JPH0529258Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0529258Y2
JPH0529258Y2 JP1986128008U JP12800886U JPH0529258Y2 JP H0529258 Y2 JPH0529258 Y2 JP H0529258Y2 JP 1986128008 U JP1986128008 U JP 1986128008U JP 12800886 U JP12800886 U JP 12800886U JP H0529258 Y2 JPH0529258 Y2 JP H0529258Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
undercover
driver
frame
underfloor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986128008U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6336569U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986128008U priority Critical patent/JPH0529258Y2/ja
Publication of JPS6336569U publication Critical patent/JPS6336569U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0529258Y2 publication Critical patent/JPH0529258Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば油圧シヨベル等の運転室を備
えた建設機械に関し、特に、運転室内の騒音レベ
ルを低減化できるようにした運転室を備えた建設
機械に関する。
[従来技術] 第3図および第4図に従来技術による運転室を
備えた建設機械として、油圧シヨベルを例に挙げ
て示す。
図において、1は下部走行体、2は該下部走行
体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示
し、該上部旋回体2は骨組構造をなすフレームと
しての旋回フレーム3を備え、該旋回フレーム3
上には前部側に位置する運転室4と、後部側に位
置する機械室5とが設けられている。そして、該
機械室5の後端側にはカウンタウエイト6が取付
けられている。
7は上部旋回体2の前部に上、下に可動可能に
取付けられた作業装置を示し、該作業装置7は旋
回フレーム3の前部に回動可能に設けられたブー
ム8と、該ブーム8の先端に回動可能に設けられ
たアーム9と、該アーム9の先端に回動可能に設
けられたバケツト10とからなり、これらはブー
ムシリンダ11、アームシリンダ12およびバケ
ツトシリンダ13によつてそれぞれ回動されるよ
うになつている。
ここで、第4図を参照して前記上部旋回体2に
ついて詳述する。
まず、旋回フレーム3はその中央部を前、後方
向に延びた中央フレーム3Aと、該中央フレーム
3Aの前端および後端に位置して、該中央フレー
ム3Aから左、右に延設された前フレーム3Bお
よび後フレーム3Cと、該前フレーム3Bおよび
後フレーム3C間に位置して、前記中央フレーム
3Aから左方に延設された中間フレーム3D、3
Dと、該各中間フレーム3D、前フレーム3Bお
よび後フレーム3Cの先端に接合され、前、後方
向に延びた左、右の側部フレーム3E(第3図中
に一方のみ図示)とから大略構成され、これらは
骨組構造をなして形成されている。
14は旋回フレーム3の下面側にボルト15,
15,…を介して取付けられ、該旋回フレーム3
の下側を覆つているアンダカバーを示し、該アン
ダカバー14は運転室4の前部側に位置して、前
フレーム3Bと前方の中間フレーム3Dとの間に
配設された運転室前部アンダカバー14Aと、運
転室4の後部側に位置して、各中間フレーム3D
間に配設された運転室後部アンダカバー14B
と、機械室5の下側に位置して、後方の、中間フ
レーム3Dと後フレーム3Cとの間に配設された
機械室アンダカバー14Cとから大略構成されて
いる。
16は機械室アンダカバー14Cとの間で機械
室5を形成している機械室カバー、17は機械室
5内に位置して、中央フレーム3A上に設けられ
たエンジンを示し、該エンジン17の出力軸には
油圧ポンプ(図示せず)等が連結され、これらは
エンジン17を含む騒音源となつて機械室5内に
収容されている。また、18は床板19との間で
運転室4を形成しているキヤブボツクスを示し、
該キヤブボツクス18によつて運転室4は機械室
5から分離され、床板19によつて後述の床下室
22から分離されている。そして、該床板19上
には操作レバー20が立設されると共に、運転席
21が設けられている。
22は前フレーム3Bと後方の中間フレーム3
Dとの間に位置して、床板19と前部アンダカバ
ー14A、後部アンダカバー14Bとの間に形成
された床下室で、該床下室22は各中間フレーム
3Dに穿設された大径穴23,23を介して機械
室5と連通し、該機械室5と運転室4との間に各
大径穴23を介して後述の配線、ホース類を挿通
させるようになつている。24は床下室22内に
位置して、床板19の下面に取付けられたバルブ
を示し、該バルブ24は、例えば機械室5内に設
けた方向切換弁(図示せず)等の切換制御を行う
パイロツトバルブであり、前記操作レバー20に
よつて操作されるようになつている。
さらに、25は床下室22内を伸長し、バルブ
24と方向切換弁との間に接続されたパイロツト
配管としてのホースを示し、該ホース25は複数
本設けられ、バルブ24からのパイロツト圧を方
向切換弁へと供給するようになつている。そし
て、該ホース25は床下室22内に挿通され、運
転室4と機械室5との間を伸長する配線、ホース
類の一部を構成するようになつている。なお、第
4図中では省略しているが、運転室4内には操作
レバー20以外に複数本の操作レバーおよび制御
スイツチ等が設けられている。そして、該各操作
レバーは床下室22内のバルブおよびホースを介
して他の方向切換弁(いずれも図示せず)と接続
され、各制御スイツチは床下室22内の配線(図
示せず)と接続されており、これらの配線、ホー
ス類(ホース25を含む)は前部および後部アン
ダカバー14A,14Bによつて保護されるよう
になつている。
上述の如く構成された油圧シヨベルでは、運転
室4内の制御スイツチによりエンジン17および
油圧ポンプを駆動させた後、操作レバー20等を
操作することによつて、油圧ポンプからの圧油を
下部走行体1の走行モータ(図示せず)や各シリ
ンダ11,12,13等に給排して、下部走行体
1を走行させたり、あるいは作業装置7を作動さ
せたりするようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上述した従来技術では、機械室5内
のエンジン17等を駆動したときに、該機械室5
内の騒音が床下室22内へと矢示A方向に入り込
む。しかし、該床下室22には騒音の逃がし口等
がないから、この騒音は床下室22内にこもつて
反響するようになり、該床下室22内の音圧レベ
ルが上昇する。
このため、従来技術では、運転室4の床板19
が振動したり、該床板19の小穴(図示せず)を
介して前記騒音が運転室4内に入つたりして、運
転室4内の騒音レベルが大きくなるという欠点が
ある。
本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、本考案は機械室内のエンジン等の騒音
が床下室内にこもつて反響するのを防止でき、運
転室内の騒音レベルを低減化できるようにした運
転室を備えた建設機械を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上述した問題点を解決するために本考案が採用
する構成の特徴は、床下室を形成するアンダカバ
ーに、複数の切込みを介して断面L字形状に屈曲
された複数の屈曲部を設け、該各屈曲部と各切込
みとの間には床下室を外部に連通させる複数の開
口部を形成したことにある。
[作用] 上記構成により、床下室内に機械室内の騒音源
からの音が入つてきても、この音をアンダカバー
に設けた各開口部を介して床下室の外部へ逃がす
ことができ、アンダカバーに設けた各屈曲部によ
り、外部から床下室内に各開口部を介して異物が
侵入するのを阻止できると共に、アンダカバーの
剛性を高めることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図および第2図に
基づいて説明する。なお、実施例では前述した第
3図、第4図に示す従来技術と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
図中、31は運転室前部アンダカバー14A、
機械室アンダカバー14C等と共に旋回フレーム
3の下側を覆うアンダカバー14を構成している
運転室後部アンダカバーを示し、該後部アンダカ
バー31は前記従来技術で述べた後部アンダカバ
ー14Bに替えて、各中間フレーム3Dの下面側
に各ボルト15を介して取付けられている。そし
て、該後部アンダカバー31は前部アンダカバー
14Aと共に床板19との間で床下室22を形成
している。然るに、該後部アンダカバー31には
各中間フレーム3Dと同方向に伸長し、床下室2
2側へ突出する断面略L字形状の屈曲部31A,
31A,…が所定の間隔をもつて設けられ、該各
屈曲部31Aにより各中間フレーム3Dと同方向
に伸長する細長い長方形状の開口部32,32,
…が形成されている。
即ち、該各屈曲部31Aは後部アンダカバー3
1に各中間フレーム3Dと同方向に伸長する直線
状の切込み31B,31B,…を所定の間隔をも
つて形成した後、該各切込み31Bの一側部分を
それぞれ床下室22側へと、例えば5mm程度略L
字形状に屈曲させることによつて形成されてい
る。そして、該屈曲部31Aの先端側と各切込み
31Bの他側部分との間には、例えば5mm程度の
隙間S,S,…が形成され、該各隙間Sは床下室
22内に矢示A方向に入つてきた騒音を各開口部
32から矢示B方向に外部に逃がすと共に、外部
から小石やゴミ等が床下室22内に侵入するのを
可及的に防止するようになつている。
本実施例による油圧シヨベルは上述の如き構成
を有するもので、その基本的作動については従来
技術によるものと格別差異はない。
然るに、本実施例では、運転室後部アンダカバ
ー31に各切込み31Bを介して略L字形状の各
屈曲部31Aを設け、該各屈曲部31Aにより各
隙間Sを介して床下室22と外部とを連通する各
開口部32を形成したから、機械室5内のエンジ
ン17等の騒音が床下室22内へと矢示A方向に
入つてきた場合でも、この騒音を各隙間Sおよび
各開口部32を介して外部へと逃がすことがで
き、従来技術のように騒音が床下室22内にこも
つて反響するのを防止でき、運転室4内の騒音レ
ベルを確実に低減化することができる。
また、各開口部32は各屈曲部31Aの先端側
に位置する5mm程度の各隙間Sを介して床下室2
2内と連通しているから、外部からの小石やゴミ
等が床下室22内に侵入するのを各隙間Sによ
り、各屈曲部31Aを介して効果的に防止できる
と共に、該各屈曲部31Aによつてアンダカバー
31の剛性を高めることができ、床下室22内に
配設されるホース25等の配線、ホース類を外部
から突き上げられる石やゴミ等から効果的に保護
することができる。
なお、前記実施例では、後部アンダカバー31
には各開口部32を設けるものとして述べたが、
これに替えて、前部アンダカバー14Aに第2図
中に示すと同様の開口部32等を形成してもよ
い。また、前部アンダカバー14Aおよび後部ア
ンダカバー31にそれぞれ同様の開口部32等を
形成してもよい。
また、前記実施例では、後部アンダカバー31
に設けた各屈曲部31Aにより各開口部32を形
成するものとして述べたが、これに替えて、後部
アンダカバー31に多数の小孔からなる開口部を
形成してもよい。前部アンダカバー14Aについ
ても同様である。
また、前記実施例では、操作レバー20により
バルブ24を操作するものとして述べたが、これ
に替えて、操作レバー20によりリンク機構を操
作し、機械室5内の方向切換弁等を切換制御する
ようにしてもよい。この場合、床下室22内には
リンク機構のロツド等が配線等と共に挿通され
る。
さらに、前記実施例では、油圧シヨベルを例に
挙げて説明したが、本考案はこれに限らず、油圧
クレーン等の運転室を備えた建設機械にも適用で
きるものである。
[考案の効果] 以上詳述した通り、本考案によれば、床下室を
形成するアンダカバーに、切込みを断面略L字形
状に屈曲させて屈曲部を設け、該各屈曲部と切込
みとの間にには床下室を外部に連通させる複数の
開口部を形成したから、従来技術のように床下室
内に騒音がこもつて反響するのを防止でき、運転
室内の騒音レベルを確実に低減化することがで
き、しかも、アンダカバーの開口部を屈曲部を介
して外部と連通させる構成としているから、アン
ダカバーの剛性を高め、床下室内に配設される配
線、ホース類を外部から突き上げられる石やゴミ
等から効果的に保護することができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例を示し、
第1図は上部旋回体の縦断面図、第2図は第1図
中の要部を拡大して示す断面図、第3図および第
4図は従来技術を示し、第3図は油圧シヨベルの
斜視図、第4図は第3図中の上部旋回体を示す縦
断面図である。 1……下部走行体、2……上部旋回体、3……
旋回フレーム、3A……中央フレーム、3B……
前フレーム、3C……後フレーム、3D……中間
フレーム、4……運転室、5……機械室、14…
…アンダカバー、14A……運転室前部アンダカ
バー、14C……機械室アンダカバー、16……
機械室カバー、17……エンジン、18……キヤ
ブボツクス、19……床板、22……床下室、2
4……バルブ、25……ホース、31……運転室
後部アンダカバー、31A……屈曲部、31B…
…切込み、32……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 骨組構造をなし、下側をアンダカバーによつて
    覆われたフレームと、該フレームの後部側に位置
    して、該フレーム上に設けられ、エンジンを含む
    騒音源を収容する機械室と、前記フレームの前部
    側に位置して、該フレーム上に設けられた運転室
    と、該運転室の床板と前記アンダカバーとの間に
    形成され、該運転室と前記機械室との間に配線、
    ホース類を挿通させる床下室とからなる運転室を
    備えた建設機械において、前記床下室を形成する
    アンダカバーには、複数の切込みを介して断面L
    字形状に屈曲された複数の屈曲部を設け、該各屈
    曲部と各切込みとの間には前記床下室を外部に連
    通させる複数の開口部を形成したことを特徴とす
    る運転室を備えた建設機械。
JP1986128008U 1986-08-22 1986-08-22 Expired - Lifetime JPH0529258Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986128008U JPH0529258Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986128008U JPH0529258Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6336569U JPS6336569U (ja) 1988-03-09
JPH0529258Y2 true JPH0529258Y2 (ja) 1993-07-27

Family

ID=31023289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986128008U Expired - Lifetime JPH0529258Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529258Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4740290B2 (ja) * 2008-06-27 2011-08-03 日立建機株式会社 建設機械

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0355654Y2 (ja) * 1985-04-17 1991-12-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6336569U (ja) 1988-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0410290Y2 (ja)
EP0311082B1 (en) Full-turn type working machine
KR100380008B1 (ko) 건설기계
JP6824118B2 (ja) 作業車両用キャブおよび作業車両
JPH0529258Y2 (ja)
US6711839B1 (en) Tractor with a working implement
JP4243772B2 (ja) 建設機械の切換弁配置構造
JP3447092B2 (ja) 旋回式作業車両の操作機構
JP5282463B2 (ja) 建設機械
JP4143706B2 (ja) 旋回作業車
JP3560146B2 (ja) 油圧ショベルのコントロールバルブユニットの配管構造
JP4498634B2 (ja) 油圧ショベルのメインライン増設フィルタの取付構造
JP2006077496A (ja) 作業用車両におけるパーキングレバーの配設構造
JPH064160U (ja) バックホーのロータリ式切換弁取付構造
JPH0874292A (ja) ショベル系建設機械における操作パターン切換装置の配設構造
JP3718428B2 (ja) パイロットバルブの取付構造
JP2000186345A (ja) 作業機械の走行操作弁の取付構造
JP2536180Y2 (ja) 建設機械の油圧切換弁の配置構造
JP2000192510A (ja) 建設機械
JPH0352833Y2 (ja)
JP2514222Y2 (ja) 建設機械の操作バルブ支持台
JP4567241B2 (ja) 建設機械
JP3380102B2 (ja) スイング式油圧ショベル
JPH0718698A (ja) バックホウ
JPH09328781A (ja) 建設機械