JP3293982B2 - スイッチボタンの取付構造 - Google Patents

スイッチボタンの取付構造

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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型コンピュータや
OA機器などの電子装置のケース内に実装されたスイッ
チをケース外から操作するために設けられるスイッチボ
タンの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子装置の小型化と装置組立時の実装工
数を低減するため、装置に設けられる手操作スイッチも
ICなどと同様に回路基板となるプリント板に実装する
のが普通になってきている。手操作スイッチをケースの
パネルに固定してICなどを実装したプリント板とワイ
ヤ配線によって接続する構造であれば、スイッチの取付
位置を自由に選べるが、スイッチをプリント板に実装す
る場合は、プリント板の実装位置によりスイッチの取付
位置が制限される。
【0003】たとえばパソコンなどの小型コンピュータ
の本体装置は、平たい矩形箱形にすることが多いが、こ
のときケース内のプリント板はケースの底板近くに水平
に実装されることが多い。この場合図3に示すように、
ライトアングル形のスイッチ12をプリント板11の前
縁部に設けて、その操作部13をケースの前面パネル1
に設けたスイッチボタン26に臨ませれば、比較的簡単
な構造でスイッチ12をケース外から操作することが可
能になる。
【0004】ところが図3の構造では、スイッチボタン
26がケースの前面パネルの下の方に位置することとな
り、操作性が劣る。さらに重大な問題として、平置き型
のパソコン本体等に図3の構造を採用すると、装置の手
前に置かれるキーボードがスイッチボタン26に触れた
ときに、スイッチ12を動作させ、コンピュータ使用中
における電源断などの重大な障害を発生する危険があ
る。
【0005】そこでこのような危険がある場合には、図
4に示すように、ICなどを搭載したメインプリント板
11とは別体の小さなサブプリント板27を準備し、こ
のサブプリント板をブラケット28でケースの前面パネ
ル1の裏側に立設し、このサブプリント板27の上方に
実装したストレート型のスイッチ12の操作部13を前
面パネル1に設けたスイッチボタン26に臨ませる構造
が採用される。
【0006】なお図3、4に示すスイッチボタン26
は、ケースの前面パネル1のガイド孔29、29に摺動
自在に嵌装され、復帰バネ30とその復帰位置を規制す
るストッパ31とを備えたものである。なお図4のメイ
ンプリント板11とサブプリント板27とは、ケーブル
32またはコネクタツーコネクタ構造で電気的に接続さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3と図4の構造を対
比すれば明らかなように、スイッチボタン26をケース
の前面パネルの上方に位置させようとすると、サブプリ
ント板27、その取付ブラケット28及びケーブル32
などの余分な部品が必要となり、また小型のスイッチで
はその操作部13のストロークの余裕も小さいため、ス
イッチボタン26とサブプリント板27との関係位置精
度を高くする必要があり、そのためサブプリント板27
の正確な位置決め等が必要で、組立工数も増大するとい
う問題があった。また構造が複雑であるため誤差の集積
による精度の低下も避けられなかった。
【0008】この発明は、以上の問題を解決するために
なされたもので、特にケース内のプリント板の位置とケ
ースのパネルにおけるスイッチボタンの臨出位置とが異
なる位置となる場合に有効な、構造が簡単で精度の高い
押しボタンスイッチの取付構造を得ることを課題として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のスイッチボタ
ン3は、ケースのパネル1の内側面に基端を固着した可
撓性板7を備えている。この可撓性板7は、ケースのパ
ネル1と略平行に延び、その先端側の前面に手操作端4
が突出形成されており、この手操作端4はケースのパネ
ル1に設けた開口5からケースの外面に臨出している。
また可撓性板7の先端背面側には、可撓性板7と一体化
された背面突起14が延びており、その先端にスイッチ
操作端15が形成されている。
【0010】このスイッチ操作端15の位置は、可撓性
板7の基端の背後側である。すなわちスイッチ操作端1
5は、手操作端4に作用する押込力により可撓性板7が
図1の想像線で示すように撓んだとき、手操作端4の動
作方向と略直交する方向に移動する位置に設けられる。
【0011】背面突起14は可撓性板7の中央部の面直
角方向に板状に形成し、可撓性板7の中間部から基端部
にかけて窓16を設ける。この窓16の幅bは背面突起
14の幅cより幅広として、この窓16の投影領域内に
背面突起14が延在し、そのスイッチ操作端15部分が
位置するようにする。これによりこの発明のスイッチボ
タン3を合成樹脂成形品とすることができる。
【0012】手操作スイッチ12は、パネル1と直交す
る方向に配置されたメインプリント板11の前縁部に実
装され、その操作部13をスイッチボタンのスイッチ操
作端15に可撓性板7と平行な方向で対向させる。
【0013】
【作用】スイッチボタン3の手操作端4を押し込むと、
可撓性板7が撓み、可撓性板7の先端側と背面突起14
とはパネル1に固定された可撓性板7の基端を略中心と
して回動する。背面突起14の回動に伴うスイッチ操作
端15の進出により、これに対向する手操作スイッチ1
2の操作部13が押入され、スイッチ12が操作され
る。手操作端4の押込力を解放すれば、スイッチボタン
3は可撓性板7の弾性により元の位置に復帰する。
【0014】上記のこの発明の構造では、可撓性板7の
先端側の手指による進退動作が可撓性板7の基端背後側
に位置するスイッチ操作端15を進退させる。従ってた
とえば平置き型の小型コンピュータの本体装置におい
て、ケースの前面パネルの裏面下部にスイッチボタン3
の基端を固着する構造により、前面パネルの上部に位置
する手操作端4を押動することにより、ケース内の底部
に設けたプリント板に実装したスイッチ12を操作する
ことができる。しかも従来構造に比べてスイッチボタン
の構造を大幅に簡略化でき、さらにサブプリント板、そ
の取付ブラケット及び接続ケーブル等の部品が不要とな
り、組立工数も低減でき、精度も高くできる。
【0015】
【実施例】図1及び図2は平置き型の小型コンピュータ
本体装置にこの発明を実施した例を示す図である。図1
において、カバーの前面パネル1にはスイッチ操作用の
凹所2が形成され、この凹所の底部にスイッチボタン3
の手操作端4が臨出する開口5が設けられている。凹所
2及び開口5は前面パネル1の上方に位置している。こ
の凹所および開口を設けた位置の下方の前面パネルの背
面側には、位置決めピン6が前面パネル1と一体に成形
されている。スイッチボタン3は、前面パネル1と平行
な板状部分である可撓性板7の基端部において、このピ
ン6で位置決めされて熱溶着やカシメ等により前面パネ
ル1に固着されている。
【0016】カバー8の内側にはその底板9と平行にメ
インプリント板11が図示しないブラケットで位置決め
されて固定されている。このメインプリント板11は、
スイッチボタン3の固着位置とほぼ同レベルの位置にあ
る。メインプリント板11の前面パネル1側の端部に
は、ストレート型の手操作スイッチ12がその操作部1
3を上向きにして実装されている。メインプリント板1
1に実装されるICなどの他の部品は図では省略されて
いる。
【0017】スイッチボタン3の可撓性板7の先端側は
鉤形に屈曲され、その屈曲端に形成した手操作端4が前
記前面パネルの開口5に挿通されている。スイッチボタ
ン3の背後には、背面突起14が背びれ状に延びてい
る。この背面突起14は可撓性板7の先端側から可撓性
板7の背後に延びており、その下方を向いた先端がスイ
ッチ操作端15となっている。
【0018】図2はスイッチボタン3を単体で示したも
ので、合成樹脂の射出成形品である。可撓性板7の中央
部には矩形の窓16が開口しており、この窓16の上下
寸法は背面突起14の下方への延在部の長さより長く、
かつその幅bは背面突起14の幅cより広くなってい
る。この窓16は、背面突起14の可撓性板7側を向い
た縁17を成形する金型の部分18(図2の想像線)を
通過させるためのもので、このような窓16を設けるこ
とにより、金型構造を簡単にできる。窓16の下方両側
に設けられた円孔19は、前面パネルの前記位置決めピ
ン6と嵌合する位置決め孔である。
【0019】スイッチボタン3とメインプリント板11
とは、スイッチボタンのスイッチ操作端15がメインプ
リント板に実装した手操作スイッチの操作部13とわず
かな遊隙21を隔てて対向するように相互の位置を定め
て固定される。この状態で前面パネル1の外側からスイ
ッチボタンの手操作端4を押入すると、スイッチボタン
3は図1に想像線で示すように弾性変形し、この変形に
よりスイッチ操作端15が下方に移動して、スイッチの
操作部13を押入する。手操作端4が位置する凹所2の
深さdは、スイッチ操作端15と操作部13との遊隙2
1にスイッチ12の操作ストロークを加えたストローク
だけスイッチ操作端15を移動させることができ、かつ
手操作端4を凹所2の最奥まで押し込んだときにも、ス
イッチの操作部13にその許容ストロークを越える無理
な力が加わらない深さに設定するのが最も好ましい。
【0020】手操作端4に作用する手指による押込力を
解放すれば、スイッチボタン3はその可撓性板7の弾力
により図1に実線で示す元の位置に復帰し、スイッチの
操作部13の押込も解放される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したこの発明の構造によれば、
たとえば平置き型の小型コンピュータの本体装置におい
て、装置内部の下方に配置したプリント板に実装した手
操作スイッチをケースの前面パネルの上方に臨出するス
イッチボタンで操作する際の簡単な構造を得ることがで
き、スイッチボタン自体の構造が図3、4に示すような
従来のスイッチボタンの構造より簡略化されて成形も容
易となるばかりでなく、サブプリント板やその取付ブラ
ケットおよびサブプリント板とメインプリント板とを接
続するケーブル等の部品が不要になって部品点数と組立
工数をともに低減でき、装置の組立精度も高くできると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す側面図
【図2】実施例のスイッチボタンの斜視図
【図3】第1従来構造の側面図
【図4】第2従来構造の側面図
【符号の説明】
1 前面パネル 3 スイッチボタン 4 手操作端 7 可撓性板 11 メインプリント板 12 手操作スイッチ 13 操作端 14 背面突起 15 スイッチ操作端 16 窓 b 窓の幅 c 背面突起の幅 d 凹所の深さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 21/00 330

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手操作スイッチ(12)を実装したプリント
    板(11)の面に直交する方向のケースのパネル(1)の内側
    面に基端を固着した可撓性板(7)と、この可撓性板の先
    端背面側から面直角方向に板状に延在する背面突起(14)
    とを備え、前記可撓性板は、先端前面に突出形成されて
    前記パネルの外面に臨出している手操作端(4)と、中間
    部から基端部にかけて設けられた窓(16)とを備え、前記
    背面突起は、前記手操作端(4)に作用する押込力により
    可撓性板(7)が撓んだときに手操作端(4)の動作方向と略
    直交する方向に移動するスイッチ操作端(15)を備え、こ
    のスイッチ操作端(15)が前記手操作スイッチ(12)の操作
    部(13)と対向しており、前記背面突起(14)の延在部及び
    スイッチ操作端(15)が前記窓(16)の投影領域内に位置し
    ていることを特徴とする、スイッチボタンの取付構造。
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