JPS5930269Y2 - ばね用係止部材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、フレームにばねを固定するばね用係止部材
に関するものである。

従来、スプリング１を木材等のフレーム２に固定するに
は、第１図イに示したようにステイプル３により打ち込
むか、または第１図口に示したようにスプリング１を上
枠線４、下枠線５等にクリップ６にてあらかじめ固定し
ておき、上記上枠線４、下枠線５をステイプル３にてフ
レーム２に固定する等、いずれの場合にもステイプル抜
けとか、ゆるみとか、或いは強度面や耐久性の面で問題
点が多かった。

この考案は、上述した従来の問題点を解決するためにな
されたものであり、ばねの固定を簡素化したばね用係止
部材を提供するものである。

以下、この考案の実施例を第２図ないし第４図にもとづ
いて具体的に説明する。

第２図はこの考案によるばね用係止部材によるばねの固
定法を示した基本説明図であり、例えば８字ばね１０等
を木材その他のフレーム１１に固着する場合である。

ばね用係止部材１２は図示のごとく金属板によるＵ字形
片の両側片１２ａを内側に湾曲させ、ばね１０を挾持す
るようになっており、上記Ｕ字形片の両側片１２ａを除
く側端には外側に直角に折り曲げた脚部１２ｂを形成す
る。

また上記）Ｌ／−ム１１には、上記ばね用係止部材１２
を固定する位置に、脚部１２ｂが挿通する固定孔１１ａ
が穿設されている。

す、上のように形成されたばね用係止部材１２を用いて
ばね１０をフレーム１１に固着するには、まず、ばね用
係止部材１２のＵ字形片内にばね１０の所定位置を挾持
し、両側片１２ａを折り曲げて抜けないように固定する
。

次に、ばね１０を挾持した状態で、ばね用係止部材１２
の脚部１２ｂをフレーム１１の所定位置にあらかじめ形
成した固定孔１１ａに貫通させ、脚部１２ｂの先端部を
フレーム１１の裏面において折り曲げて固定するもので
ある。

第３図は、この考案によるばね用係止部材１２の他の実
施例であり、フレーム１１に取付ろ脚部１２ｂ′の先端
部を鋭角に形成したものである。

すなわち、フレーム１１が木材等の場合にはばね用係止
部材１２の固定孔１１ａを穿設しておく必要がなく、ば
ね１０を挾持した後、フレーム１１０所定位置に打ち込
んで先端部をフレーム１１の裏面で折り曲げて固定する
ものである。

また、第４図はこの考案によるばね用係止部材１２の他
の実施例であり、ばね１０を挾持ずろ部分をＵ字形片と
せず、ばね端末部を差し込むように切り起し部１３を形
成したものでもよく、或（・はまた、Ｕ字形片を形成し
た一部に切り起し部を形成したものでも良く、いずれの
場合もばねの挾持を確実にすることができろ。

以上のように、この考案によるばね用係止部材は、形状
がシンプルで、フレームへの取付モ容易であると共に、
抜けたり、ゆるんだすせず確実に固定することができろ
。

また、ばね固定強度および耐久性を向上させろことがで
きる等、実用上の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図イ、口は従来の実施例を示す説明図、第２図はこ
の考案による一実施例を示す説明図、第３図な（・し第
４図はこの考案による他の実施例を示す要部の斜視図で
ある。 １０・・・・・・ばね、１１・・・・・・フレーム、１
１ａ・・・・・・固定孔、１２・・・・・・ばね用係止
部材、１２ａ・・・・・・側片、１２ｂ・・・・・・脚
部、１３・・・・・・切り起し部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ばね材をフレームに固定するものにお（・て、金属板に
   よるＵ字形片の両側片を内側に湾曲させて、ばねの挾持
   部を形成し、上記Ｕ字形片の側端から外側１に直角に折
   り曲げた脚部を形成し、上記脚部をフレームに固定する
   ように構成したばね用係止部材。