JP2801865B2 - スライド形可変抵抗器 - Google Patents

スライド形可変抵抗器

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JP2801865B2
JP2801865B2 JP6278920A JP27892094A JP2801865B2 JP 2801865 B2 JP2801865 B2 JP 2801865B2 JP 6278920 A JP6278920 A JP 6278920A JP 27892094 A JP27892094 A JP 27892094A JP 2801865 B2 JP2801865 B2 JP 2801865B2
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slider
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C10/00Adjustable resistors
    • H01C10/30Adjustable resistors the contact sliding along resistive element
    • H01C10/38Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving along a straight path

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライド形可変抵抗器
の構造に関し、さらに詳細には、つまみ部分のぐらつき
を防止しスムーズなスライドを可能にするスライド形可
変抵抗器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりラジオ、アンプ、TV等一般電
気製品を対象とする可変抵抗器としては炭素皮膜形可変
抵抗器が一般に広く利用されている。
【0003】該炭素皮膜形可変抵抗器には大別してロー
タリー形とスライド形があるが、このうちスライド形可
変抵抗器はつまみを前後ないし左右にスライドさせるの
で調整の程度がひと目で判り、且つ狭いところに多く取
り付けられるという利点から音響ミキサーや電子ピアノ
等への用途が拡大している。
【0004】一般に図5の(A)に示されるように、上
記スライド形可変抵抗器(符合10)の内部構造は炭素
皮膜抵抗体1が表面に直線状に印刷されるとともに外部
リード端子2a、2b…が配設されたベークライト等の
樹脂基板3と、前記炭素皮膜抵抗体1に当接しつつ矢印
方向にスライドする摺動子4(弾性力に富む金属薄膜)
が配設された本体部5aとつまみ部5bとからなるスラ
イダー5と、該スライダー5のつまみ部5bのみを外部
に突出させつつスライダー本体部5aを前記樹脂基板3
とともに内部に抱持する枠体6(材質は例えばブリキや
アルミ等の金属製)と、によって構成されている。
【0005】また、図5の(B)は枠体を取り払ってス
ライダーが直接に樹脂基板に拘持されつつスライドする
一層の小型化が図られた露出タイプのスライド可変抵抗
器20の平面図であり、炭素皮膜抵抗体11が表面に直
線状に印刷されるとともに外部リード端子12a…が配
設された樹脂基板13と、前記樹脂基板13に摺動自在
に拘持されるとともに炭素皮膜抵抗体11に当接しつつ
矢印方向にスライドする摺動子14が配設された本体部
15aとつまみ部15bとからなるスライダー15と、
によって構成される。
【0006】上記スライド形可変抵抗器は基本的構造は
変わらないながらも、最近の電子機器の軽薄短小の流れ
の中で、更なる小型化と低コスト化への要求に対応する
ため、各構成部品のダウンサイズとシンプル化が進んで
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スライ
ダー本体部5a(15a)を前後ないし左右に摺動自在
に拘持する機構について着目すると、上記従来のスライ
ド形可変抵抗器10においては、単に枠体6の上面6a
と底面6bにてスライダー本体部5aの上と下から挟ん
でいるのみであり、またスライド形可変抵抗器20にお
いては、樹脂基板13の脇をスライダー本体部5aにて
抱持しているのみの構成なので、例えばスライド形可変
抵抗器10について、つまみ部5bをスライドさせた場
合に図5の(C)のスライド形可変抵抗器10のスライ
ド状態の模式図が示すように、スライダー本体部5aと
枠体6ないし樹脂基板13との僅かの隙間によってスラ
イド方向に傾いてしまい(矢印参照)スムーズな抵抗調
整ができないという問題点があった。これは露出タイプ
のスライド形可変抵抗器20についても同様である。
【0008】また、つまみ部に上記のようなぐらつき
(遊び)があると使用感が悪く製品としての価値が低下
し、ひいては不良部品と看なされてしまうという問題点
があった。
【0009】特に小型のスライド形可変抵抗器では図5
の(A)におけるスライド方向のスライダー本体部幅X
が枠体上下内寸法Hに比して十分な寸法が確保されてい
ないものはぐらつき易い。
【0010】このため、従来はスライダー本体部にスラ
イド方向と平行に貫通孔を設け、該貫通孔に一方端を枠
体側面に固定した金属棒を挿通してスライド方向のぐら
つきを防止した構造のスライド形可変抵抗器が製品化さ
れているが、必然的に部品点数が増えて工程が煩雑にな
るのでコストが上昇し、且つサイズも大きなものとなら
ざるを得ない。また、金属バネ片その他弾性部品を介し
てスライダーと枠体ないし樹脂基板との間に押圧を常時
与える工夫も考えられているが、部品点数の増加と製造
工程の複雑化は避けられない。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、コストの上昇を可及的に抑えつつ小型化にも対応
可能なつまみ部のぐらつき防止構造が施されたスライド
形可変抵抗器を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素皮膜抵抗
体が上面に直線状に印刷されるとともに外部リード端子
が配設された樹脂基板と、前記樹脂基板に摺動自在に拘
持されるとともに炭素皮膜抵抗体に当接しつつスライド
する摺動子が配設された本体部とつまみ部とからなるス
ライダーと、によって構成されるスライド形可変抵抗器
において、前記樹脂基板の上面の略中央にスライダーの
スライド方向と平行にスリットまたはガイドレールを設
けるとともに前記スライダー本体部分の樹脂基板側底面
に上記スリットまたはガイドレールと係合する凸部また
は凹部を設けたことを特徴とするスライド形可変抵抗器
を提供することにより、上記目的を達成するものであ
る。
【0013】また、炭素皮膜抵抗体が表面に直線状に印
刷されるとともに外部リード端子が配設された樹脂基板
と、前記炭素皮膜抵抗体に当接しつつスライドする摺動
子が配設された本体部とつまみ部とからなるスライダー
と、該スライダーのつまみ部のみを外部に突出させつつ
スライダー本体部を前記樹脂基板とともに内部に抱持す
る枠体と、によって構成されるスライド形可変抵抗器に
おいて、前記枠体側面の略中央ないしスライダーのつま
み部寄りにスライド方向と平行に枠体内部に突出したガ
イドレールを設けるとともに前記スライダー本体部分の
側面に上記ガイドレールと前記枠体の上面で挟まれた空
間に係合する凸部を設けたことを特徴とするスライド形
可変抵抗器を提供することにより、上記目的を達成する
ものである。
【0014】
【作用】本発明におけるスライド形可変抵抗器の構造で
は、 (1)枠体を取り払ってスライダーが直接に樹脂基板に
拘持されつつスライドする露出タイプのスライド形可変
抵抗器においては、樹脂基板上面の略中央にスライダー
のスライド方向と平行にスリット(貫通孔または溝)ま
たはガイドレール(軌条)を設けるとともに前記スライ
ダー本体部分の樹脂基板側底面に上記スリットまたはガ
イドレールと係合する凸部または凹部が設けてあるの
で、案内となる当接面の規制作用にてスライド方向の摺
動が遊び角なしに規制され、緊密な嵌合によってスライ
ダーのスライド方向からの傾き(ぐらつき)が防止され
る。
【0015】(2)枠体側面の略中央ないしスライダー
のつまみ部寄りにスライド方向と平行に枠体内部に突出
したガイドレールを設けるとともに前記スライダー本体
部分の側面に上記ガイドレールと前記枠体の上面で挟ま
れた空間に係合する凸部を設けたタイプでは、上記ガイ
ドレールの上端面及び枠体の上面の内壁と前記スライダ
ー本体側面の凸部の上下当接面によってスライド方向に
対するスライダーの傾き(ぐらつき)が規制される。
【0016】即ち、枠体側面略中央の内側にスライド方
向と平行に突き出たガイドレールを設けるとともにスラ
イダー本体部の側面に上記ガイドレールと係合する凹部
が設けられている場合と比較すると、よりつまみ部に近
いカ所でスライダーのスライド方向に対する規制が為さ
れるので、つまみ部を押しながらスライドさせる際に、
規制されるスライダーの当接部分にテコの原理で掛かる
垂直荷重は小さくなり、よりスムーズなスライドが可能
となる。
【0017】(3)上記樹脂基板や枠体に設けたスリッ
トやガイドレール及びスライダー本体部に設けた凹凸部
は各部品加工成形時に同時に成形され得るので、製造コ
ストの上昇は殆ど無視し得る程度となる。
【0018】
【実施例】本発明に係わるスライド形可変抵抗器の実施
例を図面を用いて以下詳述する。尚、前記従来例の部位
と同形状、同機能のカ所は同符合をもって示すものとす
る。
【0019】図1は本発明の請求項1に係わる露出タイ
プのスライド形可変抵抗器の構成を説明するための斜視
図である。また、図2の(A)は上記請求項1に係わる
スライド形可変抵抗器のスライダーと樹脂基板のスリッ
トとの係合関係を説明するための横断面図であり、
(B)は上記請求項1に係わるスライド形可変抵抗器の
スライダーと枠体のガイドレールとの係合関係を説明す
るための横断面図である。
【0020】図3は本発明の請求項2に係わるスライド
形可変抵抗器のスライダーと枠体のガイドレールとの係
合関係を説明するための一部破断斜視図であり、図4は
前記スライド形可変抵抗器における使用の際のつまみ部
にかかる押圧とスライダーの枠体との当接部にかかる垂
直荷重との関係を、枠体側面略中央の内側にガイドレー
ルを設けるとともにスライダー本体部の側面に上記ガイ
ドレールと係合する凹部が設けられているような構造の
スライド形可変抵抗器と比較して説明する図である。
【0021】図1において、スライド形可変抵抗器40
は炭素皮膜抵抗体11が上面に直線状に印刷されるとと
もに外部リード端子12a…が両端に配設された樹脂基
板33と、前記樹脂基板33の長手方向に摺動自在に拘
持されるとともに前記炭素皮膜抵抗体11に当接しつつ
スライドする摺動子14(図2の(A)参照)が配設さ
れた本体部35aとつまみ部35bとからなるスライダ
ー35と、によって構成される所謂露出タイプのスライ
ド形可変抵抗器であって、特に前記樹脂基板33の上面
にスライダー35のスライド方向と平行にスリット33
aが設けられるとともに前記スライダー本体部35aの
樹脂基板側底面に上記スリット33aと係合する凸部3
5cを設けたことを特徴とする構造となっている。尚、
つまみ部35bはスライダー本体部35aから樹脂基板
上面と平行な方向へ延出しているタイプである。
【0022】上記露出タイプのスライド形可変抵抗器4
0においては、樹脂基板33は厚さが最小のサイズで
1.5mm程度、長さ20〜25mm、幅3〜4mmで
あって、フェノール樹脂ないしポリイミド等が良好であ
る。
【0023】また、スライダー35の裏面側には薄板3
6をかしめ合わせることによりスライダー35が樹脂基
板33から外れないようになっている。(図2の(A)
参照)尚、念のために付言すれば、上記スリット33a
は樹脂基板33の裏面まで抜けた完全な貫通孔は勿論、
図2の(A)のように表面のみに設けた凹溝形であって
も以下に述べるぐらつき防止効果は得られ、本発明の
「スリット」は双方を含む概念である。また、上記図2
の(A)の係合関係とは逆の図2の(B)のような樹脂
基板33側の凸のガイドレール41とスライダー本体部
35aの樹脂基板側底面に設けられた凹部42との係合
関係(凹凸が逆)でも同様であることは勿論である。
【0024】但し、図2の(A)のスリット33aは樹
脂基板の製造加工の点からすれば、フェノール樹脂基板
の場合は貫通孔の方が加工し易く、樹脂モールドの場合
は貫通孔、溝の双方が容易にできる。
【0025】次に、上記スライダー35のスライド時の
ぐらつき防止効果について詳述すると、図2の(A)及
び(B)から明らかなように、上記スライダー35のス
ライド方向の規制が従来のスライダー本体部35aの両
端による規制の距離H(樹脂基板の幅寸法)からガイド
レール41の幅寸法ないしスリット33aの幅寸法によ
る規制の距離H′へと小さくなり、上記スライダー本体
部35aのスライド方向の幅寸法Xとの比(X/H′)
がより大きくなってスライド方向の傾きの遊び角がゼロ
に近似する。
【0026】即ち、ガイドレール41の幅寸法ないしス
リット33aの幅寸法を小さく設定する程これらガイド
レール41やスリット33aの側面に当接しつつ嵌合す
るスライダー本体部の凹部42、凸部35cはより緊密
な嵌合性が得られ、摺動方向の規制力が増すのである。
【0027】次に、図3において、スライド形可変抵抗
器50は、炭素皮膜抵抗体1が表面に直線状に印刷され
るとともに外部リード端子2a…が配設された樹脂基板
3と、前記炭素皮膜抵抗体1に当接しつつスライドする
摺動子4(図5の(A)参照)が配設された本体部55
aとつまみ部55bとからなるスライダー55と、該ス
ライダー55のつまみ部55bのみを外部に突出させつ
つスライダー本体部55aを前記樹脂基板3とともに内
部に抱持する枠体56と、によって構成され、特に前記
枠体56の内部に突出したガイドレール51を枠体側面
の略中央ないしスライダー55のつまみ部55b寄りに
設け、且つ、スライダー55にガイドレールと係合する
前記スライダー本体部分の側面に上記ガイドレールと前
記枠体の上面で挟まれた空間に係合する凸部52(凹部
ではない)を設けたことに特徴がある。
【0028】上記各部品について詳述すると、先ず、上
記樹脂基板3は厚さ1mm程度のフェノール樹脂をはじ
めとする絶縁合成樹脂基板であり、この表面に炭素の膜
が炭素皮膜抵抗体1として印刷(焼き付け)されてい
る。上記炭素皮膜抵抗体1の各端は銀ペーストが下地に
塗布されたターミナルを介して外部リード端子2a、2
b、2Cとつながっている。
【0029】また、上記枠体56の材質は従来と同様に
例えばブリキやアルミ等の金属製または合成樹脂製であ
り、枠体56の両脇には実装基板へ係止する留め片28
が延設されている。
【0030】また、スライダー55は同じく合成樹脂製
であって、例えば耐摩耗性に優れるポリアミドやPB
T、PET、PPS等が適当である。
【0031】また、摺動子は従来と同じくブラシ状に金
属細線を束ねたものや、厚さ0.1mm程度の銀メッキ
された導電性金属薄片を弾力性を持たせつつ折曲形成し
たもので、これをスライダー55によって各炭素皮膜抵
抗体1と接触しつつスライドさせることにより導電接続
位置を変えてリード端子2a…間の抵抗値を所定の範囲
で可変とするのである。
【0032】次に、上記スライド形可変抵抗器50のス
ライダー55と枠体56に設けられたガイドレール51
との係合の特徴は以下の特有の効果を与える。
【0033】即ち、上記ガイドレール51の上端面53
及び枠体56の枠体上面56aの内壁と前記スライダー
55本体側面の凸部52の上下当接面52a、52bに
よってスライド方向に対する傾き(ぐらつき)が規制さ
れる。
【0034】したがって、例えば図4の(A)に示され
るように、よりつまみ部55bに近いカ所でスライダー
55のスライド方向に対する規制が為されるので、大き
なつまみ57をスライダーのつまみ部55bに装着して
該つまみ57の端を押しながらスライドさせる際に、規
制されるスライダー55の当接部分S点にテコの原理で
掛かる垂直荷重Gは力点fと支点Oとの距離Yが短くな
り、図4の(B)に示されるようなスライド形可変抵抗
器30における枠体26の側面中央に設けられたガイド
レール27の凸部と係合する凹部を設けたスライダー2
5のS点に掛かる垂直荷重G′(力点fと支点Oとの距
離Y′が長い)と比べて小さくなることが判る。
【0035】上記垂直荷重Gはつまみ部55bの力点f
を押す力Fの垂直成分がテコの原理で距離Yに比例して
数倍になったものであり、スライド方向の動きに対して
抵抗力となる力であって、つまみ57のスライド方向の
長さLが長いと垂直荷重Gは大きくなってスライドしづ
らくなってくる。
【0036】したがって、図のように大きなつまみ57
をスライダーのつまみ部55bに装着して用いる場合
は、使用者は該つまみ57の端を押しながらスライドさ
せることが多く、スライド形可変抵抗器50を適用した
方がよりスムーズにスライドできて望ましい。
【0037】尚、上記ガイドレール51は図4の(A)
のように、ややスライダー55のつまみ部55b寄りに
(図4の(B)と比較参照)スライド方向と平行に設け
ると距離Yが短くなるのでより良好な結果が得られる。
もっとも、前記スライダー55の凸部52が薄くなるの
で該凸部の強度が充分確保されることが前提である。
【0038】ところで、上記スライド形可変抵抗器4
0、50のスリット33aやガイドレール41、51及
びスライダー本体部側面の凹凸部35c、42、52は
各部品加工成形時に同時にプレス成形ないし射出成形さ
れ得るので、製造コストの上昇は殆ど無視し得る程度で
あることは云うまでもない。また、組立工程においても
何等煩雑さは加わらない。
【0039】尚、上記枠体や樹脂基板のスリットやガイ
ドレールとスライダー本体部の凹部または凸部との当接
面には、グリースを塗布しておくことによってより円滑
なスライドが可能になる。
【0040】また、スライダー本体部の凹凸部とスリッ
トないしガイドレールとの接触面は凹凸部内面全体では
なく、例えば図3のように四隅角に突起を設け当接面を
該箇所のみにて行うような形状が位置の決定に好ましい
であろう。
【0041】念のために付言すれば、上記実施例におけ
るスライダーの凹凸部の形状および枠体や樹脂基板のス
リットないしガイドレールの断面形状は実施例で示した
矩形状に限らず円形状等種々の形状であっても差し支え
ないが、嵌合の度合いや加工寸法精度の点を考慮すれば
実施例のような矩形状の断面が好ましいであろう。
【0042】また、ガイドレールやスリットの数も実施
例のような一本の場合に限らず、二本ないし三本であっ
てもよいことは勿論である。
【0043】
【発明の効果】本発明に係わるスライド形可変抵抗器は
上記のように構成されているため、以下に記載するよう
な効果を有する。
【0044】(1)つまみ部のスライド方向の摺動が安
定してつまみのぐらつきが防止されるという優れた効果
を有する。
【0045】(2)スライド形可変抵抗器の小型化にも
コスト増無く、ぐらつき防止が対応できるという優れた
効果を有する。
【0046】(3)スライド形可変抵抗器に大きなつま
みを装着して該端部を押しながら使用する場合にもスム
ーズなスライドが可能になるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1に係わるスライド形可変抵
抗器の構成を説明するための斜視図である。
【図2】 (A)は露出タイプのスライド形可変抵抗器
のスライダーと樹脂基板のスリットとの係合関係を説明
するための横断面図であり、(B)は同スライド形可変
抵抗器のスライダーと枠体のガイドレールとの係合関係
を説明するための横断面図である。
【図3】 本発明の請求項2に係わるスライド形可変抵
抗器のスライダーと枠体のガイドレールとの係合関係を
説明するための一部破断斜視図である。
【図4】 本発明の請求項2に係わるスライド形可変抵
抗器における使用の際のつまみ部にかかる押圧とスライ
ダーの枠体との当接部にかかる垂直荷重との関係を示す
(A)と他の係合関係の場合の(B)とを比較説明する
ための図である。
【図5】 (A)は従来のスライド形可変抵抗器の内部
構造を説明するための正面図であり、(B)は従来の露
出タイプのスライド形可変抵抗器を示す平面図であり、
(C)はスライド形可変抵抗器のスライド時のぐらつき
状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1、11 炭素皮膜抵抗体 2a…、12a… 外部リード端子 3、13、33 樹脂基板 4、14 摺動子 5、15、35、55 スライダー 5a、15a、35a、55a スライダー本体部 5b、25b、15b、35b、55b つまみ部 6、56 枠体 6a、56a 枠体上面 6b 枠体底面 10、20、30、40、50 スライド形可変抵
抗器 35c 凸部 42 凹部 41、51 ガイドレール 28 留め片 33a スリット 36 薄板 52 スライダー凸部 52a、52b 当接面 53 上端面 57 つまみ X スライダー本体部のスライド方向の幅寸法 H、H′ 規制の距離 S 当接部分 G 垂直荷重 F 押す力 f 力点 L つまみのスライド方向の長さ Y、Y′ 力点fと支点Oとの距離

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素皮膜抵抗体が上面に直線状に印刷さ
    れるとともに外部リード端子が配設された樹脂基板と、
    前記樹脂基板に摺動自在に拘持されるとともに炭素皮膜
    抵抗体に当接しつつスライドする摺動子が配設された本
    体部とつまみ部とからなるスライダーと、によって構成
    されるスライド形可変抵抗器において、前記樹脂基板の
    上面の略中央にスライダーのスライド方向と平行にスリ
    ットまたはガイドレールを設けるとともに前記スライダ
    ー本体部分の樹脂基板側底面に上記スリットまたはガイ
    ドレールと係合する凸部または凹部を設けたことを特徴
    とするスライド形可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 炭素皮膜抵抗体が表面に直線状に印刷さ
    れるとともに外部リード端子が配設された樹脂基板と、
    前記炭素皮膜抵抗体に当接しつつスライドする摺動子が
    配設された本体部とつまみ部とからなるスライダーと、
    該スライダーのつまみ部のみを外部に突出させつつスラ
    イダー本体部を前記樹脂基板とともに内部に抱持する枠
    体と、によって構成されるスライド形可変抵抗器におい
    て、前記枠体側面の略中央ないしスライダーのつまみ部
    寄りにスライド方向と平行に枠体内部に突出したガイド
    レールを設けるとともに前記スライダー本体部分の側面
    に上記ガイドレールと前記枠体の上面で挟まれた空間に
    係合する凸部を設けたことを特徴とするスライド形可変
    抵抗器。
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