JPH0681626B2 - パチンコ機の変動入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の変動入賞装置

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JPH0681626B2
JPH0681626B2 JP1085713A JP8571389A JPH0681626B2 JP H0681626 B2 JPH0681626 B2 JP H0681626B2 JP 1085713 A JP1085713 A JP 1085713A JP 8571389 A JP8571389 A JP 8571389A JP H0681626 B2 JPH0681626 B2 JP H0681626B2
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吉平 新山
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者にと
って有利な第2状態とに変換可能な可動球受部材と、該
可動球受部材によって受け入れた打球を、普通の入賞と
する一般入賞口及び可動球受部材による第2状態の継続
権利を発生させる継続入賞口とを備えたパチンコ機の変
動入賞装置に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者にとって
有利な第2状態とに変換可能な可動球受部材と、この第
2状態の継続権利を発生させる継続入賞口とを備えたパ
チンコ機の変動入賞装置は、例えば、特開昭58-112571
号公報等により知られている。
この種の変動入賞装置を備えたパチンコ機にあっては、
遊技中において可動球受部材によって受け入れられた打
球が継続入賞口に入賞して継続権利が発生すると、遊技
者にとって有利な第2状態の継続遊技が開始され打球を
継続入賞口に効率良く入賞させて、この継続遊技を繰り
返すことにより短時間に大量の入賞球が発生可能、つま
り短時間に大量の賞球が獲得可能な構成になっているの
で、遊技者の人気が高い。そして、近年のパチンコ機の
遊技盤表面を見てみると、遊技の臨場感を高めるべく、
まず、盤面セルの色彩が原色等を使用してカラフルにな
ってきているとともに、変動入賞装置の装飾キャラクタ
ーの色彩もカラフルになってきている。また、盤面中央
に設置されるこの変動入賞装置自身も各種電飾装置が多
種多様に配設されている。さらに、打球の入賞にもとづ
いて電気的に発光表示する入賞状態表示装置や打ち止め
の発生にもとづいて電気的に発光表示する打ち止め状態
表示装置等も遊遊盤表面に混在している。そして、遊技
中の遊技者は、視線を常に遊技盤面に向けて遊技を行
い、例えば変動入賞装置の可動球受部材の変換状態を見
ながら変動入賞装置の可動球受部材によって受け入れら
れた打球が、第2状態の継続権利が発生する継続入賞口
に入賞するか、又は普通の入賞となる一般入賞口に入賞
するか、特に、変動入賞装置の開口部を注視して一喜一
憂するのである。
したがって、遊技者は長時間に亘って遊技を行っている
と、上記した盤面上のカラフルな色彩及び表示装置の電
気的な発光表示等により、必然的に視覚的な疲労が高ま
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 したがって、この視覚的な疲労の高い状態において、特
に、第2状態の継続遊技が複数回進行している途中にお
いては、可動球受部材の変換状態や表示装置の電気的な
発光表示状態から、遊技者は打球が継続入賞口に入賞し
て継続権利が発生したか否かの視認が難しく、遊技上の
作戦等が行使できない。
本発明の目的は、遊技中における表示装置の電気的な発
光表示が多々発生し、遊技者が長時間に亘る遊技により
視覚的な疲労の高い状態にあっても、打球が継続入賞口
に入賞して継続条件が達成されたことを、変動入賞装置
に設けられた継続権利発生表示手段により可視表示し
て、遊技者の視覚的な疲労の高い状態であっても遊技の
進行状態を分かり易く報知してやることにより、遊技者
に対して遊技上の作戦等が迅速に立てられるようにした
ものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、取付基板(10)
に可動球受部材(例えば左右可動球受部材11a,11b)を
配設し、該可動球受部材を遊技者にとって不利な第1状
態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能であっ
て、該可動球受部材が受け入れた打球を普通の入賞とす
る一般入賞口(15,15)と第2状態の継続権利を発生さ
せる継続入賞口(16)とを備え、所定位置には、上記可
動球受部材が第2状態に変換して受け入れた打球が継続
入賞口に入賞して継続権利が発生したことを可視表示す
る継続権利発生表示手段を設けたパチンコ機の変動入賞
装置(4)において、上記継続権利発生表示手段は、第
1位置(例えば球阻止部14の前飾板14′の裏側)と第2
位置(変動入賞装置4の略々中央)との間を移動可能な
表示部材(34)を有し、この表示部材が一方から他方の
位置に移動して現出することを特徴とするものである。
〈作用〉 可動球受部材を遊技者にとって不利な第1状態と遊技者
にとって有利な第2状態とに変換可能とされ、該可動球
受部材が受け入れた打球を普通の入賞とする一般入賞口
と第2状態の継続権利を発生させる継続入賞口とを備え
た変動入賞装置が設けられている。遊技中において、変
動入賞装置の可動球受部材が遊技者にとって不利な第1
状態から遊技者にとって有利な第2状態に変換されて、
可動球受部材の受け入れた打球が継続入賞口に入賞する
と、継続権利発生表示手段が作動し表示部材が第1位置
から第2位置へ移動することにより遊技者の視覚範囲内
に現出して、遊技者に対して継続権利の発生したことを
可視表示する。したがって、長時間に亘って遊技を行な
い視覚的な疲労が高まっている遊技者に対しても、遊技
機内に多数設けられた発光表示器による電気的な発光表
示と区別されて明瞭に識別可能な表示部材の現出動作に
よって、継続権利の発生を確実に認識させることができ
る。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
パチンコ機の遊技盤1の表面には、第1図で示すよう
に、ガイドレール2で囲んだ遊技部3を形成し、この遊
技部3内に障害釘(図示せず)を植設すると共に、ほぼ
中央には本発明に係る変動入賞装置4を設け、該変動入
賞装置4の下方に2つの第1入賞口5,5と1つの第2入
賞口6とを並設し、第1入賞口5には第1球検出器7
を、第2入賞口6には第2球検出器8を各々臨ませる。
図面で示す変動入賞装置4の実施例は、馬の形を模して
装飾効果を高めるようにしたもので、開口部9を有する
取付基板10の表面に、馬の首を模した左可動球受部材11
aと馬の尾を模した右可動球受部材11bとを左右に軸着す
ると共に、左可動球受部材11aの下方に馬の前足を模し
た左装飾可能部材12aを、右可動球受部材11bの下方に馬
の後足を模した右装飾可動部材12bを各々軸着し、各可
動部材11a,11b,12a,12bの基端部を覆うようにして、馬
の胴を模した横長な覆板13を固定し、開口部9の上方に
は起立状態(第1状態)における左右可動球受部材11a,
11bの間隔よりも僅かに幅広な中空枠状の球阻止部14を
突設し、開口部9の下方には、ポケット枠状の一般入賞
口15,15と継続入賞口16とを並べて突設する。そして、
取付基板10の裏面には、前面開放状の中空な裏箱17を設
け、該裏箱17の内部には奥に向って下り傾斜する案内板
18を設け、また裏箱17の背面には移動装飾装置19と前記
した各可動部材11a,11b,12a,12bを回動するソレノイド
等の第1電気的駆動源20,20を取り付ける。
図面の実施例では、各可動部材11a,11b,12a,12bの長尺
な支軸21…を裏箱17側面の筒状軸受部22内に挿通して、
各支軸21の先端を軸受部22の後端から突出させ、この先
端部分にL字状の作動子23a,23bを各々固定し、第1電
気的駆動源20,20のプランジャに取り付けた作動板24,24
の上係合孔25内に可動球受部材側の作動子23aのピン
を、下係合孔26内に装飾可動部材側の作動子23bのピン
を各々遊嵌する。また作動板24には復帰スプリング27を
接続し、第1電気的駆動源20自体の復帰スプリングと相
俟って作動板24を下方に付勢する。
したがって、第1電気的駆動源20が消磁した状態におい
ては復帰スプリング27の付勢により左右の両可動球受部
材11a,11bが略々垂直に起立するとともに、左右の両装
飾可動部材12a,12bが略々垂直に垂れ下がる第1状態を
維持する。この第1状態においては両可動球受部材11a,
11bの上端が球阻止部14に近接するので、遊技部3内を
流下してきた打球が両可動球受部材11a,11bの内側に流
入不能となり、一般入賞口15にも継続入賞口16にも打球
が入賞させない状態、即ち遊技者にとって不利な第1状
態となる。
一方、打球が第1入賞口5又は第2入賞口6に入り、電
気的制御装置28からの給電により第1電気的駆動源20,2
0が励磁すると、各作動板24が復帰スプリング27の付勢
に抗して上昇し、上下の作動子23a,23bを各々反対方向
に回動する。作動子23a,23bが回動すると、支軸21を介
して可動球受部材11a,11bが上端を外側に倒す方向に回
動すると共に、装飾可動部材12a,12bが下端を外側に傾
ける方向に回動し、第3図に示すように恰も馬が走って
いる様な状態となる。なお、作動板24の下係合孔26の上
下長さを、上係合孔25の上下長さよりも数倍長くしてあ
るので、作動板24が上昇すると、先ず可動球受部材11a,
11bが回動し、これよりも少し遅れて装飾可動部材12a,1
2bが回動することとなる。換言すれば首と尾の部分が先
に動き出してから前脚と後脚が動き出すこととなり、馬
の躍動感が出て、装飾効果を一層高めることができる。
各可動部材11a,11b,12a,12bが回動して第3図で示す第
2状態に変換すると、可動球受部材11a,11b横倒しにな
って、可動球受部材11a,11bと球阻止部14との間に大き
な間隙29,29が形成されるので、遊技部3内を流下して
きた打球が上記間隙29,29を通って可動球受部材11a,11b
上に次々と流下する。そして、これらの打球は、覆板13
裏面のブロック30が両可動球受部材11a,11b間を塞いで
いるので、裏箱17内の案内板18上を流下し、裏箱17内の
奥に開設してある入賞口(図示せず)に次々に入賞す
る。即ち、両可動球受部材11a,11bが各々外側に倒れて
第3図で示す開放状態に変換すると、打球を受け入れ易
く遊技者にとって有利な第2状態に変換するのである。
そして、この状態で第1電気的駆動源20,20が消磁する
と、復帰スプリング27,27の付勢により両可動球受部材1
1a,11b及び両装飾可動部材12a,12bが戻り回動する。可
動球受部材11a,11bが戻り回動すると、各可動球受部材1
1a,11bの下端とブロック30との間に間隙が生じる。この
ため、可動球受部材11a,11b上の打球や球阻止部14の下
方の間隙29から飛入した打球は、ブロック30の横の間隙
を通って落下し、一般入賞口15或は継続入賞口16に入
る。
図面の実施例では、打球が第1入賞口5に入ると電気的
制御装置28の制御により変動入賞装置4の可動球受部材
11a,11bが所定時間(例えば0.5秒間)の1回だけ第1状
態から第2状態に変換し、打球が第2入賞口6に入ると
所定時間(例えば0.8秒)宛の2回だけ第1状態から第
2状態に変換するようにしてある。そして、第2状態に
変換すると、可動球受部材11a,11bが開いて、打球を受
け入れ易い状態に変換することは勿論のこと、移動装飾
装置19が始動して裏箱17の内面に動く映像を映し出す。
また、打球が運良く継続入賞口16に入ると、可動球受部
材11a,11bが18回開閉することを1サイクルとし、打球
が継続入賞口16に入ることを条件として8サイクルまで
更新できるようにしてある。そしてこのサイクル数は、
覆板13に設けたサイクル表示器31に可視表示されるよう
に構成してある。但し、当該サイクルにおいて変動入賞
装置4に10個の打球が入賞すると、計数用球検出器32
が、これら入賞球を1個宛検出し、可動球受部材11a,11
bの残り開閉数や残りサイクル数に拘らずその時点で上
記特典遊技態様が電気的制御装置28の制御によって終了
するようにしてある。
また本発明においては継続入賞口16に打球が入ると、継
続入賞口16から延設した流路に臨ませて配置した継続検
出器33が当該打球を検出し、変動入賞装置4に設けた継
続権利発生表示手段としての表示部材34を認識し易い位
置に出現させ、遊技者に対して、前記継続権利が発生し
た旨、即ち、可動球受部材11a,11bの開閉動作が開始、
或は新たなサイクルに更新される旨を可視表示するよう
にしてある。
図面の実施例によれば表示部材34は、競馬の騎手を模し
た板材であり、取付基板10の裏面に軸着したレバー35を
裏箱側面の窓から裏箱17内に臨ませ、このレバー35の先
端に取付けてある。このレバー35は透明プラスチック等
目立たない材質で作成されることが望しく、く字状に形
成した部分の先端から前方に突設した支持杆36の先端に
表示部材34を止着し、軸着基端から延設した腕杆37のピ
ン38に作動レバー39の先端を遊嵌し、該作動レバー39の
途中にソレノイド等の第2電気的駆動源40を接続してあ
る。またこのレバー39の長さの途中には復帰バネ41の一
端を接続してある。したがって、第2電気的駆動源40が
消磁した状態においては、復帰バネ41の付勢によりレバ
ー35の先端部分が上昇し、第4図鎖線で示すように、表
示部材34が球阻止部14の前飾板14′の裏側の第1位置で
静止する。この状態では前飾板14′が表示部材34を覆い
隠すので、、遊技者側からは殆ど見えない。
そして、打球が継続入賞口16に入って継続検出器33から
の信号にもとづいて電気的制御装置28が第2電気的駆動
源40を励磁すると、作動レバー39が第5図矢印方向に回
動し、レバー35が復帰バネ41の付勢に抗して矢印方向に
回動し、裏箱17の側面に開設してある窓の下縁に当接し
て停止する。この様にレバー35が回動すると、第4図実
線で示すように、レバー35先端の表示部材34が前飾板1
4′裏側の第1位置から下降し、最も認識し易い第2位
置、即ち変動入賞装置4の略々中央の馬の背上に出現す
る。このため遊技者は、左程の注意を要することなく継
続権利が発生したこと、つまり特典遊技態様の継続を知
ることができる。そして所定の時間、例えば1.6秒間が
経過して第2電気的駆動源40が消磁すると、復帰バネ41
の付勢力によりレバー35が戻り回動し、表示部材34が認
識し易い第2位置から認識し難い第1位置に復帰する。
表示部材34が復帰すると、第1電気的駆動源20,20が再
度励磁して各可動部材11a,11b,12a,12bを回動し、第1
状態から第2状態に変換する。そして図面の実施例では
特典遊技態様を行っている間、移動装飾装置19が作動す
るようにしてある。
移動装飾装置19は、第7図で示すように、裏箱17の背面
に当接する透明面42を有する透明プラスチック製の枠体
43と、該枠体43の内部に回転可能の設けた第1ドラム44
及び第2ドラム45と、該両ドラム44,45間に掛け渡した
無端状装飾部材46と、第1ドラム44を回転することによ
り無端状装飾部材46を回動する第3電気的駆動源47と、
無端状装飾部材46の内側に配置したランプ等の発光源48
と、上記枠体43の開放後面を塞ぐ蓋体49とから成る。
枠体43は、周縁から後方に向けて上面部50、左右側面部
51,51及び下面部52を延設し、上面部50と下面部52とに
は第1、第2ドラム44,45の中心軸53,54を嵌め込む細い
切欠状の軸支持部55,56を形成してある。この枠体43内
に収める第1ドラム44は、上端と下端に鍔部57a,57bを
有する円柱体であって、周面の上方には等間隔で複数の
駆動突起58…を突設し、上下方向に貫通した中心軸53の
下端には、モータや減速機等からなる第3電気的駆動源
47にギヤ59を介して接続してある。一方、第2ドラム45
は、上端と下端に鍔部60a,60bを有する円柱体であり、
上下面に中心軸54が突出している。
これらの第1、第2ドラム44,45に掛け渡す無端状装飾
部材46は、幅が上記ドラムの鍔部間隔よりも僅かに小さ
い透光性フィルムからなり、上縁部分には駆動孔61…を
前記駆動突起58…と同じ等間隔で開設し、他の部分には
例えば競馬場の風景画など変動入賞装置4の意匠に適合
させた装飾画等を適宜に描いてある。この無端状装飾部
材46を第1、第2ドラム44,45に掛け渡し、第1ドラム4
5の駆動突起58…を駆動孔61…内に係合させた状態で前
記枠体43内にセットする。そして枠体43の開放後面に蓋
体49を当てがい、ビス62…等により止着すると、蓋体49
の底面部63に取付けた発光源48が無端状装飾部材46の内
側に位置し、ユニット化された移動装飾装置19を組み立
てることができる。
上記の様にユニット化した移動装飾装置19を変動入賞装
置4に取り付けるには、枠体43の透明面42を裏箱17の開
放背面に当てがい、ビス64を取付孔65に挿通して締め付
ければよい。この様にして取り付けた移動装飾装置19
は、発光源48に給電すると該発光源48から発せられる光
により無端状装飾部材46の装飾画を枠体43の透明面42に
映し出すことができ、第3電気的駆動源47に給電する
と、該駆動源が第1ドラム44を回転駆動するので、第1
ドラム44と第2ドラム45とに掛け渡した無端状装飾部材
46が回転移動する。したがって、枠体43の透明面42に映
し出された装飾画、即ち変動入賞装置4の前方から透明
面42を透して見える装飾画が横方向に移動する。このた
め、図面の実施例では可動球受部材11a,11b及び装飾可
動部材12a,12bが傾動する特典遊技態様のときに移動装
飾装置19を作動させると、背景が横に流れ、恰も馬が走
っているような装飾効果を発揮することができる。
なお、移動装飾装置19は無端状装飾部材46を横方向に移
動するものに限らず、変動入賞装置4の意匠に応じて上
下方向に移動するようにしてもよいし、透明面42に描い
た静止画と無端状装飾部材46によって映し出される移動
画とを重なり合わせて、装飾効果を一層高めるようにし
てもよい。また、アイドルローラ(図示せず)を設ける
と、該ローラと前記ドラム44,45とに長尺な無端状装飾
部材46を折り返し状に掛け渡すことができる。
上記した構成からなる変動入賞装置4は、電気的制御装
置28の制御により打球受け入れ状態を変換したり、移動
装飾装置19を作動したり停止させたりする。
第9図に示す電気的制御装置28の実施例は、打球が第1
入賞口5に入った場合には第1球検出器7からの信号に
より第1フリップフロップ66を、第2入賞口6に入った
場合には第2球検出器8からの信号により第2フリップ
フロップ67をセットして第1電気的駆動源20を作動し、
両可動球受部材11a,11bを第2状態に変換し、この時打
球が運良く継続入賞口16に入った場合には第1カウンタ
68をリセットして両可動球受部材11a,11bの開閉動作を
開始すると共に、第3フリップフロップ69をセットして
移動装飾装置19の第3電気的駆動源47を作動し、同時に
第2カウンタ70が1サイクル目をカウントする。そし
て、第1カウンタ68が所定数をカウントする前に、即ち
可動球受部材11a,11bが所定の18回開閉するまでに打球
が運良く継続入賞口16に入ると、継続検出器33からの信
号により第3フリップフロップ69が再度セットされ、第
2電気的駆動源40が作動して表示部材34を第1位置から
第2位置に移動し、遊技者に特典遊技態様が継続される
旨を可視表示する。また継続検出器33から信号が発せら
れると、この信号にもとづいて、第2カウンタ70がサイ
クル数をカウントし、サイクル表示器31に可視表示す
る。この様に、打球が継続入賞口16に入る度に、継続検
出器33からの信号によりサイクルが更新され、第2カウ
ンタ70が所定のサイクル数8回をカウントすると、オア
ゲート71の出力を停止し、その後継続検出器33が次の入
賞球を検出しても第3フリップフロップ69にセット信号
が送られないので、それ以上のサイクル更新を止め、特
典遊技態様を当該サイクルの満了で終了する。
また、いずれかのサイクルにおいて、変動入賞装置4に
入った入賞球が所定数10個に到達すると、計数用球検出
器32からの信号をカウントする第3カウント72からの出
力により、第3フリップフロップ69をリセットし、第1
カウンタ68の開閉カウント数や第2カウンタ70のサイク
ル更新数に拘らず、特典遊技態様をその時点で終了させ
る。
なお、第3カウンタ72のカウント数を遊技盤1の左上部
に設けてある個数表示器73に可視表示するようにしても
よい。
また、第11図に示すように、表示部材34にサイクル表示
器31′を設けると、継続入賞口16に打球が入る度に表示
部材34が出現して特典遊技態様の継続を可視表示すると
共に、更新されたサイクル数を同時に可視表示すること
ができる。
また、第12図に示すように、表示部材34′をソレノイド
等の第2電気的駆動源40′の駆動により開閉するシャッ
ター式に構成し、このシャッター状表示部材34′の裏側
にサイクル表示器31″を配設してもよい。
なお、本実施例における変動入賞装置4は、左右に一対
の可動球受部材11a,11bを備えるもので説明したが、こ
れに限定されるものでなく、例えば可動球受部材を1個
備える構成にしたり、或は扉部材を備えた所謂アタッカ
ー構成にしてもよい。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、変動入賞装置の可
動球受部材によって受け入れられた打球が、第2状態の
継続権利を発生させる継続入賞口に入賞すると継続検出
器からの信号にもとづいて継続権利発生表示手段が作動
し、遊技者は継続権利の発生したことを第1位置から第
2位置へ移動して現出された表示部材を視認することに
よって認識できる。
したがって、遊技中においては複数設けられている表示
装置の電気的な発光表示が多々発生し、遊技者は長時間
に亘る遊技により視覚的な疲労が高い状態にあっても、
打球が継続入賞口に入賞して継続条件が達成されたこと
を、変動入賞装置に設けた表示部材の現出による動的な
表示により、電気的発光による状態表示や装飾表示と混
同することなく、容易に識別することができ、次回の第
2状態の継続遊技である特典遊技態様の継続への期待感
と相俟って安堵感が覚えられる。
さらに、継続権利発生表示手段の表示部材は、第1位置
から第2位置に移動可能な構成としたので、可動球受部
材の変換作動とは別な動的形態を多様に採用することが
でき、動的な装飾キャラクタにおいて意外性のある変動
入賞装置を構成できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例を示すもので、第1図は遊技盤
の正面図、第2図は第1状態における斜視図、第3図は
第2状態における斜視図、第4図は表示部材が第2位置
に移動した状態における正面図、第5図は要部の斜視
図、第6図は断面図、第7図は移動装飾装置の分解斜視
図、第8図は移動装飾装置の斜視図、第9図は電気的制
御装置のブロック配線図、第10図は第1カウンタのタイ
ミングチャート図、第11図及び第12図は表示部材の他の
実施例の概略斜視図である。 図中、1は遊技盤、4は変動入賞装置、10は取付基板、
11は可動球受部材、12は装飾可動部材、13は覆板、14は
球阻止部、15は一般入賞口、16は継続入賞口、17は裏
箱、19は移動装飾装置、28は電気的制御装置、31はサイ
クル表示器、33は継続検出器、34は表示部材、35はレバ
ー、37は腕杆、39は作動レバーである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付基板に可動球受部材を配設し、該可動
    球受部材を遊技者にとって不利な第1状態と遊技者にと
    って有利な第2状態とに変換可能であって、該可動球受
    部材が受け入れた打球を普通の入賞とする一般入賞口と
    第2状態の継続権利を発生させる継続入賞口とを備え、
    所定位置には、上記可動球受部材が第2状態に変換して
    受け入れた打球が継続入賞口に入賞して継続権利が発生
    したことを可視表示する継続権利発生表示手段を設けた
    パチンコ機の変動入賞装置において、 上記継続権利発生表示手段は、第1位置と第2位置との
    間を移動可能な表示部材を有し、この表示部材が一方か
    ら他方の位置に移動して現出することを特徴とするパチ
    ンコ機の変動入賞装置。
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