JPH0529249U - ロータマグネツト装置 - Google Patents
ロータマグネツト装置Info
- Publication number
- JPH0529249U JPH0529249U JP8427691U JP8427691U JPH0529249U JP H0529249 U JPH0529249 U JP H0529249U JP 8427691 U JP8427691 U JP 8427691U JP 8427691 U JP8427691 U JP 8427691U JP H0529249 U JPH0529249 U JP H0529249U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor magnet
- magnetic path
- path yoke
- length
- magnetic
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- Pending
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁路ヨークを構成する回転軸へロータマグネ
ットを取り付ける際、ロータマグネットと磁路ヨークと
の軸方向の磁気中心の不一致によるロータマグネットの
取付位置の狂いを解消することができるロータマグネッ
ト装置を提供する。 【構成】 磁路ヨーク1を構成する回転軸にロータマグ
ネット2を取り付けてなるロータマグネット装置におい
て、軸方向におけるロータマグネット2の長さを、磁路
ヨーク1の長さと等しいか又はそれ以上に設定し、ロー
タマグネット2と磁路ヨーク1との磁気吸引力でロータ
マグネット2を基準位置に押しつけることができるよう
にした。
ットを取り付ける際、ロータマグネットと磁路ヨークと
の軸方向の磁気中心の不一致によるロータマグネットの
取付位置の狂いを解消することができるロータマグネッ
ト装置を提供する。 【構成】 磁路ヨーク1を構成する回転軸にロータマグ
ネット2を取り付けてなるロータマグネット装置におい
て、軸方向におけるロータマグネット2の長さを、磁路
ヨーク1の長さと等しいか又はそれ以上に設定し、ロー
タマグネット2と磁路ヨーク1との磁気吸引力でロータ
マグネット2を基準位置に押しつけることができるよう
にした。
Description
【0001】
本考案は、磁路ヨークを構成する回転軸にマグネットを取り付けたロータマグ ネット装置に関するもので、インナーロータ型モータなどに適用可能なものであ る。
【0002】
従来のロータマグネット装置を用いたモータの例を図面を参照しながら説明す る。図3に示すインナーロータ型のモータにおいて、モータの一端部のホルダ3 0にはボールベアリング31の外輪が取り付けてあり、ボールベアリング31の 内輪にはモータの回転軸21が取り付けられ、回転軸21はボールベアリング3 1によって回転自在に支持されている。回転軸21の長さ方向のほぼ中央部は磁 路ヨーク23を構成していて、この磁路ヨーク23の外周面には筒状のロータマ グネット24が嵌合固着されている。ロータマグネット24は周方向にN極とS 極が交互に多極着磁されている。これら回転軸21、ロータマグネット24等に よってロータ32が構成されている。ここで、従来のロータマグネット装置にお ける磁路ヨーク23の回転軸21方向の長さL1は、磁路構成上、ロータマグネ ット24の回転軸21方向の長さL2よりも長くなるような構成となっている。 ロータマグネット24は、これを磁路ヨーク23の一端側に一体に形成された鍔 部25に当接させることによって位置決めされている。
【0003】 ロータ32の外周側にはコア素体を複数枚積層して構成されたステータコア2 2が配置され、ステータコア22は上記ホルダ30に固定されている。ステータ コア22の内周面はロータ32のロータマグネット24の外周面と間隙をおいて 対向している。ステータコア22にはコイルが巻回されており、このコイルに通 電制御することにより、ロータ32を回転駆動することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 上記従来のインナーロータ型モータのロータマグネット装置では、図5にも示 すようにロータマグネット24の軸方向の長さL2より、磁路ヨーク23の軸方 向の長さL1が長いため、図4に示すようにロータマグネット24の一端を回転 軸21の鍔部25に当接させて位置決めしたとき、磁路ヨーク23の有効長さの 中心26とロータマグネット24の磁気中心27とが一致せず、ロータマグネッ ト24の磁気中心27が磁路ヨーク23の磁気中心26よりも鍔部25側に位置 する。このため、ロータマグネット24の磁気中心27と磁路ヨーク23の磁気 中心26とが一致しようとして磁気吸引力Fが生じ、ロータマグネット24を磁 路ヨーク23に取り付ける際、接着して固まるまでの間に、図5に示すようにロ ータマグネット24が磁路ヨーク23に対して相対移動し、ロータマグネット2 3と鍔部25との間に隙間29が生じてしまう。ロータマグネット24がずれる と、ロータマグネット24と対向するステータコア22との位置関係に狂いが生 じるため、磁束が有効に利用されないなどの問題点が生じる。
【0005】 本考案は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、磁路ヨーク を構成する回転軸へロータマグネットを取り付ける際、ロータマグネットと磁路 ヨークとの軸方向の磁気中心の不一致によるロータマグネットの取付位置の狂い を解消することができるロータマグネット装置を提供することを目的とする。
【0006】
本考案は、上記目的を達成するために、磁路ヨークを構成する回転軸にロータ マグネットを取り付けてなるロータマグネット装置において、軸方向におけるロ ータマグネットの長さを、上記磁路ヨークの長さよりも長く設定したことを特徴 とする。
【0007】
ロータを構成するロータマグネットと磁路ヨークの軸方向長さに関し、ロータ マグネットの長さを、磁路ヨークの長さ以上に設定することによって、磁路ヨー クとロータマグネットとの間の磁気的吸引力のバランスをとろうとする力が、ロ ータマグネットを磁路ヨークの内方に向かって吸引する向きの力として働くため 、ロータマグネットを所定の位置決め部に押しつけることが可能となる。
【0008】
以下、本考案にかかるロータマグネット装置の実施例を図面を参照しながら説 明する。 図1ないし図2において、モータのロータ9は、回転軸10と、この回転軸1 0の中間部に一体に形成された大径円柱状の磁路ヨーク1と、磁路ヨーク1の外 周面に嵌合固着された筒状のロータマグネット2などを有してなる。ここで、ロ ータマグネット2の回転軸方向の長さL2は、磁路ヨーク1の回転軸方向の長さ L1に比べて等しいか、若しくは長くなるように設定してある。磁路ヨーク1の 一端側には、ロータマグネット2の一端を当接させてロータマグネット2を位置 決めするための鍔部3が一体に形成されている。
【0009】 磁路ヨーク1の長さL1とロータマグネット2の長さL2が同じ場合はそれぞ れの磁気中心が一致したときそれぞれの端面が一致し、位置ずれはない。磁路ヨ ーク1の長さL1とロータマグネット2の長さL2が違うと、ロータマグネット 2の磁気中心5と磁路ヨークの長さの中心6がずれるため、磁気的吸引力バラン スの関係でロータマグネットが所定の位置に収まろうとして吸引力Fが働く。こ こでは、ロータマグネット2の長さL2が磁路ヨーク1の長さL1より長いため 、磁気的吸引力Fがロータマグネット位置決め用の鍔部3の方に向かって働き、 隙間7が縮まり、最終的にはロータマグネット2の一端が鍔部3に当接して正し い取付位置に収まる。
【0010】 このように、上記実施例によれば、磁路ヨーク1とロータマグネット2の長さ L1、L2の関係をL2≧L1にすることによって、ロータマグネット2を磁路 ヨーク1に組付ける時に、所定の位置決め部にロータマグネットを押しつけるこ とができ、位置をあまり気にすることなく組付を行うことが可能となる。また、 従来のロータマグネット装置の場合と異なり、接着時に所定の方向以外にずれる ことがないため、完全に固定されるまで治具等で押さえておく必要がない。この ため、ロータマグネット2の組付けに要する治工具の費用、作業時間を軽減する ことができ、品質の安定も得ることが可能となる。
【0011】 なお、磁路ヨーク1の軸方向の長さL1とは磁路ヨーク1の有効長、すなわち 磁路ヨーク1がロータマグネット2と接する部分の長さである。従って、磁路ヨ ーク1の周縁部が面取りされているときは、その面取りされた分有効長が短くな る。
【0012】
本考案によれば、ロータマグネットを磁路ヨークを構成する回転軸に取り付け てなるロータマグネット装置において、磁路ヨークの長さよりも、ロータマグネ ットの長さを長く設定したため、ロータマグネットに磁路ヨーク上の所定の位置 に収まろうとする向きに力を働かせた状態で位置決めすることができ、位置をあ まり気にすることなく組付けを行うことが可能である。また、ロータマグネット の磁路ヨークへの取付部が完全に接着固定するまで治具等を使用して固定してお く必要がないため、組付けにかかる治工具の費用や作業時間等を軽減することが 可能となる。
【図1】本考案にかかるロータマグネット装置の実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】同上実施例の組立途中の段階を示す断面図。
【図3】従来のロータマグネット装置を有するインナー
ロータ型モータの例を示す断面図。
ロータ型モータの例を示す断面図。
【図4】同上モータ中のロータマグネット装置の部分を
示す断面図。
示す断面図。
【図5】同上ロータマグネット装置の組立途中の段階を
示す断面図。
示す断面図。
1 磁路ヨーク 2 ロータマグネット 10 回転軸
Claims (1)
- 【請求項1】 ロータマグネットを磁路ヨークを構成す
る回転軸に取り付けてなるロータマグネット装置におい
て、軸方向におけるロータマグネットの長さを、上記磁
路ヨークの長さ以上に設定したことを特徴とするロータ
マグネット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8427691U JPH0529249U (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | ロータマグネツト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8427691U JPH0529249U (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | ロータマグネツト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0529249U true JPH0529249U (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=13825934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8427691U Pending JPH0529249U (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | ロータマグネツト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529249U (ja) |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP8427691U patent/JPH0529249U/ja active Pending
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