JP2567713Y2 - リアコンビネーションランプ - Google Patents
リアコンビネーションランプInfo
- Publication number
- JP2567713Y2 JP2567713Y2 JP5019692U JP5019692U JP2567713Y2 JP 2567713 Y2 JP2567713 Y2 JP 2567713Y2 JP 5019692 U JP5019692 U JP 5019692U JP 5019692 U JP5019692 U JP 5019692U JP 2567713 Y2 JP2567713 Y2 JP 2567713Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- lamp
- colored
- lens
- colored film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用灯具に関するもの
であり、詳細には尾灯、方向指示灯、後退灯などが複合
されて一体の灯具に構成されているリアコンビネーショ
ンランプに係るものである。
であり、詳細には尾灯、方向指示灯、後退灯などが複合
されて一体の灯具に構成されているリアコンビネーショ
ンランプに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の非点灯時にレンズ面を統
一色で観視させるリアコンビネーションランプの構成の
例を説明すれば、このリアコンビネーションランプが例
えば赤色の発光色を有する尾灯と、黄色の発光色を有す
る方向指示灯と、白色の発光色を有する後退灯とが組合
わされたものである場合には、非点灯時のレンズ面は最
も濃色である赤色に統一されて観視されるように形成さ
れている。
一色で観視させるリアコンビネーションランプの構成の
例を説明すれば、このリアコンビネーションランプが例
えば赤色の発光色を有する尾灯と、黄色の発光色を有す
る方向指示灯と、白色の発光色を有する後退灯とが組合
わされたものである場合には、非点灯時のレンズ面は最
も濃色である赤色に統一されて観視されるように形成さ
れている。
【0003】この状態を、例えば方向指示灯の例で説明
するのが図3及び図4であり、先ず図3のものは、レン
ズがアウターレンズ90の一枚で構成されるときの例で
あり、このアウターレンズ90は例えば無色透明或いは
スモーク色で形成されると共に、背面には例えば50%
など所定面積を占めるよう台状に突出する塗装部91が
形成され、該塗装部91には不透明赤色の着色膜92が
塗装或いはホットスタンプなどにより形成され、このよ
うに構成されたアウターレンズ90の背面には発光色を
黄色とする電球93が配設されるものとされている。
するのが図3及び図4であり、先ず図3のものは、レン
ズがアウターレンズ90の一枚で構成されるときの例で
あり、このアウターレンズ90は例えば無色透明或いは
スモーク色で形成されると共に、背面には例えば50%
など所定面積を占めるよう台状に突出する塗装部91が
形成され、該塗装部91には不透明赤色の着色膜92が
塗装或いはホットスタンプなどにより形成され、このよ
うに構成されたアウターレンズ90の背面には発光色を
黄色とする電球93が配設されるものとされている。
【0004】上記の構成としたことで、前記アウターレ
ンズ90は、昼間の非点灯時には前記着色膜92に反射
する外光により略赤色のものとして観視されるものとな
り、尾灯部分との一体感が得られるものとなり、夜間の
電球93の点灯時には前記着色膜92が施されていない
部分から射出される電球93のの発光色により黄色とし
て観視されるものとなる。尚、上記電球93を白色のも
のとすれば、以上の構成はそのまま後退灯として採用が
可能である。
ンズ90は、昼間の非点灯時には前記着色膜92に反射
する外光により略赤色のものとして観視されるものとな
り、尾灯部分との一体感が得られるものとなり、夜間の
電球93の点灯時には前記着色膜92が施されていない
部分から射出される電球93のの発光色により黄色とし
て観視されるものとなる。尚、上記電球93を白色のも
のとすれば、以上の構成はそのまま後退灯として採用が
可能である。
【0005】また、図4に示すものはレンズ80がアウ
ターレンズ81とインナーレンズ82との二枚で構成さ
れるときの例であり、このときには前記アウターレンズ
81は無色透明或いはスモーク色の平坦面のものとして
形成されると共に、インナーレンズ82の表面側に塗装
部83が形成されて着色膜84が設けられるものとされ
ている。
ターレンズ81とインナーレンズ82との二枚で構成さ
れるときの例であり、このときには前記アウターレンズ
81は無色透明或いはスモーク色の平坦面のものとして
形成されると共に、インナーレンズ82の表面側に塗装
部83が形成されて着色膜84が設けられるものとされ
ている。
【0006】以上の構成とされたときの作用、効果は前
の従来例と同様であるが、この場合には例えばインナー
レンズ82の側を黄色透明で形成しても良く、この場合
には電球85は白色の発光色を有するものが採用可能と
なる。また、インナーレンズ82を無色透明なもので形
成すれば後退灯として採用が可能である点も同様であ
る。
の従来例と同様であるが、この場合には例えばインナー
レンズ82の側を黄色透明で形成しても良く、この場合
には電球85は白色の発光色を有するものが採用可能と
なる。また、インナーレンズ82を無色透明なもので形
成すれば後退灯として採用が可能である点も同様であ
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成のものは何れも、昼間時にはアウターレン
ズ81、90の表面積と、着色膜84、92が形成され
た面積との面積比で色彩感が得られるものであるので、
全面が赤色で形成された尾灯との統一感を得るためには
着色膜84、92の面積比をかなり大きなものとしなけ
ればならず、これにより方向指示灯或いは後退灯の点灯
時の効率が低下する問題点を生じ、この点の解決が課題
とされるものとなっていた。
た従来の構成のものは何れも、昼間時にはアウターレン
ズ81、90の表面積と、着色膜84、92が形成され
た面積との面積比で色彩感が得られるものであるので、
全面が赤色で形成された尾灯との統一感を得るためには
着色膜84、92の面積比をかなり大きなものとしなけ
ればならず、これにより方向指示灯或いは後退灯の点灯
時の効率が低下する問題点を生じ、この点の解決が課題
とされるものとなっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、異なる発光色
を有する灯具部分のレンズ面に統一色による不透明塗料
により網目状或いは斑点状の着色膜を形成し、非点灯時
のランプ全面を統一色として観視させるリアコンビネー
ションランプにおいて、前記着色膜はメタリック塗装な
ど反射機能を有する統一色による不透明塗料により行わ
れると共に、前記異なる発光色を有する灯具部分のレン
ズ面には統一色による薄い着色が行われていることを特
徴とするリアコンビネーションランプを提供すること
で、統一感の向上を可能として前記した従来の課題を解
決するものである。
課題を解決するための具体的手段として、異なる発光色
を有する灯具部分のレンズ面に統一色による不透明塗料
により網目状或いは斑点状の着色膜を形成し、非点灯時
のランプ全面を統一色として観視させるリアコンビネー
ションランプにおいて、前記着色膜はメタリック塗装な
ど反射機能を有する統一色による不透明塗料により行わ
れると共に、前記異なる発光色を有する灯具部分のレン
ズ面には統一色による薄い着色が行われていることを特
徴とするリアコンビネーションランプを提供すること
で、統一感の向上を可能として前記した従来の課題を解
決するものである。
【0009】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。先ず図1に示すものは、一枚のアウタ
ーレンズ1で構成されるときの例えば方向指示灯の例で
あり、このアウターレンズ1の背面には従来例と同様に
台状に突出する塗装部2が形成され、前記塗装部2には
赤色とした不透明塗料により着色膜3が例えば塗装或い
はホットスタンプなどの手段で形成されている。
詳細に説明する。先ず図1に示すものは、一枚のアウタ
ーレンズ1で構成されるときの例えば方向指示灯の例で
あり、このアウターレンズ1の背面には従来例と同様に
台状に突出する塗装部2が形成され、前記塗装部2には
赤色とした不透明塗料により着色膜3が例えば塗装或い
はホットスタンプなどの手段で形成されている。
【0010】但し、前記着色膜3は本考案により、通称
にメタリック塗装と称されているアルミニウムの微粉が
混入された塗料、或いはマイカ塗装と称される高屈折率
の略透明な微粉が混入された塗料を用いて形成され、こ
れら反射性微粉3aの作用により外光に対してより高い
反射機能を有するものとされ、また、前記アウターレン
ズ1は例えば桃色など統一色である赤色よりも薄い色彩
となるように顔料1aにより着色されている。尚、この
場合電球4には黄色の発光色を有するものが採用されて
いる。
にメタリック塗装と称されているアルミニウムの微粉が
混入された塗料、或いはマイカ塗装と称される高屈折率
の略透明な微粉が混入された塗料を用いて形成され、こ
れら反射性微粉3aの作用により外光に対してより高い
反射機能を有するものとされ、また、前記アウターレン
ズ1は例えば桃色など統一色である赤色よりも薄い色彩
となるように顔料1aにより着色されている。尚、この
場合電球4には黄色の発光色を有するものが採用されて
いる。
【0011】次いで、上記の構成とした本考案のアウタ
ーレンズ1の作用及び効果について説明を行えば、先ず
昼間時の電球4が非点灯の場合には、前記アウターレン
ズ1は外光により前記着色膜3が透視して観視されるも
のとなり、全面が赤色系として観視されるものとなる点
は従来例のものと同様であるが、加えて前記着色膜3に
反射性微粉3aにより反射機能が追加されると共にアウ
ターレンズ1にも顔料1aにより着色が行われたこと
で、前記着色膜3に反射して観視者に達する光は、前記
着色膜3による着色に加えて前記アウターレンズ1の厚
みの往復分だけ色の濃さが増し、且つ混入されたアルミ
ニウムなどの反射性微粉3aにより乱反射され散乱光と
なり、恰もアウターレンズ1の全面が赤色に着色されて
いるかのように観視者に達するものとなる。
ーレンズ1の作用及び効果について説明を行えば、先ず
昼間時の電球4が非点灯の場合には、前記アウターレン
ズ1は外光により前記着色膜3が透視して観視されるも
のとなり、全面が赤色系として観視されるものとなる点
は従来例のものと同様であるが、加えて前記着色膜3に
反射性微粉3aにより反射機能が追加されると共にアウ
ターレンズ1にも顔料1aにより着色が行われたこと
で、前記着色膜3に反射して観視者に達する光は、前記
着色膜3による着色に加えて前記アウターレンズ1の厚
みの往復分だけ色の濃さが増し、且つ混入されたアルミ
ニウムなどの反射性微粉3aにより乱反射され散乱光と
なり、恰もアウターレンズ1の全面が赤色に着色されて
いるかのように観視者に達するものとなる。
【0012】また、図2に示すものはアウターレンズ1
1とインナーレンズ12との二枚のレンズで構成される
ときの方向指示灯の例であり、前記インナーレンズ12
の前面側、即ち、アウターレンズ11に対峙する側に塗
装部13が設けられ、この塗装部13には着色膜14が
形成されるものとなっている点は従来例と同様である
が、この実施例においても前記着色膜14は前の実施例
と同様にメタリック塗装など反射性微粉14aにより反
射機能を有するものとされると共に、前記アウターレン
ズ11には桃色など顔料11aによる着色が行われ、黄
色の発光色を有する電球15が採用されている。
1とインナーレンズ12との二枚のレンズで構成される
ときの方向指示灯の例であり、前記インナーレンズ12
の前面側、即ち、アウターレンズ11に対峙する側に塗
装部13が設けられ、この塗装部13には着色膜14が
形成されるものとなっている点は従来例と同様である
が、この実施例においても前記着色膜14は前の実施例
と同様にメタリック塗装など反射性微粉14aにより反
射機能を有するものとされると共に、前記アウターレン
ズ11には桃色など顔料11aによる着色が行われ、黄
色の発光色を有する電球15が採用されている。
【0013】この実施例においても、得られる作用、効
果は前の実施例と同様であるので、ここでの詳細な説明
は省略する。尚、両実施例共にアウターレンズ1、11
に着色が行われたことで、夜間時に電球4、15を点灯
したときの発光色は前記アウターレンズ1、11の着色
分だけ赤色寄りにシフトされるものとなるが、このとき
に前記アウターレンズ1、11に行われる着色は、例え
ば方向指示灯として許容される色相内に収まる濃さとす
れば良く、更に積極的には前記電球4、15の色温度を
フィルタなどにより上昇させ前記した赤色寄りのシフト
を補正しても良い。
果は前の実施例と同様であるので、ここでの詳細な説明
は省略する。尚、両実施例共にアウターレンズ1、11
に着色が行われたことで、夜間時に電球4、15を点灯
したときの発光色は前記アウターレンズ1、11の着色
分だけ赤色寄りにシフトされるものとなるが、このとき
に前記アウターレンズ1、11に行われる着色は、例え
ば方向指示灯として許容される色相内に収まる濃さとす
れば良く、更に積極的には前記電球4、15の色温度を
フィルタなどにより上昇させ前記した赤色寄りのシフト
を補正しても良い。
【0014】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、ア
ウターレンズの背面側に設けられる着色膜を反射機能を
有するものとすると共に、前記アウターレンズに薄い統
一色で着色を行うことで、昼間時には着色膜による色相
と、該着色膜に反射して前記アウターレンズを二回透過
するものとなる反射光とによりアウターレンズの全面を
一層に強く統一色として観視させるものとし、外観を向
上させる効果を奏すると共に、前記着色膜のより少ない
面積での統一感を向上させて方向指示灯、後退灯の効率
を向上させ性能向上に極めて優れた効果を奏するもので
ある。
ウターレンズの背面側に設けられる着色膜を反射機能を
有するものとすると共に、前記アウターレンズに薄い統
一色で着色を行うことで、昼間時には着色膜による色相
と、該着色膜に反射して前記アウターレンズを二回透過
するものとなる反射光とによりアウターレンズの全面を
一層に強く統一色として観視させるものとし、外観を向
上させる効果を奏すると共に、前記着色膜のより少ない
面積での統一感を向上させて方向指示灯、後退灯の効率
を向上させ性能向上に極めて優れた効果を奏するもので
ある。
【図1】 本考案に係るリアコンビネーションランプの
一実施例を要部で示す断面図である。
一実施例を要部で示す断面図である。
【図2】 同じく本考案に係るリアコンビネーションラ
ンプの別の実施例を要部で示す断面図である。
ンプの別の実施例を要部で示す断面図である。
【図3】 従来例を要部で示す断面図である。
【図4】 別の従来例を要部で示す断面図である。
1、11……アウターレンズ 1a、11a……顔料 2,13……塗装部 3、14……着色膜 3a、14a……反射性微粉 4、15……電球 12……インナーレンズ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−275235(JP,A) 特開 平1−142501(JP,A) 特開 平1−283703(JP,A) 実開 昭61−114608(JP,U) 実開 平2−49005(JP,U) 実開 平4−127904(JP,U) 実開 昭63−23711(JP,U) 実開 昭63−82692(JP,U) 実開 昭60−141015(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 異なる発光色を有する灯具部分のレンズ
面に統一色による不透明塗料により網目状或いは斑点状
の着色膜を形成し、非点灯時のランプ全面を統一色とし
て観視させるリアコンビネーションランプにおいて、前
記着色膜はメタリック塗装など反射機能を有する統一色
による不透明塗料により行われると共に、前記異なる発
光色を有する灯具部分のレンズ面には統一色による薄い
着色が行われていることを特徴とするリアコンビネーシ
ョンランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5019692U JP2567713Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | リアコンビネーションランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5019692U JP2567713Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | リアコンビネーションランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065004U JPH065004U (ja) | 1994-01-21 |
JP2567713Y2 true JP2567713Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=12852396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5019692U Expired - Lifetime JP2567713Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | リアコンビネーションランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567713Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP5019692U patent/JP2567713Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH065004U (ja) | 1994-01-21 |
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