JP2542143Y2 - 被表面処理材料の端部保持装置 - Google Patents

被表面処理材料の端部保持装置

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JP2542143Y2
JP2542143Y2 JP11773490U JP11773490U JP2542143Y2 JP 2542143 Y2 JP2542143 Y2 JP 2542143Y2 JP 11773490 U JP11773490 U JP 11773490U JP 11773490 U JP11773490 U JP 11773490U JP 2542143 Y2 JP2542143 Y2 JP 2542143Y2
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克己 藤田
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株式会社藤田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、アルミニウム型材等の被表面処理材料を搬
送枠に吊り下げて行なう表面処理装置において、該各被
表面処理材料の下端部を常にその吊下間隔に保持する端
部保持装置の改良に関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種端部保持装置として、例えば、実公昭59
−13245号公報に示すものが存する。
該従来の端部保持装置は、具体的には図示しないが、
多数の保持クリップと、該各保持クリップを所定の間隔
をおいて連結する長尺な連結体とから成る。
そして、従来にあっては、上記保持クリップの本体を
金属材料で略V字状に成形し、該V字状本体の一側片と
他側片の夫々に対応する大小の孔部を穿って、小さな孔
部には規制板の一端部を直接引っ掛け、大きな孔部には
規制板の他端部を遊挿して、該規制板の他端部に操作レ
バーの基端を係着することにより、本体のV字形状を規
制して、上記操作レバーの梃子作用で、V字状本体を閉
鎖できる構成となす一方、本体の一側片の端縁に直線上
に延長する挾持爪を形成し、他側片の端縁に該挾持爪方
向に折曲してから同方向に延長する二叉挾持片を形成し
て、上記操作レバーの操作で本体のV字形状を閉鎖する
と、この両挾持爪同士を離間できる構成となしている。
従って、実際の使用に際しては、搬送枠側の被表面処
理材料が吊り下げられる間隔と等しい間隔をおいて、多
数の保持クリップを長尺な連結体に連結して、搬送枠に
治具等を介して吊り下げられた多数の材料の下端部を、
上記操作レバーの押圧操作を得て、対応する保持クリッ
プの上記両挾持爪で挾持すれば、隣接する材料の下端部
同士の吊下間隔を常に一定に保持できるので、この保持
状態により、被表面処理材料の下端部が個々に独立して
振れることが阻止される。
この為、従来の保持装置の下では、例え搬送中に被表
面処理材料が振れても、該材料の下端部は常に吊下間隔
が一定に保持されたままで連動するだけであるから、隣
接する材料同士又は複数本の材料同士が不用意に接触し
て、表面処理前では材料の表面を損傷したり、表面処理
後では処理面を損傷したり、或いは、溶液浸漬又は電解
処理中に材料が絡みあって、不良表面処理を誘起するこ
と等を有効に防止できることとなる。
「考案が解決しようとする課題」 然し乍ら、従来の保持装置にあっては、長尺な連結体
に連結される保持クリップを、V字状本体と規制板と操
作レバーの3部品で構成する関係で、部品点数が多くな
ることは言うまでもないが、本体をV字状に折曲加工し
て、該本体の両側片に規制板を引っ掛ける大小の孔部を
穿設したり、両側片の端縁に所望形状の挾持爪を夫々形
成しなければならないので、保持クリップそのものが徒
に複雑となると共に、その組み付け作業を頗る大変とな
って、装置自体が自ずとコスト高となってしまう大きな
問題点を有していた。
又、保持クリップを被表面処理材料の下端部に取り付
ける場合でも、従来にあっては、各保持クリップ毎で、
煩雑な操作レバーの押圧操作が要求されるので、作業性
の面においても問題視されている。
しかし、実際の現場サイドにおいては、端部保持装置
の使用は不可欠なものであるから、当該分野において
は、コスト低廉で作業性に優れた新規装置の出現が大い
に望まれている。
「課題を解決するための手段」 而して、本考案は、斯る要請に応えるために開発され
たもので、任意数の保持クリップと、該各保持クリップ
を所定の間隔をおいて連結する長尺な連結体とから成
り、搬送枠側に吊り下げられた被表面処理材料の下端部
に上記保持クリップを個々に取り付けて、該各被表面処
理材料の吊下間隔を常に一定に保持する被表面処理材料
の端部保持装置を前提として、保持クリップの本体を略
V字状に成形し、該V字状本体の両側片の先端部を夫々
内側に湾曲させて、該対向する先端湾曲部間で被表面処
理材料の下端部を弾性的に挾持する構成となす一方、連
結体を長尺な板状に成形し、該板状連結体に所定の間隔
をおいてスリットを穿設して、該各スリットに上記保持
クリップを横倒れ防止状態をもって連結する構成を採用
した。
「作用」 依って、本考案にあっても、保持クリップを板状連結
体の各スリットに連結して、各保持クリップの対向する
先端湾曲部で、搬送枠側に吊り下げられた多数の被表面
処理材料の下端部を弾性的に挾持すれば、隣接する材料
の下端部同士の吊下間隔を常に一定に保持できるので、
材料の下端部が個々に独立して振れることは全くなくな
る。
しかし、本考案にあっては、保持クリップの本体をV
字状に成形すると雖も、該V字状本体の先端部を単に内
側に湾曲させて、該対向する先端湾曲部間で被表面処理
材料の下端部を弾性的に挾持する極めて単純な構成とな
しているので、保持クリップを頗る簡素化して、装置自
体のコスト低廉化に大いに貢献できると共に、材料の下
端部に保持クリップを取り付ける場合には、該材料の下
端部を対向する先端湾曲部間に差し込むだけで良いの
で、従来のものと比較すると、作業性の向上も十分に期
待できることとなる。
「実施例」 以下、本考案を図示する各実施例に基づいて詳述すれ
ば、第一実施例に係る端部保持装置も、第1図に示す如
く、基本的には、多数の保持クリップ1と、該各保持ク
リップ1を所定の間隔をおいて連結する長尺な連結体2
とから成るものであるが、特徴とするところは、この保
持クリップ1と連結体2とを以下の構成となした点にあ
る。
これを具体的に説明すると、前者の保持クリップ1に
対しては、その本体3を耐食性に富んだ金属材料又は耐
食加工が施されたその他の金属材料、或いは、被表面処
理材料と同系の合金若しくはプラスチックの如き絶縁材
料で略V字状に成形して、該V字状本体3の両側片の先
端部を夫々内側に湾曲させて、該対向する一対の先端湾
曲部4・4間で、被表面処理材料の下端部をその肉厚に
応じて弾性的に挾持できる構成となす。
又、後者の連結体2に対しては、同じく耐食性に富ん
だ金属材料又は耐食加工が施されたその他の金属材料、
或いは、被表面処理材料と同系の合金若しくはプラスチ
ックの如き絶縁材料で長尺な板状に成形して、その上部
2a側を所望寸法だけ折り返すと共に、基部2b側に被表面
処理材料の吊下間隔と等しい間隔をおいてスリット5を
形成して、該各スリット5に上記保持クリップ1の基端
部3aを上下動可能に嵌入することにより、保持クリップ
1を連結する構成となす一方、上記折り返し基部2aにス
リット5と対応する切欠部6を形成して、該各切欠部6
内に保持クリップ1の一側片を臨ましめて、該一側片を
切欠部6の両壁で垂直に支持することにより、各保持ク
リップ1を横倒れ防止状態をもって連結できる構成とな
している。
依って、斯る構成の端部保持装置の使用に際しては、
第2図A・Bに示す如く、長尺な板状連結体2に連結さ
れている各保持クリップ1の対向する先端湾曲部4・4
間に、搬送枠(図示せず)に吊り下げられた被表面処理
材料8の下端部8aを差し込むだけで、該各材料8の下端
部8aを一対の先端湾曲部4・4でその肉厚に応じて弾性
的に挾持することが可能となるので、これにより、本装
置自体が材料8の下端部8aから脱落する心配がなくなる
一方、隣接する材料8の下端部8a同士の吊下間隔Lは常
に一定に保持されて、材料8の下端部8aが個々に独立し
て振れることが完全に阻止される。
従って、例え搬送中に被表面処理材料8が振れても、
該材料8の下端部8aは、保持された吊下間隔Lを維持し
た状態で連動するだけであるから、隣接する材料8同士
又は複数本の材料8同士が不用意に接触して、表面処理
前では材料8の表面を損傷したり、表面処理後では処理
面を損傷したり、或いは、溶液浸漬又は電解処理中に材
料8が絡みあって、不良表面処理を誘起すること等を有
効に防止できることとなる。
尚、この場合に、第3図に示す如く、先端湾曲部4の
形状を円弧状に大きく湾曲させることも可能であるが、
図示する如く、各先端湾曲部4のエッジを可能な限り接
近させて、材料8の下端部面に食い込ませるように構成
すれば、保持リップ1のより確実な取付状態が保障され
ることとなる。
又、各保持クリップ1は、上記切欠部6により、その
垂直姿勢が保障されながら、連結体2のスリット5に上
下動可能に連結されている関係で、上下動が許容される
範囲内においては、材料8の寸法差を吸収して、寸法差
のある材料8の下端部8aにも容易に取り付けられること
となる。
次に、第二実施例に係る端部保持装置を説明すると、
この第二実施例にあっては、保持クリップ1に関して
は、上記第一実施例と同様の構成を採用しているが、板
状連結体2に関しては、第4図に示す如く、第一実施例
の如く上部2a側を折り返さないで、各スリット5の上方
に凹部7を連続して形成して、該各凹部7内に保持クリ
ップ1の一側片を臨ましめて、該一側片を凹部7の両壁
で支持することにより、各保持クリップ1を横倒れ防止
状態をもって連結体2に連結する構成となしたものであ
る。
依って、第二実施例にあっても、長尺な板状連結体2
に連結されている各保持クリップ1の対向する先端湾曲
部4・4間に材料8の下端部8aを差し込んで、各材料8
の下端部8aを一対の先端湾曲部4・4間で弾性的に挾持
すれば、これにより、本装置自体が材料8の下端部8aか
ら脱落する心配がないばかりか、隣接する材料8の下端
部8a同士の吊下間隔も一定に保持されるので、材料8の
下端部8aが個々に独立して振れることを阻止できる。
尚、図示する実施例にあっては、便宜上、板状の被表
面処理材料8に対する使用を説明したものであるが、本
考案はこれに限定されるものではなく、中空状やその他
異形状の被表面処理材料に対しても、そのまま使用でき
ることは言うまでもない。特に、その構造上の特徴か
ら、小型の被表面処理材料に対しては最適なものとな
る。
「考案の効果」 以上の如く、本考案の端部保持装置は、保持クリップ
の本体をV字状に成形すると雖も、該V字状本体の先端
部を単に内側に湾曲させて、該対向する先端湾曲部間で
被表面処理材料の下端部を弾性的に挾持する構成となし
ているので、保持クリップの簡素化を図り、装置自体の
コスト低廉化に大いに貢献できると共に、被表面処理材
料の下端部に保持クリップを取り付ける場合には、該材
料の下端部を対向する先端湾曲部間に差し込むだけで良
いので、従来のものと比較すると、作業性も大幅に向上
できることとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例に係る端部保持装置を一部
分解して示す要部斜視図、第2図Aは該保持装置を被表
面処理材料の下端部に取り付けた状態を示す要部正面
図、同図Bは同要部側面図、第3図は先端湾曲部の他例
を示す側面図、第4図は第二実施例に係る端部保持装置
を一部分解して示す要部斜視図である。 1……保持クリップ、2……板状連結体、3……保持ク
リップの本体、4……先端湾曲部、5……スリット、6
……切欠部、7……凹部、8……被表面処理材料、8a…
…同下端部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意数の保持クリップと、該各保持クリッ
    プを所定の間隔をおいて連結する長尺な連結体とから成
    り、搬送枠側に吊り下げられた被表面処理材料の下端部
    に上記保持クリップを個々に取り付けて、該各被表面処
    理材料の吊下間隔を常に一定に保持する端部保持装置に
    おいて、 保持クリップの本体を略V字状に成形し、該V字状本体
    の両側片の先端部を夫々内側に湾曲させて、該対向する
    先端湾曲部間で被表面処理材料の下端部を弾性的に挾持
    する構成となす一方、連結体を長尺な板状に成形し、該
    板状連結体に所定の間隔をおいてスリットを穿設して、
    該各スリットに上記保持クリップを横倒れ防止状態をも
    って連結したことを特徴とする被表面処理材料の端部保
    持装置。
JP11773490U 1990-11-13 1990-11-13 被表面処理材料の端部保持装置 Expired - Lifetime JP2542143Y2 (ja)

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