JPH05286441A - 列車ダイヤ管理装置 - Google Patents

列車ダイヤ管理装置

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JPH05286441A
JPH05286441A JP9081292A JP9081292A JPH05286441A JP H05286441 A JPH05286441 A JP H05286441A JP 9081292 A JP9081292 A JP 9081292A JP 9081292 A JP9081292 A JP 9081292A JP H05286441 A JPH05286441 A JP H05286441A
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JP
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schedule
delay
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JP9081292A
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Katsumi Ikeda
克己 池田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、列車の遅延時に遅延発生列車がど
こまで回復可能か否かを迅速に判断可能とし、列車の適
切な運行管理を確保することにある。 【構成】 予め計画されている列車の計画ダイヤと、列
車位置検出装置13から順次送られてくる列車の実績移
動距離と経過時間とから定まる実績ダイヤとを表示する
装置において、計画ダイヤと実績ダイヤとを比較し列車
の遅延を判断する列車遅延判断手段164と、列車が遅
延と判断されたとき現在時刻から計画ダイヤを平行移動
させたダイヤと各駅間の基準運転時間により走行するダ
イヤとから遅延を回復するための走行可能ダイヤ範囲3
を予測するダイヤ回復予測手段164と、この予測され
た走行可能ダイヤ範囲を前記表示画面上に表示する走行
可能ダイヤ表示手段165とを備えた列車ダイヤ管理装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列車の適正な運行管理
を実施するために利用される列車ダイヤ管理装置に係わ
り、特に列車の計画ダイヤと実績ダイヤとを同一表示画
面に重ね合せ表示させておき、列車の遅延を検出したと
き、当該遅延発生列車の今後の予測ダイヤを作成し表示
する列車ダイヤ管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、列車の運転指令センターなどで
は、監視員が常時軌道上を走行する列車の運行状態を監
視しているが、従来、かかる監視装置として列車ダイヤ
管理装置が用いられている。
【0003】この列車ダイヤ管理装置は、予めダイヤメ
モリに列車の基準位置(基準駅)からの移動距離yと経
過時間tとの関係を示す計画ダイヤが記憶され、このダ
イヤメモリから該当列車の運転開始から終了までの移動
距離yと経過時間tとの関係を示す計画ダイヤを読み出
してCRT表示装置の表示画面上に図2のごとく計画ダ
イヤ線1を表示する。
【0004】また、列車ダイヤ管理装置には、列車の実
績ダイヤを検知するために、軌道上の所要とする位置に
設置される多数のセンサを通して軌道上を走行する列車
の現在位置を検出する継電連動装置等からなる列車位置
検出装置が設けられている。従って、この管理装置は、
以上のような列車位置検出装置からの信号を受信するこ
とにより列車の基準位置から現在までの移動実績距離y
を把握でき、しかも、基準位置を発車した列車の時刻が
既知であるので、現在時刻tを知れば容易に現在までの
実績経過時間を知ることができる。
【0005】そして、ダイヤメモリから計画ダイヤを読
み出して画像メモリなどに記憶する一方、移動実績距離
yと現在時刻tとの関係を示す実績ダイヤも画像メモリ
に記憶し、しかる後、この画像メモリからダイヤデータ
を読み出してCRT表示装置の表示画面には図2に示す
ごとく計画ダイヤ線1と実績ダイヤ線2とを重ね合せ表
示する。
【0006】その結果、列車が正常に走行している場
合、現在時刻tにおける走行列車の実績ダイヤ線2の実
績移動距離と計画ダイヤ線1の計画移動距離とが一致す
るが、列車が何らかの影響で遅れた場合には一致しなく
なり、CRT表示装置の表示画面上には図2に示す如く
計画ダイヤ線1と実績ダイヤ線2とがずれた状態で二重
に表示される。従って、かかるCRT表示画面を監視す
ることにより、現在列車の遅延状況を把握することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のように
各列車の遅延状況を容易に把握できるが、当該列車の今
後の走行パターンを正確に予測することは難しい。従っ
て、監視員は、せいぜい現在時刻での実績ダイヤ線2上
に基づいて計画ダイヤ線1を見ながら線の引き直しによ
り予測するが、その遅延が該当列車の走行パターンの変
更で確実に回復可能か否かを判断することは難しく、ま
た判断結果を得るまでに相当な時間がかかる。しかも、
監視員は、過去の経験と勘を働かせながら線の引き直し
により予測するが、正確性に欠けるばかりか、緊急を要
する場合には全く不向きである。
【0008】さらに、現在時刻以降のダイヤの乱れを線
の引き直しによりある程度予測できるとしても、表示画
面に表示できないので、監視する上で非常に不便なもの
である。
【0009】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、ある列車について遅延と判断したとき、遅延発生列
車が遅延を回復するか否かを示す走行可能ダイヤ範囲を
予測し表示するので、迅速に回復可能な状態を判断で
き、列車の適切な運行を確保しうる列車ダイヤ管理装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項に対応する発明は
上記課題を解決するために、予め計画されている列車の
計画ダイヤと、列車位置検出装置から順次送られてくる
列車の実績移動距離と経過時間とから定まる実績ダイヤ
とを同一表示画面に重ね合せ表示しながら当該列車の走
行状態を監視する列車ダイヤ管理装置において、
【0011】現在時刻における前記計画ダイヤと前記実
績ダイヤとを比較し列車の遅延有無を判断する列車遅延
判断手段と、この列車遅延判断手段によって当該列車が
遅延と判断すると、現在時刻から前記計画ダイヤを平行
移動させたダイヤと該当駅間の基準運転時間により走行
するダイヤとから遅延発生列車が遅延を回復するための
走行可能ダイヤ範囲を予測するダイヤ回復予測手段と、
このダイヤ回復予測手段で予測された走行可能ダイヤ範
囲を前記表示画面上の計画ダイヤ,実績ダイヤに重ね合
せ表示する走行可能ダイヤ表示手段とを備えた構成であ
る。
【0012】
【作用】従って、請求項に対応する発明は以上のような
手段を講じたことにより、列車遅延判断手段にて計画ダ
イヤと前記実績ダイヤとを比較して列車が遅延している
と判断したとき、ダイヤ回復予測手段では現在時刻から
計画ダイヤを平行移動させたダイヤと該当駅間の基準運
転時間で走行するダイヤとを作成し、この2本のダイヤ
スジで囲まれる範囲を遅延発生列車が遅延を回復するた
めの走行可能ダイヤ範囲を予測する。そして、走行可能
ダイヤ表示手段にて走行可能ダイヤ範囲を表示装置に表
示する。
【0013】すなわち、ダイヤ回復予測手段において作
成する現在時刻から計画ダイヤを平行移動させたダイヤ
は、遅延発生列車が該当駅以降の予測ダイヤとして最も
遅延する場合を示しており、一方、該当駅間の基準運転
時間で走行するダイヤは、運転ダイヤが現在時刻で最も
回復できることを示しているので、これら2本のダイヤ
スジで囲まれる範囲は遅延発生列車が遅延を回復する走
行可能ダイヤ範囲となる。
【0014】ゆえに、この走行可能ダイヤ範囲を表示装
置に強調表示すれば、ダイヤ遅延の回復を直感すること
ができる。しかも、計画ダイヤと基準運転時間で走行す
るダイヤとの交点はその遅延発生列車の遅延回復の最短
駅と判断することができる。一方、計画ダイヤを平行移
動させたダイヤと他の後続列車の計画ダイヤとが交差す
るか否かにより、遅延発生列車の後続列車への影響を直
感することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本発明に係わる列車ダイヤ管理装置
の一実施例を示す構成図である。同図において10は電
車を含む各種の列車であって、軌道11上を所定の方向
にそって走行する。この軌道11上の各所には列車10
の存在を検知するセンサ12,…が設置され、これら各
センサ12,…からの検出信号が列車位置検出装置とし
ての継電連動装置13に送られる。この継電連動装置1
3は、各センサ12,…からの検出信号に基づいて列車
の現在位置情報を創出し、例えばリング状に接続される
各所の伝送装置14および入力インタフェース15を介
して運転指令センタ−内のコンピュータなどからなる中
央演算処理装置16に送られる。
【0017】この中央演算処理装置16は、列車の現在
位置情報を受け取って各種の演算制御処理を行うもので
あって、これには予め計画されている各列車10の例え
ば1日分の計画ダイヤ,つまり移動距離と経過時間との
関係を示す計画ダイヤを記憶するダイヤメモリ17の
他、現在時刻を逐次計時する時計装置18、計画ダイヤ
および実績ダイヤなどが重ね合せて記憶される画像メモ
リ19、この画像メモリ19のダイヤデータを表示する
CRT表示装置20などが接続されている。21は各種
の入力操作を行うためのキーボードである。
【0018】前記中央演算処理装置16は、ダイヤメモ
リ17に記憶されている移動距離yと経過時間tとの関
係を示す列車一日分の計画ダイヤを一時画像メモリ19
に記憶した後、その画像メモリ19から計画ダイヤを読
み出して例えば図2,図3に示すごとく青色をもって計
画ダイヤ線1を表示する計画ダイヤ表示手段161と、
前記継電連動装置13から順次送られてくる列車の現在
の実績移動距離から得られる現在までの実績ダイヤを前
記画像メモリ19の計画ダイヤ上に順次重ね合せるよう
に記憶した後、この画像メモリ19から表示装置20に
図2,図3に示すように赤色をもって実績ダイヤ線2を
表示する実績ダイヤ表示手段162とが設けられてい
る。因みに、図2,図3は縦軸が基準位置(基準駅)か
らの移動距離yを示し、横軸が1日の経過時間tを示し
ている。
【0019】また、前記中央演算処理装置16には、現
在時刻におけるある列車の計画ダイヤと実績ダイヤとを
比較し列車の遅延を判断する列車遅延判断手段163
と、この判断手段163によって列車が遅延していると
判断したとき、その遅延発生列車の当駅以降の回復可能
な走行可能ダイヤ範囲を予測するダイヤ回復予測手段1
64と、図3に示すように走行可能ダイヤ範囲3を例え
ば緑色のメッシュにより強調表示する走行可能ダイヤ表
示手段165とが設けられている。次に、以上のように
構成された装置の動作について説明する。
【0020】通常、中央演算処理装置16の計画ダイヤ
表示手段161ではダイヤメモリ17から該当列車の一
日分の計画ダイヤを読み出して画像メモリ19に記憶す
るとともに表示装置20に表示する。一方、実績ダイヤ
表示手段162は、継電連動装置13から送られてくる
列車10の現在位置に基づいて当該列車10の基準位置
(基準駅)からの実績移動距離y1を求める一方、この
実績移動距離y1と現在時刻t1とから順次座標点A
(t1,y1)を決定しながら実績ダイヤを作成し画像
メモリ19に記憶した後、同様に表示装置20に表示す
る。従って、表示装置20には例えば青色の計画ダイヤ
線1と赤色の実績ダイヤ線2とが重ね合わさって表示さ
れるので、監視員は表示画面の座標点Aが計画ダイヤ線
1上に存在しているか否かを判断できる。
【0021】一方、列車遅延判断手段163では、現在
時刻における計画移動距離y2と実績移動距離y1とを
比較し、所定時間を越えたとき、或いは計画移動距離y
2>実績移動距離y1の関係が成立したとき、列車の遅
延と判断する。ここで、ダイヤ回復予測手段164は、
遅延発生列車の当駅以降の回復可能な走行可能ダイヤ範
囲3を予測し、得られた走行可能ダイヤ範囲3を走行可
能ダイヤ表示手段165にて表示装置20の表示画面に
緑色のメッシュなどに強調表示する。次に、回復可能な
ダイヤ予測,走行可能ダイヤ範囲3の予測およびその表
示方法について図5ないし図7を参照して説明する。先
ず、図5(a)は列車の発車時刻がXB駅で遅れたとき
の当該列車の予測ダイヤを表示した例である。
【0022】この予測ダイヤの表示は、該当列車の現在
時刻以降の走行可能ダイヤ範囲を示すものであって、下
限予測ダイヤ4aと上限予測ダイヤ4bとで囲まれた範
囲を示している。
【0023】そのうち、下限予測ダイヤ4aは、該当遅
延発生列車が最も遅延する場合の走行パターンを示して
おり、当駅XB駅以降の計画ダイヤ1を平行移動させて
表現される。つまり、図5(b)に示すようにXB駅と
XC駅の間の計画ダイヤにおける所要時間を△tとする
と、XB駅から経過時間△t後にXC駅に到達するよう
なダイヤが下限予測ダイヤと言える。従って、かかる下
限予測ダイヤ4aは現在時刻以降の列車走行が正常に運
転することを条件とするが、これは走行開始後の遅延発
生予測を現時点で行わなくとも、次回の遅延状況の検索
時(CPUの処理周期毎)に本処理を実行して予測ダイ
ヤを再表示すればよいことを意味する。
【0024】一方、上限予測ダイヤ4bは、該当列車が
最も最小時間で走行するときの走行パターンを示してお
り、これは図5(c)に示す如くXB駅とXC駅間の基
準運転時間△ktで走行するダイヤにより表現できる。
一般に、計画ダイヤを作成するとき、各駅間の基準運転
時間△ktに余裕時間△ytを加算して各駅間の所要時
間△tを定めているので、当該所要時間△tから余裕時
間△ytを差し引いた値が最も早い最小時間と定義する
ことができる。次に、図6(a)はXA駅とXB駅の中
間,つまり駅中間点5の実績移動距離が遅延していると
きの当該列車の予測ダイヤを表示した例である。
【0025】この予測ダイヤの表示においても、該当列
車の現在時刻以降の走行可能範囲を示すものであって、
下限予測ダイヤ4aと上限予測ダイヤ4bとで囲まれた
範囲内であることを示している。
【0026】しかし、この場合の下限予測ダイヤ4aと
上限予測ダイヤ4bの作成方法が異なっている。この下
限予測ダイヤ4aは出発駅(XB駅)の発時刻と現在存
在位置とを結んだ実績ダイヤ線を図6(b)に示す如く
そのまま延長した延長線4aaで表現でき、かつ、次駅
(XC駅)から計画ダイヤを平行移動させたダイヤ線4
abで表現すればよい。
【0027】一方、上限予測ダイヤ4bは、図6(c)
に示すように現在時刻における列車の在線位置とXB駅
以降の計画ダイヤ線を平行移動させたダイヤ線との交点
6を計算し、現在時刻以降はその計画ダイヤを平行移動
させたダイヤ線7を決定し、さらにそのダイヤ線7から
前述した各駅間の余裕時間△ytと駅間距離nとの比例
関係から、現在位置からの余裕時間(△yt/n)を求
めた後、この値分だけ早く到着するダイヤ線4ba,4
bbで表現できる。
【0028】従って、前記ダイヤ予測手段164は、以
上のような演算処理を実施し、計画ダイヤスジを平行移
動させた下限予測ダイヤと各駅間を基準運転時間で走行
する上限予測ダイヤとを見つけ出し、これら2つのダイ
ヤスジで囲まれた部分を回復走行可能範囲として画像メ
モリ19にメッシュデータとして記憶する。
【0029】しかる後、走行可能ダイヤ表示手段165
にて画像メモリ19から計画ダイヤ線、実績ダイヤ線お
よび回復走行可能範囲データを読み出して表示装置20
に表示するが、このとき走行可能ダイヤ範囲データがメ
ッシュにて強調表示しているので、容易に遅延列車の遅
延回復の予想状態を速やかに判断できる。
【0030】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、計画ダイヤと実績ダイヤの他、これら計画ダイヤ,
実績ダイヤおよび各駅間を基準運転時間などから現在時
刻以降の予測ダイヤを作成し、同一表示画面に表示する
ようにしたので、監視員はその遅延発生列車が現状の遅
延を回復するための回復走行可能範囲から回復の有無を
直感することができる。そして、この回復走行可能範囲
を示す予測ダイヤから、遅延に対する対策として該当列
車の走行パターンの変更のみで対応できるのか否かを即
時に判断できる。つまり、該当列車の予測ダイヤと計画
ダイヤとの交点がその遅延の回復終了地点であり、例え
ば列車遅延情報を各駅に伝達する場合には監視員は遅延
発生駅から予測ダイヤと計画ダイヤとが接するまでの駅
について実行すれば対応できることになる。
【0031】また、遅延列車の予測ダイヤが他の後続列
車に影響を与えるかどうかも判断できる。つまり、予測
ダイヤと後続列車の計画ダイヤとの交差部分が後続列車
に影響を与えるところであり、監視員は後続列車のダイ
ヤを変更する必要があることを容易に把握することがで
きる。従って、このとき、例えば各駅に到着後最低限停
止する時間を意味する着時隔の判定や駅間走行時の続行
時隔(走行中の列車間隔を時刻で表した値)の判定を実
行し、異常時にその時隔の間隔だけ予測ダイヤを表示装
置20の表示画面上の左側にシフトさせることも1つの
対策である。
【0032】このように、遅延を起こした列車の予測ダ
イヤを画面上に表示することにより、いままで監視員が
実績ダイヤから頭の中で推理しながら線の引き直しを行
っていたことが自動的、かつ、迅速に表示できる。
【0033】なお、上記実施例では計画ダイヤ,実績ダ
イヤと走行可能ダイヤ範囲を異なる色で表示するように
説明したが、同一色で表示してもよい。また、走行可能
ダイヤ範囲はメッシュ以外の表示で強調表示してもよ
い。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、計
画ダイヤと実績ダイヤとを比較し、ある列車の遅延を検
出したとき、計画ダイヤから平行移動させたダイヤと該
当駅以降の走行を基準運転時間で走行するダイヤとで囲
む回復可能な走行可能ダイヤ範囲を予測表示するので、
監視員が当該走行可能ダイヤ範囲から列車遅延がどこま
で回復可能か否かを迅速に判断でき、列車の適切な運行
管理を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる列車ダイヤ管理装置の一実施例
を示す基本構成図。
【図2】計画ダイヤと実績ダイヤの関係を示す図。
【図3】計画ダイヤ,実績ダイヤおよび回復走行ダイヤ
可能範囲を示す図。
【図4】計画ダイヤ上において実績ダイヤの遅延の有無
を判断するための説明図。
【図5】図5(a)は出発駅における発時刻の遅延によ
る該当列車の予測ダイヤの表示例を示す図、同図(b)
は下限予測ダイヤの表現を説明する図、同図(c)は上
限予測ダイヤの表現を説明する図。
【図6】図6(a)は各駅の途中で遅延を検出したとき
の該当列車の予測ダイヤの表示例を示す図、同図(b)
は下限予測ダイヤの表現を説明する図、同図(c)は上
限予測ダイヤの表現を説明する図。
【符号の説明】
1…計画ダイヤ線、2…実績ダイヤ線、3…走行可能ダ
イヤ範囲、4a…下限予測ダイヤ、4b…上限予測ダイ
ヤ、10…列車、11…軌道、12…センサ、16…中
央演算処理装置、163…列車遅延判断手段、164…
ダイヤ回復予測手段、165…走行可能ダイヤ表示手
段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め計画されている列車の計画ダイヤ
    と、列車位置検出装置から順次送られてくる列車の実績
    移動距離と経過時間とから定まる実績ダイヤとを同一表
    示画面に重ね合せ表示しながら当該列車の走行状態を監
    視する列車ダイヤ管理装置において、 現在時刻における前記計画ダイヤと前記実績ダイヤとを
    比較し列車の遅延有無を判断する列車遅延判断手段と、 この列車遅延判断手段によって当該列車が遅延と判断す
    ると、現在時刻から前記計画ダイヤを平行移動させたダ
    イヤと該当駅間の基準運転時間により走行するダイヤと
    から遅延発生列車が遅延を回復するための走行可能ダイ
    ヤ範囲を予測するダイヤ回復予測手段と、 このダイヤ回復予測手段で予測された走行可能ダイヤ範
    囲を前記表示画面上に表示する走行可能ダイヤ表示手段
    とを備えたことを特徴とする列車ダイヤ管理装置。
  2. 【請求項2】 走行可能ダイヤ表示手段は、前記表示画
    面上に走行可能ダイヤ範囲をメッシュなどにより強調表
    示することを特徴とする請求項1記載の列車ダイヤ管理
    装置。
JP9081292A 1992-04-10 1992-04-10 列車ダイヤ管理装置 Pending JPH05286441A (ja)

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