JPH0728950B2 - パチンコ機の変動入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の変動入賞装置

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JPH0728950B2
JPH0728950B2 JP12279592A JP12279592A JPH0728950B2 JP H0728950 B2 JPH0728950 B2 JP H0728950B2 JP 12279592 A JP12279592 A JP 12279592A JP 12279592 A JP12279592 A JP 12279592A JP H0728950 B2 JPH0728950 B2 JP H0728950B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技者にとって不利な
第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能
な可動球受部材と、該可動球受部材によって受け入れた
打球を、普通の入賞とする一般入賞口、及び可動球受部
材による第2状態の継続権利を発生させる継続入賞口と
を備えたパチンコ機の変動入賞装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技者にとって不利な第1状態と
遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能な一対の可
動球受部材と、この第2状態の継続権利を発生させる継
続入賞口とを備えたパチンコ機の変動入賞装置は、例え
ば、特開昭58-112571 号公報により知られている。この
種のパチンコ機は、遊技中において可動球受部材によっ
て受け入れた打球が継続入賞口に入賞すると、第2状態
の継続権利が発生して遊技者にとって有利な第2状態の
継続遊技が開始され打球を継続入賞口に効率良く入賞さ
せて、この継続遊技を繰り返すことにより短時間に大量
の入賞球が発生可能、つまり短時間に大量の賞球が獲得
可能な構成になっている。そして、この短時間に大量の
賞球が獲得可能な反面、遊技者と遊技店との利益バラン
スを図るために、遊技中の最初の継続遊技を発生させる
段階において、可動球受部材によって受け入れた打球を
継続入賞口に入賞させることは比較的に難しく構成され
ている。したがって、遊技者は、この遊技中に打球が継
続入賞口に入賞した際の喜びは計り知れないものがある
とともに打球を継続入賞口に効率良く入賞させて、この
継続遊技を繰り返すことにより大量の入賞球、つまり大
量の賞球を獲得しようとする遊技意欲が大いに高められ
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た遊技意欲が大いに高められる従来の変動入賞装置は、
継続入賞口に打球が入賞しても、可動球受部材が第2状
態に開いて打球が入り易い状態を単に繰り返し継続する
だけであって視覚的な変化に乏しい。また、可動球受部
材が開いても遊技部内を流下する打球の流下方向に特別
な変化を与えるわけではないので、打球の行方を楽しむ
本来のパチンコ遊技としても面白味に欠ける。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者
にとって有利な第2状態とに変換可能な可動球受部材を
取付基板の開口部に対応して設けるとともに、該可動球
受部材が受け入れた打球を、普通の入賞とする一般入賞
口と第2状態の継続権利を発生させる継続入賞口とを備
えたパチンコ機の変動入賞装置において、上記取付基板
前面側の所定部分には、所定の条件が達成されることに
より電気的駆動源を作動して、遊技盤面を流下する打球
の流下方向を変化させる副可動部材を設け、該副可動部
材は、前面部と該前面部の裏側から上記取付基板側に延
出する側面部とから構成して、往復作動可能に支承した
ことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明は上記した構成から成るので、所定の条
件の達成として打球が継続入賞口に入り継続権利が発生
すると、可動球受部材が第1状態から第2状態に繰り返
し変換するとともに副可動部材も往復作動する。副可動
部材が作動したときに遊技部内を流下してきた球が副可
動部材の側面部に当ると、この側面部により流下方向に
変化が与えられる。したがって、例えば継続遊技の進行
中において予め設定した態様で副可動部材が作動して、
装飾効果を高めるとともに遊技部内を流下する打球の流
下方向に大きな影響(例えば他の入賞口への入賞期待
感)を与えることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。パチンコ機の遊技盤1の表面には、図1で示す
ようにガイドレール2で囲んだ遊技部3を形成し、この
遊技部3内に障害釘(図示せず)を植設すると共に、ほ
ぼ中央には本発明に係る変動入賞装置4を設け、該変動
入賞装置4の下方には2つの第1入賞口5,5と1つの
第2入賞口6とを並設し、第1入賞口5には第1球検出
器7を、第2入賞口6には第2球検出器8を各々臨ませ
る。
【0007】図面で示す変動入賞装置4の実施例は、馬
の形を模して装飾効果を高めるようにしたもので、開口
部9を有する取付基板10の表面に、馬の首を模した左可
動球受部材11aと馬の尾を模した右可動球受部材11bと
を左右に軸着すると共に、左可動球受部材11aの下方に
馬の前足を模した左副可動部材12aを、右可動球受部材
11bの下方に馬の後足を模した右副可動部材12bを各々
軸着し、各可動部材11a,11b,12a,12bの基端部を
覆うようにして、馬の胴を模した横長な覆板13を固定
し、開口部9の上方には起立状態(第1状態)における
左右可動球受部材11a,11bの間隔よりも僅かに幅広な
中空枠状の球阻止部14を突設し、開口部9の下方には、
ポケット枠状の一般入賞口15,15と継続入賞口16とを並
べて突設する。副可動部材12bは、図2及び図3に示す
ように、取付基板10や覆板13とほぼ平行な前面を有する
前面部12b′と該前面部12b′の裏側から取付基板10側
に延出する側面部12b″とを有し、上端部分を覆板13の
裏側において後述する支軸21によって支承されている。
また、副可動部材12aも、上記した副可動部材12bと同
様に、前面部12a′と該前面部12a′の裏側から取付基
板10側に延出する側面部12a″とを有し、上端部分を覆
板13の裏側において支軸21によって支承されている。
【0008】そして、取付基板10の裏面には、前面開放
状の中空な裏箱17を設け、該裏箱17の内部には奥に向っ
て下り傾斜する案内板18を設け、また裏箱17の背面には
移動装飾装置19と前記した各可動部材11a,11b,12
a,12bを回動するソレノイド等の第1電気的駆動源2
0,20を取り付ける。図面の実施例では、各可動部材11
a,11b,12a,12bの長尺な支軸21…を裏箱17側面の
筒状軸受部22内に挿通して、各支軸21の先端を軸受部22
の後端から突出させ、この先端部分にL字状の作動子23
a,23bを各々固定し、第1電気的駆動源20,20のプラ
ンジャに取り付けた作動板24,24の上係合孔25内に可動
球受部材側の作動子23aのピンを、下係合孔26内に副可
動部材側の作動子23bのピンを各々遊嵌する。また、作
動板24には復帰スプリング27を接続し、第1電気的駆動
源自体の復帰スプリングと相俟って作動板24を下方に付
勢する。
【0009】したがって、第1電気的駆動源20が消磁し
た状態においては復帰スプリング27の付勢により左右の
両可動球受部材11a,11bが略々垂直に起立するととも
に、左右の両副可動部材12a,12bが略々垂直に垂れ下
がる第1状態を維持する。この第1状態においては両可
動球受部材11a,11bの上端が球阻止部14に近接するの
で、遊技部3内を流下してきた打球が両可動球受部材11
a,11bの内側に流入不能となり、一般入賞口15にも継
続入賞口16にも打球が入賞させない状態、即ち遊技者に
とって不利な第1状態となる。また、副可動部材12a,
12bが略々垂直に垂れ下がる第1状態においては、遊技
部3内を流下する打球がそのまま流下するので、副可動
部材12a,12bは打球の流下方向に影響を与えることは
ない。
【0010】一方、打球が第1入賞口5又は第2入賞口
6に入り、電気的制御装置28からの給電により第1電気
的駆動源20,20が励磁すると、各作動板24が復帰スプリ
ング27の付勢に抗して上昇し、上下の作動子23a,23b
を各々反対方向に回動する。作動子23a,23bが回動す
ると、各支軸21を介して可動球受部材11a,11bが上端
を外側に倒す方向に回動すると共に、副可動部材12a,
12bが下端を外側に傾ける方向に回動し、図3に示すよ
うに恰も馬が走っている様な状態となる。なお、本実施
例においては作動板24の下係合孔26の上下長さを、上係
合孔25の上下長さよりも数倍長くしてあるので、作動板
24が上昇すると、先ず可動球受部材11a,11bが回動
し、これよりも少し遅れて副可動部材12a,12bが回動
することとなる。換言すれば首と尾の部分が先に動き出
してから前脚と後脚が動き出すこととなり、馬の躍動感
が出て、装飾効果を一層高めることができる。また、副
可動部材12a,12bの作動を第1電気的駆動源20,20 に
替えて専用の電気的駆動源を設けてもよい。
【0011】各可動部材11a,11b,12a,12bが回動
して図3で示す第2状態に変換すると、可動球受部材11
a,11bが横倒しになって、可動球受部材11a,11bと
球阻止部14との間に大きな間隙29,29が形成されるの
で、遊技部3内を流下してきた打球が上記間隙29,29を
通って可動球受部材11a,11b上に次々と流下する。そ
して、これらの打球は、覆板13裏面のブロック30が両可
動球受部材11a,11b間を塞いでいるので、裏箱17内の
案内板18上を流下し、裏箱17内の奥に開設してある入賞
口(図示せず)に次々に入賞する。即ち、両可動球受部
材11a,11bが各々外側に倒れて図3で示す開放状態に
変換すると、打球を受けて入れ易く遊技者にとって有利
な第2状態に変換するのである。
【0012】また、左右の副可動部材12a,12bが支軸
21を中心にして回動し、略ハ字状なると、遊技部3内を
流下してきた打球が各側面部12a″,12b″に当り易い
状態となり、側面部12a″,12b″に当った打球は側面
部12a″,12b″の傾斜方向、即ち斜め下方に流下方向
を強制的に変更させられる。したがって、変動入賞装置
4の可動球受部材11a,11bが打球が受け入れ易い第2
状態に変換すると、副可動部材12a,12bも回動し、こ
れにより変動入賞装置4よりも下方における打球の流下
方向に変化が生じることとなる。このため、変動入賞装
置4の可動球受部材11a,11bと副可動部材12a,12b
が第1状態から第2状態に変換すると、第2状態におけ
る副可動部材12a,12bの下方に配設してある第1入賞
口5,5に打球が入賞する確率が高められる結果とな
り、遊技者にとっては一層有利な状態で遊技を行えるこ
とになる。したがって、副可動部材12a,12bが回動す
ることにより装飾効果を高めるということと相待って、
遊技の興趣を著しく高揚することができる。
【0013】そして、この状態で第1電気的駆動源20,
20が消磁すると、復帰スプリング27,27の付勢により両
可動球受部材11a,11b及び両副可動部材12a,12bが
戻り回動する。可動球受部材11a,11bが戻り回動する
と、各可動球受部材11a,11bの下端とブロック30との
間に間隙が生じる。このため、可動球受部材11a,11b
上の打球や球阻止部14の下方の間隙29から飛入した打球
は、ブロック30の横の間隙を通って落下し、一般入賞口
15或は継続入賞口16に入る。
【0014】図面の実施例では、打球が第1入賞口5に
入ると電気的制御装置28の制御により変動入賞装置4の
可動球受部材11a,11bが所定時間(例えば0.5 秒間)
の1回だけ第1状態から第2状態に変換し、打球が第2
入賞口6に入ると所定時間(例えば 0.8秒)宛の2回だ
け第1状態から第2状態に変換するようにしてある。そ
して、第2状態に変換して打球が運良く継続入賞口16に
入ると、第2状態の継続権利が発生して、可動球受部材
11a,11bが18回開閉することを1サイクルとし、打球
が継続入賞口16に入ることを条件として8サイクルまで
更新できるようにしてある。そして、このサイクル数は
覆板13に設けたサイクル表示器31に可視表示されるよう
に構成してある。但し、当該サイクルにおいて変動入賞
装置4に10個の打球が入賞すると、計数用球検出器32
が、これら入賞球を1個宛検出し、可動球受部材11a,
11bの残り開閉数や残りサイクル数に拘らずその時点で
上記特典遊技態様が電気的制御装置28の制御によって終
了するようにしてある。
【0015】また、本発明においては所定の条件が達成
されることとしての継続入賞口16に打球が入ると、継続
入賞口16から延設した流路に臨ませて配置した継続検出
器33が当該打球を検出し、変動入賞装置4に設けた表示
部材34を認識し易い位置に出現させ、遊技者に対して、
前記特典遊技態様が開始、或は継続される旨、即ち、可
動球受部材11a,11bの開閉動作が開始、或は新たなサ
イクルに更新される旨を可視表示するようにしてある。
【0016】図面の実施例によれば表示部材34は、競馬
の騎手を模した板材であり、取付基板10の裏面に軸着し
たレバー35を裏箱側面の窓から裏箱17内に臨ませ、この
レバー35の先端に取付けてある。このレバー35は透明プ
ラスチック等目立たない材質で作成されることが望まし
く、く字状に形成した部分の先端から前方に突設した支
持杆36の先端に表示部材34を止着し、軸着基端から延設
した腕杆37のピン38に作動レバー39の先端を遊嵌し、該
作動レバー39の途中にソレノイド等の第2電気的駆動源
40を接続してある。またこのレバー39の長さの途中には
復帰バネ41の一端を接続してある。したがって、第2電
気的駆動源40が消磁した状態においては、復帰バネ41の
付勢によりレバー35の先端部分が上昇し、第4図鎖線で
示すように、表示部材34が球阻止部14の前飾板14′の裏
側の第1位置で静止する。この状態では前飾板14′が表
示部材34を覆い隠すので、遊技者側からは殆ど見えな
い。
【0017】そして、打球が継続入賞口16に入って継続
検出器33からの信号にもとづいて電気的制御装置28が第
2電気的駆動源40を励磁すると、作動レバー39が図5中
の矢印で示す方向に回動し、レバー35が復帰バネ41の付
勢に抗して矢印方向に回動し、裏箱17の側面に開設して
ある窓の下縁に当接して停止する。この様にレバー35が
回動すると、図4中実線で示すように、レバー35先端の
表示部材34が前飾板14′裏側の第1位置から下降し、最
も認識し易い第2位置、即ち変動入賞装置4の略々中央
の馬の背上に出現する。このため、遊技者は左程の注意
を要することなく特典遊技態様の継続を知ることができ
る。そして、所定の時間、例えば 1.6秒間が経過して第
2電気的駆動源40が消磁すると、復帰バネ41の付勢力に
よりレバー35が戻り回動し、表示部材34が認識し易い第
2位置から認識し難い第1位置に復帰する。
【0018】表示部材34が復帰すると、第1電気的駆動
源20,20が再度励磁して各可動部材11a,11b,12a,
12bを回動し、第1状態から第2状態に変換する。そし
て図面の実施例では特典遊技態様を行っている間、移動
装飾装置19が作動するようにしてある。
【0019】移動装飾装置19は、図7で示すように、裏
箱17の背面に当接する透明面42を有する透明プラスチッ
ク製の枠体43と、該枠体43の内部に回転可能の設けた第
1ドラム44及び第2ドラム45と、該両ドラム44,45間に
掛け渡した無端状装飾部材46と、第1ドラム44を回転す
ることにより無端状装飾部材46を回動する第3電気的駆
動源47と、無端状装飾部材46の内側に配置したランプ等
の発光源48と、上記枠体43の開放後面を塞ぐ蓋体49とか
ら成る。
【0020】枠体43は、周縁から後方に向けて上面部5
0、左右側面部51,51及び下面部52を延設し、上面部50
と下面部52とには第1,第2ドラム44,45の中心軸53,
54を嵌め込む細い切欠状の軸支持部55,56を形成してあ
る。この枠体43内に収める第1ドラム44は、上端と下端
に鍔部57a,57bを有する円柱体であって、周面の上方
には等間隔で複数の駆動突起58…を突設し、上下方向に
貫通した中心軸53の下端には、モータや減速機等からな
る第3電気的駆動源47にギア59を介して接続してある。
一方、第2ドラム45は、上端と下端に鍔部60a,60bを
有する円柱体であり、上下面に中心軸54が突出してい
る。
【0021】これらの第1、第2ドラム44,45に掛け渡
す無端状装飾部材46は、幅が上記ドラムの鍔部間隔より
も僅かに小さい透光性フィルムからなり、上縁部分には
駆動孔61…を前記駆動突起58…と同じ等間隔で開設し、
他の部分には例えば競馬場の風景画など変動入賞装置4
の意匠に適合させた装飾画等を適宜に描いてある。この
無端状装飾部材46を第1,第2ドラム44,45に掛け渡
し、第1ドラム45の駆動突起58…を駆動孔61…内に係合
させた状態で前記枠体43内にセットする。そして、枠体
43の開放後面に蓋体49を当てがい、ビス62…等により止
着すと、蓋体49の底面部63に取付けた発光源48が無端状
装飾部材46の内側に位置し、ユニット化された移動装飾
装置19を組み立てることができる。
【0022】上記の様にユニット化した移動装飾装置19
を変動入賞装置4に取り付けるには、枠体43の透明面42
を裏箱17の開放背面に当てがい、ビス64を取付孔65に挿
通して締め付ければよい。この様にして取り付けた移動
装飾装置19は、発光源48に給電すると該発光源48から発
せられる光により無端状装飾部材46の装飾画を枠体43の
透明面42に映し出すことができ、第3電気的駆動源47に
給電すると、該駆動源が第1ドラム44を回転駆動するの
で、第1ドラム44と第2ドラム45とに掛け渡した無端状
装飾部材46が回転移動する。したがって、枠体43の透明
面42に映し出された装飾画、即ち変動入賞装置4の前方
から透明面42を透して見える装飾画が横方向に移動す
る。このため、図面の実施例では可動球受部材11a,11
b及び副可動部材12a,12bが傾動する特典遊技態様の
ときに移動装飾装置19を作動させると、背景が横に流
れ、恰も馬が走っているような装飾効果を発揮すること
ができる。
【0023】なお、移動装飾装置19は無端状装飾部材46
を横方向に移動するものに限らず、変動入賞装置4の意
匠に応じて上下方向に移動するようにしてもよいし、透
明面42に描いた静止画と無端状装飾部材46によって映し
出される移動画とを重なり合わせて、装飾効果を一層高
めるようにしてもよい。また、アイドルローラ(図示せ
ず)を設けると、該ローラと前記ドラム44,45とに長尺
な無端状装飾部材46を折り返し状に掛け渡すことができ
る。
【0024】上記した構成からなる変動入賞装置4は、
電気的制御装置28の制御により打球の受け入れ状態が変
換されたり、移動装飾装置19の作動停止が行なわれる。
図9に示す電気的制御装置28の実施例は、打球が第1入
賞口5に入った場合には第1球検出器7からの信号によ
り第1フリップフロップ66を、第2入賞口6に入った場
合には第2球検出器8からの信号により第2フリップフ
ロップ67をセットして第1電気的駆動源20を作動し、両
可動球受部材11a,11bを第2状態に変換し、この時打
球が運良く継続入賞口16に入った場合には第1カウンタ
68をリセットして両可動球受部材11a,11bの開閉動作
を開始すると共に第3フリップフロップ69をセットして
移動装飾装置19の第3電気的駆動源47を作動し、同時に
第2カウンタ70が1サイクル目をカウントする。そし
て、第1カウンタ68が所定数をカウントする前に、即ち
可動球受部材11a,11bが所定の18回開閉するまでに打
球が運良く継続入賞口16に入ると、継続検出器33からの
信号により第3フリップフロップ69が再度セットされ、
第2電気的駆動源40が作動して表示部材34を第1位置か
ら第2位置に移動し、遊技者に特典遊技態様が継続され
る旨を可視表示する。また、継続検出器33から信号が発
せられると、この信号にもとづいて第2カウンタ70がサ
イクル数をカウントし、サイクル表示器31に可視表示す
る。この様に、打球が継続入賞口16に入る度に、継続検
出器33からの信号によりサイクルが更新され、第2カウ
ンタ70が所定のサイクル数8回をカウントすると、オア
ゲート71の出力を停止し、その後継続検出器33が次の入
賞球を検出しても第3フリップフロップ69にセット信号
が送られないので、それ以上のサイクル更新を止め、特
典遊技態様を当該サイクルの満了で終了する。また、い
ずれかのサイクルにおいて、変動入賞装置4に入った入
賞球が所定数10個に到達すると、計数用球検出器32から
の信号をカウントする第3カウンタ72からの出力によ
り、第3フリップフロップ69をリセットし、第1カウン
タ68の開閉カウント数や第2カウンタ70のサイクル更新
数に拘らず、特典遊技態様をその時点で終了させる。な
お、第3カウンタ72のカウント数を遊技盤1の左上部に
設けてある個数表示器73に可視表示するようにしてもよ
い。
【0025】また、図11に示すように、表示部材34に
サイクル表示器31′を設けると、継続入賞口16に打球が
入る度に表示部材34が出現して特典遊技態様の継続を可
視表示すると共に、更新されたサイクル数を同時に可視
表示することができる。また、図12に示すように、表
示部材34′をソレノイド等の第2電気的駆動源40′の駆
動により開閉するシャッター式に構成し、このシャッタ
ー状表示部材34′の裏側にサイクル表示器31″を配設し
てもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
動球受部材と継続入賞口とを備えた変動入賞装置に、前
面部と側面部とを有する副可動部材を設けて、打球が継
続入賞口へ入賞する等の所定の条件が達成されたとき
に、この副可動部材を作動させるようにしたものであ
る。したがって、副可動部材の作動により当該変動入賞
装置のキャラクタと相俟って装飾効果を高めることがで
きるし、尚且つ遊技部内を流下してきた打球が副可動部
材の側面部に当り、これにより打球の流下方向が変化す
ることとなる。また、この変動入賞装置を遊技盤に取り
付けた際には、変動入賞装置の斜め下方に入賞口を配設
して、副可動部材が作動すると、該副可動部材の側面部
により打球の流下方向が斜め下方に変更され、これによ
り上記入賞口への入賞確率が高められる等構成して、遊
技内容の多様化を図ることもできる。よって、本発明に
係る変動入賞装置を備えたパチンコ機においては、副可
動部材の作動によって、装飾効果が高まることと相俟っ
て流下する打球の行方をも十分に楽しむことのできる遊
技内容を構成でき、遊技の興趣が著しく高揚される。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】変動入賞装置の第1状態における斜視図であ
る。
【図3】変動入賞装置の第2状態における斜視図であ
る。
【図4】表示部材が第2位置に移動した状態における正
面図である。
【図5】表示部材の斜視図である。
【図6】変動入賞装置の断面図である。
【図7】移動装飾装置の分解斜視図である。
【図8】移動装飾装置の斜視図である。
【図9】電気的制御装置のブロック配線図である。
【図10】第1カウンタのタイミングチャート図であ
る。
【図11】表示部材の第2の実施例の概略斜視図であ
る。
【図12】表示部材の第3の実施例の概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 変動入賞装置 10 取付基板 11 可動球受部材 12 副可動部材 13 覆板 14 球阻止部 15 一般入賞口 16 継続入賞口 17 裏箱 19 移動装飾装置 28 電気的制御装置 31 サイクル表示器 33 継続検出器 34 表示部材 35 レバー 37 腕杆 39 作動レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者にとって不利な第1状態と遊技者
    にとって有利な第2状態とに変換可能な可動球受部材を
    取付基板の開口部に対応して設けるとともに、該可動球
    受部材が受け入れた打球を、普通の入賞とする一般入賞
    口と第2状態の継続権利を発生させる継続入賞口とを備
    えたパチンコ機の変動入賞装置において、 上記取付基板前面側の所定部分には、所定の条件が達成
    されることにより電気的駆動源を作動して、遊技盤面を
    流下する打球の流下方向を変化させる副可動部材を設
    け、 該副可動部材は、前面部と該前面部の裏側から上記取付
    基板側に延出する側面部とから構成して、往復作動可能
    に支承したことを特徴とするパチンコ機の変動入賞装
    置。
  2. 【請求項2】 上記副可動部材は、上記取付基板上に左
    右一対に配置構成したことを特徴とする請求項1に記載
    のパチンコ機の変動入賞装置。
  3. 【請求項3】 上記副可動部材は、継続権利が発生する
    ことに基づき作動させるようにしたことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のパチンコ機の変動入賞装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093649A (ja) * 2001-09-25 2003-04-02 Ace Denken:Kk 遊技機

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