JPH0529026U - Ｌｃｄの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ＬＣＤの背面側に光源を配置し、この光源か
らの光でＬＣＤを照光するＬＣＤの取付構造において、
ＬＣＤの端子を、間隔を保って配置されたプリント基板
の孔にさしこみ易くしたこと。 【構成】 ケース３に光源４を収納し、上板５に開口６
を設け、この開口６に面してケース３上にＬＣＤ１を配
置して、ＬＣＤ１を光源４で開口６を通して背面より照
光し、ケース３の上面に配置されたＬＣＤ１の端子２を
ケース３の側板に設けた端子２の位置決め用溝９に嵌合
し、ケース３の上面に開閉可能に枢着されたバンド１４
で端子２の端部付近を溝９に押圧せしめた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ＬＣＤの取付構造に係り、特にＬＣＤの端子の保持構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ＬＣＤの背面側に光源（ランプ）を配置し、この光源からの光でＬＣＤ を照光しているが、この場合、ＬＣＤと該ＬＣＤを取付けるプリント基板との間 に光源を配置するため、ＬＣＤと前記プリント基板間の間隔を大きくしなければ ならない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、上記したように、ＬＣＤとプリント基板間の間隔を大きくとると、 プリント基板にさしこむＬＣＤの端子の長さ寸法が大となり、前記端子をプリン ト基板の孔にさしこむ際、端子が変形してさしこみづらく、組立作業性が悪いと いう問題点があった。

【０００４】 本考案は上記のような従来の問題点を解消しようとするものであり、本考案の 目的は、ＬＣＤの端子をプリント基板の孔にさし込みやすいようなＬＣＤの取付 構造を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記のような課題を解決するために、光源を収納し、この光源の光 を通過させる開口を上板に設け、側板にＬＣＤの端子を位置決めする溝を設けた ケースと、前記光源が照光可能に前記ケースの上板に取付けられたＬＣＤと、該 ＬＣＤの端子を押圧するバンドとを有し、ＬＣＤの端子をケースの側板に設けた 端子の位置決め用溝に嵌合し、前記バンドで端子を位置決め用溝に押圧せしめた 構成を有する。

【０００６】

【作用】

上記の構成によれば、ケースの側板に、ＬＣＤの端子の位置決め用の溝を設け 、該溝に各端子を嵌合して、バンドで各端子を前記溝に押圧するようにしたので 、各端子は変形することなしに確実にその位置を保つことができる。

【０００７】 従って各端子をプリント基板の孔に挿入する際の作業は容易であり、従来にく らべて作業性が向上する。

【０００８】

【実施例】

以下に、本考案の実施例を添付の図面に基づき説明する。

【０００９】 図１及び図２は何れも本考案の実施例の説明図で、図１はケースにＬＣＤを取 付ける前の分解斜視図、図２はＬＣＤを取付けたケースをプリント基板に装着す る状態を示す分解斜視図である。

【００１０】 図１において１はＬＣＤ、２は端子、３は光源４を収納する箱型のケースで、 上板５には開口６を設け、両側板７の下部に設けた凸部８には前記端子２の位置 決め用の先細の溝９が並列して設けられており、この側板７の外方には、開口１ ０を設けた押え板１１が上板５に一体に開閉可能に枢着されており、この押え板 １１の端部両端には、前記ケース３の両側板７の凸部８の両端に設けた孔２にス ナップ止めされる鉤部１３が設けられており、前記押え板１１の開口１０の下方 には端子２を溝９に押圧するバンド１４が設けられている。

【００１１】 次に、ＬＣＤ１をケース３に取付ける方法の一例を説明すると、先づ図１に示 すようにＬＣＤ１をケース３の上板５上に載置し、端子２をケース３の両側板７ に沿って垂下し、下方の一部を前記凸部８に設けた溝９に嵌合させ、端子２の端 部を側板７の下面より突出させる。次に押え板１１を側板７の方向に押圧し、鈎 部１３を孔１２にスナップ止めする。

【００１２】 このようにしてＬＣＤ１を取付けたケース３をプリント基板１５に装着するに は、図２に示すように、プリント基板１５に設けた孔１６に端子２の先端を挿入 すればよい。

【００１３】 本考案の上記の実施例によれば、ＬＣＤ１の端子２は、ケース３の側板７に設 けた位置決め用の溝９に嵌合され、バンド１４で端子２が端部付近において溝９ に押圧されるようになっているので、端子２の端部付近は溝９にならって変形す ることなく正しく規制される。従って端子２の端部のプリント基板１５の孔１６ への挿入は容易に行うことができる。なお、バンド１４の中央部に、側板７の方 向に向けて湾曲したふくらみ部（図示省略）を設ければ、ＬＣＤ１の端子２の列 が長くても、ＬＣＤ１の中央部の端子２は両側の端子２より強く溝９に押えられ るので、中央部の端子２が浮くことはなく、全部の端子２を一様に並列して垂直 に延ばすことができる。なお、実施例のように、バンド１４をケース３に一体に 枢着するようにすれば、部品点数も少なくなり、好都合である。更にまた溝９を 先細形状にすることによって角柱状の端子２を確実に位置決めすることができる 。

【００１４】

【考案の効果】

本考案によれば、ＬＣＤの端子は、ケースに設けた位置決め用溝に嵌合し、且 つバンドで端子の端部付近を溝方向に押圧しているので、ＬＣＤの端子の端部付 近は変形することなく規定の間隔をもって垂下する。従って、端子の端部のプリ ント基板の孔へのさし込みは容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のケースにＬＣＤを取付る前の分解斜視
図である。

【図２】本考案のＬＣＤを取付けたケースをプリント基
板に装着する状態を示す分解斜視図である。

【符号の説明】

１ ＬＣＤ ２ 端子 ３ ケース ４ 光源 ５ 上板 ６ 開口 ７ 側板 ９ 溝 １１ 押え板 １４ バンド

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 光源を収納し、この光源の光を通過させ
   る開口を上板に設け、側板にＬＣＤの端子を位置決めす
   る溝を設けたケースと、前記光源が照光可能に前記ケー
   スの上板に取付けられたＬＣＤと、該ＬＣＤの端子を押
   圧するバンドとを有し、ＬＣＤの端子を前記ケースの側
   板に設けた端子の位置決め用溝に嵌合し、前記バンドで
   前記端子を前記位置決め用の溝に押圧せしめたことを特
   徴とするＬＣＤの取付構造。