JPH0528831Y2 - - Google Patents

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JPH0528831Y2
JPH0528831Y2 JP1987058293U JP5829387U JPH0528831Y2 JP H0528831 Y2 JPH0528831 Y2 JP H0528831Y2 JP 1987058293 U JP1987058293 U JP 1987058293U JP 5829387 U JP5829387 U JP 5829387U JP H0528831 Y2 JPH0528831 Y2 JP H0528831Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、デジタルデータをアナログデータに
変換するD/A変換装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、抵抗分圧方式のD/A変換装置において
は、例えば、入力されたデジタルデータを2分割
し、上位桁と下位桁側を別のD/A変換器に入力
し、2つのアナログデータを得、抵抗等を介する
ことによつて、上位側と下位側のアナログデータ
の相対比をとつた上で加算し、1つのアナログデ
ータを出力させている。
第3図は、従来のD/A変換装置を示す回路図
である。A0〜A15はデジタルデータの入力端
子、B1はアナログデータの出力端子である。1
は上位側デコーダ、2は下位側デコーダであり、
3は上位側D/A変換器、4は下位側D/A変換
器である。また、6,7,8はバツフア、R1,
R2は抵抗であり、電源5はバイアス源である。
各入力端子A0〜A15にハイレベル又はロー
レベルのデジタルデータが印加されると、入力端
子A0〜A7に入力されたデジタルデータを下位
側デコーダ2が受け、A8〜A15に入力された
デジタルデータを上位側デコーダ1が受ける。上
位側デコーダ1及び下位側デコーダ8は、夫々
8bitの入力信号をデコードするために28=256本
の出力信号線を持ち、入力デジタルデータに対応
した出力信号線が1つだけ選択される。選択され
た信号線のみがD/A変換器3又は4のスイツチ
をオンさせることができる。
即ち、D/A変換器3及び4においては、電源
5によつて与えられた電圧が、等しい抵抗値を持
つ抵抗r1,r2,…r256により分割される。各抵抗
の接続点にはMOSトランジスタスイツチ9が配
設されている。このMOSトランジスタスイツチ
9のオン・オフは前記デコーダの出力で制御され
る。各D/A変換器3及び4には28=256本の抵
抗r1,r2,…r256が直列に接続されており、256
種のアナログデータが用意されていることにな
る。
ところで、D/A変換器3及び4の抵抗r1,
r2,…r256の抵抗値は全て同一であり、D/A変
換器4の各抵抗により構成される直列接続体と並
列に、抵抗R3が接続されている。従つて、D/
A変換器3の最小ステツプに略々等しい電圧が抵
抗R3の両端に生ずる。D/A変換器4において
は、前述の如く、抵抗R3の両端の電圧を256段
階に分割するために、抵抗R3と並列に、抵抗R
3と同一抵抗値(R)の抵抗r1,r2,…r256が直
列接続されている。従つて、D/A変換器4内の
合成抵抗は(256/257)R=0.996Rとなり、
D/A変換器4のフルスケール電圧も比例して
0.996を乗じた値となる。
上記D/A変換器3の出力はバツフア6を介し
て抵抗R1へ導かれ、D/A変換器4の出力はバ
ツフア7を介して抵抗R2へ導かれる。R1とR
2の抵抗比を1:0.996とすると、D/A変換器
4の合成抵抗によつて降下した電圧を元に戻すこ
とができる。1:0.996という抵抗比は略々同一
の抵抗で作ることができるので、相対比の精度を
確保しやすい。このようにして、抵抗R1とR2
により合成されたアナログデータはバツフア8を
通つてアナログデータ出力端子B1に出力され
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の従来のDA変換装置で
は、下位桁側DA変換器4のフルスケールの値は
上位桁側DA変換器3の約1LSB分である。
例えば、電源5が5Vの場合には、上位桁側
D/A変換器3の1LSBは下位桁側D/A変換器
4のフルスケールに等しく、この値は5V÷28
19mVである。一方、下位桁側D/A変換器4の
1LSBは19mV÷28=76μVとなる。従つて、下位
桁側D/A変換器4の直列抵抗の精度を測定した
い場合に、1LSBが76μVと極めて小さいためにノ
イズ等の影響を受け易く、正確な値を測定し難い
と共に、測定に時間がかかるという欠点を有す
る。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであ
つて、下位桁側D/A変換器の直列接続された抵
抗の精度をノイズ等の影響を受けずに正確に測定
することができるD/A変換装置を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本願考案のD/A変換装置は、入力されたデジ
タルデータをデコードする上位桁デコーダ及び下
位桁デコーダ、これら上位桁及び下位桁デコーダ
によつてデコードされたデータに応じたアナログ
値を複数の単位抵抗の直列回路からなる抵抗分圧
器によつて生成する直列接続された上位桁D/A
変換器及び下位桁D/A変換器、及びこれら上位
桁D/A変換器及び下位桁D/A変換器の出力を
加算する加算器を有するD/A変換装置におい
て、上記下位桁D/A変換器の抵抗分圧器に並列
接続され上位桁D/A変換器の抵抗分圧器の単位
抵抗の少なくとも一つの抵抗値を有する抵抗と、
上記下位桁D/A変換器の抵抗分圧器の両端部に
設けられた測定用端子とを有し、上記測定用端子
に精度測定用電圧を印加して上記下位桁D/A変
換器の各抵抗の抵抗値精度を測定できるようにし
たことを特徴とする。
〔作用〕
本考案においては、下位桁側D/A変換器の単
位抵抗の直列接続体の両端から測定用端子を引き
出している。このため前記端子の両端に電圧を印
加することによつて、下位桁側のD/A変換器の
フルスケールを自由に拡大することができ、下位
桁側D/A変換器の直列接続された抵抗の精度を
測定する場合に、ノイズ等の影響を受けずに正確
な値を測定することができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例を示す回路図である。
A0〜A15はデジタルデータの入力端子、B
1はアナログデータの出力端子である。入力端子
A0〜A7は下位側デコーダ2に接続され、入力
端子A8〜A15は上位側デコーダ1に接続され
ている。上位側デコーダ1の出力信号線は上位側
D/A変換器3に接続され、下位側デコーダ2の
出力信号線は下位側D/A変換器4に接続されて
いる。上位側デコーダ1及び下位側デコーダ2
は、夫々8bitの入力信号をデコードするために、
28=256本の出力信号線を持ち、入力デジタルデ
ータに対応した出力信号線が1つだけ選択され
る。各D/A変換器3,4の出力は加算器10を
介してアナログデータの出力端子B1に与えられ
る。下位側D/A変換器4の直列抵抗体R0の両
端に夫々測定用端子B2及びB3が接続されてい
る。R4は直列抵抗体R0に並列接続された抵抗
であり、R6は一端が直列抵抗体R0及びR4に
接続され、他端が接地された抵抗である。電源5
はバイアス源である。
各D/A変換器3及び4においては、28=256
本の単位抵抗が直列に接続されて直列抵抗体R0
が構成されている。従つて、各D/A変換器3及
び4には256種のアナログデータが用意されてい
ることになる。D/A変換器3及び4の各単位抵
抗の抵抗値は全て同一である。各抵抗の接続点と
デコーダ1,2との間にはMOSトランジスタス
イツチ9が配設されている。このスイツチ9のオ
ン・オフは前記デコーダ1,2の出力により制御
される。
次に、このように構成されたD/A変換装置の
動作について説明する。各入力端子A0〜A15
にハイレベルまたはローレベルのデジタルデータ
が印加されると、入力端子A0〜A7に入力され
たデジタルデータを下位側デコーダ2が受け、A
8〜A15に入力されたデジタルデータを上位側
データ1が受ける。そうすると、上位側及び下位
側のデコーダ1,2により、入力デジタルデータ
に対応した出力信号線が1つだけ選択され、選択
された信号線のみがD/A変換器3,4のスイツ
チをオンにする。ここまでの動作は従来例と同様
である。
D/A変換器3及び4においては、電源5から
与えられた電圧が、等しい抵抗値を持つ抵抗で分
割される。D/A変換器3の最小ステツプの電圧
がD/A変換器4のフルスケールの電圧であり、
それは抵抗R4よつて確保される。D/A変換器
4においては、抵抗値が抵抗R4と同一の256本
の単位抵抗の直列抵抗体R0により抵抗R4に生
ずる電圧(これは上位側D/Aコンバータ3の
1LSBに相当する)が256段階に分割される。こ
の直列抵抗体R0は抵抗R4と並列に接続されて
おり、抵抗R6により出力電圧がレベルシフトさ
れる。厳密に言えば、D/A変換器4内の合成抵
抗は0.996R(但し、Rを上位側D/A変換器3の
1LSBとする)であるが、加算器10内で上位側
D/A変換器3と下位側D/A変換器4との比が
正確に補正される。
次に、下位側D/A変換器4の抵抗の精度を測
定する場合について説明する。
電源5を5Vとした場合、外部電源により測定
用端子B2,B3間に5Vの電圧を印加する。そ
うすると、下位側D/A変換器4の1LSB分の電
圧は、実使用状態では前述の如く76μVであるが、
この場合には5/256=19.5mVとなる。このと
き、入力端子A0〜A7にデジタルデータを入力
すれば、下位側D/A変換器4では19.5mVステ
ツプでアナログデータが出力される。従つて、上
位側D/A変換器3の出力を固定してしまえば、
出力端子B1から下位側D/A変換器4の出力
を、ノイズ等の影響を受けることなく測定するこ
とができる。
第2図は本考案の他の実施例を示す回路図であ
る。第2図中、第1図と同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
T1及びT2はNチヤネルとPチヤネルの
MOSトランジスタからなるトランスミツシヨン
ゲートであり、Q1はこれらのトランスミツシヨ
ンゲートT1及びT2の制御信号の入力端子であ
る。各入力端子A0〜A15にハイレベル又はロ
ーレベルのデジタルデータが印加されてから、出
力端子B1にアナログデータが出力されるまでの
動作は全て第1図に示す実施例と同様である。こ
の第2図の実施例においては、下位側D/A変換
器4の直列抵抗体R0から直接測定用端子B2,
B3を出すのではなく、直列抵抗体R0にNチヤ
ネル及びPチヤネルMOSトランジスタからなる
トランスミツシヨンゲートT1及びT2を介して
測定用端子B2,B3を接続している。このトラ
ンスミツシヨンゲートT1,T2は、実使用時に
おいて、測定用端子B2,B3から不用意に下位
側D/A変換器4に電圧が印加されることを防止
する入力保護機能を兼ねている。
下位側D/A変換器4の抵抗の精度を測定する
場合には、入力端子Q1にトランスミツシヨンゲ
ートT1,T2が開くような信号を加え、測定用
端子B2,B3間に電圧を与える。これにより、
前記第1図の実施例と同様に容易に抵抗精度を測
定することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、上位側
D/A変換器と下位側D/A変換器は抵抗分圧方
式であり、上位側D/A変換器の1〜数LSBが
下位側D/A変換器のフルスケールの値になるよ
うに上位側D/A変換器内の抵抗に直列に1〜数
個の単位抵抗を直列接続し、これに下位側D/A
変換器内の抵抗を並列接続している。そして、下
位側D/A変換器の両端から測定用端子を出して
いるから、この端子を介して下位側D/A変換器
の抵抗に精度測定用電圧を印加することにより、
下位側D/A変換器のスルスケールを任意に拡大
することができる。このため、下位側D/A変換
器の抵抗精度を高精度で測定することができる。
また、D/A変換装置の特性を調べる場合、本願
のような方法を用いてまず下位側D/A変換器の
直線性を測定し、それから下位側D/A変換器と
上位側D/A変換器の相対精度を測定し、次に上
位側D/A変換器の直線性を測定することによつ
て、より高精度な特性の測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す回路図、第2図
は本考案の他の実施例を示す回路図、第3図は従
来例を示す回路図である。 A0〜A15……デジタルデータ入力端子、B
1……アナログデータの出力端子、1……上位側
デコーダ、2……下位側デコーダ、3……上位側
D/A変換器、4……下位側D/A変換器、5…
…電源、T1,T2……トランスミツシヨンゲー
ト、B2,B3……測定用端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力されたデジタルデータをデコードする上位
    桁デコーダ及び下位桁デコーダ、これら上位桁及
    び下位桁デコーダによつてデコードされたデータ
    に応じたアナログ値を複数の単位抵抗の直列回路
    からなる抵抗分圧器によつて生成する直列接続さ
    れた上位桁D/A変換器及び下位桁D/A変換
    器、及びこれら上位桁D/A変換器及び下位桁
    D/A変換器の出力を加算する加算器を有する
    D/A変換装置において、前記下位桁D/A変換
    器の抵抗分圧器に並列接続され上位桁D/A変換
    器の抵抗分圧器の単位抵抗の少なくとも一つ分の
    抵抗値を有する抵抗と、前記下位桁D/A変換器
    の抵抗分圧器の両端部に設けられた測定用端子と
    を有し、前記測定用端子に精度測定用電圧を印加
    して前記下位桁D/A変換器の各抵抗の抵抗値精
    度を測定できるようにしたことを特徴とするD/
    A変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11214183A (ja) * 1998-01-22 1999-08-06 Hochiki Corp 発光回路

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911025A (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 Hitachi Ltd 半導体集積回路における抵抗回路
JPS5970313A (ja) * 1982-10-15 1984-04-20 Nec Corp デイジタルアナログ変換装置

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