JPH0528748A - 磁性薄膜メモリ - Google Patents

磁性薄膜メモリ

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JPH0528748A
JPH0528748A JP3181393A JP18139391A JPH0528748A JP H0528748 A JPH0528748 A JP H0528748A JP 3181393 A JP3181393 A JP 3181393A JP 18139391 A JP18139391 A JP 18139391A JP H0528748 A JPH0528748 A JP H0528748A
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magnetization
film
magnetic
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JP3181393A
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Yuuzou Oodoi
雄三 大土井
Tatsuya Fukami
達也 深見
Motohisa Taguchi
元久 田口
Hiroshi Kobayashi
浩 小林
Shinji Tanabe
信二 田辺
Kazuhiko Tsutsumi
和彦 堤
Hiroshi Shibata
浩 柴田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁化膜の磁化の向きによって情報を記録する
磁性薄膜メモリにおいて、情報を読み出す手段として垂
直磁気異方性を有する磁化膜の磁気抵抗効果を利用した
新規な構成の記録密度の高い磁性薄膜メモリをうる。 【構成】 垂直磁気異方性を有する磁化膜を記録用磁化
膜とし、または記録用磁化膜に近接して垂直磁気異方性
を有する磁化膜を配置し、垂直磁気異方性を有する磁化
膜の磁気抵抗効果を利用して情報読み出し手段とする構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁化の向きによって情
報を記録する磁性薄膜メモリの読みだし方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図9は、たとえば松本光功著「磁気ヘッ
ドと磁気記録」(総合電子出版)第182〜190頁に示され
た磁気抵抗効果素子を示す原理図である。同図で1は磁
化膜からなる磁気抵抗効果素子で、磁化の生じ易い方向
を示す磁化容易軸をAで示す。磁気抵抗効果とは磁気抵
抗効果素子1に電流Iを流し、外部磁界Hを印加する
と、磁化の方向がずれ、電流Iと外部磁界Hに応じた磁
化Mのなす角度により磁気抵抗効果素子の抵抗が変化す
る現象である。
【0003】一般に抵抗変化は、 R=R0+△R・COS2θ の式で表される。ここで、R0は無磁界時の抵抗、△R
は抵抗変化量、θは電流Iの方向と磁化Mの方向のなす
角度である。
【0004】従来の磁気抵抗効果素子1には、Ni、F
e、Coなどからなるフェロ磁性合金が使用されてい
た。これらは、面内磁気異方性を有する磁化膜である。
【0005】図10は、たとえばアイ イー イー イー
トランザクションズ オン マグネチックス(IEEE T
rans.on Mag.)第26巻第5号、1990年9月、2828〜28
30頁に紹介されている従来の磁気抵抗効果を利用した磁
性薄膜メモリの構成図である。1a、1bは磁気抵抗効
果素子、2は磁気抵抗効果素子1a、1bに挟まれたシ
ャントバイアス線、3は磁気抵抗効果素子1a、1bの
膜面方向に設けられてたワード線である。磁気抵抗効果
素子1a、1bの磁化容易軸Aの向き、およびワード線
3は、磁気抵抗効果素子1a、1bに流れる電流I
と直交する方向に形成されている。磁気抵抗効果素
子1a、1bは情報の記憶と再生の両方を行い、ワード
線3と交差した領域が磁性薄膜メモリの有効機能部に対
応する。素子に流れる総電流Iは、磁気抵抗効果素子1
a、1b、およびシャントバイアス線2の比抵抗、膜厚
に応じて、それぞれI、I、I(I=I+I
+I)に分配される。また素子に流れる電流Iおよび
ワード線3を流れる電流Jが図に示した方向に流れると
きに生じる磁界の向きをBで示している。
【0006】メモリの基本構成としては、磁気抵抗効果
素子1aの片側だけでも良い。磁気抵抗効果素子1bは
記録、再生効率を高めるもので、基本動作は全く同じで
ある。また、シャントバイアス線2は、磁気抵抗効果素
子1a、1bと一体構造でなくてもよく、独立したバイ
アス線として別途設けられたものでもよい。
【0007】この磁性薄膜メモリは磁気抵抗効果素子1
a、1bの磁化の向きによって情報を記録する構成にな
っている。磁気抵抗効果素子1bの磁化の方向は、磁気
的に閉ループを形成するように磁気抵抗効果素子1aの
磁化の方向と反対方向を向いている。
【0008】図11は図10に示された従来の磁性薄膜メモ
リにおける記録した情報の読み出し方を説明した平面図
である。ここで、磁気抵抗効果素子1aの磁化の向きが
左向きを“0”、右向きを“1”とする。ワード線3に
流れる電流Jによって発生するバイアス磁界Hによ
り、磁気抵抗効果素子1aの磁化Mはバイアス磁界H
方向に傾き、ワード線3と角度φをなす。この角度φ
は磁化Mの向きが“0”でも“1”でも同じである。つ
ぎに、シャントバイアス線2に電流I、磁気抵抗効果
素子1aに電流Iを流す。電流Iによって発生する
バイアス磁界Hにより、磁気抵抗効果素子1aの磁化
と電流Iaのなす角度θ(θ=90°−φ)は、
“0”のときと“1”のときでは異なる。磁化Mが左
向きの時は電流Iとなす角度θ(θ=90°−φ:φは
大)は小さくなるので磁化膜4の抵抗は増加する。磁化
が右向きでは電流Iとなす角度θ(θ=90°−φ:
φは小)は大きくなるので磁化膜4の抵抗は減少する。
よって、磁化膜4の抵抗の増加、減少を電圧Vとして検
知することで磁化Mの向きを判断できるので、“0”か
“1”かの情報を読み出せる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、読み出し用の磁気抵抗効果素子として、Ni、F
e、Coなどからなるフェロ磁性合金が使用されてい
た。これらは、面内磁気異方性を有する磁化膜であり、
膜面に垂直方向に磁化Mを変化させるには、反磁界によ
り大きな外部磁界を必要とするという欠点があった。よ
って、従来の磁気抵抗効果素子は膜面に垂直な磁界に対
しては検出感度が低いという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる磁性薄膜
メモリにおいては、情報の読みだし方法として、新規に
垂直磁気異方性を有する磁化膜の磁気抵抗効果を利用す
る磁性薄膜メモリを提供するものである。
【0011】また、垂直磁気異方性を有する磁化膜の膜
面方向にバイアス磁界を印加して、記録した情報を読み
だす構成を提供するものである。
【0012】垂直磁気異方性を有する磁化膜としては、
フェリ磁性体が有効である。
【0013】
【作用】上記のように構成された磁性薄膜メモリでは、
情報の読み出し方法として磁気抵抗効果を利用するの
で、S/N比の良い読み出しが可能であり、記録の高密
度化に有効である。とくに、膜面に垂直な磁界の検出感
度に優れ、新規な構成の磁性薄膜メモリがえられる。
【0014】また、垂直磁気異方性を有する磁化膜の膜
面方向にバイアス磁界を印加する構成は、簡単な構成
で、確実な情報の読み出しをうることができる。
【0015】
【実施例】
[実施例1]図1は、本発明の一実施例示す構成図であ
る。4は垂直磁気異方性を有する磁化膜であり、5は磁
化膜4の膜面に垂直な外部磁界Hを印加する信号線で、
電流Jを流したとき、その電流Jにより発生する磁
界の向きをBで示す。この磁界の向きBにより磁性膜4
の位置では図のHの方向に磁界が生じる。磁化膜4には
外部から定電流Iを流す。磁化膜4の磁化Mと電流Iの
なす角度は90°である。
【0016】垂直磁気異方性を有する磁化膜4として
は、フェロ磁性体よりフェリ磁性体を使用した方が、膜
内の反磁界が少なく磁界の検出感度の点で有利である。
また、保持力も小さいものが作製できる。フェリ磁性体
としては、希土類と遷移金属の合金が有効で、希土類と
してGdやHoなどが挙げられ、遷移金属としては、従
来のNi、Fe、Coなどが挙げられる。
【0017】図2は実施例1の磁化膜4の磁化の方向
と、信号線3による外部磁界Hとの関係により、磁気抵
抗効果の表われる状態を説明する断面図である。図2
a、2bは電流Jを流さないで外部磁界Hがないとき
の状態で磁化Mの向きが上向きのとき“1”、下向きの
とき“0”とする。つぎに図2c、2dに示すように、
信号線5に電流Jを流して、磁化膜4の膜面に垂直に
外部磁界Hを印加する。図2cのように磁化Mの向きが
外部磁界Hと同じ向きであれば磁化膜3の抵抗は変化し
ないが、図2dのように磁化Mの向きが外部磁界Hと反
対向きであれば、外部磁界Hが磁化膜4の保持力H
りも大きくなった時点で磁化Mの反転が起こり、反転中
は磁化Mと電流Iのなす角度が90°以外になり、パルス
状の抵抗増加が起こる。磁化膜4の両端の電圧Vの変化
が起こるか、起こらないかで磁化Mの向きが判断できる
ので、“0”か“1”かの情報が読み出せる。
【0018】このばあい、読みだし後は磁化膜4の磁化
Mの向きは、外部磁界Hと同じ方向になるので磁化反転
が起きたばあいは再書き込みの動作が必要である。
【0019】[実施例2]図3は磁化膜4の膜面方向に
バイアス磁界Hを印加する手段として、磁化膜4の下
方にワード線6を設けた構成図である。ワード線6は磁
化膜4に流れる電流Iと直交する方向に設けられてい
る。磁化膜4の磁化Mはワード線6を流れる電流J
よって発生するバイアス磁界Hにより、バイアス磁界
方向に傾き、磁化容易軸方向Aと角度φをなす。
【0020】図4は実施例2の磁化膜4にワード線6に
よりバイアス磁界Hを印加したときの磁化Mの向きの
変化を示す断面図で、図4a、4bはワード線6に電流
を流したときの磁化の向きの変化を示し、図4c、
4dはこれにさらに信号線5による磁界Hが加わった
ときの磁界Mの向きの関係を示す。図4a、4bより磁
化Mの向きにかかわらず磁化Mはφだけ傾く。一方信号
線5に電流Jを流して、磁化膜4の膜面に垂直にバイ
アス磁界Hを印加すると、磁化Mが下向きでは電流I
となす角度θ(θ=90°−φ:φは小)は大きくなるの
で磁化膜4の抵抗は減少する。磁化Mが上向きでは電流
Iとなす角度θ(θ=90°−φ:φは大)は小さくなる
ので磁化膜4の抵抗は増加する。よって、抵抗の増加、
減少を磁化膜4の両端の電圧Vとして検知することで磁
化Mの向きを判断できるので、“0”か“1”かの情報
を読み出せる。図では磁化Mが下向きのときを“0”、
上向きのときを“1”で表わしている。
【0021】[実施例3]図5は情報を記録する記録用
磁化膜7に近接して垂直磁気異方性を有する磁化膜4を
下方に設けた構成図を示す。ここで、記録用磁化膜7は
面内磁気異方性を有する磁化膜であり、磁化容易軸Aは
磁化膜4に流れる電流Iと平行である。また、ワード線
6は磁化膜4に流れる電流Iと直交する方向に設けられ
ている。磁化膜4の磁化Mは上向きにあるものとする。
記録用磁化膜7の磁化Mの向きにより、磁化膜4の磁
化Mは左または右に角度φだけ傾いている。このM
Mの関係を図6a、6bに断面図で示す。ここで、M
が右向きを“0”とし、左向きを“1”としている。
【0022】つぎに、ワード線6に微小電流Jを流し
たときの磁化膜4の磁化Mの向きの変化を図6c、6d
に断面図で示す。電流Jによつて発生する右向きのバ
イアス磁界Hにより、磁化膜4の磁化Mと電流Iのな
す角度が、記録用磁化膜7の磁化Mが右向きでは電流
Iとなす角度θ(θ=90°−φ:φは小)は大きくなる
ので磁化膜4の抵抗は減少する。磁化膜7の磁化M
左向きでは磁化膜4の磁化Mと電流Iとなす角度θ(θ
=90°−φ:φは大)は小さくなるので磁化膜4の抵抗
は増加する。よって、抵抗の増加、減少を電圧Vの変化
として検知することで記録用磁化膜7の磁化Mの向き
を判断できるので、“0”か“1”かの情報を読み出せ
る。
【0023】なお、ワード線6は記録用磁化膜7に情報
を記録する記録線として使用することも可能である。
【0024】また、上記実施例では、磁化膜4の磁化M
は上向きとしたが下向きでも構わない。また、ワード線
6は、記録用磁化膜7の下方に設けた例を示したが、記
録用磁化膜7の上方に設けてもよいし、上下関係が逆に
なっていても構わない。
【0025】[実施例4]図7は情報を記録する記録用
磁化膜8の下方に垂直磁気異方性を有する磁化膜4を設
けた他の例の構成図を示す。ここで、情報を記録する記
録用磁化膜8は垂直磁気異方性を有する磁化膜である。
ワード線6は磁化膜4に流れる電流Iに直交する方向に
設けられている。磁化膜4の磁化Mの向きは下向きとす
る。
【0026】記録用磁化膜8からの発生磁界Hは磁化
膜4の保持力Hより小さい(H<H)ものとし、
磁化膜4の磁化反転は起こらないとする。このときの磁
化膜4の磁化Mと記録用磁化膜8の磁化Mの方向の関
係を図8a、8bに断面図で示す。ここでMの向きが
下向きを“0”、上向きを“1”としている。
【0027】つぎに、ワード線6に電流Jを流したと
きの磁化膜4の磁化Mの向きの変化を図8c、8dに断
面図で示す。ワード線6に流れる電流Jによって発生
するバイアス磁界Hにより、磁化Mと電流Iのなす角
度θは、磁化膜8の磁化Mの向きによって異なる。す
なわち磁化膜8の磁化Mの向きが下向きでは、磁化膜
4の磁化Mと電流Iのなす角度θ(θ=90°−φ:φは
小)は大きくなるので磁化膜3の抵抗は小さくなるが、
磁化膜8の磁化Mの向きが上向きでは、磁化膜4の磁
化Mと電流Iのなす角度θ(θ=90°−φ:φは大)は
小さくなるので磁化膜4の抵抗は大きくなる。よって、
磁化膜4の両端の電圧Vの大小を比較することで記録用
磁化膜8の磁化Mの向きを判断できるので、“0”か
“1”かの情報を読み出せる。
【0028】なお、上記実施例においても、磁化膜4の
磁化Mの向きや、ワード線6、記録用磁化膜8の上下関
係が逆になっても構わない。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように垂直磁気
異方性を有する磁化膜の磁化の向きによって情報を記録
する磁性薄膜メモリにおいて、記録した情報を読み出す
手段として該磁化膜の磁気抵抗効果を利用することで、
新規な構成の記録密度の高い磁性薄膜メモリを構成でき
る。
【0030】また、情報を記録する磁化膜の磁化の向き
が、水平、垂直方向のいずれにもかかわらず、その磁化
膜に接近して垂直磁気異方性を有する磁化膜を配置する
ことにより、垂直磁気異方性を有する磁化膜の磁気抵抗
効果を利用することができる、新規な構成の記録密度の
高い磁気薄膜メモリを構成できる。その結果、情報を記
録した磁化膜に対して垂直な磁界に対しても感度よく検
出でき、S/N比の良い読み出しが可能で、記録の高密
度化が達成できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】本発明の実施例1の磁化の向きの変化を示す断
面説明図である。
【図3】本発明の実施例2を示す構成図である。
【図4】本発明の実施例2の磁化の向きの変化を示す断
面説明図である。
【図5】本発明の実施例3を示す構成図である。
【図6】本発明の実施例3の磁化の向きの変化を示す断
面説明図である。
【図7】本発明の実施例4を示す構成図である。
【図8】本発明の実施例4の磁化の向きの変化を示す断
面説明図である。
【図9】従来の磁気抵抗効果素子を示す原理図である。
【図10】従来の磁性薄膜メモリを示す構成図である。
【図11】従来の磁性薄膜メモリの動作原理を説明する
ための磁化の向きを示す平面説明図である。
【符号の説明】
4 垂直磁気異方性を有する磁化膜 5 信号線 6 ワード線 7 面内磁気異方性を有する記録用磁化膜 8 垂直磁気異方性を有する記録用磁化膜 A 磁化容易軸 B 磁界の向き H 磁界の向き J 電流 M 磁化の向き V 電圧
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】一般に抵抗変化は、 R=R0+△R・COS2θ の式で表される。ここで、R0最小抵抗、△Rは抵抗
変化量、θは電流Iの方向と磁化Mの方向のなす角度で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【実施例】 [実施例1]図1は、本発明の一実施例示す構成図で
ある。4は垂直磁気異方性を有する磁化膜であり、5は
磁化膜4の膜面に垂直な外部磁界Hを印加する信号線
で、電流Jを流したとき、その電流Jにより発生す
る磁界の向きをBで示す。この磁界の向きBにより磁性
膜4の位置では図のHの方向に磁界が生じる。磁化膜4
には外部から定電流Iを流す。磁化膜4の磁化Mと電流
Iのなす角度は90°である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図2は実施例1の磁化膜4の磁化の方向
と、信号線による外部磁界Hとの関係により、磁気抵
抗効果の表われる状態を説明する断面図である。図2
a、2bは電流Jを流さないで外部磁界Hがないとき
の状態で磁化Mの向きが上向きのとき“1”、下向きの
とき“0”とする。つぎに図2c、2dに示すように、
信号線5に電流Jを流して、磁化膜4の膜面に垂直に
外部磁界Hを印加する。図2cのように磁化Mの向きが
外部磁界Hと同じ向きであれば磁化膜の抵抗は変化し
ないが、図2dのように磁化Mの向きが外部磁界Hと反
対向きであれば、外部磁界Hが磁化膜4の保持力H
りも大きくなった時点で磁化Mの反転が起こり、反転中
は磁化Mと電流Iのなす角度が90°以外になり、パルス
状の抵抗増加が起こる。磁化膜4の両端の電圧Vの変化
が起こるか、起こらないかで磁化Mの向きが判断できる
ので、“0”か“1”かの情報が読み出せる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】図4は実施例2の磁化膜4にワード線6に
よりバイアス磁界Hを印加したときの磁化Mの向きの
変化を示す断面図で、図4a、4bはワード線6に電流
を流したときの磁化の向きの変化を示し、図4c、
4dはこれにさらに信号線5による磁界Hが加わった
ときの磁Mの向きの関係を示す。図4a、4bより磁
化Mの向きにかかわらず磁化Mはφだけ傾く。一方信号
線5に電流Jを流して、磁化膜4の膜面に垂直にバイ
アス磁界Hを印加すると、磁化Mが下向きでは電流I
となす角度θ(θ=90°−φ:φは小)は大きくなるの
で磁化膜4の抵抗は減少する。磁化Mが上向きでは電流
Iとなす角度θ(θ=90°−φ:φは大)は小さくなる
ので磁化膜4の抵抗は増加する。よって、抵抗の増加、
減少を磁化膜4の両端の電圧Vとして検知することで磁
化Mの向きを判断できるので、“0”か“1”かの情報
を読み出せる。図では磁化Mが下向きのときを“0”、
上向きのときを“1”で表わしている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】つぎに、ワード線6に電流Jを流したと
きの磁化膜4の磁化Mの向きの変化を図8c、8dに断
面図で示す。ワード線6に流れる電流Jによって発生
するバイアス磁界Hにより、磁化Mと電流Iのなす角
度θは、磁化膜8の磁化Mの向きによって異なる。す
なわち磁化膜8の磁化Mの向きが下向きでは、磁化膜
4の磁化Mと電流Iのなす角度θ(θ=90°−φ:φは
小)は大きくなるので磁化膜の抵抗は小さくなるが、
磁化膜8の磁化Mの向きが上向きでは、磁化膜4の磁
化Mと電流Iのなす角度θ(θ=90°−φ:φは大)は
小さくなるので磁化膜4の抵抗は大きくなる。よって、
磁化膜4の両端の電圧Vの大小を比較することで記録用
磁化膜8の磁化Mの向きを判断できるので、“0”か
“1”かの情報を読み出せる。
フロントページの続き (72)発明者 小林 浩 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料研究所内 (72)発明者 田辺 信二 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料研究所内 (72)発明者 堤 和彦 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料研究所内 (72)発明者 柴田 浩 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直磁気異方性を有する磁化膜の磁化の
    向きによって情報を記録する磁性薄膜メモリにおいて、
    記録した情報を読み出す手段として前記磁化膜の磁気抵
    抗効果を利用することを特徴とする磁性薄膜メモリ。
  2. 【請求項2】 磁化膜の磁化の向きによって情報を記録
    する磁性薄膜メモリにおいて、記録した情報を読み出す
    手段として前記磁化膜に近接して配置された垂直磁気異
    方性を有する磁化膜の磁気抵抗効果を利用することを特
    徴とする磁性薄膜メモリ。
  3. 【請求項3】 前記垂直磁気異方性を有する磁化膜の膜
    面方向にバイアス磁界を印加して、記録した情報を読み
    出すことを特徴とする請求項1または2記載の磁性薄膜
    メモリ。
  4. 【請求項4】 垂直磁気異方性を有する磁化膜にフェリ
    磁性体を用いることを特徴とする請求項1または2記載
    の磁性薄膜メモリ。
JP3181393A 1991-03-06 1991-07-23 磁性薄膜メモリ Pending JPH0528748A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3181393A JPH0528748A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 磁性薄膜メモリ
EP92301857A EP0507451B1 (en) 1991-03-06 1992-03-04 Magnetic thin film memory device
DE69225920T DE69225920T2 (de) 1991-03-06 1992-03-04 Magnetische Dünnfilmspeicheranordnung
US07/847,964 US5361226A (en) 1991-03-06 1992-03-05 Magnetic thin film memory device
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102493435A (zh) * 2011-12-23 2012-06-13 上海港务工程公司 一种钻孔成槽气举反循环出渣法

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