JPH0528831Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0528831Y2 JPH0528831Y2 JP1987058293U JP5829387U JPH0528831Y2 JP H0528831 Y2 JPH0528831 Y2 JP H0528831Y2 JP 1987058293 U JP1987058293 U JP 1987058293U JP 5829387 U JP5829387 U JP 5829387U JP H0528831 Y2 JPH0528831 Y2 JP H0528831Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- converter
- digit
- resistance
- lower digit
- resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 14
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、デジタルデータをアナログデータに
変換するD/A変換装置に関する。
変換するD/A変換装置に関する。
従来、抵抗分圧方式のD/A変換装置において
は、例えば、入力されたデジタルデータを2分割
し、上位桁と下位桁側を別のD/A変換器に入力
し、2つのアナログデータを得、抵抗等を介する
ことによつて、上位側と下位側のアナログデータ
の相対比をとつた上で加算し、1つのアナログデ
ータを出力させている。
は、例えば、入力されたデジタルデータを2分割
し、上位桁と下位桁側を別のD/A変換器に入力
し、2つのアナログデータを得、抵抗等を介する
ことによつて、上位側と下位側のアナログデータ
の相対比をとつた上で加算し、1つのアナログデ
ータを出力させている。
第3図は、従来のD/A変換装置を示す回路図
である。A0〜A15はデジタルデータの入力端
子、B1はアナログデータの出力端子である。1
は上位側デコーダ、2は下位側デコーダであり、
3は上位側D/A変換器、4は下位側D/A変換
器である。また、6,7,8はバツフア、R1,
R2は抵抗であり、電源5はバイアス源である。
である。A0〜A15はデジタルデータの入力端
子、B1はアナログデータの出力端子である。1
は上位側デコーダ、2は下位側デコーダであり、
3は上位側D/A変換器、4は下位側D/A変換
器である。また、6,7,8はバツフア、R1,
R2は抵抗であり、電源5はバイアス源である。
各入力端子A0〜A15にハイレベル又はロー
レベルのデジタルデータが印加されると、入力端
子A0〜A7に入力されたデジタルデータを下位
側デコーダ2が受け、A8〜A15に入力された
デジタルデータを上位側デコーダ1が受ける。上
位側デコーダ1及び下位側デコーダ8は、夫々
8bitの入力信号をデコードするために28=256本
の出力信号線を持ち、入力デジタルデータに対応
した出力信号線が1つだけ選択される。選択され
た信号線のみがD/A変換器3又は4のスイツチ
をオンさせることができる。
レベルのデジタルデータが印加されると、入力端
子A0〜A7に入力されたデジタルデータを下位
側デコーダ2が受け、A8〜A15に入力された
デジタルデータを上位側デコーダ1が受ける。上
位側デコーダ1及び下位側デコーダ8は、夫々
8bitの入力信号をデコードするために28=256本
の出力信号線を持ち、入力デジタルデータに対応
した出力信号線が1つだけ選択される。選択され
た信号線のみがD/A変換器3又は4のスイツチ
をオンさせることができる。
即ち、D/A変換器3及び4においては、電源
5によつて与えられた電圧が、等しい抵抗値を持
つ抵抗r1,r2,…r256により分割される。各抵抗
の接続点にはMOSトランジスタスイツチ9が配
設されている。このMOSトランジスタスイツチ
9のオン・オフは前記デコーダの出力で制御され
る。各D/A変換器3及び4には28=256本の抵
抗r1,r2,…r256が直列に接続されており、256
種のアナログデータが用意されていることにな
る。
5によつて与えられた電圧が、等しい抵抗値を持
つ抵抗r1,r2,…r256により分割される。各抵抗
の接続点にはMOSトランジスタスイツチ9が配
設されている。このMOSトランジスタスイツチ
9のオン・オフは前記デコーダの出力で制御され
る。各D/A変換器3及び4には28=256本の抵
抗r1,r2,…r256が直列に接続されており、256
種のアナログデータが用意されていることにな
る。
ところで、D/A変換器3及び4の抵抗r1,
r2,…r256の抵抗値は全て同一であり、D/A変
換器4の各抵抗により構成される直列接続体と並
列に、抵抗R3が接続されている。従つて、D/
A変換器3の最小ステツプに略々等しい電圧が抵
抗R3の両端に生ずる。D/A変換器4において
は、前述の如く、抵抗R3の両端の電圧を256段
階に分割するために、抵抗R3と並列に、抵抗R
3と同一抵抗値(R)の抵抗r1,r2,…r256が直
列接続されている。従つて、D/A変換器4内の
合成抵抗は(256/257)R=0.996Rとなり、
D/A変換器4のフルスケール電圧も比例して
0.996を乗じた値となる。
r2,…r256の抵抗値は全て同一であり、D/A変
換器4の各抵抗により構成される直列接続体と並
列に、抵抗R3が接続されている。従つて、D/
A変換器3の最小ステツプに略々等しい電圧が抵
抗R3の両端に生ずる。D/A変換器4において
は、前述の如く、抵抗R3の両端の電圧を256段
階に分割するために、抵抗R3と並列に、抵抗R
3と同一抵抗値(R)の抵抗r1,r2,…r256が直
列接続されている。従つて、D/A変換器4内の
合成抵抗は(256/257)R=0.996Rとなり、
D/A変換器4のフルスケール電圧も比例して
0.996を乗じた値となる。
上記D/A変換器3の出力はバツフア6を介し
て抵抗R1へ導かれ、D/A変換器4の出力はバ
ツフア7を介して抵抗R2へ導かれる。R1とR
2の抵抗比を1:0.996とすると、D/A変換器
4の合成抵抗によつて降下した電圧を元に戻すこ
とができる。1:0.996という抵抗比は略々同一
の抵抗で作ることができるので、相対比の精度を
確保しやすい。このようにして、抵抗R1とR2
により合成されたアナログデータはバツフア8を
通つてアナログデータ出力端子B1に出力され
る。
て抵抗R1へ導かれ、D/A変換器4の出力はバ
ツフア7を介して抵抗R2へ導かれる。R1とR
2の抵抗比を1:0.996とすると、D/A変換器
4の合成抵抗によつて降下した電圧を元に戻すこ
とができる。1:0.996という抵抗比は略々同一
の抵抗で作ることができるので、相対比の精度を
確保しやすい。このようにして、抵抗R1とR2
により合成されたアナログデータはバツフア8を
通つてアナログデータ出力端子B1に出力され
る。
しかしながら、上述の従来のDA変換装置で
は、下位桁側DA変換器4のフルスケールの値は
上位桁側DA変換器3の約1LSB分である。
は、下位桁側DA変換器4のフルスケールの値は
上位桁側DA変換器3の約1LSB分である。
例えば、電源5が5Vの場合には、上位桁側
D/A変換器3の1LSBは下位桁側D/A変換器
4のフルスケールに等しく、この値は5V÷28=
19mVである。一方、下位桁側D/A変換器4の
1LSBは19mV÷28=76μVとなる。従つて、下位
桁側D/A変換器4の直列抵抗の精度を測定した
い場合に、1LSBが76μVと極めて小さいためにノ
イズ等の影響を受け易く、正確な値を測定し難い
と共に、測定に時間がかかるという欠点を有す
る。
D/A変換器3の1LSBは下位桁側D/A変換器
4のフルスケールに等しく、この値は5V÷28=
19mVである。一方、下位桁側D/A変換器4の
1LSBは19mV÷28=76μVとなる。従つて、下位
桁側D/A変換器4の直列抵抗の精度を測定した
い場合に、1LSBが76μVと極めて小さいためにノ
イズ等の影響を受け易く、正確な値を測定し難い
と共に、測定に時間がかかるという欠点を有す
る。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであ
つて、下位桁側D/A変換器の直列接続された抵
抗の精度をノイズ等の影響を受けずに正確に測定
することができるD/A変換装置を提供すること
を目的とする。
つて、下位桁側D/A変換器の直列接続された抵
抗の精度をノイズ等の影響を受けずに正確に測定
することができるD/A変換装置を提供すること
を目的とする。
本願考案のD/A変換装置は、入力されたデジ
タルデータをデコードする上位桁デコーダ及び下
位桁デコーダ、これら上位桁及び下位桁デコーダ
によつてデコードされたデータに応じたアナログ
値を複数の単位抵抗の直列回路からなる抵抗分圧
器によつて生成する直列接続された上位桁D/A
変換器及び下位桁D/A変換器、及びこれら上位
桁D/A変換器及び下位桁D/A変換器の出力を
加算する加算器を有するD/A変換装置におい
て、上記下位桁D/A変換器の抵抗分圧器に並列
接続され上位桁D/A変換器の抵抗分圧器の単位
抵抗の少なくとも一つの抵抗値を有する抵抗と、
上記下位桁D/A変換器の抵抗分圧器の両端部に
設けられた測定用端子とを有し、上記測定用端子
に精度測定用電圧を印加して上記下位桁D/A変
換器の各抵抗の抵抗値精度を測定できるようにし
たことを特徴とする。
タルデータをデコードする上位桁デコーダ及び下
位桁デコーダ、これら上位桁及び下位桁デコーダ
によつてデコードされたデータに応じたアナログ
値を複数の単位抵抗の直列回路からなる抵抗分圧
器によつて生成する直列接続された上位桁D/A
変換器及び下位桁D/A変換器、及びこれら上位
桁D/A変換器及び下位桁D/A変換器の出力を
加算する加算器を有するD/A変換装置におい
て、上記下位桁D/A変換器の抵抗分圧器に並列
接続され上位桁D/A変換器の抵抗分圧器の単位
抵抗の少なくとも一つの抵抗値を有する抵抗と、
上記下位桁D/A変換器の抵抗分圧器の両端部に
設けられた測定用端子とを有し、上記測定用端子
に精度測定用電圧を印加して上記下位桁D/A変
換器の各抵抗の抵抗値精度を測定できるようにし
たことを特徴とする。
本考案においては、下位桁側D/A変換器の単
位抵抗の直列接続体の両端から測定用端子を引き
出している。このため前記端子の両端に電圧を印
加することによつて、下位桁側のD/A変換器の
フルスケールを自由に拡大することができ、下位
桁側D/A変換器の直列接続された抵抗の精度を
測定する場合に、ノイズ等の影響を受けずに正確
な値を測定することができる。
位抵抗の直列接続体の両端から測定用端子を引き
出している。このため前記端子の両端に電圧を印
加することによつて、下位桁側のD/A変換器の
フルスケールを自由に拡大することができ、下位
桁側D/A変換器の直列接続された抵抗の精度を
測定する場合に、ノイズ等の影響を受けずに正確
な値を測定することができる。
第1図は本考案の実施例を示す回路図である。
A0〜A15はデジタルデータの入力端子、B
1はアナログデータの出力端子である。入力端子
A0〜A7は下位側デコーダ2に接続され、入力
端子A8〜A15は上位側デコーダ1に接続され
ている。上位側デコーダ1の出力信号線は上位側
D/A変換器3に接続され、下位側デコーダ2の
出力信号線は下位側D/A変換器4に接続されて
いる。上位側デコーダ1及び下位側デコーダ2
は、夫々8bitの入力信号をデコードするために、
28=256本の出力信号線を持ち、入力デジタルデ
ータに対応した出力信号線が1つだけ選択され
る。各D/A変換器3,4の出力は加算器10を
介してアナログデータの出力端子B1に与えられ
る。下位側D/A変換器4の直列抵抗体R0の両
端に夫々測定用端子B2及びB3が接続されてい
る。R4は直列抵抗体R0に並列接続された抵抗
であり、R6は一端が直列抵抗体R0及びR4に
接続され、他端が接地された抵抗である。電源5
はバイアス源である。
1はアナログデータの出力端子である。入力端子
A0〜A7は下位側デコーダ2に接続され、入力
端子A8〜A15は上位側デコーダ1に接続され
ている。上位側デコーダ1の出力信号線は上位側
D/A変換器3に接続され、下位側デコーダ2の
出力信号線は下位側D/A変換器4に接続されて
いる。上位側デコーダ1及び下位側デコーダ2
は、夫々8bitの入力信号をデコードするために、
28=256本の出力信号線を持ち、入力デジタルデ
ータに対応した出力信号線が1つだけ選択され
る。各D/A変換器3,4の出力は加算器10を
介してアナログデータの出力端子B1に与えられ
る。下位側D/A変換器4の直列抵抗体R0の両
端に夫々測定用端子B2及びB3が接続されてい
る。R4は直列抵抗体R0に並列接続された抵抗
であり、R6は一端が直列抵抗体R0及びR4に
接続され、他端が接地された抵抗である。電源5
はバイアス源である。
各D/A変換器3及び4においては、28=256
本の単位抵抗が直列に接続されて直列抵抗体R0
が構成されている。従つて、各D/A変換器3及
び4には256種のアナログデータが用意されてい
ることになる。D/A変換器3及び4の各単位抵
抗の抵抗値は全て同一である。各抵抗の接続点と
デコーダ1,2との間にはMOSトランジスタス
イツチ9が配設されている。このスイツチ9のオ
ン・オフは前記デコーダ1,2の出力により制御
される。
本の単位抵抗が直列に接続されて直列抵抗体R0
が構成されている。従つて、各D/A変換器3及
び4には256種のアナログデータが用意されてい
ることになる。D/A変換器3及び4の各単位抵
抗の抵抗値は全て同一である。各抵抗の接続点と
デコーダ1,2との間にはMOSトランジスタス
イツチ9が配設されている。このスイツチ9のオ
ン・オフは前記デコーダ1,2の出力により制御
される。
次に、このように構成されたD/A変換装置の
動作について説明する。各入力端子A0〜A15
にハイレベルまたはローレベルのデジタルデータ
が印加されると、入力端子A0〜A7に入力され
たデジタルデータを下位側デコーダ2が受け、A
8〜A15に入力されたデジタルデータを上位側
データ1が受ける。そうすると、上位側及び下位
側のデコーダ1,2により、入力デジタルデータ
に対応した出力信号線が1つだけ選択され、選択
された信号線のみがD/A変換器3,4のスイツ
チをオンにする。ここまでの動作は従来例と同様
である。
動作について説明する。各入力端子A0〜A15
にハイレベルまたはローレベルのデジタルデータ
が印加されると、入力端子A0〜A7に入力され
たデジタルデータを下位側デコーダ2が受け、A
8〜A15に入力されたデジタルデータを上位側
データ1が受ける。そうすると、上位側及び下位
側のデコーダ1,2により、入力デジタルデータ
に対応した出力信号線が1つだけ選択され、選択
された信号線のみがD/A変換器3,4のスイツ
チをオンにする。ここまでの動作は従来例と同様
である。
D/A変換器3及び4においては、電源5から
与えられた電圧が、等しい抵抗値を持つ抵抗で分
割される。D/A変換器3の最小ステツプの電圧
がD/A変換器4のフルスケールの電圧であり、
それは抵抗R4よつて確保される。D/A変換器
4においては、抵抗値が抵抗R4と同一の256本
の単位抵抗の直列抵抗体R0により抵抗R4に生
ずる電圧(これは上位側D/Aコンバータ3の
1LSBに相当する)が256段階に分割される。こ
の直列抵抗体R0は抵抗R4と並列に接続されて
おり、抵抗R6により出力電圧がレベルシフトさ
れる。厳密に言えば、D/A変換器4内の合成抵
抗は0.996R(但し、Rを上位側D/A変換器3の
1LSBとする)であるが、加算器10内で上位側
D/A変換器3と下位側D/A変換器4との比が
正確に補正される。
与えられた電圧が、等しい抵抗値を持つ抵抗で分
割される。D/A変換器3の最小ステツプの電圧
がD/A変換器4のフルスケールの電圧であり、
それは抵抗R4よつて確保される。D/A変換器
4においては、抵抗値が抵抗R4と同一の256本
の単位抵抗の直列抵抗体R0により抵抗R4に生
ずる電圧(これは上位側D/Aコンバータ3の
1LSBに相当する)が256段階に分割される。こ
の直列抵抗体R0は抵抗R4と並列に接続されて
おり、抵抗R6により出力電圧がレベルシフトさ
れる。厳密に言えば、D/A変換器4内の合成抵
抗は0.996R(但し、Rを上位側D/A変換器3の
1LSBとする)であるが、加算器10内で上位側
D/A変換器3と下位側D/A変換器4との比が
正確に補正される。
次に、下位側D/A変換器4の抵抗の精度を測
定する場合について説明する。
定する場合について説明する。
電源5を5Vとした場合、外部電源により測定
用端子B2,B3間に5Vの電圧を印加する。そ
うすると、下位側D/A変換器4の1LSB分の電
圧は、実使用状態では前述の如く76μVであるが、
この場合には5/256=19.5mVとなる。このと
き、入力端子A0〜A7にデジタルデータを入力
すれば、下位側D/A変換器4では19.5mVステ
ツプでアナログデータが出力される。従つて、上
位側D/A変換器3の出力を固定してしまえば、
出力端子B1から下位側D/A変換器4の出力
を、ノイズ等の影響を受けることなく測定するこ
とができる。
用端子B2,B3間に5Vの電圧を印加する。そ
うすると、下位側D/A変換器4の1LSB分の電
圧は、実使用状態では前述の如く76μVであるが、
この場合には5/256=19.5mVとなる。このと
き、入力端子A0〜A7にデジタルデータを入力
すれば、下位側D/A変換器4では19.5mVステ
ツプでアナログデータが出力される。従つて、上
位側D/A変換器3の出力を固定してしまえば、
出力端子B1から下位側D/A変換器4の出力
を、ノイズ等の影響を受けることなく測定するこ
とができる。
第2図は本考案の他の実施例を示す回路図であ
る。第2図中、第1図と同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
る。第2図中、第1図と同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
T1及びT2はNチヤネルとPチヤネルの
MOSトランジスタからなるトランスミツシヨン
ゲートであり、Q1はこれらのトランスミツシヨ
ンゲートT1及びT2の制御信号の入力端子であ
る。各入力端子A0〜A15にハイレベル又はロ
ーレベルのデジタルデータが印加されてから、出
力端子B1にアナログデータが出力されるまでの
動作は全て第1図に示す実施例と同様である。こ
の第2図の実施例においては、下位側D/A変換
器4の直列抵抗体R0から直接測定用端子B2,
B3を出すのではなく、直列抵抗体R0にNチヤ
ネル及びPチヤネルMOSトランジスタからなる
トランスミツシヨンゲートT1及びT2を介して
測定用端子B2,B3を接続している。このトラ
ンスミツシヨンゲートT1,T2は、実使用時に
おいて、測定用端子B2,B3から不用意に下位
側D/A変換器4に電圧が印加されることを防止
する入力保護機能を兼ねている。
MOSトランジスタからなるトランスミツシヨン
ゲートであり、Q1はこれらのトランスミツシヨ
ンゲートT1及びT2の制御信号の入力端子であ
る。各入力端子A0〜A15にハイレベル又はロ
ーレベルのデジタルデータが印加されてから、出
力端子B1にアナログデータが出力されるまでの
動作は全て第1図に示す実施例と同様である。こ
の第2図の実施例においては、下位側D/A変換
器4の直列抵抗体R0から直接測定用端子B2,
B3を出すのではなく、直列抵抗体R0にNチヤ
ネル及びPチヤネルMOSトランジスタからなる
トランスミツシヨンゲートT1及びT2を介して
測定用端子B2,B3を接続している。このトラ
ンスミツシヨンゲートT1,T2は、実使用時に
おいて、測定用端子B2,B3から不用意に下位
側D/A変換器4に電圧が印加されることを防止
する入力保護機能を兼ねている。
下位側D/A変換器4の抵抗の精度を測定する
場合には、入力端子Q1にトランスミツシヨンゲ
ートT1,T2が開くような信号を加え、測定用
端子B2,B3間に電圧を与える。これにより、
前記第1図の実施例と同様に容易に抵抗精度を測
定することができる。
場合には、入力端子Q1にトランスミツシヨンゲ
ートT1,T2が開くような信号を加え、測定用
端子B2,B3間に電圧を与える。これにより、
前記第1図の実施例と同様に容易に抵抗精度を測
定することができる。
以上説明したように、本考案によれば、上位側
D/A変換器と下位側D/A変換器は抵抗分圧方
式であり、上位側D/A変換器の1〜数LSBが
下位側D/A変換器のフルスケールの値になるよ
うに上位側D/A変換器内の抵抗に直列に1〜数
個の単位抵抗を直列接続し、これに下位側D/A
変換器内の抵抗を並列接続している。そして、下
位側D/A変換器の両端から測定用端子を出して
いるから、この端子を介して下位側D/A変換器
の抵抗に精度測定用電圧を印加することにより、
下位側D/A変換器のスルスケールを任意に拡大
することができる。このため、下位側D/A変換
器の抵抗精度を高精度で測定することができる。
また、D/A変換装置の特性を調べる場合、本願
のような方法を用いてまず下位側D/A変換器の
直線性を測定し、それから下位側D/A変換器と
上位側D/A変換器の相対精度を測定し、次に上
位側D/A変換器の直線性を測定することによつ
て、より高精度な特性の測定が可能になる。
D/A変換器と下位側D/A変換器は抵抗分圧方
式であり、上位側D/A変換器の1〜数LSBが
下位側D/A変換器のフルスケールの値になるよ
うに上位側D/A変換器内の抵抗に直列に1〜数
個の単位抵抗を直列接続し、これに下位側D/A
変換器内の抵抗を並列接続している。そして、下
位側D/A変換器の両端から測定用端子を出して
いるから、この端子を介して下位側D/A変換器
の抵抗に精度測定用電圧を印加することにより、
下位側D/A変換器のスルスケールを任意に拡大
することができる。このため、下位側D/A変換
器の抵抗精度を高精度で測定することができる。
また、D/A変換装置の特性を調べる場合、本願
のような方法を用いてまず下位側D/A変換器の
直線性を測定し、それから下位側D/A変換器と
上位側D/A変換器の相対精度を測定し、次に上
位側D/A変換器の直線性を測定することによつ
て、より高精度な特性の測定が可能になる。
第1図は本考案の実施例を示す回路図、第2図
は本考案の他の実施例を示す回路図、第3図は従
来例を示す回路図である。 A0〜A15……デジタルデータ入力端子、B
1……アナログデータの出力端子、1……上位側
デコーダ、2……下位側デコーダ、3……上位側
D/A変換器、4……下位側D/A変換器、5…
…電源、T1,T2……トランスミツシヨンゲー
ト、B2,B3……測定用端子。
は本考案の他の実施例を示す回路図、第3図は従
来例を示す回路図である。 A0〜A15……デジタルデータ入力端子、B
1……アナログデータの出力端子、1……上位側
デコーダ、2……下位側デコーダ、3……上位側
D/A変換器、4……下位側D/A変換器、5…
…電源、T1,T2……トランスミツシヨンゲー
ト、B2,B3……測定用端子。
Claims (1)
- 入力されたデジタルデータをデコードする上位
桁デコーダ及び下位桁デコーダ、これら上位桁及
び下位桁デコーダによつてデコードされたデータ
に応じたアナログ値を複数の単位抵抗の直列回路
からなる抵抗分圧器によつて生成する直列接続さ
れた上位桁D/A変換器及び下位桁D/A変換
器、及びこれら上位桁D/A変換器及び下位桁
D/A変換器の出力を加算する加算器を有する
D/A変換装置において、前記下位桁D/A変換
器の抵抗分圧器に並列接続され上位桁D/A変換
器の抵抗分圧器の単位抵抗の少なくとも一つ分の
抵抗値を有する抵抗と、前記下位桁D/A変換器
の抵抗分圧器の両端部に設けられた測定用端子と
を有し、前記測定用端子に精度測定用電圧を印加
して前記下位桁D/A変換器の各抵抗の抵抗値精
度を測定できるようにしたことを特徴とするD/
A変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987058293U JPH0528831Y2 (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987058293U JPH0528831Y2 (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63165932U JPS63165932U (ja) | 1988-10-28 |
JPH0528831Y2 true JPH0528831Y2 (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=30888742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987058293U Expired - Lifetime JPH0528831Y2 (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528831Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11214183A (ja) * | 1998-01-22 | 1999-08-06 | Hochiki Corp | 発光回路 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3617621B2 (ja) | 2000-09-29 | 2005-02-09 | シャープ株式会社 | 半導体集積回路の検査装置及びその検査方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5911025A (ja) * | 1982-07-12 | 1984-01-20 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路における抵抗回路 |
JPS5970313A (ja) * | 1982-10-15 | 1984-04-20 | Nec Corp | デイジタルアナログ変換装置 |
-
1987
- 1987-04-17 JP JP1987058293U patent/JPH0528831Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5911025A (ja) * | 1982-07-12 | 1984-01-20 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路における抵抗回路 |
JPS5970313A (ja) * | 1982-10-15 | 1984-04-20 | Nec Corp | デイジタルアナログ変換装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11214183A (ja) * | 1998-01-22 | 1999-08-06 | Hochiki Corp | 発光回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63165932U (ja) | 1988-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4315254A (en) | Self-compensating A-D converter | |
US4638303A (en) | Digital-analog converter | |
US5184130A (en) | Multi-stage A/D converter | |
US6707404B1 (en) | Integral nonlinearity error correction circuitry and method for DAC | |
US5436629A (en) | Multi-stage A/D converter | |
JPH0652872B2 (ja) | ディジタルアナログ変換器 | |
JPH0377430A (ja) | D/aコンバータ | |
JPH0528831Y2 (ja) | ||
JP2598138B2 (ja) | D/a変換器 | |
US20050219093A1 (en) | Method and apparatus for combining outputs of multiple dacs for increased bit resolution | |
JPH07326970A (ja) | A/d変換器及びa/d変換器のテスト方法 | |
US4811017A (en) | Digital-to-analog converter | |
JPH0629850A (ja) | A/dコンバータ | |
JPH0621814A (ja) | 正及び負のデジタル入力値の両方に対し精密な直線出力を有するデジタル・アナログ変換器 | |
JP3104952B2 (ja) | アナログ・ディジタル変換器及びそれを搭載したマイクロコンピュータ | |
JP3551200B2 (ja) | デジタル/アナログ変換回路 | |
JPH01227525A (ja) | D/a変換装置 | |
JP2546449B2 (ja) | D/a変換装置 | |
JP2792891B2 (ja) | A/d変換器 | |
JPS5887914A (ja) | A/d変換出力回路 | |
JPS58181311A (ja) | 基準電位発生回路 | |
JP3360298B2 (ja) | D/aコンバータ | |
JPH0548459A (ja) | アナログ・デイジタル変換装置 | |
JPH10332785A (ja) | キャリブレーション回路 | |
JPS5863227A (ja) | デイジタル・アナログ変換回路 |