JPH05290409A - 光ディスク - Google Patents
光ディスクInfo
- Publication number
- JPH05290409A JPH05290409A JP4083637A JP8363792A JPH05290409A JP H05290409 A JPH05290409 A JP H05290409A JP 4083637 A JP4083637 A JP 4083637A JP 8363792 A JP8363792 A JP 8363792A JP H05290409 A JPH05290409 A JP H05290409A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- information
- optical
- protective film
- optical disc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、異なった情報記録単体を効果
的に張り合わせし、安価でかつ生産性に富み、かつ資源
の有効活用が可能な光ディスクを提供することに有る。 【構成】カルコゲナイド化合物などからなる光情報記録
可能な薄膜を形成した面と、アルミニウムなどの金属蒸
着薄膜を形成した面を接着貼り合わせして１枚の光ディ
スク構造にした。 【効果】本発明によれば、資源の有効活用ができるのみ
ならず、片面は情報記録可能な面であって、他方の面は
情報再生のみ可能な面を有した新規な光ディスクを提供
できる。
的に張り合わせし、安価でかつ生産性に富み、かつ資源
の有効活用が可能な光ディスクを提供することに有る。 【構成】カルコゲナイド化合物などからなる光情報記録
可能な薄膜を形成した面と、アルミニウムなどの金属蒸
着薄膜を形成した面を接着貼り合わせして１枚の光ディ
スク構造にした。 【効果】本発明によれば、資源の有効活用ができるのみ
ならず、片面は情報記録可能な面であって、他方の面は
情報再生のみ可能な面を有した新規な光ディスクを提供
できる。
Description
【０００１】本発明は異なった情報記録単体を、効果的
に貼り合わせし、安価でかつ生産性に富んだデイスクを
提供することに有る。
に貼り合わせし、安価でかつ生産性に富んだデイスクを
提供することに有る。
【０００２】
【産業上の利用分野】本発明は光学的に情報記録可能な
光デイスクの貼り合わせ構造に関する。
光デイスクの貼り合わせ構造に関する。
【０００３】
【従来の技術】従来の光ディスクは「光ディスクプロセ
ス技術の要点」（Ｓ６０，３，１５発行 日本工業セン
タ−）に記載されているように両面張り合わせされた再
生型ディスク、及びコンパクトディスクに代表される単
板型ディスクなどが有る。
ス技術の要点」（Ｓ６０，３，１５発行 日本工業セン
タ−）に記載されているように両面張り合わせされた再
生型ディスク、及びコンパクトディスクに代表される単
板型ディスクなどが有る。
【０００４】とくに、アクリル樹脂を基板材料として用
いたディスクにおいては樹脂の吸湿特性が大きいことか
ら、同一部材を張り合わせるか金属材料のごとく高剛性
の材料を他方の面に張り合わせて反り発生を防止した構
造がとられている。
いたディスクにおいては樹脂の吸湿特性が大きいことか
ら、同一部材を張り合わせるか金属材料のごとく高剛性
の材料を他方の面に張り合わせて反り発生を防止した構
造がとられている。
【０００５】さらにいえば、両面張り合わせの基本形態
は、一方の面に形成された薄膜、及びその保護を目的と
して形成する有機材料保護膜、もしくは無機材料保護膜
と同一構成の物を各々張り合わせて力学的な対象構造に
して一つのディスクとしている。
は、一方の面に形成された薄膜、及びその保護を目的と
して形成する有機材料保護膜、もしくは無機材料保護膜
と同一構成の物を各々張り合わせて力学的な対象構造に
して一つのディスクとしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
るディスク構造では新しいニーズに対応したディスクを
安価に、かつ大量に提供する場合、産業上の制約が発生
してきた。
るディスク構造では新しいニーズに対応したディスクを
安価に、かつ大量に提供する場合、産業上の制約が発生
してきた。
【０００７】例えば、アクリル樹脂からなる基板材料の
面上にカルコゲナイド化合物を形成した追記型デスクに
於いては顧客ニーズによって片面のみでよい場合が有る
が、従来の技術では両面ともに高価な材料を用いて張り
合わせせざるを得なく、結果的には高価なディスクを提
供せざるを得なかった。
面上にカルコゲナイド化合物を形成した追記型デスクに
於いては顧客ニーズによって片面のみでよい場合が有る
が、従来の技術では両面ともに高価な材料を用いて張り
合わせせざるを得なく、結果的には高価なディスクを提
供せざるを得なかった。
【０００８】また、ディスク廃棄の時点においても高価
なカルコゲナイド化合物の廃棄物処理に要する処理量が
見かけ上２倍になるという資源活用上のムダも考えられ
る。
なカルコゲナイド化合物の廃棄物処理に要する処理量が
見かけ上２倍になるという資源活用上のムダも考えられ
る。
【０００９】本発明の目的は従来構造の欠点を解決し、
安価でかつ産業上も廃棄物処理に適したディスク構造を
提供することに有る。
安価でかつ産業上も廃棄物処理に適したディスク構造を
提供することに有る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明では、カルコゲナ
イド化合物のごとく、記録可能な薄膜を形成した片面
と、アルミニウムのごとく安価な金属材料薄膜を形成し
た片面を保護膜材料の材料を選定することで効果的に張
り合わせすることで実現した。
イド化合物のごとく、記録可能な薄膜を形成した片面
と、アルミニウムのごとく安価な金属材料薄膜を形成し
た片面を保護膜材料の材料を選定することで効果的に張
り合わせすることで実現した。
【００１１】とくに、記録可能な薄膜上には光硬化型の
高分子材料からなる保護膜を用い、アルミニュウム薄膜
形成面には熱か塑性の高分子材料を用いて保護膜とし
た。
高分子材料からなる保護膜を用い、アルミニュウム薄膜
形成面には熱か塑性の高分子材料を用いて保護膜とし
た。
【００１２】
【作用】光硬化型保護膜材料については鉛筆硬度ｂ以下
の柔らかな材料選定により硬化時に発生する収縮応力を
軽減させ、熱可塑性保護膜については８０〜９０℃付近
に軟化開始点を持つ材料とすることで応力緩和に寄与す
る緩衝材とし反り応力を緩和させた。
の柔らかな材料選定により硬化時に発生する収縮応力を
軽減させ、熱可塑性保護膜については８０〜９０℃付近
に軟化開始点を持つ材料とすることで応力緩和に寄与す
る緩衝材とし反り応力を緩和させた。
【００１３】又、製造過程で生じる熱歪を緩和させるこ
とで反り応力を低減させた。
とで反り応力を低減させた。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面などを
引用しながら詳細に説明する。
引用しながら詳細に説明する。
【００１５】図１は本発明の対象とする光ディスクの１
実施例を示す部分断面図であり、１−１、１−２は情報
記録トラックなどが形成されたアクリル樹脂からなる透
明基板であり、２−１は光情報記録可能なカルコゲナイ
ド化合物からなる薄膜、２−２は光反射機能卯を有する
アルミニウムなどの金属薄膜、３−１は光硬化型の高分
子保護膜、３−２は熱可塑性樹脂、例えばパラフィンワ
ックスのような低融点樹脂からなる保護膜、４は対向す
る２面を接合するのに用いた接着剤である。
実施例を示す部分断面図であり、１−１、１−２は情報
記録トラックなどが形成されたアクリル樹脂からなる透
明基板であり、２−１は光情報記録可能なカルコゲナイ
ド化合物からなる薄膜、２−２は光反射機能卯を有する
アルミニウムなどの金属薄膜、３−１は光硬化型の高分
子保護膜、３−２は熱可塑性樹脂、例えばパラフィンワ
ックスのような低融点樹脂からなる保護膜、４は対向す
る２面を接合するのに用いた接着剤である。
【００１６】ここで１−１の樹脂基板は深さ約７０ｎ
ｍ、幅０.８μｍ、トラックピッチ１.６μｍの情報記録
可能な溝がレーザーディスク製造と同様に射出成形によ
り転写形成され、この溝形成面にレーザー光等の照射に
よって反射率が変化するカルコゲナイド化合物をスパッ
タリング法により薄膜形成する。
ｍ、幅０.８μｍ、トラックピッチ１.６μｍの情報記録
可能な溝がレーザーディスク製造と同様に射出成形によ
り転写形成され、この溝形成面にレーザー光等の照射に
よって反射率が変化するカルコゲナイド化合物をスパッ
タリング法により薄膜形成する。
【００１７】係るようにして得た薄膜形成面の、保護を
目的として、特開昭６１−１６０８４９に示されたごと
く、比較的柔軟な光硬化型の高分子保護膜をスピンコー
ターにより約１０μｍ塗布し、紫外線照射により硬化さ
せて形成して一方の面を形成した。
目的として、特開昭６１−１６０８４９に示されたごと
く、比較的柔軟な光硬化型の高分子保護膜をスピンコー
ターにより約１０μｍ塗布し、紫外線照射により硬化さ
せて形成して一方の面を形成した。
【００１８】対向する他方の面１−２は、１−１と同様
にして溝形成、もしくはレーザーディィスクと同様のピ
ット形成された樹脂基板面上に真空蒸着法によりアルミ
ニウム薄膜を約８０ｎｍ形成し、この薄膜の保護を目的
として融点約９０℃のパラフィンワックスをロールコー
ターにて塗布形成して得た。
にして溝形成、もしくはレーザーディィスクと同様のピ
ット形成された樹脂基板面上に真空蒸着法によりアルミ
ニウム薄膜を約８０ｎｍ形成し、この薄膜の保護を目的
として融点約９０℃のパラフィンワックスをロールコー
ターにて塗布形成して得た。
【００１９】係るようにして得た情報記録単体は、上述
したように薄膜形成、及び保護膜形成ともに異なった方
法であり、アクリル樹脂基板１−１、１−２に異なった
熱歪を与え、これがディスク反りの原因の１つでもあっ
た。
したように薄膜形成、及び保護膜形成ともに異なった方
法であり、アクリル樹脂基板１−１、１−２に異なった
熱歪を与え、これがディスク反りの原因の１つでもあっ
た。
【００２０】そこで、それぞれのプロセスで得た情報単
体を２５〜３５℃の雰囲気で少なくとも３０分放置し前
述した熱歪を開放させて、特開昭６０−１６４９３４号
広報に示された黒色の接着剤により貼りあわせて１枚の
光ディスクとした。
体を２５〜３５℃の雰囲気で少なくとも３０分放置し前
述した熱歪を開放させて、特開昭６０−１６４９３４号
広報に示された黒色の接着剤により貼りあわせて１枚の
光ディスクとした。
【００２１】このようにして得た光ディスクは反りも少
なく充分に光情報記録可能であった。
なく充分に光情報記録可能であった。
【００２２】第２の実施例として、図２に示すように１
−１、１−２の面上に形成した薄膜上に、前に述べた光
硬化型の高分子保護膜２−１を塗布形成し、接着張り合
わせを行った。
−１、１−２の面上に形成した薄膜上に、前に述べた光
硬化型の高分子保護膜２−１を塗布形成し、接着張り合
わせを行った。
【００２３】この結果も反りの少ない光ディスクを得る
ことができた。
ことができた。
【００２４】
【発明の効果】既に述べたように、本発明による光ディ
スクは次に述べるような産業上の効果が有る。すなわ
ち、一方の面に形成するアルミニウムなどの金属薄膜を
真空蒸着で形成できるため、いわゆるレーザーディスク
製造で用いている設備を利用することができ、設備投資
に関わる問題点が少ないこと。
スクは次に述べるような産業上の効果が有る。すなわ
ち、一方の面に形成するアルミニウムなどの金属薄膜を
真空蒸着で形成できるため、いわゆるレーザーディスク
製造で用いている設備を利用することができ、設備投資
に関わる問題点が少ないこと。
【００２５】また、保護膜材料構成の多様化が可能なた
めプロセス構成の自由度が大きいこと。さらにいえば、
本発明の目的でも述べたように、高価なカルコゲナイド
化合物を有効に活用でいること。
めプロセス構成の自由度が大きいこと。さらにいえば、
本発明の目的でも述べたように、高価なカルコゲナイド
化合物を有効に活用でいること。
【００２６】またさらにいえば、一方の面は情報記録可
能な面としてユーザーが利用し、また、他方の面にはレ
ーザーディスクの如く再生可能な情報を射出成形プロセ
スを用いて安価に提供可能である。
能な面としてユーザーが利用し、また、他方の面にはレ
ーザーディスクの如く再生可能な情報を射出成形プロセ
スを用いて安価に提供可能である。
【図１】本発明の対象とする光ディスクの部分断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の他の実施例を示す光ディスクの部分断
面図である。
面図である。
１−１…光情報記録可能な薄膜を形成するアクリル樹脂
基板、 １−２…光反射膜を形成するアクリル樹脂基板、 ２−１…カルコゲナイド化合物からなる光情報記録薄
膜、 ２−２…アルミニウムなどの金属薄膜、 ３−１…光硬化型高分子材料保護膜、 ３−２…パラフィンワックスなどの熱可塑性樹脂保護
膜、 ４…接着剤。
基板、 １−２…光反射膜を形成するアクリル樹脂基板、 ２−１…カルコゲナイド化合物からなる光情報記録薄
膜、 ２−２…アルミニウムなどの金属薄膜、 ３−１…光硬化型高分子材料保護膜、 ３−２…パラフィンワックスなどの熱可塑性樹脂保護
膜、 ４…接着剤。
Claims (4)
- 【請求項１】情報記録可能な光ディスクの貼り合わせ構
造において、対向する情報記録坦体の一方の面と他方の
面とで異なった情報記録媒体を用いてなることを特徴と
する光ディスク。 - 【請求項２】請求項１の光ディスクにおいて、一方の面
は光情報記録可能な薄膜材料で形成された面であって、
他方の面は光反射機能を持った材料で形成された薄膜膜
が形成された面を対向して貼り合わせてなることを特徴
とする光ディスク。 - 【請求項３】請求項１の光ディスクの貼り合わせ構造に
おいて、対向する情報記録坦体の一方の面と他方の面と
で異なった保護膜材料を使用し、それぞれを接着材料で
貼り合わせさせたことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項４】請求項３の光デスクの保護膜材料として、
光反射機能を持つ薄膜面には熱可塑性高分子材料を用
い、光情報記録可能な材料で形成された他方の面には光
硬化型の高分子材料を保護膜材料として用いたことを特
徴とする光ディスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4083637A JPH05290409A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 光ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4083637A JPH05290409A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 光ディスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05290409A true JPH05290409A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=13807982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4083637A Pending JPH05290409A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 光ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05290409A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0768652A2 (en) * | 1995-10-13 | 1997-04-16 | Nec Corporation | Single-substrate multi-layer optical disk for read-only storage and phase change rewritable storage |
| US5703868A (en) * | 1995-12-08 | 1997-12-30 | Nippon Columbia Co., Ltd. | Optical information recording medium having discernible obverse and reverse sides |
-
1992
- 1992-04-06 JP JP4083637A patent/JPH05290409A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0768652A2 (en) * | 1995-10-13 | 1997-04-16 | Nec Corporation | Single-substrate multi-layer optical disk for read-only storage and phase change rewritable storage |
| EP0768652A3 (en) * | 1995-10-13 | 1997-05-28 | Nec Corporation | Single-substrate multi-layer optical disk for read-only storage and phase change rewritable storage |
| US5703868A (en) * | 1995-12-08 | 1997-12-30 | Nippon Columbia Co., Ltd. | Optical information recording medium having discernible obverse and reverse sides |
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