第3フリップフロップ69をセットして表示装置
19の第3電気的駆動源47を作動し、同時に第2カウンタ
70が1サイクル目をカウントする。
【0024】そして、第1カウンタ68が所定数をカウン
トする前に、即ち可動球受部材11a,11bが所定の18回
開閉するまでに打球が運良く継続入賞口16に入ると、継
続検出器33からの信号により第3フリップフロップ69が
再度セットされ、第2電気的駆動源40が作動して表示部
材34を第1位置から第2位置に移動し、遊技者に特典遊
技態様が継続される旨を可視表示する。また継続検出器
33から信号が発せられると、この信号にもとづいて、第
2カウンタ70がサイクル数をカウントし、サイクル表示
器31に可視表示する。この様に、打球が継続入賞口16に
入る度に、継続検出器33からの信号によりサイクルが更
新され、第2カウンタ70が所定のサイクル数8回をカウ
ントすると、オアゲート71の出力を停止し、その後継続
検出器33が次の入賞球を検出しても第3フリップフロッ
プ69にセット信号が送られないので、それ以上のサイク
ル更新を止め、特典遊技態様を当該サイクルの満了で終
了する。また、いずれかのサイクルにおいて、変動入賞
装置4に入った入賞球が所定数10個に到達すると、計数
用球検出器32からの信号をカウントする第3カウンタ72
からの出力により、第3フリップフロップ69をリセット
し、第1カウンタ68の開閉カウント数や第2カウンタ70
のサイクル更新数に拘らず、特典遊技態様をその時点で
終了させる。なお、第3カウンタ72のカウント数を遊技
盤1の左上部に設けてある個数表示器73に可視表示する
ようにしてもよい。
【0025】また、図11に示すように、表示部材34に
サイクル表示器31′を設けると、継続入賞口16に打球が
入る度に表示部材34が出現して特典遊技態様の継続を可
視表示すると共に、更新されたサイクル数を同時に可視
表示することができる。また、図12に示すように、表
示部材34′をソレノイド等の第2電気的駆動源40′の駆
動により開閉するシャッター式に構成し、このシャッタ
ー状表示部材34′の裏側にサイクル表示器31″を配設し
てもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
動球受部材と一般入賞口と継続入賞口とを備えた変動入
賞装置の裏箱に絵柄、文字、記号等を可変表示する表示
装置を一体形成したので、遊技者はこの表示装置が作動
して開口部内の背景表示が変化することにより、ごく自
然に継続遊技等の開始を迅速に視認できて満足感が与え
られるとともに、この変動入賞装置の開口部内における
継続遊技の装飾効果と継続遊技の臨場感とが格別に高揚
される。また、絵柄、文字、記号等を可変表示する表示
装置は、変動入賞装置の裏箱後方部等に配置構成される
ので、従来あまり利用されていない部分を有効に活用で
きる。さらに、表示装置が可変表示する絵柄、文字、記
号等を、当該変動入賞装置の装飾キャラクタと関連付け
て構成することにより、変換動作をする可動球受部材と
表示装置の作動による背景表示の変化とが相俟って、従
来にない立体感や実動感のある変動入賞装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】変動入賞装置の第1状態における斜視図であ
る。
【図3】変動入賞装置の第2状態における斜視図であ
る。
【図4】表示部材が第2位置に移動した状態における変
動入賞装置の正面図である。
【図5】表示部材の斜視図である。
【図6】変動入賞装置の断面図である。
【図7】表示装置の分解斜視図である。
【図8】表示装置の斜視図である。
【図9】電気的制御装置のブロック配線図である。
【図10】第1カウンタのタイミングチャート図であ
る。
【図11】表示部材の第2の実施例の概略斜視図であ
る。
【図12】表示部材の第3の実施例の概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 変動入賞装置 10 取付基板 11 可動球受部材 12 装飾可動部材 13 覆板 14 球阻止部 15 一般入賞口 16 継続入賞口 17 裏箱 19 表示装置 28 電気的制御装置 31 サイクル表示器 33 継続検出器 34 表示部材 35 レバー 37 腕杆 39 作動レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者にとって不利な第1状態と遊技者
    にとって有利な第2状態とに変換可能な可動球受部材を
    取付基板の開口部に対応して設けるとともに、、該可動
    球受部材が受け入れた打球を普通の入賞とする一般入賞
    口と第2状態の継続権利を発生させる継続入賞口とを備
    えたパチンコ機の変動入賞装置において、 上記取付基板の開口部後方に設けられ、該開口部に連通
    して前面が開放する裏箱と、 上記裏箱の所定部分に設けられて、絵柄、文字、記号等
    を可変表示可能な表示装置と、を備え、 所定の条件により上記表示装置を作動開始せしめて、当
    該変動入賞装置の開口部を通して見える裏箱内の背景表
    示を変化させるようにしたことを特徴とするパチンコ機
    の変動入賞装置。
  2. 【請求項2】 上記表示装置は、継続権利が発生するこ
    とに基づき作動開始させるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載のパチンコ機の変動入賞装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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