JPH05290606A - リアコンビネーションランプ - Google Patents

リアコンビネーションランプ

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JPH05290606A
JPH05290606A JP4110740A JP11074092A JPH05290606A JP H05290606 A JPH05290606 A JP H05290606A JP 4110740 A JP4110740 A JP 4110740A JP 11074092 A JP11074092 A JP 11074092A JP H05290606 A JPH05290606 A JP H05290606A
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red
light
light emitting
lamp
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Atsushi Ichie
篤 市江
Yoshihisa Yamazaki
喜久 山崎
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Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のこの種のリアコンビネーションランプ
においては、形状的には自動車デザインと整合させるこ
とが可能であるが色彩的にはランプの目的別の色彩とせ
ざるをえず、統一感を欠くものとなる問題点を生じてい
た。 【構成】 ハウジング2の赤色発光面には赤色インナー
レンズ4を設け、黄色発光面には黄色インナーレンズ5
を設け、白色発光面には青緑色インナーレンズ6などを
設けると共に、前記夫々のインナーレンズ4、5、6を
一面の赤色系アウターレンズ7で覆うリアコンビネーシ
ョンランプ1とすることで昼間時におけるランプ面の色
彩を統一して、自動車デザインに沿えるものとして、問
題点を解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、尾灯及び制動灯として
使用される赤色発光面、方向指示灯として使用される黄
色発光面、後退灯として使用される白色発光面が自動車
のデザインと整合するように一体の灯体に複合して形成
されるリアコンビネーションランプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のリアコンビネーションラ
ンプ90の構成の例を示すものが図4、図5であり、基
本的には一体のハウジング91の開口部に一面のレンズ
92を被着することで一体の灯具として形成され、この
リアコンビネーションランプ90が取付けられる自動車
(図示は省略する)とのデザイン面での整合が図られる
ものとされている。
【0003】このとき、実際の前記リアコンビネーショ
ンランプ90においては、黄色発光面であることが要求
される方向指示灯部90a、赤色発光部である尾灯/制
動灯部90b及び白色発光部である後退灯部90cなど
が必要とされるので、前記ハウジング91は図5に示す
ように隔壁により前記した夫々の部分に対応する灯室9
1a〜91cに区分されて夫々に光源93が配設される
と共に、レンズ92側も例えば多色成形などの手段で一
面中に前記灯室91a〜91cに対応する黄色部92
a、赤色部92b、白色部92cが形成されるものとな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のリアコンビネーションランプ90においては、
レンズ92面に黄色レンズ部92a、赤色レンズ部92
b、白色レンズ部92cが形成されたことで、自動車の
デザインが大いに認識される昼間時、即ち、リアコンビ
ネーションランプ90の非点灯時においても、その色相
が強く認識されるものとなり、折角にレンズ92面を自
動車デザインと整合する形状として形成したにも係わら
ず全体的な統一感に乏しく、これにより観者に違和感を
与え、設計者が意図するほどの効果が得られないと云う
問題点を生じ、この点の解決が課題とされるものとなっ
ていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、一体の灯体に
赤色発光面と黄色発光面と白色発光面とが設けられて成
るリアコンビネーションランプにおいて、前記赤色発光
面には赤色インナーレンズを設け、前記黄色発光面には
黄色インナーレンズを設け、前記白色発光面には青緑色
発色手段を設けると共に、前記夫々の発光面を一面の赤
色系アウターレンズで覆うことでレンズ面を統一色とし
たことを特徴とするリアコンビネーションランプを提供
することで、リアコンビネーションランプのレンズ面に
おける統一感を向上させ、前記した従来の課題を解決す
るものである。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に係
るリアコンビネーションランプ(以下にランプ1と略称
する)であり、前記ランプ1のハウジング2は、このラ
ンプ1を構成する方向指示灯部1a、尾灯/制動灯部1
b、後退灯部1cの夫々に対応するように隔壁で灯室2
a〜2cが形成され、夫々の灯室2a〜2cには電球な
どの光源3が配設されるものである点は従来例と同様で
ある。
【0007】しかしながら、本発明により前記灯室2a
の開口面には黄色インナーレンズ4が取付けられ、前記
灯室2bの開口面には赤色インナーレンズ5が取付けら
れ、同様に灯室2cの開口面には青緑色発色手段として
の青緑色インナーレンズ6が取付けられるものとされ、
更に前記黄色インナーレンズ4と赤色インナーレンズ5
と青緑色インナーレンズ6とは一面の赤色系アウターレ
ンズ7で覆われるものとされている。尚、後退灯部1c
においては照明機能が要求されるものとされるので通常
にはアルミ蒸着などにより反射面が形成された反射鏡1
0が採用されている。
【0008】ここで、前記後退灯部1cに設けられる青
緑色インナーレンズ6について説明を行えば、前記後退
灯部1cから放射される白色光は規格上で白熱フィラメ
ントからの放射色温度である略3000度ケルビン付近
の色温度が規定されているが、本発明により赤色系アウ
ターレンズ7が採用され、光源3からの発光が前記赤色
系アウターレンズ7透過することで、より色温度が低い
赤色側にシフトされるものとなる。
【0009】前記青緑色インナーレンズ6は前記した色
相のシフトを補正するために採用されたものであり、光
源3の発光を予めにこの青緑色インナーレンズ6を透過
させることで高色温度側にシフトしておき、前記赤色系
アウターレンズ7を透過した後にも前記した略3000
度ケルビンの色温度が保たれるようにされ、関係規格を
満足するものとされている。
【0010】このことは、前記黄色インナーレンズ4に
おいても全くに同様であり、若しも前記赤色系アウター
レンズ7を透過することで方向指示灯として規定されて
いる色相に合格しない状態を生じるときには、前記黄色
インナーレンズ4の色相は上記後退灯部1cと同様な方
向にシフトされるものとして形成される。
【0011】次いで、上記の構成とした本発明のランプ
1の作用及び効果について説明を行えば、本発明により
ランプ1を赤色系アウターレンズ7で全面覆うものとし
たことで、非点灯時にはこのランプ1は全面が略赤色の
ものとして観視され、従来例のもののごとくに色彩によ
り分割されランプ1の統一感を乱すことの無いものとな
る。
【0012】図2に示すものは本発明の別の実施例であ
り、特に他の部分に比較して透明感が強く統一感の得ら
れ難い後退灯部1cの部分に対して、一層の統一感の向
上を目的として行われたものである。上記の目的を達成
するためにこの実施例においては前記青緑色インナーレ
ンズ6と赤色系アウターレンズ7との間には無色透明な
部材で形成した無色インナーレンズ8が設けられるもの
とされている。
【0013】ここで、前記無色インナーレンズ8の前記
赤色系アウターレンズ7に対峙する側の面には、例えば
図3に示す平行線状或いは格子状、斑点状など前記した
面に均一に分散するようにして、赤色で且つ不透明な塗
料による膜面9が形成され、昼間時など赤色系アウター
レンズ7側が明るい状態においては前記膜面9からの赤
色の反射光により前記赤色系アウターレンズ7はその色
相が一層に赤色側にシフトし、例えば背面に赤色インナ
ーレンズ5が配設された尾灯/制動灯部1bとの統一感
を一層に向上する。
【0014】また、前記光源3が点灯される夜間時にお
いては、前記膜面9が不透明とされたことで、前記光源
3からの光は膜面9を透過することなく、従って、前記
無色インナーレンズ8により何等の着色も行われないの
で、前の実施例と同様に青緑色インナーレンズ6と赤色
系アウターレンズ7とによる白色光として照射されるも
のとなる。尚、上記の記載でも明らかなように前記無色
インナーレンズ8を省略し、前記青緑色インナーレンズ
6の赤色系アウターレンズ7と対峙する面に前記膜面を
形成してもほぼ同様な作用、効果が得られるものとな
る。また、前記した以外の部分は前の実施例と全くに同
様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0015】更に云えば、ここでの図示は省略するが、
前記した青緑色発色手段としては前記青緑色インナーレ
ンズ6に換えて光源3を青緑色電球としても良く、ま
た、前記反射鏡10を青緑色反射鏡としても良いもので
ある。
【0016】また、上記の構成において夫々の光源3を
点灯したときには、夫々の前記インナーレンズ4〜6は
光源3からの直射光或いは反射鏡10からの反射光によ
り機能するものとなり、前記ハウジング2による反射光
には実質的に殆ど影響を受けないものであるので、前記
ハウジング2を赤色で形成することにより、非点灯時に
は一層に赤色系アウターレンズ7の色合いを強めるもの
となる。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、赤
色発光面には赤色インナーレンズを設け、黄色発光面に
は黄色インナーレンズを設け、白色発光面には青緑色イ
ンナーレンズなど青緑色発色手段を設けると共に、前記
夫々のインナーレンズを一面の赤色系アウターレンズで
覆うリアコンビネーションランプとしたことで、夜間時
には夫々のインナーレンズによる色相の補正により夫々
の灯具の規格に合致する発光色が得られるようにして赤
色系アウターレンズの採用を可能とし、これにより自動
車デザインが極めて明確に認識される昼間時におけるリ
アコンビネーションランプ面に統一感を持たせることを
可能とし、観者に違和感を与えないものとして自動車デ
ザインの向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【0018】加えて、白色発光面のアウターレンズと青
緑色インナーレンズとの中間に設けた無色インナーレン
ズ若しくは青緑色インナーレンズーのアウターレンズ側
の面に不透明な赤色塗料を分散的に塗布したことで、最
も違和感を生じ易い白色発光面の後退灯部を昼間時に
は、より赤色寄りの色相で観視できるものとして上記の
作用。効果を一層に高め、更には赤色のハウジングとす
ることでより一層に効果を高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るリアコンビネーションランプの
一実施例を示す断面図である。
【図2】 同じく本発明の別の実施例を要部で示す断面
図である。
【図3】 同じ実施例の要部を示す正面図である。
【図4】 従来例を示す正面図である。
【図5】 図4のA―A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1……リアコンビネーションランプ 1a……方向指示灯部 1b……尾灯/制動灯部 1c……後退灯部 2……ハウジング 2a〜2c……灯室 3……光源 4……黄色インナーレンズ 5……赤色インナーレンズ 6……青緑色インナーレンズ 7……赤色系アウターレンズ 8……無色インナーレンズ 9……膜面 10……反射鏡

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体の灯体に赤色発光面と黄色発光面と
    白色発光面とが設けられて成るリアコンビネーションラ
    ンプにおいて、前記赤色発光面には赤色インナーレンズ
    を設け、前記黄色発光面には黄色インナーレンズを設
    け、前記白色発光面には青緑色発色手段を設けると共
    に、前記夫々の発光面を一面の赤色系アウターレンズで
    覆うことでレンズ面を統一色としたことを特徴とするリ
    アコンビネーションランプ。
  2. 【請求項2】 前記白色発光面に設けられる青緑色発色
    手段は青緑色インナーレンズであることを特徴とする請
    求項1記載のリアコンビネーションランプ。
  3. 【請求項3】 前記白色発光面のアウターレンズと青緑
    色インナーレンズとの中間には、前記アウターレンズ側
    の面に不透明な赤色塗料を分散的に塗布した無色インナ
    ーレンズが設けられていることを特徴とする請求項2記
    載のリアコンビネーションランプ。
  4. 【請求項4】 前記白色発光面の青緑色インナーレンズ
    の前記アウターレンズ側の面には不透明な赤色塗料が分
    散的に塗布されていることを特徴とする請求項2記載の
    リアコンビネーションランプ。
  5. 【請求項5】 前記白色発光面に設けられる青緑色発色
    手段は青緑色電球であることを特徴とする請求項1記載
    のリアコンビネーションランプ。
  6. 【請求項6】 前記白色発光面に設けられる青緑色発色
    手段は青緑色反射鏡であることを特徴とする請求項1記
    載のリアコンビネーションランプ。
  7. 【請求項7】 前記リアコンビネーションランプのハウ
    ジングは赤色で形成されていることを特徴とする請求項
    1〜請求項6記載のリアコンビネーションランプ。
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