JPH05293108A - 皮膚の異常、特に黒色腫を検出する方法及びその装置 - Google Patents
皮膚の異常、特に黒色腫を検出する方法及びその装置Info
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- JPH05293108A JPH05293108A JP3209159A JP20915991A JPH05293108A JP H05293108 A JPH05293108 A JP H05293108A JP 3209159 A JP3209159 A JP 3209159A JP 20915991 A JP20915991 A JP 20915991A JP H05293108 A JPH05293108 A JP H05293108A
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- A61B5/444—Evaluating skin marks, e.g. mole, nevi, tumour, scar
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 皮膚の異常、特に黒色腫を短時間で検出しう
る方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明による皮膚の異常検出方法は、2次元
に延在する検査領域が第1の波長範囲の光で照射され、
検査領域の螢光画像が記録され、検査領域が第2の波長
範囲の光で照射され、基準画像が第2の波長範囲で記録
され、基準画像の螢光画像の標準化により、出力画像が
生成される。
る方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明による皮膚の異常検出方法は、2次元
に延在する検査領域が第1の波長範囲の光で照射され、
検査領域の螢光画像が記録され、検査領域が第2の波長
範囲の光で照射され、基準画像が第2の波長範囲で記録
され、基準画像の螢光画像の標準化により、出力画像が
生成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1の波長範囲からの
光による照射により生成された螢光が評価され、皮膚の
異常、特に黒色腫を検出する方法及びこの方法を実施す
る装置に係る。
光による照射により生成された螢光が評価され、皮膚の
異常、特に黒色腫を検出する方法及びこの方法を実施す
る装置に係る。
【0002】
【従来の技術】かかる方法及び装置は西独特許明細書第
3718202号から公知である。この公知の装置で
は、スペクトル測光器により、後方散乱光が記録され、
反射光と螢光の強度が決定される。螢光が黒色腫と健全
な組織との間の遷移領域で特に強いので、実験上決定さ
れ、蓄積された表により決められたスペクトルから、異
常がスペクトル測光器により毎回記録された組織面の領
域にあるか、又は無いかが分かる。
3718202号から公知である。この公知の装置で
は、スペクトル測光器により、後方散乱光が記録され、
反射光と螢光の強度が決定される。螢光が黒色腫と健全
な組織との間の遷移領域で特に強いので、実験上決定さ
れ、蓄積された表により決められたスペクトルから、異
常がスペクトル測光器により毎回記録された組織面の領
域にあるか、又は無いかが分かる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】黒色腫は不規則に形成
され、母斑(痣)に外観が非常に似ている皮膚の不規則
な色素病変である。ある患者は比較的多くの母斑を全身
の表面に有する。公知の方法により、事実黒色腫でなく
単に母斑に係わるかどうか検査される場合、スペクトル
測光器は患者に対して複数の位置に当てられるべきで、
スペクトル測光器により決定された強度が評価されるべ
きである。そのような検査は非常に時間がかかる。
され、母斑(痣)に外観が非常に似ている皮膚の不規則
な色素病変である。ある患者は比較的多くの母斑を全身
の表面に有する。公知の方法により、事実黒色腫でなく
単に母斑に係わるかどうか検査される場合、スペクトル
測光器は患者に対して複数の位置に当てられるべきで、
スペクトル測光器により決定された強度が評価されるべ
きである。そのような検査は非常に時間がかかる。
【0004】本発明は広い領域の検査が比較的に素速く
なされるように前記の種類の方法を実行することを目的
とする。
なされるように前記の種類の方法を実行することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この方法を実施する装置
では、2次元に延在する検査領域が第1の波長範囲の光
で照射され、検査領域螢光画像が記録され、検査領域が
第2の波長の光で照射され、基準画像が第2の波長範囲
で記録され、基準画像の螢光画像の標準化により出力画
像が生成されることでこの目的が達成される。「螢光画
像」として、第1の波長範囲より大きい波長からなる波
長範囲の検査領域の像が示される。
では、2次元に延在する検査領域が第1の波長範囲の光
で照射され、検査領域螢光画像が記録され、検査領域が
第2の波長の光で照射され、基準画像が第2の波長範囲
で記録され、基準画像の螢光画像の標準化により出力画
像が生成されることでこの目的が達成される。「螢光画
像」として、第1の波長範囲より大きい波長からなる波
長範囲の検査領域の像が示される。
【0006】従って、公知の方法では、皮膚の小さい領
域にだけ常に生じうる後方散乱光のスペクトル変化の評
価がなされる一方、本発明によれば、広い領域(即ち5
0mm×50mm又はそれ以上の領域)の強度の空間変化の
評価は望ましくは螢光がその最大値を有する波長範囲で
なされる。その結果、いくつかの病変又は大きい皮膚面
(例えば背中)の母斑が同時に検査されうる。
域にだけ常に生じうる後方散乱光のスペクトル変化の評
価がなされる一方、本発明によれば、広い領域(即ち5
0mm×50mm又はそれ以上の領域)の強度の空間変化の
評価は望ましくは螢光がその最大値を有する波長範囲で
なされる。その結果、いくつかの病変又は大きい皮膚面
(例えば背中)の母斑が同時に検査されうる。
【0007】螢光画像だけの評価は、検査領域の皮膚面
の位相も螢光画像の強度分布に非常に強い影響を有する
ので、まだ十分に確かではない。螢光画像の強度最大値
は、異常部近くの螢光画像の強度増加が位相及び他の影
響によりもたらされた強度変化より小さくなりうるので
異常の存在に関してはまだあいまいな表示である。
の位相も螢光画像の強度分布に非常に強い影響を有する
ので、まだ十分に確かではない。螢光画像の強度最大値
は、異常部近くの螢光画像の強度増加が位相及び他の影
響によりもたらされた強度変化より小さくなりうるので
異常の存在に関してはまだあいまいな表示である。
【0008】従って、本発明によれば、基準画像が生成
される。基準画像は少なくとも螢光の強度差の大部分に
依存する画像であるが、螢光画像に作用する全ての他の
影響を受ける。従って、出力画像が基準画像の螢光画像
の標準化により生成される場合、この出力画像中、後者
の影響は実際に完全に除去される。従って、健全な皮膚
面は実質上均一な輝度を有するこの出力画像で映像さ
れ、一方略10mmの幅を有する黒色腫の周囲領域は出力
画像に増加した強度を有する。
される。基準画像は少なくとも螢光の強度差の大部分に
依存する画像であるが、螢光画像に作用する全ての他の
影響を受ける。従って、出力画像が基準画像の螢光画像
の標準化により生成される場合、この出力画像中、後者
の影響は実際に完全に除去される。従って、健全な皮膚
面は実質上均一な輝度を有するこの出力画像で映像さ
れ、一方略10mmの幅を有する黒色腫の周囲領域は出力
画像に増加した強度を有する。
【0009】米国特許明細書第4236082号から、
人間の手が紫外線源により短時間照射され、カメラが手
の螢光画像を記録する識別方法が知られていることに注
意すべきである。この方法により、手の微細構造、例え
ば手の線のコントラストは拡大されなければならない。
人間の手が紫外線源により短時間照射され、カメラが手
の螢光画像を記録する識別方法が知られていることに注
意すべきである。この方法により、手の微細構造、例え
ば手の線のコントラストは拡大されなければならない。
【0010】本発明による方法を実施する装置は、第1
及び第2の波長範囲の光で検査領域を照明する少なくと
も1つの光源と、螢光画像と基準画像を記録し、対応す
る電気信号を生成する検査領域に一直線上にあるカメラ
と、少なくとも1つの画像を蓄積するメモリー装置と、
螢光画像と同じ画像点で割当てられた基準画像の信号値
の商に依存する出力画像を生成する処理ユニットとから
なることを特徴とする。
及び第2の波長範囲の光で検査領域を照明する少なくと
も1つの光源と、螢光画像と基準画像を記録し、対応す
る電気信号を生成する検査領域に一直線上にあるカメラ
と、少なくとも1つの画像を蓄積するメモリー装置と、
螢光画像と同じ画像点で割当てられた基準画像の信号値
の商に依存する出力画像を生成する処理ユニットとから
なることを特徴とする。
【0011】第2の波長範囲が一般に第1の波長範囲と
一致しないので、螢光画像及び基準画像を記録するのに
必要な照明は2つの波長範囲の一を各々放射する2つの
光源により得られうる。しかし、異なる強度を有する螢
光を除いて、基準画像は螢光画像と同じ要因に依存しな
ければならないので、光源は画像を記録する時、同じ位
置及び更に同じ指向特性を持たなければならない。これ
に反してより好ましい解決は、第1及び第2の波長範囲
の両方を放射する少なくとも1つの光源と、第1の波長
範囲から光を伝達し、螢光の波長を有する光を抑圧する
第1の濾光器と、第2の波長範囲を伝達する第2の濾光
器とを有し、毎回2つの濾光器の1つが光源と検査領域
との間のビーム路に配置されうることを特徴とする。
一致しないので、螢光画像及び基準画像を記録するのに
必要な照明は2つの波長範囲の一を各々放射する2つの
光源により得られうる。しかし、異なる強度を有する螢
光を除いて、基準画像は螢光画像と同じ要因に依存しな
ければならないので、光源は画像を記録する時、同じ位
置及び更に同じ指向特性を持たなければならない。これ
に反してより好ましい解決は、第1及び第2の波長範囲
の両方を放射する少なくとも1つの光源と、第1の波長
範囲から光を伝達し、螢光の波長を有する光を抑圧する
第1の濾光器と、第2の波長範囲を伝達する第2の濾光
器とを有し、毎回2つの濾光器の1つが光源と検査領域
との間のビーム路に配置されうることを特徴とする。
【0012】本発明のこの実施例では、両画像により光
源と検査領域との間の同じ位置、同じ指向特性等が保証
されるよう唯1つの光源だけが存在する。ビーム路の2
つの濾光器だけが変換されなければならないので、螢光
画像及び基準画像は、移動人為結果が大きく避けられる
よう、小さい相対的時間間隔で生成されうる。光を両波
長で出射し、望ましくはカメラの周りに均一に分布さ
れ、検査領域を均一に照射するいくつかの光源を用いる
ことも可能である。
源と検査領域との間の同じ位置、同じ指向特性等が保証
されるよう唯1つの光源だけが存在する。ビーム路の2
つの濾光器だけが変換されなければならないので、螢光
画像及び基準画像は、移動人為結果が大きく避けられる
よう、小さい相対的時間間隔で生成されうる。光を両波
長で出射し、望ましくはカメラの周りに均一に分布さ
れ、検査領域を均一に照射するいくつかの光源を用いる
ことも可能である。
【0013】本発明の更なる実施例は、すりガラスが光
源のビーム路にあることを特徴とする。その結果、対称
的放射特性及び検査領域の均一照明が得られる。
源のビーム路にあることを特徴とする。その結果、対称
的放射特性及び検査領域の均一照明が得られる。
【0014】本発明の更なる実施例は、第2の波長範囲
から光を伝達するカメラの前に配置されうる濾光器から
なる。基準画像を記録する時カメラのビーム路にあるこ
の濾光器は、第1の波長範囲からの光を抑圧し、完全に
暗くならない検査室で作動できるよう周囲光を減衰させ
る。場合により、第2の波長範囲及び螢光の波長範囲は
一致してもよく;この場合、濾光器は螢光画像を記録す
る時ビーム路内にあるままでよい。
から光を伝達するカメラの前に配置されうる濾光器から
なる。基準画像を記録する時カメラのビーム路にあるこ
の濾光器は、第1の波長範囲からの光を抑圧し、完全に
暗くならない検査室で作動できるよう周囲光を減衰させ
る。場合により、第2の波長範囲及び螢光の波長範囲は
一致してもよく;この場合、濾光器は螢光画像を記録す
る時ビーム路内にあるままでよい。
【0015】本発明の更なる実施例では、カメラと、光
源の前のビーム路に導かれえ、カメラで生成された画像
の有向反射が抑圧されるよう形成され、配置された偏光
濾光器を有する。
源の前のビーム路に導かれえ、カメラで生成された画像
の有向反射が抑圧されるよう形成され、配置された偏光
濾光器を有する。
【0016】基準画像を記録する時、偏光濾光器が用い
られ、有向反射(光沢反射)を抑圧する。従って、基準
画像は検査領域の単なる散乱画像である。
られ、有向反射(光沢反射)を抑圧する。従って、基準
画像は検査領域の単なる散乱画像である。
【0017】
【実施例】本発明を以下図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
【0018】図1に示す装置は画像感知装置1と、画像
処理ユニット2と、画像表示ユニット3とからなる。画
像感知ユニット1は画像処理ユニット2により画像表示
ユニット3に表示されうる出力画像に処理される検査領
域4(患者の皮膚)の螢光画像及び基準画像を生じる。
処理ユニット2と、画像表示ユニット3とからなる。画
像感知ユニット1は画像処理ユニット2により画像表示
ユニット3に表示されうる出力画像に処理される検査領
域4(患者の皮膚)の螢光画像及び基準画像を生じる。
【0019】画像センサー装置は台(図示せず)に可動
自在かつ回動自在であるように配置された筐体又は保持
装置からなる。筐体又は保持装置は、互いに及び筐体に
関して所定の位置に、照明装置11及びビデオカメラ1
2を収容する。照明装置は340から380nmの波長
範囲での紫外線で螢光画像の記録中、検査領域4を照射
する。基準画像を記録する時、青色光は435nm付近
の波長範囲で生成され、紫外線に対する光伝達は阻止さ
れる。
自在かつ回動自在であるように配置された筐体又は保持
装置からなる。筐体又は保持装置は、互いに及び筐体に
関して所定の位置に、照明装置11及びビデオカメラ1
2を収容する。照明装置は340から380nmの波長
範囲での紫外線で螢光画像の記録中、検査領域4を照射
する。基準画像を記録する時、青色光は435nm付近
の波長範囲で生成され、紫外線に対する光伝達は阻止さ
れる。
【0020】照明装置は該範囲を含む波長範囲で光を生
成しうる光源110からなる。適切な光源は上半身又は
全身日焼け装置で使用されるような例えば金属ハロゲン
紫外線ランプ又はUVA螢光管である。光学出射装置1
11の後に光源で生成された光は、対称的放射分布又は
検査領域の均一照射をもたらすすりガラス112を横切
る。
成しうる光源110からなる。適切な光源は上半身又は
全身日焼け装置で使用されるような例えば金属ハロゲン
紫外線ランプ又はUVA螢光管である。光学出射装置1
11の後に光源で生成された光は、対称的放射分布又は
検査領域の均一照射をもたらすすりガラス112を横切
る。
【0021】照明装置11は更に2つの濾光器113及
び114からなり、その1つはすりガラスの後のビーム
路にあり、濾光器交換装置を介して互いに接続されう
る。基準画像を生じる時、ビーム路にある濾光器13は
紫外線を抑圧し、可視光を伝達する。これに対し、濾光
器114は、紫外線を伝達し少なくとも螢光波長範囲
(450から490nm)の光を抑圧する。
び114からなり、その1つはすりガラスの後のビーム
路にあり、濾光器交換装置を介して互いに接続されう
る。基準画像を生じる時、ビーム路にある濾光器13は
紫外線を抑圧し、可視光を伝達する。これに対し、濾光
器114は、紫外線を伝達し少なくとも螢光波長範囲
(450から490nm)の光を抑圧する。
【0022】更に、基準画像を記録する時、更に、偏光
濾光器115は、カメラ12が有向反射又は光沢反射を
抑圧する前に対応する偏光濾光器121と関連して照明
装置11のビーム路にある。望ましくは、濾光器113
及び115は共通の保持器に収容される。いくつかの偏
光濾光器は紫外線を実質的に通さない。これらの場合に
UV抑圧濾光器113は無くてもよく;偏光濾光器11
5は、螢光画像を記録する時、ビーム路から取り除かれ
なければならない。
濾光器115は、カメラ12が有向反射又は光沢反射を
抑圧する前に対応する偏光濾光器121と関連して照明
装置11のビーム路にある。望ましくは、濾光器113
及び115は共通の保持器に収容される。いくつかの偏
光濾光器は紫外線を実質的に通さない。これらの場合に
UV抑圧濾光器113は無くてもよく;偏光濾光器11
5は、螢光画像を記録する時、ビーム路から取り除かれ
なければならない。
【0023】その感光面上の画像に対応する異なる画像
点での輝度に線形的に依存する電気的映像信号を発生す
るカメラ12の前に、検査領域4をカメラの感光面上に
投射するカメラ対称物122が配置される。更に、2つ
の濾光器123,124夫々がビーム路にあるよう設け
られる。濾光器124は略435nmの近辺に狭伝達範
囲を有し、一方濾光器123は450から490nmの
伝達範囲を有する。破線で示す如く、濾光器は濾光器交
換装置により交換されうる。偏光濾光器121は望まし
くは保持器124内に取付けられる。
点での輝度に線形的に依存する電気的映像信号を発生す
るカメラ12の前に、検査領域4をカメラの感光面上に
投射するカメラ対称物122が配置される。更に、2つ
の濾光器123,124夫々がビーム路にあるよう設け
られる。濾光器124は略435nmの近辺に狭伝達範
囲を有し、一方濾光器123は450から490nmの
伝達範囲を有する。破線で示す如く、濾光器は濾光器交
換装置により交換されうる。偏光濾光器121は望まし
くは保持器124内に取付けられる。
【0024】カメラ12の出力信号は、画像処理ユニッ
ト2に含まれ、カメラ12により記録された画像の画像
点毎の輝度を表わす一連のディジタルデータワードをこ
の信号から発生する。アナログディジタル変換器21に
供給される。画像処理ユニット2は3つの画像メモリー
22,23及び24と、画像処理器25とからなる。螢
光画像を記録するとき、濾光器114だけが光源11の
ビーム路にあり、この濾光器は紫外線を伝達し、可視光
を抑圧する。螢光を伝達する濾光器123はカメラのビ
ーム路にある。螢光画像を記録する時作用する濾光器1
14及び123の伝達領域は最大螢光が螢光波長領域で
得られるような方法で互いに同調される。340と38
0nmとの間の範囲での紫外線により励起される際、螢
光放射線の最大出力を有する波長範囲は450と349
0nm(青)の間である。
ト2に含まれ、カメラ12により記録された画像の画像
点毎の輝度を表わす一連のディジタルデータワードをこ
の信号から発生する。アナログディジタル変換器21に
供給される。画像処理ユニット2は3つの画像メモリー
22,23及び24と、画像処理器25とからなる。螢
光画像を記録するとき、濾光器114だけが光源11の
ビーム路にあり、この濾光器は紫外線を伝達し、可視光
を抑圧する。螢光を伝達する濾光器123はカメラのビ
ーム路にある。螢光画像を記録する時作用する濾光器1
14及び123の伝達領域は最大螢光が螢光波長領域で
得られるような方法で互いに同調される。340と38
0nmとの間の範囲での紫外線により励起される際、螢
光放射線の最大出力を有する波長範囲は450と349
0nm(青)の間である。
【0025】螢光画像を記録する時に生成された映像信
号は画像処理器25を介して画像メモリー22に供給さ
れる。例えばテレビジョンカメラの暗電流が補償される
等の補正が更に実行される。従って、ディジタル画像メ
モリー22に含まれた値F(x,y)は2次元検査領域
4の異なる画像点で螢光の強度を表わす。雑音を削減す
る為、いくつかの画像期間中に得られた画像信号はメモ
リー22で加算されるか、平均化されうる。
号は画像処理器25を介して画像メモリー22に供給さ
れる。例えばテレビジョンカメラの暗電流が補償される
等の補正が更に実行される。従って、ディジタル画像メ
モリー22に含まれた値F(x,y)は2次元検査領域
4の異なる画像点で螢光の強度を表わす。雑音を削減す
る為、いくつかの画像期間中に得られた画像信号はメモ
リー22で加算されるか、平均化されうる。
【0026】図2の(a)では、x方向に黒色腫を通る
線に沿った強度輪郭F(x)は、F(x)で示される。
輪郭F(x)は、数ミリメートルの幅を有する黒色腫の
周りの遷移領域に割当てられるべき2つの相対強度最大
値F1,F2を示す。この領域において、増加した螢光
強度が得られる。しかし、螢光強度が残る健全な面に亘
って一定でないので、例えば検査領域の個々の領域が照
明装置11に対し異なる傾向を有し、従って異なる強度
で照射されるので、いっそう大きい螢光強度に応答する
値F(x)がある。この為に、相対強度最大値を螢光画
像中で決定し、黒色腫のようなあいまいでない皮膚の色
素母斑を識別することが更なる手段なしでは不可能であ
る。
線に沿った強度輪郭F(x)は、F(x)で示される。
輪郭F(x)は、数ミリメートルの幅を有する黒色腫の
周りの遷移領域に割当てられるべき2つの相対強度最大
値F1,F2を示す。この領域において、増加した螢光
強度が得られる。しかし、螢光強度が残る健全な面に亘
って一定でないので、例えば検査領域の個々の領域が照
明装置11に対し異なる傾向を有し、従って異なる強度
で照射されるので、いっそう大きい螢光強度に応答する
値F(x)がある。この為に、相対強度最大値を螢光画
像中で決定し、黒色腫のようなあいまいでない皮膚の色
素母斑を識別することが更なる手段なしでは不可能であ
る。
【0027】従って、更なる基準画像が生成される。基
準画像が螢光画像と同じ影響を受けるべきだが、黒色腫
の縁での増加螢光活動は基準画像に表われるべきでな
い。検査領域4が照射され、基準画像が記録される波長
領域は互いに対応する。本実施例では、435nm近辺
の波長範囲が選択された。しかし、この範囲は、この範
囲の照明装置が充分な強度を有する場合に螢光波長領域
(450から490nm)に対応するよう、選択されて
もよい。この場合には、濾光器124はなしてもよく、
又は濾光器123はカメラのビーム路に常にあってもよ
い。しかし、更に高い波長で基準画像を記録することも
可能である。望ましくは、基準画像用波長領域として、
いわゆるイソベスティック波長範囲の1つが選択され
る。これらの範囲は、酸素の多い血液及び酸素の少ない
血液が同じ吸収を示す範囲である。基準画像は、組織の
着色を相当程度決定する血液の酸素飽和度合には依存し
ない。かかる波長範囲はなかんずく略550nm又は5
85nmにあり:これらの範囲で、紫外線光源110は
明白な(水銀)輝線を示す。
準画像が螢光画像と同じ影響を受けるべきだが、黒色腫
の縁での増加螢光活動は基準画像に表われるべきでな
い。検査領域4が照射され、基準画像が記録される波長
領域は互いに対応する。本実施例では、435nm近辺
の波長範囲が選択された。しかし、この範囲は、この範
囲の照明装置が充分な強度を有する場合に螢光波長領域
(450から490nm)に対応するよう、選択されて
もよい。この場合には、濾光器124はなしてもよく、
又は濾光器123はカメラのビーム路に常にあってもよ
い。しかし、更に高い波長で基準画像を記録することも
可能である。望ましくは、基準画像用波長領域として、
いわゆるイソベスティック波長範囲の1つが選択され
る。これらの範囲は、酸素の多い血液及び酸素の少ない
血液が同じ吸収を示す範囲である。基準画像は、組織の
着色を相当程度決定する血液の酸素飽和度合には依存し
ない。かかる波長範囲はなかんずく略550nm又は5
85nmにあり:これらの範囲で、紫外線光源110は
明白な(水銀)輝線を示す。
【0028】基準画像に対応する電気的信号はアナログ
ディジタル変換器21によりディジタル化されるが、適
切な補正アルゴリズムを実行する場合には、メモリー2
3の画像処理器に蓄えられる。従って、後者は検査領域
の個々の点で輝度に対応するディジタル値R(x.y)
を含む。
ディジタル変換器21によりディジタル化されるが、適
切な補正アルゴリズムを実行する場合には、メモリー2
3の画像処理器に蓄えられる。従って、後者は検査領域
の個々の点で輝度に対応するディジタル値R(x.y)
を含む。
【0029】図2の(a)は螢光画像の強度形状F
(x)と同じ線に対して強度輪郭の変動R(x)を示
す。信号R(x)は、いったん相対的最大値F1,F2
が度外視される場合、輪郭R(x)に一致しない信号F
(x)のそれに応答する変化を有することが分かる。こ
れらの一致は、検査領域が照射され、同じ立体から2つ
の画像で記録される事実から生じる。画像が更なる手段
を用いないで可能である短い相対時間距離で生成される
こさとが更に確実である場合、ビーム路の濾光器だけが
変換される必要があるので、画像を記録する瞬間、瞬間
の間の間隔中、患者の動作により発生される人為結果が
避けられる。
(x)と同じ線に対して強度輪郭の変動R(x)を示
す。信号R(x)は、いったん相対的最大値F1,F2
が度外視される場合、輪郭R(x)に一致しない信号F
(x)のそれに応答する変化を有することが分かる。こ
れらの一致は、検査領域が照射され、同じ立体から2つ
の画像で記録される事実から生じる。画像が更なる手段
を用いないで可能である短い相対時間距離で生成される
こさとが更に確実である場合、ビーム路の濾光器だけが
変換される必要があるので、画像を記録する瞬間、瞬間
の間の間隔中、患者の動作により発生される人為結果が
避けられる。
【0030】螢光画像及び基準画像が画像メモリー22
及び23のこの方法で蓄積された後、出力画像A(x,
y)は、F(x,y)がR(x,y)で標準化される蓄
積値から得られる。この為に、同じ画像点に割当てられ
た値F(x,y)及びR(x,y)の商が形成され、付
加処理段階の後の場合には、出力画像A(x,y)とし
てメモリー24に蓄積される。螢光画像及び基準画像で
の健全な皮膚側は少なくとも略同様な強度変化を示すの
で、出力画像は図2の(b)に破線で示された値A0 以
下になる少なくとも略一定の値を関連した画像点に対し
て有する。相対最大値F1,F2の領域で、これに反し
てこの値より相当に大きい最大値A1及びA2が得られ
る。
及び23のこの方法で蓄積された後、出力画像A(x,
y)は、F(x,y)がR(x,y)で標準化される蓄
積値から得られる。この為に、同じ画像点に割当てられ
た値F(x,y)及びR(x,y)の商が形成され、付
加処理段階の後の場合には、出力画像A(x,y)とし
てメモリー24に蓄積される。螢光画像及び基準画像で
の健全な皮膚側は少なくとも略同様な強度変化を示すの
で、出力画像は図2の(b)に破線で示された値A0 以
下になる少なくとも略一定の値を関連した画像点に対し
て有する。相対最大値F1,F2の領域で、これに反し
てこの値より相当に大きい最大値A1及びA2が得られ
る。
【0031】この方法で生成され、モニター3上に表示
された出力画像では、健全及び黒色腫を含む病状組織と
の間の遷移性領域30は健全な皮膚側より明るい。しか
し、輝度の差はそれらを観察者がすぐ気づかないほど小
さくありうる。この場合には、健全な組織と周囲領域と
の間のコントラストは、例えば閾値A0 と上回るそれら
の値A(x,y)が1より更に大きい係数で乗算され、
その結果、関連した画像点がモニターの画像スクリーン
上に更に明るく表示されるが、その値が偽色形態で示さ
れる単純な方法で増加される。検査領域が例えば15×
20nmと、比較的に広範になりうるので、黒色腫に関
してより大きい皮膚側を素速く検査することが可能であ
る。
された出力画像では、健全及び黒色腫を含む病状組織と
の間の遷移性領域30は健全な皮膚側より明るい。しか
し、輝度の差はそれらを観察者がすぐ気づかないほど小
さくありうる。この場合には、健全な組織と周囲領域と
の間のコントラストは、例えば閾値A0 と上回るそれら
の値A(x,y)が1より更に大きい係数で乗算され、
その結果、関連した画像点がモニターの画像スクリーン
上に更に明るく表示されるが、その値が偽色形態で示さ
れる単純な方法で増加される。検査領域が例えば15×
20nmと、比較的に広範になりうるので、黒色腫に関
してより大きい皮膚側を素速く検査することが可能であ
る。
【0032】実施例では、螢光画像、基準画像及び出力
画像に対する3つの画像メモリーが設けられるが、例え
ばメモリー22で、画像F(x,y)が商F(x,y)
/R(x,y)に依存する画像A(x,y)により画像
点毎を置換える場合に、2つの画像メモリーで十分であ
る。商が値R(x,y)の到達時オンラインで実行され
うる場合、唯1つだけの画像メモリーが必要とされる。
画像に対する3つの画像メモリーが設けられるが、例え
ばメモリー22で、画像F(x,y)が商F(x,y)
/R(x,y)に依存する画像A(x,y)により画像
点毎を置換える場合に、2つの画像メモリーで十分であ
る。商が値R(x,y)の到達時オンラインで実行され
うる場合、唯1つだけの画像メモリーが必要とされる。
【0033】前記では、本発明による方法を黒色腫の診
断に関して記述した。しかし、これにより、螢光の放出
が健全な組織と異なる人体の面の他の腫瘍を発見するこ
とも可能である。
断に関して記述した。しかし、これにより、螢光の放出
が健全な組織と異なる人体の面の他の腫瘍を発見するこ
とも可能である。
【図1】本発明による方法を実施する装置を示す。
【図2】(a)は同じ輪郭線に対する螢光画像及び基準
画像の輝度輪郭を示し、(b)は出力画像の関連した輪
郭を示す。
画像の輝度輪郭を示し、(b)は出力画像の関連した輪
郭を示す。
1 画像感知ユニット 2 画像処理ユニット 3 画像表示ユニット 4 検査領域 11 照明装置 12 ビデオカメラ 21 アナログディジタル変換器 22,23,24 画像メモリー 25 画像処理器 110 光源 111 光学映写装置 112 すりガラス 113,114 濾光器 115,121,123,124 偏光濾光器 122 カメラ対象物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルハルト パウル ヘルマン ギュンツ ェル ドイツ連邦共和国 2725 ヴェステルヴァ ルセデスィデルヴァルセデ 17番地
Claims (8)
- 【請求項1】 第1の波長範囲からの光による照射で生
成された螢光が評価され、2次元に延在する検査領域
(4)が第1の波長範囲の光で照射され、検査領域の螢
光画像(F(x,y))が記録され、検査領域が第2の
波長範囲の光で照射され、基準画像(R(x,y))が
第2の波長範囲で記録され、基準画像の螢光画像の標準
化により、出力画像(A(x,y))が生成されること
を特徴とする皮膚の異常、特に黒色腫を検出する方法。 - 【請求項2】 第1及び第2の波長範囲の光で検査領域
(4)を照明する少なくとも1つの光源(110)と、
螢光画像と基準画像を記録し、対応する電気信号を生成
する検査領域に一直線上にあるカメラ(12)と、少な
くとも1つの画像を蓄積するメモリー装置(22,2
4)と、螢光画像と同じ画像点で割当てられた基準画像
(F(x,y))/(R(x,y))の信号値の商に依
存する出力画像(A(x,y))を生成する処理ユニッ
ト(25)とからなることを特徴とする請求項1記載の
方法を実行する装置。 - 【請求項3】 第1及び第2の波長範囲の両方を放射す
る少なくとも1つの光源(110)と、 第1の波長範囲から光を伝達し、螢光の波長を有する光
を抑圧する第1の濾光器(114)と、第2の波長範囲
を伝達する第2の濾光器(113)とを有し、毎回2つ
の濾光器の1つが光源と検査領域(4)との間のビーム
路に配置されうることを特徴とする請求項2記載の装
置。 - 【請求項4】 すりガラス(112)が光源のビーム路
にあることを特徴とする請求項2又は3記載の装置。 - 【請求項5】 第1の波長範囲からの光を抑圧し、螢光
の波長範囲からの光を伝達するカメラの前に配置された
濾光器(113)を有することを特徴とする請求項2乃
至4のうちいずれか一項記載の装置。 - 【請求項6】 第2の波長範囲からの光を伝達するカメ
ラの前に配置された濾光器(124)を有することを特
徴とする請求項2乃至5のうちいずれか一項記載の装
置。 - 【請求項7】 カメラ(12)と、光源(110)の前
のビーム路に導かれえ、カメラで生成された画像の有向
反射が抑圧されるよう形成され、配置された偏光濾光器
(115,121)を有することを特徴とする請求項2
乃至6のうちいずれか一項記載の装置。 - 【請求項8】 第2の波長範囲はイソベスティック波長
範囲であることを特徴とする請求項2乃至7記載の装
置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE40268217 | 1990-08-24 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293108A true JPH05293108A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=6412857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3209159A Pending JPH05293108A (ja) | 1990-08-24 | 1991-08-21 | 皮膚の異常、特に黒色腫を検出する方法及びその装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5363854A (ja) |
EP (1) | EP0478026B1 (ja) |
JP (1) | JPH05293108A (ja) |
DE (2) | DE4026821A1 (ja) |
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