JPH0529104U - 電話機におけるスライド式電気部品の操作装置 - Google Patents

電話機におけるスライド式電気部品の操作装置

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JPH0529104U
JPH0529104U JP8539691U JP8539691U JPH0529104U JP H0529104 U JPH0529104 U JP H0529104U JP 8539691 U JP8539691 U JP 8539691U JP 8539691 U JP8539691 U JP 8539691U JP H0529104 U JPH0529104 U JP H0529104U
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JP
Japan
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slider
electric component
telephone
slide
engaged
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Pending
Application number
JP8539691U
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English (en)
Inventor
勝彦 山本
Original Assignee
日通工株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話機に設けるスライド式電気部品のスライ
ド操作用装備を大型化することなく、簡単な構造により
「がたつき」のない状態のもとにスライド操作を円滑に
行うことができるようにすること。 【構成】 電気部品のスライダと操作用スライダとを凸
部と凹部とからなる継手により係合するようにするほ
か、凸部と凹部との対接面に調整用小突起を自体の成型
と同時に突設して、凸部と凹部との係合に当り、調整用
小突起を押し潰す状態のもとに変形させつつ調整用小突
起部分において密着関係に係合させるようにしたことを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電話機に設けるスライド式電気部品を手動操作するための操作装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電話機の内部に受話音量調節用のスライド式可変抵抗器あるいはモ−ド選択用 のスライド式スイッチ等のスライド式電気部品を設けて、その電気部品を外部か らスライド操作するための装置としては、電話機の筐体にその壁体の一部を利用 してスライド用ガイドを電気部品のスライド方向と平行に設けると共に、このガ イドに操作用スライダをそのノブが筐体の外部に適度に突出する状態のもとに設 け、かつ前記電気部品におけるスライダと操作用スライダとを凸部とこの凸部に 対応する凹部とからなる継手により係合させたまま、操作用スライダに対する手 指による操作により電気部品のスライダを駆動するようにし、なお必要に応じ、 スライド中に生じるいわゆる「がたつき」を防止する目的のもとに、操作用スラ イダにスライド方向の前後に延びる弾性腕をガイドに圧接するように設けるよう にしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
摺擦部並びに係合部においては、円滑なスライドが得られるようにするため並 びに各部に過度の応力が生じないようにする必要があるが、上記従来の技術によ れば、電話機の筐体および操作用スライダはプラスチック成型により製作し、し かもスライド式電気部品は前記筐体に装着したプリント基板(プリント配線板) に取り付けている関係上、各部品の製作誤差並びに変形等を考慮すると、摺擦部 および係合部の設計に当たっては、必要以上に充分なクリアランスが生じるよう な寸法を選定することになり、従ってスライド操作時に過度の「がたつき」が生 じ易く、スライド式電気部品に対する適確な調節あるいは切り替えが困難となる 重大欠陥があり、また摺擦部および係合部の設計に当りクリアランスが充分でな い場合には、円滑なスライドが得られ難くスライド操作の負荷が過大となる不利 がある。
【0004】 また、前記操作用スライダの「がたつき」を防止するため、スライダの前後両 端にガイドに圧接する弾性腕を延設すると、操作用スライダが大型となる欠点が あり、なお両スライダ間の継手部分の「がたつき」は解消されないのである。
【0005】 そこで本考案の目的は、操作用スライダを大型化することなく、簡単な構造に より「がたつき」のない状態のもとにスライド操作を行うことができるようにし た電話機におけるスライド式電気部品の操作装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、電気部品のスライダと操作用スライダとを 凸部と凹部とからなる継手により係合するようにするほか、凸部と凹部との対接 面に調整用小突起を自体の成型と同時に突設して、凸部と凹部とを係合するに当 り、調整用小突起を押し潰す状態のもとに変形させつつ調整用小突起部分におい て適度の弾力性を伴った密着関係に係合させるようにするのである。
【0007】
【作用】
調整用小突起を押し潰す状態のもとに変形させつつ凸部と凹部とが係合するか ら、調整用小突起部分において密着関係に係合され、撓み継手による係合関係に 近い係合が得られ、電話機の筐体に設けるスライド用ガイドと操作用操作用スラ イダとの間に大きなクリアランスがあっても、「がたつき」の悪影響を受けるこ となくスライド操作が円滑に行われる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例について詳細に説明する。 本考案のスライド式電気部品の操作装置を適用する電話機としては、例えば図 示のように、下部ケ−ス1と上部ケ−ス2とを吻合して電話機の筐体3を形成す るほか、筐体3の内部にはスライド式電気部品4としての受話音量調節用のスラ イド式可変抵抗器を実装したプリント基板5を固設し、かつ前記スライド式電気 部品4に近い筐体3の側部には、基端に刻み目付ノブ6があるほか先端に継手部 7がある操作用スライダ8を筐体3の側部におけるスライド用ガイドに案内され つつ前記スライド式電気部品4のスライド方向と平行にスライドすることができ るように設け、更に前記スライド式電気部品4のスライダ9には前記操作用スラ イダ8における継手部7に係合する継手部10を設け、この継手部10と操作用スラ イダ8の継手部7とを係合させ、もって操作用スライダ8に対するスライド操作 によりスライド式電気部品4のスライダ9を駆動するようにした型式の電話機を 採択する。
【0009】 上記型式の電話機に対する本考案の特殊構造としては、例えば図示のように、 前記筐体3の側部に設けるスライド用ガイドとして、下部ケ−ス1の上向き辺縁 にスライド用ガイド11を前記スライド式電気部品4におけるスライダ9のスライ ド方向と平行に設けると共に、上部ケ−ス2の下向き辺縁および頂壁にそれぞれ スライド用ガイド12および13をスライド用ガイド11と平行に設け、これらスライ ド用ガイド11,12,13に対する前記操作用スライダ9としては、その中間部に前 記スライド用ガイド11に対応する係合溝14と前記スライド用ガイド12に対応する 係合段15とを設け、このような操作用スライダ9をその係合溝14と係合段15とを それぞれスライド用ガイド11と12とに係合させると共に、ノブ6を筐体3の側面 に僅かに突出する状態に露出させて、このノブ6に対し手指による内方への押圧 を伴いつつ操作用スライダ9を往復動させるようにする。
【0010】 かつ特に前記操作用スライダ8の継手部7とスライダ9の継手部10とについて は、一方の継手部例えば操作用スライダ8の継手部7を二股の凹部に形成すると 共に、他方の継手部10を前記継手部7における凹部に比較的大きいクリアランス が保たれる大きさの凸部に形成するほか、前記継手部7における凹部の対向両面 に調整用小突起16,16をそれらの先端相互の間隔が前記継手部10における凸部の 幅よりも狭い寸法に自体の成型と同時に突設し、もって継手部7の凹部と継手部 10の凸部との差込みによる係合に当たり、調整用小突起16,16を押し潰す傾向の もとに変形させつつ、その変形した調整用小突起16,16の先端部分において対接 凸部の両面に密着係合させるようにしてなり、従って継手部7,10における係合 については、調整用小突起部分において僅かではあるが弾力性を伴った密着状態 の係合が実現し、撓み継手による係合関係に近い係合が得られ、しかも継手部7 と10とにおいては差込みにより係脱自在であるから、操作用スライダ8に対する スライド操作に当り、操作用スライダ8を押し込み傾向のもとに操作しても、継 手部7,10において差込み方向に適度の遊動が許容されている関係上、弾力性を 伴った密着状態の係合が安定的に保持できるのである。
【0011】 なおスライド用ガイド11,12に対する操作用スライダ8の寸法差については、 内外方向即ち操作用スライダ8の押し込み方向に、比較的大きいほぼ0.3mm程 度のクリアランスがあってもよく、その他筐体3には操作用スライダ8のストロ −クを規制するためのストッパ17,17を設けてスライダ9に過度の負荷が加わら ないようにすることが重要である。
【0012】 前記継手部7,10については、その凹凸の関係は前記実施例に限ることなく、 逆の関係即ち操作用スライダ8の継手部7を凸部に形成すると共に、スライド式 電気部品4における継手部10を二股の凹部に形成してもよく、また調整用小突起 16,16についても継手部7あるいは10の凸部に設けてもよく、効果については異 なるところはないのである。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、電気部品のスライダと操作用スライダ とを係合する凹凸差込み型継手部において、凸部と凹部との対接面にプラスチッ ク製の調整用小突起を自体の成型と同時に突設して、調整用小突起を押し潰す状 態のもとに変形させつつ凸部と凹部とを密着関係に係合させるようにしたから、 装備を大型化することなく、かつ簡単な構造により、撓み継手による係合関係に 近い係合のもとに、電話機の筐体に設けるスライド用ガイドと操作用操作用スラ イダとの間に大きなクリアランスがあっても、「がたつき」の悪影響を受けるこ となくスライド操作を円滑に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は筐体の上部ケ−スを外した状態における
本考案のスライド式電気部品の操作装置を例示する平面
図である。
【図2】図2は本考案のスライド式電気部品の操作装置
を例示する縦断側面図である。
【図3】図3は本考案のスライド式電気部品の操作装置
を装備した電話機を例示する斜面図である。
【符号の説明】
3 筐体 4 スライド式電気部品 6 ノブ 7 継手部 8 操作用スライダ 9 スライダ 10 継手部 11 スライド用ガイド 12 スライド用ガイド 16 調整用小突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話機の内部にスライド式電気部品を設け
    て、その電気部品を外部からスライド操作するようにし
    た電話機において、電話機の筐体にその壁体の一部を利
    用してスライド用ガイドを前記電気部品のスライド方向
    と平行に設けると共に、このガイドに操作用スライダを
    そのノブが筐体の外部に適度に突出する状態のもとに設
    け、かつ前記電気部品のスライダと操作用スライダとを
    凸部と凹部とからなる継手部により係合するようにする
    ほか、凸部と凹部との対接面に調整用小突起を自体の成
    型と同時に突設して、調整用小突起を変形させつつその
    調整用小突起部分において密着係合させるようにしたこ
    とを特徴とする電話機におけるスライド式電気部品の操
    作装置。
JP8539691U 1991-09-25 1991-09-25 電話機におけるスライド式電気部品の操作装置 Pending JPH0529104U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8539691U JPH0529104U (ja) 1991-09-25 1991-09-25 電話機におけるスライド式電気部品の操作装置

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JPH0529104U true JPH0529104U (ja) 1993-04-16

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ID=13857614

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JP8539691U Pending JPH0529104U (ja) 1991-09-25 1991-09-25 電話機におけるスライド式電気部品の操作装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2009054546A1 (ja) * 2007-10-26 2011-03-10 株式会社ストロベリーコーポレーション スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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