JPS6211179Y2 - - Google Patents

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JPS6211179Y2
JPS6211179Y2 JP12261980U JP12261980U JPS6211179Y2 JP S6211179 Y2 JPS6211179 Y2 JP S6211179Y2 JP 12261980 U JP12261980 U JP 12261980U JP 12261980 U JP12261980 U JP 12261980U JP S6211179 Y2 JPS6211179 Y2 JP S6211179Y2
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output shaft
stopper
rotor
screw
male
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JP12261980U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は出力シヤフトが往復の直線運動をする
電動機に関するものである。
通常、電動機は出力シヤフトが回転するもので
あつたが、近年自動制御分野において直線運動を
する装置、しかもその直線運動は無段式に変位す
るものが要求されている。従来は、この要求に対
し回転電動機を使い、外部に歯車等を取付け、こ
れにより回転運動を直線運動に変換していた。そ
のため機構が複雑になると共に装置として大型な
ものとなる欠点が存した。
そこで本出願人は上記欠点を改良した電動機を
実願昭52−159555号(実開昭54−85305号)およ
び実願昭54−181903号として出願した。すなわち
ロータの回転運動を電動機内部で直線運動に変換
して出力シヤフトに伝達するものである。この構
造のものは直線運動機構を簡素化することができ
ると共に該機構を別個に設けるものでないから小
型化を図ることができるという利点がある。
ところで、近年、直線変位の出力を得る電動機
においても高出力のものが望まれており、上記の
構造の電動機においても高出力化に伴つて許容荷
重や耐久性を向上させることが要望されている。
本考案は出力シヤフトが往復の直線運動をする
従来の電動機における上記の要望を満足すべくな
されたものであつて、出力シヤフトに複数条の雄
ネジを形成する一方、該雄ネジに螺合する雌ネジ
を有する回転部材の両端および上記出力シヤフト
の雄ネジ部分の両端に夫々上記雄ネジの条数に等
しい数のストツパ部を設け、ネジの条数およびス
トツパ部の数を夫々増加させることにより、ネジ
部およびストツパ部にかゝる荷重や衝撃を分散
し、許容荷重や耐久性を改善した電動機を提供す
ることを目的としている。
次に本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図において、1,2は軟磁性材料で成る第
1、第2モータケースにして、その合せ目に第4
図に示すように表裏両面に夫々N,S極が交互に
着磁された固定子たるマグネツト3を保持するマ
グネツト保持材4が挾持、固定されている。
5,6は第1、第2励磁コイル5a,6aが捲
回された第1、第2コイルボビンにして、後述す
るロータに同心的に夫々第1、第2モータケース
1,2に取付けられている。7,8は上記コイル
ボビン5,6内に嵌着された鉄材で成る第1、第
2センタヨークにして、これら第1センタヨーク
7および第2センタヨーク8は夫々上記第1モー
タケース1および第2モータケース2内部に同心
に取り付けている。
10,…,10は外輪が上記マグネツト3の内
径に嵌着されたベアリングにして、内輪にロータ
シヤフト11が嵌着されている。このロータシヤ
フト11の両端には、純鉄材、軟鉄材で成る第5
図に示す如き形状の第1、第2ロータ12,13
が嵌着されている。この第1、第2ロータ12,
13は夫々外周端部が相反する方向に折り曲げら
れている。また夫々の平面部は(以下第1、第2
ロータ12,13は同形状なので第1ロータ12
のみについて、説明する。)L字状の溝孔12a
が放射状に逆方向交互に形成されて、周部方向に
複数個に分割され、その継目12b,12cは機
械的強度に支障のない程度に、かつ磁気飽和さ
れ、磁気短絡量が無視できる程度に(換言すれ
ば、大きな磁気抵抗を有するように)極めて挾く
形成され、かつまたそれ等溝孔12aで囲まれる
磁極歯12d,12eは上記マグネツト3のN
極、S極に対応する数になつている。
再び第1図にもどつて、14は上記ロータシヤ
フト11に嵌着された焼結含油軸受としてのロー
タスクリユであつて、その内部には、次に述べる
出力シヤフト15に形成した雄ネジ15aに螺合
する雌ネジ14aが形成されている。
上記出力シヤフト15は、第2図aに示すよう
に、外周に上記雄ネジ15aが形成された部分
と、円柱の外周面の一部を平行に切削して形成し
た第2図bに示すような断面形状を有する回転止
め部15bが形成された部分を有している。
上記雄ネジ15aは二条ネジとなつており、そ
の両端部16および17の径を夫々上記雄ネジ1
5aの径よりも大きく形成し、上記回転止め部1
5b側の端部16には上記雄ネジ15aのネジの
条数に等しい2つのストツパ部18a,18aを
設けるとともに、いま一つの端部17にも上記雄
ネジ15aのネジの条数に等しい2つのストツパ
部19a,19aを設けている。
上記ストツパ部18a,18aおよびストツパ
部19a,19aは、出力シヤフト15の軸心を
中心として一方を180度回転させた位置で他方に
重なるように夫々形成するとともに、ストツパ部
18a,19aおよびストツパ部18a,19a
が夫々相互に対向するように端部16および17
から突出させている。
一方、上記ロータスクリユ14の一端面20お
よび他端面21にも夫々上記と同様のストツパ部
18b,18bおよび19b,19bを設けてい
る。
上記ストツパ部18b,18bは、第3図aに
示すように、出力シヤフト15の軸方向に突出す
るその各段部18b′,18b′が雄ネジ15aのス
トツパ部18a,18aの上記と同様の段部18
a′,18a′と夫々同時に係当する位置に形成して
いる。
また、ストツパ部19b,19bは、第3図b
に示すように、出力シヤフト15の軸方向に突出
するその各段部19b′,19b′が、雄ネジ15a
のストツパ部19a,19aの上記と同様の段部
19a′,19a′と夫々同時に係当する位置に形成
している。
なお、上記雄ネジ15aを形成した出力シヤフ
トの回転止め部15bは、第1図に示すように、
電動機の外装ケース30の蓋体としてのブツシユ
31に設けた上記回転止め部15bと同一の断面
形状を有する挿通孔31aに、回転が拘束された
状態で出没自在に挿通されている。
次に上記構成に基いて動作を説明する。なお、
本実施例においてはパルスモータとして動作させ
るものとする。
先ず、駆動装置(図示せず)から発生される制
御信号(パルス信号)を第1、第2励磁コイル5
a,6aに印加すると、第1、第2ロータ12,
13の磁極歯の相互角度は、電気角において90度
(本実施例では機械的角度15度及びその奇数倍)
ずれていることから第1、第2励磁コイル5a,
6aの4相の励磁コイルのうち、2個の励磁コイ
ルが常に励磁された状態となる。そして第1、第
2ロータ12,13の磁極歯12d,12e,1
3d,13eにはそれぞれS極又はN極が誘起さ
れると共にマグネツト3との吸引又は反発により
ロータ12,13は回転する。この際、ロータの
極数が12極であることによつて、ロータは1つの
入力信号により360゜/極数/2の角度だけ進
む。すなわち12極モータでは1ステツプ15度とい
うことになるので、ロータが1回転するのに24ス
テツプが必要となる。
このようにして第1、第2ロータ12,13が
回転することによつて、ロータスクリユ14がロ
ータシヤフト12を介して回転される。
一方、出力シヤフト15はブツシユ31との関
係で、回転されないので、ロータスクリユ14が
回転すると、出力シヤフト15は第1図において
上下動、即ち、前進、後退の直線運動を行う。
ロータ12,13が時針方向に回転するとき
は、出力シヤフト15は、ストツパ部19a,1
9aの段部19a′,19a′が、第3図bに示すよ
うに、ロータスクリユ14におけるストツパ部1
9b,19bの段部19b′,19b′に同時に係当
して、前進動作を停止することになる。
上記の係当時、ストツパ部19a,19aとス
トツパ部19b,19bとの間に加わる衝撃力
は、これら2組のストツパ部19a,19aとス
トツパ部19b,19bとに分散され、また、出
力シヤフト15の雄ネジ15aも2条ネジとなつ
ているため、出力シヤフト15を介して上記雄ネ
ジ15aとロータスクリユ14の雌ネジ14aに
加わるネジ荷重も小さくなることが分る。
さらに、上記のように、ロータスクリユ14
は、そのストツパ部19b,19bの段部19
b′,19b′が雄ネジ15aのストツパ部19a,
19aの段部19a′,19a′に係当するため、ロ
ータスクリユ14の端面21と雄ネジ15aの端
部17との対向面等が面接触することはなく、従
つて、出力シヤフト15の雄ネジ15aとロータ
スクリユ14の雌ネジ14aとの喰込みが防止さ
れ、ロータ12,13の逆転もスムーズに行うこ
とができる。
なお、ロータ12,13が反時計方向に回転す
るときの動作も上記した動作と同一であり、その
説明は省略する。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、出力シヤフト15の雄ネジ15aは
一般にn(=2,3,…)条ネジとし、それに応
じて、雄ネジ15aの両端部16,17に夫々n
個のストツパ部を(360/n)度の間隔をおいて
配置するとともに、それに応じて、ロータスクリ
ユ14の両端面20,21にも上記ストツパ部と
同時に係当するストツパ部を設ければよい。
また、本考案は実施例のような二相電動機に限
らず、単相電動機にも同様に適用できる。
以上、詳細に説明したことからも明らかなよう
に、本考案は、出力シヤフトの雄ネジの条数を複
数のものとするとともに、上記雄ネジの両端に
夫々設けたネジの条数と等しい数のストツパ部に
よつてロータスクリユの回転を停止させるように
したから、出力シヤフトやロータスクリユのネジ
部分にかゝるネジ荷重やストツパ部にかゝる衝撃
力が分散され、電動機を高出力のものとしても、
充分な許容荷重を得ることができ、耐久性も高く
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電動機の縦断面図、第2
図aは第1図の出力シヤフトとロータスクリユの
構造を示す詳細図、第2図bは第2図aの−
′線断面図、第3図aおよびbは夫々出力シヤ
フトの最大突出位置および最小突出位置における
ストツパ部の係当状態を示す説明図、第4図はマ
グネツトの平面図、第5図はロータの平面図であ
る。 1……第1モータケース、2……第2モータケ
ース、3……マグネツト、5……第1センタヨー
ク、6……第2センタヨーク、11……ロータシ
ヤフト、12,13……ロータスクリユ、14…
…ロータスクリユ、14a……雌ネジ、15……
出力シヤフト、15a……雄ネジ、18a,18
b,19a,19b……ストツパ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所望の長さ部分に複数条の雄ネジが形成され、
    かつケースに対し少なくとも自由な回転が阻止さ
    れた出力シヤフトと、該シヤフトの上記雄ネジと
    螺合される雌ネジを形成したロータスクリユ等の
    回転部材と、該回転部材に固着されると共に励磁
    コイルの磁束によつて回転されるロータとより構
    成し、上記出力シヤフトの雄ネジ部分の両端に上
    記出力シヤフトの軸方向に突出する段部が上記雄
    ネジの条数に等しい数夫々有するストツパ部を形
    成すると共に上記回転部材の両端にも夫々上記出
    力シヤフトのストツパの各段部と夫々当接する段
    部を有するストツパ部を形成し、出力シヤフト側
    のストツパ部と回転部材側のストツパ部とが上記
    段部において相互に係当するようにしたことを特
    徴とする電動機。
JP12261980U 1979-12-29 1980-08-28 Expired JPS6211179Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12261980U JPS6211179Y2 (ja) 1980-08-28 1980-08-28
US06/220,724 US4398109A (en) 1979-12-29 1980-12-29 Electric motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12261980U JPS6211179Y2 (ja) 1980-08-28 1980-08-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5761959U JPS5761959U (ja) 1982-04-13
JPS6211179Y2 true JPS6211179Y2 (ja) 1987-03-16

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ID=29483224

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JP12261980U Expired JPS6211179Y2 (ja) 1979-12-29 1980-08-28

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3519324A1 (de) * 1985-05-30 1986-12-04 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Stelleinrichtung zur verstellung eines mit einem steuerorgan einer brennkraftmaschine gekoppelten anschlages

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JPS5761959U (ja) 1982-04-13

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