JPS59231750A - 情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はレーザ光により情報の書き込み及び／又は読み
取りを行う情報記録媒体に関する。特に本発明は基板の
吸湿による変形が防止された光情報記録媒体に関する。

最近、光ディスクと称されるレーザ光を用いる情報記録
媒体が用いられるようになってきている。

この方式の記録媒体においては、記録層が高い光学濃度
を有し、レーザ光の如き高エネルギー密度の光ビームに
よって局所的な温度上昇を生じ、物理的又は化学的な変
化によって光照射された光学的特性が変わることにより
情報の記録が行われる。

このような記録媒体は、高密度記録が可能であること、
高速で情報の書き込み読み取りができること、アクセス
タイムが短かいこと、記録の長期保存性がすぐれている
こと等の多（の利点を有する。

一般に、このような記録媒体への記録は、記録ずべき情
報を電気的な時系列信号に変換し、そのイＭ号に応じて
強度変調されたレーザビームでその記録媒体上を走査さ
せて行うことができ、この場合にハリアルタイムで記録
画像が得られるという利点がある。

このような記録層（ヒートモーＰ記録層）としては、一
般に、Ｂｉ、Ｓｎ、Ｉｎ、Ｔｅ等の金属−３半金属、又
は半導体などを、ガラスや透明プラスチック基板上に蒸
着等により薄膜として設けたものが用いられている。

一方、製造時に情報を記録しておくタイプ、即ち再生専
用の情報記録媒体もあり、この場合は、スタン・ξ−等
を用いて微細な凹凸をシラスチック基板に転写した後、
ＡＩ　、Ｃｒ等の反射率の高い皮膜を皮膜する。

また、これらの記録媒体の取扱中や保存中に記録層表面
に傷が生じたり、塵埃等の異物が付”ｔＡシ、記録や読
み取りに悪影響を与えることがあり、このような欠点を
除くためにサンドインチ型（全面接着型）又はエアサン
ドインチ型の情報記録媒体が提供されている。

上記の情報記録媒体の基板の材料としては光学的特性、
取扱性、コストの点から一般的にポリメチルメタクリレ
ート等のシラスチックが用いられるが、これらプラスチ
ックは傷つきやすく、又吸醒変形しやすい等の欠点を有
している。

又、１枚の基板の片面のみに記録層が設けられた単板型
記録媒体の場合には取扱や保存中に記録面や基板面を傷
つけるおそれがあり、またサンドインチ型やエアサンド
イッチ型の記録媒体の場合、記録媒体の組立時に記録面
や基板面を傷つけたり、又取扱中に基板面を傷つけたり
するおそれがあり、これが書き込みや読み取りに悪影響
を与えることになる。

前記したようなサンドインチ型やエアサンドインチ型構
造の記録媒体は、記録面が内側にあるのｔ記録面に傷が
付いたり塵埃が付くなどの障害は生じないが、ポリメチ
ルメタクリレート等のプラスチック基板を用いた時は、
取扱中又は保存中に基板の吸湿により変形を生じたり、
基板を透過する水や酸素により記録層の劣化を引きおこ
したりするので、耐傷性のみならず防湿性のある保護層
を設けることが望まれている。

従来、これらの欠点を除くためにポリマーや合成樹脂の
薄膜を塗布して保護層を設けることが行われている（例
えば、特開昭５７−５０３３７号公報等）。しかしなが
ら、このような保護層として用いられていたポリマーや
合成樹脂では基板の傷付きや汚れ防止にある程度の効果
はあるが、十分とは云えず、特に基板の吸湿性や酸素透
過性の防止に十分な材料が得られなかった。

本発明者らはこのようｌ工状況下に、光ディスクの基板
の保護層として更に優れた材料を見出すべく種々検討を
重ねた結果、透明プラスチック基板特にポリメチルメタ
クリレートを基板とする光ディスクに対してポリアクリ
ロニトリル又はポリノミ２キシリレンが特に優れた保護
作用を示すことを見出し、本発明を達成した。

すなわち、本発明は、透明なプラスチック基板上にレー
ザ光により情報の書き込み及び／又は読み取りができる
情報記録媒体において、該基板の記録層の反対面にポリ
アク１爬二）　ＩＪル又はポリパラキシリレンの薄膜を
設けたことを特徴とする情報記録媒体である。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明に用いられるプラスチック基板としては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリカーぽネートアクリル樹脂
（ポリメチルメタクリレート等）等の透明プラスチック
板又はシートが用いられるが特にポリメチルメタクリレ
ートが好ましい。基板の厚さは一般に０．６間以上、特
に１．０〜１．５闘が好ましく、一般にディスク状とし
て用いられる。

記録層として用いられる材料には特に制限はなく、当該
技術分野ｆ用いられる材料、例えばＴｅ。

Ｚｎ、Ｉｎ、Ｓｎ、ｚｒ、Ａｌ、Ｃｕ、Ｇａ等の金属、
Ｂｉ、Ａ＠、Ｓｂ　等の半金属：Ｇｓ、Ｓｔ等の半導体
やこれらの合金又は組み合わせとして用いられる。上記
の基板上にこれらの材料によって記録層を設けるには、
蒸着、スパッタリング、イオンシレーティング等が用い
られ、情報記録に必要な光学濃度として３００Ｘ〜１ｓ
ｏｏＸの厚さとするのが適当！ある。

本発明においては、上記の如きタイプの記録層の他に基
板にスタンパ−等を用いて微細な凹凸な設け、これにＡ
Ｉ　、Ｃｒ等の金属皮膜を行ったいわゆる反射型の記録
層であってもよい。

上記のようにして記録層の形成された基板の記録層と反
対側の面に、本発明に従ってポリアクリロニトリル又は
ポリパラキシリレンの保強層を設ける。

ポリアクリロニトリルの場合は、ポリアクリロニトリル
のラテックスか、メチルエチルケトンの如き有機溶剤、
溶液として、例えばスピンコーチは適さず、バラキシリ
レンダイマーを蒸小スることＫよってポリ・ξラキシリ
レンの被膜を形成する。。

すなわち、バラキシリレンダイマーを真空中で加熱蒸発
させると、一旦七ノマーに分解し、これが基板面にポリ
マーとなって蒸泊°膜を形成する、本発明における保Ｋ
ｊｉ層の厚さは約０．１μ〜１００μが適当である。

なお、本発明は単板型又はエアサンドインチ型の光ディ
スクに適用でき、後者の場合は上記の如くにして保護層
の設けられた２板の基板を、記録層を内側にしてスペー
サーを介し又は介さす（基板の凸部を介する）して接着
剤等を用いて貼り合わせる。この場合、記録層１１両基
板に設けられていても一方の基板にのみ設けられていて
もよい。

本発明は上記した如く、光情報記録媒体の基板の保護層
としてポリアクリロニトリル又はポリパラキシリレンを
用いるので、耐傷性と共に耐湿性及び耐酸素透過性が著
しく改良され、吸湿による基板の変形とこれに基づくレ
ーザの書き込みや読み取り不良を防止することができ、
またエアサン１？イツチ型記録媒体においては、水分や
酸素が内部空間に入り記録層を変質させることを防止し
、長期の使用に供することができる。

以下、本発明を実施例によって説明する。

実施例１゜ ポリメチルメタクリレートから射出成型によって、外径
３００ｍｍ、内径６５間、厚さ１．５ｍｍのディスク基
板２板を成型し、各基板の一面に堰さ３００ＡのＴｏの
層を真空蒸着によって設けた。

次いで、各基板の記録層と反対側の面にポリアクリロニ
トリルのラテックスをスピンコードによって塗布７し、
乾燥して５０μ厚の保護層を設けた、次にポリメチルメ
タクリレートでスペーサーを成型し、上記基板を記録層
を内側にして接着剤として紫外線硬化型樹脂を用いてエ
アサンドインチ型構造に組み立て、耐湿性、耐傷性、耐
酸素透過性に優れ、長期保存性に優れた光ディスクを得
ることができた８ 実施例２゜ アクリロニトリルの保護層を設ける代りにボリノＲラキ
シリレンの保護層を設けた以外に実施例１と全く同様に
エアサンドインチ型の情報記録媒体を作った。

ポリパラキシリレンの層を設けるには、１７５℃（０，
１Ｔｏｒｒ　）　　でバラキシリレンダイマーを蒸発さ
せ、更に６８０℃（０，５Ｔｏｒｒ）で分解し、学理（
０，ＩＴｏｒｒ）で基板上に析出させ、ポリパラキシリ
レンの蒸着層を得た。

このようにして耐湿性、耐傷性、耐酸素透過性に優れ、
長期保存性に優れた光ディスクを得る事手続補正書 昭和５８年　７　１１．ｌ−／　　Ｆｌｌ、事件の表示 昭和５８　年特許願第　１０４１４９　１−Ｊ２、発明
の名称 情報記録媒体 ３、補正をする者 事件との関係：特許出願人 名称　（５２０）富士写真フィルム株式会社と補正する
。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）透明なプラスチック基板上にレーザ光により情報
   を書き込み及び／又は読み取りができる記録層を有する
   情報記録媒体において、該基板の記録層の反対面にポリ
   アクリロニトリル又はポリパラキシリレンの薄膜を設け
   たことを特徴とする情報記録媒体。
2. （２）薄膜の厚さが０．１〜１００μである特許請求の
   範囲第（１）項に記載の情報記録媒体。
3. （３）　　ポリアクリロニトリルの薄膜が塗布により設
   けられた特許請求の範囲第（１１項に記載の情報記録媒
   体。
4. （４）　　ポリパラキシリレンの薄膜が蒸着により設け
   られた特許請求の範囲第（１）項に記載の情報記録媒体
   。